2009.04.07 (Tue)
森田健作の理不尽な言い訳
ちょっと音声が小さすぎて聞き取り難いなと思ったら、『ステイメンの雑記帖』がこの記者会見のインタビューを活字にした毎日新聞の記事「森田知事:今も代表の自民支部で企業献金、1億6000万円 /千葉」を紹介していたので、そこから記者会見の部分だけ転載させていただく。
◆森田氏会見
◇(自民支部使った資金集めは)してない
政党支部を巡る3月30日の森田氏の会見は次の通り。(敬称略)
記者 4年前に出馬を決めたというが、なぜそのまま第二支部の代表を務めているのか。また、支部から資金管理団体に金が流れているのはなぜか。
森田 前回負けた後、自民党の応援に行ったり党勢拡大のためにやってきた。しかし、無所属で出ると決めた時点で全部停止した。支部から今回のこと(知事選)に流れるようなことは一切ない。万が一、間違ってそういうことがあったとしても、全部返金するように事務局に言ってある。全く問題ないこと。弁護士にも確認し、問題ないと聞いている。
記者 支部はまだ解散していないのか。
森田 今はまだ事務手続きしてない。解散しようと思ったが、いろいろ手続きが必要だ。人が少ないのでとりあえず事実上停止し(選挙が)終わったらちゃんとしようと。
記者 それはいつか。
森田 早くやる。
記者 収支報告書を見ると、4年前の落選から今回の出馬まで支部から資金管理団体に金が流れている。4年間の活動に使ったのか。
森田 いや、あの、それはねえ、例えば政党支部の人件費とか。私は自民党だけではなくいろんな人の支持があるので、そういう受け皿も考えなきゃいけないし。間違った発言するといけない。文書で(質問を)出してもらえれば文書で答える。
記者 完全無所属をうたって出馬したのに、自民党支部を使って資金集めをしていたことへの道義的責任は。
森田 いやいやいや、してないって。そんなことは。そんなことするわけない。
記者 資金管理団体は企業から献金受けられないが、政党支部なら受けられる。
森田 出馬までは自民党の代議士やいろんな人の応援に行き、党勢拡大のために頑張ってきた。それは当たり前じゃないですか。
記者 支部から資金管理団体に渡った金が政治資金に使われた。
森田 使われてないって。
【More・・・】
なんと太々(ふてぶて)しい態度だろうか。完全に記者を見下して話している。やはり、男尊女卑をモットーとする森田にとって、女性記者の質問には誠心誠意答えられないということだろうか。最初の質問で森田は、記者に2つの質問を尋ねられているが、どちらにも答えていない。質問1:4年前に出馬を決めたというが、なぜそのまま第二支部の代表を務めているのか。質問2:支部から資金管理団体に金が流れているのはなぜか。
森田は、まず、一つ目の質問に対して、「前回負けた後、自民党の応援に行ったり党勢拡大のためにやってきた。しかし、無所属で出ると決めた時点で全部停止した。」と答えている。つまり、4年前に千葉知事選で負けた後、しばらくは、自民党の応援や党勢拡大のためにやってきたからそのまま第二支部の代表を務めていたが、無所属で出馬すると決めた時点で全部停止したと言いたいのだろうが、何を停止したというのか。自分はそのまま現在も自民党第二支部の代表を務めているのに。
二つ目の質問に対しては、第二支部から資金管理団体に金が流れていることをを聞かれているのに、それには答えずに、その資金が知事選に使われたことはないとトンチンカンな受け答えをしている。その上、「万が一、間違ってそういうことがあったとしても、全部返金するように事務局に言ってある。全く問題ないこと。弁護士にも確認し、問題ないと聞いている。」と付け加えているが、「間違ってそういういうことがあったとしても、」とは、第二支部から資金管理団体に金が流れていることを意味するのか、それとも、その資金が知事選に使われたことを意味するのかはっきりしない。
森田はこのように記者の質問に直接答えるのを避けたため、記者は質問の形を変えながら、同じ質問を何度もしなくてはならなかった。
森田が会見で否定していた支部から資金管理団体に渡った金が知事選に使われたかどうかは、公明党の富田茂之議員が衆院法務委員会で追及し、結局知事選に使われていたことがわかったと下の動画の最後の方で述べている。
「完全無所属」森田疑惑、国会で追及!Part1
元気モリモリどころか、嘘ヌケヌケにキャッチフレーズを変えた方がいいのでは?よくもまあ、ここまでヌケヌケと嘘つけるよね。本当は自民党議員なのに、「完全無所属」として出馬した件についても、門山泰明政府委員(総務省自治行政局選挙部長)は、「候補者が『無所属』をことさら公にした(すなわち選挙運動)場合は公選法235条1項に抵触するおそれがある」と明確に答弁している。これは、まさしく今回の森田のケースに当てはまり、森田健作を刑事告発するとき、有力な「証言」になるだろう。
Devlinさんからの情報で、『薔薇、または陽だまりの猫』 から上の動画の重要な質疑応答文を転載させていただく。
●富田議員(24:10あたり~):
公選法第235条の趣旨から言いますとですね、一般論として、ある程度の党員で、かつ政党支部の支部長をつとめるような人物がことさらそれらの事実を隠して当選を得る目的で選挙活動のさまざまな場面で自分は政党に所属しない、政党の支援を受けない、無所属、完全無党派であることをアピールしていたような場合にはこの235条の虚偽事項公表罪に該当する可能性があるというふうに思えるのですが、そのように理解してよろしいですか?
●総務省自治行政局選挙部長・門山泰明政府委員(24:39あたり~):
一般論としてのお尋ねでございますが、若干前提をご説明させていただきますと、立候補届け出におきまして立候補届出書に所属する政党その他の政治団体の名称、これを記載する場合には当該政党その他の政治団体の証明書、いわゆる所属党派証明書というのを添付するということになっておりまして、この所属党派証明書の添付がない場合には無所属と、こういう扱いになるわけでございます。したがいまして立候補届けにおきます無所属という機会(注:場合、という意味か?)は立候補届けをした方がどの政党にも属しないということを意味するものではなくて、所定の所属党派証明書がない、記載されていないという場合に記載すべきかなり広い意味の呼称であると解されておりまして、一般に政党に所属する方が無所属として立候補届けをし、無所属として選挙運動をすることは当該規定に抵触しない、と考えられるところでございます。
一方、政党に所属する方がいかなる政党にも所属しないということを公にして選挙運動をするということにつきましては、これも一般論でございますけども、それが立候補届けにおける無所属ということではなく、実際の政党への所属関係について当選を得、または得させる目的をもって公職の候補者の政党その他の団体の所属に関し虚偽の事項を公にしたと、そういうふうに認められる場合には公職選挙法235条1項に抵触するおそれがある、ということは考えられるところでございます。なお、個別の事案につきましては具体の事実に即して判断されるべきものと考えております。
この答弁で、質疑をした公明党議員や答弁をした総務省自治行政局の門山泰明選挙部長が笑いながらふざけるように振舞っているのが気になるが、結局のところ、森田に関してはよほどのことがない限り、深く追及しないで欲しいと言っているようだろう。これを見て、かなり不快感を感じた。
これで、小沢代表の会計責任者の場合は単なる虚偽記載ということでだけでいきなり国策捜査で逮捕されちゃったけど、森田の場合は、迂回献金疑惑『政治資金規正法違反』だけではなく、外国法人出資比率が50%を超える「ドンキホーテ」からの企業献金を自らが代表を務める政治団体で受け取っていた政治資金規正法(企業・団体献金の外資規制)に抵触していても全くお咎めなしなばかりか、総務省や法務省ら政府の人間は国会でこのように見逃してやろうじゃないかという雰囲気になっている。又、自民党支部長の立場でありながら、「完全無所属」として出馬し、虚偽事項の公表罪で公職選挙法第235条に抵触しているのに、こちらもほとんどマスコミでは騒がれていない。
政府や検察が自公政権を庇い、ここまで不公平な態度をとるのなら、国民が立ち上がるしかない。森田健作の当選に納得がいかないと思う人は、森田健作を告発して、千葉県知事当選を無効にしようではないか。
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ただ、それならマスコミが森田氏を責めるのは当然。
なぜマスコミは森田氏に甘いのか。
一人でも多く委任状が集まって、世間から多くの注目が集まると良いですね。森田氏の本性がはっきりします。
> 森田健作が自民から仮に出馬してても当選したんだと思うんだが。
>
> (だから森田健作がいいって言っているのではなく、根はもっと深いんじゃないのか、選挙制度とか、ね)
それはわかりませんよ。もし、自民から出馬しても当選していたんだったら、どうして、森田は完全無所属として出馬したと思うのですか。自民からじゃとても当選できないと思ったから完全無所属として出馬したのではありませんか。
> 現状 まあ 問題があったのはわかるんだが、今さら感が強いって気がするんですね。
そんな他人事のようなことを言っていたのでは、日本の自公政権による悪政は変えられませんよ。
はじめまして。うち以上にたくさんお子様がいらっしゃるようで、大変そうですね。でも、みんなジュリママの愛情いっぱいもらってとても幸せそう。
> ろーりんぐそばっとさま
> 今さらであっても、力およばずであっても、
> おかしいと思ったこと、違うと思ったことに対しては、
> やれることはやる、主張することは主張する・・・ということをしないかぎり、
> 国民はドロ舟「日本丸」の沈むまま、
> 溺死の運命を辿らざるをえなくなります。
> 今、日本を変えるためには、
> 理不尽なことに対して「あきらめない」姿勢が必要なのではないでしょうか。
全く同感です。後の祭りと言われても、何もしないよりも、行動を起こした方がいいに決まってます。
森田の態度は本当に国民を馬鹿にしているのかと思われるほど、太々しいですね。かなり2面性を持った人物だと思われます。
●風知草:偏向批判に答える=専門編集委員・山田孝男 4/6(ダメ出し;)
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20090406ddm002070077000c.html
「森田疑惑書くから、叩かせて」と言い訳しているように感じる。
それにしても、語るに落ちるとはこのことだ。(天木氏風)
「小沢が本当にカネの出所を知らないのだとすれば、説明がヘタ過ぎる。国民とのコミュニケーション能力を疑う。」
国民とのコミュニケーションを言うなら、以下の方がより本質的でしょう。(天木直人氏メルマガ4/4)
-小沢民主党の公約の一つに小沢氏の記者クラブ廃止発言がある。フリーランスジャーナリストの上杉隆氏が、「涙の小沢一郎会見 報道されなかった重要部分」という記事を書いている。
上杉氏は、3月24日の記者会見の場で、みずから小沢氏に次のように質問したという。
すなわち、小沢代表はこれまで彼のようなフリーランス、雑誌記者、海外メディアにも記者会見を開放してきたことに敬意を表した上で、もし小沢民主党が政権交代を果たしたら、記者クラブ制を廃止して首相官邸をメディアに解放するのか、と。
これに対し小沢氏は、どなたでも会見にはおいでくださいと申し上げてきた、この考えはかわらない、と返答したという。
この質問に対して会見後多くのメディア関係者から、「ありがとう」、「おめでとう」、「素晴らしい質問だった」との声が上杉氏にかけられたという。
会見に出ていた非記者クラブのジャーナリストが動かぬ証人になった以上、記者クラブ解放はもはや後戻りできない民主党政権の公約になった、と上杉氏は書いている。
その一方で、この日の質問と小沢氏の回答を、記者クラブのメディアは完璧に黙殺し、新聞もテレビも一切報じなかったと書いている-
「政治資金規正法はタテマエに過ぎず、表向きのツジツマさえ合えばいいのだと言わんばかりの、小沢の後ろ向きの法律観も気になる。首相候補のセンスとは思えない。」
こんな風に書くから、「あいまいで、ヒステリックなバッシング」と言われてしまうのですよ。
「検察が偏った情報を流し、瀬踏みする手段を持たないマスコミが垂れ流す、つまりは虚報と見なされがちだ...(しかし)証言者たちが匿名の「関係者」であろうと、記事に引用する談話を捏造(ねつぞう)するほど新聞は腐っていない。」
凡そお認めのとおり、検察による「捏造談話」をそのまま垂れ流すことを問題にしているんですよ!
-事情聴取絡みの記事は、検察リークを司法担当の記者が受け売りするしかなく、"検察広報記事"になるのは当然-(週刊金曜日4/3号)
「検察は100%政治偏向、メディアは100%虚報という極論が広がり、そのヒサシの下で小沢が一息ついているように私には見える。」
食品偽装したメーカーの商品は買いたくないと思う消費者を「過剰反応だ」と言う前に、一旦失った信用を取り戻すのかどれほど大変なことか、謙虚に思い改めるべきでしょう。
「官僚改革を唱えつつゼネコンから3億円もらっている政治家に、役人とゼネコンの癒着が断てるか。疑問は解けていない。」
せめて、小沢氏が-今度の問題を教訓とすれば、全企業、団体献金を禁止するのがいい。政権を取ったら政治資金のあり方を根本的に変えようと思っている-と語ったことに触れるべきじゃないのですか。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090318k0000m010093000c.html
おりしもオバマ大統領の核廃絶演説がありましたが、オバマ氏のブレーンに超タカ派やユダヤ・ロビーが喜ぶ顔ぶれが揃っていることは周知の通りです。だったら、毎日的には「ネオコン、ユダヤ・ロビーの息のかかったオバマが『核廃絶!』とは笑止千万。さっさと辞任しろ!」と書くのですよね?
小沢氏支持者の多くは、この際「薬による副作用も覚悟の上で難病を治したい」という心境じゃないでしょうか。
# アホらしくって~♪ アホらしくて~♪ とてもやりきれない~♪
……冗談はこの辺で寝よう.
ろーりんぐそばっとさま
今さらであっても、力およばずであっても、
おかしいと思ったこと、違うと思ったことに対しては、
やれることはやる、主張することは主張する・・・ということをしないかぎり、
国民はドロ舟「日本丸」の沈むまま、
溺死の運命を辿らざるをえなくなります。
今、日本を変えるためには、
理不尽なことに対して「あきらめない」姿勢が必要なのではないでしょうか。
それにしても森田氏、記者会見などの公的な場で「オレ」と言ったり、
隣のおばさんと話しているような口調、気になりますね。
丁寧に説明しようとする誠意が感じられず不快です。
「電車の中で化粧する女」の政治家(屋?)版といったところでしょうか。
二重三重に男らしくない奴だこと。マスコミは今日も、新知事が首都圏知事に挨拶とトップ扱い。なんという小沢代表の時との態度の違いっぷり
北朝鮮と何ら変わらない大本営発表
怒りを覚えます
非常に重要な案件である。
検察は告発に真摯に対応すべきであろう!
テポドンに関して、昨日テレビで鳥越が専門家とのとても興味深いやりとりがあった。衛星は仮に他国上空を通過しても100キロ以上上空であれば問題はなく、国際的に認められているようだ。
つまり今回の北朝鮮の衛星である限り何ら問題はないのである。
素人コメンテーター(みの、山本健二等)は衛星は真上に打ち上げる、といった稚拙で誤った内容を電波を通じて撒き散らしていることに憤りを覚える。
(だから森田健作がいいって言っているのではなく、根はもっと深いんじゃないのか、選挙制度とか、ね)
現状 まあ 問題があったのはわかるんだが、今さら感が強いって気がするんですね。
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谷川史子 「Room201」 episode1:S区 (「コーラス」09年4月号・集英社)
森田知事:初登庁 就任式で職員にげき /千葉(2009年4月7日付、毎日新聞千葉版)より抜粋
◇「経歴詐称より悪質」異例の告発へ
都内の自民党支部代表を務めながら選挙中「無所属」を名乗っていた問題で、森田健作知事が刑事告発される異例の事態となりそうだ。県議2人が、公職選挙法違反(虚偽事項の公表)の疑いで15日千葉地検に告発する。知事が「党派隠し」で公選法違反に問われるのは珍しく、地検の判断が注目される。
告発する県議の一人は「経歴詐称で議員が辞職する例もあるが、それより悪質だ」と意図を語る。代理人の弁護士も「自民党支部長として献金を受けていながら、無所属と言うのは問題がある」と話し、政治資金規正法違反にも問えないか慎重に検討している。公選法は、当選を得る目的で政党や団体への所属などについて虚偽の事実を公にすることを禁じ、違反者に2年以下の禁固か30万円以下の罰金を科す。
県議らは告発の動きに合わせて、11日にも「森田健作を告発する会」を結成。6日までに告発したいという市民が約100人に上っているという。【斎藤有香】
(抜粋ここまで)
紙面上、字数の問題のせいで書かれなかったんだと思いますが、単なる「無所属」ではなく、「完全無所属」と言ったことが問題になっているんですね。ゴミ売り新聞千葉版の解説にはありました。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20090407-OYT8T00093.htm
公選法違反で告発の動き 「完全無所属」で自民支部長(2009年4月7日付、読売新聞千葉版)より抜粋、
(岩井奉信・日大教授(政治学)の発言を引用し)
ただ、無所属に「完全」を付けたことが、公選法の経歴詐称にあたるかどうかについては、「完全な無所属、つまり政党に属さない個人は、政党支部を持てないので、企業・団体献金は受けられない。『完全』をどう解釈するか微妙だが、政党色がないという理由で期待した有権者には、裏切りに見えるだろう」と含みを残す。
(抜粋ここまで)
さすがゴミ売りと言うべきでしょうか。国会・衆院法務委員会における総務省自治行政局選挙部長・門山泰明政府委員の答弁「公職の候補者の政党その他の団体の所属に関し虚偽の事項を公にしたと、そういうふうに認められる場合には公職選挙法235条1項に抵触するおそれがある、ということは考えられるところ」よりもさらに後退し、「微妙」という表現を用いる姑息さ。御用学者でいらっしゃると見受けられます。
というわけで、今後問題になるのは、
(1) 千葉地検が告発を受理するか否か
(2) 受理した場合、起訴にするか、不起訴にするか(起訴猶予は不起訴と結果は同じ)
地検にとっては、受理したくないし、まして起訴などとんでもない、と思うに決まっています。検察官は起訴状でのように「経歴詐称よりもきわめて悪質」だと書く必要があります。起訴せざるを得ないような世論の盛り上がりが必要となる、ということです。
起訴された場合、森田健作は被告人という立場になります。(刑事裁判では被告とは呼ばず、被告人と呼ばれる)。千葉地裁を舞台にして行なわれる公職選挙法違反被疑事件での最大の焦点は、検察官に、
(1) 「経歴詐称で議員が辞職する例もあるが、それより悪質だ」
と訴追させなければなりません。
(2) 「自民党支部長として献金を受けていながら、無所属と言うのは問題がある」
(3) 「『完全』をどう解釈するか微妙」
というのでは訴追にならないんです。「問題がある」という訴追は無理です。これでは犯罪になりませんね。いやがる検察官に敢えて訴追をさせるための妙案はないでしょうか?