2009.03.01 (Sun)
『かんぽの宿』をめぐって亀井静香と竹中平蔵がサンプロで討論
植草一秀の『知られざる真実』 テレ朝サンプロ十八番『かんぽの宿疑惑』偏向報道
「サンデープロジェクト」が亀井静香議員と竹中平蔵氏を招いて対論を実施した。一見すると1対1の「ガチンコ対決」だったが、実態は3対1の「出来レース」だった。亀井議員は総論としては正論を述べたが、詳細で重要なエビデンスを押さえていなかったため、竹中氏の稚拙な詭弁を粉砕することに失敗した。
問題の本質はテレビ朝日「サンデープロジェクト」の体質にあると思われる。1対1の対決と言いながら、コメンテーターの財部誠一氏が竹中氏サイドの発言を示すことは明白だった。また、亀井氏が詳細なエビデンスを準備しないことも想定の範囲内であったと考えられる。
『サンデープロジェクト』のスポンサーを見ると、アパ(APA)も含まれている。どうりで、番組が竹中サイドに有利に進められているはずだ。テレビ局にとって、スポンサーはとても大切なので、スポンサーの意に反することを討論したら、スポンサーが番組を降りるだけだ。
【More・・・】
亀井 vs 竹中 1・亀井 vs 竹中 2.・亀井 vs 竹中 3.・亀井 vs 竹中 4.
植草一秀の『知られざる真実』 テレ朝サンプロ十八番『かんぽの宿疑惑』偏向報道
竹中平蔵氏は「一括売却が国会の附帯決議に明記されている」と繰り返し述べていたが、どの国会決議であるのかが不明である。日本郵政の2009年度事業計画には「かんぽの宿」売却が盛り込まれているが、一括売却が国会決議事項であるとの話を私は聞いたことがない。この点は事実を確認したい。
番組スタッフは番組で取り上げる以上、ざまざまな情報を収集しているはずだ。これまで示したような重要事実をまったく伝えず、「かんぽの宿」売却が正当であるとの印象を生み出す方向に論議を誘導するのは、明らかな「偏向」である。
竹中氏、財部氏、星氏の3人で亀井氏攻撃をするのだから、最低でもあと1名、詳細な情報を保有している人物を亀井氏サイドに出演させるべきであった。
社民党の保坂展人氏、民主党の川内博史氏、共産党の塩川鉄也氏、国民新党の下地幹郎氏など、いくらでも適切な人物がいる。
しかし、これらの詳細な情報を持つ論客が出演することになれば、竹中氏は出演を拒絶すると考えられる。亀井氏が細かな情報を積み上げて議論するタイプの議員でないことを知った上で、竹中氏は出演を決めたと考えられる。
亀井静香氏は詳細を調べた上で東京地検に刑事告発することを明言した。不正入札や不正売却の事実が明らかになれば、当然刑事問題に発展する。「ロッキード事件」、「リクルート事件」に匹敵する巨大疑獄事件に発展する重大事実が存在すると考えられる。
問題を封殺しようとする政治勢力とメディア勢力が確実に存在することが問題だ。問題の全容解明のためにも政権交代実現が求められる。
メディアはこのような「出来レース」の偏向報道から足を洗い、フェアーな論争の場を設定するべきである。しかしながら、その実現を期待しがたいのが現状である。この点を踏まえれば、竹中氏を参考人として国会に招致し、集中審議を実現する必要がある。
亀井議員も、最初はかなりキレのある出だしだったんだけど、だんだん竹中の早口戦法に押し切られ、詳細な追求が全くできていなかった。植草氏もおっしゃられるように、植草氏や保坂氏など、「かんぽの宿」問題を熟知し、正確な情報を提供できるような知識人の助っ人が欲しかった。
関連記事:
『晴天とら日和』 『かんぽの宿』:ドンブリ勘定で赤字とはご大層な身分だな~♪
癒着と不正入札 1.・ 2.
「かんぽの宿」という国民共有の資産を叩き売って一部の人間の金儲けの道具に使われてしまったことはあまりにもひどい。本来なら、少しでも高い値で売って、その利益を国民に還元するべきだ。問題の本質から逃げるための竹中の稚拙すぎる反論は全く意味を持たないと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします♪

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彼らが仕込んでおいた利益を
将来刈り取る時に
刑法の何かに引っかからないでするための
計算だったのではないだろうか。
http://www.y-kamei.com/press/project_J_teigen_080530.pdf
勤め先が竹中を特別顧問・アドバイザリーボードで重用する所です。厳しく追及できませんが、可能な限り頑張ります。
亀井試験官がやって来て言う-「もう終了だ。鉛筆を置きなさい」
竹中「終了って、一体誰がそんなこと決めたんですか?! 全然ちがう」
亀井「何を言ってるんだ君は。もう終わってるんだよ」
件のサンプロ、私などごくフツーの人の印象はこんな感じでしょう。
また、植草氏ご指摘のとおり3対1の討論であり、「竹中擁護」の魂胆みえみえでした。
おまけに「3」の2人は仮にもジャーナリストのくせに事実に基づいて「かんぽの宿」疑惑を詰めていく姿勢がまるでなく、「官僚のマッチポンプだ」とか「官僚が巻き返しを謀っているのだ」などと論点すり替えに励んでいました。
その一人、朝日新聞の星浩氏が社説について訊かれて、「社説というのは論説委員の方々が書いてまして...私はちょっとあのぅ(関係なくて)、品のいい方が書いてますけども」などと言っていたのも私はひっかかります。
もう「社説」などとしないで論説委員の署名記事にすべきじゃないでしょうか。逃げられないように。
話しが逸れましたが、どこかがまともな報道番組を同じ時間にぶつけて、田原-サンプロを潰して欲しいですね。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03008.HTML
それに森田さん、あなたは公明党・創価学会批判もしている。
マスコミ界では創価学会批判はタブーです。
マスコミでは電通と創価学会を批判したらダメです」。
広告は、政治的に中立でなければならない。
不偏不党でなければならない。
放送法は、放送の不偏不党を義務づけている。
日本のマスコミは自公連立政権に支配されてしまっているが、
これは放送法違反である。
旧知の郵政大臣経験者に会う機会があった。
このとき、こう言われた。
「ある大テレビ局の社長に会った折り、
その社長はこう言っていました。
『森田さんが言ったこと(郵政民営化推進のコマーシャル)は事実です。
2、3年前、電通から指示があった』と。
1部記事から。
違法な政治と宗教の分離はいつおこなわれるのか?
郵政民営化は独裁政権自民党とマスコミに、
世間は踊らされましたが俺は踊らされませんでした。
アメリカに食い尽くされる日本
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/hitokuchi013.html
戦後60年間、時代と友に生きてきて感じるのは、
マスコミにおいてアメリカ批判が最大のタブーだということです。
日本は今、アメリカの事実上の植民地になっています。
そのことに気づかない人が非常に多いのは、
メディアが「日本は独立国だ」と大嘘をつき続けているからです。
日本の支配層は、アメリカがすべてを決定しているということを隠しています。
広告メディアを使って、いろいろ演技をしている。
うまくカムフラージュされた嘘を見抜くことが、
日本国民が自立するうえで必要です。
あと一つ情報ですが、竹中平蔵総務大臣は、
すでに2000万ドル、22億円のお金でニューヨークに、
ペントハウス(最上階)の付いている高層アパートを1棟買いました。
つまり逃げる準備を始めたのです。
1部記事から。
小泉純一郎も安倍晋三も在日の政治家
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岩館真理子 『薔薇のほお』 (集英社 YOUコミックス・集英社文庫)
民営化してから郵便局の閉鎖はないと言っていましたが、民営化するんで駆け込み閉鎖が多く出たのではなかったのでしょうか?
公社時代は民営化の準備段階だったのでこの時点で小泉ブレーンであった竹中氏が民営化は関係ないというのはフェアではないと思います。