2009.02.18 (Wed)
小沢民主党代表、クリントン国務長官に日米中関係の重要さを強調
Clinton Kicks Off Asia Tour in Japan 2/17/2009
(from the Wall Street Journal)
米国のヒラリー・クリントン国務長官が、最初のアジア歴訪で、日本の中曽根外務大臣や次の選挙で政権交代したら首相となるであろう小沢一郎民主党代表と会った。せっかくのヒラリーの来日が、中川泥酔大臣の辞任劇のニュースの影に隠れてしまったようだが、日本の政権と経済がぐらついているときの訪問をヒラリーは、どう思っただろうか。(動画はロイターより)
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小沢-クリントン会談のニュースを集めてみた。
民主・小沢代表:米国務長官会談「政権交代」の兆し強調(毎日 2月18日)
中川昭一財務・金融担当相が辞任して麻生太郎首相の政権基盤がさらに弱体化した17日に、クリントン米国務長官と会談した民主党の小沢一郎代表。クリントン氏が呼び掛けた「日米同盟の強化」に小沢氏が「全面的に同意する」と応じるなど、次期衆院選後の民主党への政権交代が現実味を帯びたことを印象づける会談となった。
「同盟は一方が従属する関係であってはならない」。小沢氏は会談で、持論である「日米同盟発展のための対等のパートナーシップ確立」を訴えた。クリントン氏も「パートナーシップは必要だ」と賛意を示した。
ただクリントン氏は、在日米軍再編問題を持ち出し、会談に先立って中曽根弘文外相と署名した、在沖縄海兵隊をグアムに移転する協定に言及した。「太平洋地域の兵力の近代化、抑止力、日本を守ることにもさらに貢献できる」と述べ、会談前は「私から特に話すテーマはない」としていた小沢氏の反応をうかがった。
小沢氏は「両国で世界戦略を話し合い、合意の上で個別問題に対応することが大事だ」と応じたが、民主党が主張している沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県外・国外移設には触れずに終わった。
「今まで、日本がこれだけ言うことはなかったから、向こうは驚いていた。さすがは小沢代表だ」。同席した党幹部は会談の成果を強調した。だが、普天間移設問題をはじめ、日米地位協定改定など、党の具体的な主張を米国側に伝えることはなく、本格的に話し合う機会は次回以降の会談に先送りされた。【渡辺創】
【ビデオ配信】小沢代表、クリントン米国務長官会談後の囲み取材発言(民主党HP 2009/02/18)
<ビデオ>
300k
http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090217ozawa_v300.asx
56k
http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090217ozawa_v56.asx
日米中は世界で最も重要なトライアングル関係 小沢代表、クリントン米国務長官会談で確認 (2009/02/17)
小沢一郎代表は17日夜、東京都内のホテルでヒラリー・クリントン米国務長官と会談。より強固なパートナーシップ構築に向けて意思を確認、固い握手を交わした。会談には、菅直人、輿石東両代表代行、鳩山由紀夫幹事長、山岡賢次国会対策委員長が同席した。
小沢代表は会談終了後に記者団に対し、冒頭、日本訪問と、さらには代表自身の日程への配慮により遅い時間にも係らず会談が実現したことへの感謝の意を表したことを明らかにした。
クリントン国務長官からは、「来年は50周年となる日米同盟が両国にとってもアジアにとってもあらゆる意味でいい結果を果たしてきた。これからの50周年もさらに日米同盟を強固なものにしていくためお互い努力しよう」との趣旨の発言があったと伝えた。
これに対し小沢代表は、「全面的に同意する」と述べたうえで、最近の代表の言動について米国内で誤解があるとの忠告を米国の友人から受けたと明かし、「日米同盟が何よりも大事であるとずっと以前から唱えてきた者の一人である。ただ、同盟というのは一方が一方に従う従属の関係であってはならない。お互い主張を交換して議論し合い、よりよい結論を得る。そして出た結論についてはしっかり守っていく関係でなければならないと思っている」と、対等なパートナーシップであって初めて同盟だとする従来からの持論を表明。クリントン長官は、この日米同盟、パートナーシップを前提にいろいろな分野で有効に活用していくことが大事だと応じたとした。
このほか、米軍再編問題、北朝鮮問題にも言及。米軍再編問題について小沢代表は、「まず、両国で同盟国として世界戦略をきちんと話し合いをし、合意したうえで、個別の対応をしていくことが大事ではないか」と指摘。今まで日本政府は自らの主張をきちんと提示し得ていないこと、また、日本人が例え困難な役割でもお互いのなかで分担する責任を果たしていく覚悟がなかったのではないかとの見解を述べたことを記者団に明かした。
北朝鮮問題については、「北朝鮮が核のカードを手放すとは思えない」との見解をクリントン国務長官に示したうえで、それ以上に中国問題がより大きな問題だと指摘。市場主義の導入は大きな成果だったとする一方、「それは両刃の剣であり共産主義と市場主義は原理的に相容れない。必ずこの矛盾が表面化するだろう」として、日米にとって最大の問題は中国問題であると強調。中国の民主化、ソフトランディングをいかにして行うかが日米、世界にとって最大のテーマであると主張したと述べた。
これに対してクリントン国務長官は、「大変重要な洞察だと思う」と同調、「いずれにしても、日米中のトライアングルが非常に大事な関係」との認識を両者で合意し、確認したとした。
最後に、クリントン国務長官は今日一日を振り返ったうえで「継続して今後もやっていきたい」との発言があり、小沢代表は、国務長官はじめ米国首脳とこのような話ができるよう、選挙で勝利するよう頑張ると決意を表明し、別れたと明かした。
初めての会談にしては、いろいろと話し合ったように思われる。毎日の記事には、「普天間移設問題をはじめ、日米地位協定改定など、党の具体的な主張を米国側に伝えることはなかった」とされているが、小沢氏はまだ野党代表であり、こういった込み入った話は政権をとってからでも遅くはないと思う。
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今、ヒラリ~さんと小沢代表のこと、書いていました。
どうして重なるのかしら? ハハハハハ
違う事をエントリ~します。
その前に、少し寝ます。
では、では、お元気で!
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高橋由佳利 『愛は陽炎のように』 (集英社「you」,連載中) その1
案外,24日には与謝野氏も小沢氏も菅氏もアッソーが酒を飲み過ぎないように随行していったりして(笑)
# 前の行,既に突っ込んだ「ネットゴキ」がいたりして(笑) 昨日はまだ熱が出ていて,ブログの記事も書き直しが多かった.(^^;)