カナダde日本語体外受精で八つ子を出産したNadya Suleman (ナディア・スールマン) さんに非難強まる

2009.02.14 (Sat)

体外受精で八つ子を出産したNadya Suleman (ナディア・スールマン) さんに非難強まる

日本では、宮沢りえちゃんが妊娠６ヶ月ということで大騒ぎみたいだけど、米国では１月２６日にカリフォルニア州で八つ子の赤ちゃん(男の子６人と女の子２人）を生んだシングルマザーに批判が強まっている。ちなみに八つ子は、英語で"octuplet" (オクティゥープリット）と言う。足が八本あることから"octpus"（オクトパス）と呼ばれるタコと関連づけると覚えやすいかもしれないけど、辞書にも載ってないほどだから、覚える必要ないかも。名詞の場合は、"octuplets"のように最後に"s"をつけるけど、形容詞で使う場合は"octuplet babies"のようになる。

ナディア・スールマンさんが１４人の育児のための募金を呼びかけて
非難のコメントが殺到したサイト

サイトには、八つ子の新生児の写真と名前、体重の他、募金の方法、（クレジットカードもOK）やギフトの送り先の住所と共に下のメッセージが書かれている。

「世界中から愛と祈りが私たちに届いていることを感謝します。八つ子が２００９年１月２６日に誕生しました。みんな健康で日増しに力強く育っています。」

【More・・・】

八つ子を出産したのはナディア・スールマンさん３３歳で、すでに過去に５回の体外受精で出産した２歳から７歳までの６人の子供達がいる。体外受精を担当したのは、不妊治療で有名なマイケル・カムラバ医師（５７）。米生殖医学会では３５歳未満の母体に戻す受精卵は原則２個以下、４０歳以上でも５個までとされているが、今回カムラバ医師はナディア・スールマンさんが希望する６個の受精卵を子宮内に戻した為、同医学会の指針に違反した疑いもある。

現在、スールマンさんは無職で、１４人の子供たちと共に母親の実家で生活している。５００万円の借金があり、八つ子の出産費用なども未払いのままだが、州から毎月約２３００ドル（約２１万円）の生活保護を受けているほか、生活困窮者に対する毎月４９０ドル分の食料配給券も受け取っている。又、以前体外受精で出産した６人の子供のうち、３人に障害が認められ、一人につき６００ドル（約５万円）、３人で１８００ドル（約１６万円）の障害児のための受給金も受けとっている。その上、八つ子を妊娠する前にスールマンさん自身も精神病を病んでおり、１６７万ドル（約１５００万円）の精神病患者用の助成金を受けとったが、一緒に暮らしている母親には一言もそのことについては話していないと言う。

すでに６人の子持ちなのに、不妊治療を受けたということからして問題ありだが、その上、これだけ政府から生活費をもらっているのにネットで募金を呼び掛けた。スールマンさんに非難のメールが殺到するのも当然だろう。

さらに、ナディア・スールマンさんが批判を浴びているのは上の理由だけではない。彼女は同じ３３歳で双子を妊娠したセレブであるアンジェリーナ・ジョリーを意識して、唇にインプラントや液体を注入して人工的に膨らませたり、鼻を彼女に似せて整形した疑いもあるからだ。

アンジェリーナ・ジョリーと世界中を飛びながら長年に渡ってインタビューしているアン・カリーのインタビューにスールマンさんが語ったところによると、アンジェリーナ・ジョリーは全く意識していないということだったが、真偽のほどはわからない。又、整形疑惑も否定したが、近所の人の証言によると、ある日突然唇が腫れたように膨らんだので、整形手術を受けたのは間違いないということだ。