2009.01.19 (Mon)
慈愛に満ちた革命の戦士「チェ・ゲバラ」
今日は政治関係の映画の話題でも。このブログのPitta!の広告でも動画配信されている映画『チェ 28歳の革命』について社民党のみずほタンが、今日のブログで触れていたのを読んだら、この映画が見たくなってきた。みずほタンは、チェのお嬢さんが、キューバから来日して行った講演で、話を聞かれたこともあるらしい。
Guerrilla Trailer (high quality)
『チェ 28歳の革命』(原題:Che The Argentine)
『チェ 39歳 別れの手紙』(原題:Che Guerrilla)
ウィキペディアによると、チェ・ゲバラは、1959年に来日していたそうだ。
【More・・・】

日本来訪
1959年7月15日にゲバラはキューバの使節団を引き連れて日本に訪れた。当時の日本ではゲバラの知名度はなく、日本のメディアに"カストロ・ヒゲ[1]"と揶揄され、主要メディアはその動向を報じなかった。7月23日には午前中に愛知県のトヨタ自動車工場のトラックやジープの製造ラインを見学、午後には新三菱重工の飛行機製作現場を訪れた。24日には久保田鉄工堺工場で農業機械の製作を見学し実際に農業機械を動かして試した後、丸紅、鐘紡と回って夕方に大阪商工会議所主催のパーティーに出席した。この他にもゲバラは通商のために帝国ホテルで池田勇人通産相に15分間の会談を行い、ソニーのトランジスタ研究所や映画撮影所、肥料工場などを回った。
7月24日の大阪に泊まった際に、当初は翌日に神戸の川崎造船所を視察後、市内のホテルで繊維業者と会う予定だったが、広島が大阪から遠くない事を知り、オマール・フェルナンデス大尉と在日キューバ大使のアルスガライ大使を伴いに宿を抜け出して夜行列車で広島に向かった。25日に広島県庁職員案内の下、広島平和記念公園内の原爆死没者慰霊碑に献花し、原爆資料館と原爆病院を訪れた。
日本各地を視察した後、27日に日本を発ってインドネシア、パキスタン、スーダン、ユーゴスラビア、ガーナ、モロッコを歴訪して9月8日にハバナへ戻った。翌年には日本とキューバの通商協定が締結し、現在も継続中である。

映画の方は、マイケル・ダグラス主演の「トラフィック」(2000)でアカデミー賞の監督賞を受賞したスティーブン・ソダーバーグと助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロが、キューバ革命を率いた指導者エルネスト・チェ・ゲバラの生き様を2部作、総上映時間4時間25分で描く大作の第1部。

プライベートでは、数年前に年上のおやじキラーの当時19歳だったスカーレット・ヨハンソンとの交際が報じられたこともある。スカーレット・ヨハンソンは、そのとき、37歳だったベニチオ・デル・トロとエレベーターの中でヤッテいたことを告白している。
『チェ 28歳の革命』のストーリーは、1955年7月、貧しい人を救いたいと南米を旅するゲバラが、故国キューバの革命を計画するフィデル・カストロと出会い、彼に同調。そして1956年、28歳の若さで革命に乗り出したゲバラは、キューバの独裁軍事政権を打倒する。
原題:Che: Part One
監督・撮影:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ローラ・ビックフォード、ベニチオ・デル・トロ
製作総指揮:アルバロ・アウグスティン、アルバロ・ロンゴリア、ベレン・アティエンサ、フレデリック・W・ブロスト、グレゴリー・ジェイコブズ
脚本:ピーター・バックマン
美術:アンチェン・ゴメス
音楽:アルベルト・イグレシアス
出演:ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル、サンティアゴ・カブレラ、エルビラ・ミンゲス、カタリーナ・サンディノ・モレノ、ロドリゴ・サントロ、ジュリア・オーモンド
製作国:2008年スペイン・フランス・アメリカ合作映画
上映時間:2時間12分
配給:ギャガ・コミュニケーションズ、日活

『チェ 39歳 別れの手紙』は、革命家チェ・ゲバラが、キューバ革命後、ニューヨークで行われた国連総会で演説に臨む姿と、再び革命に走り、ボリビアでの革命を先導しながらも敗北し、処刑されるまでを描いている。
レビュー:
半世紀前の今ごろ、キューバではカストロの反乱軍が政府軍を追い詰めていた。司令官に引き上げられたアルゼンチン人医師、チェ・ゲバラは、歓呼の中を首都ハバナに入る。だが、旅はまだ半ばである▼新生キューバの要職を捨て「旅人」に戻ったゲバラ。コンゴに続いて武力闘争を率いたボリビアの山中で、米国が支える政府軍に捕まり、翌日処刑された。39年の生涯だった。去年が没後40年、今年が生誕80年、年明けがキューバ革命50周年とあって、ちょっとしたブームらしい▼彼の闘いを描いた映画「28歳の革命」「39歳別れの手紙」の2部作が新春、日本で公開される。勝利と敗北、計4時間半の旅に付き合い、優しく一途な素顔に触れた▼死後は過激派のアイドルにして「Tシャツの顔」の印象が強いが、人間的な魅力あっての伝説だろう。目の前の圧政と貧困を見過ごせず、私を捨て、体を張った一本気。銃への信奉は論外でも、その生き様は時空を超えて心を揺さぶる▼キューバ時代、海外の同姓女性から「親類?」と手紙をもらい、返事に書いた。「この世で不正が行われるたびに怒りに震えることができるなら、我々は同志であり、そのことの方が重要なのです」▼《かつて、本気で世界を変えようとした男がいた》。映画の宣伝コピーを裏返せば、正義のために大きく生きる者が少なくなった、と読める。貧しさが地上を覆う今、求められる男は天空の旅に出たままだ。「大きく」をはき違えた妄動は多々あれど、国境を越え、大衆を熱くする顔が浮かばない。
2008年12月20日朝日新聞「天声人語」
第1部「チェ/28歳の革命」は1月10日公開で、続く第2部「チェ/39歳 別れの手紙」は1月31日より公開。
チェ・ゲバラのように貧しい人のために自己を犠牲にしてまでも闘ってくれる愛と情熱に満ちあふれた革命家を今の日本も求めているのではないかと思う。
参考サイト:
チェ・ゲバラ(ウィキペディア)
☆『チェ28歳の革命・39歳の別れの手紙』公式サイト
Ernesto Guevara de la Serna
チェ 39歳別れの手紙 予告編
『eiga.com』「チェ/28歳の革命」
19歳の米女優、ベニシオ・デル・トロとエレベーターのなかでヤッテいた事を告白(ABCdane.net)
『eiga.com』チェ/28歳の革命 ベニチオ・デル・トロ インタビュー
日本の政治家にもチェ・ゲバラのような慈愛に満ちた人物が必要だと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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●Cancion del Elegido (1968)-選ばれた者の歌
が、サイズを合わせると、あの表になりました。
頭、悪いんだから、あんまり頭使うようなことさせんといてチョ~ダイ!
ふぅ~、ぅ~、・・・・・。ハハハハハ
では、また!
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存在し得なかったものの誕生
彼は先々月のある夜
太陽の中の嵐から生まれた
星から星へと旅をした
飲み水を求めて
たぶん命を探して
それとも死を探して
-それは誰にもわからないだろう-
きっと探していたのは影絵か
何か似たような惹かれるもの
少なくとも好ましいもの
キスしたくなるもの、和やかなもの
彼はソロモン王の鉱山を
天空に見つけた
燃え上がるアフリカにあると
皆は思ったけど
でも石は冷たくて
彼の関心は
情熱と歓喜だった
宝石は無情で
ただの鏡に過ぎない
キラキラした色を映すだけだ
それでとうとうドンパチやりに降りてきた
失礼!「地球に」と言うべきでしたね
彼は破壊がどんなものだったかを知って
頭の中でガラスが砕け散るのを感じた
そしてこの戦いは
未来の平和だと理解した
ひどく嫌なことはすぐ刻まれるのに
美しいことには一生かかってしまう
彼を最後に見たとき
砲煙弾雨の真っ只中を
裸で楽しげに走っていた
非道な連中をやっつけに行く
未来のライフル銃を手に