2009.01.04 (Sun)
永田寿康のように自殺する人もいれば、派遣村に救われる人もいる

生きる希望、派遣村がくれた…失業・自殺未遂から再起誓う(読売新聞 2009年1月4日)
偽メール事件は、それまで耐震偽装問題、狂牛病問題やライブドア事件で自民党を追い込んでいた民主党が、一転して国民の信用を失う原因となった事件で、永田寿康元議員が辞職、前原誠司が党代表を辞任という形で終止符を打った。しかし、今から思えば、この偽メール事件があったからこそ、今の民主党があるわけで、結果的にはよかったと思っている。
永田氏の経歴を見てみると、かなり華々しい青春時代を送ってきたようだ。
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経歴 (ウィキペディアより)1988年、慶應義塾志木高等学校卒業
1993年、東京大学工学部物理工学科卒業。大蔵省入省
1995年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)MBA課程留学
1999年、大蔵省退官、古川元久衆院議員の公設秘書となる。
2000年、総選挙に初出馬し、初当選。実父が九州の医療法人財団会長を務める国内有数の資産家であることから、以降潤沢な資金援助をうける。実父は永田の選挙区である千葉県八千代市に学校や病院、看護サービス施設を建設。月一度の新聞の折り込み広告等の選挙支援を行う。2000年の総選挙で一気に大所帯となった民主党の若手議員の中で、屈指の資金力を誇る。
2004年、航空会社の元客室乗務員と結婚。挙式は千葉マリンスタジアムを借り切り、岡田克也代表らも列席した大規模なものだった。翌年長女が誕生。
一方、派遣村で生きる望みを見つけた男性は、前述の読売の記事によると、
北海道釧路市出身。19歳で上京し、不動産会社の従業員だった27歳の時に結婚した。その後、タクシー運転手に。待望の長男を授かってからは、率先して炊事や洗濯、子守を手伝う良き父だった。
しかし、タクシーの仕事は減り、それに伴い夫婦仲も悪くなり、8年前に離婚した。空虚感から仕事が手につかなくなった。離婚から2年後、アパートを夜逃げ同然で飛び出し、ネットカフェなどで暮らしていた。
となっている。
ここまでの二人の経歴を比べてみると、光と影ほど違う人生を歩んでいる。永田氏は実父が国内有数の資産家で、誰もがあこがれの慶応高校から東大へ。大学卒業後は大蔵省に就職。UCLAでMBAを取得後は、大蔵省を退官し、議員秘書になる。2000年の総選挙では初出馬し、初当選している。4年後には、元客室乗務員と千葉マリンスタジアムを借り切って結婚式を挙げる等、まさに親の資産に100%頼り切った人生を歩んできた。しかし、「偽メール事件」で永田氏の人生の歯車が狂い始める。
ウィキペディア「永田寿康」より
2006年2月16日を機に「堀江メール問題」が起こる。この騒動で寿康は発言を二転三転させるなどし、国民から民主党への非難が集中することになった。結果、前原誠司代表ら民主党執行部が責任を取り総退陣することになった。
国会でライブドアの堀江貴文被告(当時)のメールを取り上げたものの、そのメールが偽装だったことが判明。2月28日に、民主党から半年間の党員資格停止処分を受けた。また、この件で懲罰動議が衆議院懲罰委員会に付託されたが最終的には処分が決定する前の3月31日に衆議院議長に辞職願を提出。4月4日の衆議院本会議で承認され、議員辞職した。これがいわゆる「堀江メール問題」である。
議員辞職後、次期総選挙で同じく千葉2区からの出馬を模索するが民主党に相手にされず独自に実父の地元である九州からの出馬を模索するも難航。またこの間、民主党の党籍の解除[7]、親族の経営する会社に入社するも一年足らずでの退社[8]、その後、親族の経営する公認会計事務所に入るも同じくまもなく退社、さらに親族の傷害致死事件[9]や創価学会をめぐる自身の刑事処分(略式で罰金刑)、夫人からの離婚調停などトラブルが頻発し次第に精神に支障をきたすようになる。
2008年11月12日、実父が関係する福岡県宗像市の医療法人所有の保養所で手首を切って抜け出し、徘徊しているところを警察に保護された。また、夫人との離婚が成立していたこともあわせて報道された。
これまで父親のおかげで、失敗することもなくうまく行き過ぎていた人生だが、偽メール事件以降は父親の援助も断ち切られ、親族経営の会社に入社しても長続きせず、妻からも離婚を迫られるというトラブルが続出した。それまで自分の力で人生を切り開いてきた人だったら、問題を解決する能力が備わっているから、これらの問題もうまく切り抜けてきたと思うが、永田氏の場合は、全て父親頼りの人生だったから、問題を解決することができずに、自分の生命を絶つことで、これらの問題から逃げたのではないだろうか。しかし、まだ、自殺と決まったわけではないし、偽装自殺ということもあるので、まだはっきりしたことは言わない方が賢明かもしれない。
もう一人の日雇い派遣労働者だった男性は、昨年末のクリスマスイブにいきなり解雇を言い渡された。大みそかの朝、所持金は200円になっていた。「もう死ぬしかない」と元旦にあてもなく歩き始め、羽田空港近くの木の生い茂った歩道で高い木を選んで枝にベルトをくくりつけ、自分の首に巻き付けたところ、ベルトのバックルが壊れ、一命を取り留めた。
そのとき放心状態で聞いていたラジオから「派遣村にどんどん人が集まっています。今、さまよっている人でも、ここに来ればなんとかなるかもしれません」とリポーターの声が聞こえ、日比谷公園まで歩いて、ボランティアの女性からおにぎりと暖かいお茶を手渡され、涙が込み上げてきた。弁護士にも生活保護を申請することを勧められ、もう一度頑張ってみようという気になったという。
人に頼って生きると、その人の支えがなくなると、突然どうしていいかわからなくなる。問題が起こると、そこで立ち止まってしまう。問題が起きたときに備えて問題解決能力を養うためには、自分の足で歩くことが大切だ。過去に人生で失敗していても、自分の足で歩いてきた人は、再び立ち上がることができる。どんな困難にあっても必ず解決法はある。だから、生きる希望を捨てずに、尊い命を大切に。
追記関連記事:(日時順)
偽メール問題で辞職の永田寿康元議員を追い込んだのはマエハラとノダだと思っています。
永田寿康自殺
ある新自由主義者の死 ~ 永田寿康が自殺
“偽メール”永田寿康元衆院議員の異母妹がSMプレーで同居男性を殺害、逮捕されていた
偽メール事件に関する過去ログ
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私が「カナダde日本語」の読者になったのは、偽メール事件の少し前、野口英昭氏の「沖縄の死」が話題になった頃だったかな。当時私はブログ未開設だったのですが、掲示板への投稿の限界を痛感するようになり、ブログを始めたいという気持ちが高まりました。
偽メール事件には、せっかく安倍晋三や武部勤らを追い詰めようとしていたときだったのに、と切歯扼腕したものです。そして、追及が尻すぼみになってしまったのを見て、こうなったら自分で声をあげるしかないと思って、ついにブログを始めたのでした。
今回の自殺は、する必要もなかったし、こんなご時勢でさえなかったら自殺しないでも済んだとも思うのですが、一方で永田元議員の失態は、命で償う必要まではないけど、議員辞職には十分値したと思うので、複雑な気持ちですね。同情はできないけど、哀しい気分にはなります。
こんな悲劇を繰り返さないためにも、自民党には政権を去ってもらうしかありません。
と言う認識は完全に間違っています(笑)
永田氏が通っていた「北九州予備校黒埼校」の内部資料によると,彼は父親から医学部受験を強制されていたものの,北予備の医進・一流国立志望クラスの「3組」に入れなかったそうな.そして東京の某個別指導予備校へ入り,ようやく東大理1に受かった程度(つまり地方国立大の医学部にも入れない偏差値)の能力の持ち主です.
この程度の連中なら,例えば山口県一の「進学校」下関西高にも1人くらいはいますよ(笑) 小倉高や東筑高なら20人はいますけどね.要するに,父親の援助なしには東大に入れなかった能力の男です.東大工学部を4年で追い出され (普通は最低6年行く),理系なら誰でも受かる国家上級に行くしかなかった無能に情けは無用です.
> あまり実態を知らないようですが、お金があればいい塾に入れるし、いい塾に入ればスゴイ情報も手に入る。又、特定の大学に入れば、公務員試験のいい情報も手に入るんですよ
は事実ですよ.私も小6の夏休みに現在の SAPIX に入塾するまでは,いわゆる「受験のテクニック」を知らなかった.確かに高い授業料だけあるなぁ~,と思いましたね.
あとは家庭環境も大きいです.私は小学生の時に祖父から「東大ノート」の作り方を教わっていたので,自然に理数系に強くなって行きました.と言っても,うちの家系はほぼ全て理数系の国立出身ばかりなので,「家伝」をそのままなぞっただけとも言えるのですが.(^^;)
うちの大学も公務員試験に強い大学の一つで,任意のサークルに入ると,先輩から講義ノートのコピーやらテストの過去問やらが手に入るんですよ(笑) 法学部で金持ちの連中なんか,大学1年から既に法曹予備校にダブルスクールしてましたから,司法試験に落ちる方がおかしい.薬学部や医学部なんか,国家試験受けないで研究者になる人間が多かったです.私も国家試験の存在を知ったのは卒業前でした(自爆) 1週間過去問やったら受かったけどね.(そいえば大1の時とった英検1級も受付の締切日に本屋で受験料と参考書代と問題集代を払って,一ヶ月ぱらぱらめくったら受かったなぁ.最初から国費留学のためと割り切ってたからだけど)
あまり実態を知らないようですが、お金があればいい塾に入れるし、いい塾に入ればスゴイ情報も手に入る。又、特定の大学に入れば、公務員試験のいい情報も手に入るんですよ。
一度や二度の失敗は誰にでもあります。
挫折をこやしにするしたたかさ、というか、しぶとく生きぬく生命力を備えた雑草のように強い人間にならなくてはなぁ…なんて感じました。
どん底を経験してそこから這い上がった人間は強いです。
派遣村に救われたというその人はきっとこれから逞しく生き抜いてくれるでしょうね。
本年もよろしくお願いいたします(^-^)
そもそも永田氏の経歴が全て親の力によるものかどうかも疑問に思いますけど。少なくとも東大や大蔵省にコネ・金では入れないはずです。彼なりに努力してきたんじゃないでしょうか。
●日本に潜伏する北朝鮮工作員とオウム手配犯を隠匿する創価学会の実態と、オウム事件の真相
※山梨県(旧 上九一色村)のサティアンは550名の北朝鮮工作員が潜伏(統括)していた北朝鮮の軍事基地であり、当時のオウムと旧ソ連のパイプ役として深くかかわっていた人物は
「石原慎太郎(現、都知事)」であり、この事実はテレビ朝日の社会部記者も認めている。
※オウム手配犯の高橋克也と菊池直子は逃亡後まもなく顔を整形しており、高橋克也は目元と鼻を整形し、「ワタナベ」「サトウ」など複数の偽名を使っており、
菊池直子は口と鼻元を整形し「にわしょう(庭商)」と97年から98年に名乗り、創価学会が経営する東京~福岡の違法闇スロットやカジノを移動(運営)しながら現在も日本に潜伏している。
また、両手配犯は韓国済州島にある本場カジノ「新羅(シーラ)」でも、元Y組系のK組長(創価学会員)と共同運営に深く関わっている。
※両手配犯の逃亡をサポートしているのは創価学会信者、及び学会の息の掛った警察と暴力団であり、
特に警察内部の捜査情報は全て学会関係者によりリークされているため両手配犯が逮捕されることはない。
※なお創価学会は96年ごろから全国各地でヘルス、カジノバー、闇スロ、ホテル等を全国各地で大規模に運営しており、
日本に潜伏する北朝鮮工作員の大半が、各店に日本人や韓国人になりすまして工作活動を続けている。
その数は予想すらできませんが、少なくとも数千人に及ぶ。
日本に潜伏する北朝鮮工作員の特徴
①年齢 女性工作員は殆ど30代前半~40代前半 男性工作員は30代後半~50代前半(当時サティアンに居た工作員の現在の年齢)
②職場や人前では極めて忠実、実直であり丁寧語を使うので誰もが信用してしまう。
③会話の中で「何をおっしゃいます」「申し訳ない」「ある意味…」等の言葉をよく使う。
④標準語と大阪弁を完璧に話しますが、両方を混ぜた話し方も多く、時折、博多弁か広島弁も混ざる場合もある為、
おそらく「拉致被害者」の中には大阪、広島、福岡の出身者も居るでしょう
⑤幼少期や家族の話を避け、特に若い工作員らの幼少期の話には約10年前後の「ズレ」や「矛盾点」があり、
現在50代(日本人)の幼少当時の流行物(食品など)の会話が出てきますがこれらは今回帰国した「拉致被害者」らの現在の年齢層が40代であるためでしょう。
⑥殆どの工作員が「免許証」と「パスポート」を所持しており、入手先は不明ですが単なる模造品ではなく、おそらく正規のものでしょう。
⑦前文のオウムに潜伏していた550名の工作員はカジノの技法にたけており、カジノ用語(プレイ用語)や(イカサマ用語)に統一性があります。
最近、石原都知事が「カジノ合法化」を勧めていますが、実現すれば無論、そのカジノが工作員らの”受け入れ先”になるのは必至でしょう。
※地下鉄サリン事件の時効は2010年3月20日
これらの資料と写真は私自身が1998年から現在に至り、警察と創価学会との狭間での戦いと言えます。
全ては事実であり、その経緯の一部は講談社の「月刊現代2005年5月号」の88ページから103ページに至り掲載されています。
現在は廃刊の為、本の入手はアマゾン、古本店に限られます。
以下ファイルは事件の詳細とオウム指名手配犯菊池直子の整形後の顔写真とオウム信者、
学会関係者の証言、私自身の数年間の体験に基づいて作成した犯罪教団創価学会に関する調査した限りの組織図です。
なお、これらの事実は1998年から2005年の間に、各マスコミ(TV局、雑誌社)及び各警察に情報提供済みです。
しかし警察は、今なおオウム手配犯の菊池直子(整形後)の顔写真を公開していません。。。
http://www1.axfc.net/uploader/Ne/so/41510
http://www1.axfc.net/uploader/He/so/178217 (新情報を記載します)
pass 2010
坊ちゃんすぎたと思う。
あの大学にはこの手の「親の七光」が半分ぐらいいますから,まぁこんなもんかなと見て良いのではと思いますよ.実力で入った残り半分がほんまもんの東大卒ですから.
と,言っても,私はブログに書いたとおり,うつ病による自殺説より,地元暴力団による他殺説に向いています.必要のなくなった人間は切って棄てる風潮があるからです (一説にはこの悪弊は長州から遷ったとか(笑)).
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麻生たろ~ちゃんVs小沢一郎民主党代表の【年頭会見】:麻生ってメチャ軽いよな~♪
Voices of Japanese against the Conflict of Gaza
偽メール問題で辞職の永田寿康元議員を追い込んだのはマエハラとノダだと思っています。
要するに世界には死んで当然の人間と、そうでない人間がいるという考え方です。
そういった考え方が実際には歴史を動かしてきたのかも知れませんが、私にはまさか美爾依さんまで永田氏に対してもそのように(死んで当然、もしくは仕方がない)と考えているとは信じたくないです。
また、別の方の純血種のエリートは挫折に弱く、どん底から這い上がって派遣村を生き抜いた人間はこれからは逞しく生き抜いていくだろうというコメントも単純すぎる見方だと思いますね。