「年越し派遣村」へのあまりにも遅い厚労省の対応
厚労省の講堂を開放=「年越し派遣村」
予想通り、日比谷公園の「年越し派遣村」には、想定していた人数の倍の300人の派遣切りされた労働者が集まったそうだ。200人分の食事しか用意していないということだったので、足りるのかなと不安に思っていたら、やはり、日比谷公園の施設はパンク状態となり、政府は、近くにある厚生労働省の講堂を解放せざるを得なくなったそうだ。
「年越し派遣村」食事係のヘンリーさんは、元旦に更新があったけど、2日と3日はまだない。300人分の食事を用意しているので、さぞ、忙しいのだろう。と思ったら、たった今記事をアップして下さいました。
たくさんの写真をアップして、食事を作る様子を伝えてくれている。

年越し派遣村へ続々、300人突破 厚労省が講堂を開放
(朝日 2009年1月3日1時22分)
「年越し派遣村」の実行委が、そんな状況を見かねて、3日、厚労省に講堂開放などを申し入れた。普通は、すぐ隣りの日比谷公園で「年越し派遣村」が開村されるって知ってたら、厚労省の方から宿泊施設の提供を申し出てくるのが礼儀だろう。それなのに、開村4日目でやっと重い腰をあげるなんて、年金問題でさんざん無知をさらした大村秀章がいまだに副大臣やってるだけあって危機管理が全くなってないね。
それでも、官庁の仕事始めの5日の午前9時までには、出て行かなくてはならず、その後はどうなっちゃうのかなってちょっぴり心配しているんだけど、実行委が民主党の菅直人代表代行に相談すると、すぐに駆けつけてきて、舛添厚労相らに電話で使われていない学校施設の使用許可を要請してくれたそうだ。使われていないってことは、暖房設備も整っていないってことだろうか。最低でも、暖房設備が整った建物が必要になると思う。
それにしても、まさか日本で、職も住居も失った人がここまで増加するとは誰が予想しただろうか。植草氏の昨日のエントリー「市場原理主義者の詭弁−NHKスペシャルから−」は解雇された労働者が「市場原理主義」の犠牲者であることを指摘している。
小泉竹中政治は労働市場の規制緩和を推進した。八代氏もその中心人物の一人だった。竹中氏は働き方の多様化が求められたと言うが、製造業への派遣労働の解禁などの制度変更は、労働コスト削減を求める「資本」の要請を反映して決定されたものだ。「資本」にとっては、①労働者の賃金が安く、②労働者をいつでも解雇でき、③労働者に対する福利厚生を削減できる、ことが望ましい。
「資本にとって望ましい」ということは、「労働にとって望ましくない」ことを意味する。竹中氏や八代氏が推進したことは「労働」に犠牲を強いて「資本」に利得を与える「制度変更」だった。
植草氏も述べている通り、そもそも彼らが職を失ったのは、経団連のポチ小泉・竹中が構造改革で「正規雇用」を「派遣」や「非正規雇用」という不安定な雇用形態に変えたのが原因だ。だから、私が思うには、この責任をとって、総理官邸を緊急避難場所として提供するべきだと思う。現在は、誰も使っていないのに、国民の税金によって管理されている大きな無駄遣いの一つなんだから、せめて、派遣切りで住居を失った人に仕事が見つかるまで解放してあげてもいいと思うよ。麻生が引っ越した後の麻生邸解放でもいいかも(笑)。
自民党は給付金を自民党支持者が多い富裕層にも年収の規定を設けずにバラまくつもりだけど、職も住処も失った人々はいったい給付金をもらうことができるのだろうか。彼らにこそ、一番最初に給付金を給付するべきだろう。自民党はその罪を償う為にも、派遣切りで職や住処を失った人々を援助し、新しい仕事を見つける責任があるというものだ。
今回も、対応の遅れが目立った政府だが、黙っていたら、厚生労働省が「年越し派遣村」のために講堂を解放するどころか何の対策も取ろうとしなかっただろう。与党の政策の失敗で犠牲になった労働者なのに、派遣切りなんて他人事と思っている政府や与党の下心がよくわかる出来事だった。
関連動画:
年越し派遣村・ボランティアの声 2008年12月31日
1月1日 年越し派遣村@日比谷公園
1月2日 年越し派遣村@日比谷公園
関連過去ログ:
12月29日 もういくつ寝ると、ホームレスなんてことがないように
12月19日 雇用対策関連4法案:もうすぐクリスマスなのに、もうすぐホームレスなんてことがないように
いまだに麻生太郎からは、「年越し派遣村」で過ごす派遣切りされた人々へのねぎらいの言葉一つない。「ポイントはスピード」といいながら、派遣切りに対しては何一つ対策を立てずに逃げ回るだけの麻生は今すぐ解散しろと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします♪
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