党首討論:小沢の圧倒的勝利で終わる

ああ、ややこしや。どっちが首相でどっちが党首?
(写真は、毎日新聞より)
昨日の党首討論は、小沢一郎の圧倒的勝利だった。小沢代表の直球のようにストレートな質問に面と向かって答えず、話題を全然関係ない方に持って行ってごまかす麻生の態度は非常に不謹慎であり、小沢代表に完敗した形となった。
米国だと、討論のすぐ後に、テレビ局や新聞社がどちらに勝敗があったかのアンケートをするから、結果が一目瞭然で即わかるようになっているんだけど、自民党の支配下にある日本のマスコミにはできないことだろう。日本のマスコミに代わって、このアンケートを作ってくださったきっこちゃんには本当に感謝したい。いまのところ、小沢代表が勝ったと思っている人は、1087人で、麻生が勝ったと思っている人は、94人。引き分けが233人となっている。麻生が勝ったと思っている人が94人もいるということも驚きだが、この結果を見ても小沢代表が勝利を収めたと思っている人の方が圧倒的に多いことは明らかだ。
『きっこのブログ』緊急アンケートです!
党首討論の資料は、とらちゃんが完璧に集めてくださったので、討論の内容もわかりやすくまとめてくれているので、そちらをご参考に。
『晴天とら日和』【党首討論】あっ・そ〜ソ〜リVs小沢代表。小沢代表ワンサイドの印象が強烈!(全文掲載+ノーカット)
今回の党首討論での麻生の答弁は、矛盾に満ちていた。小沢代表が麻生に「政局よりも政策」として、衆院選挙を先延ばししたのに、年末に必要な経済政策である2次補正予算を来年に先送りしたのは「国民への背信行為」として、その理由を2度尋ねたが、麻生は、年内の対策は1次補正予算だけで十分だからと繰り返した。金融危機の緊急対策を要したからこそ、追加予算として、10月30日に第2次補正予算の審議に入ったのに、今度は年内は、1次予算で十分だというのは、つまり、経済危機は思ったより深刻ではなかったと認識したということだよね。
小沢代表がそれなら、衆院解散を断行できるじゃないかと麻生に迫った場面は、今回の党首討論のクライマックスだったと思うが、麻生がここで「ばかやろう!じゃ、解散してやる!」と、祖父、吉田茂のようにキレて馬鹿やろう解散になることを期待していたのだが、期待はずれに終わった。麻生は、今度は、百年に一度の金融危機を持ち出し、今、解散総選挙をしたら、政治的空白ができてしまうから解散はできないと答えた。
これから年末に向けて、金融危機で企業の倒産件数が増え、失業率もうなぎ上りだろう。そんな時に、第2次補正予算に組み込まれた中小企業への追加政策は先送りにしたくせに、百年に一度の金融危機だから解散はできないと、自分の都合に合わせて金融危機の深刻さを使い分けている麻生の無知、馬鹿さゆえのしたたかさには誰もがあきれ返ったことと思う。
麻生が2次補正を今国会に提出しなかったのは、多くの問題点を指摘されて審議が暗礁に乗り上げ、年末の衆院解散に追いこまれる恐れがあったからでもあるが、解散もしないのに2次補正の目玉となっている定額給付金を年末にバラマキしても国民はそのありがたさを来年春の選挙までに忘れてしまうからと踏んだからに違いない。まさに、麻生が言うのとは全く反対で、「政策よりも政局」を重んじた結果である。
植草さんも今回の党首討論のまとめとして、下記の貴重なご意見を表明されている。
植草一秀の『知られざる真実』党首討論が示した麻生首相「公より私」の政治姿勢
結局、麻生首相は自民党惨敗の可能性に脅(おび)えて、自分が高らかに宣言した解散総選挙から逃げ回っているだけである。問題は、麻生首相の「私」的利益を追求する行動が、罪なき国民の生活を深刻に脅かし、苦しめていることだ。
不況深刻化に対して、すべての「私」を取り払い、「公」のために、「国民」のために全身全霊を注ぐのが、あるべき為政者(いせいしゃ)の姿だ。麻生首相の政治姿勢は「政局より政策」でなく、「政策より政局」=「公より私」である。
歪んだ現状を是正できる唯一の方法は、次期総選挙に際して、国民が正しい判断を下すことである。国民は今日の党首討論で改めて確認した麻生首相の「公より私」の政治姿勢を忘れてはならない。
国民の声に耳を傾けて矛盾をストレートに指摘した小沢代表に比べて、小沢代表の質問に答えるに答えられず、矛盾した説明を繰り返した麻生は、答弁の途中で自分を総理ではなく、党首と呼んだりして、どっちが首相か野党党首かわからなくなるほど困惑していたが、麻生以上に困惑したのは、今回の討論会で、堂々とした野党党首のストレートな質問を、矛盾した答弁で姑息に逃げ回る一国の首相の醜態に直面した国民ではないかと思うのである。
関連ニュース:
亀井代表代行バッサリ首相斬り「党首討論は小沢圧勝」 (夕刊フジ 11月29日)
ついに出た“阿呆”太郎という週刊誌の見出し (ゲンダイネット 11月29日)
野村萬斎氏のややこしや
どっちが首相でどっちが党首かぜんぜんわからなかった。討論では、小沢が圧勝で麻生は完敗だったと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。
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【政権交代】を目指すブログリスト
亀井代表代行バッサリ首相斬り「党首討論は小沢圧勝」 (夕刊フジ)
麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表による初めての党首討論が28日午後、行われた。これまで、パフォーマンス上手の首相が討論開催に積極的で、口下手の小沢氏が難色を示しているといわれたが、国民新党の亀井静香代表代行は夕刊フジの取材に対し、「小沢氏は堂々として貫禄があったが、首相は逃げていた。7対3で小沢氏の圧勝だ」と軍配を上げた。
【人間が軽いから言葉も軽いのか】
第2次補正予算案提出をめぐり、「今すぐ提出せよ」(小沢氏)、「今国会は出せない」との押し問答が続いた討論。
亀井氏は、首相があれほど拒否した理由について「2次補正の目玉である定額給付金が経済対策でも生活支援でもなく、国家権力による選挙買収だとバレたのが原因だろう。あまりにも国民をバカにしている。首相は(今国会に提出することで)醜態を晒したくないのだろう」と語る。
小沢氏が追及した首相の失言と言葉の軽さについても、「マンガばかり読んで、国家や国民のことを深く考えていない証拠。人間が軽いから口から出てくる言葉も軽いのか。最近の歴代首相を見て『俺にもできる』と思ったのかもしれないが、首相になったことが間違いだ」と指摘した。
一方、小沢氏に対しても「首相を問いただすだけでなく、野党第一党の代表として、『日本をどうするのか、どうあるべきか』という国家観や歴史観も聞きたかった」と注文をつけた。
【麻生内閣はもうおしまい】
約45分間の党首討論を見て、「麻生内閣はもうおしまいだ」と結論づけた亀井氏だが、「首相には福田康夫前首相のように自ら身を退く気はないだろう。来年9月の任期満了までポストにしがみつくのではないか。ただ、そうなれば日本の政治は死ぬ」という。
そこで、今後の亀井戦略について聞いた。
「米国では来年1月、資本主義を暴走させ、格差社会を進行させたブッシュ路線を大転換させるオバマ政権が誕生する。日本では小泉純一郎政権がブッシュ路線を推進し、その中核にいたのが麻生太郎だ。首相に大転換の舵は切れない」
「来年の通常国会が勝負だ。国会冒頭、『国民生活が大変な時に、何の手も打たなかった』『小泉路線の中核にいながら総括をしていない』として、参院で首相の問責決議案を可決させる。野党結束して『解散か、総辞職か』を突き付ける。腹を決めてやる」
[ 2008年11月29日17時00分 ]
ついに出た“阿呆”太郎という週刊誌の見出し (ゲンダイネット)
●マトモなアタマの持ち主なら恥ずかしくて表を出歩くこともできないはずだが…
こうなると本当に「バカ殿」扱いだ。漢字が読めない首相のために、官房副長官や首相秘書官が、その都度間違いを指摘して、大きく報道されないようにすることを決めたという。こんなバカに首相をやらせていていいのか。
APECでの麻生首相の会見(23日)はお笑いだった。記者団とのやりとりで、首相が「1929年のいわゆる『ブラックマンデー』でしたっけ……」と口にすると、すかさず事務方が「恐慌!」と声を上げ、首相が「恐慌」と言い直した。
随行団は、会見の前日に「言葉遣いを間違わないようにゆっくりしゃべってもらう」「間違ったら周囲がすかさずフォローする」という失言対策を確認したらしい。
この先、国内でも官房副長官や秘書官が“お直し係”としてつきっきりでお世話するという。
麻生首相のバカぶりは度を越している。「踏襲(ふしゅう)」「頻繁(はんざつ)」「未曽有(みぞゆう)」とあれだけ漢字の間違いを連発すれば、少しは気をつけるのが当然なのに、刺された厚労省元次官の夫人について「カイガ(怪我)をされた奥さんの回復を……」と平然と話しているのだから、ハンパじゃない。いくらなんでも、ケガをカイガはないだろう。カイガじゃ日本語として通じない。まあ、麻生首相では怪我は読めないか。
とうとう、週刊誌は「マンガ脳政権」(週刊朝日)、「阿呆太郎」(サンデー毎日)というタイトルをつけはじめた。
サンデー毎日の記事では、自民党の若手議員たちがボロクソに批判している。「漢字だけじゃなく、庶民の感覚が読めてない」(後藤田正純)、「ブレブレ首相が世の中をかく乱している」(渡辺喜美)、「解散先延ばしのツケがこの無責任政治だ」(平沢勝栄)と、言いたい放題だ。
ここまで日本中からバカ呼ばわりされたら、マトモな神経だったら、恥ずかしくて外も歩けないはずだ。
「麻生首相が最悪なのは、傲慢なところです。あれだけ漢字の間違いを連発したら、普通なら恥じ入るとか、謙虚になるものです。ところが、首相は『単なる読み違い』と居直っている。ホテル通いを批判されてもやめない。首相には国民の声に耳を傾けるという姿勢が見られません。カネはありますから、と金持ちぶりを鼻にかけたり、いつも『上から目線』です。これでは首相として資質を問われても仕方ないでしょう」(立正大教授・金子勝氏=憲法)
文芸評論家の野口武彦氏が、「中央公論」12月号に「政体の末期に人材が払底するのはなぜか」という論文を寄稿しているが、自民党に人材がいないのなら、潔く下野すべきだ。
(日刊ゲンダイ2008年11月26日掲載)
[ 2008年11月29日10時00分 ]





















