2008.11.17 (Mon)
消費税を上げるなら、福祉と経済の両立を目指す北欧を見習え

今日のカナダ東部は、雪が散らつき、とっても寒い日曜日だ。
ヘンリーさんが、麻生の馬鹿さ加減を世間に広めるために、テーブルタグを使って、縦がきちんと揃って表示されるアホウ読み辞典を作って下さった。みなさまもヘンリーさんが作って下さったタグを貼付けて、麻生がいかにアホウが広めましょう(笑)。タグは、下記のヘンリーさんのブログで取得できるよ。
『ヘンリー・オーツの独り言』昔は神童を「末は総理か?」と言ったものだが非識字のならず者が総理をやっている国は北欧から見ると未開社会でしょうネ!
「一般的な辞書の読み」 「あそう読み」 踏襲(とうしゅう) → ふしゅう 措置(そち) → しょち 有無(うむ) → ゆうむ 詳細(しょうさい) → ようさい 前場(ぜんば) → まえば 未曽有(みぞう) → みぞゆう 頻繁(ひんぱん) → はんざつ 実体経済(じったいけいざい) → じつぶつけいざい 思惑(おもわく) → しわく 低迷(ていめい) → ていまい 順風満帆(じゅんぷうまんぱん) → じゅんぽうまんぽ 破綻(はたん) → はじょう 焦眉(しょうび) → しゅうび
こうすれば、テーブルタグでうまく表示できるんだね。ヘンリーさんのブログでは、写真に文字を入れる方法とか、ネットデザインの基本的なことを懇切丁寧に説明して下さっていて、いろいろと学ぶことが多いので、皆様もぜひ利用させていただくといいと思う。
自公政権を倒すためのブログテクニックその1 画像を貼ろう!
自公政権を倒すためのブログテクニックその2 画像に文字を入れよう!
さらに、一番最初に紹介させていただいたヘンリーさんのエントリーは、テレビ朝日のサンデープロジェクトの北欧特集を画像と共に紹介するとても貴重な記事なので、サンデープロジェクトを見られなかった方には、ぜひおススメしたい。いまだに新自由主義の影響を大きく引き摺っている日本と、とっくの昔に新自由主義など排他されていた北欧の比較ができて、とても面白いと思う。

『東洋経済オンライン』の政権交代で北欧の福祉政策は変わったか(2) という記事には、北欧でも、新自由主義から脱皮するまでに、紆余曲折があったことが記されているので、簡単に紹介しよう。
日本がバブルとその崩壊、その後に続く“失われた十年”を経験したのとほぼ同じ時期に、北欧諸国も資産バブル、金融危機、ソビエト市場の崩壊が立て続けに起こり、経済危機に襲われた。
スウェーデンではマイナス成長が3年続き、失業率が88年の2%から、94年には9・4%へとハネ上がった。財政赤字は、GDPの13%に急増した。自国の通貨を守ろうとして、金利をラテンアメリカ並みの500%に引き上げたが、効果はなかった。
そこで、北欧諸国は、社会民主主義の行きすぎを正そうとして、中道・保守政党がレーガンやサッチャーの「新自由主義」的な政策を提案した。93年、デンマークでは自由党のラスムセン氏(現首相)が新自由主義的なアプローチを提唱し、スウェーデンでは、穏健党のラインフェルト氏(現首相)が、同様の政策を打ち出した。彼らは、政策の一部に社会民主主義の行きすぎがあることが問題なのではなく、北欧の福祉国家モデルそのものが問題なのだとまで主張した。
しかし、やがてこれらの政党が政権を奪取して、新自由主義的な政策を実行すると、それが経済の混乱を引き起こし、まもなく政治的敗北を喫した。その結果、スウェーデンの穏健党とデンマークの自由党は、共に新自由主義を捨てた。
現在のスウェーデンもデンマークも日本のような一党支配の国ではない。両国ともに、社会民主主義政党を軸とした中道左派と中道右派の連合政権が、政権交代を繰り返している。スウェーデンの穏健党とデンマークの自由党が新自由主義を捨てたのと同じように、社会民主主義政権も社会主義的な色彩を弱めた。
ヘンリーさんが紹介して下さった番組で紹介されたように、北欧諸国は、今でも手厚い福祉国家であり、所得の平等が行き届いている。しかも経済の成長と効率を阻害することなく、むしろ促進するやり方で、福祉国家を運営している。中道左派と中道右派連合の違いとは、福祉国家に成長促進政策を取り入れるべきかどうかにあるのではなく、それをいかにして実現するか、その経路に相違があるのであり、福祉国家でありながら、経済成長も促進するというのが北欧諸国の大きな課題となっているようだ。
このように、北欧では、中道左派と中道右派が政権交代を繰り返しながら、切磋琢磨して国家の繁栄を支えてきた。やはり、一つの政党でできることは限られている。今回も、自民党は、民主党の政策をパクることによって、これまでには決してできなかったこともやろうとしている。ただ、その政策がパクリであり、付け焼き刃的な選挙対策であるということで、全く効果が発揮されていないばかりか、混乱を招いているだけという結果になっているのが、なさけないところだ。

『晴天とら日和』『定額給付金』で1万2千円、2万円貰った後は、【消費税増税】と、【法人税減税】が待っている。なんだとぉ~~~!
にも書かれている通り、定額給付金など、経済対策と言っておきながら、実際は自民党の選挙対策になっているのが現実で、その穴埋めをするために、経団連に言われるがまま、法人税は減税しながらも、3年後には消費税を10%前後まで増税するという。それも、社会保障改善の提案は全くないままだ。
これで、カナダのように、食品や子供服などには税金がかからなかったり、医療費が全額無料になったり、高校まで義務教育になったり、子供手当が月々支給され、高速代が無料になったりと、税金が少しでも国民に還元されるならまだわかるが、そういった改善の提案もないまま、ただ消費税を10%まで上げるのは全く納得できない。
自民党の定額給付金の迷走劇や北欧の例からしても、日本にも政権交代が絶対に必要だという結論に達する。国民の生活を本当に思って社会福祉を充実させながら、経済成長も維持できるような、そんな政党に国民は期待している。
日本は、世界各国の過去の経験から学ぶべき。バカ殿麻生を引き摺りおろして、政権交代するっきゃないでしょ、もう!と思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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【政権交代】を目指すブログリスト
本日の保坂議員の講演のお知らせです。
保坂のぶと国政報告「政権選択の秋」
福田前総理の投げ出し辞任から、世界的な経済危機が進行した9月から10月にかけて、まさに「政治空白」が続きました。「年金」「医療」「雇用」と国民生活が危機に立つ今、小泉内閣以来の失政をどう正すのか、保坂のぶとが提案します。ぜひ、お集まりください。
▼2008年11月17日(月)18:30~(18:00開場)
発言: 福島みずほ(社民党党首)
喜納昌吉(民主党参議院議員・ミュージシャン)
森達也(映画監督)
会場: 杉並区勤労福祉会館ホール
(JR中央線西荻窪駅北口下車15分)
参加費: 500円
問合せ: 保坂のぶと杉並事務所TEL03-5347-1601
■ 保坂のぶと特別講演
年金記録問題と国民の「受給権」
年金記録問題はなぜ発生したのか。保坂のぶとは、社会保険庁に通い1年かけて調べ上げた。なんと70歳以上の人々の年金記録が310万件も捨てられていた。一方で、「2830万円」の未支給年金をとり戻した96歳の男性が出てくるなど、1000万円以上の年金取戻しのドラマもあちこちで起きている。面白く、役にたつ年金の話。
▼2008年11月17日(月)14:00~16:00
会場: 杉並区勤労福祉会館
参加費: 無料
問合せ: 保坂のぶと杉並事務所TEL03-5347-1601
これまでの講演の様子は、『多面体F』にまとめられています。
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英国の消費税(付加価値税)は、食物などの生活必需品目の税率は低く設定さる一方、贅沢品目には名目以上の税負担とされている。
また英国や北欧福祉国家の実質税負担率は日本より低いとの試算もある。
自民党は単純に一律課税率をアップすることによって、税の不足分を中低階層から過度に負担を強いることに他ならない。
消費税増税論議の前に、行き過ぎた円高と低金利政策にメスがいれられない限り、潤うのはマネーゲームに群がる詐欺師まがいの胡散臭い連中だけだ!
過分なご紹介、ありがとうございます。感謝します。「対案を示せ」ではありませんが批判だけでは片手落ちですね。理想に近い国づくりをしている実際例を紹介することこそ未開社会に必要なことだと思っています。一国のトップが母国語をまともに使えないなんて世界の常識ではあり得ないことではないでしょうか。思想や主義に関係なくこの事実だけでも充分、不信任に値することだと思います。こんなアホウぶりを見せられると何かの陰謀でも企んでいるのかと善意で解釈しようとも試みるのですが、やはりアホウな事実は厳然たるもののようです。こんなアホウが総理をやっている国の国民であることをとても恥ずかしく思います。こんな日本が嫌で嫌でたまりませんが、諦めずに頑張ります。
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NO,708 ブログ言論から「消費税増税反対」の世論を喚起しようではないか!
政府税調、社会保障財源のための消費税上げをまたまた答申に明記。でもそれは社会保障制度強化の具体策と同時に言うのが筋。
昔は神童を「末は総理か?」と言ったものだが非識字のならず者が総理をやっている国は北欧から見ると未開社会でしょうネ!
こちらこそ、いつも記事を紹介していただきましてありがとうございます。ヘンリーさんのように、いつも読者のために参考になる情報を下さっているとつい紹介したくなっちゃうのです。本当に、きっと米国では、こんなアホウを首相にしてと日本を軽蔑しているでしょうね。考えただけでも恥ずかしくなります。
これだけ脳みそも尊敬できる素質もない首相も珍しいのではないでしょうか。本当になさけなくなっちゃいますね。