2008.11.05 (Wed)
速報:オバマ勝利が確実に

たった今、オバマの選挙人の数が勝利に必要な270票を越え、オバマの勝利が確実になった。米国史上初のアフリカ系米国人大統領が誕生した。歴史的な瞬間に多くの黒人達が泣いている画像がテレビには映し出されている。NYのElection Centre前には歴史的瞬間の喜びを共感しようと、まるで、ニュー・イヤーズ・イブのように人であふれている。
オバマの勝利に喜ぶ人々(ビデオ):
選挙結果がわかるやいなや、11時15分(EST)にマケインはシンディ夫人とサラ・ペイリン副大統領候補を両脇に、彼の敗北スピーチをアリゾナで行った。ジョン・マケインは「負けたのは、自分の責任」としながらも、「できることは精一杯やった。これ以上何ができたのかわからない。」と語った。驚いたのは、マケインがオバマの勝利を祝ったと言ったときに、聴衆からブーイングが起こったことだ。明らかに、マケイン支持者らは、オバマが大統領になったことを面白く思っていないようだ。
マケインの敗北スピーチ(McCain Concession Speech: "The Failure Is Mine" (VIDEO))
マケインのスピーチが終わって、しばらくした後に、家族を連れてのオバマの勝利スピーチがあった。一部紹介しよう。
もし、米国で何でも可能であることを疑う人、私たちの祖先の夢がこの時代に叶うことが信じられない人、いまでも民主主義の力に疑問を抱く人がいたら、今晩の結果を伝えよう。
それは、これまでこの国で見た事の無いような多くの学校や教会の周りに伸びた列や3時間も4時間も投票のために並んだ人々によって伝えられた答えであり、多くの人にとって初めての経験だっただろう。なぜなら、今回は違う、人々の声が違う結果を生み出すと信じたからだ。
それは、若者や年長者、富裕層や貧困層、民主党支持者や共和党支持者、黒人、白人、ラテン系、アジア人、アメリカ原住民、ゲイ、ストレート、障がい者、健常者によって語られた答えだ。ー 米国人がレッド・ステイツ(共和党支持州)とブルー・ステイツ(民主党支持州)の集まりではなく、アメリカのさまざまな州が一つにまとまった国であるということを世界に伝えたのだ。
オバマの勝利スピーチ(ビデオ)
聴衆の中には、涙ぐんだオプラ・ウィンフリーの姿も見えた。人々の顔は、歴史的瞬間に居合わせた感動と、これから変わっていく米国への期待で満ちあふれていた。
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The election is over, and at 11:15 EST McCain delivered his concession speech in Arizona, with his wife Cindy and running mate Sarah Palin by his side.He began by silencing boos, congratulating Barack Obama, and saying he'd called the Senator, now President Elect, earlier. He made a call to come together and bridge the separations and put aside differences.
Speaking from Arizona's Biltmore Hotel in Phoenix, McCain told his supporters: "It's natural tonight to feel some disappointment. Though we fell short, the failure is mine, not yours."
He blamed himself for the loss and thanked Sarah Palin, "one of the best campaigners I've ever seen."
He also said, "I don't know what more we could have done," and called the campaign, "the great honor of my life."
McCain said he will get behind his president, President Obama.
"If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible; who still wonders if the dream of our founders is alive in our time; who still questions the power of our democracy, tonight is your answer.
"It's the answer told by lines that stretched around schools and churches in numbers this nation has never seen; by people who waited three hours and four hours, many for the very first time in their lives, because they believed that this time must be different; that their voice could be that difference.
"It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Latino, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled - Americans who sent a message to the world that we have never been a collection of Red States and Blue States: we are, and always will be, the United States of America.
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これでアメリカ市民はオバマ氏と共に正しい方向 (犠牲者の上に立っているのではない社会) に舵を切り始めることができる。アフガニスタンについて彼の言っていることは気になるけど、オバマ氏なら、国民の声にも耳を傾けるだろうし誤った時には謙虚に修正するのではないか。楽観かしら。
それに比べ、日本は総選挙先送りでヌカルミのずぶずぶですね。
「政局よりも政策」って、民主党の政策を中途半端にパクりまくって効果を骨抜きにする麻生。政局のためにやってるからこうなるのさ。
こちらの英文での勝利宣言掲載はまた違った迫力がありますね。
アメリカ合衆国では、1967年オハイオ州クリーブランドで、またインディアナ州ゲアリーで黒人市長が選出されて以降、ニューヨークやロス、フィラデルフィア、デトロイトといった大都市においても黒人市長が市政を司るようになっていきました。
これはひとえに広義の意味での「公民権運動」の成功例と言えるし、地方から中央(この場合はホワイトハウス)をムーブメントが包囲した好例と言えるでしょう。
日本においては、民主党推薦候補者の首長が数多く誕生しているものの、やはり従来の「与野党相乗り構図」は崩れていません。
最大の課題は、変革やピープルズ・パワーの後に繁栄がもたらされねば意味はないということです。
「政権交代」を至上目標にしてはならない。あくまでも手段に他ならないということです。
日本における有権者の政治参加意識レベルは一過性のものであってはならないし、その為の草の根啓蒙活動はより一層重要になると思います。
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“私はアナタたちの大統領になる” -私たちとオバマの勝利の夜に-
【小室哲哉の哀れ】身の丈人生の大事さがシミジミと分かる詐欺事件だったと思う。
オバマ圧勝でもってアメリカはジョージWブッシュを否定し去りましたが、Wのたわごとをオウム返しに繰り返して日本を戦争参加に導いた外務省、コイズミをはじめとする政治家、産経をはじめとするマスゴミの総括が終わっていない日本はまだまで迷走を続けるでしょう