2008.11.01 (Sat)
田母神俊雄空幕長が更迭された本当の理由
植草一秀の『知られざる真実』「渋谷事件」と総選挙の争点
植草さんのブログがアクセス禁止になったことについて、とらちゃんが貴重なご意見を表明されている。
『晴天とら日和』植草さんのブログがアク禁にされた件で、「毎日新聞社」側の意趣返しに、あまりにも大人気ないと思う。
なんとも「いつのまに日本も北朝鮮になったんだ!」と憤慨するような『アク禁』という通常考えられない手段を講じた、「毎日新聞」側に、反戦な家づくりの明月さんと共に「断固抗議」致します!
毎日側が、「前後の脈絡から掲載する必然性もなく」と主張しますが、植草さんは「前後の脈絡から掲載する必然性がある」としたから掲載したわけだ。(その部分はは所謂見解の相違なわけで、その相違部分を持ってして圧力を掛けて「アク禁」にするとは、言論界にとって言語道断ではありませんか!)
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内であり、且つ又、出所を明示(著作権法第48条)されておられました。にも関わらず、メールの確認が遅れただけで、ブログへのアクセスが遮断される措置が取られた。って異常やないですか!
毎日新聞は、植草さんには著作権法32条(引用)はないのだ、と言っているに等しいではないか! これこそ甚だしい言論弾圧ではありますまいか!
バナーは、ヘンリーさんから。
毎日ってまさか記事を引用された全てのブログについて、引用記事がエントリーの内容に関連しているかどうかって見張っているわけないよね。植草さんのブログだけ監視しているとしたら、かなり不公平な話じゃない?
この植草さんのブログがアク禁になったことに前後して、麻生内閣の「不景気対策」が発表になったけど、これって、国民のためというか、自分たちが勝つための「選挙対策」だよね、はっきり言って。3年後に10%まで消費税を増税することは、多くの批判をあびてトーンダウンしてきたようだけど、ひどいものだね。とらちゃんがこの問題についてもたくさんのニュース記事を集めて下さって、麻生が記者会見でどんな発表をしたのか、まだ見ていない人にとってはかなり参考になると思う。
『晴天とら日和』 【オレ様内閣】「究極の<忍法バラマキの術>選挙対策」の後に『消費税増税』とは国民を嘗めてるのか、って思う。
前置きがかなり長くなっちゃったけど、さっそく本題に入ろう。『きっこのブログ』田母神航空幕僚長を更迭でも書かれているし、自エンドTBPにもすでにたくさんの方がこの話題についてTBしてくださっていて、日本の歴史を捏造するような論文を書いた田母神俊雄空幕長を批判している。

いきなり更迭されるようなひどい論文とはどんなものなのか、アパのサイトに行って読んでみた。

上の画像をクリックすると、アパのサイトで、論文が読めるよ。
なるほど、『はてな』で「これはひどい」でブックマークされそうな内容だ。
しかし、論文としては、ダブルスペースで9ページと比較的短いものだ。
というか、ここまで捏造していたら、とても論文と呼べる代物ではないだろう。
チラシの裏に書かれた落書き、又は、戯言ほどの価値しかない。
『日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄
アメリカ合衆国軍隊は日米安全保障条約により日本国内に駐留し ている。これをアメリカによる日本侵略とは言わない。二国間で合意 された条約に基づいているからである。我が国は戦前中国大陸や朝鮮 半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留 も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。日本は19 世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めることになるが相手 国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。現在の中国政府 から「日本の侵略」を執拗に追求されるが、我が国は日清戦争、日露 戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守 るために条約等に基づいて軍を配置したのである。これに対し、圧力 をかけて条約を無理矢理締結させたのだから条約そのものが無効だと いう人もいるが、昔も今も多少の圧力を伴わない条約など存在したこ とがない。
という第一パラグラフで始まるこの論文は、次の2つのパラグラフで終わる。
自分の国を自分で守る体制を整えることは、我が国に対する侵略を 未然に抑止するとともに外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では、ごく 普通に理解されているこのことが我が国においては国民に理解が行き 届かない。今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐えがた い苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし私たちは多くのアジ ア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要 がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直 接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接 見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いこと も知っておかなければならない。日本軍の軍紀が他国に比較して如何 に厳正であったか多くの外国人の証言もある。我が国が侵略国家だっ たなどというのは正に濡れ衣である。
日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。 私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければなら ない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自 分の生まれた国を自然に愛するものである。日本の場合は歴史的事実 を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいこと であることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を 向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在の先進国の中 でも暴行や殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本 の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の 一途を辿るのみである。
民主党鳩山幹事長 代表質問(YouTube動画)と麻生の失言というエントリーにも書いたが、この論文に使われている「大東亜戦争」(英語では"Greater East Asia War")という言葉は、当時、日本の侵略戦争を正当化、美化する用語として使われており、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)が公文書での使用を禁止したものだ。英語では、"Pacific War"が使われなければならない。それにもかかわらず、英語にも訳されている論文に「大東亜戦争」という言葉を使っているというのは、全く驚くばかりだ。
麻生もこの論文を「個人的に(論文を)出したとしても、立場が立場だから適切ではない」と述べたそうだが、心の底ではよく書いてくれたと思っているのではないか。なぜなら、9月30日に首相官邸で記者団から日本の過去の戦争観の話が出たとき、麻生も「太平洋戦争」を「大東亜戦争」と呼んでいたし、超A級戦犯を祖父に持つ麻生としては、この論文の内容は彼の立場をよくするからだ。「日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動は、相手国の了承を得た上でのものだった」、「日本は、蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」、又、太平洋戦争開戦に関しても、「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛けたわなにはまり真珠湾攻撃を決行することになる」など、戦争責任者の子孫である麻生には都合のいい主張がてんこ盛りだからだ。まさにカプチーノ泡太郎や安倍晋三などの超A級戦犯の子孫にとって、この「濡れ衣」論文は、「濡れ手にアパ」じゃなくて、「濡れ手に粟」だったと言ってよかろう

それではなぜ、田母神航空幕僚長は、いきなり更迭されたのかと言うと、もちろん、選挙前に野党に弱みを握られたくないという与党の判断ももちろんあると思うが、何よりも、この論文がアメリカ様の逆燐に触れてしまい、夫のごとく日本が慕うアメリカ様から三行半をつきつけられたからではないかと思う。その問題と思われる部分を以下に転載する。
さて日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3 百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカもコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局( N S A )のホームページに載っている。
膨大な文書であるが、月刊正論平成18 年5 月号に青山学院大学の福井助教授(当時)が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンとアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。アメリカは1940 年から1948 年までの8年間これをモニターしていた。当時ソ連は1 回限りの暗号書を使用していたためアメリカはこれを解読できなかった。そこでアメリカは、日米戦争の最中である1943 年から解読作業を開始した。そしてなんと37 年もかかって、レーガン政権が出来る直前の1980 年に至って解読作業を終えたというから驚きである。しかし当時は冷戦の真っ只中であったためにアメリカはこれを機密文書とした。その後冷戦が終了し1995 年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば1933 年に生まれたアメリカのフランクリン・ルーズベルト政権の中には3 百人のコミンテルンのスパイがいたという。その中で昇
りつめたのは財務省ナンバー2 の財務次官ハリー・ホワイトであった。
ハリー・ホワイトは日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領の親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルトは共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリー・ホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機100 機からなるフライイングタイガースを派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1 ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカは日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。
ルーズベルトは戦争をしないという公約で大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第1 撃を引かせる必要があった。日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。さて日米戦争は避けることが出来たのだろうか。日本がアメリカの要求するハル・ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たかもしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第2, 第3 の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。結果として現在に生きる私たちは白人国家の植民地である日本で生活していた可能性が大である。文明の利器である自動車や洗濯機やパソコンなどは放っておけばいつかは誰かが造る。しかし人類の歴史の中で支配、被支配の関係は戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。
さて大東亜戦争の後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2 百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。
つまり、「日本が戦争を始めたのは全て、中国や米国のせいで、日本には全く責任ないよ。」とこの論文は言っているばかりか、「白人国家の支配から近隣諸国を開放してやったんだし、人類の平等は日本がもたらしたんだから、日本に感謝しろよ。」とまで暴言を吐いている。そして、このパラグラフの最後では、「英霊にも感謝しろ。」と戦争美化のネトウヨ的な主張で終わっている。いわゆる、典型的な2ちゃんねる系ネトウヨの主張そのものである。きっと田母神俊雄は言うまでもなく、防衛省の幹部達は、勤務時間中に2ちゃんねるで捏造された歴史観を吹聴し、遊んでいるのだろう。
彼らは、日本の戦争参加や東アジア諸国侵略は米国や中国に仕組まれたものなどと、歴史を捏造することが、日本を愛することだと勘違いしているようだが、本当に日本を愛する事とは、歴史的な真実を追究し、過ちを認め、被害を与えた国々の被害者たちに謝罪することではないのか。そうすれば、日本は世界中から信頼される輝かしい国になれるのだ。
麻生太郎は、「村山談話」を踏襲(



それにしても、こんな捏造論文が最優秀賞で、賞金300万円?アパグループがいかにインチキな会社か、そして、手を抜いて建てた耐震偽装マンションで、その住居者から不当な利益を奪っているかがわかるね。
田母神俊雄空幕長もさすがに今回の更迭に関しては、「そんなの関係ねぇ。」とは言えなかっただろう

これを機に、野党は、参院で審議中の新テロ対策特別措置法改正案成立への反対を強化し、自民党に抗議しようではないか。
関連ニュース:
空幕長更迭 立場忘れた軽率な論文発表(11月2日付・読売社説)
「歴史歪曲に憤り」 前空幕長論文で中国外務省コメント(朝日新聞 11月1日22時44分)
<航空幕僚長>複数の現職自衛官も応募 「更迭」の懸賞論文 (毎日新聞 11月1日)
侵略否定で空幕長更迭表明 集団的自衛権行使も要求(共同通信 11月1日)
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合うスペシャルトーク。
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〒167-0043東京都杉並区阿佐ケ谷南1-36-16 B1F
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【More・・・】
空幕長更迭 立場忘れた軽率な論文発表(11月2日付・読売社説)
航空自衛隊のトップという立場を忘れた、極めて軽率な行為だ。
政府は、「我が国が侵略国家だったというのは濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)だ」などとする論文を発表した田母神俊雄・航空幕僚長を更迭した。
麻生内閣も、「植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」として反省と謝罪を表明した1995年の村山首相談話を踏襲している。
浜田防衛相は、「政府見解と明らかに異なる意見を公にすることは、航空幕僚長として、大変不適切だ」と更迭の理由を述べた。当然だろう。
論文の内容が判明した直後、迅速に人事を断行したのは、国会審議や近隣諸国との関係に及ぼす悪影響を最小限に抑える狙いもあったとみられる。
論文は、民間企業の懸賞論文に応募したものだ。戦前の日本による植民地支配や昭和戦争について、一貫して日本の立場を正当化しようと試みている。
日中戦争については、「我が国は蒋介石により引きずり込まれた被害者」と主張している。だが、戦争全体を見れば、日本の侵略だったことは否定できない。
日米戦争の開戦も「アメリカによって慎重に仕掛けられた罠(わな)」と決めつける。
論文は、事実誤認や、歴史家の多くが採用していない見方が目立っており、粗雑な内容だ。
もとより、歴史認識というものは、思想・信条の自由と通底する面があり、昭和戦争に関して、個々人がそれぞれ歴史認識を持つことは自由である。
しかし、田母神氏は自衛隊の最高幹部という要職にあった。政府見解と相いれない論文を発表すれば重大な事態を招く、という認識がなかったのなら、その資質に大いに疑問がある。
論文には、集団的自衛権が行使できないとする政府の憲法解釈や自衛隊の武器使用の制約など、重要な問題提起も含まれている。だが、この論文の文脈の中で主張しても、説得力を持たない。
こうした問題の多い論文の発表を、なぜ、だれもチェックできなかったのか。これでは、自衛隊に対する国民や諸外国の信頼が揺らぎかねない。
防衛省は、今回のような事態の再発を防ぐには、制服組の自衛官の教育と人事管理を強化する必要がある。政治の文民統制(シビリアンコントロール)のあり方も問われかねない。
(2008年11月2日02時16分 読売新聞)
<航空幕僚長>複数の現職自衛官も応募 「更迭」の懸賞論文 (毎日新聞 11月1日)
航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が、民間企業主催の懸賞論文に応募して「我が国が侵略国家というのは濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)」などと執筆し更迭された問題で、他に複数の現職自衛官が同じ懸賞論文に応募していたことが分かった。入賞者は田母神氏以外はなく、論文は公表されていないが、防衛省では、上司への連絡を怠るなど内規違反がないか、事実関係の調査を検討している。
田母神氏が応募したのは、ホテルチェーンなどを展開する総合都市開発「アパグループ」(東京都港区)が主催する「真の近現代史観」懸賞論文。今年5月からの募集に対して約230件の応募があり、田母神氏の「日本は侵略国家であったのか」と題した論文が最優秀賞を受賞した。この論文を含めて入賞した13件の受賞作品集出版も予定されている。13件には他に現職自衛官の論文はないが、入賞しなかった中に現職自衛官の論文があったという。
防衛省では内部の規則で、隊員が職務に関する意見をメディアなどで発表する際、文書で上司に届けることを求めている。空幕長の場合、官房長に連絡する必要があるが、他の隊員の場合は上司に連絡する必要がある。このため防衛省では、内規違反がないかについての調査などを検討している。【本多健】
侵略否定で空幕長更迭 集団的自衛権行使も要求 2008/11/01 01:35 【共同通信】
防衛省の田母神俊雄航空幕僚長(60)が、過去の中国侵略や朝鮮半島の植民地支配を正当化して「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」と主張し、政府の憲法解釈で禁止されている集団的自衛権行使や「攻撃的兵器」の保有解禁も事実上要求する論文を31日、発表した。浜田靖一防衛相は同日夜、防衛省で記者団に「政府見解と違うことは極めて明白。空幕長としてふさわしくない。要職を解く」と更迭を表明、田母神氏を更迭した。
同氏は同日深夜の持ち回り閣議で航空幕僚監部付に異動。防衛省設置法により岩崎茂航空幕僚副長が当面代理を務める
麻生太郎首相も同日夜、論文について「適切でない」と述べた。中韓両国などが反発し、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から議論を呼ぶのは必至で、麻生内閣の政権運営にも影響が出そうだ。
論文は「日本は侵略国家であったのか」と題し、19世紀後半以降の日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動について「相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない」と主張。同時に「わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「条約に基づいたもの」などとして重ねて正当化している。
1941年の太平洋戦争開戦に関しては「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛けたわなにはまり真珠湾攻撃を決行することになる」として、やむを得ない戦争突入だったと強調した。
田母神氏は今年4月、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決について「そんなの関係ねえ」と発言し、批判を浴びた。
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理屈なしに自分自身を誇り高い存在と認めることが悪いことなんでしょうか?ひいては日本に住む私たちは誇り高いんじゃないでしょうか?
私が言いたいのは、岸信介のことです。
血はつながっていませんが、麻生とは遠い親戚です。
又、麻生炭鉱では、戦争被害者を奴隷のごとく強制労働をさせて巨額の富を手に入れました。
このことを考えれば、麻生一家は戦争を利用して金儲けをした戦争犯罪人と同等かそれ以上に悪質だということです。
麻生太郎首相のお祖父様は2人とも戦争犯罪人には該当していないのでは?
> 田母神氏の論文、即ち、そこで書かれた内容及びそのよって立つ歴史の客観的事実を素直に読み理解することのできない戦後の被洗脳教育衆愚の低能振り、換言すれば、彼の進駐軍の日本人洗脳政略・戦術が我国一般大衆に齎した「忌まわしき」成果を見る思いです。
もし、本気でそう思っているのなら、あなたの日本史の認識がおかしいということです。もう一度、小学校から勉強し直した方がよろしいかと存じます。
> 実際、係る主催者にしても、世界の近・現代史に係る知識、そして、その時間を要する推考を経て飲み得られるべき相応の見識をお持ちではない。恐縮ながら。
まず、主催者と言う言葉がおかしい。現代では、ブログの管理人と呼びます。あと、「飲み得られるべき」 は、「読み得られるべき」の間違いでは?おっしゃられる意味がよくわかりませんが・・・・。
> 軽率、軽知、軽教養を恥じることなく、軽々に、面白おかしくするのを楽しんでおられるようですが、相応の教養と志を高くする先輩に対する不遜・厚顔に、呆れ果てました。
>
> もっと真面目に勉強して下さい。
あなたこそ、いきなりこのようなコメントを書きなぐるとは、不遜、厚顔、無礼きわまりないですよ。偽りの史観を誰に洗脳されたのか知りませんが、かなりお気の毒に思います。
実際、係る主催者にしても、世界の近・現代史に係る知識、そして、その時間を要する推考を経て飲み得られるべき相応の見識をお持ちではない。恐縮ながら。
軽率、軽知、軽教養を恥じることなく、軽々に、面白おかしくするのを楽しんでおられるようですが、相応の教養と志を高くする先輩に対する不遜・厚顔に、呆れ果てました。
もっと真面目に勉強して下さい。
歴史は100年以上たって正式な解釈がなされるものと思っている。
機密資料が公表されし真実が見えてくる。
田母神論文は断定的であり引用文献等で批判は出来ます。だが学者ではないから目くじらを立てるほどではないと思う。
内容の議論を国会、マスコミが避けていることが問題と思う。
戦前の軍人は選挙権が無く政治的な活動が出来ないから事件を起こした可能性もある。
単に歴史観を述べただけなのに更迭、罷免、退職金の返納等馬鹿の発言が
あまりに多い。隊員の為日本の国のために発言したことで問題になればこれからものも言えなくなります。確かに企業の懸賞論文に応募して肩書きをつけて発表したことは軽率だったとは思いますがこれに拠り近現代史を勉強して自虐史観に偏った歴史観から開放されることを期待します。
まず端的な歴史的事実として、麻生太郎の祖父麻生太吉と吉田茂はいずれもA級戦犯ではありません。衆議院議員であり九州を代表する財界人だった麻生太吉と外務官僚だった吉田茂が戦前の日本のあり方に大きな責任をもつ人間だったことは否定できませんが、1933年に亡くなっている太吉、親英米派で日独伊三国同盟にも反対し、45年には憲兵隊に拘束されたこともある吉田を「超A級戦犯」と表現するのは、たとえ比喩的表現としても歴史記述としてフェアではないでしょう。例えば吉田の責任を問うなら1920年代に中国で総領事を務めていた当時の対中政策への関与を丹念に辿る必要がありましょう。麻生家の炭坑が連合軍の捕虜などに奴隷労働をさせた件でも太吉に責任は問えません。田母神「論文」の歴史認識の杜撰さを指摘する記事中にこのような記述があるのは百害あって一利なしだと思います。
YABUKI's Chinawatch Room INDEX 2006: 平成18年
http://www25.big.jp/~yabuki/my06.htm
長篇書評『マオ』『中国情報源』2006年4月15日
http://www25.big.jp/~yabuki/2006/ya-mao.pdf
final version『中国情報源』
http://www25.big.jp/~yabuki/2006/mao-rev.pdf
>Tさん
「マオ」は資料誤読やこじつけ、証言の捏造が多く学術的価値のないものです。
こちらにこられる皆さんのために、矢吹 晋氏の論文をご紹介します。
中国情報源[2006-2007年版]●●
http://www.mmjp.or.jp/sososha/hon/gen2006-2007.html
このページから
3.特別書評 『マオ――誰も知らなかった毛沢東』(見本4頁)
をクリックすると見られます。
pdfですのでご注意ください。
太平洋戦争とは、当時敵国のアメリカが付けた名称です。日本人としてどちらを使用するかは明らかではないでしょうか。
ちなみに、日本政府として太平洋戦争という言葉を公式に認めたことはありませんし、大東亜戦争という言葉を訂正した事実もありません。
当時のアメリカが大東亜戦争という大義を伴った名称から地名だけをとった太平洋戦争に改めたのは、どういう意図からだったのか考えてみてはいかが?
いうまでもなく、戦争と経済と歴史は絶対切り離せないもの。幕僚長はプロとして、ウソを言えばいいのかな。政府は裸の王様か!日本を悪く言うのはなか国とにんじん国以外ありませんよ。
ていうか、村山談話は時のイチ総理大臣の談話であって政府見解じゃございませんから!!!
日本は侵略をしたなどというのはいいだろうよ。平和平和と叫ぶのも結構。ジェンダフリー。物言わぬ自然の代弁者になるのもいい。反権力を叫ぶのもいいよ。
でもな、そう思わされている、考えさせられている根本にはアカ思想があるのだよ。そうして国民に日本はひどい国だと思わせて。国を弱体化させようって魂胆がある。アカに汚染されている自覚ない人多すぎ!!いいか、赤の方針は変わってきてて、馬鹿な国民を馬鹿なままにして、マスコミでコントロールしようって言う魂胆があるのだよ。
アカに自覚のないものたちが、幕僚長の論文はおかしい、戦前の日本を復活させるって言うけどさ、オレからしたら、アカに染まっている自覚のない者が国を治めたら、日本は共産化し、ソビエトや北朝鮮や中国みたいに貧困と虐殺と粛清と自由のない恐怖政治の国が出来る。オレは損なのは嫌だね。アカが広まった国のモラルは一様に下がる事実もある。
日本は、GHQに支配されたが、GHQもアカだったっていう昔の公文書がアメリカで公開されているのだよ。GHQの行った公職追放もヤバイ。公職追放のせいで、日本の要職は全部あかになっちまった。日本は高学歴で偏差値が高いほどアカになっちゃうんだよ。
まあよ、アカもしくはアカの自覚のない人たちは、勉強が出来る人が多い。勉強しているだけにアカがヤバイのも解かっている。でもな、勉強が出来るだけに頭がいいと勘違いしててプライドが高い、自分が今まで信奉してきた思想を投げ捨てれないし、愚かに見える人の言うことなんて聞けないのだよ。その証拠にすぐヒステリーを起こすよね。ネット上でもしつこくてウザイ。
アカ思想を根本にして、歴史を語っちゃ遺憾。バランス感覚悪いし、なんせアカは僻みという府の感情から生まれたイデオロギーですから。
国益に反するよなあ
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu_english.pdf
北朝鮮を拉致犯罪国と名指しているのと同様、日本は、侵略国家であると自虐思想の政治家で政権担当していて、自衛隊員が、一命をとして国と国民を護るべく護る気力が士気が上がると思っているのだろうか?
麻生首相が、更迭を容認するとは、到底考えられなかった。
命がけで、連合軍との交渉に臨んだ、故吉田茂首相に恥ずかしいとは思はないのだろうか?
小沢や、鳩ぽっぽが騒ぐのは分かっていたが、麻生首相がねと、驚いている。
北朝鮮同様、日本も犯罪国家であると認めている政治家集団に日本の政治を任せてよいのでしょうか?
しかしその同じ人が、「ルーズベルトの仕掛けた罠」や「コミンテルンの陰謀」を言い募っているのはどういうことでしょうか。「罠」や「陰謀」にはめられなければ、日本は大東亜戦争をやらなかったということでしょうか。
ならば、戦争の成果を誇る資格が日本にあるのだろうかという疑問が湧いてきます。大東亜戦争がアジア諸国の独立に寄与したとしても、そもそも日本は、「アジアを解放したい」という純粋な義侠心からではなく、騙されてその戦争を始めたわけですから。
田母神氏の主張は、矛盾していると思います。
そして、「もし、これを陰謀と呼ぶならば、これだけ警告されていたのにもかかわらず、どうして日本政府や陸軍のトップがむざむざとだまされたのかという話になってしまいます」と指摘されています(文春新書92『昭和史の論点』)。
田母神氏のコミンテルン陰謀説には、上記のような疑問を禁じえません。それでも「コミンテルンの陰謀だ」と言うのなら結構です。でもその場合は、田母神氏とその支持者たちに、「当時の指導者たちはアホだった。だからまんまと騙された」と明言してほしいですね。
田母神、そんなに国民主権がいやだったら北朝鮮でも亡命しろ。
なお毎日新聞、文藝春秋は「南京大虐殺」については捏造派に属します。
むしろ尊敬すべき行動です
良い成績を取る事が一番大事だから、テストで良い点を取るために
教科書通りに丸暗記して、先生の言うことは一語一句漏らさずノートを取り、
しっかりと勉強してたのでしょう。
ところで、明治時代生まれの戦争経験者って身近にいませんでした?
ここは極左の方のブログなんですか
私には、幕僚長は得をしているよう見えませんがどうでしょう?
「一方方向からしか物事を見ずに、決め付ける」ように僕たちを教育し、そう仕向けることで、事実から目を遠ざけさせる。
つまり、影で得をしている人たちが誰か?それを明らかにする事が答えではないでしょうか?
これだけ情報がネットにはありますので、日本が仕掛けた戦争ではないことぐらいすぐにわかります。(しかもアメリカの公式文書から)
僕らが学校で教わってきたことは、一部嘘でした。こうなるとどこまでが嘘かわからなくなります。
・・・(都合の悪い人の情報)は都合の悪い人たちによって、流されないようです。(中国・韓国の情報が流れてこないように、向こうにも都合のよい情報しか流れていないそうです):ソウルからの留学生金さん談
マスコミはグルというより、うまく利用されている感じです。教育も政治も。
表ざたになり、光を当てられると困る人達に、どうぞ光が届きますように。
もっとも口火が「大東亜戦争じゃないもんっ」の時点で期待はしなかったが。
子孫である以上自分らの先祖信じようよ。
田母神さんは論文で何の得もしてない、
むしろ失う覚悟で伝えようとした事実もあるんじゃないか?
大体今の知識はアメリカ支配後の知識だし、
今の日本人はGHQにマインドコントロールされていると思っても不思議じゃない。
ちなみに民主党小沢さんはウォーレンバフェットにコントロールされているし自民党はホワイトハウスにコントロールされている。
それとも上の方で反論している皆さん、世界が受け入れない主張を当然だと思ってるんですか?
そういうのは「井の中の蛙、大海を知らず」と言うんですよ。
以上です。
軍中央の意向も聞かなかった人が、中国に了承を得たのでしょうか。
早急に第二次世界戦争がいかなるものか、再教育の必要がある。
さもないと、第三次世界大戦は日本発になってしまうだろう。
ただ、怪我の功名としては、これで日本の安保理常任理事国入りと旧敵国条項削除がまた遠のいたということでしょう。「あの国の文民統制はアヤシイ」と言われたら言い返せないですからね。やっていいことと悪いことの区別のつかない人が幕僚長。しかも、「関係ねえ」発言でその兆候が見えながら政府が放置していたのだから、とんだ大恥というものです。
日本は軍事上のプレゼンスなんか目指さなくていい。これからだんだん老人ばかりの貧乏な国になるんですから。今ある金を大事に、ウサギ追ってフナでも釣ってましょうや。
具体的にどこが間違っているか書かないと、妄想韓国、中国といっしょだよ。
幕僚長の寄稿とあらば『文藝春秋』だって掲載するだろう。
不動産会社のメセナ懸賞論文に、幕僚長が投稿など考えられない。
これになんの権威もなく元谷外志雄個人の出版を記念してという程度のメセナに過ぎない。
この投稿、それ自体が幕僚長として見識が疑われる。
そしてそれは自然と疑惑につながる。動機だ。
なぜ航空幕僚長は不動産会社のメセナ懸賞論文に投稿したのか。
入賞者13人のうち、学術関係者とおぼしきは近現代史研究家、拓殖大学日本文化研究所客員研究員の2名だけ。他に経営者、会社員、パートタイマー、学生。
その中で幕僚長はあまりに唐突、異質である。
航空自衛隊を統括する航空幕僚長が戦前の歴史観を発表するのに、選ばれるかどうかすら分からない懸賞論文という形態は、それにふさわしい発表機会なのか?
そんなわけがない。
問題の焦点は幕僚長と元谷外志雄(地元石川県を舞台に自民森派と関係している)との個人的な関係に絞られるだろう。
この問題は決して論文内容の問題だけではあり得ない。スキャンダル性は高い。
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田母神俊雄空幕長の『論文』はアジア的にもアメリカ的にもダメで、「学問研究の成果」にも値しなかった
田母神論文は自民党の本音?!~「航空自衛隊を元気にする10の提言」にもかかわらず任命した責任は重い
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&client=mv-google&rl=yes&feature=related&v=2udKKREpIEQ
これをYouTubeで見たらどうかね