2008.10.19 (Sun)
解散から逃げる麻生の支持率はどんどん落ちるばかり
日本の調査では、結果にかなりのばらつきが見られるが、回答者の情報が記されていないため、回答者によってかなりの差がみられるようだ。北米の場合、回答者の支持する政党がそれぞれ%か書かれているので、結果の違いも納得できるものが多いが、日本の調査の場合、回答者全体の人数はおろか、回答者がどの政党を支持するかも全く書かれないので、回答結果にいろいろなばらつきが見られていても、それがなぜかはわからない。
極端な話、例えば、24%と言っても、オフィスにいる人10人に聞いて、2~3人が自民と民主の大連立に賛成といえば、24%になってしまうのだ。日本のメディアによる世論調査は、もう少し正確に何人を対象にして、回答者の支持政党の割合などを明記するべきだと思う。自民党支持者によって回答された場合、自民党に有利な結果がでるし、民主党支持者によって回答された場合、民主党に有利な結果がでるからだ。又、自民党から広告費をたんまりもらっている電通を通した調査と、公明党の聖教新聞を印刷している新聞社、又はその他の新聞社が独自で行った調査との差も大きい場合と思われるので、その辺も考慮するべきだ。
追い込まれた自民党が生き残る最後の手段として考えたのが、民主党との大連立だろうが、時事通信と毎日の世論調査では、「自民、民主などの大連立」が最も望ましいという結果が出ている。などには、公明党も含まれるのか?確かに、自民党を支持する人たちにとっては、政権交代必死の状態では、民主党と連立政権を組んでなんとか生き延びて欲しいと望むのが当然だろうが、民主党や野党支持者たちにしてみたら、自民党との大連立なんてとんでもない話だと思う。これらの調査もきっと自民党支持者を中心に回答された結果ではないかと思う。
「大連立望む」が24%=ねじれ解消を期待-時事世論調査
(時事通信社 - 10月18日 15:01)
時事通信社が10~13日に実施した世論調査で、望ましい政権の枠組みについて尋ねたところ、最も多かったのは「自民、民主などの大連立」で23.7%だった。9月の前回調査でも「大連立」(21.4%)がトップで、衆参両院のねじれ状態が続く中、大連立による安定した政権を望む傾向が強いことがうかがえる。
「大連立」に次いで多かったのは、「自公連立」18.3%(前回比3.0ポイント増)。以下、「民主中心の非自民連立」15.4%(同0.2ポイント増)、「自民単独」11.0%(同1.5ポイント減)、「民主単独」10.8%(同2.0ポイント減)が続いた。
別に自民党と民主党が大連立を組まなくても、参院と衆院で民主党が勝てば、ねじれは解消されるのだけどね。この辺が、自民党寄りのメディアによって書かれた記事だとばればれなところだ。
毎日でも、自民党と民主党が大連立を望む声が一番多いとなっているが、それよりも、麻生の支持率がどんどん下がっているそうだ。
<毎日世論調査>麻生内閣支持36% 9ポイント下落(毎日新聞 - 10月19日 20:21)

麻生太郎相=2008年10月14日、藤井太郎撮影
毎日新聞は18、19両日、電話による全国世論調査を実施した。内閣支持率は36%で、麻生政権発足直後の9月24、25日の前回調査から9ポイント下落。また、前回初めて自民党がリードした「次の衆院選で自民党と民主党のどちらに勝ってほしいか」への回答が再逆転するなど、衆院選に関する質問も自民党に厳しい数字が並んだ。次期衆院選が11月30日投開票の可能性が高まっている中、調査結果は麻生太郎首相の解散戦略に影響を与えそうだ。
麻生内閣を「支持しない」と答えたのは前回調査比15ポイント増の41%で、不支持が支持を5ポイント上回った。「関心がない」は6ポイント減の21%だった。
支持理由は「首相の指導力に期待できる」が前回に続き最多だったものの9ポイント減の33%だった。一方、不支持理由のトップは「首相の政策に期待できないから」で6ポイント増の42%。経済状況悪化への首相の対応への不満が支持率下落につながっていることがうかがえた。また、中山成彬前国土交通相が問題発言で引責辞任したことも影響したとみられる。
「衆院選でどちらに勝ってほしいか」との質問は、参院選直後の昨年8月に始めて今回が14回目。自民が5ポイント減の36%、民主が11ポイント増の48%、その他の政党が1ポイント増の12%だった。今年8月まで12回連続してリードした民主が再び12ポイント上回る結果となった。
「衆院選が今実施されるとしたら、比例代表でどの政党に投票するか」に対する回答は民主が38%で、自民の25%を大きくリード。前回は自民が民主を6ポイント上回った政党支持率も自民が4ポイント減の24%、民主が5ポイント増の27%で逆転した。
そりゃそうだよね。血税を湯水のごとく、ナイトライフに使っているんだから。自分は、高級な会員制バーなどで毎晩仲間と飲みほうけていて、ナニが経済対策を重視だよ。秘密のミーティングなら、官邸でやれ!
はしご酒も目立ちます…麻生流ナイトライフ (読売 10月18日)
麻生首相が就任してから3週間余り。公務を終えた後、レストランや行きつけの会員制バーなどで、夜遅くまで過ごす日が目立つ。
周辺は「息抜き」と説明するが、政界関係者との密会を重ねているのではないかとの憶測も絶えない。
9月24日の就任から10月17日までの24日間で、首相は地方滞在中を含めて25回の「夜会合」をこなした。就任から同じ期間で夜会合が5回だった福田前首相の5倍の頻度だ。食事の後、ホテルの高級会員制バーなどで飲み直す「はしご」の多さも際だつ。最近4代の首相を就任後24日間で比べると、小泉元首相の「はしご」は1日だけ。安倍元首相、福田前首相はともにゼロ。麻生首相は7日で、帰宅も平均すると午後11時近くと、「断トツ」で遅い。
食事やバーでの同席は側近の松本純官房副長官が9回で最多。次いで、6人いる首相秘書官のいずれかの同席が6回と、身内が目立つ。ただ、これは首相側の説明に基づいていて、会員制バーなどで実際に誰と会っていたのかは確認しにくいのが実情だ。「マスコミの目を盗んで重要人物と密会している」との見方も根強い。
16日夜も、首相側は事前に「秘書官と食事」と発表したが、実際は中川財務・金融相、甘利行政改革相らと会っていた。人目につきにくいバーを多用し、深夜まで会合を重ねる「麻生流」がいつまで続くか--。
◆麻生首相の一日(18日)◆
【午前】7時30分、東京・神山町の私邸周辺を散歩。10時、東京・市谷本村町の防衛省で自衛隊殉職隊員追悼式。11時6分、東京・高輪のホテルパシフィック東京内の「理髪佐藤」で散髪。
【午後】1時10分、東京・北青山の紳士服店「テーラー森脇」。同31分、同所の「ウチイケ鍼灸整体院」でマッサージ。4時12分、私邸。同14分、斎木昭隆外務省アジア大洋州局長。同18分、小田部陽一外務省経済局長加わる。同45分、ラッド豪首相と電話会談。5時50分、東京・六本木の六本木ヒルズ。6時6分、同所の映画館「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」で、ケイラ仏映画庁長官。二階経済産業相同席。同17分、東京国際映画祭開会式。7時9分、映画「レッドクリフ」を鑑賞。9時48分、同所の飲食店「馬尻」で秘書官と食事。11時37分、私邸。
読売にしては珍しい記事だけど、こういった記事を読めば、なぜ接待に年間で3000万円も使ったのかがよくわかるね。麻生って「夜の帝王」だけど、漢字の「お子様」だよね。
ゲンダイの最近の記事は、このところ、とても傑作なものが多いので全部紹介したいが、そうすると長すぎてしまうので、今日は、1つだけ紹介しておきたい。麻生をもぐらたたきゲームのもぐらのように徹底的に叩いているところがスカッとする。
麻生首相 この男はグズで卑怯でヘナチョコだ(ゲンダイネット - 10月19日 10:00)
日本の国会は完全にマンガだ。これまでは、強い与党が「イヤなら解散するゾ」と野党を脅して法案を通してきたものだが、麻生首相の場合は野党から「解散しろよ、法案は通してやるから」と“逆脅し”をかけられている。これだけでも、解散するのが総理の威信というもの。野党にナメられたらオシマイだ。
ところが、麻生は解散から逃げまくっている。15日の参院予算委員会も焦点はこの一点だった。
麻生が、月刊「文藝春秋」に寄稿した論文で、「臨時国会の冒頭で堂々と国民の信を問う」と勇ましく宣言した問題が取り上げられ、民主党議員から「言ったからには(解散を)すべきだ。やれないなら言うべきではない」「違うというなら(論文を)撤回しろ。撤回しないなら解散しろ」と攻め込まれていた。ここまでコケにされたら、腹をくくるのが男だが、そんな気概はなく、「状況は日々刻々変わる」と逃げ腰に終始。みっともない九州男児の姿だった。
もともと麻生内閣は、2代続いた政権放り出しを受けて急ごしらえされた選挙管理内閣。解散・総選挙をするのが最大の仕事だと有権者はだれもが思っている。しかも麻生という男は、金持ちボンボンのひ弱さを隠そうと、口をひん曲げ、べらんめえ調で「小沢一郎を選ぶか、オレを選ぶか」と、挑発的な政治をウリにしてきた。
それが、イザとなるとこのザマ。自分で決めた解散もできないでいる。ケンカもできないグズで卑怯でヘナチョコということだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「麻生首相は、負けず嫌いでエエかっこしいのガキ大将を気取っている。でもガキ大将には、人望と腕力があるガキ大将と、親が偉くてカネ持ちだからなれるガキ大将の2種類がある。麻生首相がどちらなのかは言うまでもありません。不屈の信念とか一貫性なんてないのです」
●こうやっているうちに安倍、福田と同じ野垂れ死に必至
麻生が解散から逃げるのは、選挙で惨敗して政権と総理の座を失うのが怖いからだ。
「自公与党が福田首相を引きずり降ろし、麻生首相に代えた頃は、総選挙をやれば勝てるという極秘世論調査があった。ところが、福田放り出しやバカげた総裁選で有権者の政治不信が一気に強まり、9月末の300小選挙区調査では最大でも自公で220議席しか取れないという結果が出た。これで麻生首相は腰を抜かし、解散せずに方針転換してしまった。それからは、大新聞を使って解散風を吹かせては、解散したがっている民主党に政策や法案で協力させ、一日でも長く延命するという卑怯な政治になっているのです」(政治評論家・森田実氏)
選挙管理内閣だと位置づけているから、大マスコミは暴言・失言癖の麻生をたたかず、暗い麻生家の過去もあえて問わないのだが、それでイイ気になってガキ大将首相が来年9月の任期満了選挙まで居座ろうなんてしたら、とんでもない話だ。
「麻生首相は、解散を引き延ばして、民主党が大チョンボしたり、勝てるチャンスがきたらと思っているのでしょうが、来年9月まで待っても勝機は訪れませんよ。不況がどんどん拡大し、解散するチャンスはなくなる。また野党と全面対決になる中で政治空白が続くから支持率が落ち続け、マスコミにたたかれ、野垂れ死にするしかない。人気も新鮮味もなくなれば、来年の総選挙前に引きずり降ろされ、次の総理と交代させられる運命なのです。麻生政権は、逃げたって終わりなのです」(森田実氏=前出)
野垂れ死にが分かっているのに、おびえて勝負に打って出られない。安倍や福田と同じ道を選ぼうとしているのだから、臆病で無能な小物ということだ。よくぞ「小沢を選ぶか、オレか」なんて大口をたたけたものだ。
すそに鉛を入れて足長に見せるズボンに手を突っ込み、ちょい不良を気取っている麻生だが、明日からは強がりをやめて背中を丸めてコソコソしていた方がお似合いだ。
(日刊ゲンダイ2008年10月16日掲載)
このところ日刊ゲンダイの麻生叩きは徹底している。安倍叩き以上かも。
国民の気持ちを代弁して、麻生に解散を迫ってくれた民主党石井一副代表が5年前にマルチ商法業界の政治団体「流通ビジネス推進政治連盟(現・ネットワークビジネス推進連盟、東京都)」などから献金450万円受け取っていたことがわかった。
でも、前田議員や野田議員のように国会でマルチビジネスを擁護していたわけじゃないし、ネットワークビジネス推進連盟を立ち上げて、名誉会長に就任していたんだけど、すでにそのネットワークビジネス推進連盟は消滅しているそうだ。マルチビジネスを堂々と擁護していた野田議員を消費者保護行政を推進する立場である消費者行政担当相に任命した麻生の責任に比べたら、たいしたことないと思うよ。おまけに麻生は、事務所で堂々とアムウェイの空気清浄機まで使っているっていうじゃない。麻生だってアムウェイから献金もらってるんじゃないの?
参考記事:
『きっこのブログ』より
麻生太郎はアムウェイのお得意様
自民党のアムウェイ議員
ましてや、麻生だって代表を務める「自民党福岡県第8選挙区支部」が汚職医療機器販売会社「ヤマト樹脂光学」から献金を受たのが発覚したら、まるで他人ごとのように「返すのは当然で、きちんと対応しろとの指示はだいぶ前に出している」なんて言って、献金を返還するだけで済まそうとしているんだから。石井一副代表も「返すのは当然で、きちんと対応しろとの指示はだいぶ前に出している」と献金を返還すればいいのでは? でも、一応、どういういきさつでネットワークビジネス推進連盟の名誉会長になったのかを国民に説明した上で、現在の状況なども語るべきだとは思うけど。
アジの開きじゃなくて、アソウの開き直りを見習って開き直りでいくしかないよ。アソウを追いつめるためにも、石井副代表には、これからもぜひ、がんばってもらいたいし。
麻生は解散を長引かせれば長引かせるほど、支持率も人気も下がり、このままいけば、来年の9月までには、「支持率はゼロになる!」と思ったら、今日も応援よろしくお願いします。

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汚職企業の献金を返還=麻生首相(時事通信社 - 10月18日 01:01)
麻生太郎首相が代表を務める「自民党福岡県第8選挙区支部」が、汚職事件で摘発された医療機器販売会社「ヤマト樹脂光学」(東京都千代田区)=破産手続き中=から献金を受けていた問題で、首相は17日の衆院テロ防止特別委員会で、献金を返還する意向を示した。
首相は「返すのは当然で、きちんと対応しろとの指示はだいぶ前に出している」と述べた。民主党の川内博史氏への答弁。
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- 解散権はオレ様にある野田!(笑) (2008/10/17)
バルセロナで日本語の教師をしているものです。
私の生徒はほとんど全て日本の漫画から日本語が好きなった人なので、麻生氏の人気はクラスでもかなりのものです。
たま~に、スペインでは日本のニュースが流れるんですが、
政治の話はぜんぜん入っこないので、実は麻生氏が総理大臣ということを生徒から知りました。
どれくらい持つんでしょうか。
また来ます。
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NO.652 マルチ商法疑惑、どっちもどっちで痛み分けにするな。
NO.649 カネもらってマルチ商法を応援・・・自民も民主も。
10月8日まであったネットワークビジネス推進連盟のホームページは閉鎖されているがキャッシュによると
03年9月下旬、(流通ビジネス議員連盟として)民主党副代表で衆議院議員(当時)の石井一氏が議員連盟を立ち上げ、名誉会長に就任した。
就任にあたり、石井氏は「ネットワークビジネスは将来の日本の成長産業」と注目した。
そして、議連の事務局長には前田雄吉議員(民主党)、事務局次長には牧義夫議員がそれぞれ就任。
ネットワークビジネスの主宰会社への訪問を開始する。
石井一氏が「ネットワークビジネスは将来の日本の成長産業」と発言していることは国民の被害も無視した認識であり反省してもらいたい。
この議員連盟を作ったのが石井氏であれば、その責任は問われなければならないと思います。
献金450万円を政治連盟に返せばいいという問題ではないと思います。
それを抜きに野田大臣の追及だけはできないと思います。