2008.10.04 (Sat)
自民党は民意を汲んで一刻も早く衆院解散、総選挙せよ

「繪本平家物語」より『小督』
政局よりも政策を実行することが民意だって?誰がそんなこと言ったというのだろうか?今の自民党を見ていて思うのはまるで落ち目の平家のようであるということだ。水鳥の羽音に驚いて一斉に退却した富士川の闘い。たいまつをつけた牛の群れに恐れをなした倶利伽羅峠の戦いなど。いくら権力にしがみつこうが、隠しようのない膿が噴出する「あっ・そ~」内閣。
BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」より
「富士川の闘い」とは、ちょうど、10月20日に行われた平家と源氏の大逆転劇だった。
その時: 治承4(1180)年10月20日
出来事: 源頼朝が富士川で初めて平氏を打倒した
源平合戦の初戦である富士川の戦い。「水鳥の羽音に驚いて逃げ出した」と、京で貴族化した平氏のひ弱さが強調される。しかし平氏軍を恐怖のどん底に突き落としたのは、想像を絶する頼朝の軍勢の数だった。
なにしろ源頼朝は、わずか2ヶ月前に伊豆で決起し惨敗。再起不能の危機に陥っていたのだ。なぜ、死に体の頼朝は短期間に軍勢を結集し、富士川に布陣することができたのか?
頼朝は関東武士が抱えていた平家の施策に対する不満を見抜き、自らが新たなる統治者として土地所有などの権利関係をリセットすると宣言。それは多くの武士にとって「希望」そのものだった。とはいえ頼朝に与し、中央政府と対決するのはオール・オア・ナッシングの際どい選択。迷う関東武士を味方に出来たのは、彼らの心理を巧みについた頼朝の見事なパフォーマンスだった。わずか2ヶ月の大逆転劇。その真相を描く。
まさに現政権を握る弱体化した自民党と国民の不満を見抜き、次の政権を目指す民主党の闘いのようではないか。
それにしても、麻生太郎は総裁になる前は、衆議院を10月3日に解散するなどとメディアを通じて言っていたから、それを信じて、政権交代を望む地方の人たちは、総裁選で麻生に投票した人も多かったのではないだろうか。それなのに、今になって解散がいつになるかわからないなんて、公約違反もいいところだ。
麻生とは、最初からブレまくり、嘘つきの首相ということで、有名になるだろう。そんな関係で、今日は麻生の所信表明を批判する声を集めてみた。
まずは、麻生の天敵、野中広務元自民党議員の声から。
麻生首相の演説に、野中広務は、、、1
追記:『大津留公彦のブログ2』の大津留さんが、インタビューの要点を書き出して下さったので、ご参考まで。
次に、TBいただいた『逍遥録 -衒学城奇譚-』の「豊かでなくても、ソレで満足する国民たれ」では、麻生の次の言葉を批判している。
「日本は明るくなければなりません。幕末、我が国を訪れた外国人という外国人が、驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、わたしども日本人とは、決して豊かではないにもかかわらず、実によく笑い、微笑む国民だったことを知っています。この性質は、今も脈々受け継がれているはずであります。蘇らせなければなりません」
なるほど、こういう解釈の仕方もあるんだなとうなってしまった。
又、植草一秀の『知られざる真実』麻生首相代表質問VS小沢代表所信表明演説でも、
「わたくし麻生太郎、この度、国権の最高機関による指名、かしこくも、御名御璽(ぎょめいぎょじ)をいただき、第92代内閣総理大臣に就任いたしました。
(中略)
この言葉よ、届けと念じます。ともすれば、元気を失いがちなお年寄り、若者、いや全国民の皆さん方のもとに。」
という文中の「御名御璽(ぎょめいぎょじ)」という言葉が時代錯誤も甚だしいし、「元気を失いがちなお年寄り、若者、いや全国民の皆さん」という言葉も無責任で国民を馬鹿にしていると批判している。そして、なぜ麻生がここまで国民を差別するのかというと、
「優劣意識」の強さは「強い劣等感」の裏返しだと感じられる。
と分析されている。まさに、私もそう思う。麻生は、きっと自分自身にかなりの劣等感を持っているのではないか。だから、国民を見下すことで、心の平和を見出しているのだろう。
代表質問の答弁で、「麻生は解散するつもりはない。全てオレ様が決めるのだ。」と言い、2年で2回も首相が途中でトンズラした自民党に「それと政権能力があるかないかは関係ない」と言い放ったくらいだ。国民の不満など全く関知せず。ヲマエラ下々のものは、ただお上の言うことを黙って聞き、強く明るく生きてりゃいいんだよと思っているに違いない。
政権担当能力のない自民党政権を長引かせるのは、国民にとっても、日本経済にとっても良くない。今解散時期を言わないということは、来年の9月まで解散しないつもりだろう。
皆の衆、今こそ国民が立ち上がって、自民党政権をぶっ壊そうではないか。
関連記事:
『きっこのブログ』所信表明は大ウソだらけ
関連過去ログ:
麻生太郎の所信表明と国連総会演説(YouTube)
麻生太郎が献金を受け取っていた「ヤマト樹脂光学」の久保村広子社長が汚職で逮捕(8月25日)
麻生太郎が資金管理団体「素淮(そわい)会」政治資金3500万円を飲み食いに(8月18日)
麻生太郎の金集め:企業・団体などから1年で3億円(8月9日)
麻生太郎のナチス発言にみられる差別主義の根源(8月5日)
願わくば、平家を倒した源氏のように、野党や国民が結集して、強制的にでも解散させたいと思ったら、今日もランキングの応援、よろしくお願いします。

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さっそくコメントに対するお返事いただきましてありがとうございました。
湾岸戦争の時、小沢氏がたまたま自民党の幹事長だったということで、米国への135億ドルの資金を提供したけれども外務省の領収書は100億ドル分しかなかった。あとの35億ドルの行方などについて小沢氏が横領したとかいろいろと噂されていますが、全く証拠はありません。私は埋蔵金として保管されているのではないかと思います。
小沢氏は、そんな自民党が嫌になって飛び出したのだし、今度は民主党代表として、国民がこれまでに払ってきた税金は国民に戻すと言っています。今は、小沢氏を信じ、民主党をしっかりと監視しながら、国民主権政治の実現を待つしかないのではないかと思います。
ゆりかりんさま、
本当にいらいらしますね。
ただ、解散権はいくら総理にあると言っても、8割以上の国民が不満を感じる政権をいつまでも維持することはできないでしょう。日本は一応、民主主義国家なのですから。
コメントありがとうございました。
こちらこそ情報提供ありがとうございました。
麻生さんには頭の痛いことでしょう。
野中さんと小沢さんとは長い関係がありますからおそらく相当のことがあるのでしょう。
総裁選前には「いったん民主党に政権を渡すのも一つの方法」と言っていたので政策的にあまり大差がないと思っているでしょう。
>私もある程度は検証しているが(彼は)弱みを(アメリカに)握られているのではないか?
の「私もある程度は検証している」は「私も経験している」ではないかと聞き直しました。
これはかなり重要な発言だと思います。
湾岸戦争の時に日本の出したお金の行方を言っているような気がします。
いずれ歴史が明らかにするのでしょう。
私はあまり日本国民が小沢一郎に期待をするとしっぺ返しに会うような気がします。
細川政権の経験もありますし。
政権交代の為に民主党に期待する気持ちは理解しつつも冷静に事実は見たいと思います。
燃え立つような情念と冷たく冴えた知性の両立が必要だと思います。
同じ文章を私のブログにも書きました。
早く、自民党&創価学会の、“恥辱”政権が終焉を迎えないかと、
もうマイノリティでは、やってらんない気分ですだ。
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党名に偏見を持つのも人間、党名なんて気にしないのも人間!…党名アレルギー克服(?)のために
麻生解散引き延ばし戦術には国民カンパ約束大作戦で徹底抗戦しよう!
それにしても野中元幹事長のテレビ発言。痛快な麻生批判でしたね。
解散総選挙引き伸ばしに出た麻生。何とも歯がゆい思いでブログを
開設しました。また寄らせていただきます。