2008.09.26 (Fri)
拝啓、麻生太郎内閣総理大臣殿
1つのパラグラフがかなり長い文章なので、このブログ用に読みやすいように勝手にパラグラフを区切って一部を紹介したい。続きは、直接harepandaさんのブログに飛んでみてね。
二千八年九月二十五日
麻生太郎内閣総理大臣殿
harepanda
拝啓
自由民主党総裁および内閣総理大臣就任のほど、おめでとうございます。総理大臣という重要なポストに就いている方については、広く国民のため公にしておいたほうが良い事項がありますので、このたび公開質問状の形式にて質問書を送らせていただきます。
まことに困ったことに、現行の日本国憲法には総理大臣の持つ衆議院解散権限の明文規定がなく 条文解釈で対応している状況です。しかも、総理大臣は衆議院解散の日程については嘘をついても良いという政治的慣習があり、公職選挙法は、選挙が公示されるとホームページ等の情報に更新を加えてはならないという運用をしているため、国民の側からすると、情報発信が出来なくなるタイミングを計ることが難しいという、非常に困った状況になっております。
つきましては、本質問状に対する回答を、出来る限り早めにいただきたく存じます。詳細な議論や検討は不要ですので、ありのままの思いを早めにご返答ください。回答不能の部分は「回答不能」で、さしつかえありません。衆議院を解散し、選挙の公示が近づいてきても回答が届かない場合、私見による解釈を公開させていただくこととなりますので、遅くとも公示日の三日前必着でご返答ください。間に合わなければ、電子メールでも構いません。
なお、当方は自由民主党や民主党を含め、いかなる政党やNGOのメンバーでもなく、政治学者でもマスコミ関係者でもなく、単なる一市民(会社員)であります。
よろしくご回答のほど、お願い申し上げます。
敬具
記
(一)週刊新潮の九月二十五日号に、自由民主党の総裁選選挙において、公明党は選挙の顔になる総理大臣を望んでおり、早い段階で麻生総理の支持を決定、総理がクリスチャンであることは不問としたとあります。これは特に問題ないのですが、総裁選が始まり、地方票獲得のため各陣営とも自民党員の名簿を持って電話作戦を展開したところ、麻生陣営の電話作戦は他を圧倒しており、地方の創価学会組織が協力しているのではないかと噂されていると記事にありました。選挙は事実、地方票では麻生総理大臣の圧勝でした。
この記事が憶測ではなく事実であり、自民党員の名簿を創価学会に渡して電話攻勢や個別訪問を依頼しているなどの方法をとっていたのであれば、個人情報保護法に抵触する可能性があります。仮に合法だとしても、一国のリーダーの座をしとめる方法として、感心できるものではありませんし、自由民主党の個人情報保護方針に反し、党としての懲罰の対象となる可能性すらあります。
実際のところは、記事の信頼性、創価学会の選挙協力の実態、個人情報保護法の細かい規定や司法における前例を見ないと何も断定できませんが、この際、総理大臣自ら国民の前に事実を明らかにし、週刊新潮の記事に誤報があるのであれば法的措置の使用も含めた形で明確な反論を行うべきだと思いますが、いかがでしょうか。
(二)私も総理大臣と同じく、一時期、英字紙TIMEを購読していました。日本国内のことについて、日本のマスコミがタブー視して書かないような記事が載っていることがあり、なぜ自分の国のことを、外国語メディアで知ることになるのかと、情けない思いをしたものです。この、TIMEで初めて知ったことのひとつが、野中広務氏が被差別部落出身であることで、昨今になってようやく、日本語メディアでも情報が手に入るようになりましたが、まだまだ、多くの国民が知っていることだとは思われません。
麻生総理大臣は否定していらっしゃいますが、野中広務氏についての本に、麻生総理大臣が被差別部落出身者への差別発言をしたとの記載があります。
「総務大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような部落出身者を日本の総理にはできないわなあ』とおっしゃった。そのことを、私は大勇会の三人のメンバーに確認しました。君のような人間がわが政党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんかできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」野中の激しい言葉に総務会の空気は凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった。(魚住昭『野中広務 差別と権力』)
この書物の該当箇所は、昨今では週刊誌も取り上げるようになり、知名度が上がりつつありますし、大手マスコミも徐々に野中氏のインタビューやテレビ出演を増やしております。もし、この発言が事実無根であれば、今後は問題から逃れようとしたり黙殺しようとするのではなく、疑問の余地を残さぬまで完全に否定し、魚住氏を名誉毀損で告訴したりしたほうがよいでしょう。また、この書物を事実と前提した上で麻生総理を批判する申し入れを行った、全国地域人権運動総連合と全解連・福岡県部落解放運動連合会に対する回答を行うべきと考えますが、総理大臣の見解をお聞かせください。
(http://homepage3.nifty.com/zjr/topics8_1.htm/)
(三)日刊ゲンダイの二千八年九月十七日号にまとめられていますが、自由民主党の総裁選挙という、党員以外には選挙権のないものについて、一般向けの演説会を行うのは、党の宣伝であり、来るべき衆議院議員選挙に向けた事前運動ととられても仕方がなく、多くの国民が、あの熱狂に違和感を覚えております。違法か否かは司法や警察の判断によりますが、元東京地検特捜部長で弁護士の河上和雄氏は、十四日のテレビ番組で、「自民党の総裁選は総選挙の事前運動だから公職選挙法違反」と指摘しており、司法のプロである人物が、このような発言を行ったのは重い意味があります。
「昨年の総裁選の地方遊説は全国四カ所。一昨年は五カ所だったが、今回は十七カ所に膨れあがった。選挙に弱い地域を総ざらいするつもりです。高知市を抱える高知一区は橋本大二郎前知事が立つ激戦区だし、愛知は民主党の金城湯池。北海道も民主の牙城で、郵政選挙ですら十二選挙区中八選挙区を民主党に取られる惨敗だった。だから総裁選で盛り上げるんです。今後は小沢民主党代表のお膝元である岩手や、亀井久興国民新党幹事長の出雲にも乗り込む。衆院選のためのポーズですよ」(同行取材中のジャーナリスト・横田一氏)
反論がございましたら、ご提示願います。
こんな感じでどんどん面白くなる質問が二十四まで続く。
興味のある方は、続きを読むへ
今日の曲は、私の大好きなエリック・クラプトンの歌の中でもお気に入りのWonderful Tonight。カナダの人気歌手マイケル・ブブレもポルトガル語を交えて歌っているけど、曲の雰囲気が南国風になっていて全く違うんだよね。アレンジの仕方でここまで変わってくる二つの曲を比べてみると面白いかも。
Eric Clapton - wonderful tonight
Michael Bublé - Wonderful Tonight
いつも多大なる応援ありがとうございます♪

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

↑このバナーは『わんばらんす』のココロさんからお借りしています。
- 関連記事
おめでとうございます。
amazon
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E8%AB%96%E5%A3%87%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-657-%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8-%E4%BF%8A%E5%B0%9A/dp/4166606573/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1222444657&sr=8-1
私はソ連赤色帝国を無血で葬り去ったボリス・エリツィンという人物を尊敬しています。彼の信条の一つには、
『最も答えにくい質問を選んで答える』
というものでした。剛毅実直は仁に近いとはこのことでありましょう。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック