2008.09.26 (Fri)
磯谷利恵さん拉致殺害事件初公判

3被告、共謀成立時期争う姿勢 磯谷さん拉致殺害初公判で
(2008年9月26日 中日新聞朝刊)
(前略)
「本当のこと言って」 母・富美子さんが会見
「あの金づちで何回も繰り返し殴打されたのかと思うと娘がかわいそうで。被告たちは人の心など持ち合わせていない。絶対に許せない」
殺害された利恵さんの母親富美子さん(57)は25日の初公判の後、記者会見で怒りを口にした。
3被告を初めて目の前にした印象は「どの人もふつうの顔つきには見えなかった」と、被告らの様子に異常さを感じたと話した。
「殺そうという話はしたが、本気で言ったことではなかった、と被告が主張するのを聞くと、どうしてそんなうそをつくのだろうと思った。ひきょう。本当のことを言ってほしい」と、保身に走る被告たちに訴えかけた。
公判では凶器となった金づちや粘着テープなども示された。会見で質問が、公判での利恵さん殺害状況の再現に及ぶと「つらくて聞いていられなかったところもあった」と言葉を詰まらせた。
今後の公判に関しては「求めていくのはただ一つ。3被告の極刑判決だけ。28万人分以上を集めた署名も事件を風化させず、3人を絶対許さないという思いを示すために続けていく」。
娘の遺影は、法廷で被告と向き合わせないよう、かばんの中にそっとしのばせた。「娘には裁判の結果が出てから報告するつもり。それまでは、話すと娘が怖かったことを思い出すと思うので」と唇を震わせて話した。
大切な一人娘をこんな残虐な方法で殺されたお母様が、3人の被告を心の底から憎み、彼らの極刑を求めて28万人の署名を集めたというのは、当然だろうと思う。私が彼女の立場でも同じことをしただろう。
名古屋OL拉致殺人事件 獄中からの手記
さらに、上の動画を見たら、いくら死刑制度に反対している私でも、この3被告には、極刑が適当なのではないかと一瞬思ってしまったほど、こいつらの犯行は残虐だった。それにもかかわらず、全く反省していないこともわかった。被告の一人、川岸健治(41)は、自分たちが殺害した利恵さんに対して、謝罪の気持ちがこれっぽっちもないことを手紙で告白していたのだ。何が彼をここまで冷酷にしてしまったのだろうか。
こんな奴らがのさばるようじゃ、女性は、一人で夜道を歩けないじゃないか。テーザーガンなど女性には護身用の武器の所持が許されるべきだろう。女性には本当に気をつけて欲しい。
一方、海外のニュースでは、こんなニュースが注目されていた。
性犯罪者を強制的に去勢へ、ポーランドが刑法改正方針 (読売新聞 - 09月25日 19:44)
【ベルリン=中谷和義】ポーランド政府が性犯罪者を強制的に去勢する方針を打ち出した。
同国東部の男(45)が自分の娘(21)に性関係を強要し、男児2人を生ませた事件がきっかけで、トゥスク首相は薬品投与による強制去勢を法制化すべく、刑法改正に向けた準備を司法省と保健省に指示した。
子供を狙った性犯罪者の去勢は英国やドイツなどでも行われているが、精神治療や本人の同意が前提で、強制ではない。欧州連合(EU)内には「強制去勢は現代刑法になじまない」(クラウス・ヘンシュ欧州議会元議長)などと人権侵害の懸念が広がっている。
しかし、ポーランドの有力紙ジェンニクの世論調査では国民の84%が賛成し、与野党の大半も支持する方針で、刑法改正はほぼ確実な情勢だ。
性犯罪があまりにも増えすぎた場合、日本にもこんな法改正が選択技の1つとして必要になってくるかもしれない。
いつも熱き応援ありがとうございます♪

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

↑このバナーは『わんばらんす』のココロさんからお借りしています。
- 関連記事
-
- 三浦和義が自殺 (2008/10/11)
- 「もやい」に寄付のお願い (2008/10/06)
- 磯谷利恵さん拉致殺害事件初公判 (2008/09/26)
- 『デヴィの独り言』で次から次に暴露される北朝鮮コネクション (2008/08/20)
- 振り込め詐欺の男を逮捕 (2008/08/11)
>>謝罪の気持ちがこれっぽっちもないことを手紙で告白していたのだ。
検察官が被告人に対して「こんな風に書いたら罪が軽くなるよ」と促したら書きそうな気がします。もちろん被告人が自らの意思で書いたとも想像できますが。
ブログ主さんの被告人の犯した罪に対するお怒りはもっともだと考えます。
>>ポーランド政府が性犯罪者を強制的に去勢
日本でこれやったら反体制的なスタンスの人がみせしめ的にやられそうな気がします。
あと、憲法36条に思いっきし抵触するのでそこら辺の調整が難しいところです。
犯罪防止には国家に対して法改正を求めるようなマターナリズム的なアクションも大切ですが、市民一人ひとりが能動的に行動することもまた重要であると考えます。難しいことですが。
日本はここ数日で一気に冷えてきました。
カナダはどうですか?
>これにはさすがに私もポーランドの意見に賛同しますね.
男性のkaetzchenさんでもそう思われたのですね。
Tさま、
お久しぶりです。お元気でしたか?
確かに、視聴者の感情を煽るものが多いですね。報道が事実かどうか調査するべきですね。
mushさま、
ご心配なく。私が教えているのは初心者ですので、日本人が間違うような高度な文法教えていませんから。言われれば「~たりとも思わずにいられなかった」などと否定と一緒に使うのが正しいですね。ただ、日本語は変化していますから現代では、「一瞬たりとも思う」という表現を使っている人は結構いるようです。
例えば、本来「ぜんぜん」ときたら、否定形になるのですが、今では「ぜんぜん大丈夫」などと肯定系も使われているように。
こんな日本語はありません。ほんとに日本語教師なんですか?
係り結び上、間違ってます。
この意味で「たり」と来たら、
「・・・ない」と否定で結ばなければ、
現代日本語ではありません。
>テーザーガンなど女性には護身用の武器の所持が許されるべきだろう。
>女性には本当に気をつけて欲しい。
国が国民を守るのも、国民が国民を守るのも同じでなくてはなりません。
日本国が日本の主権を侵そうとする者(国)に武力で持って戦えない憲法を遵守している限りにおいて、日本国民が主権を侵されそうになっているからと武器の類を携行使用することは矛盾が生じます。
そのような身の危険に晒された場合は、『私は非戦の誓いを立てています』と、宣言すれば良いのではないでしょうか?
既にそのような決議をされた自治体もありますし、市民団体の活動も盛んです。
>性犯罪者を強制的に去勢へ、ポーランドが刑法改正方針
これも平和国家日本では到底許されることではありませんね。
日本では性犯罪者の再犯率の高さに、法律改正して性犯罪前科者の居住地公開や、GPS装着についても『人権蹂躙反対』の声が強く、法改正にいたりません。
さてさて、日本ほど人権が守られている国はありません。犯罪者も一般人も等しく人権は守られます。
個々の犯罪に心を痛められるお気持ちは良く理解できますが、ここはひとつ国全体としてのあり方、これから先の進み方についてよく考えてみてください。
私個人はルールを破ったものは、それ相応の権利の喪失など認めるべきだと常々思っております。
刑法の抜本的見直しも必要です。死刑制度についても終身刑や、米国のように全ての犯した犯罪について合算で刑期を定めるようにすると良いと思います。
しかし、それには憲法そのものや憲法解釈について見直しが必要となります。
そのあたりどのようなお考えなのでしょうか?
逆に言うと,インセストが許可されていたのは,かつては王族だけだったんです.例えば日本の天皇家がその典型例ですね.源氏とか平家とか藤原氏とか,親戚中が入り乱れてやりまくっている.その様子を書きつづった源氏物語が江戸時代に庶民に普及したのも,案外インセストモラルの破戒を愉しんでいたのかなと思われる部分があります.
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
【日記】今週になった記事とブログ(パキスタンの緊張 、電子投票、その他)
私思うに、過去の裁判のありかたがあまりに手緩く、間違っていたのではないか? 死刑というリスクが少ないため、こういう事件を多発させてしまったのでは?と感じるのです。
「鬼畜凶悪事件を起こしても死刑にはならない。」 「今の刑務所では環境が改善された上に飯まで喰わせてもらえる。」という犯罪者特有の考えが、凶悪事件を増やしているとしか思えないのです。
裁判官も弁護士の顔色ばかり窺わず、人間の常識と磯谷利恵さんの遺族の悲しみを考えていただきたいと思います。
鬼畜凶悪事件には勇気をもって死刑の判決を下してほしいと懇願し、また遺族には、この裁判を勝ち取る権利があります。
もしそうでなければ、国民が裁判官を許さないと思います。