2008.07.24 (Thu)
地球温暖化:アイスワイン・ヴィンテージ・リストからわかること

Tornado-like waterspout seen in Montreal(CBCnews.ca July 23, 2008)
今日車を運転していたら、突然真っ黒な雲が現れて、雨が降り始めたかと思ったら、そのうち激しい雹に変わった。雹というのは、日本ではあまり降らないが、カナダではよく降る氷の塊のようなもので、今日の雹は直径が1cmくらいのかなり大きなものだった。フロントガラスが割れるといけないので、高架下の路肩にしばらく避難していた。5分くらいですぐ止んだのであわてて家に戻った。
隣町のハミルトンという所では、この雨が1時間ほど続き、木になっていた桃がみんな落ちてしまったり、道路が水びだしになったりと大きな被害があったようだ。今日、モントリオールでは竜巻が発生したようだ。カナダでは竜巻はめったに発生しないのだが、やはり、このところ異常気象が続いているせいだろうか。日本でも今日は岩手県沿岸北部で震度5の地震があったとか。被害者の方々には心よりお見舞い申し上げます。
地球温暖化の真偽について触れたエントリー「遠洋調査捕鯨によって排出されるCO2と温室効果ガスが環境に与える影響」のコメント欄がにぎわっている。
そのコメント欄でスパイラルドラゴンさんやkknekoさんらと活発にやりとりしているのだが、その中でスパイラルドラゴンさんが「ワインのヴィンテージチャートを調べれば、1990年以降の気温が、温暖化対策は待ったなしだと言うほど、急激に上昇しているかどうかが、確認できるはずだ」という面白い提案をしてくださった。
そこで、手元にあったカナダのあるワイナリーのヴィダル・アイスワインのヴィンテージを調べてみた。このワイナリーはカナダで最も古いワイナリーの一つで、一番最初にアイスワインが作られた年が1983年だったのだが、一番最初の年は、冬の間葡萄の木にネットをかぶせなかったら、全ての葡萄が鳥に食べられてしまったので、その年の収穫は0(笑)。気温も書いていない。
だから、このワイナリーで最初にアイスワインを収穫したのは1984年となる。Harvest Dateというのが収穫された日付であり、アイスワインの収穫は-8℃以上の日が3日以上続いた後ということで、カナダ東部の一年でもっとも寒い12月と1月が選ばれる(例外的に2月や3月に収穫する年もある)。だから、たいてい12月に収穫されるのだが、12月に十分気温が低くならない場合は、1月まで待つことになる。
そして、このチャートを見てみると、面白いことがわかる。

このチャートはクリックすると大きくなります。
1984年~1989年、1990年~1999年(1994~1997は不明)、2000年~2006年の収穫時の平均気温を比べてみると、下記のようになる。
ヴィンテージ 平均温度
1984~1989 -14℃
1990~1999 -13.8℃
2000~2006 -11.6℃
1984年から2006年という短いスパンだが、やはり、収穫時の気温は年々上がっていることがわかる。各ヴィンテージの気温を折れ線グラフにすると一番わかりやすくていいのだろうが、いまのところツールがないので、右肩上がりのグラフを想像していただけたらいいと思う。
あと、カナダでご年配の方に尋ねてみると、やはり昔は今よりもずっと寒かったという方が多い。気温は、急激に上昇しているとはいえないものの、どんな要因が気温の上昇を加速させるかわからないのでやはり、自分たちのできる範囲で気温を上昇させないように努力することが求められるのではないだろうか。
同時に地球温暖化を利用して国民を不安に陥れたり、金儲けをたくらんだりする政治家には気をつけた方がいいと思う。例えば環境税などといってさも環境を大切にするように聞こえる税金を導入しようとしている政治家がいるが、日本人は十分税金を払いすぎているので、これ以上どんな名目の税金もいらないと思う。新しい税金を導入する前に、官僚や公務員による横領や不正や無駄遣いをなくす方が先決だ。その方がよほど大きな節税になるだろう。例えば、ガソリン代の値上がりが激しい今だったら、橋下君が勤務中にジムに通うときは、電車で行くとか、公用車を劇的に減らすとかさぁ。
資料:
『Icewine: extreme winemaking』 (2007) Ziraldo, Donald J.P. & Karl Kaiser
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左派サラリーマン |
2008.07.25(金) 22:32 | URL |
【編集】
えてして『環境』とくれば『絶対的正義』がバックについているので
文句がいいにくいところがあります。
それに便乗して「税!」はまさに欺瞞。
どうしてもやりたいなら、血のにじむような理由付けが不可欠。
加えて、ただでさえ車が売れない状況でメーカーが存在したいなら、
以下のような味付けがなければ、車は嫌われる一方でしょう。
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000120801210001
今は三菱自動車に出向したこの人、
実は渡部恒三氏の親戚で、地元財界誌には勝手に
『後継者候補』にされてますw
文句がいいにくいところがあります。
それに便乗して「税!」はまさに欺瞞。
どうしてもやりたいなら、血のにじむような理由付けが不可欠。
加えて、ただでさえ車が売れない状況でメーカーが存在したいなら、
以下のような味付けがなければ、車は嫌われる一方でしょう。
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000120801210001
今は三菱自動車に出向したこの人、
実は渡部恒三氏の親戚で、地元財界誌には勝手に
『後継者候補』にされてますw
観潮楼 |
2008.07.25(金) 20:00 | URL |
【編集】
美爾依さん、
たぶん私の意見に同意いただけないだろうとは予想していました(笑)。
過去100年間の地球の平均気温の上昇は、IPCCの報告書では確かに0.74度です。ただし、全地球の平均だから、これは有意な気温上昇といえます。
さらに、ここ30年とかここ10年で見ると、気温上昇の進み方が急激になっているところがミソで、IPCCが温室効果ガスによる地球温暖化が起きている確率を95%と算出しているのも、そこらへんの理由によります。ここらの考え方は、日頃から確率論や統計論に慣れ親しんでいる理系の人間でないとちょっとわかりづらいかもしれないので、反論にもめげず(笑)地道に主張していきたいと思います。
今世紀の気温上昇は、1.1~6.4度と見積もられていますが、これは甘すぎるのではないかと多くの科学者にいわれており、その陰にはブッシュの圧力があったという説が有力なのは、TBした「きまぐれな日々」の記事に書いたとおりです。
「環境税」は消費税増税や法人税減税とは対照的に、福祉国家指向の(あるいは社会民主主義的な)税制のひとつだと私は考えており、だから神野直彦氏や社民党が肯定的なのです。明日私のブログに書くつもりですが、現在紹介中の金子勝とデウィットも、「環境税」を「賢い税金」として評価しています。
たぶん私の意見に同意いただけないだろうとは予想していました(笑)。
過去100年間の地球の平均気温の上昇は、IPCCの報告書では確かに0.74度です。ただし、全地球の平均だから、これは有意な気温上昇といえます。
さらに、ここ30年とかここ10年で見ると、気温上昇の進み方が急激になっているところがミソで、IPCCが温室効果ガスによる地球温暖化が起きている確率を95%と算出しているのも、そこらへんの理由によります。ここらの考え方は、日頃から確率論や統計論に慣れ親しんでいる理系の人間でないとちょっとわかりづらいかもしれないので、反論にもめげず(笑)地道に主張していきたいと思います。
今世紀の気温上昇は、1.1~6.4度と見積もられていますが、これは甘すぎるのではないかと多くの科学者にいわれており、その陰にはブッシュの圧力があったという説が有力なのは、TBした「きまぐれな日々」の記事に書いたとおりです。
「環境税」は消費税増税や法人税減税とは対照的に、福祉国家指向の(あるいは社会民主主義的な)税制のひとつだと私は考えており、だから神野直彦氏や社民党が肯定的なのです。明日私のブログに書くつもりですが、現在紹介中の金子勝とデウィットも、「環境税」を「賢い税金」として評価しています。
何故環境税なのか解からない?環境に優しい暮らし方をして、環境に優しい製品を購入して、環境に優しい製品に減税しても効果は同じでは?
大不況を目前にして、今なお増税を主張する脳天気な人たちには呆れる。
投機マネーが実態経済を破壊して、日本国民の消費マインドは、先月過去最低を更新しました。あのバブル崩壊の時よりも、今現在は消費マインドが低下しているのです。当然に物が全く売れない時代に突入しています。不動産業は大型倒産が出始めています。自動車も売れていません。今増税発言は愚か過ぎます。あのトヨタの奥田相談役が「国民に痛みを、環境税を課せ」と経済諮問会議で発言していますが、環境税を、政府提供の大企業の無償開発ファンドの原資とする目論見だと思います。環境税が本当に必要なら、中身を吟味して、経済が好転し、政権が交代し、官僚支配が終わった時に考えてみてはどうでしょう?
大不況を目前にして、今なお増税を主張する脳天気な人たちには呆れる。
投機マネーが実態経済を破壊して、日本国民の消費マインドは、先月過去最低を更新しました。あのバブル崩壊の時よりも、今現在は消費マインドが低下しているのです。当然に物が全く売れない時代に突入しています。不動産業は大型倒産が出始めています。自動車も売れていません。今増税発言は愚か過ぎます。あのトヨタの奥田相談役が「国民に痛みを、環境税を課せ」と経済諮問会議で発言していますが、環境税を、政府提供の大企業の無償開発ファンドの原資とする目論見だと思います。環境税が本当に必要なら、中身を吟味して、経済が好転し、政権が交代し、官僚支配が終わった時に考えてみてはどうでしょう?
scotti |
2008.07.25(金) 15:29 | URL |
【編集】
YUMAさま、
ご賛同していただきましてありがとうございます。
私もガソリンの値段が上がった最近では以前ほど車を運転しなくなりました。やはり、節約しなくてはと思っちゃいますね。
kojitakenさま、
kojitakenさんはきっと車をお持ちではないのでしょうか。だからガソリン代をもっとあげるべきだなどと言えるのでしょう。もし、自分で車を持っていたら、とてもそんなことは言えませんよ。
名目上は環境税などとまるで環境のためのような名前がついていますが、本質的には他の税金と全く変わりません。社民党が環境税を導入する方がいいと主張しているのには、幻滅しました。
BC州の炭素税には国民の大きな反対があります。他の税金で還元するなどといっていますが、実際はどうなることやら。これがガソリン代が安くてみんながいつもよりも車に乗る機会が増えている時ならかまいませんよ。でも、このガソリンの値段が急上昇中のタイミングで炭素税を導入するなんてキチガイじみています。だって、環境を守るためだったら、ガソリン代の値上げだけで十分だからです。ガソリン代が上がっただけで、人々は車に乗らなくなるでしょう。その証拠に北米では自動車工場が次々と不況に見舞われています。
経団連は企業の味方だから、環境税に反対するのはもっともです。企業の生産性を高めるには、少しくらいの環境汚染はしょうがない。これで環境税なんて課税されたら企業に負担をかけ、企業の生産性を滞らせることになってしまうというのが彼らの考えだからです。逆に自民党は国民から税金を奪うのが商売ですから、国民の大きな反対を招かずに課税できるものはなんでも導入しようという魂胆です。
ですから、普通、ガソリン代をもっと値上げするべきだなんていったら、その理由によほど説得力がない限り自民党の回し者と思われるのは当然でしょう(笑)。あのエントリーではkojitakenさんは突然詳しい理由も述べずにガソリン税をあげるべきだと書かれたのも反感を買った原因だったのでは?
kojitakenさんとネットでのつきあいの長い私でさえもkojitakenさんが最近福田を応援したり、ガソリン税をあげるべきだなんて言いだしたから、テサロニケのように自民党に買収されたのかと思ってました。あと、kojitakenさんはガソリン税を下げる事は、国民にとってあまり必要ないことだとおっしゃられていますが、食料品の値段にも影響するガソリン税こそが国民の生活を左右する最も大切なことだと思います。
とにかく、環境を守るという口実でいかなる課税も必要ないというのが私の考えです。社会保障はほど遠いものがあるのに、何も日本が課税するときだけ、欧州の真似をすることはないのです。
IPCCの第4次報告書によると、過去100年で世界平均気温は0.74度上昇とのことだから、ヴィンテージの平均温度上昇はそれより大きいですね。
そうなのですか?100年間で0.74度上昇だったら、温暖化と言っても、かなり緩やかな上昇、又は、ほとんど変わらないということですね。
ご賛同していただきましてありがとうございます。
私もガソリンの値段が上がった最近では以前ほど車を運転しなくなりました。やはり、節約しなくてはと思っちゃいますね。
kojitakenさま、
kojitakenさんはきっと車をお持ちではないのでしょうか。だからガソリン代をもっとあげるべきだなどと言えるのでしょう。もし、自分で車を持っていたら、とてもそんなことは言えませんよ。
名目上は環境税などとまるで環境のためのような名前がついていますが、本質的には他の税金と全く変わりません。社民党が環境税を導入する方がいいと主張しているのには、幻滅しました。
BC州の炭素税には国民の大きな反対があります。他の税金で還元するなどといっていますが、実際はどうなることやら。これがガソリン代が安くてみんながいつもよりも車に乗る機会が増えている時ならかまいませんよ。でも、このガソリンの値段が急上昇中のタイミングで炭素税を導入するなんてキチガイじみています。だって、環境を守るためだったら、ガソリン代の値上げだけで十分だからです。ガソリン代が上がっただけで、人々は車に乗らなくなるでしょう。その証拠に北米では自動車工場が次々と不況に見舞われています。
経団連は企業の味方だから、環境税に反対するのはもっともです。企業の生産性を高めるには、少しくらいの環境汚染はしょうがない。これで環境税なんて課税されたら企業に負担をかけ、企業の生産性を滞らせることになってしまうというのが彼らの考えだからです。逆に自民党は国民から税金を奪うのが商売ですから、国民の大きな反対を招かずに課税できるものはなんでも導入しようという魂胆です。
ですから、普通、ガソリン代をもっと値上げするべきだなんていったら、その理由によほど説得力がない限り自民党の回し者と思われるのは当然でしょう(笑)。あのエントリーではkojitakenさんは突然詳しい理由も述べずにガソリン税をあげるべきだと書かれたのも反感を買った原因だったのでは?
kojitakenさんとネットでのつきあいの長い私でさえもkojitakenさんが最近福田を応援したり、ガソリン税をあげるべきだなんて言いだしたから、テサロニケのように自民党に買収されたのかと思ってました。あと、kojitakenさんはガソリン税を下げる事は、国民にとってあまり必要ないことだとおっしゃられていますが、食料品の値段にも影響するガソリン税こそが国民の生活を左右する最も大切なことだと思います。
とにかく、環境を守るという口実でいかなる課税も必要ないというのが私の考えです。社会保障はほど遠いものがあるのに、何も日本が課税するときだけ、欧州の真似をすることはないのです。
IPCCの第4次報告書によると、過去100年で世界平均気温は0.74度上昇とのことだから、ヴィンテージの平均温度上昇はそれより大きいですね。
そうなのですか?100年間で0.74度上昇だったら、温暖化と言っても、かなり緩やかな上昇、又は、ほとんど変わらないということですね。
美爾依 |
2008.07.25(金) 14:07 | URL |
【編集】
スパイラルドラゴンさま、
もちろん、公表したのは、カナダのナイアガラ地域の冬の温度の変化であって、これで全世界の温暖化を完全に証明できるとは思っていませんよ。スパイラルドラゴンさんにワインのヴィンテージチャートが使えるのではないかと提案していただいたおかげで、面白い事実が判明し嬉しいです。ただ、途中の年の気温が抜けているのが残念ですが、それでも、その前後を比べるだけでも、前半と後半では後半の気温が上昇しているのがよくわかると思います。
もちろん、公表したのは、カナダのナイアガラ地域の冬の温度の変化であって、これで全世界の温暖化を完全に証明できるとは思っていませんよ。スパイラルドラゴンさんにワインのヴィンテージチャートが使えるのではないかと提案していただいたおかげで、面白い事実が判明し嬉しいです。ただ、途中の年の気温が抜けているのが残念ですが、それでも、その前後を比べるだけでも、前半と後半では後半の気温が上昇しているのがよくわかると思います。
美爾依 |
2008.07.25(金) 13:29 | URL |
【編集】
明月 さま、こんにちは。
TBしてくださった記事には温暖化に関するたくさんの情報がてんこもりですね。時間のあるときに読んでみたいと思います。
このところ振り込め詐欺だとか、温暖化詐欺だとかいろいろな詐欺が横行していますね。温暖化詐欺は温暖化が急激に進んでいるような錯覚を人々に与えて恐怖心をあおるのが目的なのでしょうか。政府にとっても新たな課税をするいい口実になりますしね。
T_2ndさま、
お友達のビジネスは予想がはずれて残念でしたね。カナダの小さな被害の場合は無理でしょうが、大きな被害の場合、たとえば、その地域の農家が全員農作物を失うような場合は、政府が災害で負った被害を負担してくれたと思います。
いまから10年くらい前にオタワで大雪が発生した際にほとんどの家の屋根が雪で被害を負ったのですが、そのときも、屋根の修理や取り替えは政府が負担してくれました。
ケンシロウさま、
こちらでもおとといくらいは下がったのですが、昨日又、下に戻りました。でも、1週間前に比べると、10セントくらい安くなりましたよ。
TBしてくださった記事には温暖化に関するたくさんの情報がてんこもりですね。時間のあるときに読んでみたいと思います。
このところ振り込め詐欺だとか、温暖化詐欺だとかいろいろな詐欺が横行していますね。温暖化詐欺は温暖化が急激に進んでいるような錯覚を人々に与えて恐怖心をあおるのが目的なのでしょうか。政府にとっても新たな課税をするいい口実になりますしね。
T_2ndさま、
お友達のビジネスは予想がはずれて残念でしたね。カナダの小さな被害の場合は無理でしょうが、大きな被害の場合、たとえば、その地域の農家が全員農作物を失うような場合は、政府が災害で負った被害を負担してくれたと思います。
いまから10年くらい前にオタワで大雪が発生した際にほとんどの家の屋根が雪で被害を負ったのですが、そのときも、屋根の修理や取り替えは政府が負担してくれました。
ケンシロウさま、
こちらでもおとといくらいは下がったのですが、昨日又、下に戻りました。でも、1週間前に比べると、10セントくらい安くなりましたよ。
美爾依 |
2008.07.25(金) 11:04 | URL |
【編集】
スパイラルドラゴンさん。 下記のHPを見る事をお勧めしますよ。
http://www.nies.go.jp/escience/ondanka/ondanka01/lib/f_01.html
http://www.nies.go.jp/escience/ondanka/ondanka01/lib/f_01.html
IPCCの第4次報告書によると、過去100年で世界平均気温は0.74度上昇とのことだから、ヴィンテージの平均温度上昇はそれより大きいですね。
環境税は、温室効果ガスに課税するもので、欧州では導入しているところが多いし、スウェーデンでは再生可能エネルギーに対する減免があるとか、カナダでもブリティッシュ・コロンビア州が炭素税を導入したんですよね。
日本では、経団連が環境税に反対しています。ということは自民党も反対だったはずが、突如「暫定税率を環境税に」とか言い出したんでしたっけ。これにはビックル一気飲みでした。
一方で、社民党は環境税に賛成していますし、民主党や社民党に影響力の強い経済学者の神野直彦氏も環境税導入を提唱しています。私もその意見にくみします。民主党が環境税に積極的でないのは、やはり経団連に遠慮してるんじゃないかなあ。
でも、ブログで一回ガソリン税はむしろ上げても良いんじゃないか、それより公共交通機関を充実させるべきだ、と書いたら、自民党の回し者といわんばかりの批判を受けました。自民党と一緒にしてくれるな、という立場の論考としては、さとうしゅういちさんの記事があります。
http://hiroseto.exblog.jp/7119452/
さとうさんも書いているように、いちばんエコなのは環境税導入を唱える社民党の主張だと思います。
環境税は、温室効果ガスに課税するもので、欧州では導入しているところが多いし、スウェーデンでは再生可能エネルギーに対する減免があるとか、カナダでもブリティッシュ・コロンビア州が炭素税を導入したんですよね。
日本では、経団連が環境税に反対しています。ということは自民党も反対だったはずが、突如「暫定税率を環境税に」とか言い出したんでしたっけ。これにはビックル一気飲みでした。
一方で、社民党は環境税に賛成していますし、民主党や社民党に影響力の強い経済学者の神野直彦氏も環境税導入を提唱しています。私もその意見にくみします。民主党が環境税に積極的でないのは、やはり経団連に遠慮してるんじゃないかなあ。
でも、ブログで一回ガソリン税はむしろ上げても良いんじゃないか、それより公共交通機関を充実させるべきだ、と書いたら、自民党の回し者といわんばかりの批判を受けました。自民党と一緒にしてくれるな、という立場の論考としては、さとうしゅういちさんの記事があります。
http://hiroseto.exblog.jp/7119452/
さとうさんも書いているように、いちばんエコなのは環境税導入を唱える社民党の主張だと思います。
お久しぶりです。最近地震が多かったり、暑かったりと異常気象でも起こってるんじゃないだろうかと思ってしまいます。
このアイスワイン・ヴィンテージを見ると、気温が上昇していますね。私には要因がわからないですが。
それと、地球温暖化を防ぐ事は大切だと思うけど、環境税という聞こえはいい税金を導入しようとしている政治家は、環境の事を考えていないと思う。
>>新しい税金を導入する前に、官僚や公務員による横領や不正や無駄遣いをなくす方が先決だ。その方がよほど大きな節税になるだろう。例えば、ガソリン代の値上がりが激しい今だったら、橋下君が勤務中にジムに通うときは、電車で行くとか、公用車を劇的に減らすとかさぁ。
同意です。まずは無駄使いを減らさないと。ちなみに私の場合、近場に行く場合は、自動車を使いません。ガソリン代がかかるので。
このアイスワイン・ヴィンテージを見ると、気温が上昇していますね。私には要因がわからないですが。
それと、地球温暖化を防ぐ事は大切だと思うけど、環境税という聞こえはいい税金を導入しようとしている政治家は、環境の事を考えていないと思う。
>>新しい税金を導入する前に、官僚や公務員による横領や不正や無駄遣いをなくす方が先決だ。その方がよほど大きな節税になるだろう。例えば、ガソリン代の値上がりが激しい今だったら、橋下君が勤務中にジムに通うときは、電車で行くとか、公用車を劇的に減らすとかさぁ。
同意です。まずは無駄使いを減らさないと。ちなみに私の場合、近場に行く場合は、自動車を使いません。ガソリン代がかかるので。
こんにちは。
申し訳ありませんが今回の記事からは、近年のカナダでの気候変動の傾向は全く理解できません。悪く言えば、偏見に基づいた発表です。
ある地域の「気候変動」に関する考察を行う際に、その地域の途中の気温データが、その国の気象庁にすら無かったとしたら、他の地域のデータを発表すべきだと思いますし、途中のデータが抜けているような国(地域)は、検討対象から排除すべきです。
手元にカナダの資料があったからとして、そのデータを自分勝手な理屈でまとめて公表すべきではありません。
地域別の気温のデータを比較検討する際には、せめて各年代を同じ年(5年単位とか10年単位)の単位に区切り、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代のデータを集めて比較検討すべきだと思います。
だって、最も気候変動に与える影響が大きい太陽の活動が、10~11年周期で大きく変動していることは、「定説」となっているのですから。
それに気候変動を調査する際に最も肝心なポイントは、同時に大陸別(北半球と南半球、オセアニア)のデータを検証して、それらを比較検討しないと、正しい姿を表すことが出来ないということです。
申し訳ありませんが今回の記事からは、近年のカナダでの気候変動の傾向は全く理解できません。悪く言えば、偏見に基づいた発表です。
ある地域の「気候変動」に関する考察を行う際に、その地域の途中の気温データが、その国の気象庁にすら無かったとしたら、他の地域のデータを発表すべきだと思いますし、途中のデータが抜けているような国(地域)は、検討対象から排除すべきです。
手元にカナダの資料があったからとして、そのデータを自分勝手な理屈でまとめて公表すべきではありません。
地域別の気温のデータを比較検討する際には、せめて各年代を同じ年(5年単位とか10年単位)の単位に区切り、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代のデータを集めて比較検討すべきだと思います。
だって、最も気候変動に与える影響が大きい太陽の活動が、10~11年周期で大きく変動していることは、「定説」となっているのですから。
それに気候変動を調査する際に最も肝心なポイントは、同時に大陸別(北半球と南半球、オセアニア)のデータを検証して、それらを比較検討しないと、正しい姿を表すことが出来ないということです。
こんにちは、先週から米国ではガソリンが値下がりしているのですが、カナダではどうですか?
じつはひょんなことから豪農?向けの「雹」保険の会社に勤めている人と知り合いになって、カナダではそんな保険ビジネスが成り立つのかァ、と思ったことがあります。なんでも、雹による作物被害は鳥に食べられてしまうのと同じくらこわいそうです。彼は高度な数学を駆使しているのだと言っていましたが、そのときは異常気象で予測が外れて頭を抱えていました;)
T_2nd |
2008.07.24(木) 20:16 | URL |
【編集】
こんにちは。ようやく日本でも、自然現象としての温暖化と、政治現象としてオンダンカ詐欺が、区別して語られるようになりつつあります。
本屋に行っても、オンダンカ詐欺に乗せられてしまった本と、科学的にオンダンカ詐欺を実証している本が、半々くらいに平積みされています。
マスコミでも、企業のCMではCO2云々と盛んに言っていますが、猛暑のわりに温暖化を騒いでいません。
たぶん、CO2排出権取引や、原発復活の流れを作り終えたので、ボロの出始めたオンダンカ詐欺は、お役御免で沈静化させようという流れでないか、と思えます。
本屋に行っても、オンダンカ詐欺に乗せられてしまった本と、科学的にオンダンカ詐欺を実証している本が、半々くらいに平積みされています。
マスコミでも、企業のCMではCO2云々と盛んに言っていますが、猛暑のわりに温暖化を騒いでいません。
たぶん、CO2排出権取引や、原発復活の流れを作り終えたので、ボロの出始めたオンダンカ詐欺は、お役御免で沈静化させようという流れでないか、と思えます。
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2008/07/25(金) 07:15:29 | きまぐれな日々
本ブログもたばこの早期値上げを支持しています。
たばこ1000円、6割超が値上げ賛成
7月24日16時56分配信
2008/07/25(金) 07:07:57 | 政治
業務連絡:返信・ミニーさんへ。美空ひばりさんは唯一無二なる人物かと、…
当 ブ ロ グ へ の
皆様のご支援に感謝致します! ありがとう!
ミニーさん、今日は、ひばりディーで映像みていたら1日過ぎてしまいました。アラ~ッ、って感じで。キャハハハ!!!
●カナダde日本語 ミニー様。 2008.07.24 (...
2008/07/24(木) 19:21:06 | 晴天とら日和
今日の日刊紙見て、びっくりしたばい。
脈々と、と実感したばい。負けられんね~改憲勢力には
公益法人から右派・改憲団体へカネ
記...
2008/07/24(木) 18:21:17 | ひとみちゃんにも ちょっと言わせて
学校の先生は、温暖化を教える前に必ずこの本を読んでください。
でました。決定版です。
「地球温暖化論のウソとワナ 史上最悪の科学スキャンダル」 KKベストセラーズ ¥1680
横浜国大の伊藤教授と...
2008/07/24(木) 15:52:08 | 反戦な家づくり
| HOME |
今は長期的に考えて何を政治の優先順位にするべきか、考える時ではないでしょうか?
ひたすら環境と生態系を破壊し続け、大量生産、大量消費に頼った経済発展を目指すやりかたがこの先通用しないのは目に見えています。(すでに通用してません)
税金が少ないに越したことはないのあたりまえ。しかし政府と税制に信頼を持てることを前提にすれば、ある程度環境のために税負担をするのはやむをえない状況です。(だからこそ政権交代が必要です)
どの党だって「税金上げませーん」と選挙前はいっていたほうが受けがいいにきまっています。
しかし例えばガソリン税をあげることで、さらに燃費のいい車が開発される原動力になるかも知れませんよ。公共交通機関の利用は環境負荷が少ないし、自転車に乗ることでメタボリックも解消します(笑)
現実に発展途上国の大多数の人は車になんか乗ってないし(乗りたいとは思っているでしょうが)日本でも、経済弱者や体の動かないお年寄りは車の運転なんかできません。
(食料品のことでいえば、フードマイレージやフェアトレードの考え方も必要になってきます)
国家が環境対策に力を入れることは当然だと思いますし、その意味でこの問題に関しては社民党の政策はいいんじゃないかと思います。