2011.12.09 (Fri)
早川由紀夫教授への訓告と研究室での記者会見を禁じた群馬大学
この「Speedi」の情報が早く公開されていれば、被曝を避けられた人は、かなりの数にのぼるだろう。
日本政府や東電が放射能分布図を隠匿し続けたため、当時の国民は放射能がどのように分散しているのか全く検討がつかず、恐怖と不安の日々を過ごした。そこで、群馬大学で火山の地質学を専門とする早川由紀夫教授は、火山灰に関する専門知識を応用して福島第一原発から放出された放射能の分布図を作り、独自に公開してきた。武田邦彦氏らによって紹介され、早川教授の放射能分布図は、広く世間に浸透していった。それと同時に早川教授が勤務する群馬大学の知名度も上がっていった。つまり、群馬大学は、早川教授によってはかりしれない恩恵を受けているわけだ。
それなのに、Twitterに個人的な意見を書き込んだという理由で、群馬大学は、早川教授を訓告処分とした。問題となったのは、「セシウムまみれの干し草で毒牛を作る行為もセシウムまみれの水田で毒米を作る行為もサリンを作ったオウム信者と同じ」という書き込みと思われる。
多少、過激な表現はあるが、真実であり、大学教授だからといって、Twitterに個人的な意見を書き込んではいけないという原則はないし、私生活での行動まで大学に制約される筋合いはないのである。
その上、早川教授が午後2時から4時まで年休をとって大学の研究室で記者会見を開こうとすると、学部長と事務長が飛んできて、早川教授が年休を取っていることを理由に研究室を使うことを禁じた。これもまた、年休をとっているからといって、研究室の使用まで禁じられたらたまったものではない。学部長は、最終的に部屋の暖房と電気を消すという条件で、部屋を使う許可を出した。なんとせこいのだろう。というか、2時間の記者会見にかかる研究室の照明代と暖房費なんて十円にも満たないだろう。ただのいやがらせとしか思えない。
早川由紀夫訓告記者会見中止命令(上)
早川由紀夫訓告記者会見中止命令(下)
あらすじ】2011年12月8日、群馬大学当局から訓告を受けた早川教授の記者会見は、教室の使用を取り消され、2時間の年休を取って研究室で行おうとするも、学部長の妨害工作が続いた。小池啓一学部長と背後に戸澤事務長の布陣です。
そして、その後、無事に記者会見は開かれた。
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2011.12.09 (Fri)
12/08のツイートまとめ
canada_nihongo
福島県産のコメを宮城県産と偽表示して販売し摘発されたコメ卸業者、契約解除後も給食米を出荷し続けていた: 日々雑感 http://t.co/lduix40w via @pop
12-08 02:55Check this video out -- 「自ら身を切る」どこへ?公務員給与引き下げ法案(11/12/07) http://t.co/HOfvGPmu via @youtube増税法案は先に成立させておきながら、公務員給与引き下げ法案の成立は絶望的だそうです。
12-08 05:16Check this video out -- 宗男元議員「仮出所パーティー」に小沢一郎氏も(11/12/06) http://t.co/7sVn4deJ via @youtube
12-08 05:21フェアではないジャーナリストたち。「ベラルーシ」の食品基準値は、事故25年後の「今」だから日本よりも低いのだ。 - ざまあみやがれい! http://t.co/NyKuJwvT
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12-08 07:22