2009.08.12 (Wed)
自エンドまであと17日:橋下徹ら首長連合にも見捨てられた自公

これまでにない自民党の最後の悪あがきが始まった。悪評高い動画を使いながら、mixiにも広告を載せて、民主党のマニフェストを徹底的に批判しようとする自民党。でも、自分たちの悪政を反省することなし、ただただライバル政党を揶揄する自民党に国民はうんざりしているのにまだ気づかない時点ですでに終わっていると思う。いくら批判しても、国民を納得させるには、まず自分たちがこれまでやってきたことを反省することが第一だろう。少なくとも、小泉政権が日本の社会にもたらした格差社会の拡大を反省してから、民主党批判をして欲しい。

最近のニュースを読むと、自公政権が崩壊していくのをスローモーションで見ているようで楽しい(笑)。
朝日新聞によれば、全国知事会では、与野党3党の地方分権政策の採点結果を公表した際、自民が60.6点、民主は58.3点、公明は66.2点で、民主の評価が低かったそうだ。
しかし、これと対照的に、橋下大阪府知事、中田宏横浜市長、中村時広松山市長、東京都杉並区の山田宏区長、神奈川県開成町の露木順一町長ら5人で構成される首長連合は、地方分権政策において、民主党を自民党よりも高く評価し、総選挙で民主党の地方分権政策を支持すると表明した。おまけに、自公推薦の橋下君は「国が変わる可能性にかけたい」と述べ、政権交代を望む立場を鮮明にしたそうだ。
橋下知事は、「国と地方の協議機関の法制化」を公約に入れなかったという理由だけで、知事会が民主党を低く評価したことに不満を表し、「政権与党に牙をむくことが本質的にできない機関」と切り捨てた。
橋下知事らによる首長連合は、自民、民主両党のマニフェストを「分権改革の徹底」「霞が関解体」などの4項目で比較した。全国知事会と自民、公明、民主3党の7日の公開討論会で、民主が首相直属の「国家戦略局」や「行政刷新会議」などの新組織に地方の代表を入れると明言したことが「非常に大きかった」と評価した。自民については「戦後、霞が関と一緒にやってきた自民が霞が関を解体するのは無理だろう」と述べたそうだが、まさしくその通りだと思う。現在の霞ヶ関を築き上げたのが自民党であり、その癒着の深度からしても、自民党に霞ヶ関を改革できるわけがない。
これまで橋下知事を支援し協力してきた自民党府議らにしてみたら、裏切られた気分になるのも当然だろう。これまで産経と共に橋下に好意的な記事を書いてきた読売新聞も、手の平を返したように、「与野党をてんびんにかけながら、地方分権を迫ってきた「首長連合」」などと橋下知事らに批判的ともとれる表現を用いながら、自民党や公明党府議らの橋下氏への苦言を伝えている。
自民党のベテラン府議は「知事与党として協力してきたのに、まさに裏切りだ」と非難。知事が9月議会に再挑戦する大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転についても、「再び議会の存在感を示すだけだ」と、反対に回ることをほのめかした。公明党府議団の光沢忍・副幹事長も「知事選で応援した支援者の理解は得られない」と切り捨てた。
橋下氏は、一時民主党の地方分権政策を批判していたが、小沢代表代行と会談後、突然、考えを変えたようで、「霞が関の仕組みを根本的に変える、という迫力を感じた」と発言している。小沢代表にうまく説得された様子がうかがえる。
小沢代表代行の演説も政権交代を前にして、日に日に迫力を増している。政権交代が現実になってきた今、小沢代表代行は追い風に乗り、とても頼もしく見える。
今日は、鳩山VS麻生の党首討論があるようだ。とらちゃんがリンクを紹介してくださっている。
鳩山代表Vs麻生総理 党首討論の生中継があります。(本日16:30~18:00)
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