政府のウィキペディア情報操作にもっと批判の目を向けよう
今日は政府がウィキペディアの行政に批判的な記述を改ざんしていたことが書かれていた『きっこのブログ』「ウィキぺディアの限界と対策」について書きたい。
これに関して、『Technobahn』というテクノロジー系ニュースサイトに具体的な例が書かれていたので紹介しよう。
内閣府もWikipediaを改ざん、猪口大臣に関する批判的記述を削除
【Technobahn 2007/8/29 10:10】内閣府(Cabinet Office)が少子化・男女共同参画担当の内閣府特命担当大臣を務めた猪口邦子大臣に関する批判的な記述をWikipediaから削除していたことが29日、Virgil Griffith氏が開発した日本語版Wikiscannerを使った調査により明らかとなった。
これは、日本だけに限らず、情報社会の米国やオーストラリアでも政府や政党、大企業、宗教団体などによるウィキペディアの改ざんが行われている。最近では、オーストラリアで首相府がWikipediaを改ざんしたことが伝えられており、首相府では「Wikipediaの記事を編集したのはジョン・ハワード首相の指示で行われたものではなく、個人の判断で行われたものだ」と苦しい言い訳をしている。
オーストラリア政府もWikipediaを改ざん、首相府は釈明の記者会見
【Technobahn 2007/8/24 15:20】オーストラリア首相府がWikipedia内の閣僚に関する批判的な記事を削除してたことが 24日、シドニー・モーニング・ヘラルド紙の報道で明らかとなり、同日行われたオーストラリア首相府の定例記者会見の席上では、マスコミから政府に対して事実関係を問いただす質問が殺到するという事態となった。
欧米人の感覚からすれば、政府や大企業によってネットの情報がコントロールされるということは一大事だが、日本の場合は政府に圧力をかけられたマスコミが記者会見を行うに至るまで大きなニュースになるかどうかは疑問だ。こういう点でも日本はまだまだ民主主義と呼ばれるにはほど遠く、国民が主張するべきことをはっきりと主張できない抑圧された不自由な社会、国民が知る権利を失った不透明な閉鎖社会と言えるだろう。
上述の『きっこのブログ』に書かれていたので、「きっこ」のウィキペディアを読んでみたのだが、きっこちゃんに悪意を持った人物によって書かれたとしか思えないトーンで終始書き込まれていたのには、きっこちゃんが本当に気の毒になった。いったい誰がこんな悪質な書き込みを行ったのだろうか。きっこちゃんは政府の人間じゃないかと推測しているが、私もそう思う。政府の人間以外、きっこちゃんのイメージを悪くすることで得する人間はいないからだ。
Wikipediaのゲスト投稿記録からどの組織の誰がウィキペディアのどんな項目を書きかえたかを簡単に調べることができるWikiscannerの日本語版で、「ウィキペディアのページで特定してください 」という一番最後の検索法を使って「きっこ」で検索してみたんだけど、工事中のせいか、今日は特定できなかった。でも、きっとそのうち、工事中が消えて、わかるときがくるのではないかと期待している。
Wikiscannerの日本語版:
どの組織がウィキペディアを編集しているのか
この中に「ユーザーから提供された組織」というのがあって、それをクリックすると、政府、政党、宗教団体、大企業などの名前のリストが出てくるんだけど、残念ながら、そのリストをクリックしてみてもほとんどが何の反応もなかった。ただ、その中の「Defence Ministory (防衛省)」をクリックしたら、そこから編集されたページ名が出てきて、その中のリンクをクリックしたら、個人名まででてきた。でも、そのページは削除申請中なので、きっとすぐに削除されてしまうのではないかと思う。多分、クリックしても何の反応もないのは、削除されてしまったからなのかも。
そこで、これまでに改ざんされた中で悪質なものを紹介するサイトがあったので、ここにリンクする。
読者投票「最も恥ずかしいWikipedia情報操作」(1)
読者投票「最も恥ずかしいWikipedia情報操作」(2)
読者投票「最も恥ずかしいWikipedia情報操作」(3)
このように、「ウィキペディア」とは百科事典と言えども、インターネット上のユーザーが誰でも自由に編集できる「なんちゃって百科事典」と思っておくのが一番いいのかもしれない。もちろん、中にはすぐれた記述もあるし、時間のないときに簡単に調べるときには最適だと思う。が、しかし、「きっこ」の例に示されている通り、事実とはかけ離れた記述のあるものもあるため、やはり、信頼度は50%と見ていいだろう。
日本では、Gooが「ウィキペディア記事検索サービス」を去年の春から始めているが、下記のような厳しい批判のコメントもある。
よりによって、ウィキペディアとは、、、 (gooは血迷っているのだろうか?) 2006-04-20 08:18:09
平凡社や小学館あたりの信頼できる百科事典サイトと提携したのかと思いきや、よりによって、ウィキペディアとは、、、
ウィキペディアが、「事典の体」を為していないことは、ネット上の常識中の常識であろう。
特定思想グループや馴れ合い集団によって乗っ取られ、管理権限が牛耳られ、
深刻な名誉毀損・中傷行為が日々量産されている。
管理に携わっている者どもは、卑怯卑劣にも、身元正体を一切明かさないし、
己のちっぽけな支配欲を満たすためなら、どんな陰湿な手でも使う。
一般社会人が到底太刀打ちできない、一日中PCの前に張り付いている不気味な連中だ。
互いに馴れ合って、ある種の「鉄の掟」に従わないと、管理者側に就けない仕組みになっている。
gooがウィキペディアと提携したことで、
名誉毀損の対象が、gooへも広がることになるであろう。
ウィキペディアという実態の怪しい組織よりも、
NTTグループたるgooというハッキリとした存在が、
後ろ盾に就いてくれたおかげで、裁判を起こす方としては、
渡りに船かもしれない・・・。
これからは、2ちゃんねると一緒で、ウィキペディアも匿名で書かれていても、Wikiscannerを使って個人を特定することが容易になるだろう。私がきっこちゃんだったら、ページの削除依頼、又は訂正を求め、それでも削除、訂正されなかったら、名誉毀損で訴えると思う。
今のところ、政府とNTTとgooとgoogleとウィキペディアと電通の強いつながりによって、日本の情報はコントロールされているように見える。このような言論の自由を束縛しようと企む動きはこれからも厳しく批判していかなくてはならない。
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