2006.11.20 (Mon)
いよいよ耐震偽装が裁かれる日がやってきた!かも?(追記)
巨大地震「ゆっくり揺れ対策を」 学会、見直し提言(Asahi.com 2006年11月20日15時48分)
巨大地震によって発生が予測されるゆっくりとした揺れ「長周期地震動」で、高層ビルなどが現行想定以上の揺れエネルギーを受け、大きく損傷する恐れがあるとして、土木学会と日本建築学会は20日、こうした建築の耐震性見直しを求める共同提言を発表した。個別の建物ごとに安全性を検討し、必要に応じて補強することが望ましいなどともしている。大都市を中心に波紋を広げそうだ。
長周期地震動は、東海、東南海地震などの巨大地震が起こった場合、東京や大阪、名古屋などの大都市を襲うと予測されるが、その影響は詳しく分かっていなかった。両学会は、03年の十勝沖地震に伴う長周期地震動で石油タンクのふたが長時間揺れて火災を起こしたことなどをきっかけに、04年から調査と研究を進めてきた。
巨大地震が起こった際の各地の長周期地震動を予測した研究成果を集めた結果、その予測地震動により建物が受けるエネルギーは、これまでの設計で使われてきた標準的な揺れの2~4倍にもなることが分かった。
影響を受けやすい60メートル以上の高層ビルについて、建築学会が検討した範囲では、倒壊が推定されることはなかった。ただ、建物の揺れ方は、地下構造や建物の高さなどによって大きく違うため、特定の建物に大きな変形などの損傷が生じる恐れはあるという。また、長周期地震動は揺れが数分以上続き、建物に繰り返し損傷を与える恐れがあるため、累積した損傷の影響についても考える必要があるという。
現在、高層ビルの耐震性は「倒壊しないこと」「限度内の損傷」を条件に、国土交通省の指定性能評価機関が評価、審査している。
今回の提言では、個別の建物ごとに安全性の検討をして、耐震性を上げる必要があれば、補強をすることが望ましいとした。中でも現行の想定に基づいても十分な安全性の余裕がない建物については、早急な検討が必要だとしている。
浜田政則・土木学会長(早稲田大教授)は「長周期地震動も含めた巨大地震が土木構造物や建築物などの社会基盤に与える影響をさらに詳しく評価し、どう対策を立てるか政府でも検討してほしいので、中央防災会議などに提言を届け説明する」と述べた。
私は、耐震偽装と噂されるデベロッパーによって建てられたマンションの住民やそのまわりに住む方々がなぜ、いままで大きな行動を起こさなかったのかとても不思議でたまらなかった。もし、地震が起こった場合、被害を受けるのは自分たちであり、当然、自分たちの安全を脅かす偽装に対して、その真偽を明らかにするために政府やデベロッパーに訴える義務があるのではないのか?
このAsahi.comの記事が、耐震偽装問題を解決する最初のステップとなってくれたらと思う。
美人秘書の村野瀬玲奈ちゃんがさっそく衆・参の国土交通委員会の名簿を作ってくださったので、是非、政府に国民の安全の遂行を訴えよう。
衆議院 国土交通委員会 名簿 (2006年11月)
参議院 国土交通委員会 名簿 (2006年11月)
追記:
おととい書いた「『反戦の家づくり』に反論の住民さまへの提案」にもたくさんの参考になるコメントをいただいたので、ここに紹介したいと思う。
まずは、「住民」という方に対するコメントから。
この「住民(当初はアパ住民)」と称する人は、様々なブログのコメント欄に、藤田氏と彼を応援するブログの批判を書いていまして、ある日私がそのコメント欄に、「そこまであなたが被害を訴えるのならば、あなたが本当に当事者であることを証明する書類を明示して下さいませんか?誠実に応対しますので。」という趣旨で尋ねたところ、個人情報を利用される恐れがあるとの理由で、私の所に連絡をよこしませんでした。
そればかりか、この方は私のブログには一度もコメントを寄せていません。なぜか私のブログの「コメントの承認制」が気にくわない様子です。
また、イーホームズが確認検査の審査業務で見落とした理由は、いい加減な仕事をしていたからだと言っていたので、私のブログで当時の検査業務範囲を、法律を紐解いて説明したところ、その私の説明に対して、法律を曲解していると批判する始末です。
よって、私は現在、私のコメント欄に寄せてくる質問の中で、論理的に破綻している質問や、本文とは関係ない内容の質問を寄せるコメント送り主を、あらしの類だと判断して、即座に削除しています。
そして、このやらせを命令しているのは、意外と国交省関係者ではないかと思っています。細かい言葉尻を捉えて批判してきますので。「検査」と「審査」、「作業」と「業務」の違い等をしつこく批判していたからです。
う~ん、この住民という人は、本当にアパの住民なんだろうか。これを読んで、そういえば、なんとなく、トーンがアパ関係者又は、国交省関係者のような気がしてきた。本当に住民だったら、ここまで、藤田社長やきっこちゃんを責めるだろうか。きっとアパ関係者や政府関係者だからここまで責めているんじゃないか?
それで、この住民という方からも私宛ではなくて、奈央さん宛にコメントをいただいたんだけれども、簡単に言えば、この方が憤慨されているのは、同じデベロッパーによるマンションに住んでいるらしいけど、この住民さんが住んでいるところは、特に耐震偽装が立証されたわけではない。それなのに、藤田氏が危険だと煽り立てていることが腹立たしいようだ。なぜなら、マンションの価値が下がってしまったり、そこに住んでいるというだけで、子供がいじめられたりするのではないかなど、その他諸々の不安があるかららしい。
この方は、もし、安全性が立証されても、こうして騒がれた物件は価値が下がってしまうとおしゃられているが、ベンダソンさんによれば、「偽装検査の結果、偽装が無ければ偽装検査済みとして圧倒的アドバンテージが得られますので、資産価値は増します。」ということだ。私も、偽装がなければそのマンションの価値が下がるなどということはないと思うが・・・・。そして、そこに住んでいるだけでいじめを受けるとしたら、それは、その学校の風紀が乱れているということで、藤田氏を原因とするのは、全くの論外だ。
どっちにしろ、上のAsahi.comの記事によると、「現行の想定に基づいても十分な安全性の余裕がない建物については、早急な検討が必要だとしている。」と書かれているし、この報告に基づいて、国土交通省の指定性能評価機関が動き出すのではないかと期待してもいいのではないだろうか。
そして、「個別の建物ごとに安全性の検討をして、耐震性を上げる必要があれば、補強をすることが望ましい」と書いてあるが、それを補強する費用はもちろん、売主が出すんだろうね。住民が出すと言う話も聞いたことがあるような気がするが、そんなことがあっていいのだろうか?
最後に偽装や施工不良などはどのように行われているのか、専門のことを知らない私でも、わかりやすく簡単に説明してくださった方のコメントを紹介させていただく。
鉄骨抜いただけでなく、所謂「シャブコン」=コンクリートに論外な水を加えること・柔らかい生コン。で、相当数のコンクリート代が浮きます。悪い奴になるとそうやって浮いたコンクリートを横流しして儲けるわけだ!
シャブコンを使うことは建物の強度に大きな影響を及ぼします。コンクリート・水とセメントの比(W/C)は65%が上限です。今の公共事業等で強度の他にW/Cを50%代で指定する場合もあるそうです。勿論、W/Cを50%の方が強度は強いです。
コンクリートの種類にも色々あり・値段も色々あり・強度も色々あり・ここでは割愛しますが。
「シャブコン」はひびわれしやすく、耐久性に欠けるものですから、おそらく偽装物件全部(1件残らず)ひびわれ・水漏れが速いと思う。実際そうなってる物件も多いと思います。(川砂と海砂とでは塩分の含有量が全く違いますからそれによってもひびわれ・水漏れの速度が違ってきます)
偽装に関わった方たちは勿論ですが、業者の知らない訳がないのです。「今日のは鉄骨が少ないなぁ」「シャブコン」だな、って分かってるって!すっとぼけてるだけです。
購買者は絶対に業者を選択する力を養うべきです。
奈央さんのお父上様のような方・明月さんのような方とか・・・・・・
建ててる現場を見なきゃぁ~とも思うし。良心的な業者を探す方法はいくらでもあります。余裕があって家を建てられるなら別だけど、有り金はたいてとなると、何処かで予算カットになって何処かで必ず手抜きされます。何故?皆さん自家に拘るのかなぁ。
シャブコンなんて、初めて聞いたんだけど、こんなひどいごまかしをする業者もいるなんて、本当になさけない話だねぇ。大きな会社だからとか総理大臣の元・後援会副会長の会社だから安心だろうと思ったら大間違いだ。自分が本当に信頼できる人がつくる家やマンションを見極める目を持とう。

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