2006.08.30 (Wed)
Ohmy Newsに注目!
市民みんながつくる新しいメディア
“ニュース”の仕組みを変える
「市民みんなが記者だ」
これがオーマイニュースの核心となるコンセプトです。小学生から大学教授、フリーター、主婦から弁護士、医師などの専門家に至るまで、何か新しいニュースを持ち、それを他の人々と共有したいと思う人であれば誰もが記者になれるのです。
これまでのニュースづくりは、職業記者の特権のようなものでした。しかし、インターネット空間に市民が参加するようになって、これまで当然と考えられてきた様々なものと決別できるようになったのです。
オーマイニュースが創刊を前にして市民記者募集を開始したところ、約1ヶ月の間に北海道から沖縄まで全国各地から約1000人の方に登録していただきました。これらの方々の書いた記事が、今日からオーマイニュースという新しいメディア、新しい広場をつくっていくのです。
政府や企業との癒着で政府や大企業に都合のいい記事ばかりを載せる今のメディアから市民参加型の思ったことや嘘ごまかしのないリアルなニュースを報道するこのようなサイトがもっと増えてくると頼もしい。
市民記者とは?
「誰が市民記者になれるのですか?」
一定の必要項目をご記入いただければ、誰でも「市民記者」になることができます。当社が定める「オーマイニュース市民記者規約」、「市民記者倫理綱領」に沿って、原則実名で活動していただきます。なお、市民記者の登録は無料です。
「どんな記事でも掲載されるの?」
ご投稿いただいた「記事」は、常勤記者・編集者による検討を経て、編集作業(事実の確認、タイトル・文章の校正、レイアウトの決定など)を行い『オーマイニュース』に掲載されます。その際、常勤記者と市民記者の「記事」は平等に扱われます。記者の肩書きや資格ではなく、“記事の質”で掲載の可否や扱いの大小が判断されるのです。編集済み記事に対しては、扱いの大小によって1本につき2,000円/1,000円/300円の3段階で原稿料をお支払いします(各原稿料は、それぞれ222円/111円/33円の源泉税を引いた額です)。
「どんな記事を書けばいいの?」
今までもいろいろな事柄を書いて来られた方。思う存分あなたの記事を書き、送ってください。編集局で受け止めます。一緒に新しい言論空間を切り拓きましょう! まだ何も書いたことのない方。あなたのお仕事、住んでいる地域のこと、大好きな趣味のこと、あるいは大事件の影響で変化したあなたの状況を書いてみてください。編集局でサポートします。
書き始めてみると、好きなことほど書くことが難しいかもしれません。もっと調べたいことがあるはずです。誰かに聞きたくなることもあるでしょう。「市民記者」になることによって、自分自身が持っている「情報の価値」を改めて確認してください。編集局では、皆さんの情報発信力を高めるお手伝いをし、これから起こる変化を共有したいと思っています。そして、『オーマイニュース』では、同じテーマをともに考え、議論する空間をできる限り提供していきます。「書くことで繋がる」お手伝いをしたいと思います。
市民記者募集
問題は、サイトが私の体重と同じくらい重いこと(^^;)。もしかしたら、安倍が圧力をかけて重くしているのかも!(笑)
いつも安倍NDにすばらしい記事をTBして下さるみなさまも是非、市民記者にチャレンジしてみませんか?
2006.08.29 (Tue)
ついにトラックバックピープルから記事の削除依頼が来た!
せっかくここまで大きくなってきたのにっていうか、それ故からか、ついに本日、BlogPeopleの事務局からそのリンクリストに載っているある記事の削除の依頼がきちゃった!(汗)
美爾依さま
ご利用ありがとうございます。
こちらはBlogPeople事務局でございます。
本日はお願いがございまして、ご連絡させていただきました。
貴方様が管理人で運営していただいております、以下のトラックバックピープルの話題ですが、
http://tbp.jp/tbp_6610.html
以下の記述を拝見いたしますと、当方が話題の承認をさせていただいた
主旨からずれているように思われます。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/06/noabend_fba0.html
具体的には特定の政治家を誹謗中傷するための手段して
トラックバックピープルをご利用していただきたくないというものです。(そのため、最初の申請は否認させていただきました)
そこでご相談なのですが
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/06/noabend_fba0.htmlの記述を削除していただき、話題の説明文にございます主旨で管理いただけませんでしょうか。
もし、上記の件について、ご同意いただくあるいはご意見がある場合は、support@blogpeople.net宛にメールをいただけますでしょうか。
また、もしお返事をいただけない場合は、こちらの判断で話題を
削除してしまうことがあることもご了承ください。
よろしくお願いいたします。
BlogPeople事務局
別に特定の政治家を誹謗中傷しているわけじゃなくて、ただ批判しているだけだよね。辞書で調べてみると、誹謗は「悪口を言うこと」で中傷は「根も葉もないことを他人に告げて、その人の名誉をそこなうこと。」とあるけど、みんなが書いているのは、根も葉もあることであって、中傷なんかじゃないぞ!なぜか安倍晋三に関する記事のTBを集めたら、たまたま批判ばかり集まってきちゃったんだけど、それだけ安倍晋三が、国民から批判をあびるような発言や言動を行っているということだ。決して根も葉もないことを言って名誉を傷つけているわけじゃない。
安倍を支援しているのは自民党内の腰抜けどもや統一協会、創価学会の信者、暴力団やネットウヨだけで、他の国民はみなかなり批判的な冷たい目で見ているというのがこのリンクリストを見れば、一目瞭然だと思う。安倍先生にも是非このリンクリストを初めから終わりまで読んでもらって、現実に目を覚ましていただきたい。
ここまで広がってきたこのリンクリストが削除されてしまったら困るので、削除依頼のあった記事はSobaさんにこの件についてご連絡させていただいた上、このリンクリストからはしかたなくはずさせていただいた。Sobaさんのこの記事は、このリストにリンクする方法を図入りでていねいに説明していて、初心者にとってはかなり参考になる記事だったので、できれば、AbEndの文字の部分やその他をちょこちょこっと変えて、再度TBしていただければと思う。
私も一応、念のため、「AbEndリンクリスト」じゃなくて、「安倍ND」リンクリストにタイトルを変えた。これなら一見意味不明っぽいが、わかる人にはわかるのではないだろうか?又、NDがNOにも見えなくはない。みなさまも気がむいたら、適当に変えていただけたらと思う。別に無理に変える必要もないと思うけど・・・・。
それにしても、今回のことと言い、数日前に、AbEndじゃなくて、安倍NDにTBされていたいくつかの記事でも書かれていたネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ(2006年08月26日15時41分)という記事には、久しぶりにビックル一気飲みしちゃったよ。
まず、全ての記事を嘘か本当かに分けてどうするの?その記事の信用性なんてそんなの数字で正確に判定できると思っているの?英語とか外国語の記事もみんな翻訳して3億も血税をかけてこんなばかなことをするって正気?政府はCivil Servant(市民のための召し使い)であって、市民をコントロールするものじゃない。こんなものを使って、情報が嘘か本当か政府に都合のいい判定を国民に与えることによって情報を操作しようとしているんだから開いた口がふさがらない。
例えば、政府に都合のいい記事だったら、100%信用できて、政府に都合の悪い記事だったら嘘の記事ってことにするってわけだ。情報が嘘か本当かぐらい国民に読ませて、考えさせろよ。税金をこんな無駄なことに使う前にもっと使うところがあるだろ!ここまで政府が言論を制限したら、中国もビックル一気飲みしちゃうよ。右傾化した共産主義まっしぐらって感じだね(笑)。
雨にも負けず、風にも負けず、こんなことにもひるまず、これからも、次期総理有力候補の安倍晋三官房長官についての記事を書いたときにどんどんトラックバックしてね(笑)♪
2006.08.28 (Mon)
お薦め記事
まずは久しぶりに更新された『YamaguchiJiro.com』で山口二郎氏が世界各国の政府と比べて日本政府を批判している論説。小泉政権によってアメリカ追従型により拍車のかかった日本の社会がいかにさまざまなリスクを背負っているかがよくわかる。
06年8月:対抗軸としての社会民主主義の創造(2006年08月28日) 現代会民主主義研究会会報「展望」第8号原稿
□第13回研究会報告(06.04.14) シリーズ 「小泉政治」への対抗軸は何か(1)対抗軸としての社会民主主義の創造
次に私のブログを紹介してくださっているからということではなく、今日の『雑談日記』でもお薦めのブログとして取り上げられていた『ぬぬぬ?』の「安倍政権下で初代JNSA長官でも目指すか? @"一皮剥けた"世耕子ダヌキ情報作戦部長に拍手ぅ~!」
これだけ長い文章でも、最後まで一気に面白く読ませるというところは「きっこちゃんも真っ青!」というインターセプターさんの文才の所以であろう。大笑いしながら、楽しませていただいた。
又、ブログ乞食さんから「安倍晋三は自衛隊を軍隊に変えようとしている!」という記事に関して麻生がせっかく「集団的自衛権」があるんだから、使わない手はないと言っているとのコメントをいただいた。「万が一、一緒に活動している外国の軍隊が攻撃されたら(自衛隊は)黙って見ていていいのか。真剣に考えないといけない」という安倍の発言に対する弁解なのだが、日本共産党の「集団的自衛権とは?」というサイトが集団的自衛権が憲法九条違反であるということをわかりやすく説明している。
これまでの小泉政権下の集団的自衛権の議論については一橋大学の浦田一郎教授の論説「政府の集団的自衛権論――従来の見解と小泉政権下の議論」(2001年6月15日)が詳しい。
安倍のメディアでの発言を聞いていると、小泉政権以上に、安倍政権は激しくアメリカ寄りとなりそうな気配だが、アメリカの後追いで減速しそうな日本経済について書かれた荻原博子氏の『がんばれ!家計』の「アメリカがくしゃみをはじめた?!」(2006年08月23日)というコラムは国民に財布のひもを固く締めるように警告している。このままでは、アメリカと一緒に日本が沈没する恐れは十分ありそうだ。
2006.08.27 (Sun)
安倍のネット工作がいよいよ激しくなったようだ!
『喜八ブログ』の「コメント欄について」で喜八さんはとてもいいことをおっしゃっていた。
キーワードは「編集権」です。ブログを一個の「雑誌」だと考えるのです。各ブロガーはブログ雑誌の発行者であり編集長であり執筆者でもあります。ブログのコメント欄は雑誌一般における「読者投稿欄」に相当します。この場合、コメント欄を含むブログ全体の編集権は(発行者・編集長・執筆者である)管理人にこそある。コメンターにはない。当たり前過ぎる理屈です。
まさにその通りなのだ。自分のブログなんだから、気にくわないコメントはどんどん削除してかまわないのだよ。
例えばおしょうさんからのこんなコメント:
愉しく拝見させていただきました。
無論、私も「戦争反対」派です。これだけは、はじめにお断りしておきます。
さて、
>これだけ安倍を批判してもまだ支持する人がたくさんいる。
意味がわかりません。あなたが批判して、安倍さんを支持する人がいるのはオカシイことですか?
>全く能力は関係なくて、コネと容姿だけで次期総理が決まるなら、KATーTUNの赤西仁君が立候補すればすぐに総理になれるってことか?
これも意味がわかりません。赤西仁さんという方を引き合いに出されておりますが、赤西さんは国会議員じゃないでしょう? 本人に断って、引き合いに出されたんですか? 赤西さんは、国会議員じゃないにも関わらず、総理大臣の椅子に座りたいという野心があるのでしょうか?
>来年の参院選では是非ジャニーズから誰か立候補してみたら?(笑)
これもまたまた、意味がわかりません。
管理人さんが安倍さんがお嫌いなのはよくわかりますが、だからといって、総理大臣は誰でもいいでしょう、といった無責任極まりない発言は無視できません。
管理人さんは、具体的に誰が次期総理としてふさわしいとお考えなのですか?
ただ、安倍さんは駄目だ! と叫ぶだけじゃなく、自分がふさわしいと思う人のことを並列して、応援するサイトにしたほうがいいのではないでしょうか。
乱文多謝。
PS 決して私は「安倍支持」ではありませんので、その点は誤解なく。
また、遊びにきます。
これはこの記事だけを読んで即座にコメントしたとしか考えられないものだが、多分、総選挙にむけて安倍に雇われているネットウヨだろう。その例としてやたらと戦争反対派とか安倍支持ではないなどと強調しているところが怪しい。本当に戦争反対派だったら安倍の肩をもつわけないし、安倍を支持していないなら、わざわざこんなコメントを初めて訪れたブログに残すわけないだろう。
もちろん赤西仁は国会議員じゃないけど、それでも安倍よりはましだということを言っているのだよ。安倍になれるんだったら、ジャニタレでもできるってことさ(笑)。
それにしても、どうして、私が次期総理大臣に誰がふさわしいかなんて書かなくちゃいけないの?次の総理は自民党から選ばれるし、自民党の中には誰もいないから誰がふさわしいなんて書けるわけないじゃないか。それに他に誰がふさわしいか書かないと安倍を批判しちゃいけないって論理は私には全く理解できないぜ。もう遊びに来てくれなくてよし!(笑)
こんな感じで安倍支援のためのブログ工作が始まったようだ。ヘンリー・オーツさんが「テレビとブログが繋がった!」で言っていたようにネットウヨが新左翼と称してコピペで同じコメントを安倍反対派に貼り付けまくっているものもある。みなさまもこんなコメントに答えを書くだけ時間が無駄なので、サクっと削除しちゃいましょう。ブログの編集権は各ブロガーにあるんだからね。
FC2以外でもこのシステムを使っているところは多いと思うけど、FC2の場合はコメントを残した場合、その訪問者のIPがわかるので、それを「管理画面」の「環境設定の変更」の「禁止設定」にある「禁止IPリスト」に登録すれば、その訪問者は同じパソコンからは訪問できなくなる。これは無制限らしく、私のIPリストはネットウヨのIPが50件近くあるだろう。ネットウヨは元をたどれば暴力団ということだから、そんな奴らとネット上で交流したくないからね。もちろん、ネットカフェなんかを渡り歩いている訪問者を避けるのはそのつどIPが変わってしまうので難しいが、自宅のパソコンからの訪問者なら簡単に拒むことができる。だから、コメント欄が炎上することもなく、ずっと楽しくブログができるってわけだ。
ストレス解消のためにやっているブログでストレスを感じる必要なんてないものね(^^)。
2006.08.26 (Sat)
安倍晋三は自衛隊を軍隊に変えようとしている!

そこにも書いてあったけど、安倍も総理になる前からいよいよ戦争好きの本性を丸出ししてきたようで、「自衛隊海外派遣「恒久法」制定目指す 新政権で安倍氏」 (上毛新聞Flash24 08月25日 21時03分)にも書かれていたように自衛隊を軍隊に変えようとしている。
安倍晋三官房長官は25日午後、都内で講演し、自衛隊の海外派遣について「恒久的な法律が必要だ。それによって機動的な対応も可能になる」と述べ、首相に就任した場合、派遣を常時可能にする「恒久法」制定を目指す考えを表明した。
またそれに伴い「万が一、一緒に活動している外国の軍隊が攻撃されたら(自衛隊は)黙って見ていていいのか。真剣に考えないといけない」と指摘、イラク南部サマワで活動していた陸上自衛隊が英軍などの警護を受けたことを挙げ、派遣隊員の武器使用基準の緩和を検討すべきだとの認識を示した。
恒久法は現在、自民党防衛政策検討小委員会(委員長・石破茂元防衛庁長官)が協議しており、「安倍政権」で具体化する見通しとなった。
特に「万が一、一緒に活動している外国の軍隊が攻撃されたら(自衛隊は)黙って見ていていいのか。真剣に考えないといけない」っていうくだりは、次期総理になる人が言う言葉でないだろ。自国の軍隊が攻撃されたら自衛するのはあたりまえだが、外国の軍隊が攻撃されたからといって日本の自衛隊が攻撃をしかけたら、自衛じゃなくなる。先制攻撃と同じことだ。北朝鮮のミサイル騒動の時も官房長官として敵地攻撃など持ち出していかにも戦争がしたくてたまらない様子をかもしだしていたが、今回は時期総理になるのを前提にしての発言ということで、影響力はもっと大きいだろう。官房長官の発言だったら、総理がとめることができるけど、総理の発言は誰にも止めることができない。
これじゃ、自衛隊に入りたいっていう人は激減するだろう。そして、人材不足になって、そのうち、徴兵制度が採用されるようになるだろうね。まず最初に徴兵されるのは、安倍を支持している若い20代の男子、それからだんだん30代、40代っていうふうに健康な男性は徴兵される可能性がでてくるわけだ。戦争の悲惨さを知らない安倍晋三は、同じく日本版ネオコン代表の石破茂(48)を防衛庁長官にするつもりじゃないだろうか?そうすれば同じネオコン同士で、軍事国家に向けての準備は万端というわけだ。
ちなみにいい年して、プラモキチの石破茂がこの「恒久法」の元となるような考えを2004年3月に「「力の空白論」を超えて」というタイトルで小泉内閣メルマガに書いていた。
私が高校生の頃だからもうかれこれ30年ほど昔のことになるが、先般逝去された山中貞則先生が防衛庁長官ご在任中、何かの折に「わが自衛艦隊はプラモデルだ」と発言されたことがあった。当時私はこの言葉の意味が理解できず、非常に不思議な思いがしたことを今でも良く覚えている。その真意をお伺いする機会もないまま先生は逝去されてしまったが、小泉総理が先生御逝去の折に出された談話の中に「先生は物事の本質をズバリと言い当てる方であった」とあったように、ある意味で当時の防衛力の本質的な一面を言い当てた表現ではなかったかと、今にして私は思うのである。
最近「存在する自衛隊から機能する自衛隊へ」というフレーズが多用され、「それでは今まで機能していなかったのか」と問われそうであるけれども、現在の防衛力整備構想の背景をなす「力の空白論」と、この山中発言とは、その根底においてつながっていたのではあるまいか。
いわゆる「力の空白論」とは、冷戦期において東西両陣営の力が均衡する中にあって、日本のみが「力の空白」となって不安定要因となることがないように、との構想であった。従って具体的な「脅威」を想定することなく「独立国として備えておくべき一通りの防衛力を整備する」という極めてユニークな防衛構想だったのである。もちろんそこにはそれなりの合理性が存在し、さればこそ今日までわが国の独立と平和は保たれてきたのであるけれども、ポスト冷戦、さらにはポスト9.11という、冷戦期とは全く異なる安全保障環境が現出した今日、新しい防衛構想を構築することは、国の独立と平和に責任を有する政府として国民に対する当然の義務である。
このような考えの下、昨年12月には平成16年中に新たな防衛計画の大綱および中期防衛力整備計画を策定することが閣議決定されたのである。その具体的な議論については次回以降ご紹介したいと考えているが、決して侵略国家とならないわが国の姿勢をさらに鮮明にしつつ、日本国ならびに国際社会に対する責任を果たしていきたいと願うものである。

軍事バカボン石破茂
このプラモキチもブッシュと同じで9・11を使ってテロを持ち出し、テロを爆滅するために戦争をしかけようとしているのはこの文章を読んでも明確だ。「ポスト冷戦、さらにはポスト9.11という、冷戦期とは全く異なる安全保障環境が現出した今日、新しい防衛構想を構築することは、国の独立と平和に責任を有する政府として国民に対する当然の義務である。」と言っているが、アメリカの属国と軍需産業発展のために必要なだけであって、国の独立と平和に責任を有する政府というのだったら、戦争をしないように現在の憲法を守るのが政府の義務というものだろうが。自衛隊をプラモデルに例えているところがすでに狂っているし、動かないプラモの方が攻撃をしかけてくる軍隊よりもましだということがわからないのだろうか。
これだけ安倍を批判してもまだ支持する人がたくさんいる。全く能力は関係なくて、コネと容姿だけで次期総理が決まるなら、KATーTUNの赤西仁君が立候補すればすぐに総理になれるってことか?安倍の容姿のどこがいいのか全くわからないし、あの話し方といい、話す内容といいキモさとあほらしさ炸裂って感じで、赤西君だったら安倍よりはまだまだ百倍も千倍もマシだよね。来年の参院選では是非ジャニーズから誰か立候補してみたら?(笑)

追記:
不詳管理人さんが、記事中の安倍発言が実は報道2001年の中で石破が言っていたことと同じだったという情報をいただき、集団的自衛権についてわかりやすく説明してくださっていたので、その記事を追加する。
今朝の報道2001で石破(防衛庁長官)の発言に恐怖を覚えた(2003.9.28)
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2006.08.26 (Sat)
安倍にCIAをまかせられるか!
今日もためになる記事を紹介するだけで、お茶をにごすつもりなのだが、『幸せになるために』のYohkoさんが少し前に書かれた「自己中心性の論理を見抜く」という記事がとても印象に残ったので、ここに紹介したい。すぐTBしようと思っていたのだが、いろいろなことが重なってなかなかできなかった。
「自己中心性の論理を見抜く」
Yohkoさんはとても鋭い洞察を持っているにもかかわらず、ブログでは丁寧で、主張をわかりやすく説明しているので攻撃的にならずとても読みやすく学ぶべき点が多い。上の記事でも首相の靖国参拝を批判する中で、前もって政府が小泉の靖国参拝に対して国民にアンケート調査していることに対して本来国民に奉仕するのが政府なのに、この場合は国民を支配するために血税を使っているのでは本末転倒ではないかと鋭く指摘されている。まさにその通りで、本来国民は政府が国民のために住みやすい社会を創ることの見返りに血税を払っているのであり、それが今では国民を支配するために使われていると感じる国民は多いのではないか?
今度は自分が総理になったら、憲法を変えて、戦争のできる国にするというのも、安倍がアメリカに自国民を兵士として売り渡し、アメリカから兵器を買いあさり、その見返りとして個人的に儲けようとしているのではないだろうか?
その上、今度はアメリカのCIAを真似て、日本版CIAを検討しているっていうんだから、どこまでアメリカに追従すれば気が済むのだろうか。まるでアメリカが夢のようなすばらしい国で、日本もなんとか同じようになりたいと思っているのだろうか?
日本版CIAの中身とは(東京新聞 2006.07.04)
「おはようフェルプス君、今回の君の任務だが…」で始まる往年のテレビスパイ番組にわくわく見入った方も多いのでは? 懸念されるテロや海外での妨害工作などに備えるため、自民党の検討チーム(座長・町村信孝前外相)が、米中央情報局(CIA)や英秘密情報局(MI6)のような対外情報機関創設を提言した。そのミッションは? (坂本充孝、大村歩)
■町村座長に聞く 『工作活動の前提情報はいる』
――本格的な情報収集機関が日本に必要だと考えたきっかけは。
9・11テロ事件の対応に当たり、わが国にはしっかりとした海外情報がないと痛感していたが、後に外相になり、いよいよ驚いた。例えばイラクで人質事件があり、テロリストはどこに潜伏しているのか、動向はどうかと聞いても誰もわからない。国内の治安情報ならば警察、公安調査庁というような組織がカバーしているが、在外となるとからっきしだ。海外を見回してこんな国はほかにはない。
――日本にも内閣情報調査室、外務省国際情報統括官などあるが。
インフォメーションとインテリジェンスは違う。公開の情報に分析、評価を加えたのがインテリジェンスで、これを持っている組織はない。日本も戦前は、軍部が一定程度やっていた。ロシア国内の反政府運動を支援したりの活動をしていた。戦後は「そんなことはダメ」という政党もあり、できなくなった。
――今の例は工作活動では。
工作活動までするかどうかは政策判断と思うが、いざやろうというときの前提となる情報は持っていなければいけない。CIAを例えていえば、情報収集の上、当該国の政府が反米的であるとすれば転覆活動もするでしょう。そこまで、やるかやらないかは政治の判断。しかし基礎としての能力がなければ、やろうにもやれない。私は諸外国で転覆活動をやろうと思っているわけではないが、日本は専守防衛の国だからこそ長いウサギの耳が必要だ。ところが実際は貧弱な耳しかない。日本の存立、広義の安全保障のために、そういうものが必要だと思う。
――新設する対外情報機関とは。
情報補佐官が情報を分析する役割で完全なペーパーワークであるのに対して、対外情報機関は実際に海外に出て情報をとって来る人たちだ。語学に堪能で現地の人脈を持つ人がよい。元商社マンとか、民間の人を登用し、並行して独自に養成していくようになるのではないか。衛星情報を分析する、既存の内閣衛星情報センターに併設する。
――国会に設置するという情報委員会とは何か。
情報委員会は米国にも英国にも国会内に存在する。英国の例では委員は首相が指名する。(内閣情報委員会は)この委員会に、予算、人員、活動内容などを報告する。報告を受けた委員会は、もう少しこういう活動にした方がよいという意見を首相にあげる。英国ではかつてMI6が何をしているのか、完全な秘密だった。この反省で十数年前に、こうした委員会ができた。もちろん秘密会で議員は完全な守秘義務を求められる。
――内閣に情報を集めれば、時の政権に利用されてしまうという危険はないか。
従来は外務省が情報を持っていたが、外務省は政策をつくる機関であり、自分の政策にあった情報を集めてしまう危険もある。むしろ政策官庁が情報収集をしない方がいいという観点に立っている。
――米国は日本に国際テロ対策の一翼を担うように求めているが、情報戦略面でも貢献するよう要請されたのではないのか。
これは私が考えたことであって、米国からの要請など一切ない。インテリジェンス要員の養成などは何十年もかかる話で、米軍再編など近場の話とは結びつきようもない。
町村氏の提案に対し、本家にあたる外国の情報機関はどんな組織なのか。
CIA公式ホームページ(HP)によれば「外国の情報を収集することで大統領と米議会上院が国益に関係する判断をする際、手助けを行うこと」が使命だという。また大統領の命令で秘密調査活動も行う。
MI6のHPでは「ジェームズ・ボンドの映画での描写はどれくらい現実的か?」という質問について「(元MI6職員の)イアン・フレミングが書いた原作の一部は彼の体験に基づいたものだったが事実より誇張がある」との記述もある。
両機関とも機密保持を理由に、職員数や予算を明らかにしていない。CIAの場合、一説には職員数二万人規模だとされている。国際政治や戦争の背景に暗躍するというイメージは強いが、具体的にどんな活動をしているのかは機密のベールに包まれている。
■政争の具になる恐れも
元内閣安全保障室長の佐々淳行氏によれば、戦後間もなく当時の吉田茂首相らが中心になり、内閣情報局という対外情報機関を立ち上げようとしたが、「特高警察の再来だ」などと批判され頓挫した。そのあおりを受け、日本では本格的な対外情報機関の創設は見送られ続け、内閣情報調査室(内調)はわずか八十人の正規職員しかおらず、CIAなどから見ると幼稚園並みの組織だという。
佐々氏の体験では、大使館員でも防衛庁や警察庁の職員という立場で接することで、情報が得られたが、その情報も外務省本省に握りつぶされることも多々あったという。
佐々氏は「まずは各国日本大使館に派遣された警察、防衛両庁の職員に対し内閣官房との兼務辞令を出し、これらの兼務職員に情報機関職員としてのノウハウをちゃんと教育する。例えば上海領事館の館員自殺事件のようなハニートラップ(色仕掛け)などは情報の世界では初歩の初歩だが、知られなさすぎている」と解説する。
今年六月、PHP総合研究所がまとめた論文「日本のインテリジェンス体制 変革へのロードマップ」の共著者で東京工科大の落合浩太郎助教授は「今、内調に出向しているのは各省庁の課長補佐クラスでそもそも所属官庁は情報を出してこない。町村提言での情報補佐官については、強い権限を付与するなど、よほど強力に官邸がリーダーシップをとらないとまた情報の出し惜しみが起きてしまう」と心配する。
佐々、落合両氏に共通する指摘は「内調とは関係なく、まったく独立した対外情報機関を法改正のうえつくるべきだ」という点だ。
一方、こうした動きに懸念を示す向きもある。
ある政治団体顧問は活動経験を踏まえこう疑問を投げ掛ける。
■『まず明確な外交方針が』
「日米で情報を共有化していくという流れの中で、こうした話が出てきたのだろう。だが、むしろ米国にべったりしているからこそテロ組織に狙われる可能性がある。やたら危機感をあおって対外情報機関をうんぬんする以前に、日本がどういう外交方針をとるのかが問われているはず。順序が違うのではないか」
軍事評論家の神浦元彰氏は「今の政治システムでは、諜報(ちょうほう)機関が設けられても、権力者側がこれを使って政敵の失点を探ることもできるし、自分のポイントになるように情報操作をすることもできる」と問題点を指摘しながらこう訴える。
「最近のテポドン動向も完全に米国の情報におんぶにだっこ。これでは自前の組織ができたとしても、結局、CIAの日本の出先機関になりかねない。確固とした国家戦略を持たなければ、諜報部員を政治家のだれも使いこなせないでしょう」
まさに安倍政権はアメリカの猿真似政権になりそうだ。そして、Yohkoさんの「この実態を知らずして・・・」に書かれているような悲劇的な格差社会及び戦争国家であるアメリカを日本は将来的に丸写しすることになるのではないかと恐れているのは、私だけではないだろう。
2006.08.25 (Fri)
DELL(デル)やアップルのラップトップから出火の危険性
日本でも出火事故2件 経産省、ソニーのPC電池 (共同通信 08月24日 20時00分 )
米大手デルのノートパソコンに搭載されたソニー製電池の不具合問題で、経済産業省は24日、電池が異常発熱し出火した事故が日本国内でも2件あったと発表した。同省は消費生活用製品安全法に基づいて、ソニーとデルに対して、事故原因や再発防止策などの報告を求めた。
同省によると、出火事故は2005年10月に東京都練馬区のNTTドコモの販売店で、06年6月には大阪市のホテルニューオータニ大阪で、それぞれ発生。パソコンから発火したがテーブルが焦げた程度で、けが人はなかったという。
ソニー製電池をめぐっては、米消費者製品安全委員会が調査を開始。デルは、全世界で約410万個の電池を自主的に無料回収し、交換すると発表している。
DELLではこのSONY製の電池の回収を呼びかけているのだが、なんでもMade in Japanは危険でMade in TaiwanはOKだそうだ。たまたまシュレックがDELLのラップトップを最近買ったばかりだったので、電池を見てみたらMade in Japanだった。それで、DELLの消費者サービスに電話して、その電池の製造番号を伝えたら「それはOKです」と言われたそうだ。だから、同じMade in Japanの電池でも危険なものとそうじゃないものの両方があるそうだ。
ラップトップの電池が異常発熱し出火するということは、もし、飛行機内でワープロとして使っていて爆発したら、テロと間違えられる可能性もあるので、とても危険だ。DELLのラップトップを使っている方はDELLの消費者サービスに問い合わせられることをお薦めする。
Battery Recall(日本語)について
基本的に下記のモデルのノートブックパソコンと一緒に売られた電池が発熱するそうだ。
Latitude: D410, D500, D505, D510, D520, D600, D610, D620, D800, D810
Inspiron: 500M, 510M, 600M, 700M, 710M, 6000, 6400, 8500, 8600, 9100, 9200, 9300, 9400, E1505, E1705
Precision: M20, M60, M70, M90
XPS: XPS, XPS Gen2, XPS M170, XPS M1710
その他、詳しい情報はBattery Recall(日本語)で。
追記:
DELLの電池回収騒ぎが起こった1週間前はアップルは大丈夫だろうと言われていたのだが、後ほどDELLだけではなく、私の使っているアップルのibookの電池も同じ危険性があるということがわかった。
バッテリー交換プログラム - iBook G4 および PowerBook G4(日本語)
私のバッテリーのモデル番号はA1061で、バッテリー交換の対象となっていたが、バッテリーのシリアル番号は対象外だった。ニュースではこのバッテリーの回収によってソニーは200億~300億円の損失を被るそうだが、株価なども暴落するのではないだろうか。
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2006.08.24 (Thu)
引越しに呪われた運命かも
パッキングにも疲れ果て、先日、家具を見に出かけてきた。今使っているベッドは古くなってしまったので、新しいベッドを探していた。きっこちゃんも大好きなアメリは私も大好きで、アメリのベッドルームのセンスには脱帽という感じでいつかはあんなおしゃれなベッドルームにしたいなと思っていたのだが、先日Bombay Companyでアメリのベッドとそっくりなベッドを見つけてしまった!それもナナナナナント!40%オフで約$400(マットレスを除く)だった!

↑アメリのベッド

↑Bombay Companyのベッド
$400というと時給$8でワインショップで夏のバイトをしている私にとっては50時間分の労働であり、一日5時間働いて10日分の給料だと考えると買うのをためらうものがあったのだが、セールだったし、今使っているベッドは10年以上使って古くなってしまったので、ずっと新しいベッドを買おうと思っていたし、思い切って買ってしまった。
そして、今日はお休みだったので、Burlingtonにある、お手頃な値段と北欧らしい可愛いデザインで評判の家具・雑貨店、IKEAに行って、いろいろな家具を見てきたんだけど、質はともかく結構素敵なデザインの家具がたくさんあった。特に大きな本棚とダークブラウンの皮のソファはいつか是非手に入れたいものだった。IKEAは世界中に店舗を構えており、今年の4月には日本にも船橋にIKEAができたが、9月には港北店もオープンするそうだ。その後、日にちは決まっていないが、神戸にもできるらしい。

↑IKEAで寝心地というかすわり心地を試すために横になってみたら、フカフカであまりにも心地よくてなかなかその寝椅子から離れられなくなってしまった。カナダでは$579+14%の消費税がかかるにもかかわらず、日本では39,900円+5%の消費税しかかからないようで、日本で買った方がずっとお買い得のようだ。
結局、ベッド探しからついでに寝椅子やソファまで見て回ってしまった。こんなウィンドウ・ショッピングなんかしている間に、地獄のパッキング終わらせないとね(^^;)。朝起きてみたら、小さな美爾依たちが荷造り全部済ませていたなんてことがあればいいんだけど・・・なぁ~(笑)。
2006.08.23 (Wed)
ロシア領域で蟹の密漁を黙認してきた日本政府
ロシア政府による公式見解はo-kojoさんが、ブログで英文を日本文に翻訳してくださっているので、興味のある方は、ご参考いただきたい。
それによると、やはり、ロシア側がロシア領海内の密漁についてたびたび日本政府に抗議をしてきたにもかかわらず、無視されたと訴えており、今回の責任も日本漁船の密漁を黙認してきた日本政府にあるとはっきりと主張している。日本では、なにも殺さなくてもという意見が多いようだが、海外では、ロシア領海内で密漁した上、ロシアの沿岸警備隊が止まれと言ったにもかかわらず、逃げ出した日本漁船が悪いという世論が圧倒的である。
かなり前になるが、アメリカでハロウィーンに日本人学生が「止まれ」と言われて止まらなかったばかりに撃ち殺された事件を思い出した。この学生が止まらなかったのは、Freeze(止まれ)という英語の意味がわからなかったからという悲劇が招いた事件だったのだが、この学生を撃ち殺した人物は正当防衛ということで無罪になってしまった記憶がある。
このように他人の土地に侵入することは海外では厳しく取り締まられており、アメリカのように銃規制が比較的ゆるやかなところでは、他人の土地に侵入した場合は銃殺されても仕方がないという危機感を常に持つことが必要である。日本の漁船がロシアに銃撃されたことはこれまでも何度もあるのだし、今回もロシア領海内で密漁すれば銃撃されるということは百も承知だったはずであり、止まれと言われても止まらなかった日本側に責任があるのは明らかである。一番の責任は密漁を黙認していた日本政府にあるのだが・・・・。
今日、麻生太郎が総裁選出馬を正式に発表したそうだが、安倍と遠い親戚である麻生も、安倍よりは少しましかもしれないが、この外務省のていたらくを見る限り、あまり期待できないだろう。
2006.08.22 (Tue)
貧相な猫殺し作家、坂東眞砂子の残虐性
よくコメントで、このブログは感情的だと言われるが、自分ではかなり感情を押さえて書いているほうなので、そんなコメントをもらってとても意外だった。でも、ブログの面白味はブロガーの怒りや悲しみといった感情が読者に伝わってくるところにあるのではないだろうか?研究論文に感情は全く必要ないが、ブログを書く際にはある程度の感情移入は必要だと思っている。ブロガーが我を忘れて感情的になればなるほど、読者にとっては面白いのではないか?
そういった意味で、今日のきっこちゃんの文章はきっこちゃんの怒りが伝わってきて、これを読んだほとんどの動物愛好家にその怒りが乗り移っただろう。私もそのうちの一人だが・・・。
今日の『きっこのブログ』の「猫殺し作家の屁理屈」を読んで、坂東眞砂子という作家に対し、きっこちゃんと同じように押さえきれない怒りを覚えた。

↑『ウォーカープラス』より
それにしても、この写真を見る限り、まるで鬼畜のような残虐な人相をしてると思ったのは私だけじゃないだろう。子供さえも虐待しかねない人相をしている。こんな女に飼われた猫は本当に不幸だ。(この写真は少し若い頃(30代?)の写真だろうか?現在の写真(明らかに40代後半)を見たらこんな意地悪そうには見えなかったが・・・。)
こいつに比べたら、去年犬の飼い主としてワーストナンバー1に選ばれちゃったパリスちゃんさえも女神に見えちゃうよ。

パリス・ヒルトンがペットのキンカジューに噛まれる…で一面を飾る (ABCdane.net 2006年8月12日)
ペットの避妊手術については、今から10年以上前に、私のペンネームにもなっているミニーというヨークシャテリアを飼い始め、そのとき、避妊手術をしなかったばかりに、乳癌に侵されて早く亡くしてしまったという悲しい経験がある。カナダでは、ブリーダーからペットを受け渡される時や、ペットショップで買った場合は、ペットを飼い始めてから最初の検診を獣医から受ける時に、ペットの長命を願うならということで、避妊・去勢を強く勧められる。避妊・去勢をしたペットはしないペットよりも最低5年間は長く生きることや、ホルモンバランスの崩れによる成人病のような病気にかかりにくくなることが医学的に証明されている。だから、繁殖目的で飼われている犬や猫以外はほとんどが避妊・去勢されている。又、メスが妊娠し、子を産んだ後でもすぐに避妊すれば、長生きできたり、成人病にかかることを避けることができたりするそうだ。
ミニーちゃんと同じ年に生まれた猫のフィリックスは去勢適齢期に去勢したせいか15歳になる今でもピンピンしている。ミニーちゃんにも避妊手術をしてあげていたら今頃まだ元気に生きていたに違いないと思うと本当につらい。私がミニーちゃんの避妊をしなかったのは、あまりにもかわいかったので、いつかはミニーちゃんの赤ちゃんが欲しいと思っていたからだ。でも、それもかなわず、私が避妊してあげなかったせいで、癌に侵されてしまいミニーちゃんには苦しい思いをさせてしまった。
こんな経験もあってなおさら『きっこのブログ』で読んだ坂東のエッセーには、この鬼畜の勝手な思い込みによって避妊をさせず、又、親猫がお腹を痛めて産んだ仔猫をすぐさま親猫から引き離し、崖から投げて殺すという残酷な内容が恥も外聞もなく書かれてあり、激しく怒りを覚えた。こんな鬼畜に動物を飼う資格はない。
「富田メモ」ではよくやったと思ったけど、こんな仔猫虐殺の告白のエッセーを紙面で堂々と公表した「日経新聞」ってとんでもない新聞だよね。きっと今頃は、読者からの電話の応対で忙しいのではないだろうか。
2006.08.21 (Mon)
ロシアによる日本漁船銃撃・拿捕事件
北方領土問題を初め、竹島や尖閣列島などの領土問題については最近はほとんど語られなくなってしまったというのは、領土問題の解決が高度な交渉技術を必要とすることを考慮しても、これまで何一つ進展が見られず、その経過も国民に告げることをしないことは、現在の日本の外務省がいかに無能集団であるかの証しでもあるだろう。
今回の漁船銃撃拿捕事件についてのいろいろな記事を読んでみると、日本の外務省がロシア側と全くコミュニケーションが取れておらず、肝心な交渉ができていないというのは日を見るよりも明らかであり、小泉のアフォーマンスと共に、地位と名誉に酔いしれ横柄な態度を取ることしかできず、楽な仕事しかせず、難しい問題は後回しという姑息で卑怯な外務省の態度が招いた悲劇である。
<漁船銃撃拿捕>露当局「銃撃控える」00年に非公式で意向 [ 08月20日 03時04分 ]
ロシアによる日本漁船取り締まりに絡み、同国の国境警備庁が00年、「今後、銃撃は控える」との意向を海上保安庁に非公式に伝えていたことが19日、日本政府関係者の話で分かった。同庁は、銃撃が途絶えた実績を踏まえ、今年5月の06年版「海上保安レポート」で初めて「日本漁船への銃撃をしなくなった」と記述した。しかし、今回の銃撃・拿捕(だほ)事件はその3カ月後に起きた。ロシアが漁業資源枯渇への警戒などから方針を再転換した可能性もあり、同庁は漁船、漁協への指導強化を含め、対策を検討している。
複数の関係者によると、銃撃を控えるとの方針は00年9月、プーチン大統領の来日に同行したトツキー国境警備庁長官(当時)が荒井正吾海保庁長官(同、現参院議員)に口頭で伝えた。密航取り締まりの協力などを盛り込んだ覚書の調印に際し、「日本漁船に対する銃撃を控える」と語ったという。当時、ロシアは日本との経済交流拡大を目指しており、そうした情勢が背景にあったとみられる。
荒井氏は毎日新聞の取材に対し「記憶はあいまいだが、このころから銃撃はなくなり、拿捕されてもすぐに解放されるようになった」と話している。実際、それまで毎年数件ペースで起きていたロシアによる銃撃は01年以降途絶え、拿捕そのものも減少傾向をたどっていた。
今回の銃撃は、こうした流れに逆行するだけに、政府は神経をとがらせている。ロシア政府は、好景気をテコに、北方領土への大型投資を計画するなど、日本の領土返還要求へのけん制を強めており、ロシアの対日姿勢の変化が事件の背景になった可能性もある。【大場伸也】
上の記事を読んでもあまりにもアバウトな荒井正吾海保庁長官(同、現参院議員)の発言にただただ驚かされるばかりだ。銃撃を控えるとの方針をロシアからただ口頭で伝えられただけで、「はい、そうですか。よろしくどうぞ。」で終わってしまっては、銃撃されたって、文句は言えまい。口約束ではなく、きちんと文書で誓約書などを交わさなければ、法的に訴えることもできず、日本は泣き寝入りで終わるだけだ。外務省側は評判を落とすくらいでいいだろうが、被害者やその家族達はどうなるのか?
何日か前の韓国のニュースで、竹島の代わりに独島、日本海の代わりに東海と書いた世界地図を出版し、世界中に配布するというのを読んだが、これが繰り返された場合、既成事実となってしまい、10年後、竹島や日本海の世界地図上での名前は独島、東海となってしまうだろう。へっぴり腰の外務省は、目を覚まし、こういった事実をどんどんと国民に伝え、韓国に抗議するべきである。日本の中で習った地名が海外に行ったら全く別の地名になっていたなんてことにならないようにしなくてはならない。日本の名が残る「日本海」(英語表記:Japan Sea)という名称を後世に残さねばならない。
領土問題は複雑であるのは承知しているが、小泉のおかげで近隣諸国との関係が悪化している今、安倍が総理になることによってますます悪化し、今度は韓国や中国に国境線を越えたということで、漁船が銃撃されてしまう可能性もでてくることは、否定できない事実である。次期新政権や外務省には、領土問題を少なくとも一つでも解決するべく、これからの一層の努力を期待したい。
2006.08.20 (Sun)
めぐみさんはやはり死亡していた?
拉北者家族会代表、めぐみさん問題で日本政府を批判(8月17日17時57分更新)
【ソウル17日聯合】拉北者家族の会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表は17日、日本政府関係者の発言を引用し、日本政府は日本人拉致被害者の横田めぐみさんの遺骨として北朝鮮から渡された遺骨を鑑定のために帝京大学に預ける時から、これを「偽物」とすることで方向性を定め、このために対北朝鮮世論が熱くなり引っ込みがつかなくなったと主張した。
この関係者はまた、日本政府はめぐみさんの遺骨を受け取る前から、めぐみさんの夫で当時はキム・チョルチュンと呼ばれていた金英男(キム・ヨンナム)さんの実体を信じておらず、同じ日本人だと推測していたという。
崔代表は、拉致された高校生のDNAを日本政府に渡すなど、金さんとめぐみさんの家族の関係を明らかにするのに深く関与した人物。日本政府関係者の発言として引用したこれらの内容は、今後波紋を広げるものと予想される。
崔代表は、日本側が「遺骨は偽物」「めぐみさんは生存」を主張する根拠は、帰国を果たした日本人拉致被害者の一部の証言だけだとし、真実を明らかにするためにこれらの証言内容を公開するよう求めた。
さらに、日本政府と「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」がめぐみさんの問題を前面に押し出すことで、独島や教科書問題などの問題に関する世論を有利な方向に動かそうとしていると批判した。韓国と北朝鮮政府に対しても、1日も早く拉致被害者問題の真相究明と解決に乗り出すべきだとした。
それにしても、人質の安否を気遣う家族の心理を政治のために利用するってどんな神経しているんだろうね、安倍晋三。この件は、ぜひ、メディアに大々的にとりあげてもらって、日本政府の詳しい
関連記事(日付けの新しい順):
『タカマサのきまぐれ時評』
「横田めぐみさんの生死問題(安倍晋三官房長官ほか政府の対応とメディア)」(2006年08月23日(水))
『dr. stoneflyの戯れ言』「横田めぐみさん死亡」…あのDNA鑑定はでっちあげか? 」
2006.08.19 (Sat)
A級戦犯の岸信介が処刑を免れたのは何故か?

写真提供先:中国語のサイトから
「昭和天皇が嫌っていた松岡洋右と安倍晋三は親戚だった!そして岸信介がA級戦犯不起訴になった本当の理由。」と言う記事で安倍晋三の祖父であるA級戦犯容疑の岸信介が死刑を免れたのは、アメリカに731部隊のデータを売り渡したからではないかという推測を書いたのだが、それが阿修羅に投稿されたり、ネット上で結構話題になっているようだ。このブログのエントリーランキングでもトップページアクセスに次いでアクセス数は第2位となっている。ここに関連記事を書いたブログを同意派と反対派に分けて紹介し、反対派の疑問に答え、最後に参考資料を追加させていただく。
同意派:
『Good by! よらしむべし、知らしむべからず』
「御殿場の妖怪が満州国国務院実業部総務司長だった」
『タカマサのきまぐれ時評』
「増補版Wikipedia:安倍晋三2=富田メモに過剰に反応してみえる理由」
反対派:
『トラッシュボックス』
「岸信介が731部隊の実権を握っていた?」
『thethe』
「何度も死んでいるTBS」
『トラッシュボックス』
この記事へのコメントに、「つかぬ事を伺いますが「軍獣防疫廠(関東軍 軍馬防疫廠 ?)」と「満州国 国務院 実業部」との関係とはどのようなモノなのでしょうか? 」というものがあった。私も全く同じ疑問を持つが、これに対する返答はない。
手元の『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』で満洲国の国制について調べてみた。それほど詳しいことは載っていなかったが、建国当初、国務院には実業部のほか民政・外交・軍政・財政・交通・司法の計7部が置かれていたという。部はわが国の省に、司長は局長に相当するという。実業部には総務司のほか農鉱司、工商司が置かれていた。実業部の総務司の職務権限についてはわからないが、7部のうち軍政部以外には全て総務司が置かれている。となると、総務司というのは、各部内での総務的な仕事をする部署であると推測される。したがって、「人体実験や細菌兵器の開発」を許可するような部署ではなかったのではないだろうか(そもそも、「実業部」にどうしてそんな権限があると断じることができるのか不思議だ)。
私は、安倍氏を次期首相として強く支持しているわけではない。別に、見解の相違などを理由に、彼に反対する人がいてもいいと思う。しかし、安部憎さのあまりにデマをまき散らすようでは、いかんだろう。
岸が戦犯で731部隊の黒幕だから、孫の安部も首相にはふさわしくないという理屈も、それ自体あんまりだという気もするが。
まず、「軍獣防疫廠(関東軍 軍馬防疫廠 ?)」と「満州国 国務院 実業部」との関係だが、七三一部隊は4つの支部以外に、大連にあった南満州鉄道の研究所も傘下に収めて支部としており(「昭和天皇が嫌っていた松岡洋右と安倍晋三は親戚だった!そして岸信介がA級戦犯不起訴になった本当の理由。」を参照のこと)、満州国国務院の実業部で満州鉄道と深い関係のあった岸が731部隊の南満州鉄道の研究所となんらかの形で関与していたということは言えるのではないだろうか。この推理のヒントとなったのは、なんと言っても安倍晋三のTBS番組に対する異常な反応だったということも追加しておこう。731部隊の番組に少しだけ安倍の写真が映っただけで、「政治生命を脅かす行為」とまで憤慨したのはなぜか、考えてみて欲しい。
又、岸がどれだけ満州国の支配権を有していたかは、満州国の国政について書かれた下記の引用文を参考にして欲しい。
満州国(ウィキペディア)より
行政
康徳2年(1935年)に満州の独立宣言を発した東北行政委員会の委員長の張景恵が、国務総理大臣(首相)に就任した。しかし実際の政治運営は、満州帝国駐箚大日本帝国特命全権大使兼関東軍司令官の指導下に行われた。元首は首相や閣僚をはじめ官吏を任命し、官制を定める権限が与えられたが、関東軍が実質的に満州国高級官吏、特に日本人が主に就任する総務庁長や各部次長(次官)などは、高級官吏の任命や罷免を決定する権限をもっていたので、関東軍の同意がなければこれらを任免することができなかった。関東軍は満州国政府をして日本人を各行政官庁の長・次長に任命させてこの国の実権を握らせた。これを内面指導と呼んだ(二キ三スケの節を参照)。
二キ三スケ
満州国を実質的に支配していた、5人の日本人実力者たちに対する蔑称。
東條英機(関東軍司令官)
星野直樹(国務院総務長官)
鮎川義介(満州重工業開発株式会社社長)
岸信介(総務庁次長)
松岡洋右(満鉄総裁)
このうち、鮎川義介・岸信介・松岡洋右を満州三角同盟ともいう。
これからも、731部隊で人体実験が行われていた時に、岸の親戚でもある満鉄の総裁(1935年8月2日-1939年3月24日)であった松岡や鮎川と共に満州国の実権を握っていたことがわかる。つまり、岸の単独行動でなければ、これらの人物と組んで人体実験のデータをアメリカに売り渡していた可能性は高い。岸がアメリカCIAなどの情報部と密接なつながりがあったことからしても岸がこの件に絡んでいた可能性は否定するのが難しいだろう。
トラッシュボックスさんは、
「しかし、安部憎さのあまりにデマをまき散らすようでは、いかんだろう。岸が戦犯で731部隊の黒幕だから、孫の安部も首相にはふさわしくないという理屈も、それ自体あんまりだという気もするが。」と言っているが、まずは、この「安部」という字が間違っていることを指摘させていただこう。そして、推測とデマの違いがわかってないと見えるが、これは、あくまでも歴史的資料を元に私が推測したことであると断ってあるし、全くのデマではないということがこの記事から読み取れたはずだ。推測というのは、本人がリサーチしたことを根拠に正しいと思って書いていることであり、結果的には間違っていたということもあるかもしれないが、デマというのは、初めから100%間違った噂を流すことだ。
岸のような売国奴によって、日本の歴史事実が歪曲され、現在にまで加害が及んでいるのであり、そんなアメリカの手先である売国奴のDNAを受け継ぐ安倍が総理になったら、再び日本はアメリカにシッポを握られ、悲惨な目にあうということも簡単に想像していただけることと思う。
例えば、多くの信者や一般市民を殺人の罪で問われているオウム真理教の麻原の孫が総理大臣になったとしても、トラッシュボックスさんは全く気にならないのだろうか?実力とは関係なく、祖父の七光りでここまでのし上がってきた安倍は、自分でもはっきりと岸信介のDNAを受け継いでいるということを言っており、祖父の影響が安倍の政治・政策に少なからず影響するのは必至であろう。
又、この私の推論を覆すために反論を書く場合、なぜ岸信介が死刑を逃れたのかという理由を明らかにするのが一番説得力のある反論になると思うので、次回はぜひ、その理由について書いた上で反論していただきたい。
『thethe』の場合は「731部隊と安倍晋三官房長官に関しては、満州国の官僚だった祖父・岸信介元首相を介して関連がある(731部隊は関東軍に所属、満州国は、関東軍の領土だった)のだが、点と線が繋がる以上は、「731部隊と安倍長官とは無関係」」ではないだろうと半分私の推論を支持しているが、岸が死刑を免れたのは、「彼が満州国の官僚で、満鉄の経営者も務めたということが、釈放の理由」だと主張している。岸を釈放したのは、当時満州でビジネスパートナーであった鉄道王ハリマン財閥のアヴェレル・ハリマン氏でしょうと推測しているが、今ひとつこの説を支えるこれといった証拠の提示がないため、これも又説得力に欠けるものとなっている。
最後に満州鉄道と岸信介のキーワードで見つけたジャーナリストの近藤昭二氏によって書かれたサイトを是非読んでこの件に関して、知識を積み重ねていただきたいと思う。
日本の国家意思による細菌戦の隠蔽
ここにも、やはり、岸信介が731部隊の研究データと引き換えに死刑をまぬがれたとは書いてないが、政府がアメリカ軍に対して研究データの提供を代償に戦争犯罪の訴追を免れる取引をし、一切を隠蔽したことは明らかであると結ばれている。
終戦時、責任追及が天皇に及ぶことを恐れて、国家をあげて、細菌戦や毒ガスの犯罪を隠蔽したことも事実である。
その証拠を湮滅し、終戦後にそれを追及するアメリカ軍に対して研究データの提供を代償に戦争犯罪の訴追を免れる取引をし、一切を隠蔽したこともまたアメリカに残る記録から明らかである。
本来ならば、政府はポツダム宣言を受諾した時に、宣言が望んだように「日本国民のうちに民主的傾向が復活され強化されるように」、非人道的な犯罪行為を国民と国際社会の前に明らかにする義務があった。それにもかかわらず、現在に至るまで事実を認めようとはせず、隠蔽をし続けているために、被害者ばかりでなく当の部隊関係者まで救済されず、さらに、歴史事実が歪曲することで後代にまで加害が及ぼうという事態にいたっているのである。
このように日米政府によって隠蔽された事件であるが故に、日本語や英語の資料だけでその証拠を見つけるのは至難の業だが、中国やロシアなどの資料の中にきっと事実が隠されているような気がする。どなたか、ロシア語や中国語が出来る方で、岸と731部隊関係の資料を見つけられた方はご一報いただけると大変嬉しい。
追記:
ひさなべさんからもコメント欄に私の考えに反するコメントをいただいたので、ここにそれにお答えしたい。
>岸と731部隊あるかもしれないつながりを、岸を支持する孫息子を非難する材料として使うべきでないとおもいます。
まず、TBSの番組への異常な安倍の反応によって、もしかしたらという気持ちが起こって書いたものであり、731部隊と岸の繫がりを証明できるものがないため、あくまでもこれは私の推論であるということを断っておきたい。
安倍が岸の孫であるを政治家として宣伝文句にしているんだから、それを責められてもおかしくないのではないでしょうか?詳しくはkojitakenさんのコメントと「DNA政治主義者・安倍晋三の危うい知性」をご参考に。
>犯罪者の子どもというレッテル貼られても、社会にがんばっている人にとっては、すごく厳しい言葉に聞こえるのです。孫は殺人者の祖父として尊敬しているのではなく、政治家の祖父として尊敬している。父は脱税などでの罪を抱えているが、父として経営者として尊敬はしている。それで社会対して貢献していきたいと考えている孫子どもはいっぱいいると思うのです。「殺人者の孫は総理になるべきじゃない。」、、総理を目指していなくても、犯罪者の子ども、孫とレッテル張られている人にとっては、非常にショックな言葉ではないのでしょうか?
私は、一般市民に犯罪者の子供というレッテルを貼った覚えはないし、安倍を社会でがんばっている一般の犯罪者の子供に置き換えることはこの議論の要点からかなりずれることになる。
以前同じようなコメントをいただいたときにYannisさんがお答え下さったコメントをここに引用させていただきたい。
この御意見は、遺伝や儒教などの知識を出して、一見常識的な装いをこらしていますが、事実を見落としておられると思います。
つまりいくら安倍晋三氏が戦後生まれでも、やはり育った環境がその人のパーソナリティや、政治家であればその政見、政策を作るのに影響するのは大いに可能性があります。さらに長じてからは祖父や親戚などの政策や思想に影響を受けることもあり得ます。それらを考慮せず、美爾依さんの記事を一面からのみ批判するのはフェアではありませんし、人間の人格形成、政治家としての形成について当然するべき考察を欠いています。
安倍氏の言動を見れば、彼が祖父の故岸信介氏の対米従属政策を別の形で実行する(アメリカ的新自由主義の導入)、及び岸氏がある意味で戦後でも代表していたであろう戦前、戦中の体制を靖国参拝で容認していることなどです。これらは安倍氏が祖父の思想、政策の後継者をもって任じていることを行動、言論で示していると考えます。
いずれの場合も反論する場合は、同じことを繰り返すのは時間の無駄なので、前に書いた記事やコメントをよく読んでからにしていただきたい。
2006.08.18 (Fri)
小泉の靖国参拝アフォーマンス その後
昨日、8月18日の『きっこのブログ』は、「お墓参り」について書いたものだが、すごくよかった。涙をさそった。その中でいろいろな事情があって、きっこちゃんやお母様がおばあさまのお墓に立派な墓石を買ってあげられないことを嘆いているのに心が痛んだのだが、きっこちゃんもその記事の中で言っているように、お墓が立派ということよりも、どれだけ心をこめてお墓参りをしているかという方が重要なので、墓石のことはそれほど気にしなくてもいいのではないだろうか?そんなことよりも、天国できっこちゃんがおばあさまのことを今でもとても大切に思っていらっしゃるのをを読んで、さぞお喜びのことと思う。お墓の形よりも亡くなられた方の思い出や感謝の気持ちを出来るだけ長く忘れないで心に抱き続けたり、それを人に伝えることが大切なのだ。

上の写真は戦争で亡くなったカナダ兵士のお墓。カナダでもいろいろな墓石があるが、小さな名前を彫った墓石を地面に埋めてあるようなお墓が結構目立つ。墓石の費用も小さいものでは、3万円くらいでかなり安上がりになっている。私が死んだ時は、お墓は入らないので、海に遺灰を巻いて欲しいと思う。
そんなことを考えていると、遺灰が存在せず、紙の上に招き寄せられた人霊が紙の上から座に移って神霊になるという靖国のインチキくさい不思議さが蘇ってくる。これから戦争にニート代表の女兵士(笑)として駆り出されて、戦死したとしても、あんなインチキ神社の靖国だけには、合祀されたくない。だって、まず、行きたくもない侵略戦争に赤紙一枚で無理やり行かされて、戦死したとしたら、国を怨みながら死んでいくと思うし、そんな国が、兵士を集める口実にした靖国なんかにインチキな方法で合祀されたくない。戦死した後は、英霊として靖国に祀られるからと言って、遺族の悲しみを喜びに変えるための感情の錬金術であった靖国に合祀されたって、死んだ本人にとってはちっとも嬉しいことでも名誉なことでもないからだ。無理やり日本軍に召集されて、近隣諸国への恐ろしい侵略に手を貸して死ぬことが名誉なことなら、この世に不名誉なことなんてなくなってしまう。
それに、靖国に合祀されているのは、戦死した軍人がほとんどで、広島や長崎の原爆被害者や東京や沖縄の大空襲で亡くなった方々や日本軍によって殺された人々や慰安婦などその他戦争の本当の被害者とされる一般人は靖国には祀られていない。
靖国参拝を正当化するために書かれた小泉のメルマガの「戦没者の慰霊」の中で小泉は(政府によって書かれたものだろうが)、
日本は、戦後一度も戦争に参加せず、また巻き込まれることもなく、平和を維持してきました。日本の今日の平和と繁栄は、戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれています。私は、戦没者の方々に対して、敬意と感謝の思いを込めて、哀悼の誠を捧げております。
戦争で亡くなった方々を追悼するというのは、どこの国でも誰であっても、自然なことだと思います。
と言っているが、国をあげて憲法を変え、再び戦争が始まってもおかしくない状況にある現在にこんなばかなことを言っても逆効果なだけだ。今の日本の平和はいつまでも続くとは限らず、「戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれて」いるはずだった平和が崩れ去ろうとしている今、これらの尊い犠牲が無駄になってしまうのも時間の問題だ。
又、「日本の今日の平和と繁栄が戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれています」と言ったって、靖国には兵士だけが合祀されているのであり、広島、長崎、東京、沖縄で原爆や空襲で被害に合った一般被害者は合祀されていない。戦争の犠牲者全てが合祀された場所を参拝するなら誰も文句を言わないだろうけど、終戦記念日に兵士だけが合祀されており、遊就館のような軍国主義の歴史を美化し、正当化するようなものを持つ靖国だけを参拝することに何の意味があるのだろうか?どうして、批判をあびているのかというのがカマキリのように小さな脳みそしかない小泉にはいまだに理解できてないようだ。
「戦争で亡くなった方々を追悼するというのは、どこの国でも誰であっても、自然なことだ」にしても、小泉はアーリントン国立墓地のことを言っているのだろうが、アメリカのアーリントン国立墓地を靖国神社と一緒にするのは稚拙すぎる。軍の、それもA級戦犯を含む、特定の人のみが合祀されている宗教法人である靖国を一国の首相が参拝したら、そこに祀られていない戦争犠牲者の遺族及び外国にはどう映るかということもよく考えないで、ぬけぬけと全く理論の通らないことを言っている小泉だが、さらに低脳な安倍は小泉の靖国参拝についてのインタビュ-で、これをよく説明したと褒めているんだから、今の日本の官僚の知能の低さを現わしていて、国民にとってこれ以上恥ずかしいことはない。
ritterさんに教えていただいた「靖国「A級戦犯合祀」問題をどう解決するか (2)」を読むと、こんなインチキ神社に低脳首相が参拝することで国中だけではなく、近隣諸国までも巻き込んで騒いでいるのが本当にばかばかしくなってくる。靖国はいまのままではさまざまな論争を導き、やがては滅びるだろう。分祀を希望するものは分祀し、戦争被害者全てを無名で合祀するなど、早急に新しい道を探さねばならない。これ以上血税を使って新たに国立追悼施設をつくるなんていうのももってのほかであり、首相が参拝してもおかしくないように靖国を変えるか、首相の参拝を一切禁じるのが一番の方法ではないだろうか?
最後に森田実氏も「森田実の言わねばならぬ[280] あまりに愚かな感情むき出しの理性を失った小泉首相の言動――正常な判断力を失った小泉首相を支持し支援してきた自民党・公明党とマスコミの責任を問う」で言っているようにマスコミの報道にも問題がありそうだ。「戦争擁護の世論を高めようと画策しているものがマスコミにはいる」そうで、そういった人たちが無能な小泉や安倍を煽っているのだろう。『ヘンリー・オーツの独り言』の「靖国参拝反対連続キャンドル行動の報告」でこんなに大がかりな首相参拝反対活動があったというのを始めて知ったのだが、マスコミでは報道されたのだろうか?靖国参拝反対の行進中、右翼の妨害にあっても、警察は全く無反応だったり、首相の靖国参拝に反対を唱えていた政治家の家が右翼に放火されても、いくら夏休み中だといっても首相から何のコメントもなかったり、まるで、右翼が日本の政治を操っているようだ。自民党政権が続き、このまま右翼の力がどんどん強くなり、日本が言論の自由を暴力で蝕む世の中になっていくことだけは避けなければならない。
2006.08.17 (Thu)
新居の写真公開
カナダドルの高騰によってアメリカ人の観光客が激減してしまったナイアガラ・オン・ザ・レイクでB&B(ベッド&ブレクファスト)を経営していたシュレックだが、お客が減ってしまったために経営を続けるのが難しくなってしまったため、家を売り出すことになった。家を売りに出してから、3週間ほどですでに売れてしまって、縁起の悪いことに9月11日に家を出なくてはならなくなってしまったので、シュレックと不動産屋のジョアンと一生懸命に引っ越し先を探していたのだが、思ったような家が見つからなかったので、結局はしばらく家を借りることにした。それで、シュレックが新聞でレンタルの広告を見つけて、見に行ってひとめぼれしてしまったのがこの家だった。

なんでもこの家はこの家の周りにある広大なブドウ畑の持ち主、トムが経営する会社の名義になっているために、この家にかかる税金が個人の名義に比べてかなり高く、それを補うために破格の家賃で貸すことになってしまったようだ。ここで一緒にB&Bを経営しようとしていたトムの奥さんがある日突然、警官と駆け落ちして家を出てしまったということもこの家が貸しに出されていた理由の一つだ。そんな個人的なことまで気軽に話してくれたトムはとてもいい人に見える。かなり大きな家だが、光熱費込みの家賃は驚くほど安い。

玄関を入ったところ。

リビングの窓が大きくてブドウ畑が一望できるところが気に入った。

二階から同じ窓を見下ろしたところ。

キッチンは適当な広さで家電も全て揃っている。

キッチンから外を見たところ。

ブドウ畑にはぶどうの房が実っていた。

カナダでは乾燥機が普及しているため、めったに外に洗濯物を干すことはないのだが、となりの家の庭には洗濯物が干されていた。干していた人は男性で、干された洗濯物からしても一人暮らしっぽい。
あ、そうそう。この家の地下には、メキシコから春から秋にかけて出稼ぎに来ている2人の男性も住んでいる。昨日、家を不動産会社のジョアンと見に行ったときに偶然会ったのだが、とても感じのいい人達だった。10月には国の家族の元へ帰るそうだ。
こんなわけで、かなり田舎に住むことになってしまったのだが、大学から車で20分くらいしかかからないし、冬雪が積もったら、トムが除雪してくれるということなので、即決して、約1年ほどはここを借りることにした。うちのペットにとっては、車の通りもほとんどないし、裏の森で狩りができるので、パラダイスとなることだろう。まだ、森の中を見て回っていないのだが、そこには虹鱒が釣れる小川があったり、鹿や雉などの狩りをしたりできるそうだ。
このブログの読者の皆様もカナダ東部にいらっしゃる機会があったら、私がここに住んでいる間に是非、遊びにいらして下さいね。
2006.08.16 (Wed)
国をあげての靖国参拝
16日の『きっこのブログ』「終戦の日」では、「原爆の日」という記事に感動して涙した読者や、このブログも紹介して下さった「小学生を見習え!」という記事についての読者からのコメントが紹介されていて、とても感慨深かった。コメントの中には、家族に戦争体験者や、被爆者だった人もいて、読んでいると目がウルウルしてきてしまった。コメントを寄せた人は誰もが切実に日本の平和を願っていることがひしひしと伝わってきた。小泉や安倍にもぜひ読ませたい文章だった。
その『きっこのブログ』「終戦の日」の最後から3番目のコメントのなかに政府が被爆体験者に体験を語る時に、政治(憲法)については語るなと、圧力(自粛要請)をかけているというのを読んで憤りを感じた。日本政府の責任によって戦争を招き、最終的にアメリカによって広島や長崎に原爆を落とされたために被爆した人が、日本政府やアメリカ政府からの見舞金を受け取るのは当然の権利であって、その見返りとして政府が被爆者の言論の自由を奪うというのは、どう考えても間違っているのではないだろうか。
昨日の小泉の靖国参拝に関するニュースで、小泉の参拝に感謝する沖縄県遺族関係者のコメントがあったが、こうやって政府は遺族の代表にも見舞金や圧力を与えて、小泉靖国参拝へ感謝の意を述べさせたのではないだろうか?小泉の靖国参拝は被爆者や戦争で亡くなった家族を持つ遺族の方々の心情を逆なでする行為であり、それに対して沖縄県内遺族関係者が感謝するというのは、どうもやらせ以外の何物でもないような気がする。
被爆者への見舞金についてネットで調べていたら、ビキニ被爆者であられる元第五福竜丸乗組員、大石又七さんによって去年書かれた「平和な世界を構築しよう」という記事を偶然見つけた。大石さんは、一九五四年に、アメリカ軍がマーシャル諸島のビキニ環礁で行ったブラボーというとんでもない名前の水爆の実験に遭遇し被爆され、その後肝臓癌を患ったり、最初のお子さんは奇形児で死産という悲惨な体験をされている。ブラボーの威力は広島型原爆の一千倍といわれ、この地球上には存在しない汚い放射能「ウラン二三七」を大量に作り出し、大気圏や太平洋に撒き散らし、二〇世紀最大の地球環境汚染といわれているそうだ。それなのに、日米両政府は大石さんの被爆を認めていないそうだ。
小泉の靖国参拝に関しても、政府は用意周到に2度も極秘で世論調査をしており(2006年8月16日3時4分 読売新聞)、国民の半数以上が賛成であるということを認めた上で、靖国の広告塔である小泉を靖国に送ったということは、今回の参拝は小泉の私的参拝などではなく、日本国政府がらみの企みであり、明らかに国の政治と宗教が結びつくことを禁止した政教分離規定を犯す憲法違反である。世間では小泉だけが責められているようだが、これは小泉個人の問題ではなく、政府の責任であり、このまま自民党政権が続いた場合は、次期総理もその次の総理も、靖国参拝しないと言い切っている総理候補を除いて、靖国参拝するであろうことは確実だ。
特に安倍の場合は、総裁選を控えて、靖国参拝に関しては口を閉ざしているが、心の底では靖国参拝したくてたまらないという欲望が沸々とわきあがってきているのを感じる。そういった気持ちが「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」と言わせているのだ。You Tubeの動画が元に戻ったので、再び紹介する。
このことからも、自民党が長年支配している現日本政府は、憲法を犯してまでも、国民を右寄りの軍国主義に導こうとしているのは明白である。戦争で亡くなれば、靖国に葬られ、一国の主である首相も参拝してくれる。だから、みなさん、もしこれから戦争で亡くなるようなことがあっても名誉なことですと言っているのと同じだ。
又、政府を批判しようとする被爆者や靖国参拝反対の声を抑圧しようとする卑劣な行為は許せるものではない。日本がこのままでいいと思っている人はいないだろうが、声高らかに異論を唱える人は少ない。この流れを変えるのは、国民一人一人の声であり、一人でも多くの人が納得のいかない現状に対してブログやメールで訴えてくるように願ってやまない。もっと多くの国民の声を政府や応援する政党や読者に伝え、平和で暮らしやすい日本にしていこうではないか。
最近、AbEndへTBしてくださる人が増えてとても嬉しい。安倍政権に対して不安を抱く方や安倍晋三に対して批判のある方は是非、AbEndにTBをお願いしたい。
TB先URL: http://member.blogpeople.net/tback/06610
追記:参拝反対の集会とデモに参加された『今日の出来事』のnew-eraさんがその時の様子を【靖国参拝-8・15集会報告】(2006年08月16日)で詳しく報告されている。
2006.08.15 (Tue)
8月15日に靖国参拝をした小泉への批判と感謝
昨日は一日中働いた後、家探しをしていて、ブログを更新するひまもなかったけど、小泉の靖国参拝のことを書いた記事のおかげでアクセスがかなりあったようだ。
あと、安倍が「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」とはっきりと言い放っていたYou Tubeの動画が削除されてしまったらしい。又そのうちでてきたら、アップしようと思う。
おかげさまで、家はやっと住む所が見つかったので、これで、家探しは当分しなくて済みそうだ。ホッ。又、新しい家はちょっと田舎にあってブドウ畑に囲まれ、家の後ろにはグリーンベルトがあるすばらしい環境のところ。写真を撮ったら又、ブログにアップしようと思う。
これから又仕事にでかけなければならないのだが、帰ってきたら、小泉の参拝したことに対する日本内外の反応についての記事を集めて追加する予定。コメントは読んだけど、TBはまだ読んでいないので、帰ってきたら読ませていただきたい。
靖国訴訟原告団ら「軍国主義回帰」と危惧/県遺族会関係者ら感謝「願いがかなった」 (琉球新報 8/15 16:03)
沖縄靖国訴訟原告団長の金城実さん(67)は15日午前、韓国や中国、台湾の人々とともに都内をデモ行進していた。「国家の最高権力者である首相に、単なる『個人の自由』と言い訳は通用しない。明らかな憲法違反であり、アジア諸国の怒りにも火をつけた」と語気を強め、雨の中、小泉首相へ怒りのこぶしを上げた。
「きょうは“終戦記念日”でなく、“新たな戦前”だ」と話し、日本の行方を危惧した。
副団長の川端光善さん(70)=八重瀬町=は電話連絡で首相参拝を聞き、怒りが体を走った。沖縄戦を経験し、靖国神社に犠牲となった母と兄が合祀(ごうし)された。「小泉首相は繰り返し参拝することで死者をまつり上げ、戦争のできる国にしようとしている。二度と軍国主義にさせてはいけない」と述べた。
同じく沖縄戦体験者で、キリスト教信者の大城実さん(71)=西原町=も原告の一人。「公職にある者が、一つの宗教法人をサポートするのは憲法違反だ」と怒りをあらわにした。
沖縄戦に強制連行され死んでいった元朝鮮人軍夫たちの思いを表現した「恨(ハン)之碑」建立をすすめる会の安里英子共同代表は「参拝はアジアに対する植民地主義そのもの。アジア諸国と良い関係はつくれないし、共生も無理だ」と批判した。
一方、これまで首相の靖国神社公式参拝を求めてきた県内遺族関係者からは歓迎の声が上がった。
政府主催の全国戦没者追悼式に出席するため上京していた県遺族連合会の仲宗根義尚会長はこの日、都内のホテルで首相参拝のテレビ中継を見守っていた。「追悼式が行われる終戦記念日に、首相が参拝することはとても喜ばしい」と感謝の思いで満たされていた。
仲宗根会長も沖縄戦で肉親を失い、捕虜となった経験を持つ。「戦争のむごさを知っているし、靖国参拝に対していろんな考えがあることも知っている。だが、国のために死なれた人を参拝するのは人として当然のことではないか。遺族の願いがかない、本当にありがたい」と語った。
「非常に結構」と評価するのは座喜味和則県遺族連合会名誉会長(79)=那覇市。「小泉総理は遺族会代表と8月15日参拝の約束をしていたので、それを実現したということ。総理最後の締めくくりに慰霊の日、広島、長崎、終戦記念日と公約を守られた。ありがたい」と感謝した。
国旗国歌推進県民会議の恵忠久会長=那覇市=は「参拝は尊崇の誠を、哀悼の意をささげることで、戦争美化ではない。小泉さんが二度と戦争をしないと言っているのを素直に解釈すべきだ。首相が信念を曲げなかったことに大きな拍手を送りたい」と手放しで大歓迎した。
「歴史軽んじている」 中国・韓国人在沖団体代表 (琉球新報 8/15 16:47)
小泉純一郎首相が15日午前、靖国神社を参拝したことに対し、県内の中国人、韓国人の団体代表は「戦争の歴史を軽んじている」などと強く反発、海外との関係だけでなく、国内の中国人、韓国人の声を聞くよう要求した。
沖縄県華僑・華人総会(約2000人)の島袋雲茜(ウンセン)会長は「残念としか言いようがない。小泉首相は反対の声を無視してなぜそこまで意地を張るのか。これは外国の意見を聞くかどうかの内政干渉の話ではなく、日本人が戦争をどう考えるかだ。(参拝することは)戦争のことをあまりにも軽んじている」と批判。「国内の中国人、韓国人の声もきちんと聞くべきだ」と主張した。
在日本大韓民国民団県地方本部の金美敬(キム・ミギョン)事務局長は「海外からの強い反対の声を無視している。わたしたちとしては非常に遺憾。個人として参拝したと言っても日本を代表する総理大臣。A級戦犯が合(ごう)祀(し)されている靖国神社への参拝は、過去の戦争への責任が感じられない」と指摘。「いくら口で謝罪しても行動が伴わない。本当に戦争のことを真剣に考えているのか」と強く批判した。
2006.08.14 (Mon)
首相の靖国参拝 その3
それでは、昨日書いたとおり、日本の官僚3馬鹿トリオの一人、麻生太郎の靖国問題に対する私見について書いてみようと思う。麻生の私見である「靖国に弥栄(いやさか)あれ」(麻生太郎オフィシャル・ウェブサイトより)の批判の後、高橋哲哉氏の『靖国問題』の解決法を引用したい。最後にこんな議論はどこ吹く風、「安倍晋三「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」」のYouTube動画を紹介。
この私見で、麻生太郎がとてもうまく自分の意見を表現しようとしているのが伝わってきて、好感が持てたのだが、内容がとんでもないのが残念だった(笑)。天皇や首相が靖国を参拝しやすくするために、又、靖国社の財源を安定させるために靖国を国営化する、という考えはあまりにも右に片寄りすぎていて受け入れるのが難しいということだ。この問題をただただ避けてまわっている安倍に比べたらどんな意見だろうが、こうして自分の意見を堂々と述べる麻生は、ぜんぜんましだと思う。麻生の私見のどこがおかしいのか、ひとつづつ簡単に説明していこう。
1. 常に根と幹を忘れずに
靖国神社に関わる議論が盛んです。特定の人物を挙げ、「分祀」の必要を言う人があります。国会議員にそれを主張する人が少なくありません。わたしに言わせれば、これは根や幹から問題を見ようとしない、倒錯した発想によるものです。
わたしは靖国神社についてものを言う場合、常に物事の本質、原点を忘れぬよう心がけて参りました。
それでは靖国問題で発言しようとするとき、忘れてならない根と幹とは、何でしょうか。
大事な順番に、箇条書きにしてみます。
A級戦犯分祀については、異論はない。靖国神社と遺族間の問題であり、私達がとやかく言う問題ではないと思う。1985年に中曽根総理が分祀しようとA級戦犯の遺族たちに東条英機の遺族の反対により実現できなかった。又、靖国神社によっても拒否された。遺族にしても靖国にしても戦勝国によって裁かれた東京裁判へのささやかな抵抗だったのではないか?
(1) 靖国神社が、やかましい議論の対象になったり、いわんや政治的取引材料になった りすることは、絶対にあってはならないことです。靖国は、戦いに命を投げ出した尊い御霊とご遺族にとって、とこしえの安息の場所です。厳(おごそ)かで静かな、安らぎの杜(もり)です。そのような場所で、靖国はあらねばなりません。
いかにすれば靖国を慰霊と安息の場とし、静謐(せいひつ)な祈りの場所として、保っていくことができるか。言い換えれば、時の政治から、無限に遠ざけておくことができるか――。
靖国にまつわるすべての議論は、いつもこの原点から出発するものでなければならないと考えます。論議が紛糾したり、立場の違いが鋭く露呈したような場合には、常にこの原点に立ち戻って考え直さなくてはなりません。
「いかにすれば靖国を慰霊と安息の場とし、静謐(せいひつ)な祈りの場所として、保っていくことができるか。言い換えれば、時の政治から、無限に遠ざけておくことができるか――。 」という問いかけだけして答えていないが、これは、首相が参拝を止めることによって簡単に静粛を取り戻せるのではないだろうか?
(2) 靖国神社にとって、「代替施設」はあり得ません。
このことは、靖国に「ないもの」と「あるもの」を考えることで、理解することができます。靖国には、遺灰とか遺骨といった、物理的な何かはありません。あるのは御霊という、スピリチュアルな、抽象的なものです。いやもっと言うと、そういうものが靖国にあるのだと思ってずっと生きてきた、日本人の「集合的記憶」です。
記憶には、誇るべきものがある半面、胸を張れないものもあることでしょう。しかし死者にまつわるものであるからには、総じて辛い、哀しいものです。それらすべて、一切合財を含む記憶の集積を、明治以来日本人は、靖国に見出してきました。これは引っこ抜いてよそへ持って行ったり、新しい場所に「存在するつもり」にしたりできないものです。つまり靖国には、代替施設はつくれません。
高浜虚子の有名な句に「去年今年 貫く棒の 如きもの」があります。この句に言う「棒の 如きもの」が、靖国にはあるのだと思っています。これを無くしたり、むげにしていると、ちょうど記憶を喪失した人が自分とは何者か分からなくなってしまうのと同じように、日本という国が、自分を見失い、碇を無くした船さながら、漂流してしまうと思います。
すっかり靖国には遺灰や遺骨があると思っていたのだが、実は「英霊」と呼ばれる御霊だけだったのか?靖国はそんなに大げさなものか?
(3) 上の(1)と(2)の土台にあるのは、国家のために尊い命を投げ出した人々に対し、国家は最高の栄誉をもって祀らねばならない、という普遍的な原則です。「普遍的な」というのは、これが国と国民の約束事として、世界中どこででも認められていることだからです。
国家とは、国民を戦場へ連れ出し、命を投げ出させる権力をもつ存在でした。だとすれば、国家の命に応じてかけがえのない命を捧げた人を、当の国家が最高の栄誉をもって祀らなければならないのは、最低限の約束事であり、自明の理です。戦後のわれわれには、この当たり前の理屈がピンと来なくなっているかもしれません。何度でも強調しないといけないゆえんです。
これこそが、靖国問題の原点になっている部分で、国民を戦場へ連れ出すために利用され、遺族の悲しみを喜びに変える錬金術にほかならなかった靖国に奉られた英霊は、今頃どんな気持ちで靖国に眠っているのだろうか?又、最高の栄誉をもって祀らなければならないとあるが、首相による参拝が英霊に対して、最高の栄誉を与えていることになるのか?もしそうだったら、それによってさまざまな問題を引き起こし、その度に大きな騒ぎになっていることを考えれば、(1)で述べていることと矛盾しているのではないだろうか?英霊が安らかな眠りにつくには、首相が参拝するべきではないということだ。
(4) 「天皇陛下、万歳」と叫んで死んだ幾万の将兵は、その言葉に万感の思いを託したことでしょう。天皇陛下の名にこと寄せつつ、実際には故郷の山河を思い起こし、妻や子を、親や兄弟を思っていたかもしれません。しかし確かなこととして、明治以来の日本人には、上の(3)で言った国家との約束事を、天皇陛下との約束として理解し、戦場で死に就いてきた経緯があります。
ですからわたしは、靖国に天皇陛下のご親拝あれかしと、強く念じているのです。
「天皇陛下、万歳」と言ったのは、戦時中にそう強制され、洗脳されたからであって、心からそう叫んで死んでいった将兵なんて無に等しいのではないか?又、爆弾発言をしているようだが、天皇が公式に靖国参拝したときの近隣諸国への影響力は、首相の比ではない。
2. いま、何をすべきか
この問いに対する答えは、もう明らかだと思います。靖国神社を可能な限り政治から遠ざけ(「非政治化」し)、静謐な、祈りの場所として、未来永劫保っていくことにほかなりません。わたしの立場は、靖国にその本来の姿へ復していただき、いつまでも栄えてほしいと考えるものです。世間の議論には、靖国を当座の政治目的にとって障害であるかに見て、なんとか差し障りのないものにしようとする傾向が感じられます。悲しいことですし、わたしとしてくみすることのできないものです。
だから、そのためには首相参拝をやめれば政治から遠ざけることができるし、静かな祈りの場として保つことができるのだ。
3. 現状の問題点
ところが靖国を元の姿に戻そうとすると、たちまち問題点にぶつかります。それは煎じ詰めると、靖国神社が宗教法人であるという点にかかわってきます。少し説明してみます。
(1) 政教分離原則との関係
靖国が宗教法人であり続ける限り、政教分離原則との関係が常に問題となります。実は政治家であるわたしがこのように靖国について議論することさえ、厳密に言うとこの原則との関係で問題なしとしません。まして政治家が靖国に祀られた誰彼を「分祀すべし」と言うなどは、宗教法人に対する介入として厳に慎むべきことです。
靖国神社が宗教法人である限り、総理や閣僚が参拝する度に、「公人・政治家としての訪問か、私的な個人としての参拝か」という、例の問いを投げかけられます。政教分離原則との関係を問われ、その結果、本来鎮魂の行為であるものが、新聞の見出しになってしまいます。つまり靖国がその志に反し、やかましい、それ自体政治的な場所となってしまった理由の過半は、靖国神社が宗教法人だというところに求められるのです。
これでは、靖国はいつまでたっても静かな安息と慰霊の場所になることができません。このような状態に最も悲しんでいるのは靖国に祀られた戦死者でしょうし、そのご遺族であることでしょう。そして靖国をそんな状態に長らく放置した政治家の責任こそは、厳しく問われねばならないと考えます。
(2)戦死者慰霊の「民営化」をした弊害
本来国家がなすべき戦死者慰霊という仕事を、戦後日本は靖国神社という一宗教法人に、いわば丸投げしてしまいました。宗教法人とはすなわち民間団体ですから、「民営化(プライバタイゼーション)」したのだと言うことができます。
その結果、靖国神社は会社や学校と同じ運命を辿らざるを得ないことになっています。顧客や学生が減ると、企業や大学は経営が苦しくなりますが、それと同じことが、靖国にも起きつつあるのです。
靖国神社にとっての「カスタマー(話を通りやすくするため、不謹慎のそしりを恐れずビジネス用語を使ってみます)」とは誰かというに、第一にはご遺族でしょう。それから戦友です。
ご遺族のうち戦争で夫を亡くされた寡婦の方々は、今日平均年齢で86.8歳になります。女性の平均寿命(83歳)を超えてしまいました。また「公務扶助料」という、遺族に対する給付を受けている人(寡婦の方が大半)の数は、昭和57(1982)年当時154万人を数えました。それが平成17(2005)年には15万人と、10分の1以下になっています。
戦友の方たちの人口は、恩給受給者の数からわかります。こちらも、ピークだった昭和44(1969)年に283万人を数えたものが、平成17年には121万人と、半分以下になっています。
靖国神社は、「氏子」という、代を継いで続いていく支持母体をもちません。「カスタマー」はご遺族、戦友とその近親者や知友だけですから、平和な時代が続けば続くほど、細っていく運命にあります。ここが一般の神社との大きな違いの一つです。
靖国は個人や法人からの奉賛金(寄付金)を主な財源としていますが、以上のような状況を正確に反映し、現在の年予算は20年ほど前に比較し3分の1程度に減ってしまっているとも聞きます。
戦後日本国家は、戦死者慰霊という国家のになうべき事業を民営化した結果、その事業自体をいわば自然消滅させる路線に放置したのだと言って過言ではありません。政府は無責任のそしりを免れないでしょう。
このことを、靖国神社の立場に立って考えるとどう言えるでしょうか。「カスタマー」が減り続け、「ジリ貧」となるのは明々白々ですから、「生き残り」を賭けた「ターンアラウンド(事業再生)」が必要だということになりはしないでしょうか。
4. 解決策
以上に述べたところから明らかなように、山積する問題解決のためまず必要なのは、宗教法人でない靖国になることです。ただしその前に2点、触れておかねばなりません。
(1) 「招魂社」と「神社」
靖国神社は創立当初、「招魂社」といいました。創設の推進者だった長州藩の木戸孝允は、「招魂場」と呼んだそうです。「長州藩には蛤御門の戦いの直後から藩内に殉難者のための招魂場が次々につくられ、最終的にはその数二十二に達した」(村松剛「靖国神社を宗教機関といえるか」)といいます。
このような経緯に明らかなとおり、靖国神社は、古事記や日本書紀に出てくる伝承の神々を祀る本来の神社ではありません。いま靖国神社の変遷や歴史に触れるゆとりはありませんが、設立趣旨、経緯から、靖国は神社本庁に属したことがありません。伊勢神宮以下、全国に約8万を数える神社を束ねるのが神社本庁です。靖国はこれに属しないどころか、戦前は陸海軍省が共同で管理する施設でした。また靖国の宮司も、いわゆる神官ではありません。
(2) 護国神社と靖国神社
第二に触れておかねばならないのは、上のような設立の経緯、施設の性格、またこれまで述べてきた現状の問題点を含め、護国神社には靖国神社とまったく同じものがあるということです。靖国神社が変わろうとする場合、全国に52社を数える護国神社と一体で行うことが、論理的にも実際的にも適当です。
(3) 任意解散から
それでは靖国が宗教法人でなくなるため、まず何をすべきでしょうか。これには任意解散手続き以外あり得ません。既述のとおり、宗教法人に対しては外部の人が何かを強制することなどできないからです。また任意解散手続きは、護国神社と一体である必要があります。
言うまでもなくこのプロセスは、靖国神社(と各地護国神社)の自発性のみによって進められるものです。
(4) 最終的には設置法に基づく特殊法人に
その後の移行過程には、いったん「財団法人」の形態を取るなどいくつかの方法があり得ます。ここは今後、議論を要する点ですが、最終的には設置法をつくり、それに基づく特殊法人とすることとします。
名称は、例えば「国立追悼施設靖国社(招魂社)」。このようにして非宗教法人化した靖国は、今までの比喩を使うなら、戦死者追悼事業を再び「国営化」した姿になります。宗教法人から特殊法人へという変化に実質をもたせるため、祭式を非宗教的・伝統的なものにします。これは実質上、靖国神社が「招魂社」といった本来の姿に回帰することにほかなりません。各地の護国神社は、靖国社の支部として再出発することになります。
なお設置法には、組織目的(慰霊対象)、自主性の尊重(次項参照)、寄付行為に対する税制上の特例などを含める必要があるでしょう。
(5) 赤十字が参考に
この際参考になるのが、日本赤十字社の前例です。日赤は靖国神社と同様、戦時中に陸海軍省の共管下にありました。母子保護・伝染病予防といった平時の事業は脇に置かれ、戦時救済事業を旨としました。講和条約調印後に改めて立法措置(日赤法)をとり、元の姿に戻すとともに、「自主性の尊重」が条文(第3条)に盛り込まれた経緯があります。
(6) 財源には利用できるものあり
併せて靖国社の財源を安定させる必要があります。このため利用できるのが、例えば独立行政法人平和祈念事業特別基金のうち、国庫返納分として議論されている分です。
平和祈念事業特別基金とは、「旧軍人軍属であって年金たる恩給又は旧軍人軍属としての在職に関連する年金たる給付を受ける権利を有しない方」や、旧ソ連によって強制抑留された帰還した方などの労苦を偲ぶためなどを目的とし、「新宿住友ビル」にある「平和祈念展示資料館」の運営や、関係者の慰労を事業とするため、国が400億円を出資し昭和63(1988)年に設けたものです。資本金のうち半分に当たる200億円は、国庫に返納されることが議論されています。
これを全部、または半分程度靖国社の財産とすることで、靖国の財政を安定させることができるでしょう。また靖国を支えてきた財団法人日本遺族会は、公益法人制度の改革を受け新たにつくられるカテゴリーの「公益財団法人」として公益性を認め、こちらの基盤も安定を図ります。直接の支持母体である「靖国神社崇敬奉賛会」は、そのまま存続させればいいと思います。
(7) 慰霊対象と遊就館
それではいったい、どういう人々を慰霊対象とすべきなのか。周知のとおり、ここは靖国を現在もっぱら政治化している論点にかかわります。だからこそ、あいまいな決着は望ましくありません。「靖国を非政治化し、静謐な鎮魂の場とする」という原則に照らし、靖国社設置法を論じる国会が、国民の代表としての責任にかけて論議を尽くしたうえ、決断すべきものと考えます。
注意していただきたいのは、この時点で、宗教法人としての靖国神社は既に任意解散を終えているか、その手続きの途上であるか、あるいはまた過渡期の形態として、財団法人になっているかしていることです。すなわち慰霊対象の特定、再認定に当たり、「教義」は既に唯一の判断基準ではなくなっています。
さらに靖国神社付設の「遊就館」は、その性質などにかんがみ行政府内に、その管理と運営を移すべきだと考えます。その後展示方法をどうすべきかなどの論点は、繰り返しますがこのペーパーで最初に述べた「原点」に立ち戻りつつ、考えられるべきです。
5. 最後に
ここまでを整えるのに、何年も費やすべきではありません。このペーパーで述べてきた諸般の事情から、靖国神社は極めて政治化された場所となってしまっており、靖国に祀られた246万6000余の御霊とそのご遺族にとって一日とて休まる日はないからです。
政治の責任として以上の手続きを踏んだあかつき、天皇陛下には心安らかに、お参りをしていただけることでしょう。英霊は、そのとき初めて安堵の息をつくことができます。
中国や韓国を含め、諸外国首脳の方々にとっても、もはや参拝を拒まなければならない理由はなくなっています。ぜひ靖国へお越しいただき、変転常なかった近代をともに偲んでもらいたいものです。
日本の軍国主義を煽り、戦争を正当化した靖国神社を国営化したら、国内外からの反発は半端じゃないだろう。いくら財源が20年前の三分の一になってしまったからといって、国営化しようというのは無理がある。本当に靖国神社を日本中、又世界中の人から愛されるものにしたいなら、ドイツのベルリンにあるノイエ・ヴァッへ(国立中央戦争犠牲者追悼所)のように、国家による追悼が戦争の肯定ではなく、否定に結びつくものでなくてはならない。又、その死者を「英雄」としてではなく、「犠牲者」として追悼するべきだろう。
最後に靖国問題の解決法を私の愛読書、高橋哲哉の『靖国問題』から引用させていただく。
一、政教分離を徹底することによって、「国家機関」としての靖国神社を名実ともに廃止すること。首相や天皇の参拝など国家と神社の癒着を完全に絶つこと。
一、靖国神社の信教の自由を保障するのは当然であるが、合祀取り下げを求める内外の遺族の要求には靖国神社が応じること。それぞれの仕方で追悼したいという遺族の権利を、自らの信教の自由の名の下に侵害することは許されない。
(中略)
一、近代日本のすべての対外戦争を正戦であったと考える得意な歴史観(遊就館の展示がそれを表現している)は、自由な言論によって克服されるべきである。
一、「第二の靖国」の出現を防ぐには、憲法の「不戦の誓い」を担保する脱軍事化に向けた普段の努力が必要である。
安倍晋三「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」(You Tube)
安倍のヨイショもここまでくると吐き気がしてくるぅ。
2006.08.13 (Sun)
前代未聞の大停電
2006.08.12 (Sat)
首相の靖国参拝 その2
靖国神社境内にある歴史博物館「遊就館」に今春以降、米要人からストレートな批判が続いた。
シーファー駐日米大使は7月12日、TBSテレビで「遊就館の歴史観には困惑している。小泉純一郎首相は遊就館ではなく、靖国神社を訪れているのだと何度も強調するが、私は遊就館の歴史観に納得しないし、間違っていると思う」と述べた。
同20日には、アーミテージ元米国務副長官が産経新聞紙上で「首相の参拝に問題がなくても、境内にある遊就館の一部展示の説明文は、米国人や中国人の感情を傷つける。日本の一般の歴史認識にも反する」と指摘した。
元防衛研究所戦史部主任研究官の永江太郎氏(69)は、不安になった。02年に同館がリニューアルオープンした際に一新し、大幅に増えた説明パネルに、明治から戦時中までの歴史を記述した監修責任者だからだ。
知人の神社職員から「自分たちでは書けないから」と頼まれた。事務局長を務める学術団体「軍事史学会」(会員約1000人)の会員約10人に執筆を分担。英文翻訳の出版社も永江氏が手配し、それぞれ約3カ月の突貫作業だったという。
「すべて米国や中国などの公刊戦史に基づいている」という自信はあったが、「日米関係にひびを入れたくない。重要人物たちの発言だし、誤解から2国間関係に発展することはありうる。放っておけない」と考えた。
産経記事が出た3日後には同館の担当者に面会し、一部の説明に出典を書き加える対策を持ち掛けた。返事はまだ来ないが、靖国神社は9日、毎日新聞の問い合わせに「補強できる点があれば補強することにしている」と答え、準備を認めた。
約49億円で同館を改装・増築した湯沢貞前宮司も7日、テレビ番組で「行き過ぎとの指摘もあり、展示を変えることはあり得る」と述べた。中国、韓国のA級戦犯合祀(ごうし)・首相参拝批判に対する強気と比べ、米国発の批判には反応が敏感だ。
なぜ、中国や韓国の度重なる批判は全く気にもしないのに、米国の要人からひとこと言われただけで、突然手の平を返したように反応が異なるのか?まるで、中国や韓国は日本よりも下、アメリカは日本よりも上とみなしているようではないか。
私はこの遊就館には行ったことがないが、以前どこかのサイトで中国人学生が靖国神社に参拝に行ったところ、たまたまこの遊就館を見学して、そこに飾ってあるパネルなどを見て、怒りに震えたという日本語の作文を読んだことがある。赤旗の「これが靖国神社「遊就館」の実態だ」は遊就館の様子をとても詳しく伝えている。これを読んでみると確かにそこには戦争が美化されており、A級戦犯に指定され処刑された東条英機などの遺影までかざられており、軍国主義に染まった日本が蘇ってくるようだった。遊就館に展示されているパネルは、旧日本軍を美化又は正当化するために作られたものである。
なるほど、これじゃ、アーミテージ元米国務副長官が上の記事で語っているように、遊就館の展示は、米国人や中国人の感情を傷つけるに違いない。日本政府は靖国神社を首相に堂々と参拝させたり、遊就館にこういった展示物を飾ったりしたら、過去の植民地支配や侵略を反省するどころか、正当化していると見られてもしかたがないのだ。
ところが、外務省の「歴史問題Q&A」では、首相が靖国参拝することは、過去の植民地支配と侵略を正当化しようとするものではないと言い切っている。つまり、日本政府は、国をあげて国民を欺き、騙しているのである。
外務省 歴史問題Q&A
Q.6 靖国神社を総理が参拝することは、過去の植民地支配と侵略を正当化しようとするものではないですか。
小泉総理は、靖国神社参拝について、「私の参拝の目的は、明治維新以来の我が国の歴史において、心ならずも、家族を残し、国のために、命を捧げられた方々全体に対して、衷心から追悼を行うことであります。今日の日本の平和と繁栄は多くの戦没者の尊い犠牲の上にあると思います。将来にわたって、平和を守り、二度と悲惨な戦争を起こしてはならないとの不戦の誓いを堅持することが大切であります」と述べており、過去の植民地支配と侵略を正当化しようとするものではないことは明らかです。
なお、小泉総理自身は、2005年8月15日の談話や同年4月22日のアジア・アフリカ首脳会議において、我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたことを謙虚に受け止め、痛切なる反省と心からのお詫びの気持ちを常に心に刻みつつ、第二次世界大戦後一貫して、経済大国になっても軍事大国にはならず、いかなる問題も平和的に解決するとの立場を堅持している旨述べ、我が国の先の大戦に係る歴史認識を国際社会に対して改めて明らかにしています。
「二度と悲惨な戦争を起こしてはならないとの不戦の誓いを堅持することが大切であります」と言いながら、戦争を正当化するためにつくられた靖国神社を参拝することが「過去の植民地支配と侵略を正当化しようとするものではないことは明らか」などととよくもぬけぬけと言えるものだ。本当に二度と戦争を起こしたくなかったら、靖国参拝なんてしないはずだ。
特にこの第2パラグラフの白々しさには脱力を感じる。小泉を見ていると、「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたことを謙虚に受け止め、痛切なる反省と心からのお詫びの気持ちを常に心に刻みつつ」なんて真っ赤な嘘だってほとんどの国民が思っているだろう。「我が国の先の大戦に係る歴史認識を国際社会に対して改めて明らかにしています」だって?もちろん、戦争を正当化する歴史認識のことだよね。ここははっきりと「大戦を偽る歴史認識」と書くべきだろう。
最後に日米の小泉の靖国参拝への批判記事を紹介しよう。
日本の歴史問題、米国専門家も懸念 アジア戦略と対立
2006年04月30日13時38分(Asahi.com すでにリンク先の記事は削除されている)
日本の歴史問題への対応が、日本と中韓両国との関係だけでなく、日米関係にも悪影響を及ぼしかねないとの懸念が米国の日本専門家の間で広がっている。小泉首相が参拝を続けてきた靖国神社が示す歴史観は先の戦争を正当化するもので、日本の戦争責任を認めたうえで成り立つ戦後の国際体制の否定に通じると見ているためだ。日韓や日中の関係悪化は、東アジアの安定を望む米国の国益にそぐわないと考えていることもある。
ジョンズ・ホプキンズ大学ライシャワー東アジア研究所のケント・カルダー所長は「戦争を正当化することは、日本と戦った米国の歴史観と対立する。異なった歴史解釈のうえに安定した同盟は築けない」という。在京米大使館で大使の特別補佐官を務めたこともあるカルダー氏は「多くの米国人が靖国を知るようになると、日米関係の障害となりかねない」と恐れている。
ジョージ・ワシントン大学アジア研究所のマイク・モチヅキ所長も「米国のエリートは概して靖国神社の歴史観には否定的だ。歴史問題が原因で、日本に対する批判的な見方が強まっている」と指摘する。
日本は戦後、国際社会復帰にあたって講和条約で極東国際軍事裁判(東京裁判)を受諾した。靖国神社には、その東京裁判で裁かれた東条英機元首相らA級戦犯も合祀(ごうし)されている。米国の識者らが懸念するのは、首相の参拝が結果的に戦後日本の出発点に反することにならざるを得ない点だ。
ブッシュ大統領が首相の靖国参拝を批判することはなく、国防総省も日本の歴史問題を重視していない。だが外交を担う国務省内には、日米が協力して中国を国際社会のパートナーにしていこうという時に、日中首脳会談もままならない日本に対するいらだちがある。
国務省内の不満について、カルダー氏は「隣国と対話できない日本は、米国にとっても役に立たない。日米同盟が機能するのは、日本がアジアのなかで役割を果たしてこそだ」と解説する。
対米関係に携わってきた日本外務省幹部も「政権の外では日本の歴史問題に対するワシントンの雰囲気は厳しい。今は日米両首脳が蜜月関係にあるから騒がれないが、首相が代われば分からない」と話している。
これを読んでも小泉が国益よりも私的感情を大切にしているというのがよくわかる。日中首脳会談ができないのを中国のせいにしているが、大きな勘違いだ。普通これだけの地位になる人だったら、自分の感情を殺してでも、国益を大切にするのが普通なんだけど、小泉には無理な注文だね。自己中のかたまりで、他国や他人に対する思いやりが全くない小泉にいくら何を言っても「小泉の耳に念仏」だろうけど。こんな恥さらしが5年間も日本の首相だったなんてなさけない。これだけ米国からも非難されているのにまだ参拝するつもりなんだから、こんな奴を総裁にした自民党がいかに低脳団体かというのがよくわかるし、自民党を与党として認め、長い間支持し続けている日本国民にも責任がある。
今では自民党内でも靖国参拝に批判的な意見がでているようだが、民主党の鳩山由紀夫も小泉の参拝自粛を強く求めている。
「国益損なう公約」 首相の靖国参拝で鳩山氏(Kyodo news 2006年08月11日)
民主党の鳩山由紀夫幹事長は11日午後の記者会見で、小泉純一郎首相が8月15日に靖国神社を参拝する意向を示唆していることについて「国益を損なっても公約を守るというのは、国民から見れば不可思議な話だ。あまりにも過去の日本の行為、歴史を軽く見ている」と批判し、参拝を自粛するよう強く求めた。
実際に15日に参拝した場合は「国の内外からとても大きな批判が出るだろう」と強調するとともに、「中国や韓国の主張を聞く方がおかしいというような、偏狭なナショナリズムがわき起こることを懸念する」と述べた。
麻生太郎外相が提唱した靖国神社を「国営化」する私案に関しては「A級戦犯の合祀(ごうし)問題には何も言わないで、特殊法人化すれば解決するとは到底考えられない」と指摘した。
そんなわけで、世界中から注目を浴びている8月15日の小泉の参拝だが、これだけ国内外から靖国参拝について批判をあびても、何も感じないのだろうねぇ、小泉のことだから。
今日は長くなってしまったので、麻生の靖国国営論についての批判は又次回にまわそうと思う。
つづく
参考記事:
米議会演説向け「靖国参拝はノー!」(中央日報2006.05.14 17:38:49 )
2006.08.11 (Fri)
首相の靖国参拝 その1
2001年8月13日
小泉純一郎が参拝。参拝に反対する立場からは参拝したことへの、参拝を積極的に支持する立場からは、前言を翻して終戦記念日を避けたことへの批判も挙がった。参拝は、8月11日に秘書官を通して「内閣総理大臣小泉純一郎」という名入りの献花料3万円を私費で納入。 靖国への往復に公用車を用いて官房長官・福田康夫と秘書官を随行。 参集所で「内閣総理大臣小泉純一郎」と記帳。神社拝殿で身を清める「お祓い」を受け、本殿に昇殿して祭壇に黙祷した後、神道式によらない一礼方式で参拝を行なった。供花料ではなく、献花料としたのは、兵庫県多紀郡篠山町(現篠山市)が、盆に戦没者遺族に線香やロウソクを配布したことをめぐって憲法の政教分離原則に反するかを争った訴訟で、「お盆」、「ご帰壇」、「英霊」、「お供え」、「合掌」などの宗教用語を使った文書が違憲にあたると判断した神戸地裁の指摘を考慮したとされている。小泉純一郎の談話: [9]
2002年4月21日
小泉純一郎、参拝。
2003年1月14日
小泉純一郎、参拝。
2004年1月1日
第88代総理・小泉純一郎、参拝。
2005年10月17日
靖国神社の秋季例大祭に合わせて参拝。この日はちょうど「A級戦犯」14人を合祀した日にもあたる。
このように小泉は驚くことに、これまで8月15日に参拝するという公約を一度も守ったことがなかったのだ!だから、彼の強情な性格からいっても任期最後の8月15日には誰がなんと言っても靖国参拝する可能性がある。みんなで小泉の8月15日の行動を監視しよう。
いつもAbEndにTBして下さっている『憧れの風』の星影里沙さんが「ようやく書ける^^;;」と「叫ばせてくれ^^;;」という記事で小泉の広島でのスピーチのウソを暴いているのを知ってあきれてものが言えなくなった。コイツは、本当にどこまで平然と国民にウソをつき続けて騙せば気が済むのだろうか?
さすがの安倍も小泉路線はやばいと気づき、そこから脱却というポーズ作りを始めたようだ。
安倍氏、脱「小泉路線」へ傾斜 参院選視野に(2006年08月12日22時33分)
小泉改革を継承すると言っていたのが、突然路線変更っすか?あまりにも評判が悪いから、というのが理由だろうが、どうも見せかけだけのようだ。小泉とズブズブの関係である安倍がそう簡単に小泉路線からはずれるはずがない。総裁選前のまやかしだろう。又、総裁になれば、小泉路線に早くも後戻りすることは簡単に想像できる。安倍には全く自分の脳で考える力というものが見受けられない。いつも人にアドバイスされて動いている感がある。総裁に立候補する者としてこんなにも優柔不断で恥ずかしくないのか?アメリカやカナダだったらこういった政治家が大統領や首相になるなんて絶対に考えられないぞ!
おまけ:
下ネタ好きな小泉首相 (朝鮮日報 2006/08/12 11:45 )
「首相になってからアレがたまってたまって…。しばらくは右手が恋人だ」
「最近、毎朝ムスコがビンビンになる」
「この前、うっかり夢精してしまった。とても濃いやつを」
毎日記者会見をする小泉首相は、テレビカメラが消えると記者たちにこのような露骨な言葉を投げかけ、一人悦に入ってニヤニヤするという話が、近ごろ日本の記者たちの間で話題になっている。
少し前に首相官邸でギリシャ首相夫妻に接見した際にも、小泉首相は「外信でギリシャの男性はフランスに次いで世界で2番目にセックスの回数が多いと報じていたが、ギリシャの女性は幸せですね」と冗談を言い、同席したギリシャ首相夫人はとても困惑していたという。
キ、キモイ!キモ過ぎるぅ!
そりゃ、人間だから性欲があるのは当然だろうが、一国の首相が記者や外国の首相夫妻にこんな話をするなんて、なんたることだろうか!?特にこのギリシャ夫人への発言は、セクハラじゃないか?記事にはなっていない小泉のセクハラ発言はこれ以外にもたくさんあるのだとしたら、なんと恥ずかしいことか!小池さんはどうしちゃったの?
まさしくNHK「日本の恥小泉」ここにあり!
つづく
これまでに書いた靖国問題に関する記事
2006.08.10 (Thu)
昨日のアクセス分析とランキング順位
なぜか、同じ設定にしているのに、FC2カウンターにはFC2のアクセス解析に比べていつも低いアクセス数が表示されるのだが、なぜだろうか。FC2にかなり前に問い合わせたことがあるが、答えはなかった。FC2カウンターに表示された昨日のアクセス数は12923だった。これはいつもは200くらい低い数字が表示されるのだが、昨日はアクセス解析に比べて1000以上低い数字が表示されていた。
左サイドバー下方にあるACRWEBの逆アクセスランキングによれば、この2日間で「きっこの日記」からの訪問者は5527人で、「きっこのブログ」から来た方は3382だった。合計で8909人もの小さなきっこちゃんが来てくれたことになる(笑)。
このブログは読者のクリック数で決まるランキングに2つ参加しているんだけれども、それらのランキングでも同じカテゴリーの中で昨日は一位を記録した。
FC2ブログランキング(政治ランキング):第1位(8月11日現在)

ブログの殿堂(社会・経済):第1位(8月11日現在)

そして、クリック数ではなく、単にアクセス数できまるランキングにも2つ参加している。
FC2ブログランキング(政治・経済):第1位(8月11日現在)
BlogranKing (政治) :第2位(8月11日現在)
BlogranKingの政治カテゴリーでは1位とのわずかな差で2位になっているが、あとは、全てのランキングで1位を記録することができた。これも全て小さなきっこちゃんがたくさんアクセスしてくださったおかげだ!以前からのこのブログにアクセスしてくださっている読者の方々にも改めて心より感謝したい。
アクセス数が増えたといっても決して自分の文章が上手くなったからなどではなく、きっこちゃんのおかげで、一瞬の出来事だとわかっているのだが、それでも突然スキップしたくなるほど嬉しいものだ。ただ、昨日、AbEndの宣伝をしたのだが、今日TBして下さっている方はいつもTBして下さる方で、新しい方は見受けられなかった。そのうち、新しい読者の方からのTBが増えていけばと思う。
又、多くのアクセスに伴ってこのブログへの批判のコメントも増えたようで、喜んでばかりはいられないのだが、反対意見を読むのもとても勉強になる。ただ、『らんきーブログ』のぶいっちゃんの「政治ブログのピンキリの中で」にも書いてあったが、1つの記事だけを読んだだけで短絡的に批判のコメントを残していくのもどうかと思う。批判のコメントを書く前に少し前に書いた関連した記事も遡って読んでいただけたらと思う。
今のところ、ワインショップの仕事、引越しのための家探し、9月からの授業の準備、ブログを書くために他の記事や本を読むこと(はっきり言ってこれはブログを書く時間よりも長い時間を要する)、そしてブログを書くこと等々で忙しいので、コメントに返事する時間がないのだが、私に代わって小さな美爾依たちが返事を書いてくれているようで、とてもありがたい(笑)。コメントは、2ちゃん掲示板で見受けられるように、ただただ感情的な罵倒で相手を卑しめ、見下し、自分を優位な立場にもっていこうとするような低俗な誹謗中傷以外はほとんど承認しているので、反対意見、賛成意見など、コメント欄で自由に議論していただける場を提供できたらと思う。
2006.08.09 (Wed)
再び『きっこの日記』で紹介していただきました!
私と同じくらい『きっこの日記』の熱狂的ファンである『きまぐれな日々』のKojitakenさんから、さっそく『Kojitakenの日記』の中で、『きっこの日記』で紹介されたことについて「わがことのようにうれしい」という記事を書いていただいた。
その中でのKojitakenさんのコメント:
・・・昨日の「カナダde日本語」はFC2カウンタの数字が、ナナナナナント! 4929ヒットでした。17時からのわずか7時間でこれですもんね。「きまぐれな日々」も美爾依さんとこ経由の訪問客が多く、おこぼれにあずかってました。「きっこの日記」の威力は、2ちゃんねるの10倍くらいはありそうです。 (2006/08/10 00:39)
そのコメント欄での『大津留公彦のブログ』の大津留さんからのコメント:
『美爾依さんKojitakenさんおめでとうございます。
両サイトにお世話になっている私も我がことのようにうれしいです。』 (2006/08/10 11:39)
俳句をこよなく愛されている大津留さんにはときどき俳句のご指導をいただいており、野口怪死事件のときからお世話になっている。
私のブログのコメント欄にいただいた『60年目の証言』の管理人さんからのコメント:
今日(8/9)の「きっこの日記」を読んで貴ブログを初めて知りました。このたびは長崎原爆の日に因んで私どものサイトに関心を寄せて紹介して頂き有難く感謝しています。
遠くカナダから見れば、鳥瞰図のように日本の虚像と実像を見分けることができるでしょう。
ここにも類い希な日本女性が健在していることを知って心強い限りです。
これからもおつき合いのほど、よろしくお願いします。
感謝と期待の意をこめて。
確かに日本国内にいたら見えないことも、カナダでは見えるような気がする。この『60年目の証言』のサイトは今では少数になってしまった戦争を知っている方々によって書かれた貴重なもので、学校教育では決して習わない戦争・被爆体験記や旧日本軍の横行、シベリヤ抑留(捕虜)の体験などが赤裸々に語られている。<証言は終わらない>では、戦争を体験した方の証言を募集しており、<市民の証言集>リストでは、生々しい戦争の体験の記事が紹介されている。戦争の知らない世代に戦争の恐ろしさを伝えることのできるサイトなので、一読をお薦めする。
少し前に『きっこの日記』で紹介された『BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」』のヘンリー・オーツさんからもお祝いの言葉をいただいた。
☆美爾依さん やりましたね。またきっこちゃんが取り上げてくれました。今日のアクセスは凄いでしょうね。3万くらいいくのではないでしょうか?AbEndにも気合いが入ります。
果たして3万もいくだろうか?初めてDoblogの記事をきっこちゃんに紹介していただいた日のアクセスは、6962件だった。今日は日本時間午後2時現在で、8635件もあり、昨日のアクセス4929件の倍ほどになっている。3万まではいかないまでも、1万5千くらいはアクセスされる可能性は十分あるかも。改めて、きっこパワーには驚かされるばかりである。
この機会に、アメリカに言われるままに日本に軍国主義を再現し、戦争を始めようとしている安倍晋三を批判するAbEndキャンペーンへの参加者が増えてくれたらと思う。安倍の言動、政策を批判するブログに関する記事を書いたら、下記のトラックバックURLにTBするだけ。
http://member.blogpeople.net/tback/06610
すると、このブログの左サイドバーに表示されている安倍Endキャンペーンのリンクリストで記事のタイトルが紹介され、記事へリンクされる。
詳しくは、 「AbEndキャンペーンにご協力をお願いします。」をご参照のこと。
リンクリストを自分のブログに表示する方法は、『雑談日記』「安倍晋三にNO!AbEndキャンペーンに参加しよう。」が図解入りでわかりやすいと思う。
今日はきっこちゃんのおかげで素敵なウキウキした一日だった♪
2006.08.08 (Tue)
TBS問題:サブリミナル効果って本当?
これを見る限り、安倍の写真が映ったのは、ほんの一瞬であり、たんぽぽさんが「TBSの731部隊特集(2)」で述べられているようにサブリミナル効果をもたらしたとは決して言えないだろう。放送評論家の志賀信夫氏もサブリミナルっぽいと言っただけだが、たんぽぽさんが書かれていたサブリミナル効果の発端からすれば、サブリミナル効果とはほど遠いものだと思う。
『ほしあかりをさがせ』のデルタさんと∀zumaさんがサブリミナル効果についてコメントして下さったので、そのやりとりを紹介しよう。
デルタさん:
だいいち「サブリミナル効果」の定義から外れています。
はじめまして。
この件で煙を立てて煽っている人たちには、もうちょっと言葉の意味を調べてからいって欲しいものです。
5秒も映ったら、サブリミナル効果の定義から外れます(暗喩、のカテゴリーになるかな、と)サブリミナル効果とされるものは、目には映っているはずだけど、意識下に乗らないほどのスピード(1~2/24秒)で、関係のないコマを差し込むようなものをいいます。
∀zumaさん:
デルタさん、プライミング効果をご存知ですよね
どっちにしろ同じです。やってることの悪どさは
デルタさん:
∀zumaさん。
プライミング効果を、サブリミナル効果や、光過敏性てんかんと一緒に論じるのには、無理がありますよ。
プライミングは、本人の「行動が経験の蓄積に影響される」という、一種学習効果なのであって、心理操作とまではいいきれないので。というか、日常的に起きている現象なので問題にするのもナンセンスです。
それにたいして後二者は、放送界の規定で自主規制されているくらい問題視されているのです。
∀zumaが言う「プライミング効果」という言葉を使っているが、私も初耳だったし、知らない方も多いと思うので、ネットで「プライミング」の定義を拾ってみた。
ウィキペディアより:
先行する事柄が後続する事柄に、影響を与える状況を指して「プライミングの効果(または”プライミング効果”)があった」と称される。そのような状況における「先行する事柄」をプライムと称す。先行する事柄には、単語、絵、音などがありうる。例えば、「医者」という言葉を聞くと、その後「看護婦」や「悪徳」、「あかひげ」などという言葉の読みが、「富士山」や「帰郷」という言葉の読みよりも早くなるのはプライミング効果があったこととなる。
多くの場合、その効果が無意識的である点、およびかなりの長期間(例えば1年間)にわたり効果が持続する点、記憶に障害を受けた者にも無意識的なプライミング効果は損なわれずにある(機能し続けている)点に、この現象の面白さがある。
心理カウンセリング用語辞典より:
単語の記憶や連想の実験などで、先に与えられた情報(先行刺激)が、後に続く情報(後続刺激)の処理に無意識に影響を及ぼすことをプライミング効果といいます。
ZAKZAK(2006/07/27)より:
「プライミング効果」とは心理学の専門用語で、一度受けた刺激が後に受ける刺激に影響を与えるというもの。「ピザを10回言って」と相手に言わせ、ひじを指さして「ここは?」と質問すると「ひざ」と答えてしまう、昔流行した「10回クイズ」もプライミング効果の影響と言われている。
国際医療福祉大教授で精神科医の和田秀樹氏は「日本が中国に悪いことをしたという先行刺激の中で安倍さんをみせ、関連が高いという効果をもたらす。プライミング効果は起こりうる」と指摘する。
最後のZAKZAKの記事の中でこの教授が「先行刺激の中で安倍さんをみせ、関連が高いという効果をもたらす。」とまるで、本来何の関係もなかったかのように聞こえるが、「・・・そして岸信介がA級戦犯不起訴になった本当の理由。」でも書いたとおり、実際に731部隊と当時満州を統括していた岸信介は深い関係があったのであり、岸信介は安倍晋三の祖父であることから、関連性が高いと言うことができるだろう。ただ、このYou Tubeの動画を見る限り、ほんの一瞬のことで視聴者の中にあの写真が安倍だと気づいた人が何人いただろうか?
条件反射的な作用と思われるプライミング効果だが、世間では731部隊と安倍のつながりは全く認識されていなかったのであり、この二つが関係あるのではと知ったのは安倍がいきなり憤慨して「政治生命を脅かす行為」などとTBSに対して抗議の声明をニュースに流したからではなかったか?これをプライミング効果と呼ぶほうがおかしいような気がする。このZAKZAKの記事は、安倍のお抱え新聞社『産経』の傘下にあるZAKZAKの記事で、お抱え教授に書かれたのかはわからないが、安倍に都合のいい記事になっているだろうことは誰の目にも明らかだ。
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2006.08.07 (Mon)
理想論でしかない「再チャレンジ支援策」の虚しさ
まずは、『幸せになるために』のYohkoさんが「「再チャレンジ支援」は幻想 - 負け組を固定化」という記事の中でこの再チャレンジ政策を芥川龍之介の「くもの糸」に例えて鋭く批判している。
『喜八ログ』では、「再チャレンジ支援議員連盟名簿」を公開されている。その顔ぶれを見ると山本一太を初め、どれも安倍が総理になったときに恩恵を受けたいがために安倍を支持しているなさけない政治家の名前がずらりと並んでいる。来年の参院選ではこういった政治家には投票しないようにしよう。
『否定的意見。』の「支援策は、「余計なお世話」になるだろう。」では、単に表面的で、中身のない政策は「議論の根本を押さえていない空論」でしかないとこの政策に否定的な見解を示している。
その他、安倍氏乗り気 世間は… 『再チャレンジ』考(東京新聞)から、さまざまな批判を引用する。
五日の大阪でのふれあいトーク参加者より:
「ここに来ている人は、みんな再チャレンジしたいと思っている。再々チャレンジの人だっている。いま、自分らが実際にしていることを政治のキャッチフレーズで言われてもね」
渋谷のハローワークに訪れた男性(45)は淡々とこう語った。失業して一カ月。雇用が良くなっているという実感はない。求人票はたくさん寄せられているが、条件が良いところには二十人、三十人が殺到する。家族を養わなければならず「どんな給料でも」と割り切ることはできない。
「再チャレンジはよい考えだと思うけど、現実的には難しい。『ゼロから再チャレンジします』と言ったところで、果たして受け皿になる会社があるのか」
白髪の紳士然とした男性は「私も再チャレンジしっぱなし。もう六十七歳だから」と穏やかに話す。求人票には「年齢、性別問わず」と書いてあっても、実際には年齢がネックで面接すらままならないという。
「再チャレンジ」への感想は「理想ですね」と苦笑い。その一項目にある「七十歳まで働ける企業を。最終的に定年制のない社会を目指す」の記述には、思わず吹き出してしまった。
リストラの現場で格闘する東京管理職ユニオンの安部誠書記次長:
「公務員の中途採用を推進するというが、今は公務員自体を減らすといっている。政策金融にしても、弥縫(びほう)策としか思えない」
「政府は労働契約法制や労働時間法制の改正で、サラリーマンを取り巻く状況を今より悪くしようとしている。再チャレンジどころではない」と怒りの声を上げる。
政府が検討中の労働法制の見直しは、解雇規制の緩和や労働時間規制の適用除外拡大が含まれる。「残業代なしで長時間労働を強いられるサービス残業が適法化されるうえ、解雇もしやすくなる。景気回復も上位の二割ぐらいでお金が回っているだけ。誰がチャレンジできるというのか」
「希望格差社会」の著書がある東京学芸大の山田昌弘教授:
安倍氏の視点を一定評価しつつ「再チャレンジだけでは解決しない問題もある」と注文する。
「第一に単にやる気のなさではなく、やる気をなくさせるような仕事が多い。第二に、何回チャレンジしてもダメだった人をどうするのか。収入格差は仕方がないにしても、機会の均等だけでは不十分。機会均等の前段階である能力を付ける機会の均等が必要だ」
共同生活などを通じ、引きこもりや不登校の若者の再スタートを支援するNPO法人「ニュースタート事務局」の二神能基(ふたがみのうき)代表:
「問題意識を持ってもらえるのはありがたいが、再び上昇志向の競争に入っていく再チャレンジでは、若者はもっとしんどくなる」と心配する。
二神氏が求めるのは、多様な生き方が認められる「雑居」社会。ニートを減らすより、その良さを生かすことが大事だと訴える。
「再チャレンジしたくない人もいる。スローな社会がよいという考えだ。また上昇気流に乗れるよ、だから再チャレンジしようというのは下品で貧乏くさい。再チャレンジがニート狩りになってしまうと困る」
「しのびよるネオ階級社会」の著者で、ジャーナリストの林信吾氏:
「安倍さんのような生まれ育ちの人にノンエリートの苦しみが分かるのか。大切なのはまじめに働けば、公正な機会が保証されること。それは企業のあり方とも絡む。それが、どこまで分かっているのか」と首をかしげる。
格差社会については「グローバルスタンダードだという人がいるが、元凶は長い不況。企業が労働力の買い叩(たた)きをせざるを得なくなった」と解説する。
「政治家が『格差がこれだけ広がってしまい、まずいから何とかしよう』というのは、甘いものを食べ過ぎて虫歯になったから、神経抜いてしまえ、というのに等しい。再チャレンジ支援も対症療法。食生活の改善抜きに効果はない」
東京新聞のデスクメモ:
首相の諮問機関「規制改革・民間開放推進会議」が先月二十一日に提出した意見書には「採用しやすくするため」に解雇規制の適用除外増をにおわせる。退職の勧奨、強要を防ぐ規制を外せとも。再チャレンジ策はいわば「蜘蛛(くも)の糸」。だが、地獄の間口を広げておいて、糸を垂らすのなら本末転倒だ。(牧)
「再チャレンジ」支援政策などと一見国民に就職の機会を与えているようなタイトルがついているが、もし、これが逆に次から次へと新しい労働者を雇用しやすくするために、雇用者が少しでも気に入らない労働者を簡単に解雇できる政策に繫がることになるとしたら問題である。Yohkoさんも書かれていたとおり、これまでも「障害者自立支援法」、「全国青少年健全育成会」などのようにまるで障がい者や青少年のためのものであるかのような法案名や団体名をつけておいて、実態は逆に障害者を阻害するものであったり、暴力団の隠れ蓑であったりすることがあるが、今回の「再チャレンジ」支援政策も、「再チャレンジ」とは名ばかりで、実は負け組みをさらに立ち上がれないほど打ちのめす政策である可能性もある。
上記で批判されているごとく、単なる理想論でしかあらず、実際の問題に全く対応していないことも明らかだ。総裁選に向けての国民向けのリップサービスと見るのが適当だろう。来年の夏の参院選で敗れた後に「再チャレンジ」することになるであろう自民党や安倍自身に向けての皮肉のようにも聞こえないでもないが・・・・(笑)。
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2006.08.06 (Sun)
日本の平和のために
60年目の証言 戦争を知らない人々へ・・・・
↓アメリカによる残虐な東京大空襲についての画像や記事満載。画像は、かなり悲惨で、現在進行中の中東戦争と重なるところがある。
東京大空襲 史上最大の虐殺(音楽が流れるのでボリュームを下げてからクリックしてね。)
こうして、戦争が終わってから何年たっても当時の戦争体験記や記録を読めるのは、ありがたいことだ。戦争を知らない世代にも、2度と戦争をしてはいけないと真剣に思う人が増えて欲しい。
昨日、広島では第61回目の原爆の日を迎え、平和記念公園で平和記念式典が炎天下の元、行われた。広島出身の『ミクロネシアの小さな島・ヤップより』のsuさんの「太平洋戦争は避けることができた@ヒロシマ」という記事は広島原爆の悲惨さを伝えると同時にその裏側の事情も伝えていて、読みごたえがあった。その中で最近AbEndにもTBして下さるようになった『ねじれ川柳惑星』の「小学生よりお粗末、小泉の式辞」と言う記事が紹介されていたのだが、小泉のアフォーマンス(笑)にはつくづくあきれ果て、言葉を失ってしまった。
その中ですばらしかったという小学生のこども代表 広島市立南観音小学校6年 新谷(しん・たに) 望(のぞむ)君と広島市立楽々園小学校6年 スミス・アンジェリアちゃんが読んだ「平和への誓い」の全文を見つけたので、ここに紹介しよう。
61回目の「原爆の日」 (Asahi.com My Town広島 2006年08月07日)
《こども代表・平和への誓い全文》
昭和20年(1945年)8月6日、午前8時15分。一瞬(いっ・しゅん)にして広島の街は何もかも破壊(は・かい)されました。原子爆弾(げん・し・ばく・だん)は、高温と爆風で人々をおそい、さらに死の放射能で街を汚染(お・せん)していきました。そして、その年の終わりまでに約14万人もの命が失われました。14万の夢や希望、未来が奪(うば)われ、数え切れないほどの悲しみが生まれたのです。
平成17年(2005年)11月22日。私たちの身近なところで、とても悲しい、辛(つら)い事件が起きました。その事件によって、私たちが当たり前だと思っていた日常は壊(こわ)れてしまいました。好きな友だちとおしゃべりしながら登下校したり、一人で外へ出ることもできなくなりました。そして、私たちは事件を通して、一つの命の重みを知りました。
この時奪われた命も、原子爆弾や戦争で奪われた多くの命も同じ命です。一つの命について考えることは、多くの命について考えることにつながります。命は自分のものだけでなく、家族のものであり、その人を必要としている人のものでもあるのです。
「平和」とは一体何でしょうか。
争いや戦争がないこと。いじめや暴力、犯罪、貧困、飢餓(き・が)がないこと。
安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べること。
今、私たちが当たり前のように過ごしているこうした日常も「平和」なのです。
世界中のどこの国も「平和」であるために、今必要なことは、自分の考えを伝えること、相手の考えを受け入れること、つまりお互いの心を開くことです。人間は言葉をもっています。心を開けば対話も生まれ、対話があれば争いも起きないはずです。
そして、自分だけでなく他の人のことを思いやること、みんなと仲良くすることも「平和」のためにできることです。
私たちはこれまで、祖父母や被爆者の方から体験を聞いたり、「平和」について学習したりする中で、原爆や戦争のことについて学んできました。しかし、まだまだ知らないことがたくさんあります。これからもヒロシマで起きた事実に学び、それを伝えていかなければなりません。
私たちは、命を大切にし、精いっぱい生きることを誓(ちか)います。
私たちヒロシマのこどもは世界中の国々や人々との間の架(か)け橋となり、「平和」の扉(とびら)を開くために一歩一歩、歩み続けていくことを誓います。
平成18年(2006年)8月6日
「平和とはいったい何でしょうか。」という問いかけに対して、「争いや戦争がないこと。いじめや暴力、犯罪、貧困、飢餓(き・が)がないこと。安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べること。」と答えているところが特に印象に残った。今のところ日本には戦争はないが、その他のいじめ、暴力、犯罪は日常茶飯事に起きており、貧困、飢餓などもたまにニュースで伝えられるようになった。又、さまざまな幼児犯罪が多発しており、児童が安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べることなども危うくなっている。つまり、今現在の日本は平和な状態と呼ぶにはほど遠い存在になってしまったということだ。
主な要因はいろいろと考えられる中で、一番大きく社会に影響しているのは自民党の小泉改悪が招いた格差社会の拡大だ。貧富の差が激しくなることによって、より多くの犯罪が起きるようになる。いくら一生懸命働いても報われない貧しい者のストレスや金持ちに対する妬みや恨みが犯罪を招くのだ。
世界中のどこの国も「平和」であるために、今必要なことは、自分の考えを伝えること、相手の考えを受け入れること、つまりお互いの心を開くことです。人間は言葉をもっています。心を開けば対話も生まれ、対話があれば争いも起きないはずです。
そして、自分だけでなく他の人のことを思いやること、みんなと仲良くすることも「平和」のためにできることです。
この言葉を聞いて、いつまでも靖国参拝を繰り返し、近隣諸国との関係だけでなく、国民との関係をも悪化させてしまった小泉はどう思ったのだろうか?わざわざ官邸のメルマガの「戦没者の慰霊」という記事で、戦争で亡くなった方々を追悼して何が悪いといなおっているが、戦争を正当化する目的でつくられた靖国神社への参拝は、広島の原爆に代表される戦争の被害者の方やそのご遺族、日本軍によって殺された近隣諸国の遺族達のことを思いやったら、とてもできることではない。
又、首相会談ができない状態で、韓国や中国、北朝鮮との対話など生まれるはずもなく、いつ争いの状態に入ってもおかしくないと国民が考えるのも当然だろう。それでもまだ、国の評判や国益を失う原因となった靖国参拝を今年も又繰り返そうと言うのか?
こうして長く続く自民党政権によって治安の悪化が進んでいた日本社会を小泉改悪によってより一層危険な状態に陥れ、さらに今度は安倍が平和憲法を改悪し、日本を核武装させるだけではなく、日本を戦争に引きずり込もうとしている。このままでは日本は平和からだんだんと遠ざかる道を行くことになる。日本をますます平和から遠ざけようとするブッシュの奴隷のタカ派による自民党政権をいつまでも支持し続けてはいけない。
最後に今日も森田氏の言葉で締めくくりたい。
『森田実の時代を斬る』から
2006.8.5(その2)
森田実の言わねばならぬ[260]
平和を祈願し、戦争をしないことを誓おう
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和を以て貴しと為す
聖徳太子が作った十七条憲法の第一条である。
これは人間関係における調和の大切さを説いた言葉だが、国際関係においても「和」は最も大切なものである。
日本国憲法は前文で「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、〈中略〉日本国民は、恒久の平和を祈願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する」と宣言している。
また国連憲章は「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い〈中略〉寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互いに平和に生活し、国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ…」と宣言した。
平和の維持は、国際政治においても、国内政治においても、政治の最重要課題なのだ。しかるに今、戦後61年を経て、平和が何よりも大切と思う精神が衰え風化しつつある。憂慮すべきことだ。8月は平和を祈る月である。われわれは平和の大切さを再認識しなければならない。
森田氏も強調している通り、戦後60年たった今、日本人が忘れかけている戦争の恐ろしさをもう一度真剣に考えなおす必要があるのではないだろうか。戦争なんて自分とは関係ない、戦争なんて日本で起こるわけないじゃないかと思っている若者達も戦争がすぐそこまで来ており、決して他人事ではないということに気づいて欲しい。
2006.08.05 (Sat)
安倍の恥書『美しい国へ』批判
今日は安倍の恥ずかしい恥書「美しい国へ」につてい森田氏の批判を紹介しよう。他の意見も後ほど追加したい。
2006.7.29 森田実の言わねばならぬ[248]
次期首相の最有力候補者を甘やかしてはならぬ。7月24日発売の『サンデー毎日』(8月6日号)の〈安倍本『美しい国へ』に森田実氏が“異議あり”〉の記事に関連して
「虎の威を借る狐」(『戦国策』)
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『サンデー毎日』最新号(8月6日号)に私の談話が掲載されている。安倍晋三氏の著書『美しい国へ』についての私の短い感想を、取材記者が整理したものだ。私の談話の部分のみ引用する。
《「自分について来ない人たちを『闘わない政治家』と呼んで批判するのは、思い上がりもはなはだしい」政治評論家の森田実氏は、そう強く異議を唱える。
「拉致事件はまだ解決していない。タカ派的な激しさではなく、一つ一つ地味な交渉を重ねるほうが効果的と信じる政治家がかなりいる。安倍氏は、全国民から支持されている、とでも錯覚しているんじゃないか」
靖国参拝問題に関する記述への評価も厳しい。
「首相が靖国参拝してなぜ悪い、という調子で貫かれている。それなら、自分が首相なら靖国に行くと明言すればいい」(森田氏)
だが、同書の結論は、「日本の政府や国民が不名誉なことをしたかもしれない人びと(A級戦犯など)を含めて戦争犠牲者の先人に弔意を表することは自然」 という米国の大学教授の論評を引用するのみ。
「安倍氏はあとがきに『いま、政治家としてどう行勣すべきなのか、を正直につづったもの』と記している。だとすれば、外交関係を犠牲にしても信念を曲げずに参拝を続ける小泉首相の道を進む、と宣言しなければ、つじつまが合いません」
森田氏はこう指摘し、さらに、集団的自衛権を巡る憲法改正論議などを例にとり「好戦的で危なっかしすぎる」と退けるのだ。
「平和を守り、国民の生活をよくするのが政治家の責務。闘うより忍耐が必要です。平和はもういらないというような姿勢は根本的に誤りですよ」(森田氏)》
『サンデー毎日』の記者からは、多方面にわたる質問を受けて、私の考えを数十分間話した。記事にはなっていない私の発言の要点は以下のとおり。
(1)「闘わない政治家」への侮辱的的記述に見られるように威勢がいいだけで中身がない。思い上がりが目立つ。謙虚さがない。アメリカのネオコンとマスコミという虎の威を借る狐のごとし、である。
(2)肝心のことを曖昧にしている。ごまかしているような感じすらある。どうでもよいことばかり書いてある。たとえば、首相になったとき、靖国神社に参拝するのかしないのか、をはっきり語らなければならないのに、曖昧にしたままだ。これは政治上の原則の問題であり、曖昧な態度は許されないはずである。
(3)アメリカを絶対的に信じ込んでしまっている。安倍氏は、ネオコンの代表的論客の一人、ロバート・ケーガンのアメリカ=「絶対権力を持つ怪物・リヴァイアサン」(ホッブス)との見方を肯定的に紹介している。しかし、いま世界で現実に起こっていることは、唯一の超大国・スーパーパワーのアメリカが、アメリカ自身の利益のために自らのスーパーパワーを抑制できなくなり、世界平和を乱しているということではないか。アメリカのスーパーパワーが、世界の撹乱要因になっていることではないか。
この危険性から目をそらすことは許されることではない。小泉首相は、ただただブッシュ政権に追従し、ポチのごとく振る舞った。安倍氏はこの小泉政権の路線を継承するのか、修正するのか、自らの姿勢を明言すべきである。アメリカに対しても、はっきりものを言うのか言わないのか、安倍氏は自らの政治的スタンスをはっきりと国民に示さなければならない。安倍氏は、この点においても逃げている。
安倍政治の根底に何があるのか、安倍氏に問いたい。世界平和を守り、日本国民の安全を守る決意があるのか。『美しい国へ』からは平和への強い意思は伝わってこない。政治は、本書のような、甘い抽象的な言葉の遊びではすまないのである。
世間は安倍氏に甘すぎる。政治家を甘やかしたとき、泣きをみるのは国民であることに気づくべきである。
追記:
『美しい国へ』批判が優れていると思われる記事を追加する(日付け順)。
『花・髪切と思考の浮游空間』「安倍晋三の「格差社会論」 -安倍の出方3」
『ONLY HUMAN』「美しい国の美しさ」
2006.8.4(その1) 森田実の言わねばならぬ[257]
政治家・安倍晋三氏批判第2部【10】
ポピュリズム・マスコミ依存の「志なき」安倍政治では日本は崩壊する。政治理念・政策は谷垣氏のほうがすぐれている。自民党員は「小泉・安倍催眠政治」から覚醒すべきである。自民党国会議員と自民党員は高い見識と「志」をもって行動すべきである
『再出発日記』「日本の社会保障を美国に売る人たち」(2006・8.3)
『薫のハムニダ日記』「美しい国って?」(2006.7.27)
『ヘンリー・オーツの独り言』「美しい国へ」は安倍晋三の売国宣言だ!(2006.7.22)
他にも参考になる批判があったら、是非、紹介お願いします。
2006.08.04 (Fri)
危険きわまりない空自バグダッド派遣
カナダでは、保守派ブッシュと同じ共和党政権でブッシュのポチであるハーパー政権もイスラエルを擁護しているが、さすがに野党からは反対意見が出ているようだ。
現政権の対中東紛争方針に外相が擁護発言
ピーター・マッケイ外務相は、1日、下院外交委員会の席で、中東情勢危機に関連するハーパー首相の対応を擁護する一方、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの暴動に対しイスラエルを挑発するため故意に仕掛けたものと厳しく批判、イスラエルに対するミサイル攻撃の停止を求めるとともにシリア、イランにヒズボラに対する支援中止を呼びかけた。
また、カナダが、同紛争を終息させるための多国間の取り組みに参加していることを取り上げ、平和解決の糸口は、中東間よりもたらされるべきとの政府の姿勢を繰り返した。しかし、野党議員の「カナダは即刻停戦へ向け働きかけをすべきではないか」との質問には、「停戦をせよとの言葉だけでは不十分、戦略がなければ」と返答するに止めた。新民主党議員アレクサ・マクドウ氏は、「何故カナダの伝統的な中立的立場を持って危機終息を求めず、一方に肩入れするのか、また、先月16日にイスラエル空爆によるモントリオール出身家族の死亡事件、25日の国連平和維持軍参加のカナダ人死亡事件に対しイスラエルに調査と謝罪を求めるべきではないか」と質問。同外相は、調査と謝罪は要求しており、カナダ人の死亡に関する調査結果は受け取れると保証されていると述べた。政府のこのようなイスラエル擁護、ヒズボラ批判の姿勢に野党自由党の党首候補の1人、マイケル・イグナティフ氏は、グローブアンドメイル紙において、「イスラエルとヒズボラに停戦を迫る時が来ている。カナダが、ヨーロッパ諸国および、穏健派アラブ諸国とともに停戦を呼びかければ現在の中東の緊張状態は沈静化する可能性がある」との意見を提案している。
それでもアメリカが戦争を続けたいんじゃねぇ・・・。
レバノン即時戦闘停止の仏決議案、米との協議難航(2006年8月4日1時32分 読売新聞)
【ニューヨーク=白川義和】ドラサブリエール仏国連大使は3日、イスラエルとレバノンのシーア派組織ヒズボラの即時戦闘停止を求める国連安全保障理事会の決議案について、米国との協議が難航していることを明らかにした。
フランスは2日夜、仏決議案の修正案を各理事国に提示したが、細かな表現を変更しただけにとどまっている。
仏決議案が「即時戦闘停止後、持続的停戦の条件を整えた上で国際部隊派遣」と段階的解決を追求するのに対し、米国は「持続的停戦と国際部隊派遣」の実現を求めている。ドラサブリエール大使は記者団に、米国が「即時戦闘停止」について難色を示し、争点になっているとした。
やっぱり米国は軍需産業を発展させるためにユダヤ人と組んで、戦争を続けたいのだろう。少し前の『きっこのブログ』の「2006年度の新製品」にもアメリカの恐るべき化学兵器の開発及び実験について書いてあった。ナナナナナント!アメリカは新しい殺人兵器を開発するために戦場で実際に使って実験しているそうだ。国の経済を促進するためには、人の命なんてムシケラのごとく思っているとしか考えられない残忍無残な悪のブッシュ政権をいつまでものさばらせてはいけない。

これは決して遠い中東での他人事ではなく、イラク内戦に伴い、国連平和維持軍としてバグダッドで米軍に協力する日本の航空自衛隊も戦闘地でカナダ軍のように被害を受けるであろうことは予想できないことではないのだ。国連維持軍とは名ばかりで、実際は米軍の支持に従って何でもする国際部隊なのだ。
イラク「内戦に発展する可能性」…米軍トップが証言(2006年8月4日11時7分 読売新聞)
【ワシントン=五十嵐文】ペース米統合参謀本部議長は3日、米上院軍事委員会で証言し、イラクの治安情勢について「内戦に発展する可能性がある」と懸念を表明した。
中央軍司令部(米フロリダ州)のアビザイド司令官も「イラクが内戦に向かうことはあり得る」と述べた。
ブッシュ大統領やラムズフェルド国防長官は、イラクが「内戦」に進む可能性を一貫して否定しているが、米軍トップと、イラクでの作戦指揮を執る中央軍司令官がそろって「内戦」の可能性を認めたことで、ブッシュ政権のイラク政策に対する批判はさらに高まりそうだ。
アビザイド司令官は、イラクの治安について「宗派間による戦闘はかつてないほどに悪化している」と証言。さらに、テロが頻発する首都バグダッドの治安の安定化に向けて米兵力の首都への再配置を進めていることに関連し、「バグダッドでの(作戦)期間中は、死傷者の増加もあり得る」と指摘した。
ただ、ペース議長とアビザイド司令官は、イラク治安部隊の育成などによって、内戦化を食い止めることは十分可能との見方を強調した。
委員会にはラムズフェルド国務長官も出席し、一時は12万台まで減少したイラク駐留米軍が13万3000人まで再び増加し、さらに2000人程度の増員を見込んでいることを明らかにした。その上で、「時期尚早の撤退は、テロリストを増長させるだけだ」などとして、撤収期限の設定などには応じない姿勢をあらためて強調した。
イラクが内戦化すればいくら非戦闘地域であるバグダッド空港であっても(もし額賀の言うことが本当であればだが)かなりの危険を伴うことになるであろう。それでも、日本は航空自衛隊をイラクに派遣するのか?
イラク派遣計画を変更 空自撤収判断は次期政権(デーリー東北新聞2006年08月04日 10時23分)
政府は4日午前の閣議で、イラク南部サマワで活動した陸上自衛隊の撤収完了を受け、イラク復興支援特別措置法に基づく基本計画の変更を決定した。陸自活動に関する従来の規定を削除し、航空自衛隊の活動実施区域を2カ所追加。派遣期間は従来通り今年12月14日までだが、延長は避けられない見通しだ。空自撤収の判断は、ポスト小泉政権に引き継がれる。
空自は、既に7月末から活動をバグダッドにも拡大。政府は「バグダッド飛行場は非戦闘地域」(額賀福志郎防衛庁長官)としているが、「イラクで最も安全面のリスクが高い地域」(外務省筋)との指摘もある。宗派間の対立が激しさを増す中、空自撤収を求める声は一段と強まりそうだ。
こんな緊急事態だというのに、空自撤収はポスト小泉政権に引き継がれるだって?ブッシュにプレスリー宅に案内されて有頂天だった小泉はブッシュに「No!」と言えるはずがない。靖国参拝同様、ここでも公私混同している。又、祖父の代からアメリカと深いかかわりのある安倍もしかり。日本をアメリカの隷属国にしないためには、まずはアメリカの奴隷である政治家を辞任させるべきではないだろうか。
ヒラリー氏、長官辞任要求 イラク戦争失敗と批判(東京新聞2006年08月04日 12時56分)
【ワシントン3日共同】米メディアによると、ヒラリー・クリントン上院議員は3日、ラムズフェルド国防長官はイラク情勢の泥沼化の責任を取り辞任すべきだと述べた。
次期大統領選の民主党有力候補でもあるヒラリー議員はこれまで、イラク戦争への強い批判は避けてきたが、この日開かれた上院軍事委員会の公聴会では「(イラクでの)失政の責任がある」と、ラムズフェルド長官を厳しく非難。民主党の他の有力議員や退役軍人らの「長官辞任要求戦線」に加わった。
もし、バグダッドに派遣した空自隊員が負傷や死亡でもしようものなら、憲法を犯したり、戦闘地域を非戦闘地域と偽ってまで自衛隊を派遣し、戦争に参戦させたということで、官房庁長官並びに防衛庁長官はその責任を問われるべきである。又、何度も書いたが、北朝鮮のミサイルについても、実験と知りつつ、国民に不安を与えた罪は大きいのに、それさえも非難されないというのは、全くおかしい。日本国民の平和ボケもいいとこだ。しかし、アメリカ教を信仰する安倍政権に変われば、平和な日本が戦争に巻き込まれる日も近いだろう。
最後にKojitakenさんが今日のエントリー「DNA政治主義者・安倍晋三の危うい知性」で紹介して下さった月刊『現代』の記事が日本が米国の属国となることに警告を与えているのでここに引用させていただく。
『私たちはよくよく考えなければならない。日本が中国や北朝鮮に軍事で対抗しようとしればするほど、軍事力ならオールマイティをもつ米国の「属国化の道」からいつまでたっても抜け出られない。逆にますますその米国の軍事的魔力の依存症(パラサイト)に堕ちてゆくだけだ。
自主的に対話し、説得し、交渉するタフ・ネゴシエーターとして平和外交に徹することだけが、属国化から逃れる方法なのだ。だから今、日本人のほんとうの危機は、アジアとの関係にあるのではなく日米関係の中にこそあるのだ。安倍晋三が米国の軍国主義的魔力の中に堕ちぬよう、国民はもっと深い警戒心をもって彼を見つめなければならないのである。』 (月刊「現代」 2006年9月号 『「岸信介」を受け継ぐ安倍晋三の危うい知性』(吉田司)より)
私の意見では、安倍はもうとっくに米国の軍国主義的魔力の中に堕ちていると思うのだが・・・・。
参考サイト:
国連の平和維持活動とは何ですか (国連 on line)
2006.08.03 (Thu)
昨日は暑い一日だった!

昨日はナイアガラ地域も熱波に襲われ、日中気温は34度まで上がり(体感温度は47度)とんでもない暑さに見舞われた。私は日中はワイン・ショップで働いていたのだが、外から来るお客様は皆、冷房の効いたお店に入ったとたん、ほっとするみたいで、「私もこんな涼しいところで働きたいわ」なんて冗談まで飛ばす人もいた。

中には秋田犬並みの真っ白い大きなワンちゃんがこの暑さの中歩いていてかなりまいってしまったようで、店内でお水をもらうと必至で飲んで水分を補給していた。そのあと、ぐったりしてしまってお店の中で横になり、ハーハー息を切らしながら、しばらく目を閉じて寝ていた。犬は人間のように体温調節ができないので、クーラーの効いた涼しい店内に来ても涼しくなるまでには時間がかかるみたいだ。それでも、ご主人がワインの試飲をしている20分間ほど休んだら、元気になったようで、ご主人が「Let's go!」と言ったとたん、むくっと起き上がり、ご主人に連れられて又外に出て行った。
熱波が米東部に 観光客や住民を直撃(2006.08.03
Web posted at: 11:41 JST)- CNN/AP
ワシントン──米東部は2日、記録的な熱波に見舞われ、一部では気温が38度を上回った。
国立測候所は熱波注意報および警報をメーン州からオクラホマ州までの地域に出した。熱波は3日夜まで続き、その後気温は27度台まで下がると予想されている。
ワシントンでは、米議会の大理石のホールで猛暑をしのぐ観光客らの姿が見られた。観光客らは水飲み場でで飲料水をボトルに詰め、帽子を水で濡らしてかぶるなどの自衛策を取っていた。
米議会図書館の保育所は、子どもたちの水遊びが猛暑のため中止。また、米ナショナルフットボールリーグ(NFL)レッドスキンズは選手に配慮し、トレーニングを午後4時から7時に延期した。
ワシントン市当局は、住民に冷房のきいた公共施設への移動を呼びかけたり、低所得者世帯に扇風機を貸与するなどの対策に乗り出している。
一方、ニューヨークでは、地下鉄のペンシルベニア駅構内で気温が43度まで上昇。電力会社コンソリデーテッド・エディソン(コンエジソン)は、ここ2日で電力消費量の最高記録が2度更新されたと発表した。別の電力会社ロングアイランド・パワー・オーソリティーも、消費電力が過去最高を記録したと述べた。女性カントリー音楽グループ、ディクシー・チックスは、屋外コンサートを延期。ブルームバーグ市長は、今のところ猛暑による死者はいないとしている。
ボストンでは、フランクリン・パーク動物園の飼育係らが、動物にスプリンクラーで水を播いたり、凍らせたえさを与えるなどした。
ワイン・ショップで働いてから、やっと一ヶ月が過ぎた。最初はワインの種類なんて全くわからなかったのに、最近は何とか試飲用のワインについては説明できるようになった。試飲用のワインは赤と白のテープル・ワイン(普通のワイン)が各4本から5本あって、その他にアイス・ワインが8種類くらいある。そんなワインの中でも面白いなと思ったのが、Sauvignon Blanc。そのアロマを説明するときのチャッチフレーズが「グース・ベリーに猫のおしっこがかかった香り」というのを最初に聞いたときにはドン引きした(笑)。だって、猫のおしっこって限りなくくさいから、そんな香りがするワインを飲みたいなんて誰が思うのだろうか?

Sauvignon Blancのぶどう
それにしても、毎日ワインの香りを嗅ぎながら、これは、ダークチェリーとプラムのアロマとか、レモンとハニーのアロマとか、猫のオシッコのアロマ(笑)とかいろいろ教えられているうちに、香りにすごく敏感になってきた。今まで五感(視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚)の中では一番発達されていなかった感覚じゃないかと最近気づいたのだが、いろいろな香りを深く追求することによって広がる世界もあるんだなっと実感している今日この頃。ただ、ワインの味を見分ける味覚を発達させるにはまだまだ時間がかかりそうな予感。日本人の味覚は繊細にできているから、味を見分けるのは大丈夫だろうけど、どこがどう違うのかを感知するのが難しそう。ソムリエになるには、あと10年くらいかかるかな?(笑)

2006.08.02 (Wed)
小泉・小池再婚の影で安倍はかすんでしまう?

本当なのか!小泉首相9月退陣後に再婚説(ゲンダイ・ネット)【2006年7月29日掲載】
なんでもお相手は小池百合子環境相だとか。もし、これが本当だったら、以前「小池百合子が自殺未遂?」に書いたように小泉が荒川静香選手と一緒にオペラに行ったときに小池百合子が入院したのは、やはり小泉に対するあてつけだったとのかもしれない(笑)。

『ストレイ・ドッグ』の山岡氏もずいぶん前のことだが、「小泉首相と小池百合子前衆議院議員が婚約する!?」(2005.09.02)の中で二人が婚約するような噂があると書いていた。
最近、永田町ではこの話題がかなり囁かれている。
ご存じのように、小泉首相には結婚歴はある(78年にエスエス製薬創業者一族と結婚も、約4年で離婚)ものの、すでに20年以上独身。一方、小池前衆議院議員には結婚歴はない(*訂正:カイロ大学3年のとき、父親の猛反対を押し切って、同じ日本人留学生と結婚し、すぐに離婚する)。
この婚約の噂、契機はどうやら、小池氏が郵政改革反対派の刺客第1号として、東京10区(小林興起前衆議院議員)に抜擢されたことのようだ。「誰にも相談せず、2人で決めたようだ。なぜ、そんなことが?」というわけだ。
もっとも、本紙は小泉首相が婚約しようが、しまいが、そんなプライベートな問題に興味はない。
そうではなく、この噂の発信源が小泉内閣中枢から出ていることが何とも気になるのだ。「小泉さん一流のパフォーマンス、話題作りの可能性もある。婚約=結婚=公私ともに安定=政権の担い手としてプラス=集票という目論見です。サミットなどで、ファースト・レディーが同伴しないのも、世界的にはマイナス・イメージと、これまでも言われていたわけですからね」(政界筋)
郵政民営化賛成の某代議士など、「婚約するのは間違いない」と周りに漏らしている。
果たして、そこまでやるかとも思うが、ともかくこの方面で小泉首相が天才的な才能をお持ちなのは、これまでの実績が物語っている。そんな策略にうつつを抜かす暇があるなら、政策の一つも勉強してもらいたいものだ。
この噂、すでに『週刊現代』(9月3日号)が、“小泉粛正テロ選挙”の特集記事の冒頭で、チラリと触れている。また、週刊誌のいくつかが近く記事にすべく裏取りに動いているのも確かな話だ。
もし、再婚が本当で、小泉退任後に二人がすぐ再婚するようなことにでもなれば、自民党総裁選は盛り上がらないまま、再婚報道の陰にかすんでしまうかもしれない。そうすれば、来年夏の参院選で自民党が過半数割れになり、政権交代になる可能性も十分でてくるはずだ。
参院選敗北なら新首相の寿命尽きる 青木参院議員会長(Asahi.com 2006年08月01日20時27分)
自民党の青木幹雄参院議員会長は1日、長野県軽井沢町での全国幹事長研修会で講演し、来年の参院選について「与党が過半数を割ったら、内閣は死に体になり、完全に政局につながる。新しい総裁は10カ月したら寿命はなくなる」と述べ、与党が敗北すれば、新首相の退陣は避けられないとの認識を示した。
さらに「民主党は二大政党、政権交代という国民に分かりやすいキャッチフレーズがある。これに勝てるキャッチフレーズがあればノーベル賞ものだ」と語り、参院選は政権交代を懸けた厳しい戦いになるとの見通しを示した。
一方、読売の記事は同じ内容でもニュアンスが違ってきている。
新総裁は参院選戦略を、過半数割れなら退陣も…青木氏
自民党は1日、長野県軽井沢町のホテルで、都道府県連幹事長を集めた初の全国幹事長研修会を開いた。
青木参院議員会長は講演で、来夏の参院選について「新総裁は自ら腹を据えて、はっきりとかく戦うと発表するのが筋だ」と述べ、次期総裁に対し、郵政民営化に反対して離党した「造反組」の復党問題を含め、参院選の基本戦略を早期に表明するよう注文した。
青木氏は「野党が過半数を持てば、ほとんどの法案が廃案になり、内閣は死に体になる」と指摘。与党が過半数割れした場合、「新総裁は(9月の総裁選後)10か月で寿命がなくなる」と述べ、首相退陣は避けられないとの認識を示した。
また、武部幹事長は「造反組」の川上義博・前衆院議員の民主党入りを念頭に、「最近の小沢民主党は改革競争を放棄した。建設的な責任野党の姿勢が全く見られない」と批判した。
(2006年8月2日0時14分 読売新聞)
面白いのは、一見、朝日が野党の立場に立って書かれており、民主党を持ち上げているのに対し、読売は与党の立場で武部ブタの言葉を通して民主党を批判しているように読めることだ。ただ、青木氏の発言で読売には「ほとんどの法案が廃案になり」という言葉が入っているのに対し、朝日の方には入っていない。つまり、来年の参院選で政権交代を実現すれば、改悪された法案は全て廃案になるということを読者に伝えている。
そういえば、昨日紹介した2ちゃんねるのスレのタイトルになっていた「【ゲンダイ】安倍晋三官房長官は言っていることが支離滅裂と日刊ゲンダイが揶揄 」の記事をコピペするのを忘れていた。
安倍が「A級合祀不快メモ」に反発する理由【2006年7月25日掲載】
そして、他にも安倍の支離滅裂さを指摘したゲンダイ・ネットの記事をブログ乞食さんから教えていただいた。
本当にわかってるの?安部長官の迷答弁に失笑【2006年7月29日掲載】
「なにがイノベーションだよ」「本当に意味が分かってんのか」――。総裁候補を招いて、きのう(28日)開催された「自民党東京ブロック大会」。安倍官房長官のあまりにお粗末な発言には、さすがに失笑が漏れていた。
司会の石原伸晃から「人口が減少するが、この国はどうしたらいいか」と問われた安倍長官。「キーワードは2つある」ともったいぶった後、「イノベーションとオープンだ」と続けた。
「本人はイノベーションで生産性を高め、人口が増えているアジアに対してオープンになれば人口減少は克服できると言いたかったようです。しかし、イノベーションもオープンも誰かの受け売りなのはミエミエ。とても理解して使っているようには見えなかった。なにより何を言いたいのか、聴衆の心に響かない。『格差社会ではなく地域社会が支えあう国を目指す』と主張した谷垣大臣や、『世界第2の経済大国なのに豊かさを実感できていない』と答えた麻生大臣の方がよほど説得力がありました」(自民党事情通)
そもそも「オープン」を主張しながら、「靖国神社に参拝するからといって首脳会談をしない姿勢がよいのか」とアジア諸国にケンカを売っているのだから、どういうつもりなのか。
「再チャレンジ支援策」に取り組んでいる安倍長官は28日、児童養護施設を訪ねて「困難を抱える子がチャンスを持てる社会を」と悦に入っていたが、「再チャレンジ支援」が養護施設訪問なんて、発想が安直すぎる。こんな男が次期首相で本当にいいのか。
最近出版された安倍の恥書「美しい国へ」もきっとゴーストライターに書いてもらったんだろうけど、低脳丸出しで読む価値もないともっぱらの評判だ。自民党総裁に立候補するにも総裁になったら何をしたいのかという政策もはっきりと打ち出していないし、靖国参拝にしたっていまだに正当性を訴えているそうじゃないか。
安倍晋三に少しでも良心のかけらがあったら、今からでも遅くない。総裁選に出馬するのはやめて欲しい。自民党を飽食じゃなくて、崩壊に導いてくれるのはいいけど、たった一年の間に日本列島を米軍基地化されたり、米国に命令されるがままに第2の731部隊なんか作られたらたまらないからね。それに、統一の壷じゃなくて、総理の器じゃないということはもう自分でもわかっているだろうに!
追記:
ブログ乞食さんから面白いコメントをいただいた。
こういうネタは飯島・小泉首相秘書官の得意分野じゃなかったか。
盛上がらない総裁選のお囃子の一つだろうが、ひょっとしたら小池自身による安倍内閣での大臣留任要求キャンペーンを兼ねているかも。(笑)昨年暮れの内閣改造で外相になれなくて相当ご不満だったの噂もあるし。
今年の春先、『 東京発 日本ファッション・ウィーク 』PRの一環として官邸でミニ・ファッションショー開催、「ファッションに関心を持たないと総裁になれないぞ ?!」と小泉が安倍に囁いたが、夏に他の総裁候補ともどもクールビズ・ファッションショーに安倍を引っ張り出した小池のことだから、やりかねないと思うネ。(笑)
もしかして、安倍政権の下では小池が外務大臣か?まさかねぇ・・・。