2006.07.30 (Sun)
放送免許剥奪はTBSよりNHKが先だ!
先日7月21日放送のTBS「イブニングファイブ」において、戦時中の細菌戦部隊とされる731部隊に関する特集コーナー冒頭にて、同部隊とは無関係の安倍晋三官房長官の写真パネルが約3秒間放映され、 このような意図的でなければ起き得ないような事態をTBS社長が意図的ではなく偶然の産物であるかのように強弁するに及び、私達国民はTBSの自浄能力に期待することはもはや不可能であると判断するに至りました。また、実質的な国家指導者を決める場である自民党総裁選挙の有力候補である安倍氏に関するこのような悪質な情報操作にまで至った今となっては、TBSの自浄能力のみではもはや放送法の信頼性回復は不可能であり、これらの理由を総合的に判断して、私達国民は、総務省によるTBSに対する厳重な行政処分が必要であると判断いたしました。
よって、私達国民は、国民の「真実を知る権利」保護のために、また放送法の信頼性回復のために、TBSに上記したような厳正な処分が下され、他の報道機関への強い警告が発されることを希望するものです。逆に、今回再びTBSに対して厳正な処分が下されないならば、放送法は空文化し、他の報道機関もTBSに追随し、その結果、国民の「真実を知る権利」が著しく毀損されるのは必至であり、私達国民はそれを深く憂慮するものであります。
TBSによる過去のオウム事件トラブルの真相などは知らないが、先日のヘンリー・ハイドの発言は以前このブログにも書いたとおり、全くの捏造とはいいきれないし、今回の731部隊の番組の件にしても、「同部隊とは無関係の安倍晋三官房長官の写真パネルが約3秒間放映され」と書いてあるが、先日のブログにも書いたとおり、全く関係がないわけでもないのだ。
そして、国民の「真実を知る権利」保護のために放送免許剥奪するべきとはなんともちんぷんかんぷんなことを言っているではないか。ヘンリー・ハイドの発言も、今回の安倍氏の写真が731部隊の番組に写った件も、TBSは国民に真実を知らせるためにやったことであり、こんな署名運動こそ、国民を真実から目をそらす目的でやっているに違いない。
もしこれが本当に「報道の在り方を考えるインターネット有志の会」によってつくられたのであったら、TBSの放送免許剥奪の署名運動をする前に、国民から放送料を取っているにもかかわらず、北朝鮮のテポドンミサイル報道で米国の軍需産業の発展を支える三馬鹿トリオに協力し、朝の連続ドラマを中止してまで国民を不安に貶めたNHKこそ先に責任を問われるべきではないのか。
こういった署名運動を始める前に、もし、日本の歴史を国民が何の疑いも持たないまま、つまり、軍国主義を美化したまま受け入れ、安倍が総理になって憲法が改悪され、日本が戦争できる国になったら、誰が一番痛い思いをするのかをよく考えてからやって欲しい。安倍を熱烈に支持しているこの署名運動を始めた人や署名した人が真っ先に戦争に駆り出されることになったら、どうするのだろう。
政府の圧力があるため、直接ではなくサブリミナル効果(感知されないほど短い映像で視聴者の潜在意識に訴えかける映像手法)でさりげなく国民に真実を伝えようとしているTBSよりも、政府の圧力によって情報をコントロールされ、ただの実験だと承知していたのに、テポドンが日本に向けて発射されるかもしれないという偽りの放送をしたNHKの方がよほど国民の「真実を知る権利」を著しく毀損しているのがわからないのだろうか。一番問題なのは放送局に圧力を与え、発言の自由を奪っている政府であり、放送局ではないのだが・・・。とにかく、ここまできたらTBSは731部隊に関する番組に安倍の写真が写ったのは偶然であったということはありえないのであり、安倍晋三(岸信介)と731部隊の関係を徹底的に調べて国民に伝えて欲しい。それが国民の信用を回復できる唯一の方法だろう。
『ぬぬぬ?』のインターセプターさんが面白い記事を書かれていた。
ヨーダ宮沢が言っていた
「日本がずっと敗戦総括ができないのは、戦争責任者の"生き残り"が政府の要職を占めていたため」
暗に岸信介を含む戦後自民党のセンパイ方を指している
「A級戦犯? 裁かれなかった方に問題あるんでは?」
アメリカの戦争責任(原爆投下など)のことを言われたものとされるが、実はそのアメリカと裏取引した連中のことか?
安倍晋三の"過剰反応"は「見えないものを見せてくれた」かもしれない
"安晋会"の国会追及で見せた"おきつねさま降臨"だ
世界は変わり、アメリカ経済は衰退の一途をたどっているというのに、日本はいまだにアメリカを世界一の経済国として追従している。又、アメリカを崇拝している戦犯の生き残りの子孫が政府の要職を占めている。この現実を変えない限り、日本はアメリカに恩がある戦犯の子孫たちによってアメリカの隷属国家と化してしまうだろう。お互いに利用し合うのはいいが、国家の損失につながるのでアメリカに利用されるだけになってはならない。
日本は過去の過ちを美化するのではなく、素直に反省し、新しく出直すべきだ。戦犯の子孫が政府要職を務めているうちは、この迷路から抜け出すのは難しいだろう。まずは戦犯の子孫が支配する今の日本政府を解体し、政権を交代させて、新しい政府を作ることがこれからの日本国家を繁栄させる道だ。
国民はテレビで安倍が農家に行って長靴をはいて農作業をする姿を見て、好感を持つかもしれないが、これは単なるパフォーマンスであり、騙されてはいけない。都会と田舎の格差をなくそうなんて口では言っているが、アメリカのために米軍再編や軍備拡張に何兆円もの国家予算をかけて、どこにそんな予算が残っているというのか!
まさに安倍壷三は羊の皮を被ったオオカミである。