2012.05.27 (Sun)
河本準一の母親が生活保護を受給したのは当然の権利
カナダでは、家族といえども、母親と息子は全く別の個人なので、息子が芸能人で多くの収入があっても、母親が生活保護を受給していても問題ないという考えの人が多い。河本の母親は、働きたくても病気で働けないということで、生活保護を受けていたという。
日本では子が親を養うのは当然であり、国に養わせるべきではないという考えが今後の高齢化社会においてエスカレートした場合、高齢者への年金も、子の収入が高ければ、極端に減額されても文句を言えなくなるだろう。又、自分の親を養うのが負担となって、最悪の場合、自分の親を殺害する事件なども増えてくるだろう。親子といっても、親と子供は扶養家族として登録していない限り、全く別の個人とみなされるべきだ。
世の中には、働きたくても健康を害して働けない人がたくさんいる。読者の皆様の中にも、今は健康で働いていても、明日突然、深刻な病気にかかって働けなくなってしまう可能性があるということを忘れないで欲しい。特に、放射能汚染されている今の日本では、今後、急病どころか、突然死してしまう人が増えるのではないだろうか。
日本の生活保護の審査は厳しいものがあり、それを通過するにはかなりの時間がかかるという。生活保護は、病気や精神疾患などで働けない人にも最低限の生活を保障するためのセイフティ・ネットであり、河本の母が生活保護を受給していたのは、日本人として当然の権利だったと思う。
河本の問題をわざわざ国会で取り上げた自民党の片山さつき議員は、自分がカネに困った経験をしたことがないせいか、弱者の痛みが全くわかっていない。このような議員が国民のためになるようなことをするとは到底思えない。河本氏の謝罪会見を見て悦に入り、「『追及を弱めるな』という反響が多く来ているので、自民党として、法改正や執行体制の強化に向けた提言を打ち出していきたい」と溝に落ちた犬を叩くような発言をしている。芸能人としての立場での謝罪会見だったのだろうが、河本は謝罪する必要などなかったのだ。
こんなときに、河本バッシングの波に乗って、政府はセイフティ・ネット機能の弱体化を謀っている。小宮山洋子厚生労働相は25日、保護費を減らす方向で検討する考えを示唆した。野田政権が進めている「社会保障と税の一体改革」とは名ばかりで、実際は、消費増税と共に、社会保障を切り捨てるトンデモ改悪法案なのだ。
これがきっかけとなって、生活保護を受ける基準がよりいっそう厳しくなってしまうというのは、日本では、国民の生活が、憲法が保障する「最低限度の生活」もままならない事態へと急転直下してしまうということになる。そんなことにならないよう、国民はしっかりと目を見開いて、野田政権が実行しようとしている「社会保障と税のトンデモ改悪」を監視しなければならない。
河本準一が母親の生活保護について謝罪会見
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2012.03.19 (Mon)
ジョージ・クルーニーがスーダン大使館前で抗議活動中に身柄を拘束される
それにしても、今はなんでもプラスチック化しているけど、手錠までプラスチック化しているとは、驚いた。日本では、まだ昔のままの金属製の手錠なんだろうけど・・・・。
Uploaded by afpbbnews on Mar 18, 2012
米俳優ジョージ・クルーニー(George Clooney)さんが16日、米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)のスーダン大使館前で抗議活動中に身柄を一時拘束された。クルーニーさんは他の参加者とともに、スーダンでの人権問題についての抗議活動を行っていた。(c)AFP
詳細記事はこちら http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2865864/8657946
【3月17日 AFP】米俳優ジョージ・クルーニー(George Clooney)さんが16日、米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)のスーダン大使館前で抗議活動中に身柄を一時拘束された。クルーニーさんは他の参加者とともに、スーダンでの人権問題についての抗議活動を行っていた。
大勢の取材陣のカメラが取り囲む中、父親でジャーナリストのニック・クルーニーさん(Nick Clooney、78)を含む10数人のメンバーらを率いて抗議活動を行っていたクルーニーさんは、退去を命じる警官の3度にわたる警告を無視した。
その後警察はクルーニーさんと他の抗議活動参加者らにプラスチック製の手錠をかけ、警察車両へ誘導した。現場では何百人もの支持者らが「スーダンは食糧を武器に使うのをやめろ」と書かれたプラカードを掲げて取り囲み、スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領を非難するスローガンを叫んでいた。
クルーニーさんは3時間身柄を拘束された後、立ち入り禁止区域へ侵入した罰金として100ドル(約8300円)を支払い釈放された。
長らくスーダンの人権擁護活動を展開してきたクルーニーさんは数日前、ひそかにスーダンの南コルドファン(South Kordofan)州を訪れていた。支援団体らによると、同州では少なくとも25万人が深刻な食糧不足に陥っているという。
クルーニーさんは釈放後、記者団に対し「人災によって何万人もが亡くなる可能性が高い。これは飢饉ではなく、スーダン政府が引き起こす悲劇だ」と述べた。
拘置所での扱いは「非常に乱暴」だったとクルーニーさんは冗談を言い、自分の知名度で南コルドファン州に注目が集まることを期待すると語った。
同国では6週間後に雨季に突入し道路事情が悪化するため、支援物資の運搬が難しくなる。
身柄拘束の直前、クルーニーさんは集まった支持者らに「世界最悪の人道危機を招かないために、今すぐスーダンに支援物資を届けられるようにさせなければなりません」と訴えた。
クルーニーさんは、「2つ目の要求はごくシンプルなこと。スーダン政府は女性や子どもなど、罪のない自国民の無差別な殺害や強姦をやめるように。それと、国民を飢えさせないようにしろという事だけです」と語った。(c)AFP/Shaun Tandon
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