2009.06.17 (Wed)
第2回党首討論で、鳩山代表が西川社長の続投問題に迫る
スクリプトは、毎日新聞の党首討論速報を元に話を進めたい。その他、ブログやメディアから、この問題を的確に批判しているものを参考にしながら、意見を述べたい。
まず、鳩山代表が、日本郵政西川社長の続投問題について追及した毎日の「速報1」より。
党首討論:【詳細速報その1】鳩山代表、日本郵政社長人事で「総理は判断できない、ぶれる、間違える」
◇鳩山由紀夫・民主党代表
私は国民の代表として、政府の代表である総理に対して、議論いたしたいと思います。その中で民主党と自民党の政策の違いを明らかにしたいと思います。
まず最初に、この話をすることを、民主党の同僚議員からは止められているのですが、国民の最大の関心事に触れないわけにはいきません。日本郵政の西川社長の続投問題であります。
この件に関して、国民の総理に対する支持率がたいへん悪化した原因を作った。なぜならば、判断できない、判断がぶれる、判断を間違える、この三つについて、一国の総理大臣の重要な判断が変わったと国民に思われている。そして私から見れば、間違った方の首を切ったのではないでしょうか。国民のみなさまにとって、これでは総理の器としていかがなものかと思われるのは当然ではないでしょうか。反論があればうかがいます。
前回の党首討論では、麻生が「国民の最大の関心事は西松建設献金問題だ」と現実とずれたことを言って、国民の嘲笑をかったが、今回、鳩山氏が、「国民の最大の関心事が、日本郵政の西川社長の続投問題である」と言ったのは、正しい。
これに対する麻生の答弁は、次の通り。
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2009.06.13 (Sat)
鳩山前総務相辞任劇は麻生・ナベツネ・鳩山トリオが竹中・小泉コンビに負けた結果
『kimera25』がついに閉鎖されたそうだ。詳細は、新しいブログ『kimera99』に書かれている。
これって、今回の鳩山前総務相の辞任劇にそっくりだと思わない?麻生が竹中・小泉コンビに脅されて(笑)、国民の財産を私有化するために日本郵政の西川社長を続投させた。その代わり、正義のために日本郵政の悪事や、西川社長の辞任を訴えた鳩山前総務相が更迭。麻生は、鳩山氏に西川に謝罪させるから、見逃すように頼んだが、鳩山氏は自分の信念を貫いた。
一方、kimeraさんの場合は、「NPO法人日本パラリンピック支援機構」に脅されたgoo事務局が、kimeraさんがブログに「NPO法人日本パラリンピック支援機構」の不正を訴えただけで、ブログが削除されてしまった。kimeraさんはgooから、その記事だけを削除するように頼んだけど、kimeraさんは、間違ったことを書いたわけではないので、その記事を削除するつもりはないと申し出を固辞。
この2つの出来事が同じ時期に起こったことは、偶然だろうけど、正しい者が排除され、悪が蔓延る世の中でいいのかなと誰もが思う出来事だった。もし、これで「NPO法人日本パラリンピック支援機構」の非が認められたら、gooはどうするつもりなのだろうか。goo事務局もFC2もブログを閉鎖させたり、記事を削除する前にぜひ、森田健作の虚偽報告のときにも活躍してくださった『東京サバイバル情報 ☆一時避難せよ☆』の次の2つの記事を読んでもらいたい。
■エセボランティア団体を暴くと…2
盟友を辞任させた麻生政権は、いよいよ自民党の終わりを予期させるような混沌とした状態になってきた。時事通信には、麻生の認識の甘さが露呈だとか、リーダーシップの欠如などと麻生を批判する意見を載せている。
又、時事通信社が5~8日に実施した6月の世論調査によると、麻生内閣の支持率は前月比2.2ポイント減の24.1%で、3月から続いていた回復傾向がストップし、不支持率は同4.6ポイント増の56.6%となったばかりでなく、「首相にふさわしい政治家」でも、鳩山由紀夫民主党代表が34.6%となり、麻生太郎首相の23.9%を上回ったそうだ。
今回の鳩山前総務相辞任は、事実上の更迭と新聞には書かれているけれども、それは、鳩山氏を卑しめるために記者クラブで指示されて書かれているだけで、実際は、鳩山氏が煮え切らない麻生に辞任状をつきつけたというのが正しいだろう。
それにしても、ひどいと思ったのは、麻生が鳩山邦夫総務相の辞任について記者団に語ったところによると、下記のように述べたことだ。
「郵政会社は民間会社。株主が特殊とはいえ、その株主が人事権を使う、民間の事業に対して国が直接介入するのは努めて避けるべきだ。」
これが間違った認識であることは、かんぽの宿の売却問題のこれまでの経過を植草さんが、詳細にまとめてくださった下記のエントリーでこれが間違いであることを指摘されている。
テレ朝報道ステーションの救いようのない欺瞞
「日本郵政株式会社は現在、株式の100%を政府が出資する完全国有会社である。したがって、「民間会社」と称することは正しくない。株式の過半を民間が保有したときに、初めて「民間会社」の呼称を用いるべきだ。」
株式の100%を政府が出資しているのだから、人事権だって政府がするべきだろう。よくこんな惚けた男が首相を1年近くもやっていられるよね。今回も麻生の決断が遅すぎたせいで、麻生の背中から始まったかちかち山の火事が自民党全体に広がった状態だ。
社民党の保坂展人議員が、今回の「鳩山×西川バトル」を「かちかち山」の寓話に当てはめた下記のエントリーもなかなか面白い。
その裏には、竹中・小泉はもちろんのこと、こういった揉め事にはいつもしゃしゃり出てくる読売新聞グループ本社会長兼主筆の渡辺恒雄もからんでいたようだ。
読売の首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込めという記事によると、
麻生首相は当初、日本郵政の西川善文社長を交代させる意向だった。
(転載開始)
今年2月、首相官邸の執務室。首相は鳩山邦夫総務相と会い、日本郵政の6月の株主総会で西川社長を含む取締役を一新するよう指示した。「ポスト西川」の候補として、NTTの和田紀夫会長、生田正治・元日本郵政公社総裁、西室泰三・東京証券取引所会長らの名を記したリストも手渡し、水面下の調整をゆだねた。
首相の意を受けた鳩山氏は5月に入り、日本郵政の取締役人事を決める指名委員会の一部委員に「首相は西川氏を代えるつもりだ」と伝え、「西川辞任」に向けた多数派工作を始めた。
しかし、直後から巻き返しにあう。
指名委員会は、委員長を務める牛尾治朗・ウシオ電機会長を始め、郵政民営化など、小泉元首相が進めた構造改革に積極的な財界人が名を連ねる。そうした委員を通じて鳩山氏の動きを察知したのは、構造改革の旗振り役だった竹中平蔵・元総務相だった。
竹中氏は小泉氏に相談した。小泉氏は2005年、竹中氏を通じて西川氏と知り合い、社長就任を要請した経緯がある。すぐに指名委の委員を「西川続投」で説得して回り、首相や鳩山氏の動きを封じ込めた。
結局、指名委は5月18日、西川氏を続投させる方針を決めた。
(2009年6月13日01時49分 読売新聞)
(転載終了)
さらに、毎日新聞、鳩山総務相更迭:西川氏謝罪で続投案 最後の妥協策決裂によると、最初は麻生が鳩山氏に指示した西川交代だが、終盤戦では麻生はすっかり小泉、竹中のいいなりとなり、鳩山氏との交渉は、周りに任せていたという無責任な姿が浮かぶ。
さらに、鳩山氏がナベツネと都内で密会し、鳩山氏は5月27日には、鳩山氏と懇意なナベツネから、西川氏の後任は、西室泰三東京証券取引所会長でめどがついたとの連絡を受け、西川氏の交代に自信を示していたらしい。
こういった経過から、竹中、小泉に顔をつぶされたとなったナベツネが読売新聞で、裏切り者の麻生をバッシングするのは理解できよう。
自民、内閣支持率低下の懸念広がる…「麻生降ろし」再燃も(読売 6月12日)
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2009.06.12 (Fri)
速報:鳩山総務相辞任へ
<鳩山総務相>辞任へ 首相の「西川社長続投」決断受け
(毎日新聞6月12日)
麻生太郎首相は12日、日本郵政の西川善文社長の続投を認める意向を固めた。同日午前、続投に反対する鳩山邦夫総務相を首相官邸に呼んで協議したが、鳩山氏は姿勢を変えず、首相官邸を出る際、記者団に「私は自分の信念を全部申し上げた。(首相からは)いろいろ話があったとしか言えない」と語った。同日午後、再協議するが、首相は更迭も辞さない考えで、鳩山氏は辞任する意向を周辺に伝えた。
首相にとって鳩山氏は自民党総裁選で3回にわたって支援を受けた盟友で、更迭することになれば政権への打撃は必至。次期衆院選が近づく中、政府・与党内では西川氏の進退問題を巡る混乱の長期化に批判が強まっており、事態収拾に動くのが遅れたことで首相の指導力不足を露呈する形になっている。
西川氏の進退を巡っては鳩山氏が「かんぽの宿」の売却問題で不透明な入札があったとして業務改善報告書の提出を日本郵政に求めた。報告書は11日までに提出されたが、鳩山氏は「責任の所在が不明確で内容も不十分」と報告書を認めない姿勢を示していた。
首相は鳩山氏との会談で翻意を促した模様だが、鳩山氏は会談前、首相が続投を認めた場合の対応について「罷免や辞任は十二分にあり得る」と述べており、続投に反対する姿勢は変えていない。そのため首相は「いたずらに混乱を広げ、行政機関の長としてふさわしくない」との理由で鳩山氏更迭を検討。その場合は西川氏の経営責任も明確化するため、後任総務相に西川氏への何らかの処分を求めることも検討している。
西川氏の続投に反対する鳩山氏に対しては、西川氏の社長就任に尽力した小泉純一郎元首相や自民党の中川秀直元幹事長、菅義偉選対副委員長らが反発し、西川氏の続投を求めていた。
やっぱり、麻生は、小泉には逆らえないとは思っていたけど、それで、盟友を捨てるとはね。あれだけ国民の財産を食いものにしてきた日本郵政の社長をそのまま続投させるとは、どんな神経してるんだろうね。よくもここまで国民をがっかりさせることばかりできるよ。
麻生が西川社長の続投を容認した場合、野党から参院で首相問責決議案を提出する案もでていることから、まあ、逆に考えれば、これは民主党にとって、早期解散、支持率アップで有利かもね。

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考えは多種多様、でも、政権交代を目指す心意気は一つ
のブログリストをとらちゃんが作ってくださいました。
【政権交代】を目指すブログリスト
2009.05.30 (Sat)
新型インフルエンザ狂騒曲は続くよどこまでも
ちょっと遅くなっちゃったけど、とらちゃんが、木村盛世氏が新型インフルエンザを利用して、麻生内閣が空港検疫と称して、政治的パフォーマンスをしたことを国会の参考人として、全てぶちまけてくれたという情報を伝えてくれた。
『晴天とら日和』 「空港検疫は政治的パフォーマンス」:参議院予算委員会参考人の木村盛世検疫官が勇気有る批判。
驚くことに、『ロハスメディカル』によると、5月25日の参議院予算委員会で、現政権に都合の悪い参考人を隠すという愚行が平然と行われた。新型インフルエンザ対策を検証するために委員が政府参考人として出席を求めた厚生労働省職員で国立感染症研究所主任研究官の森兼啓太氏と羽田空港の現役検疫官で厚生労働省医系技官の木村盛世氏について、招致を認めるか否かで理事会が紛糾したため開始時間が1時間も遅れた末に、結局、その日は、2人の参考人招致は認められなかった。このことは、木村盛世オフィシャルWEBサイトにも書かれている。
臭いものには蓋をする隠ぺい気質
[ 新型インフルエンザ ]
本日参議院の予算委員会に政府参考人としてよばれました。鈴木寛民主党参議院議員の「新型インフルエンザ対策」についての質問に答えるためです。
国会議員から出席を求められた場合それに対して応じるのが国家公務員の職務です。ところが、こともあろうに厚労省健康局長はこの案件を握りつぶしたのです。
鈴木寛氏の質問は「厚労省は検疫オンリーでやっているが現場の検疫官からは異論が出ている。これに対して省内での議論はいかにされているか?」といった、新型インフルエンザ対策の根幹に関わるものでした。
もし厚労省が私の言っていることに対して反論するならば、科学的根拠に基づき正々堂々とすべきだと思います。
今日の厚労省幹部の対応は「自分たちが間違っていると言われたくない」ための逃げと言われても仕方ないものです。
彼らたちの大切なのは自分の進退であり国民の安全ではないのです。
ロハス・メディカル
http://lohasmedical.jp/news/2009/05/25145547.php
朝日新聞社 asahi.com
http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY200905250417.html
2009年5月25日
文末の「彼らたちの大切なのは自分の進退であり国民の安全ではないのです。」という言葉がとても印象的だが、これは日本国民だったら、ほとんどが気づいていることだろうと思う。
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木村盛世 |
国立感染症研究所 |
森兼啓太 |
新型インフルエンザ |
水際対策 |
鈴木寛 |
参議院予算委員会 |
厚労省健康局長 |
民主党 |
2009.05.29 (Fri)
首相が「罪を犯す意思がない行為でも逮捕される」と公言する国 by郷原信郎氏
(転載ここから)
首相が「罪を犯す意思がない行為でも逮捕される」と公言する国
名城大学教授・弁護士 郷原信郎
5月27日の党首討論の中で、麻生首相の口から耳を疑うような言葉が発せられた。「本人が正しいと思ったことであっても、少なくとも間違った場合は逮捕される」
鳩山民主党代表が、企業団体献金の廃止の問題に言及したのに対して、麻生首相は、小沢前代表の秘書の事件とそれに関する説明責任の問題を持ち出した。そして、鳩山代表が、「小沢前代表は第三者委員会の場で説明責任を果たした」と述べた上で、企業団体献金を廃止すべきとする理由について、「正しいことをやっていた、全部オープンにしていた。でもそのことによっても逮捕されてしまった。ならばその元をたたなければいけない」と述べたことに対して、麻生首相は、次のように発言した。
(転載ここまで)
上の動画の3分38秒あたりから麻生の問題発言が始まる。
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刑法38条1項 |
2009.05.28 (Thu)
党首討論:これで決まった!ボンクラ首相の「ご臨終」 (YouTube動画あり)
それにしても、去年の年末にはおさらばしていたはずの麻生のような愚図が、いまだに日本の首相の座に居座っているという危険事態は早く切り抜けなければならない。
全て官僚任せの麻生太郎と霞ヶ関改革を目指す鳩山由紀夫民主党代表との初めての党首討論が27日に行われた。YouTubeにアップされていたので、見てみたが、鳩山代表がせっかく議論を麻生に投げかけても、麻生はすでに用意された答弁のみを繰り返し、全く議論がかみ合わなかった。ヤジがうるさくて、まるでプロレスとかボクシングの試合を見ているようだった。議員なのに下品なヤジを飛ばしている人々は少し反省して欲しい。
討論の中で、鳩山代表も言っていたけど、麻生の場合、もともと衆院解散させるために首相になったので、首相としての展望も夢もないままに、ただ官僚まかせの政治を一貫して行っている。自分は何もしなくても、全て官僚がしてくれるから、そのご褒美ということかどうか知らないけれども、補正予算はほとんど官僚のための予算となってしまった。国民をないがしろにした官僚まかせの政治のつけが来た形だ。このまま自民党が政権を続ければ、次にくるのは大増税だろう。官僚天国、国民地獄の日本。
植草さんもすでにご自身のブログ、植草一秀の『知られざる真実』で党首討論の感想を下記のように述べられていらっしゃるが、全くその通りだと思う。
ビジョン明示の鳩山発言が共感を呼ぶ党首討論
鳩山氏が民主党を中心とする野党による政権交代実現によって目指す社会、政治の展望を示し、首相の見解を質したのに対し、麻生首相は明確なビジョンを示さず、西松事件をネタにした迫力のない民主党攻撃に終始した印象が強い。
多分、麻生は、5月13日に行われる予定だった小沢代表との討論のために官僚が準備した原稿をそのまま今回の鳩山代表との討論に使うという手抜きをしたので、すでに国民の関心がそれている西松建設の献金問題をいまだに論じているという間抜けなことをやってしまったのだろう。
麻生は漫画しか読まないから、ネットで自民党や検察批判が強まっていることなど全く知らないようだ。この問題を論じれば論じるほど、漆間官房副長官が言った「捜査は自民党には及ばない」という言葉が正しかったことが証明され、自公政権と検察の癒着ぶりが明らかになるだけなのに。鳩山代表の「自民党議員にはなぜ捜査が及ばなかったのか」という質問は全く無視で、それこそ、麻生がKY総理の名をほしいままにしているのを見せ付けられた討論だった。
2009.05.25 (Mon)
麻生太郎が総理杯渡し忘れ寸前(YouTube動画あり)
それに比べて、アホウを首相にしたままの自公政権はこの衆院選を闘えるのか、こっちが心配になってきちゃうくらいアブナイ・シスターズじゃなくて、アブナイ・ポリティカル・パーティーズ。
いつも、丁寧なコメントくださる読者の方が、又、麻生が夏場所で、恥名的な(笑)失態を演じたことを教えてくださった。5月24日に麻生太郎首相が、東京・両国国技館で大相撲夏場所を観戦したのはいいが、表彰式で初優勝した大関日馬富士に内閣総理大臣杯を渡し忘れるところだったとか。
麻生は今年の1月にも優勝力士に総理杯を手渡す時に「内閣総理大臣杯」と読み上げるところを「杯」の字を抜かしたため、力士に向かって「内閣総理大臣」と呼びかけたように聞こえてしまった。
今回はさすがに「杯」を読み飛ばすことはなかったが、「杯」を渡し忘れるところだったという情けなさ。日本の長い歴史の中でも前代未聞のチン事に会場はざわめいた。
下の動画はかなりブレているけれども、6分くらいから麻生が表彰状を読み始めて、読み終わった後に、総理杯を渡し忘れて去ろうとするところが見られる。
あれかね。今回は、表彰状を正しく読むのに異常に緊張しちゃったんで、それが終わったとたんに気が抜けて、総理杯を私忘れてしまったのかな。人には誰でも間違いはあるけど、あまりにもこっけいな間違いを繰り返すんで、あきれきっちゃうよね。
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2009.05.15 (Fri)
麻生が一転して鴻池祥肇前官房副長官の任命責任を認める

昨日までは、健康問題まで任命責任になるわけねえだろと、不倫スキャンダルで辞任した鴻池祥肇前官房副長官の任命責任を否定していた麻生が、一転して任命責任を認めた。いくらなんでも、不倫旅行でJRパスを使ったことを本人が認めていて、辞任したのも不倫旅行が原因だってのに、それを「健康問題」での辞任だから、ボクチンに任命責任はないで済まされるわけがない。相変わらず、ブレまくり嘘つき大魔王だけある。
友達がわざわざスキャンしてこの週刊新潮の記事を送ってくださったので、そこから一部転載したい。クリックすると拡大される。

「いや、男女の仲いうのは難しいもんですよ。もうこれ以上はあかんあかん思てても、情が深くなってくるとズルズルとね。毅然としなきゃいかんかったんですよ。結果的に多大な迷惑かけてしもて、世間様に申し訳ないことを・・・・」
(中略)
「もうほんまに懲りました。ちょっと自由人すぎたですね。ボク自身。役職を追い求めたり権力にしがみつくのは好きやない。麻生さんから官房副長官やれ言われた時も、すぐ解散すると思てたくらいやし。(前回は)麻生さんからは何も言われてません。まあ、自分だっていっぱいしてるんやし。官房長官にはね、もう私、罷免してくれまっかて言うたんです。そしたら、そういうことは却っていかんと言われまして。ただ、今回はどうなるか・・・・」
この記事全文を読むと、鴻池氏は政治家にしては、正直すぎるのではないかと心配してしまうほど全てを話している。少し前にも、政府が北朝鮮のミサイルについて神経とがらせているフリをしていたときに、単なる人工衛星であることを知っていたのかどうか知らないけれども、1人で「そっち行ったらファーって感じ」などとジョークを言っているし、そんな点でも、あまりにも正直すぎて憎めないのである。
そんな正直すぎる人が、この週刊誌のインタビューで言ったことでとても気になったのは、上の赤字の部分だ。「麻生さんからは何も言われてません。まあ、自分だっていっぱいしてるんやし。」
これは、長年に渡るお友達の言葉だけに真実であろう。「いっぱいしてる」とは、もちろん、「不倫を」という意味だろう。まさか、官邸で「ボコボコ」じゃなくて「パコパコ」ということはさすがにないだろうが、麻生がなかなか官邸に引っ越したがらなかったのは、ひょっとしてそんな理由があったのかもしれないなぁなどと勘ぐってしまう。いやはや、こういったプライベートなことまで週刊誌にばらされるとは、「持つべきものは友」(笑)というか、「類は友を呼ぶ」というか・・・・。やっぱり、自分でやっていると他人にも寛容になっちゃうんだろうねぇ。
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2009.05.13 (Wed)
鴻池祥肇が不倫スキャンダルで辞任

それなのに、辞表の表向きは、健康上の理由で辞任するとの内容で、鴻池元官房副長官は東京都内の病院に入院したという。病名は、不倫が止まらない不倫病だろうか。今思えば、健康上の理由で総理の座を投げ出し、入院した安倍晋三は、本当に病気だったのだろうか。あの頃は、週刊誌やマスコミで、安倍晋三の重病説が流れたが、今はその重病もなんのその。ピンピンしている。
「お盛んですことぉ。」という言葉がぴったりの鴻池元官房副長官は、今年の1月15日発売の週刊新潮にも、鴻池官房副長官の「議員宿舎」に泊まる超一流企業の「美人妻」と題した写真付きの記事が報じられたのは、記憶に新しいだろう。しかし、この時は、鳩山由紀夫氏らから辞任を迫られたにもかかわらず、ボスの河村建夫官房長官に首相官邸に呼び出されてお説教されただけで、辞任には至らなかった。

そして、5月13日発売の週刊新潮に4月28日から30日のGWに、JR無料パスを不倫相手との熱海温泉旅行に使ったという今回の報道に至る。ちなみにJR無料パスは、国会議員全員に与えられるもので、使用範囲は、国会議員の公務用に限られるとの事。
公私混同も甚だしい。最初に不倫が問題になったときに辞任させないから、調子に乗って同じ事を繰り返したのだろう。麻生の任命責任が大きく問われる問題だ。
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2009.04.11 (Sat)
E (イイ思いをするのは) T (トヨタと) C (キヤノン)のフジオちゃん
なるほど!「国交省の天下り受け皿法人一覧」を見ると、「ETC」政策によって得られた利益がうまくトヨタの張富士夫会長とキャノンの御手洗冨士夫会長の「2人のフジオちゃん」に流れるようになっているなってわかるね。あまりにもあからさまに道路利権が裏でつるんだ日本の官僚と大企業幹部に流れているのが見えてうんざりしちゃう。
この道路利権はまた、植草さんが2007年の政党献金を自民と民主で比較してブログに記して下さっているが、経団連から自民党へは、年間29億1000万円も献金されている一方、民主党への献金は、たったの8000万円のみ。
植草一秀の『知られざる真実』「民主党企業献金全面禁止方針に自民動揺」より
自民:総額224億円
民主:総額 40億円
企業献金と個人献金の内訳は、
自民:企業168億円、個人56億円
民主:企業 18億円、個人22億円
経団連加盟企業の経団連を通じる企業献金は、
自民:29億1000万円
民主:8000万円
(注.赤字は、当ブログによる)
こうしてみても、自民党と民主党がいかに企業からたくさんの献金を受けているかが伺えるけど、特に企業から自民党への献金額は民主党への献金額に比べて一桁も二桁も飛び抜けている。道路利権の流れを見てもわかる通り、企業献金をもらっているからといって、その企業の利益を目指すために、国民から要らぬ税金を搾取する今の自民党のやり方は決して許せるものではないと思う。企業献金を禁止するべき理由について植草さんが前述のエントリーでとても貴重なご意見を述べられている。
現在の自民党政治が国民に苛酷で企業を優遇するのは、自民党の政策が巨大な資金を提供する企業の方向に向いているからだ。「市場原理主義」の人に優しくない経済政策は、企業優遇=「資本の論理」に基づく政策運営スタンスに立脚している。
経済力に関わりなく、投票権は平等に一人一票付与されている。人間の尊厳、人間の価値は経済力と直結しない。政治においては、すべての個人が対等の立場に置かれる。平等で尊厳のある個人の意志を尊重する政治を実現するには、経済力の格差にモノを言わせる企業献金を禁止することが適正であるだろう。
企業献金を禁止することで、政治が「企業の利益を目指す」状況から、「国民の利益を目指す」方向に転換することが誘導される。また、金を目的に政治家稼業を目指す金権政治家も減少することが期待される。
天下りのための道路局やトヨタやキャノンなどそのグループ企業から莫大な献金をもらっている自公政権が道路利権を貪るこれらの企業を潤すために、本来は不必要なETCの設置料金などを国民から搾取するというのもあまりにも国民を馬鹿にし過ぎている。
例えば、カナダでは、ほとんどの高速道路は無料だが、新しく建設された道路は元がとれるまで有料となる。有料道路の料金は、その道路の入り口と出口に設置されたカメラが車のナンバーを撮影し、後ほど郵送で請求書が自宅に送られてくるという画期的なシステムを使っている。支払いは、郵送でチェックを送ったり、ネットでクレジットカードを使ってもできる。だから、国民は、ETCなどの機械を購入したり、設置料を払う必要など全くないのだ(通勤などで毎日有料道路を使う人には、割引のため、トランスポンダーという機械をレンタルすることもできる)。おまけに、カメラがどこにあるのかわからないほどで、有料高速道路の入り口は他の道路と同じように幅広く、スピードを落とす必要も全くないため、渋滞なく、スムーズに進むことができる。又、有料道路の料金も日本に比べたら嘘のように安い。
だから、ハイテク国家と言われている日本がこのように1980年代にベルギーで開発されたETCという機械をわざと使って国民から不必要な料金を搾取しているのを見るのはとても許せないものがある。又、森永卓郎氏の下記の記事を読むと、自民党が平日の高速道路料金を複雑にした裏には、ETCを普及させ、なんとか政権交代を阻止しようという狙いがあるのではないかと推測されている。例え政権交代が実現しても、今のうちにETCを普及させておけば、民主党が高速道路を全て無料にしようとしても、せっかくETCを設置した国民から抵抗されるのではないかというのである。
『Safety Japan』第179回:複雑怪奇な平日の高速道路料金に隠された陰謀
経済アナリスト 森永 卓郎氏 2009年4月7日
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