2010.03.21 (Sun)
鯨肉違法提供の米高級すし店「ザ・ハンプ」が閉店
まずはこのレストラン、名前が「ザ・ハンプ」というところが、絶滅の危機のある「The humpback whale(ザトウクジラ)」からとったところからして、まずかったのではないかと思う。反捕鯨派に睨まれて当然である。
反捕鯨派の多い米国で、一度こういったニュースが流れると、そのレストランに足を運ぶ人はほとんどいなくなるだろう。だから、閉店して正解だと思う。
鯨肉違法提供の米高級すし店が閉店、「自らへの懲罰」
(ロイター 2010年 03月 21日 10:58 JST)
[ロサンゼルス 20日 ロイター] 米ロサンゼルス近郊のサンタモニカで鯨肉を違法に提供した高級すし店「ザ・ハンプ」が検察当局に訴追され、20日付で閉店することを明らかにした。閉店の理由については、「自らへの懲罰」と説明している。
報道によると、この問題を告発したのは、和歌山県太地町のイルカ漁をテーマにし、今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞した米映画「ザ・コーブ」の制作者ら。連邦当局と協力し、同店でひそかに撮影するなどして、絶滅危惧種に指定されているイワシクジラが提供されていたことを明らかにした。
米国では海洋哺乳類保護法により、鯨肉などの販売が禁じられており、検察当局は今月11日、同店のシェフを同法違反容疑で訴追していた。有罪になれば、最高で禁固1年と20万ドル(約1800万円)の罰金が科されるという。
同店はウェブサイトに掲載した声明で、閉店の決定について「裁判所による将来の罰金処分に加えて自らに科す懲罰」とし、違法行為について謝罪した。
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このように、米国では、鯨肉を販売する店のシェフが逮捕されるけど、日本では販売を目的に捕鯨船の船員が持ち帰った鯨肉を摘発したグリーンピース職員の方が逮捕されてしまった。米国ではありえない話だ。それも、なぜか調査が目的のはずなのに、必要以上に多くの鯨を殺し、その鯨肉が(闇?)市場に出回っているという不思議な国、ニッポン。
国内にいただけでは、海外でどんなに鯨を殺して食べることが嫌われているかわからないだろうけど、こういったニュースが入ってくることによって、海外と日本の捕鯨に対する考え方の違いを少しは理解できるのではないだろうか。
2010.03.16 (Tue)
捕鯨問題に関するコメントの扱いについて
特に、toripanさんからや紙風船さんからのコメントは何度も何度も同じコメントがきちんと投稿されており、それに返事ができない状態が続いている。toripanさんの意見は、捕鯨賛成の立場から、根拠のない資料を示し、読者の方を惑わそうとしているため、私がその反論のコメントを書こうとすると、内容の重複から表示されないようになっている。自分のブログなのに、自分の返事が表示されないなんてとっても不思議だ。
たとえば、toripanさんがリンクした鯨肉在庫のグラフだが、何を元にそのグラフが作られたのか全く示しておらず、信用できない。「鯨・イルカが捕殺時に感じる苦痛はアタリマエの苦痛♪」という音符付きのコメントは、あまりにも鯨やイルカの気持ちを無視した残酷な意見だと思う。少し前のシャチが鯨を襲うという話も、確かに自然界ではそういうこともありえるだろうが、年間1千頭を殺す日本の捕鯨船と比べると、その量が全く違うのではないか。toripanさんはシャチに殺される鯨が年間何頭いるのかを示さずに、シャチにどうせ殺されるのだから、捕鯨されてもしかたがないという意見を示した。資料がないのでなんともいえないが、シャチに殺される鯨の数は年間10頭にも満たないのではないか。
つまり、toripanさんの意見は、南京大虐殺はなかったとか、慰安婦はもともと娼婦だったとかいう2ちゃんねるのネトウヨが根拠なく信じている妄想と一緒で、全く説得力もなく、読むだけ時間の無駄というコメントばかりだ。
toripanさんは、鯨が哺乳動物で、年に1度それも1頭しか子供を産めないということを知っているのだろうか。だから、大量に虐殺された場合、絶滅の危機に瀕してしまうのである。それに比べて、家畜はもちろんその種類によって違うけれども、年に何度か出産するのであり、家畜だって殺されているのだから、鯨が殺されるのも当然という考えには、違和感を感じ得ない。
そういった誰が読んでもおかしいと思うような話をもっともらしく書きなぐり、コメントを表示しないと今度は、重複コメントは表示されないはずのこのブログの設定を違法に変えて、何度も同じコメントを送ってくるのは、ブログテロと呼んでもいいほど、迷惑過ぎる存在だ。そして、他人のブログのコメント欄で、相手に有無を言わせずに自分の意見だけを伝えようとするのは、あまりにも、無神経すぎるのではないか。
どのコメントを表示するかは、それぞれのブログの管理人が決めることであり、読者が決めることではない。toripanさんのコメントについては、多くの読者の方からの助言もあり、表示しないことにした。持論を展開するのは、自分のブログ内だけでお願いしたい。そんなわけで、ブログテロ認定をされたtoripanさんと紙風船さんは、アクセス禁止とする。
捕鯨に関しては、それぞれの人がそれぞれの意見を持っていると思う。私の場合は、動物愛護の立場から、動物の無駄な虐殺は一切認めたくないので、反捕鯨の立場を取っている。これで、魚のように、毎年卵から多くの稚魚が生まれ、人に喜ばれて食されているなら、漁もしかたがないと思う。でも、鯨の場合は、生まれる数も少ないし、鯨肉も人気がないのに、日本の捕鯨船が鯨禁猟区までのこのこ出かけていって、無駄に大量虐殺するのを見るのは耐えられないのだ。このままいけば、絶滅の危機に瀕する可能性もあるし、グリーンピースの職員が告発したように、特定の人が、ほんの一部の鯨肉の高級部位を手に入れるためだけに虐殺が繰り返されて、世界的な信用を失っているようなものだ。
toripanさんや紙風船さんが捕鯨に賛成なのは、きっとそれぞれ理由があるのだろう。例えば、鯨研や水産庁で働いていて、捕鯨が廃止されたら、職を失ってしまうため、ここまで必死で捕鯨を支持しているのかもしれない。それならそれで、わざわざ、このブログにコメントを残さずに、自分のブログや掲示板などで自分が信じる意見を述べればいいと思う。私はわざわざ他人のブログまで行って、捕鯨派の人に反論したりはしない。
最後にシーシェパードについては、日本では日本の立場から一方的な報道がされているため、誤解されている方が多いと思うけど、そのサイトに和訳のページができたので、紹介したい。少しでも誤解を解く鍵になればと思う。
2010.03.10 (Wed)
アカデミー賞:『ザ・コーヴ』が長編ドキュメンタリー賞を受賞
政治関連の記事を書かなくてはと思うのだけれども、それには、まずいろいろな記事や意見を読んで、その上、自分の意見を書かなくてはならないので、一つの記事を書くだけでも、私の場合はかなりの時間を要する。
そんなわけで、今日は、掃除疲れで眠いこともあり、アカデミー賞や捕鯨関連の気になったニュースの紹介でも。
昨日のアカデミー賞は、『タイタニック』(1997)などで有名なジェイムス・キャメロン監督の大人気3D映画『アバター』(Avatar)が賞を総なめするのではないかと思われていたけれども、ふたを開けてみると、史上で初めて女性に贈られた監督賞を含む6部門で賞を総なめしたのは、ジェイムス・キャメロン監督の元妻のキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』(Hurt Locker)だった。
確かに、『アバター』は世界初の3Dムービーとしてその画像の美しさに注目を集めたけれども、内容はオリジナリティーに乏しく、どちらかというと、子供向けのファンタジー、娯楽映画という評判もあった。それに比べると、『ハート・ロッカー』は、米陸軍のイラクでの爆弾処理班の活動を坦々と描いた映画であり、まさに今、米国が直面している派兵問題やイラク戦争の後遺症をテーマとしているだけあって、人々の共感を得るものがあったのだろう。又、ジェイムス・キャメロン監督の『タイタニック』は、すでに監督賞を含む11部門で受賞していることや、彼がカナダ人であり、キャスリン・ビグロー監督はアメリカ人であるという点も影響したのかもしれない。
又、和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』(The Cove)が長編ドキュメンタリー賞を受賞したことも忘れてはならない。この映画は、「イザベル・ルーカスがシー・シェパードのテレビCMに出演」というエントリーで紹介した動画が編集されたのだと思う。
さらに、『ザ・コーヴ』の製作スタッフが、カリフォルニア州のサンタモニカの高級レストランで絶滅危惧種のイワシクジラが使われている証拠をつかみ、レストランを告発したそうだ。まさか、絶滅危惧種のイワシクジラが調査捕鯨とは名ばかりの商業捕鯨で年間100頭も捕獲され、市場に販売されていたとは驚きのニュースだ。米国では海洋哺乳類保護法で、鯨などすべての海の哺乳類の所持や販売が禁止されているので、日本から輸出された可能性が高いようだ。
やはり、日本と欧米諸国との捕鯨に対する考え方に大きな違いがあるようだ。唯一の救いは、これまでは捕鯨派だった赤松農相が、日豪会談の結果を受けて、日本が実施している南極海での調査捕鯨の数を減らすべきと発言していることだ。今のままでは、日本は世界からますます孤立してしまうだろう。
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2010.02.28 (Sun)
沖縄のジュゴンと南極海のクジラを救うための署名プロジェクト

企画者: カメクジラネコ
提出先: 鳩山由紀夫内閣総理大臣、バラク・オバマ米国大統領
開始日: 2010年02月24日
日本の調査捕鯨を外圧だけで止めることはできません。
沖縄の米軍基地建設を日本の意向だけで止めることもできません。
海の野生動物を守るために、私たちは何をすべきでしょうか?
豊かな海の自然を、豊かなままに残したいと願うたくさんの人々がいます。
相手の心の「痛み」を理解し、よその自然に対する「責任」を自覚し、お互いに譲り合うべきときではないでしょうか?
美しい沖縄の海を犠牲にしなくても、極東アジアの平和は守れます。
かけがえのない南極の海にまで手を出さなくても、日本の伝統文化は守れます。
沖縄のジュゴンたちを救うために、世界の力を。
南極のクジラたちを守るために、日本からの声を。
署名プロジェクトの詳細は下記の通り。
2010.02.24 (Wed)
鯨肉「土産」の矛盾と調査捕鯨の不正隠ぺい
山道の狭い道だったので、一歩間違えたら崖の下に真っ逆さまに落ちていただろうけど、運よくその車は、かすり傷一つなく、手で合図しながら、すまなそうに目でわびながら、走り去っていった。こちらとしても、相手の車が故意にぶつかろうと思って向かってきたのではないことはわかっていたので、ぶつかりそうになった瞬間は怖い思いはしたけれども、しょうがないなという気持ちで許せた。
私の場合とは違って、一方が故意にぶつかってきたせいだろうと思うけど、このところ、どっちがぶつかってきたといってしょっちゅうもめているシーシェパードと日本の捕鯨船だが、オーストラリアを訪問した岡田外務大臣とオーストラリアのラッド首相やスミス外相と会談でもその内容は、捕鯨に関する事項に終始したそうだ。
オーストラリア側は、なんとか日本の捕鯨を廃止したい意向であり、国際捕鯨委員会(IWC)で解決できない場合は、国際司法裁判所への提訴も辞さない構えを示している。これに対して政権が変わっても、官僚にいまだに支配され続けている民主党の閣僚は、農水省に言われるがままに捕鯨の維持を主張し、日豪首脳の話し合いも平行線に終わっている。官僚に取り入られている上に外交下手な岡田外相が日豪関係を悪化させる可能性もある。
話は、少し変わるけど、あれからすでに1年以上もたって、すっかり記憶から遠のいていたグリーンピース・ジャパンの職員、佐藤潤一氏と鈴木徹氏が告発した鯨肉横領事件の初公判が2月15日にあったそうだ。
クジラ肉裁判初公判
「土産」の矛盾と調査捕鯨の不正隠ぺいが明るみに
【2月15日 青森】本日、青森地方裁判所でグリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹に対するクジラ肉裁判(注1)の初公判が開かれました。
本日のスケジュールは以下の通り――
罪状認否:グリーンピース・ジャパンの佐藤と鈴木のスピーチ、それぞれ5分間(注2)
検察官と弁護団の冒頭陳述
検察官と弁護側請求証拠の取り調べ
証人尋問(運送会社の責任者):被害者とされるクジラ肉入りダンボール箱の配送業者
証人尋問(共同船舶):「調査捕鯨」を実施している傭船会社のクジラ肉販売担当幹部
主任弁護人の海渡雄一弁護士は初公判を終えて、「クジラ肉横領の不正な慣行が浮き彫りになった。今日の証人は矛盾だらけであり、今後行う日新丸乗組員たちの尋問で、さらに横領の実態が明らかにされるだろう」と感想を述べました。また弁護団の日隅一雄弁護士は、「本日の尋問で共同船舶の幹部が、日新丸船上において乗組員らが自室に塩を持ち込み、私用のために塩蔵鯨肉を作っていることを認めた。さらに、どのくらいの量を各自が作っているのか監督するシステムもないという証言が得られたのは、クジラ肉横領を明らかにする大きな一歩となる」と語りました。
次回は、3月8日から11日まで4日間の連続開廷となります。3月8日は午後2時から開廷。
(注1)クジラ肉裁判:2008年グリーンピース・ジャパンの職員、佐藤潤一と鈴木徹が調査捕鯨におけるクジラ肉の横領疑惑を追及する中で、公的機関に告発するために横流しの証拠としてダンボール箱入りのクジラ肉を確保したことにより、同年7月11日に窃盗・建造物侵入罪で青森地裁に起訴された事件の裁判。
(注2)佐藤と鈴木の5分間スピーチはウェブでご覧いただけます。
佐藤潤一、鈴木徹のスピーチ
枝野行政刷新相が、行政刷新会議による事業仕分け第2弾に向けて、仕分け対象となる独立行政法人と公益法人の問題点を、ウェブ上で広く一般から募集するそうだ。意見の募集は、ウェブサイト「ハトミミ.com」で23日から1か月間行われるそうなので、ぜひ、(財)日本鯨類研究所を仕分け対象にして欲しい。
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2010.02.07 (Sun)
南極海で日本の「第3勇新丸」がシー・シェパードの「ボブ・バーカー号」に衝突 (YouTube衝突動画あり)
日本側の主張:
シー・シェパード抗議船、また日本船に接触
(読売新聞 - 02月06日 21:17)
水産庁は6日、南極海で同日午後1時頃、調査捕鯨船「第3勇新丸」と反捕鯨団体シー・シェパードの抗議船「ボブ・バーカー(BB)号」が接触したと発表した。
第3勇新丸の乗組員にけがはないという。同庁によると、BB号は同日未明から調査捕鯨船団に、レーザー光線を照射したり、酪酸入りの瓶を投げつけたりと妨害を行っていた。勇新丸は後方から接近してきたBB号を避けようとしたが、左船尾がBB号の右舷と接触。勇新丸の鉄製の手すりが折れ曲がったという。
◇
【シンガポール=岡崎哲】シー・シェパードのポール・ワトソン代表は6日、衛星電話で読売新聞に、「日本側が故意に体当たりして右舷に傷ができた」と主張した。
シー・シェパード側の主張:
Sea Shepherd News Saturday, February 06, 2010
Bob Barker Rammed by Illegal Whaler
12:09 p.m.フレマントル(オーストラリア時間)第3勇新丸は故意にシー・シェパードのボブ・バーカー号に激突した。船体を貫通し、作業員の命を危険にさらすことが目的である。衝突は、65度21の南側、67度58の東側、ダーンリー岬からおよそ180マイル離れたオーストラリアの南極海域で起こった。
ボブ・バーカー号は、衝突が起こったとき、捕鯨工船「日新丸」の斜路を積極的にふさいでいた。「第1勇新丸」、「第2勇新丸」、「第3勇新丸」、「第2昭南丸」の4隻の捕鯨船が旋回しながら、シー・シェパード船の船尾と船首に近づいていた。ボブ・バーカー号は、その位置から動かなかった。そのとき、「第3勇新丸」は故意にボブバーカーに激突した。そして、シー・シェパード船体の水面より上、中央右舷側に約1メートルの深さの傷を残した。
この衝突で乗組員に負傷者はでなかった。ボブ・バーカーは「日新丸」の斜路をふさぎ続けます。そして、虐殺されたクジラの移動を防いで、違法な捕鯨活動を効果的に終了させる。
この事故は、南極海の捕鯨禁止地区で、違法な捕鯨船によってエスカレートした暴力の継続を示します。ポール・ワトソン船長は、スティーブ・アーウィン号の操舵室からつぎのように語った。「現在、ある行動に加わる過程であるが、日本の捕鯨団がアディ・ギル号を乱暴に沈没させても何の罪に問われることなく無事、逃げ切ったことで、彼らは今、明らかに望むことは何でもできる、そして、シー・シェパードの乗組員を危険にさらすことについても何の不安がないように見える。
我々が本当に必要としていることは、オーストラリア政府とニュージーランド政府が、あるいは、捕鯨船が次に何をするかについてわかっている人たちが、これらの海域の海事法を改善し、施行することだ。オーストラリア人とニュージーランド人の命は、これらの流れの中で毎日危険にさらされている。」
写真:衝突によるボブ・バーカーが受けたダメージ
ボブ・バーカーの乗組員は、衝突の直後、「第3勇新丸」が止まったことに気がついた。そして、「日新丸」の船尾の位置を維持していたボブ・バーカーの後部に現れた。衝突で「第3勇新丸」がダメージを負った可能性がある。
今年の日本の捕鯨団は過去に比べると、かなり過激な行動をとっている。
写真: (上) Glenn Lockitch, (下) Lincoln Shaw
まず、日本側は自分たちに都合の悪い動画は見せないようにしており、写真だけしか公開していないとこからしておかしい。シー・シェパード側が提供した2番目の動画を見る限り、日本の「第3勇新丸」が右側からシー・シェパードの「ボブ・バーカー号」に衝突しているように見えるし、シー・シェパードの説明の方が説得力がある。衝突されたときは、日本の捕鯨船4隻に囲まれていたということだから、よけようにもよけられない状態だったのだろうと思う。日本のマスコミはどこまで捏造情報を流せば気が済むのだろう。水産庁も不況でみんなが喘いでいるときに、国民の税金をこんな馬鹿げた争いを生む捕鯨に使うなんて許せることではない。
2010.01.13 (Wed)
イザベル・ルーカスがシー・シェパードのテレビCMに出演
ちなみに、イザベル・ルーカスは『The Whaleman Foundation』や『シー・シェパード環境保護団体』を支援しており、クジラやイルカなどを救助するために活動していることから、Princess of Wales (プリンセス・オブ・ウェールズ:故ダイアナ妃に与えられた儀礼称号)をもじって、Princess of Whales(プリンセス・オブ・ホウェールズ:クジラ公妃)と呼ばれている。
上の動画でイザベル・ルーカスは、「クジラが悲しそうに泣くのはちっとも不思議じゃない。だって、あなたの家族の半分が殺されると知ったら、あなただって泣くでしょう。クジラの無意味な虐殺を止めるためにも、シー・シェパードを支援するためのサイトを訪れてください。」とシー・シェパードへの支援を訴えている。
イザベル・ルーカスは、とても静かに話すので、おとなしそうに見えるんだけど、2007年に日本の古式捕鯨発祥の地として知られた和歌山県東牟婁郡にある太地町(たいじちょう)まで来て、サーフボードでパドルしながら漁船に近づき、イルカ漁でイルカを大量虐殺する地元漁師に抗議したこともあるかなり実行力のある活動家として知られている。下はそのときの動画だけど、海がイルカの血で染まるかなり残酷なシーンがあるので、見る方は心して見て欲しい。
イザベル・ルーカスが出演した最近の映画では、2009年公開の『トランスフォーマー』がある。
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2010.01.11 (Mon)
日本鯨類研究所も事業仕分けの対象に

農林水産省、日本鯨類研究所の皆さん、裏工作、本当にご苦労さまです。ここまでくると、この先、どこまで「ノー」の数が増えるのか楽しみになってきたぞ~(爆)。まあ、南極海での調査捕鯨ができなくなったら、日本鯨類研究所の農林水産省からの天下りで年収何千万ともらっている理事長を初めとした役人たちも収入がなくなるわけだし、そりゃあ、必死になるよね。
『不条理日記』税金を食い潰す「調査捕鯨」によれば、鯨肉の販売収入は2004年度(04年10月~05年9月)をピークにして、04年度が71億円、05年度が67億円、06年度が54億円と減収傾向にあるにもかかわらず、05年度に捕鯨頭数を440頭から850頭に拡大したそうだ。
それにもかかわらず減収となってしまったのは、日本人で鯨を食べる人が減少したことに加え、鯨肉が売れないからそれをさばくために平均20%の値下げをしたのも一因であろう。しかも船舶数が増えたためコストは10%上昇し、日本鯨類研究所の資金繰りが悪化し、国への依存が強まったようだ。
日本鯨類研究所は、農水省の所管の海外漁業協力財団から、01年度から06年度までの間に合計154億円を無利子で借りているが、同研究所はそれでも予算が不足したため、農林水産省から億単位で補助金を受けとっているとか。
水産会社が儲からないからと言って撤退した捕鯨を、この日本の財政が苦しいときに、国が湯水のごとく血税を使ってやっているのはいかがなことかと思う。民主党には、「調査捕鯨」とは名ばかりで、実際は商業捕鯨を違法に行っている日本鯨類研究所が本当に今の日本に必要であるかのかどうか、ぜひ、仕分け作業に入れてもらいたい。
下の動画は、BBCの 'Nature's Great Events'からのクリップで、知的なザトウ鯨(英語ではhumpback whales)がニシンをチームワークによって大量に捕獲するところ。鯨だけではなく、海底からはペンギンが、そして水面からはカモメがアタックするところも見ごたえがある。
The Ingenious Feeding Habit of the Humpback Whales - Click here for more amazing videos
参考記事:
■『不条理日記』税金を食い潰す「調査捕鯨」
■『馬上行動 山田冬樹の部屋』 農水省の天下りのために 捕鯨を残すべきではない 豪州では日本捕鯨船への対応で与野党対立
関連記事:
■『クジラ・クリッピング』日本にとって国際捕鯨取締条約8条は人の命より重いのか/マスコミが伝えようとしない調査捕鯨の「負の側面」(続)
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2010.01.10 (Sun)
日本は南極海での捕鯨から撤退するべきかというアンケートの結果の推移
Ben Packham and Alison Rehn From: Herald Sun January 09, 2010 4:02AM


2ちゃんねらーや農水産省や鯨研の皆様、本当にご苦労さまでした♪(笑)
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2010.01.09 (Sat)
シー・シェパードが第2昭南丸の乗組員を告訴

まずは、『ヘラルドサン.com.au』が行ったアンケートの結果をご覧いただきたい。このアンケートでは、「日本の捕鯨船は南極海からすみやかに撤退するべきか」を問うたものだが、今朝は75%の人々が「イエス」と答えていた。この調査が2ちゃんねるで紹介されたため、「ノー」の数が朝方は25%以内だったのに、現在では30%近くまで増え、それにともなって「イエス」の割合も70%まで減少したのではないかと思われる。
昨日のエントリーで紹介した豪紙にもこの衝突事故が告訴に発展するだろうと書かれていたが、同じヘラルドサンの別の記事によると、シー・シェパードはすでに8日、この事故で第2昭南丸の乗組員を「海賊行為」に当たるとして、オランダ司法当局に告訴した模様だ。

Photo: "Sea Shepherd lodges piracy charge against Japanese ship"
『Herald Sun』AFP From: AAP January 09, 2010 3:59AM
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