2020.11.08 (Sun)
米国大統領選挙2020:ジョー・バイデンが勝利
2008.12.12 (Fri)
オバマの後任の上院議員議席をめぐってブラゴエビッチ・イリノイ州知事が汚職逮捕
高級娼婦の買春問題で米民主党のニューヨーク州知事が3月に辞任したことは記憶に新しいが、今度は、オバマ次期大統領の後任の上院議員議席をめぐって、ロッド・ブラゴエビッチ、民主党イリノイ州知事の汚職事件が、連邦捜査局(FBI)の捜査によって発覚した。
Illinois Governor Rod Blagojevich ARRESTED!
Tried To Sell Obama's Seat!
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2008.12.03 (Wed)
オバマがヒラリーを次期国務長官に指名

10月にオバマとヒラリーがフロリダでキャンペーンを行ったときの写真
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2008.11.22 (Sat)
サラ・ペイリンが七面鳥が殺される前で平然とインタビュー
残酷なシーンが嫌いな方は見ない方がいいと思う。テレビのニュースでは、後ろで七面鳥を屠殺しているところだけ、モザイクがかけられているので、インタビューの様子を最後まで見られたが、YouTubeでは、モザイクがかかっていないので、私も気分が悪くなってしまい、最後まで見られなかった。
KTUU 2008 Sarah Palin turkey interview
参考記事:
Sarah Palin Turkey Incident: Does TV Interview While Turkeys Are Slaughtered In The Background (VIDEO)
さすが、子供の頃から狩猟をして育ったサラ・ペイリンは目の前で動物が殺されることに対して何も感じないということが今回のインタビューで明らかになった。こんな冷血漢が米国の副大統領になっていたら、チェニーの再来となり、戦争はいつまでたってもなくならないだろう。
サラ・ペイリンのような野生のオオカミやシロクマを殺してもいいという条例を認可するような人物はアラスカ州知事の地位でさえ不適格と思われる。
サラ・ペイリンの失態を多くの人に広げる為にもランキングの応援宜しくお願いします。

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2008.11.16 (Sun)
オバマがヒラリーに国務長官を打診

キース・オルバーマンと レイチェル・マドウ
北米のメディアは、一般的に大手メディアはリベラル系が多く、MSNBC, CBS, CNNなどがあるが、保守系では、FOXくらいしか思い浮かばない。あとは、ラジオ局のラッシュ・リンボーが右翼系のラジオ・パーソナリティとして有名だ。私は、リベラル系メディアの中でも、テレビでは、MSNBCをよく見る。なぜなら、ニュース番組の顔であるTVホスト(日本では、司会者か?)がとっても迫力のあるリベラルでかっこいいのだ。例えば、キース・オルバーマン(Keith Olbermann)(49)や、レイチェル・マドウ(Rachel Maddow)(35)。この2人は、話すスピード感があり、頭脳明晰で、サラ・ペイリン・バッシングも最高だった。
特にレイチェルは、スタンフォード大学を卒業し、オックスフォード大学院を卒業した才女であり、公式のゲイ(レズビアン)としては初めてロ-ズ奨学金を受賞したことで知られている。今日は、そんなレイチェル・マドウが伝えるMSNBCニュースを紹介したい。13日にオバマがヒラリーを国務長官に指名したと言うニュースだ。
Maddow: Madame Secretary
このニュースは日本のメディアでも伝えられている。
<オバマ次期大統領>ヒラリー氏に国務長官打診 米TV
(毎日新聞 - 11月15日 11:41)
【ワシントン小松健一】米CNNテレビなどは14日、民主党のオバマ次期米大統領が13日、地元シカゴで行った同党のヒラリー・クリントン上院議員との会談で、次期政権の国務長官就任の意思を打診していたと報じた。正式な要請ではないが、閣僚の選定作業が続く微妙な時期だけに、クリントン氏が受け入れ姿勢を固めれば、オバマ氏は最終的にクリントン氏を国務長官に指名する可能性が高いとみられる。
会談の詳細は不明だが、CNNなどによると、会談ではクリントン氏が国務長官就任を要請された場合、受諾するかどうかをオバマ氏が見極めるために真剣な話し合いが行われた。さらに、政権運営の哲学についても意見交換したという。
クリントン氏は14日、ニューヨークで演説した際、自身の閣僚入りの報道に触れて「私は推測を語りたくない。(閣僚指名では)オバマ氏の手続きを尊重している。いかなる質問も(オバマ氏の)政権移行チームに尋ねて欲しい」と述べ、否定も肯定もしなかった。
CBSテレビ(電子版)はクリントン氏側近の話として「国務長官を受諾するだろう」との見通しを伝えた。
国務長官にはこれまで、04年の民主党大統領候補のケリー上院議員のほか、リチャードソン・ニューメキシコ州知事、共和党の重鎮ルーガー上院議員らの名前が挙がっていた。

米国国務長官の仕事としては、米国の外交を担当する閣僚で、日本の外務大臣に相当するが、米国国務長官は、諸外国における外相よりも強力な権限を持ち、外交のみならず通商や国家行事なども統括することがある。米政府の首席閣僚であり、憲法および大統領権限継承法の定めるところにより、大統領が欠けた場合の昇格順で、副大統領、下院議長、上院議長に次いで第4位に位置づけられている。

又、副大統領が大統領選に出馬することはよくあるが、国務長官が大統領選に出馬したというのは聞いた事が無い。オバマ氏が2期大統領を務めたあとに、ヒラリーが再び大統領選出馬を狙っているのなら、国務長官には就任しないだろう。
そして、ヒラリーが手がけている健康保険制度の改革も、国務長官に就任したら、取り組む時間がなくなってしまうだろう。今のまま上院議員として実現させれば、実績となり、8年後の大統領選にも有利になるのではないだろうか。
これらの理由から、私がヒラリーの立場だったら、国務長官の職は、断ると思う。

オバマが大統領選で闘ってきた、いわゆる党内のライバル、ヒラリーを国務長官に指名したということは、オバマの自信の表れだともっぱらの評判になっている。
詳しい事は、昨日届いたJMMのfrom911/USレポートのメルマガの中で冷泉氏も書いているが、冷泉氏によれば、ヒラリーが国務長官に就任するという話は、あまり現実味はないのではないかと言っている。
この中では、ヒラリーとの会談が特に話題になっており「国務長官に任命するのでは?」といった憶測が流れましたが、こちらは何とも分かりません。ただ、現在の国務長官という役職は、単に最高級の外交官としてトップ外交をするだけでなく、巨大な実務組織としての国務省を、CIAやNSA、国防総省などとの関係にも気を配りながら管理監督し、しかも士気を維持しなくてはなりません。その意味で、オバマ政権下での「ヒラリー国務長官という人事」は、あまり現実味はないと私には思えます。
オバマは、来週の月曜日には、マケインと会って話し合うという。オバマは、以前、党の枠を超えて閣僚を選びたいと言っていたが、オバマ政権の閣僚達がどのような人脈から選任されるのか、いまのところ、目が離せない。
参考記事:
アメリカ合衆国国務長官 (ウィキペディア日本語)
"The Huffington Post" Officials: Obama Offered Clinton Secretary Of State
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2008.11.12 (Wed)
オバマ夫妻がホワイトハウスを訪問

今日のホワイトハウス・ミーティングについてのオバマーバイデン政権移行報道官ステファニー・カッターからの報告:
大統領に選ばれたバラック・オバマとミシェル・オバマ夫人は、本日、ジョージ・ブッシュとファースト・レディのローラ・ブッシュによって、ホワイトハウスで暖かく迎えられた。オバマ夫妻がホワイト・ハウスに到着すると、ブッシュ大統領は、オバマ氏をオーバル・オフィスに案内し、そこで、両者は、一時間にも及ぶ友好的で充実した会談を行った。米国の経済危機や安全保障問題を中心に、政権移行の間も、一緒にやっていくことの大切さについて幅広い話し合いが行われた。

オバマはブッシュがスムーズに政権移行できる体制を築いてくれたことや、ファースト・レディのローラ・ブッシュがオバマ一家をホワイトハウスで手厚くもてなしてくれたことに感謝した。

短いミーティングの後、ファースト・レディは、オバマ夫人をホワイトハウスの歴史ある私邸に焦点を当てて案内した。その後、ファースト・レディとオバマ夫人は西側待合室にて、ホワイトハウスで娘を育てることについて話し合った。というのも、ジェナとバーバラ・ブッシュが当時大統領であった祖父のH.W.ブッシュを訪ねたときの年齢がマリアとサーシャ・オバマととても近かったという共通点があったからだ。オバマ夫人は、ついにファースト・レディに会えたことを誇りに思った。

オバマ・ブッシュ会談の詳細がNBCニュースに載っていたので、紹介しよう。
本日のブッシュ大統領とのホワイトハウスミーティングで、オバマ次期大統領は、3つの経済問題を取り上げた:死に際に瀕している米経済救済対策、米自動車業界への追加支援、そして、住宅ローン利率を引き下げ、住宅所有者を支援することの3つ。
オバマは、大統領の就任式後まで待てない、今すぐ経済援助政策を始めるようにブッシュに頼んだ。
又、自動車業界救済のために250億ドルの緊急支援を求めた。3つ目の住宅問題について、オバマはこれ以上、住宅ローンの破産者をださないようにローン利率の引き下げを訴えた。
尚、オバマ夫人が、娘のためにワシントンDCにある学校を訪ねたかどうかは、わからないと告げている。

オバマは、ミーティングの後、政権人事に関する会議に出席のため、すぐにシカゴにあるオフィスに戻った。
次期総理がホワイトハウスを訪問するタイミングとしては、オバマは、これまでにないほど、早いタイミングで訪れたそうだが、経済危機に陥っている米国を一日も早く救済するためには、積極的な経済対策を素早く導入することが大切だと思う。オバマはやる気満々のようで、頼もしい。
参考記事:
Obama And Bush Meeting At White House (VIDEO and SLIDESHOW)(The Huffington post November 10, 2008 12:15 PM)
THE DETAILS ON TODAY'S MEETING
Posted: Monday, November 10, 2008 5:47 PM by Carrie Dann
ビッグスリー救済せよ オバマ次期政権幹部「米に不可欠」(2008/11/11)
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2008.11.12 (Wed)
オバマ・ファミリーのファースト・ドッグ候補

「オバマ勝利演説(全文)に全米が泣いた(YouTube)」という記事が「きっこのブログ」や「きっこの日記」で人気ランキングで紹介されたこともあって、人気記事のトップに来ているけれども、オバマのスピーチの最後に、オバマ家でどんなワンちゃんを飼うのか興味があるって書いたら、やっぱり米国民も高い関心を持っていたようで、翌日のオバマが大統領に決まってからの最初の記者会見でも、どんな犬を飼うのか質問されたようだ。YouTubeでも、オバマは何犬を飼うと思う?という質問の答えがコメント欄に800件以上寄せられている。中には、柴犬、(英語ではなぜか、しばいぬと呼ばれる)もあって、なかなか笑える。
Obama's New PUPPY!!!
私としては、可愛い上に、食事代も世話もそれほどかからないチワワをオススメしたいけど、できれば、捨てられた犬の中から選んで欲しかったのだが、娘さんがアレルギー持ちということで、どんな犬種でもいいわけではないようだ。オバマも、できれば、捨てられた犬から選びたいけど、娘の一人が犬アレルギーを持っているので、慎重に考慮するようなことを言っていた。
オバマが大統領候補になると決まった時点で、ホワイトハウスでは、過去の大統領たちも代々、犬を飼ってきたので、オバマの娘達、サーシャ(7)とマリア(10)がずっと楽しみにして、毎日のように、「万一、パパが大統領になったら、ホワイトハウスでどんな犬を飼うのか」って語り合ってきたという話をミシェル・オバマがテレビに出演したときに話していた。ちょうど、動物に興味がわく年頃なのだろう。
そんなオバマ・ファミリー、待望のワンちゃんだが、アメリカはもちろんのこと、世界中の愛犬クラブから、申し出が来ているのではないかと思う。その1つが、ペルーからで、南米産の毛のない品種がアレルギーのある娘さんにぴったりだから、プレゼントしますよと言ってきている。BBCからその記事を紹介しよう。

オバマ氏は、先週二人の娘達に子犬をプレゼントすることを約束したが、10歳のマリアはほとんどの犬にアレルギーがある。ペルーの無毛犬クラブの会員は、その犬種は南米生まれの唯一の犬種で、アレルギーのある人にでも大丈夫なので、オバマ一家には、最適だろうと言う。
そして、さらに、「イアーズ(耳)」と名づけられたちょうど4ヶ月の子犬がいるそうで、ペルーの無毛犬協会の会長であるクラウディア・ガルヴェズさんは、「イアーズ」はオバマ一家にとって理想的な犬になるだろうと語った。
月曜日に彼女はリマの米国大使館にホワイト・ハウスで「イアーズ」を飼うことに興味があるかどうか問い合わせの手紙を送った。「アレルギーの心配は全くないし、とても人なつこくて可愛いですよ。」とガルヴェズさんは、ロイターに伝えている。
「男の子の子犬をオバマ氏の娘さん達にさしあげたい。そうすれば、彼女達はアレルギーを心配することなく、犬を飼うことを経験できるでしょう。」
無毛種、又は、ヴァリンゴ(Viringo)種は、3000年前に存在し、ラテン・アメリカ期以前の陶器にその姿が描かれている。
毛がないことによって、もっとも抱きしめたくなるようなペットではないことは確かだが、無毛犬の愛好家たちは、普通の体温に比べて高い体温でそれを補っていると言っている。

又、FNNニュースによると、仏・パリのペットショップで、犬用の服など米・オバマ次期大統領関連グッズが大人気になっているそうだ。この波は、日本の『PariEro』などのおしゃれな高級ペット・ファッション・フブティックにもやって来そうだ。
最後に、これまでホワイトハウスで飼われたペットについては、「White House Pets」で写真や動画が見られる。
2001-2008 ジョージ・ブッシュ 黒のスコティッシュ・テリア、イングリッシュ・コッカ・スパニエル
1993-2001 ビル・クリントン 靴下を履いたようなソックスと呼ばれる猫、チョコレート・ラブ
1989-1993 パパ・ブッシュ スプリンがー・スパニエル
1981-1989 ロナルド・レーガン ブーヴィエ・デ・フランダース、キング・チャールズ・スパニエル
1977-1981 ジミー・カーター 娘が先生からもらった雑種犬、サイミーズ・キャット
参考記事:
Peru offers Obamas hairless dog(BBC news、Tuesday, 11 November 2008)
White House Pets
オバマ家がどんなワンちゃんを飼うのか楽しみ~と思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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2008.11.06 (Thu)
オバマ勝利演説(全文)に全米が泣いた(YouTube)
毎晩ホテルで豪遊しながら、オレ様の金をオレ様のために使って何が悪いと開き直ったり、自宅を見にきただけでフリーター3人を逮捕させたどこかの首相とは大きな違いがあることを日本国民に気づいて欲しいので、オバマのスピーチ全文を転載する。
文だけで、じゅうぶん感動的だけど、動画と一緒に読むとより感動的なものとなると思うので、動画も一緒にアップする。スピーチの翻訳は、今朝取りかからないとなと思っていたところ、Junskyさんのおかげで、寝ている間に訳されているのを知った。長いスピーチの翻訳だったので、ところどころ、細かいところで直したいところはあるけど、大意は変わらないのでそのまま紹介させていただきたい。
Obama Acceptance Speech HQ (Part 1) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文 <特集・米大統領選>(2008年11月5日(水)20:57)
シカゴのみなさん、こんばんは。
アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。
この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ人たちは3時間も4時間も待っていた。人によっては生まれて初めての経験でした。今度こそは違うと信じたから、今度こそ自分たちの声が違う結果を作り出せると信じたから、だからみんな並んだのです。そしてそうやって並んだ人たちが今夜、疑り深い人たちに答えを示したのです。
老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の集まりだったこともないと。私たちは今までずっと、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)だったのです。
私たちは今まであまりにも長いこと、あれはできないこれはできないと言われてきました。可能性を疑うよう、シニカルに恐れを抱いて疑うように言われ続けてきました。けれども私たちは今夜、アメリカに答えをもらったおかげで、手を伸ばすことができたのです。歴史を自分たちの手に握るため。より良い日々への希望に向けて、自分たちの手で歴史を変えるために。
ここまで来るのに、ずいぶん長くかかりました。しかし今日と言うこの日、この夜、この決定的な瞬間に私たちが成し遂げたことのおかげで、アメリカに変化がやってきたのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 2) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
先ほど少し前に、マケイン上院議員から実に丁重な電話をいただきました。マケイン議員はこの選挙戦を長く、激しく戦ってきた。しかし議員はそのずっと前から、愛するこの国のために、もっと長くもっと激しく戦った人です。マケイン氏がこの国のために払ったすさまじい犠牲のほどを、私たちのほとんどは想像すらできない。勇敢で、わが身を忘れて国に献身するジョン・マケインというリーダーがこれまで国のために尽くし、働いてくれたおかげで、私たちの世界はより良いところになりました。
私はマケイン議員を称えます。そしてペイリン知事を称えます。マケイン議員たちが成し遂げてきたことを称えます。そしてこれから、この国の約束を再生させるため、マケイン氏たちと共に働くのを楽しみにしています。
これまでのこの旅路を共にしてくれたパートナーに感謝したい。彼は心を尽くして戦い、(ペンシルベニア州)スクラントンの街で一緒に育った人たちのために語ってきた。デラウェアの自宅に電車で帰る際、一緒に乗り合わせる人たちのために戦ってきた。アメリカの次期副大統領ジョー・バイデンに、私は感謝したい。
そしてこの国の次のファーストレディ、ミシェル・オバマ。彼女が絶え間なく私を支えてくれなければ、16年前からずっと最高の親友でいてくれた彼女が、礎となって家族を支えてくれた彼女が、私にとって最愛の彼女がいなければ、私は今夜ここに立っていません。
サーシャとマリーヤ。君たちにはちょっと想像もつかないほど、お父さんは君たちを愛しているよ。君たちふたりもがんばったから、約束した通り、ホワイトハウスには、新しく飼う子犬を一緒に連れて行けるよ。
祖母はもうこの世にはいませんが、いま見守ってくれているはずです。私という人間を作り上げてくれたほかの家族と一緒に、祖母は見守ってくれています。今夜ここに家族のみんながいたらいいのに。それは少し寂しい。両親や祖父母が私に与えてくれたものは、あまりに計り知れない。妹のマヤ、姉のアルマ、そして兄弟や姉妹全員に。これまで支えてくれて本当にありがとう。みんなに感謝します。
選対責任者のデビッド・プラフに。この選挙戦の縁の下の英雄。アメリカの歴史でおそらく最高の選挙運動を設計したデビッド・プラフに、感謝したい。
そして戦略責任者のデビッド・アクセルロッドに。最初からいついかなるときもずっと一緒に歩いてくれた彼に、感謝したい。
このために集められた、政治史上最高のチームに。この結果はみなさんのおかげです。この結果を生み出すために、みなさんはたくさんのことを犠牲にしてきた。私はみなさんにいつまでも感謝し続けます。
けれどもほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。
大統領の職を目指した人たちの中で、私は常に決して有力候補ではなかった。最初からたくさんの資金があったわけでもなければ、大勢の後援を受けていたわけでもありません。私たちの選挙戦はワシントンの広間で始まったわけではない。この選挙戦は(アイオワ州)デモインの裏庭で始まった。(ニューハンプシャー州)コンコードの居間で始まった。(サウスカロライナ州)チャールストンの玄関ポーチで始まったのです。この選挙戦は働く人たちがなけなしの貯金をはたいて、5ドルや10ドル、20ドルを提供して、そうやって築き上げていったものです。
若者は無気力だという神話を拒絶した若者たちが、給料の少ない、そして睡眠時間のもっと少ない仕事に自分を捧げるため、家と家族から離れて参加してくれた。だからこの選挙戦はますます力をつけたのです。
あるいはそれほど若くない人たちから。凍てつく寒さと焼け付く暑さにもひるまず、家から家へと赤の他人のドアをノックしてくれた人たちから力を得ました。ボランティアとなって組織を作って活動した、何百万人というアメリカ人から力を得ました。建国から200年以上たった今でも、人民の人民による人民のための政府はこの地上から消え去ってはいないのだと証明してくれた、そういう人たちから力を得たのです。
これはみなさんの勝利です。
それに、みなさんがこの選挙に参加したのは、ただ勝つためではないと分かっています。ただ私のために参加したわけでもないことも、分かっています。今晩みんなでこうやって祝いながらも、私たちは承知しているからです。明日から私たちは、この時代最大の課題に、次々と取り組まなくてはならない。ふたつの戦争。危機にさらされる惑星。100年来で最悪の金融危機。
今夜ここにこうして立つ今も、私たちは知っています。イラクの砂漠でいま目覚めようとする勇敢なアメリカ人たちがいることを。アフガニスタンの山岳で目覚めるアメリカ人たちがいることを。彼らが、私たちのために命を危険をさらしていることを。
子供たちが眠ったあと、自分たちはまんじりともせず、どうやって住宅ローンを払ったらいいのか、病院の請求書をどう払ったらいいのか、子供の大学進学費をどうやって貯めたらいいのか、眠れずに途方にくれている母親や父親があちこちにたくさんいることを。
私たちは、新しいエネルギーを活用しなくてはならない。新しい仕事を創り出さなくてはならない。新しい学校を造り、脅威に立ち向かい、同盟関係を修復しなくてはならない。
私たちの前には、長い道のりが待ち受けています。目の前の斜面は急です。目指すところに、1年ではたどりつかないかもしれない。大統領として1期を丸ごと使っても無理かもしれない。しかしアメリカよ、私たちは絶対にたどり着きます。今夜ほどその期待を強くしたことはありません。
みなさんに約束します。私たちは、ひとつの国民として、必ずたどり着きます。
これから先、挫折もあればフライングもあるでしょう。私がこれから大統領として下す全ての決定やすべての政策に賛成できない人は、たくさんいるでしょう。そして政府がすべての問題を解決できるわけではないと、私たちは承知しています。
けれども私たちがどういう挑戦に直面しているのか、私はいつも必ずみなさんに正直に話します。私は必ず、皆さんの声に耳を傾けます。意見が食い違うときは、特にじっくりと。そして何よりも私は皆さんに、この国の再建に参加するようお願いします。国を建て直すとき、アメリカでは過去221年間、いつも必ず同じようにやってきた。ささくれたタコだらけの手で、ブロックを一枚一枚積み上げ、レンガを一枚一枚積み上げてきたのです。
21カ月前、真冬の最中に始まったものを、この秋の夜に終らせるわけにはいかない。私たちが求めていた変化は、ただこの勝利だけではありません。この勝利はただ、求めていた変化を実現させるための、そのチャンスを得たに過ぎないのです。そして以前と同じようなやり方に戻ってしまったら、変化の実現などあり得ない。
みなさんなしでは、変化は実現しない。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分だけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。
今回の金融危機から得たほかでもない教訓というのは、普通の町村が苦しんでいるのにウォール街だけ栄えるなど、そんなことがあってはならないということ。それを忘れずにいましょう。
この国の私たちは、ひとつの国として、ひとつの国民として、共に栄え、共に苦しむのです。この国の政治をあまりにも長いこと毒で満たしてきた、相変わらずの党派対立やくだらない諍いや未熟さに再び落ちてしまわないよう、その誘惑と戦いましょう。
共和党の旗を掲げて初めてホワイトハウス入りしたのは、この州の人でした。そのことを思い出しましょう。共和党とは、自助自立に個人の自由、そして国の統一という価値観を掲げて作られた政党です。そうした価値は、私たち全員が共有するものです。そして民主党は確かに今夜、大きな勝利を獲得しましたが、私たちはいささか謙虚に、そして決意を持って、この国の前進を阻んでいた分断を癒すつもりです。
かつて、今よりもはるかに分断されていた国民にリンカーンが語ったように、私たちは敵ではなく友人なのです。感情はもつれたかもしれないが、だからといってお互いを大事に思う親密な絆を断ち切ってはなりません。
そして私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです
この国から遠く離れたところで今夜を見つめているみなさん。外国の議会や宮殿で見ているみなさん、忘れ去られた世界の片隅でひとつのラジオの周りに身を寄せ合っているみなさん、私たちの物語はそれぞれ異なります。けれども私たちはみな、ひとつの運命を共有しているのです。アメリカのリーダーシップはもうすぐ、新たな夜明けを迎えます。
この世界を破壊しようとする者たちに告げる。われわれはお前たちを打ち破る。
平和と安全を求める人たちにお伝えします。私たちはみなさんを支援します。そしてアメリカと言う希望の灯はかつてのように輝いているのかと、それを疑っていたすべての人たちに告げます。私たちは今夜この夜、再び証明しました。この国の力とは、もてる武器の威力からくるのでもなく、もてる富の巨大さからくるのでもない。この国の力とは、民主主義、自由、機会、そして不屈の希望という私たちの理想がおのずと内包する、その揺るぎない力を源にしているのだと。
それこそが、アメリカと言う国の素晴らしさです。アメリカは変われるという、まさにそれこそが。私たちのこの連邦は、まだまださらに完璧に近づくことができる。私たちがこれまで達成してきたことを見れば、これから先さらに何ができるか、何をしなくてはならないかについて、希望を抱くことができるのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 3) 11/04 - Victory Speech
今回の選挙には色々な「史上初」があり、これから何世代にもわたって語り継がれるいろいろな物語がありました。けれども私が今夜なによりも思い出すのは、アトランタで投票したひとりの女性の物語です。彼女はほかの何百万というたちと同様に、この選挙に自分の声を反映させようと行列に並びました。ただ1つだけ、ほかの人と違うことがあります。アン・ニクソン・クーパーさんは106歳なのです。
奴隷制が終ってから一世代後に、彼女は生まれました。道路を走る自動車もなければ、空を飛ぶ飛行機もなかった時代です。その時代、彼女のような人はふたつの理由から投票できなかった。女性だから。そして皮膚の色ゆえに。
さらに私は今晩、アメリカで生きた100年以上の間にクーパーさんが目にした、ありとあらゆる出来事を思っています。心を破られるほどの悲しみ、そして希望。困難と、そして進歩。そんなことはできないと言われ続けたこと。にもかかわらず、ひたむきに前進し続けた人たちのこと。あのいかにもアメリカ的な信条を掲げて。Yes we can。私たちにはできる、と。
女性は沈黙させられ、女性の希望は否定されていた時代にあって、クーパーさんは生き続け、女性が立ち上がり、声を上げ、そしてついに投票権に手を伸ばすのを目撃したのです。Yes we can。私たちにはできるのです。
アメリカの大草原に絶望が吹き荒れ、大恐慌が国を覆ったとき、クーパーさんは「新しい契約(ニュー・ディール)」と新しい仕事と新しく共有する目的意識によって、国全体が恐怖そのものを克服する様を目撃しました。Yes we can。私たちにはできるのです。
この国の湾に爆弾が落下し、独裁が世界を支配しようとしたとき、時の国民が立ち上がり、偉業を達成し、そして民主主義を救うのをクーパーさんは見ていました。Yes we can。私たちにはできるのです。
クーパーさんは(人種隔離政策が行われていたアラバマ州)モンゴメリでバスが黒人を差別するのを知り、(同州)バーミングハムで警官が消火ホースの水でもって黒人を抑圧するのを知り、(流血のデモ行進が行われた同州)セルマの橋を知り、そしてアトランタからやってきた牧師と時代を共有しました。アトランタからやってきたその牧師は人々に「We shall overcome(私たちは克服する)」と語った。Yes we can。私たちにはできるのです。
人が月面に着陸し、ベルリンでは壁が崩壊し、われわれの科学と想像力によって世界はつながりました。
そして今年、この選挙で、彼女は指でスクリーンに触れ、そして投票したのです。なぜならアメリカで106年生きてきて、幸せな時代も暗い暗い時代もこのアメリカでずっと生きてきて、クーパーさんは知っているからです。このアメリカと言う国が、どれほど変われる国なのか。
Yes we can。
アメリカよ、私たちはこんなにも遠くまで歩んできました。こんなにもたくさんのことを見てきました。しかしまだまだ、やらなくてはならないことはたくさんあります。だから今夜この夜、改めて自分に問いかけましょう。もしも自分の子供たちが次の世紀を目にするまで生きられたとしたら。もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう? 私たちはそれまでにどれだけ進歩できるのでしょうか?
その問いかけに答えるチャンスを今、私たちは手にしました。今この時こそが、私たちの瞬間です。
今この時にこそ、私たちは人々がまた仕事につけるようにしなくてはなりません。子供たちのために、チャンスの扉を開かなくてはなりません。繁栄を取り戻し、平和を推進しなくてはなりません。今この時にこそ、アメリカの夢を取り戻し、基本的な真理を再確認しなくてはなりません。大勢の中にあって、私たちはひとつなのだと。息をし続ける限り、私たちは希望をもち続けるのだと。そして疑り深く悲観し否定する声に対しては、そんなことできないという人たちに対しては、ひとつ国民の魂を端的に象徴するあの不朽の信条でもって、必ずやこう答えましょう。
Yes we can。
ありがとう。神様の祝福を。そして神様がアメリカ合衆国を祝福しますように。
国民を無視し続け、ある一定の軍事産業関連者や富裕層だけが利益を貪っていたブッシュ共和党政権をなんとか変えたいと願い、長い列を作って長い時間待ってまでも投票した米国有権者もすばらしければ、「ほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。」と語るオバマもすばらしい。
個人的には、オバマ家がホワイトハウスでどんなワンちゃんを飼うのか興味があるんだけどね。
オバマめ、泣かせるスピーチをしやがってと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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【政権交代】を目指すブログリスト
Tags : オバマ |
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2008.11.05 (Wed)
オバマの勝利宣言とマケインの敗北宣言(YouTube動画あり)
オバマは勝利宣言のスピーチで、アメリカは、単なる個人や州の寄せ集めではなくて、一人一人の個人や一つ一つの州が一つに合体し、繋がった国と、みんな一つであることを強調した。アメリカほどの人種のるつぼ大国で、それぞれが人種ごと、又は政治思想ごとに分裂、敵対していたら、とても一つの国として成り立たない。このアメリカが成し遂げようとしている、違う人種や思想の人々が一つになるということは、近隣諸国の人々を軽蔑したり、歴史の認識が違ったり、政治的理念が違うだけで分裂したり、敵対したりしがちな日本人に、ぜひよく考えてもらいたい問題だ。
それでは、オバマの勝利宣言:
Obama Acceptance Speech HQ (Part 1) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
Obama Acceptance Speech HQ (Part 2) 11/04 - Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
CNNがオバマのスピーチの要旨をうまくまとめていたのでご参考まで。
「米国に変化が訪れた」 オバマ氏が地元シカゴで勝利演説
マケインの敗北宣言は、これまでの彼のスピーチの中で唯一感動できるものだった。オバマの勝利を祝したことを言ったとたんにブーイングが起こったが、それを静止し、これからは、米国史上初のアフリカ系米国人大統領であるオバマがリーダーシップを発揮できるようサポートしていこうではないかと聴衆に呼びかけ、民主党オバマ政権を支援する意向を示した。今回の敗北の責任は自分にあるが、人生の中で最も充実した経験をしたと語った。これ以上何ができたかわからないと言っているが、マケインの敗北の原因は、副大統領候補の指名をまちがえたのと、効果的な経済政策が打ち出せなかったという2点につきるだろう。
マケインの敗北宣言:
McCain Concedes 11/04 (Part 1) John McCain's Concession Speech HQ Barack Obama Wins November 4th
これで、米大統領選レースは終結したが、オバマが来年1月20日に大統領に就任後、米国発の国際金融危機の克服、公約したイラク駐留米軍の早期撤退、ブッシュ政権がもたらした米国の国際的な威信低下の回復などの数々の難題に直面する。
民主党オバマ氏が勝利、金融危機など待ち受ける難問が山積(CNN.co.jp 11月5日)
就任後はその公約の実行が早くも問われることになる。指導力が疑問視されれば、内外の大きな期待感が失望に変わり、困難な政権運営を迫られる可能性もある。特に、外交問題は不得意とされ、イラクのほか、イランや北朝鮮の核問題への対応が注目される。
確かに、オバマは外交問題に関しては経験不足かもしれないが、そのために外交問題のエキスパートであるジョー・バイデンを副大統領にしたのだ。お互いに足りないところを補いながら、軍事国家であった米国を平和国家に変え、地球から核や戦争を排除して欲しい。これまでイラク戦争に費やしていた軍事費を社会保障費や医療費に戻すだけでも大きな違いを生み出すだろう。
人は皆、異なる思想や考えを持っている。しかし、小さな違いにこだわって、それを主張し続けても、何も得する事は無い。恐ろしい事に、違いを強調しすぎることが、偏見や人種差別などにも繋がってゆくのである。違いを残しながらも、「政権交代」という同じ目標を持っている人々と一つになるべきことが、何よりも今、求められており、小異を残し、大同につくことこそが大切なのだと思ったら、今日もランキングの応援、宜しくお願いします。

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【政権交代】を目指すブログリスト
2008.11.05 (Wed)
速報:オバマ勝利が確実に

たった今、オバマの選挙人の数が勝利に必要な270票を越え、オバマの勝利が確実になった。米国史上初のアフリカ系米国人大統領が誕生した。歴史的な瞬間に多くの黒人達が泣いている画像がテレビには映し出されている。NYのElection Centre前には歴史的瞬間の喜びを共感しようと、まるで、ニュー・イヤーズ・イブのように人であふれている。
オバマの勝利に喜ぶ人々(ビデオ):
選挙結果がわかるやいなや、11時15分(EST)にマケインはシンディ夫人とサラ・ペイリン副大統領候補を両脇に、彼の敗北スピーチをアリゾナで行った。ジョン・マケインは「負けたのは、自分の責任」としながらも、「できることは精一杯やった。これ以上何ができたのかわからない。」と語った。驚いたのは、マケインがオバマの勝利を祝ったと言ったときに、聴衆からブーイングが起こったことだ。明らかに、マケイン支持者らは、オバマが大統領になったことを面白く思っていないようだ。
マケインの敗北スピーチ(McCain Concession Speech: "The Failure Is Mine" (VIDEO))
マケインのスピーチが終わって、しばらくした後に、家族を連れてのオバマの勝利スピーチがあった。一部紹介しよう。
もし、米国で何でも可能であることを疑う人、私たちの祖先の夢がこの時代に叶うことが信じられない人、いまでも民主主義の力に疑問を抱く人がいたら、今晩の結果を伝えよう。
それは、これまでこの国で見た事の無いような多くの学校や教会の周りに伸びた列や3時間も4時間も投票のために並んだ人々によって伝えられた答えであり、多くの人にとって初めての経験だっただろう。なぜなら、今回は違う、人々の声が違う結果を生み出すと信じたからだ。
それは、若者や年長者、富裕層や貧困層、民主党支持者や共和党支持者、黒人、白人、ラテン系、アジア人、アメリカ原住民、ゲイ、ストレート、障がい者、健常者によって語られた答えだ。ー 米国人がレッド・ステイツ(共和党支持州)とブルー・ステイツ(民主党支持州)の集まりではなく、アメリカのさまざまな州が一つにまとまった国であるということを世界に伝えたのだ。
オバマの勝利スピーチ(ビデオ)
聴衆の中には、涙ぐんだオプラ・ウィンフリーの姿も見えた。人々の顔は、歴史的瞬間に居合わせた感動と、これから変わっていく米国への期待で満ちあふれていた。
これで、日本の政権交代に一歩近づいたと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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