2008.10.08 (Wed)
オバマvsマケイン第2回大統領候補討論会の勝敗は?
2nd Presidential Debate 10/7 McCain Vs Obama Part 1
第一回大統領候補討論会は、オバマもマケインも引き分けのように見えた。支持率もオバマが微妙にリードしていたが、それほど目立った差はなかった。しかし、その後、民主党に有利な風が吹き始めた。まずは、米国は経済危機に見舞われた。これまでの共和党政権が行って来た経済政策のツケが回ったためと考える国民は多かった。その上、経済危機に対して、マケインは、有効な解決法を打ち出すことができず、あたふたとしているところに、副大統領候補のサラ・ペイリンがインタビューでマヌケな答えを連発し、マケインの副大統領にサラ・ペイリンを選んだ任命責任が問われる事となった。そして、10月2日の副大統領討論会では、サラ・ペイリンがジョー・バイデンに負け、オバマとマケインの支持率の差はますます開くばかりだ。
オバマ氏、マケイン氏とのリード広げる 世論調査 (CNN.co.jp 10月7日)
テネシー州ナッシュビル(CNN) 米大統領選の民主党候補のバラク・オバマ上院議員の支持率が、共和党候補のジョン・マケイン上院議員とのリードを広げていることが、CNN/オピニオン・リサーチ社による最新の世論調査で6日分かった。
調査は3─5日、有権者1006人を対象に電話で行われた(誤差±3.5%)。その結果、オバマ氏の支持率は53%、マケイン氏の支持率は45%。オバマ氏のリードは8%と、9月中旬の前回調査の4%から倍増した。
また、ギャラップ社やホットラインによる世論調査結果との平均では、オバマ氏が49%、マケイン氏が43%で、差は6%となった。
CNN調査によると、現職ブッシュ大統領の支持率は24%。ニクソン大統領の辞任直前(1974年)と並んだうえ、トルーマン大統領が持つ歴代最低記録(52年2月)と2%差まで落ち込んだ。
また、マケイン氏の政策がブッシュ大統領と同じとの意見は56%と、前回調査の50%から上昇。一方、オバマ氏に金融危機への対応能力があるとの回答は68%を占め、マケイン氏を18%、ブッシュ大統領を42%それぞれ上回った。
さらに、共和党の副大統領候補であるサラ・ペイリン・アラスカ州知事への厳しい見方は40%と、約1カ月前の27%、8月下旬の21%から急増。これもオバマ氏の支持率を押し上げたとみられている。専門家は、万が一必要性が出てきた場合、ペイリン氏が大統領代行を務めるのは難しいと考える米国民が大多数だと指摘した。
来月の本選でオバマ氏の勝利を予想している有権者は、10人中6人を占めた。
マケインがそんな状態を打破できるかどうかがかかった今日の第2回目の大統領討論会は、テネシー州ナッシュビルのベルモント大で開かれた。
両候補は会場やインターネットからの質問に応じるタウンホール・ミーティング(市民集会)方式で、90分間にわたり論戦を交わした。司会はNBCテレビのトム・ブロコウ氏が務めた。
だが、討論後の世論調査によれば、オバマがマケインに勝利したとする投票の方が多く、
この討論会でマケインが、支持率を回復させることは難しいだろう。
"The huffington post" Presidential Debate: Video, Highlights, Analysis(英語和訳)
11:04 - Nico Pitney: CBS 世論調査: オバマがディベートで勝利
第一回大統領討論会や副大統領対決のように、より多くの無党派有権者は、民主党候補者が討論会で勝利したと言う。(正確な数字はより多くの回答者が調査に答えたとき、変わる可能性あり。)
バラック・オバマが勝利 39%
ジョン・マケインが勝利 27%
引き分け 35%
討論前には、54%の無党派層の有権者は、経済についてオバマが正しい判断を下すだろうと思い、討論後は、68%に上がった。一方、討論前は、経済についてマケインが正しい判断を下すだろうと思った41%の票は、討論後、49%とわずかだけ上がった。
討論前は、オバマは有権者の要求や問題を理解しているとしていた60%の票は、討論後は80%と、20%も大幅に上がった。一方、討論前は、マケインが有権者の要求や問題を理解しているとしていた35%の票は、討論後も46%と11%しか上がらなかった。
テレビを見ていても、オバマは自信に満ちあふれているように見えたが、マケインはちょっぴり自信がなさそうに見えた。討論も、オバマは細かく、具体的に質問に答えていたのに対して、マケインは具体性に欠けていた。
11月4日(日本時間では5日)の一般投票を前に、最後の第三回大統領候補者討論会は10月15日にニューヨーク州で開催される。
討論の要点は、『CNN.co.jp』の「米大統領選で候補者討論会、市民集会方式で激しい応酬」(2008.10.08)がわかりやすい。
それにしても、第一回目の討論会では、オバマと目を合わせなかったマケインだが、今回は、オバマをアイツ、英語では、"that one"と呼んだことが話題になり、リベラル系のテレビ局では、その場面が何度も放映され、コメンテーターたちがマケインを罵っていた。通常英語で、"that one"と呼ぶときは、その人を責めることが多い。例えば、親戚の子供が集まった時、お母さんが台所で割れたお皿を発見し、「誰が割ったの?」と聞くと、誰かが犯人を指さしながら、「あいつ。"that one"」と言ったりする。普通は子供や犯罪者以外はめったに「人」に使ったりせず、「どれが欲しい?」と聞かれて「あれ。"that one"」と「物」を指す時に使うことが多い。
こういった下品な言葉を公の大統領討論会で使うマケインは礼儀が全くなっていない、もしくは、オバマに対して前回同様、見下した態度をとっていると言われてもしょうがないだろう。マケインが白人でオバマが白人と黒人の混血であることもあり、こういった言葉が人種差別としてとらわれる可能性が高いことをマケインは考慮するべきだった。マケインのこういった態度も支持率を下げる結果となってしまったようだ。
McCain Calls Obama "That One"
『ROOM to the WORLD.(Culture Essay)』の「Game is Almost Over.(オバマ、マケイン、第二回・ディベート)」が第2回大統領候補討論会について詳しくレポートしてくれている。
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2008.10.06 (Mon)
サラ・ペイリンを酷評するマット・デイモンが人気
これまでのテレビ公開討論会の視聴者の最高記録は、1980年10月にカーター大統領(民主党)とロナルド・レーガン候補(共和党)がまみえた際の8060万人。副大統領候補の討論会では、84年のブッシュ(父)副大統領(共和党)とフェラーロ氏(民主党)の5670万人が最多だった。
やはり、インタビューでのサラの馬鹿っぷりが、討論会でどんな失敗をやらかすかと人々の興味をひいたのだろう。そのせいか、討論会の翌日も、その翌日も北米のメディアは、ペイリン・バイデン副大統領候補による討論会の話題で持ち切りだった。
一方、米民主党は、抜け目無く、討論会の一コマを使ったコマーシャルを翌日に発表した。
少し前にも「サラ・ペイリンがインタビューで馬脚を露わす」というエントリーで、サラ・ペイリンが副大統領になることへの恐怖を語ったマット・デイモンの動画を紹介したが、もう一度、紹介しておこう。この動画は、すでに265万4,885人によって視聴されている。上のエントリーで紹介した同じ内容で違うタイトルの動画も224万6,496人によって視聴されており、勿論重複もあるだろうが、合わせて約500万人によって視聴されたことになる。YouTubeのコメント欄を読んでも、マット・デイモンの意見に共感する人が多いのがわかる。
Matt Damon Rips Sarah Palin
マット・デイモンは、上の動画で、次のように述べている。
サラ・ペイリンは、(皮膚癌で余命が短いと噂されているマケインに代わって)大統領になる可能性は高い。それは、本当に恐ろしい事だと思う。なぜなら、サラ・ペイリンについて何も知らないからだ。サラ・ペイリンは、本当にとても小さな町の町長で、アラスカ知事の経験も2年未満。経験も知識もない彼女が大統領になるのは、まるで出来の悪いディズニー映画を見るようなものだ。アラスカから来たホッケー・マムが副大統領になるなんて、米国にとってなんという災難だろう。人々はこの馬鹿らしい選択についてもっと議論すべきだ。サラ・ペイリンが4000年前に本当に恐竜が地球に存在していたと信じているかどうか知りたい。なぜなら、彼女は、核兵器の発射ボタンを押す事になるのだから。彼女は町長だったとき、自分の気に喰わない本を図書館から排除したくらいだから、何でもするだろう。
デイモンがペイリンが4000年前に恐竜が地上に存在したと思っているかどうか知りたいというのは、サラ・ペイリンの地元の音楽教師がサラ・ペイリンと話した時にペイリンは聖書の教えを信じ、彼女が地球は6000年前に神が創造したとされる創造論を熱心に語っていたことを知った上での発言と見られる。その時、ペイリンは、地球が誕生した最初のころは、恐竜と人間が共存していたと主張していたそうだ。
ダーウィンの進化論では、恐竜が存在していたのは、何億年も前のことであり、6千万年前には、絶滅しており、そのずっと後に、地上の生物が進化しながら最終的に人類が誕生したという説が唱えられている。このことからも、マット・デイモンは、6000年前に恐竜と人類が共存していたと考えるには無理があり、4000年前に恐竜と人類が共存していたと主張するペイリンは、全くもって信用できないと思っているのであろう。
又、ペイリンが町長だったとき、図書館から彼女が信仰する宗教を冒涜するようなハリー・ポッターなどの本を図書館から排除するように司書に命令し、司書がそれを断ると、その司書を首にしようとしたなどの噂もある。ただ、この話は証拠があるわけではない。
ペイリンが排除しようとした図書のリスト
クリスチャンでも、ほとんどが神が6千年前に7日間で天地や生物を造ったとされる創造論は信じていない。北米では、創造論を信じるのは、比較的学歴の低い人々であるということが一般的に知られている。
私は、以前はあまりマット・デイモンを評価していなかったけれども、この動画を見て、好きになった。映画俳優などのタレント業というのは、人気稼業であり、自分のファンがどの政党や政治家を支持しているかさまざまだろうから、特定の政党や政治家を非難することはタブーとされていた。日本では、いまだにタレントが政治家を批判することはめったにない。それでも、自分の人気稼ぎよりも、米国のために勇気を持ってサラ・ペイリンを評価したマット・デイモンは真の愛国者だと思う。
マット・デイモンは、サラ・ペイリンが副大統領になったら、出来の悪いディズニー映画を見ているようだと言っているが、出来の悪いディズニー映画って、例えば、こんな感じだろうか。北米では10月3日に公開されたばかりだが、評判はあまりよくない。
BEVERLY HILLS CHIHUAHUA Theatrical Trailer
『ビバリーヒルズ・チワワ』公式サイト
私もチワワは大好きだけど、この映画は、トレーラーを見ただけで、いまいちだなという感想を持った。曲も"Pretty Woman"と既存する曲だし、犬がどこかで迷子になって家に戻るまでに奮闘するというストーリーもありふれたもの。ビバリーヒルズという金持ちの町からメキシコに旅行するチワワと、もし、当選したら、アラスカの片田舎からワシントンに出てくるペイリンとは対照的だが、出来の悪いディズニー映画ということで、どこか共通点がありそうだ。
なによりも、この経済が低迷しているときに、ビバリーヒルズのペットが裕福に暮らす様子をみせるのは、どうかと思うし、この映画を見て、子供達がビバリーヒルズで暮らす犬達が身につけているブランドモノにあこがれたり、物質主義に走らないかどうか心配だ。まるで、国民が貧困にあえぐ中で誕生した麻生政権のようで、公開する時期を間違えたとしかいいようがない、まさにKYな映画なのだ。日本での公開は未定だという。
自民党に多額の政治資金を献金している米共和党を弱体化させ、サラ・ペイリンの正体を多くの人に知ってもらうためにも、今日もランキングの応援宜しくお願いします。
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2008.10.03 (Fri)
サラ・ペイリンvsジョー・バイデン討論会(YouTube)

討論のトレーニングコーチ「サラ、がんばれ。
プーチンがアラスカに彼の頭を突っ込んでくるという、
あのかっこいいせりふを忘れるなよ。」
カナダ東部の時間、Eastern Timeで9時から待ちに待ったサラ・ペイリン対ジョー・バイデンの討論会があった。これまでのメディアによるインタビューでペイリンの知識不足が露呈し、そのさまがあまりにもひどいので、共和党の中から、ペイリンは副大統領候補の座を辞退すべきという意見も出た。
ペイリンは、今日の討論会に向けて、マケインの牧場で、必死で合宿トレーニングをしたようだ。一方、バイデンも今日の討論会に向けて、自宅でトレーニングしたそうだ。

ペイリン候補、手痛い知識不足 牧場で「緊急合宿」(10月2日 朝日新聞)
今回の副大統領候補によるディベートでは、合宿トレーニングの成果が見られ、ペイリンは、これまでになくシャープに対応していたが、オバマやマケインの政策について間違った認識も目立ちバイデンによく訂正されていた。これまでのインタビューで見せたような鈍い反応もなくペイリンにしては、よくやっていたが、彼女の口から出てくる言葉のほとんどが原稿の丸暗記という印象はぬぐえなかった。その原稿に書かれていることが質問されたときは、しっかりと答えていたが、それ以外の質問には、答えずに、話を変えたり、サラの得意とするあいまいで具体性に欠ける答弁が目立った。こういった点も含み、35年の議員経験があり、外交以外にも経済、安全保障などの幅広い分野で専門的な知識を持ったバイデンにかかっては勝ち目はなかったようだ。

下のサイト(英語)では、ディベートがどのように進行したのか、そしてそのハイライトが見られる。
VP Debate Tonight: Biden-Palin Time Info, Video, Highlights
ディベートの要旨は、日本語のニュースでは、『CNN.co.jp』が一番よくまとまっていたので、動画を交えながら、転載する。
米大統領選の副大統領候補が討論会 経済、外交などで論戦
2008.10.03 Web posted at: 13:16 JST Updated - CNN
(CNN) 米大統領選の共和党副大統領候補サラ・ペイリン・アラスカ州知事と、民主党副大統領候補ジョゼフ・バイデン上院議員による討論会が2日(日本時間3日午前)、米ミズーリ州セントルイスのワシントン大で開催された。両候補は終始穏やかな態度を保ちながらも、経済、外交などをテーマに論戦を繰り広げた。
大統領選に向けた副大統領候補同士の討論会は、今回が最初で最後。司会は米公共放送(PBS)のグエン・アイフル氏が務めた。同氏の紹介でステージに登場したペイリン、バイデン両氏は握手を交わし、「ジョーと呼んでもいい?」と声をかけたペイリン氏にバイデン氏が笑顔で答える、和やかな幕開けとなった。
討論のテーマとして、アイフル氏はまず金融危機問題を提示した。バイデン氏は、問題の根本原因は8年間にわたるブッシュ政権の失政にあるとして、経済政策の変革を主張。民主党大統領候補のオバマ上院議員は危機の引き金となったサブプライムローンの危険性を「2年前から警告していた」のに対し、共和党候補のマケイン上院議員は「規制緩和を主張するばかりで、状況を全く把握していなかった」と批判した。これに対しペイリン氏は、マケイン氏が選挙戦を一時中止して危機への対応に奔走したことを強調した。
Biden / Palin Debate Part 1 - Biden: Bush Has Worst Economic Policies Ever
Biden / Palin Debate Part 2 - Palin: Economy Is Hurting
10/02/08 Biden - Palin Debate - 3
「経済状況が変化したことによって、守れなくなる公約は」との問いには、バイデン氏が減税などを挙げる一方、ペイリン氏は「5週間前に副大統領候補になったばかりなので」、取り立てていうほどの公約はないと答えた。同氏はこの後、アラスカ州知事としての経験を基にエネルギー政策論を展開し、外国へのエネルギー依存から脱却する必要があると強く訴えた。
10/02/08 Biden - Palin Debate - 4
気候変動についての質問を受けると、ペイリン氏は「原因としては人間の活動だけでなく、地球のサイクルも考えられる」との立場を示す一方、「(温室効果ガスの)排出量は抑える必要がある」と言明。バイデン氏は「人間の活動が原因であることは明らかだ」と言い切り、「マケイン氏は石油を掘れというばかりで、代替エネルギーの研究推進に反対してきた」と攻撃した。
10/02/08 Biden - Palin Debate - 5
イラク戦争、核拡散、中東和平などの外交問題では、バイデン氏が豊富な経験を背景にブッシュ政権の政策や、それを支持してきたマケイン氏の立場を批判したが、ペイリン氏は「過去の失敗ばかり挙げず、未来に目を向けましょう」と、笑顔でかわした。
Biden / Palin Debate Part 7 - Biden on Troop Funding
ペイリン氏は、同性愛者の権利をめぐる議論で「親族や親しい友人にもさまざまな立場の人がいる」と述べ、教育改革を語る際に「私の祖母も父も教員で――」と語るなど、身近な人々を引き合いに出して、庶民的なイメージを強調。一方、バイデン氏は数字などのデータを挙げながら、終始落ち着いた態度で議論を展開した。ただ、ペイリン氏が「普通の家庭の母親」であることを強調したのに続き、「私も妻を失って1人で子どもを育てた経験があり、子育ての苦労はよく分かる」と、一瞬声を詰まらせる場面もあった。
Biden / Palin Debate Part 8 - Biden On Losing A Loved One
バイデン氏もペイリン氏も、批判のほこ先はもっぱら相手と組む大統領候補に向け、互いを直接攻撃する発言はほとんどみられなかった。今回の討論会をめぐっては、マケイン氏の「失言癖」やペイリン氏の「知識不足」を懸念する声もあったが、両氏とも大きな失態を演じることなく本番を乗り切り、有権者からも「予想よりよくやった」との評価を受けているようだ。
このディベート、見かけは、どちらもよくやったように見えるんだけど、それもバイデンの紳士的な態度のおかげでペイリンが追い込まれることもなく、ディベートが無事済んだからだと思う。ペイリンは、司会者のグエン・アイフルによる質問に答えず、違う話をする場面も見られ、その上、ブッシュとマケインの政策の違いを述べることもできなかったこともあり、副大統領になる準備はまだまだできていないように見えた。マケインの演説を聴いていると、ブッシュが国民に人気がないことから、自分はブッシュとは違うということをよく述べているのだが、今日のディベートでは、バイデンがブッシュの悪事を批判しても、ペイリンはその批判に対して論理的な反撃ができなかった。ブッシュもマケインも同じという印象を視聴者に与えてしまったことは、共和党にとって大きな打撃となるだろう。
評価としては、ほとんどのメディアがジョー・バイデンが勝利したと報じている。
世論調査:どちらが勝者?
米CBS バイデン 46%、ペイリン21% 引き分け33%
CNNテレビ バイデン51%、ペイリン36%
「勝利するまで戦争を続けなければならない」というペイリンに対して、「戦争を終える」ときっぱりと断言したバイデン氏に勝利の女神は微笑んだようだ。
おまけ:少し前に、ペイリンの娘パイパーちゃんがトリグ君の髪を手のひらに唾をつけて整える動画を紹介した。これは、トリグ君のかわりにマケインの頭をなでるパロディ動画だが、マケインの表情以上に「パイパーちゃんをワシントンをぶっ壊す私のパートナー」と紹介しているせりふがかなり笑える。
McCain & Piper
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2008.09.29 (Mon)
サラ・ペイリンがインタビューで馬脚を露わす
「独占記事」:ケイティ・クーリックがサラ・ペイリンアラスカ州知事と外交政策の経験やロシアに近接したアラスカについて語る。
Palin On Foreign Policy
クーリック:アラスカがロシアに近接していることが、知事の外交政策の経験の一部になっているとおっしゃいましたが、どういう意味ですか。
ペイリン:アラスカには外国、ロシアとの間にとても狭い海峡があります。そして、もう一つの国境はカナダとの間にあります。このようなことを言うと・・・、どうしてなのでしょう。レポーターたちによって。
クーリック:からかわれる?
ペイリン:そうです。からかわれる。それです。そうです。
クーリック:なぜ、それが、知事の外交政策の経験を高めることになるのですか。
ペイリン:それは、もちろんですよ。私たちの隣りに外国があるからです。2つの国は、私が知事である州に接しています。そして、ロシアに・・・・。
クーリック: これまでに何か交渉に携わったことがありますか。例えば、ロシア人との。
ペイリン:貿易使節が行ったり来たりしています。プーチンが頭を突っ込んで、米国の宇宙船に乗り込んでくる時、ロシアとの国家安全保障問題について考えることは、とても大切なことです。彼らはどこに行きますか。アラスカです。国境を越えたところにすぐあります。このとてもパワフルな国家、ロシアを見張るために、アラスカから貿易使節を送っているのです。なぜなら、ロシアはアラスカのすぐとなりにあるからです。
つまり、ペイリンが外交政策の経験があると言っているのは、ただ単にアラスカがロシアやカナダと隣接していて、自分はその州知事だから外交政策の経験があると言い張っている。これは、この前のチャーリー・ギブソンのインタビューでも同じ質問をされて、うまく答えられずにメディアで馬鹿にされたにもかかわらず、いまだに同じように答えているところは馬鹿丸出し。まるで、近所のおばちゃんが世間話で外交について語っているような語彙しか使わずに、とても副大統領になる人の話しには聞こえない。言っていることが意味をなしてないし、自分でも何を言っているのかわからないのではないか。
これは、サラ・ペイリンのインタビューのほんの一部で、彼女の無知は他の分野でも晒された。興味のある方は、YouTubeでもっと他のインタビューも見ることができる。
このクーリックとペイリンのインタビューの後、すぐにこのパロディが作られた。通常パロディのせりふは作られるのだが、今回は、インタビューでのペイリンの言葉をそのまま用いただけでパロディになったとのこと(笑)。The Huffington Post(SEPTEMBER 28, 2008)より。"The Huffington Post"というのは、ヒラリーファンのArianna Huffingtonというリベラル派の女性作家によるサイトで、米国の政治サイトで最も有名なサイトの1つ。"Huffington Post"の名前は、彼女の苗字からとったのだろうが、"Washington Post"をもじったようにも聞こえる。2008年3月には、"The observer"によって、世界で最も影響力のあるブログ50のナンバー1に選ばれた。
(前略)
クーリックに扮するポーラー:外交政策について、アラスカがロシアに近接していることによって外交政策の経験があるという知事の主張をもう一度説明する機会を与えたいのですが。
ペイリンに扮するティナ・フェイ:だから、アラスカとロシアは狭い海峡によってのみ分かれているのです。(手を使って説明しながら)ここにアラスカがあるでしょう。ここに海があって、これがロシアです。だから、私たちは彼らを見張っているのです。
クーリックに扮するポーラー:じゃ、実際どうやって見張るのですか。
ペイリンに扮するティナ・フェイ:アラスカの住民が朝起きて、最初にすることが、ロシア人がその辺にうろついているかどうか外を見ることです。そして、もし、ロシア人がそこにいたら、彼らに近づいて、「ここで何しているの?」と聞きます。もし、彼らが適当な理由を述べることができなかったら、「シッシッ。ロシアに帰りなさい」と追い払うのが私たちに課せられた任務です。
(後略)
本当にこのせりふ、サラ・ペイリンが言いそうだね〜(汗)。
最後に、ハリウッド・スターのマット・デイモンがサラ・ペイリンが副大統領候補として選ばれたことにかなり危機感を持って語っている動画でも。
Damon Condemns Palin
マットは、サラ・ペイリンが副大統領になったら、ご老体で病気がちなマケインが倒れ、サラ・ペイリンが大統領になる可能性は高く、経験も知識もない彼女が大統領になるのは、まるで粗悪なディズニー映画を見るようなもので、ひじょうに「Scary=恐ろしいことだ」ともろに嫌悪感を示している。この表情がさすが俳優だなって思ったけど、これって演技じゃないよね(笑)。
そして、マット・デイモンは、最後に「サラ・ペイリンが4000年前に本当に恐竜が地球に存在していたと信じているかどうか知りたい。なぜなら、彼女は、核兵器の発射ボタンを押す事になるのだから。」と真剣に訴えている。これは、サラ・ペイリンの地元の音楽教師がサラ・ペイリンと話した時にペイリンは聖書の教えを信じ、彼女が地球は6000年前に神が創造したとされる創造論を熱心に語っていたことを知った上での発言と見られる。その時、ペイリンは、地球が誕生した最初のころは、恐竜と人間が共存していたと主張していた。実際、ダーウィンの進化論では、恐竜が存在していたのは、3億年から6億年も前のことであり、6千万年前には、絶滅していたとするのが一般的で、その後、人類が誕生したのであり、6000年前に恐竜と人間が共存していたと考えるには無理がある。
サラ・ペイリンとジョー・バイデンの討論がますます楽しみになってきた。馬脚どころか、カラッポなおつむも披露してくれることだろう(笑)。
関連サイト:
EXCERPTS: Charlie Gibson Interviews Sarah Palin
Republican VP Candidate Speaks with ABC News' Charlie Gibson in Exclusive Interview
(Sept. 11, 2008)
上のチャーリー・ギブソンによるインタビューの前にマッケイン陣営の何人もの政治・政策アドバイザーから想定問答の訓練を受けていたそうだが、サラ・ペイリンは、トンデモ発言の嵐だった。
「外国の首脳に会ったことは?」と聞かれると、会ったこともないのに、「アラスカには国際貿易活動で、これまでにも世界中から多くのリーダーが訪れました。」とあやふやに答え、より直接的な質問をされると、やっと「首脳にお会いしたことはありません。」と答える始末。
中でもサラ・ペイリンが究極の無知をさらけだしたのが、「ブッシュ・ドクトリン」という言葉を知らなかったことだ。ギブソンから、「ブッシュ・ドクトリン」に同意するかと聞かれると、「何において?」と尋ね直し、ギブソンに「『ブッシュ・ドクトリン』をどうとらえていますか?」と聞き直されると、なんと!「ブッシュの世界観」と答えたのだ。「ブッシュ・ドクトリン」とは、「先制攻撃」のことで、「9・11」の後にブッシュがテロ指定国家やテロリストに対して、攻撃をしかけなくても、攻撃の危険性が十分あるとブッシュが判断したら、自国防衛のために先制攻撃をかけると宣言したその考え方だ。
この『ブッシュ・ドクトリン』と呼ばれる軍事思想のおかげでアフガニスタン侵攻や、イラク戦争が正当化されたわけだ。また、北朝鮮が核兵器を開発しようとしたのも、この理論が影響していると考えられる。それほどまでに影響力の大きい政治・軍事理論について、サラ・ペイリンが知らないというのは、米国民や同盟国である日本人にとっても危機感をもたらすものだ。
Sarah Palin Holds Forth on Bush Doctrine, Pakistan
このくらいの知識は、米国の小学生でも知っていることで、小学生よりも外交政策の知識がない副大統領候補っていったい・・・・。
この程度の知識でもアラスカ州知事になれるなんて驚き。口紅を塗ったホッケー・ママはそれらしく、子育てに励んでいればいいのだと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。
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2008.09.28 (Sun)
オバマ対マケイン討論会1は、引き分けか

No Clear Winner in US Presidential Debate
カナダ時間の昨夜、オバマvsマケインの第一回討論会がミシシッピであった。テーマは、「外交と安全保障」だったが、今世界中を襲っている米国発の「金融危機」。冷泉彰彦氏によれば、通常、大統領選の討論では、現在進行形の課題を争点にすることはできるだけ避けるというルールがあるそうだけど、今回は「金融危機」という無視できない問題が投票日にまであと1ヶ月ちょっとというタイミングで起こってしまった為、討論会でも、金融危機に40分ほど時間を割いかざるを得なかったということだ。
1 of 11 - Obama / McCain Presidential Debate from Mississippi - 9/26/08
結果は、明確にどちらが勝ったということはなく、普段からオバマとマケインが語っている政策の内容に終始したというのが大方の評価だが、CNNのようにオバマが勝利したと伝えているメディアもある。しかし、よく読んでみると、調査対象者は、民主党支持者の方が多かったということなので、当然の結果と言えよう。
オバマ氏「勝利」が51%、米大統領候補の初のテレビ討論会
ミシシッピ州オックスフォード(CNN) 米大統領選候補の共和党マケイン、民主党オバマ両上院議員が26日に初めて実施したテレビ討論会で、番組を視聴した米国民の51%がオバマ氏が「勝利」したとみなし、マケイン氏に軍配を上げたのは38%だったことが討論会後の全米世論調査で判明した。
討論の内容だが、冷泉彰彦氏が、毎週土曜日に配信される『JMM』メルマガで速報として雑感をうまくまとめて書かれていらっしゃったので、その部分を転載させていただきたい。
(1)金融危機に関してマケインは「共和党が合意を阻害したこと」「自分も含めた規制緩和路線が問題になっていること」などマイナス要因には一切言及せず、ボクシングで言えば「クリンチ」に終始。一方のオバマは民主党の既定路線、つまり「公的資金注入が万人を救済するが、危機の再発を防ぐため必要な規制を導入」という方針からブレずに堂々たる姿勢を維持した。また、具体的になりすぎる発言はオバマは巧妙に避け、冒頭記したような「政策のフリーハンド」を守り通したとも言える。
(2)オバマとしては、この金融危機問題に関してマケインを追い詰めることをしなかった。準備不足だったのか、最終合意に達していない現状では慎重にならざるをえなかったのか、性格的に攻めきれなかったのかは分からない。だが、一気に攻めきるチャンスを逃したのは事実。マケインが「公的資金注入」に賛成なのか反対なのかを追及することもしなかった。
(3)金融危機問題に関しての議論が、財政の話にすり替わり、減税問題、福祉などの「平時の議論」にすり替わっていた。その結果、危機に対する大統領候補の姿勢として「大所高所からの世界観」は分からずじまい。その平時の議論は、全くこれまでの両陣営の主張と寸分変わらず。
(4)オバマの冷静な姿勢、攻撃のかわし方、論点の絞り方などはかなり好感を持って受け止められたのではないか。一方のマケインも、ボイコット騒ぎのドタバタの直後にしては「いつものマケイン」だった。ディベートの全体としては、多少の非難の応酬はあったものの紳士的で、内容的にも情報量があり、両者の相違も良く分かり、過去二回の「ブッシュ=ゴア」や「ブッシュ=ケリー」の討論と比較すると、質は良かった。
(5)ほぼ失言がゼロだったオバマと比較して、マケインは何点か「不規則発言」があった。「危機に際して歳出の凍結をやる」とか「私は米軍による拷問は一切許さない」あるいは「軍事費の使途が不透明、徹底的にメスを入れる」というような発言は、やはり唐突な印象を与える。「マーベリック(一匹狼)」的なキャラクターを売り込もうとしているのかもしれないが、ブッシュ=チェイニーとの根深い確執も感じさせ、それが今回の「700ビリオン注入」におけるブッシュと共和党議員団の分裂という文脈の中で、マケインの共和党内での位置付けが見えないという印象も与えた。
(6)マケインは「オバマの理解は間違っている」と何度も強調し、オバマは「それは違う」とすぐに応酬。その一方で、オバマは「その点ではマケインの見解に同意」するという発言が何回かあった。この応酬は、得点、失点という以前に相互の「キャラ」を印象づける効果の方が大きかったのではないか。
(7)対ロシア政策は二人とも差はない。オバマはイラク戦争は失政で、その代わりにアフガンに増派すべきという見解を変えていない。マケインは名誉あるイラクでの勝利をということで、これも従来通り。イラン、北朝鮮も特に新しい議論はなし。ただ、軍事外交をメインテーマにした部分で「引き分け」という結果は、マケインには苦しいのではないか。
次回の討論は、「ペイリン対バイデン」の1回だけの副大統領候補討論が、来週の10月2日にセットされています。金融危機の中、大統領選という来年以降の政局と、現在進行形のホワイトハウスと議会の綱引きがダブルで走る歴史的な日々が続きます。
下記のCNNニュース(英語)では、アフガニスタン、イラク、イラン、ロシア、中国、貿易、外交について、二人の政策の違いが簡単にわかるように箇条書きで書かれている。
Obama vs. McCain on Foreign Policy: Get the Facts
朝日にも二人の違いがわかりやすい表があったので、それを転載する。

決定打なしの討論会 マケイン氏痛手か 米大統領選(朝日新聞9月28日)
この討論も金融危機の影響でキャンセルされる可能性もあったそうだが、それは何とか回避できたようだ。それにしても、オバマはもう少しマケインを追いつめてもよかったのではないかと思う。ヒラリーだったら、もっとうまく立ち回っていただろう。
あと、今日のメディアで話題になっていたのが、今回の討論でのマケインのオバマを見下した態度だった。例えば、一番上の写真を見てもわかるように、マケインは討論で、終始オバマと目を合わせようとはしなかった。そして、マケインの話し方も、オバマは何も知らないと心の底で思っているのが誰にでもわかるような横柄な口調だった。いくらマケインが「外交と安全保障」について経験と知識を持っているからといって、あそこまでアグレッシブにオバマに対応しなくてもいいのではないかと誰もが思っただろう。それに対して、オバマはとても冷静に対処していた。
大統領選挙前の「オバマ対マケイン」の討論会はあと3回あるが、その前に、10月2日に予定されている「ペイリン対バイデン」の副大統領候補討論が、今からとても楽しみだ。巷では、ペイリンは外交についてあまりにも無知なので、インタビューでもほとんどメディアによる質疑応答はさせないそう。どんな結果になることか。
以前から病状が危ぶまれていたポール・ニューマンが9月26日、癌で亡くなった。83歳だった。
Paul Newman Dies
ポール・ニューマンの映画の中で一番好きな映画、『ザ・スティング』。
THE STING trailer
とても痛快な映画で、何度も見てしまった記憶がある。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
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2008.09.07 (Sun)
オバマを酷評するサラ・ペイリン
Sarah Palin Slams Obama at the Republican Convention
(共和党大会でオバマを酷評するサラ・ペイリン)
3日の共和党大会では当然、盛り上がりを見せていたサラ・ペイリンのスピーチだが、かなり長くて、アラスカ訛りの下品な米語が耳障りだったため、途中で見るのをやめてしまった。毎週土曜日に発信されるJMMの冷泉 彰彦氏のfrom 911/USAレポート のMLを購読している方はそのMLをお読みになられたことだろうと思うが、冷泉 彰彦氏がサラ・ペイリンのスピーチの内容やその時の様子を詳細に報告していたので、MLを購読していないけど興味のある方はぜひ来週の月曜日にバックナンバーが追加されたら、読んで欲しい。
サラ・ペイリンのスピーチの大まかな内容は次の通り。(『from 911/USAレポート』第372回「二つのハリケーン、グスタフとペイリン」MLより)
(1)マケインへの賛辞
(2)オバマへの批判、とりわけ自分の行政官としての実績を強調してオバマの「経験のなさ」を攻撃
(3)アラスカの石油掘削推進
(4)州政府でのリストラ、石油産業との対決など「改革者」としての自分のアピール
(5)家族一人一人と、自分の来歴の紹介
冷泉 彰彦氏によれば、このスピーチは、スピーチライターが練った原稿だったため、一部、いわゆる「保守レトリック」の部分で、明らかに文字上の語勢と喋りがズレた部分があり「自分の言葉ではない」のが分かってしまっていたそうだ。ちなみに、オバマは彼のスピーチは必ず自分で書いている。
(2)のオバマへの批判では、彼女はかなりいやらしい皮肉を込めてオバマを批判していた。その1つに「相手は、私の経験不足を批判しているけど、アラスカ州知事になる前に小さな町の市長だった私だって、いわゆる(オバマと同じように)「コミュニティー・オーガナイザー」だった。違いは、私の市長としての仕事の方が責任が重かったということ。」とコミュニティー・オーガナイザーの仕事を侮辱している。
このスピーチを聞いて、サラ・ペイリンを批判するためにYouTubeやネットに意見をアップした人々も多い。その1つ、Obama Community Organizer:What Is A Community Organizer?(オバマ コミュニティ・オーガナイザー:コミュニティ・オーガナイザーって何?)を紹介しよう。
コミュニティ・オーガナイザーとは、オバマ氏がシカゴの貧しい通りで働いていた社会的に恵まれない人々を向上させる仕事です。サラ・ペイリンはこの偉大なる国で、コミュニティ・オーガナイザーとして働く全ての人を侮辱しました。コミュニティ・オーガナイザーは、小さな町から大きな都市までさまざまな場所から来た人々を助ける仕事です。コミュニティ・オーガナイザーは、失業したり家を失ったり、倒産したり、社会の不公平に直面している人々を支援します。コミュニティ・オーガナイザーは、あくどい大家、不公平な政治、人種差別、米国の貧困層を黙らせようとする人々と闘うために存在します。コミュニティ・オーガナイザーは、非営利組織で働いているから、これらの助けが必要な人々のために闘えるのです。コミュニティ・オーガナイザーは、政治的な提携は何もなく、ただ単に人々を援助します。
しかし、2008年の大統領選挙に、オバマという元コミュニティ・オーガナイザーが出馬しました。彼がシカゴで貧しく助けが必要な人々のために闘ったように、アメリカ人のために闘って欲しいです。
もちろん、オバマ自身もサラ・ペイリンがコミュニティ・オーガナイザーを侮辱したことについてコミュニティ・オーガナイザーは大統領の役割と関連した立派な仕事と反論している。
Barack Obama on Community Organizing
おまけ:
サラ・ペイリンの演説中にダウン症の弟トリグ君を抱きながら彼の髪の毛をつばをつけてととのえる7歳の三女パイパーちゃんが注目をあびた。
Little Palin Puts a Spit Shine on Brother Trig's Head CNN Sarah Palin RNC 09.03.08
関連記事:
『vanacoralの日記』 「恥辱の殿堂」こもりんがまたもや捏造を
『カナダde日本語』過去ログ:
9月3日 米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル
9月4日 サラ・ペイリンのヌードや水着写真など


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2008.09.04 (Thu)
サラ・ペイリンのヌードや水着写真など
それで、やっと子猫ちゃんが寝たので、もう一度サラ・ペイリンのヌードを探してみたらありゃんした。でも、これって本当に彼女なのかな?共和党は否定しているようだけど、昔の彼が写真を流出したようでもある。(写真はhollywoodnewsroomより)

下の水着姿は完全にサラ・ペイリンだってわかるけどね。やっぱり4、5人も子供を生むとお腹はこうなるわな。子供も生んでないのにこんなお腹している私が言うのもなんだけど(笑)。それにしても、アメリカの国旗柄の水着にライフルとは、あまりにも下品だ。下品すぎる。いくら子供の頃、父親と一緒にムース(トナカイが大きくなったような動物)猟にでかけ、今でも猟をしているといっても、ここまで公にライフルを構える姿を見せ付けるとは。戦争大好き、動物殺すの大好きというイメージが定着しそう。

この時もまだウエストは細かったのに・・・・。ジョン・マケインはこんなハイヒールで踏まれたいなんて思ったのかも。今年の2月に初めて会って、8月にもう一度あっただけで、いきなり副大統領に抜擢だものね。きっと下心があるに違いないと思うよ。

ジョン・マケインとしたら、ヒラリーに行くはずだった女性票を奪いたかったのかもしれないけど、こんな写真が流出するようじゃ、かえって女性票は逃げちゃうだろうね。
関連記事:
米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル
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2008.09.03 (Wed)
米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル

北米では共和党大統領候補ジョン・マケイン(72)が副大統領に指名した女性候補、サラ・ペイリン(44)のスキャンダルが次から次へと出て来て大変なことになっている。まさにアメリカ版疑惑のデパートだ。
サラ・ペイリンのプロフィール
サラ・ルイーズ・ペイリン(Sarah Louise Palin)は、1964年2月11日にアメリカ合衆国アイダホ州に生まれる。幼少時代にアラスカ州に移り住み、同州アンカレッジ郊外にあるワシラ(Wasilla)という小さな町で育つ。アイダホ大学を卒業後、アンカレッジのテレビ局でスポーツキャスターを務める。24歳のときに、高校のときから付き合っていた現在の夫、トッドと駆け落ちをした後に結婚。トッドは飲酒運転で逮捕されたこともある。
自称「ホッケーママ」で、子供たちをホッケーの練習場に送り迎えをする母親という意味。自身は、2男3女の母で、人工妊娠中絶に強く反対している。
92年にワシラ市議、96年に32歳で同市長に就任。2006年、最年少かつ女性初のアラスカ州知事として当選し、現在1期目。アラスカ州知事時代、気に入らない公安局長官に圧力をかけて辞めさせたという「職権乱用疑惑」もある。
アラスカで大麻の所持が法的に認められていた時代に大麻を吸ったことがあると告白している。
全米ライフル協会会員であり、ハンティング、釣りなどが趣味で、家には動物の頭部の剥製がいくつも壁にかかっているそう。無許可で釣りをして罰金を払わされたこともある。現在の所属は共和党だが、1990年代にアラスカ州の米国からの「分離」を主張したこともある「アラスカ独立党」に所属していたという過去を2日付の米紙「ニューヨーク・タイムズ」に1面トップで報じられている。2006年12月4日に第11代アラスカ州知事に就任したばかり。2008年共和党副大統領候補に指名される。
まずは、サラ・ペイリンがジョン・マケインの副大統領候補に決まるや否や、彼女のヌード写真が出回ったと言う。ネットでその写真を探してみたんだけど、見つからなかったので、その真偽のほどは疑わしいが、その後も次々とサラ・ペイリンに関するいろいろな事実が暴露された。
サラ・ペイリンの未婚の17歳の娘が妊娠していることが判明。18歳のホッケー選手レビ・ジョンソンとの間にできた子供で、11月に出産する予定だと言う。サラ・ペイリンは二人が結婚することを強調しており、今日開かれた共和党全国集会にもレビ・ジョンソンは参加しており、マケインに家族の一員として紹介されていた。
又、サラ・ペイリンには5人の子供がいるが、ダウン症の5番目の子供(4ヶ月)は実はサラの子供ではなく、娘の子供ではないかという噂もある。
ミス・アラスカ美人コンテストで2位になったこともあるサラ・ペイリンだが、アラスカ州には女性が2名しかいないというジョークも飛び出している。確かにスタイルはいいが、政治家としてのキャリアが浅く、今回共和党の副大統領候補として指名されたことを疑問視する声も大きい。
支持率はオバマ優勢だが、調査もろくにせずに、普通では考えられないような候補者を副大統領として指名したマケインのいいかげんさが問われ、オバマとの支持率の差は開くばかり。マケイン危うし。
America: Meet Sarah Palin
参考記事:
Sarah Palin (英語Wikipedia)
サラ・ペイリン(ウィキペディア)
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2008.08.24 (Sun)
ジョー・バイデン氏がオバマの副大統領候補に起用される
米大統領選の民主党指名候補のオバマ上院議員は、デラウェア州選出のジョゼフ・バイデン(通称:ジョー・バイデン)上院外交委員長(65)を副大統領候補に選定した。ウィキペディアによると、「白人、カトリック、民主党中道派、外交経験豊富、労働者階級出身という経歴が評価された」と書かれている。オバマ氏が若くて経験不足ということもあり、外交問題に強い党の重鎮を副大統領とすることで、オバマ氏に向けられた経験不足批判の払しょくを狙う目的も兼ねているのだろう。写真右:ジョー・バイデン (ウィキペディアより)
ウィキペディアよりジョー・バイデンの経歴を拾ってみた。
経歴
少年・学生時代
1942年11月20日、ペンシルヴェニア州スクラントンで、父ジョセフ・バイデン・シニアと母キャスリーンの間に、4人兄弟の長男として生まれた。兄弟は弟が2人(ジェームズ、フランシス)と妹が1人(バレリー)がいる。10歳の時にデラウェア州クレイモントに引っ越し、その後は父が車のセールスマンをしていたデラウェア州ニューキャッスル郡郊外で育つ。このころ、フルートを愛好していたことから、"fleet flutin joe"というあだ名が付いていたという。
1961年にカトリック系の学校、アーキメア・アカデミーを卒業後、1965年にニューアークにあるデラウェア大学に進学し、歴史学と政治学を学ぶ。さらにはシラキューズ大学のロースクールに進学、1968年に卒業し、翌1969年にはデラウェア州弁護士会へ加入した。
ロースクール在学中の1966年、彼は最初の妻であるネイリア・ハンターと出会い、結婚する。ネイリアとの間には2男1女(ジョセフ3世、ロバート、ナオミ)を設けた。 1972年に29歳で連邦上院議員に初当選後、6期連続当選(任期6年、解散なし)。当選直後、妻と長女ナオミを交通事故で失う。
1988年、2008年に民主党大統領予備選挙に出馬するが、途中敗退。
今日テレビで彼のスピーチを見たのだが、65歳とは思えないほど若々しく、とても説得力のあるスピーチに感銘を受けた。子供の頃はどもりで、人前に出て話すのが大の苦手だったとはとても信じられない。
Joe Biden - Barack Obama OFFICIAL VP choice VICE PRESIDENT
上のニュースでは、ジョー・バイデン氏を副大統領に起用したことが"interesting choice"「面白い選択」、又は「意外な選択」とされているが、バイデン氏を副大統領に起用したことが、オバマ氏の支持率をわずかにあげたようだ。
少し前には、ブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトンと同類項にして「オバマはセレブ」と呼んだCM(下の動画)を作ってオバマを馬鹿にしたセレブの王様マケインがオバマをリードしていたが、下記の時事通信によると、今はオバマがマケインをリードしている。マケインが一時オバマの支持率をリードしたのは、オバマが夏休み休暇中で、メディアから姿を消して活動していなかったからとも言われている。
"Celebrities" ad: Barack Obama, Britney Spears, & Paris Hilton !
副大統領候補発表前の世論調査によると、75%の米国民は、バイデン氏がオバマ支持率に与える影響はないだろうと答えている。
バイデン氏起用、75%「影響せず」=オバマ氏6ポイントリード−米世論調査
(時事通信社 - 08月24日 19:01)
【ワシントン24日時事】24日発表されたワシントン・ポスト紙とABCテレビの合同世論調査結果によると、米大統領選の民主党候補に確定したオバマ上院議員によるバイデン上院外交委員長の副大統領候補起用について、75%が「投票には影響しない」と回答した。ただ、調査は副大統領候補発表前の19〜22日、全米約900人を対象に実施された。
調査によると、バイデン氏を起用した場合、オバマ氏に投票する気持ちが「強まる」と回答したのは13%、「弱まる」は10%だった。また、近く開催される民主・共和両党の大会について、55%が「投票する候補者を決める上で重要」と答えた。
支持率は、オバマ氏が49%で、共和党候補のマケイン上院議員に6ポイントの差をつけてリード。7月の前回調査ではオバマ氏が8ポイントリードしていた。
やはり、「Change」を目指すオバマ氏には、上流階級出身のヒラリーを副大統領候補者にするという考えはもともと全くなかったようだ。下層母子家庭で育ったオバマが中流労働者層出身のジョー・バイデンを副大統領候補に決めたのは納得できる選択だと思う。ジョー・バイデンは金銭欲がなく、いまだに電車通勤している。多分、車の事故で妻と娘を失ったことで、車に乗りたくないのかもしれないが、それでも、飲み食いに3500万円も費やすどこかの政治家とはえらい違いであり、そういった金銭感覚が庶民的な政治家を副大統領候補に選んだオバマを福田総理にも多いに見習って欲しいと心から思う。
Joe Biden Introduction
関連記事:
『木霊の宿る町』倍伝副大統領(2008.08.24 Sunday)
『vanacoralの日記』「オバマはセレブ」。じゃあマケインは何なのさ?(2008-08-22)
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2008.08.17 (Sun)
ジョン・エドワーズのセックス・スキャンダル

SEX, MORE LIES & VIDEOTAPE("National Enquirer" 8月12日)
オバマやヒラリーと共に米国民主党の大統領候補者として活躍していたジョン・エドワーズ氏(55)のセックス・スキャンダルが2、3日前の北米のテレビのニュースでも大きく報道されていたが、大手ゴシップ・スキャンダル誌である『National Enquirer』や『People』でも取り上げられていたので紹介する。
大統領選挙中、エドワーズ氏は、治る見込みのない癌に冒されている妻、エリザベスさん(59)を献身的に看護している政治家ということで話題になっていた。しかし、その裏では、エドワーズ氏のキャンペーンを手伝ったリエル・ハンターさんと不倫関係にあった。エドワーズ氏は、以前はこの不倫関係を否定していたが、つい最近、テレビのインタビューでこの事実を認めた。
John Edwards Admits Affair (CBS Evening News)
『National Enquirer』によると、リエル・ハンターさんには今年2月に生まれた女児がいるそうだが、彼女へ政治資金から生活費が払われていることから、その娘の父はジョン・エドワーズに違いないと見ている。一方、ジョン・エドワーズはその女児が彼の娘であることは否定している。

ジョン・エドワーズの妻、エリザベス・エドワーズが表紙の"People"
The Edwards Affair: Elizabeth's 'Excruciating Anguish'
ジョン・エドワーズの妻、エリザベスさんは、すでにこの不倫についてはジョン・エドワーズから告白されており、友人に「彼を追い出すべきか、それとも30年間の結婚生活をやり直すべきか」との迷いを告白している。エリザベスさんの親友によると、癌という病が、エリザベスさんに決断を迫っているが、「2年間別居するべきか、それとも時間をかけてやり直すべきか」答えはまだ出ていないという。
朝日でもこの不倫を報道している。
エドワーズ氏の不倫発覚 民主党に打撃(朝日 2008年8月9日11時5分)
【ワシントン=小村田義之】米大統領選の民主党候補者指名レースで敗れたエドワーズ元上院議員(55)が、同氏の選挙戦の映像制作に携わった女性と不倫関係にあったことが8日、明らかになった。11月の本選挙に向けてセックス・スキャンダルが浮上し、民主党のイメージダウンは避けられそうにない。
ABCニュースのインタビューにエドワーズ氏本人が認めた。相手は映像制作者のリエル・ハンターさん(44)で06年に不倫関係に陥り、当時、がんの治療を受けていた妻のエリザベスさん(59)も関係を知ったという。それでも同年末、エドワーズ氏は大統領選に出馬表明。07年3月、妻のがんが再発したが二人三脚の選挙戦を続け、今年1月に撤退した。
エドワーズ氏はABCに「彼女のことは愛していなかった」「妻のがんは沈静化していた」と釈明。今年2月に生まれたハンターさんの女児については「自分は父親ではない」と説明している。
エドワーズ氏は04年の副大統領候補。今回の大統領選では貧困対策を訴え、候補指名を確定したオバマ上院議員の閣僚候補にも名が挙がっていた。2人の不倫疑惑は07年10月、大衆紙ナショナル・エンクワイアラーが報じていたが、エドワーズ氏は「でたらめだ」と否定。今年7月、同氏はカリフォルニア州のホテルにハンターさんを訪ねたところを同紙に見つかり、トイレに逃げ込むなど不審な行動をとっていた。
オバマ氏は8日から1週間、故郷ハワイで夏休みの予定。共和党のライバル、マケイン上院議員は「ノーコメント」としている。
朝日は、ジョン・エドワーズの不倫が米民主党にダメージを与えるだろうと書いてあるが、私はそうは思わない。確かに、ジョン・エドワーズ自身のイメージはダウンし、政治生命を脅かされることになるだろうが、不倫という個人の責任で民主党全体のイメージがダウンすることはないだろうと思う。
ジョン・エドワーズにしたら、妻との結婚生活をやり直して、政治生命を繋ぐか、新しい生活のために政治生命を失うかの二者択一を迫られていると言っていいだろう。
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