2010.07.22 (Thu)
暑い日はアイス・バッグでワインを冷やして飲む

このところ、仕事から帰ってきて、裏庭にあるデッキで池の小さな滝の音を聞きながら、ワインを飲むのが楽しみになっている。その日の夕食のメニューによってワインの赤か白を選ぶんだけど、白ワインを冷蔵庫に入れるのを忘れたときに限って、白ワインが合う夕食が食べたくなってしまう。
ウチの室温は人間が生活する上での適温が21~22℃くらいだとすると、節電のため、ちょっと高めの24℃に合わせてある。冷蔵庫で室温の白ワインを、飲むのに適した温度である10℃前後まで冷やすとなると数時間はかかってしまう。冷凍庫で冷やすという裏技もあるけど、あまりに急激に温度が下がるため、ワインの風味をそこなってしまう。だから、結局はチキン料理なのに、赤ワインを飲んでしまったりすることが以前はよくあった。
でも最近は、アイスバッグという便利なものができたので、そんなことはなくなった。このバッグは特にワインを冷やすためのもので、水漏れは100%なし。耐久性にも優れている。色も赤、青、黄色、オレンジ、黒など何種類もあって、自分に合ったカラーが選べるようになっている。

そして、何よりもすばらしいのは、なんと、このバッグに氷と水を入れてワインを冷やせば、たったの15分で白ワインを飲む適温になるのだ。だから、白ワインを冷蔵庫に入れ忘れても、これさえあれば、お料理を作っている間に適温まで冷やせるっていう寸法だ。
ピクニックに持っていっても便利だし、お花を生けることもできる。実際、ワイナリーではこのアイスバッグにお花を生けてあって、「おお!こんな使い方もあるのね。」と買っていくお客さんが多い。

ウイッ。暑い日は適温に冷やした白ワインがおいしいので、ついつい飲みすぎてしまった。
あまり、飲みすぎると、Cocoちゃんにたしなめられるので、今日はこの辺でやめとこうっと。
2010.07.19 (Mon)
メガロマニアックというワイナリーに行ってみた
入り口には小さな看板があるだけなので、1度目は通りすぎてしまった。入り口を入ってから、車でブドウ畑の丘を2,3分登ってやっとワイナリーにたどりついた。

そこからの眺めは絶景で、なんともいえぬ開放感に満ちた感情があふれてきた。どんな開放感かというと、人里離れた眺めのいいところにひっそりとあるので、「お酒が美味しそう。よし、飲むぞ~。」という開放感。

その建物はまるで、洞穴のような感じで、一昔前、ワイナリーの一般的なイメージが「お城」であるとしたら、それとはかけ離れていた。万里の長城のような壁が印象的だった。

なんとなく刑務所のような、とてもシンプルな入り口(笑)。

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2010.03.12 (Fri)
ワイン三昧の日
2010.02.21 (Sun)
2010 Cuvée Wine Awards in Niagara

今週末は、オンタリオワイン産業界の「オスカー(アカデミー賞)」と言われるナイアガラ地域のワイン・コンペティション『Cuvée Wine Awards(クベ・ワイン・アワーズ)』の授賞式が行われた。この授賞式は、賞を受賞したワインは、ナイアガラ・フォールズのカジノ・ナイアガラで行われた「Cuvée Gala(クベ・ギャラ)」で19日に発表された。もちろん、コンペに参加したワイナリーには結果は前もって知らされていた。
この『Cuvée Wine Awards(クベ・ワイン・アワーズ)』は、カナダで唯一、ワインメーカーによって受賞ワインが決定される賞となっており、今年は、45人のワインメーカーによって56のワイナリーから出品された200本のワインの中から45本のワインが選ばれた。入場料は、200ドルと高価だけれども、受賞したワインが、この「Cuvée Gala(クベ・ギャラ)」で飲めるようになっているため、会場は毎年ものすごい人でごった返すようだ。
私が働いているワイナリーは白は、2009年のピノ・グリジオと2008年のシャルドネ、赤は2006年のピノ・ノアールと2008年のプチ・ヴェルドーを出品したんだけど、残念ながら受賞を逃してしまった。昨夜、クベ・ギャラを手伝ったスタッフによれば、うちのワイナリーのワインを飲みにきた人はほとんどいなかったとか(泪)。受賞したワインだけでも45本もあるんだから、それだけでも全部は試せないのに、受賞しなかったワインを飲もうとする人はいないだろうね。
クベ・ギャラには行けなかったけど、受賞ワインを試したいという方は、30ドルでパスポートを買うと、今週末、コンペに参加したワイナリーでコンペに出品したワインが無料で試せることになっている。そんなわけで、今週末は私もワイナリーに借り出されている。
今日は、まあ、それなりに忙しかった。受賞できなかったけれども、5年に1度しか実がならないプチ・ヴェルドーという希少価値の高い品種のワインが1ケース売れた。うちのワイナリーでは、パスポートを持ってきた人には、上述の出品した4種類のワインとこの地域で作られている「ナイアガラ・ゴールド」というチーズをサービスしている。今日は、土曜日なのにパスポートを持ってきた人が20人くらいいたので、明日の日曜日はもうちょっと忙しくなりそうだ。
『Cuvée Wine Awards(クベ・ワイン・アワーズ)』を受賞したワインは次の通り。年々質が上がっているナイアガラの地域のワインを飲む機会があったら、ぜひ、試されるといいと思う。
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2010.02.14 (Sun)
バレンタインズ・デイ@ワイナリー
今日は、ワイナリーのビストロにご年配のカップルやレズビアンのカップルも含めていろいろなカップルにお越しいただいたんだけど、カナダ人の初老の夫婦が、バレンタインデーに食事をしながら、音楽を聴きながら、手を握りあっていた。それを見て、いくつになっても恋愛中みたいでいい感じだなあって思った。
いつもこのブログをお読みいただいている読者の方々に、ハッピー・バレンタインズ・デイ♪

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2009.11.21 (Sat)
チーズ・フォンデュの季節がやってきた

前のワイナリーに務めていた頃は、11月に入るとワイナリーの仕事はめっきり減って、週に1,2度になっていたんだけど、今働いているワイナリーは、11月に訪問客が減少するのを見越して、ワイナリー内に、新しくフレンチ・ビストロをオープンさせたので、これまでと同じように忙しい。特に、11月は木曜日から土曜日まで、ディナーは半額になるので、たくさんの訪問客でにぎわっている。
例えば、ブフ・ブルギニョン(赤ワインで煮込んだビーフ・シチュー)やココ・ヴァン(白ワインで煮込んだチキン・シチュー)は、普通は12ドルなんだけど、木曜日から土曜日のディナー・タイムでは6ドルになる。そして、メディトリニアン・チリ(地中海風スパイシー野菜シチュー)は、7ドルが3.50ドルになる。お料理は『Niche』というケイタリング・サービスの会社に注文している。
食事の値段が安いからか、サービスがいいからかどうかわからないけど(笑)、お客さんは、たくさんのチップを残して帰る。例えば、うちのワイナリーのウェイターの1人は、昨日は約45ドルの食事をした4人テーブルで、20ドルのチップをもらっていた。普通は15%前後なのに、45%のチップをもらったことになる。1日5組の客が入れ替わって、みんながそれぞれ20ドルくれたら、1日のチップだけで100ドルの儲けになる。
昨日は、夕方から忙しくなってきて、6時で仕事が終わるはずだったのに、結局9時半まで働いた。ビストロが忙しかったので、手伝うはめに。
食事は半額なので、ほとんど儲けはないけれども、その分、ワインを売らなくてはならない。レストランで食事するお客さんがグラス・ワインをたくさん注文したり、帰りにワインを買ってくれたりすると嬉しい。でも、食事だけでワインを飲まないお客さんが増えたら、儲けにならないので、ビストロは閉じなければならないと思う。今のところ、半額だからたくさんの人が来るけれども、普通の値段になったら、ピタリと訪問客がなくなったりして・・・・(汗)。


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2009.10.11 (Sun)
Stoney Ridge Wineryの一日

シドニーさんは身長が180cmくらいあるだろうか。とにかく足が細くて長くてかっこいいのだ。

その上、お料理もプロの腕を持つ。笑顔もかわいいし、こんな奥さんが欲しい。

今日はひまだったので、シドニーさんがハンドメイドのラベンダー・ショートブレッドを焼いてくれた。

とにかくサックリしていてラベンダーの香りがほのかにして、めちゃくちゃ美味しい。

ジョーダンはまだ21歳だけど、かなりしっかりしている。

疲れたときは彼の笑顔に癒される。

クランベリー・ワインとラベンダー・ショート・ブレッドの組み合わせなんていかが。

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2009.09.13 (Sun)
Stoney Ridge Wineryで働く人々

カべルネ・フランの葡萄

横着をして車からズームで写真を撮ったらボケてしまった。

葡萄の実が大きくなるように余分な実をカットした後。
Cabernet Franc(Wikipedia)より
カナダ
カべルネ・フランはオンタリオのナイアガラ・ペニンシュラ、プリンス・エドワード・カウンティ、エリー湖の北岸、ピーリー・アイランド、BC州オカナガン・ヴァリーなどに植えられてから、より人気が出て、人々にもよく飲まれるようになってきた。カべルネ・フランはよく他の品種の葡萄にブレンドされて使われるが、最近では、一つの品種のワインとして、又アイスワインとしても人気を得ている。カベルネ・ソヴィヨンに比べて、葡萄が早く実るため、他の赤ワイン用葡萄よりもカナダの涼しい気候に適している。オンタリオ州のカべルネ・フランはマイルドな酸味とともにワインに植物やラスベリーの風味を加味する。、
今日は、私がワイナリーに勤めてから、すでに3人の新人が入ったので古いメンバーと共に紹介しようと思う。
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2009.09.08 (Tue)
Stonry Ridge Estate Wineryでのイベント

7日の月曜日が労働者の日(日本で言えば勤労感謝の日)だったので、カナダは3連休だった。ワイナリーでは日ごろからお世話になっているお客様に無料でランチを提供するイベントがあり、先週末から月曜日にかけて何百人というすごい人でごった返し、あまりにも忙しくて家に帰ってからはクタクタになってしまったので、とてもネットで記事を更新する気力が残っていなかった。

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2009.08.22 (Sat)
Stoney Ridge Wineryでの出来事:ワインとチーズ

庭からとってきた黄色いバラと白いアジサイ
昨日は、再びワイナリーに鹿の赤ちゃんがやってきた。いつも最初に見つけるのが、ワイナリーの中にあるチーズ・ショップを担当のアン。今のワイナリーは、アンからチーズ・ショップを買い取り、アンもついでに雇われたってわけ。アンはチーズ・ショップを長年経営していただけあって、ものすごく痩せているんだけど、コレステロールがオンタリオ州でも最も高いそうで、大学のコレステロールの研究に協力しているほどだ。コレステロール値を聞いてみたら、確かに私よりも高かった。アンによると、そんなにコレステロールが高いのは、遺伝とタバコが原因らしいけど、その他に、チーズをたくさん食べたからかもね。コレステロールを下げる薬をかれこれ20年ほど常用しているらしい。
驚くことにタバコを吸うとコレステロールが上がるらしい。そういえば、私が行ったクリニックのドクターもそんなことを言っていた。父も私もタバコは全く吸わないけど、祖母が吸っていたので、そこから遺伝したのかもしれない。その後、コレステロールの検査は、7月の上旬に済ませたのに、検査の結果について何の連絡もない。きっとコレステロールの値が下がったから何の連絡もないのだと思うけど、電話で結果くらい教えてくれてもよさそうなものなのに。
このワイナリーのチーズ・ショップには、スイス、フランス、イギリス、スペイン、ポルトガル、アイルランドなど世界中から輸入されたチーズから地元のチーズまでかなりの種類が揃っている。チーズについてはあまり詳しくなかったけれども、最近ではとても詳しくなってきた。みんな試させてもらったけど、どれも本当においしい。特にワインと合わせると、最高。こんなにおいしいチーズとワインに囲まれて、私のコレステロール値は今後どうなってしまうのだろうか(汗)。
前回は、2階のデッキにいたときに、鹿さんがやってきたんだけど、今回は、1階のワイン・バーにいたときにやってきた。そして、驚くことに、今回は、鹿の赤ちゃんが2頭一緒にやってきたのだ。

アンの知らせを受けて、スタッフやお客さんと鹿のベイビーをそっと扉から除いているところ
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