2009.08.11 (Tue)
カナダのStoney Ridge Wineryから
週末はワイナリーへの訪問者が多いので、結構忙しい。結構というのは、このワイナリーで働いている人たちにとってはとても忙しいようだけど、以前ナイアガラ・オン・ザ・レイクで働いていたワイナリーに比べたら、今働いているストニー・リッジ・ワイナリーはそれほど忙しいとはいえないからだ。
以前働いていたワイナリーがいかに超人的な忙しさだったかがよくわかる。おかげで、今働いているワイナリーではめったなことでは慌てることはなく、余裕で働いている。
2つのワイナリーを比べると、雇用者の管理形態がとても違うのが面白い。働く者にとっては楽なほうが嬉しいのだが、労働者や利益を管理する側にとっては、雇用者を厳しく管理する方がやりやすいだろう。
昨日はカナダは日曜日だったので、雨にもかかわらず、ワイナリーへの訪問客が多かった。そして、とっても珍しい訪問者も訪れた。

それはちょうど、雨がやんだので、
ランチ10人分のテーブルセッティングを裏庭に面したデッキで
準備していたときだった。スタッフの一人が、「Oh My God! Look!」
といったので、そちらを見てみたら、ワイナリーの裏庭で、
鹿さんが一匹、木から落ちた姫りんごを食べていたのだった。

私はあわててカメラをバッグから取り出して、そっと鹿さんの様子を写した。
都会ではめったにみることのない鹿さんの姿をみなさまにお見せしたかったからだ。

鹿さんは何を食べているのかしらないけど、かなり大きかった。
そのスタッフによると、去年もちょうど大勢のランチの予約が入って、
みんながデッキで食事していると、父、母、子供の3匹で鹿さん一家がやってきたそうだ。
そのスタッフが、「今日は、みなさまのために鹿の一家もお呼びしておきました。」
と冗談で言ったら、みんな本気にしていたと笑っていた。
Tags : ワイナリー |
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2008.04.04 (Fri)
ワインショップが閉店してから一年

私以外のワインショップのスタッフ。
スタッフの一人であったマータ(Marta)の家で開かれた。彼女の家が噂には聞いていたんだけど、ナイアガラでも高級住宅地にあって、結構大きなお家でびっくりした。

マータの家の玄関を入ったところ。
毛筆で書かれた漢字をこうして額に入れて飾るのがカナダではトレンディだ。

玄関を入るとすぐにマックスが出迎えてくれた。

リビングルーム

リビングルームのテラスから裏庭を一望したところ。裏庭が広~い。

そうこうしているうちに、みんなが集まってパーティの始まり始まり。

席に座る前に、すでにアペタイザーと共に3種類の白ワインを7杯くらい飲み、
席についてからは、赤ワインを3杯くらい飲んだ。

ゆみこさんが作ってくれたチョコレートコーティングされたストロベリー。
ストロベリーが甘くてすごくおいしかった。

花の40代3人娘(笑)。左から、マリリン、ゆみこさん、マータ。
私も美しく若々しい40代をめざしてがんばらなくちゃ(笑)。
もう、本当に楽しいおしゃべりとおいしいワインでいい気分になって帰ってきた。
でも、ちょっと食べ過ぎてお腹が苦しい~。
Tags : ワインショップ |
2008.01.03 (Thu)
アイスワイン用葡萄の収穫

カナダを代表する飲み物と行ったらアイスワインだ。シャンパーニュ地方といったらシャンパン、ポルトガルといったらポート・ワイン、ブルゴーニュといったらピノ・ノアールとシャルドネ、ボルドーといったらカベルネ・ソヴィニョンとカベルネ・フランクとメルロウの伝統的なブレンド、ボルドーワインというようにね。

それで、このブログではアイスワインについて何度も説明してきたけど、初めて聞く方のために簡単に説明しておくと、その源はドイツでいつもより寒さが厳しい年であった1794年にぶどうが蔓(つる)にぶらさがったまま凍ってしまったという偶然からできたワインで、氷のように凍ってしまったワインを捨てるのももったいないということで、普通のワインのように絞ってみたら、これがまたすごく純度が高く、甘くて芳香なワインができたというのが始まり。

今ではカナダのように寒い地方では毎年できるけど、ドイツでは数年に一度しか収穫できないそうだ。暖かい地域でも冷凍庫などで人工的に凍らせた葡萄から作られたワインがアイス・ワインとして売られているそうだけど、自然にできたアイスワインと違って糖分が低いため人口甘味料などが加えられているそうで、味がぜんぜん違うということ。

通常、アイスワインの収穫はクリスマスの前後から一月の半ばにかけて行われるんだけど、その時の日中の温度が零下8℃から零下12℃の間で、凍った葡萄が解けないように夜中に収穫される。去年は全く気づかなかったけど、今年はアイスワインの収穫量が多かったせいか一晩中かかって収穫していた。葡萄の木をまたぐように進むトラクターが木をゆらして網のそこに落ちた葡萄の実を手作業で拾うといったとてもハードな仕事を寒い中一晩中やっているのを見ると、暖かいベッドでぬくぬくしているのがとても申し訳ないような気がして、よく眠れなかった。ちなみに網が張ってあるのは、鳥が葡萄の実を食べないようにという考慮から。

アイスワインはとにかくとてもリッチでおいしいので、まだ試されていない方はぜひ試してみて
欲しい。凍った実から絞るので、普通のワインの10分の1の果汁しか採れないので、ちょっと値段がはってしまう。350mlでカナダでは5~6千円くらいだけど、日本では一万円くらいしちゃうかも。だから、日本に帰るときはいつもアイスワインをおみやげに持って帰ることにしている。
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2007.11.09 (Fri)
カナダ・ワイナリー・ツアーその1:ボジョレー・ヌーヴォの異常人気は日本だけ

フランスのブルゴーニュ地方・ボージョレー地区でその年に採れたぶどうで造った新酒ワインだけが「ボジョレー・ヌーヴォ」と呼ばれるため、カナダ産の同じガメイ種の葡萄からできたワインは「ガメイ」とか「ガメイ・ノアール」と呼ばれている。英語ではGamayでギャメイと発音される。
日本人はボジョレー・ヌーヴォが好きだと評判があったのか、私が働いていたワイナリーでは日本人観光客にはこのガメイ・ノアールを赤ワインとしてサービスしていた。
でも、はっきり言って、飲みごたえのあるフル・ボディなワインが好きな私の好みではない。あまりにも軽すぎて、コクもなくて、フルーティなだけがとりえのワインだからだ。水のようにがぶ飲みできてしまうし(笑)。日本人がなぜここまでボジョレー・ヌーヴォにこだわるのかとというと、日本人は季節感を大切にし、「初物」を珍重する人種だからだろう。その上、ヨーロッパからの舶来品という感覚がいまだにあるからに違いない。日本人にとっては車もそうだが、品質は関係なく、国産よりも外国産の方が価値が高いと見る傾向があるようだ。
ボジョレー・ヌーヴォのブームが始まったのはバブルで日本経済が潤っていたときだった。それまで殆ど注目されていなかったブルゴーニュの田舎の安ワインがフランスの醸造家と売国奴広告会社「電通」のマジックによって、日本人はボージョレーがお洒落で高級な飲み物であるかのように洗脳されてしまったのだ。その頃はたった5~600円しかしなかったワインが日本では1万円近くもの値段で売られていたのである。
それでもバブル崩壊後は「ボジョレー・ヌーヴォ・ブーム」は下火になったようで、ボジョレーも高級なワインから庶民のワインへと様変わりしただろうか。しかしながら、経済がここまで悪化している今でもボージョレー解禁の時期には他のものが空輸しにくくなるほど多量のボジョレー・ヌーヴォを輸入する日本って?他にももっと美味しいワインはたくさんあるのにさ。
前置きが長くなってしまったが、今日はボジョレー・ヌーヴォ以外にもこんなにいろいろなワインがあるよという宣伝も兼ねて、とてもローカルな話題でも。二日ほど前に書こうと思った"Taste the Season"というナイアガラ・オン・ザ・レイクのワイナリーでのイベントについて紹介したい。

日本語に訳せば、「季節を味わおう」ということになるんだろうが、ナイアガラ・オン・ザ・レイクのワイナリーが11月の週末に企画したチャリティーのワイナリーツアーのパスを$40で買うと、17ヶ所のワイナリーでワインとフード・ペアリング(ワインとそれに合ったおつまみのようなもの)が楽しめるというもの。この収益は恵まれない人に寄付される。期間は11月の週末ということになっており、4週ある土・日のうちの1週の土・日しか選べない。時間は午前11時から午後5時まで。
私は第一週目を選んで友達と一緒に2日間で17ヶ所のワイナリーでフード・ペアリングを楽しんできた。
まず、第一日目の土曜日にまわった8ヶ所のワイナリーでのフード・ペアリングは次の通り。
1.ジャクソン・トリグズ
Jackson-Triggs 2005 Jackson-Triggs Proprietors' Reserve Meritage – Braised Beef Short Rib Stew

ショート・リブのビーフシチューっていうからカップでビーフシチューをいただけるのかと思っていたら、舟のような形のとんでもなく小さなものだったのでがっかり(汗)。でも、とても美味しかった。

一般の訪問者とは別の部屋へ案内され、VIP感覚を味わった。

テラスからは、一面に広がる紅葉した葡萄の木が望めた。

会議室のような部屋。

一階の入り口にある大きな暖炉。
2.ジョゼフズ・エステイト・ワインズ
Joseph’s 2002 Cabernet Merlot – Peanut Butter Toblerone Cheesecake
写真を撮るのを忘れちゃった。あまり印象のワイナリーだったけど、ピーナツバターチーズケーキが最高においしかった。でもあまりに甘すぎたせいか、ワインがとても酸っぱく感じた。
3.ピリッテリ
Pillitteri Pillitteri Estates Unoaked Chardonnay – Tartlet of Brie de Meaux with Quince preserve

やはり、2階の席に案内されて特別な気分を味わったのはいいけど、建物がなんとなく安っぽかったので、ジャクソン・トリグズでのようなVIP感はあまり感じなかった。でも、クインスのタルトはボリュームもあり、その点ではまあまあだったかな。

窓から下をみたら、夏にブドウ畑などをツアーするときに乗るのであろう面白いトレイラーがとまっていた。
4.サニーブルック・ファーム
Sunnybrook Spiced Apple Wine – Apple Cheese Tartlet
このワイナリーはチェリー、アップル、アプリコットなどのフルーツワインが豊富に揃っていて、普通のワイナリーとはちょっと違った雰囲気がある。でも、この日のスパイスの効いたアップルワインは写真を撮るのを忘れるほど、まずかった。で、タンクも普通はステンレススティールや木を使うんだけど、プラスチック製だったのが印象を悪くしちゃったかも。アップルチーズタルトが甘すぎたのもワインがまずく感じられた一因だろう。
5.ストゥルーン
Strewn Strewn Gewurztraminer "Terroir" – Carmelized Onion Tart

グヴルツトラミーナはいまひとつ風味に欠け、キャラメル化された玉ねぎのタルトも温かかったらもっとおいしかったかもしれなかった。全体の配色といい、カーペットが敷かれたワインバーのデザインはちょっと時代遅れな雰囲気だった。今はほとんどが木かタイルか石造りの床でモダンになっているのに。
6.コンツェルマン
Konzelmann 2006 Zweigelt Reserve –Roasted tortilla goat cheese wraps with cracked black pepper & tarragon

ズワイゲルトがカナダで作られているとは。スパイスが効いていてなかなか美味しかった。あら挽き黒胡椒とタラゴンのソースがかかったヤギのチーズラップのローストは名前負けしているという感が強かった(笑)。

入り口はとても仰々しかった。私はこういったつくりが好きなんだけど。

ドイツ系のワイナリーであり、外装は昔のお城風?

最近リノベーションしたばかりのコンツェルマンの内装は、ストゥルーンと対照的で、これまで行った中でも最も近代的なワイナリーの一つだった。

ズワイゲルトが美味しかったので、これはいけると思い、他にもいくつか種類のワインを飲んで見た。2004年ピノ・ノアールと2006年カベルネ・フランクと2006年シラーズととても珍しいシラーズから作られた赤アイスワイン。テーブルワインはどれも値段も安いし、美味しかった。アイスワインはちょっと味が薄かった。
7.パラタイン・ヒルズ
Palatine Hills 2006 Riesling Traminer – Mango Sorbet in a Pastry Cup
コンツェルマンで飲みすぎて、酔いがまわってきたため、ワインとマンゴシャーベットの写真を撮り忘れた。このエントリーの一番上の樽が並んだ写真はここでとったもの。リースリングとグヴぇルツトラミーナをブレンドしたワインはあまり特徴がなかった。マンゴシャーベットは美味しかったけど。
8.ストーンチャーチ・ヴィンヤーズ
Stonechurch Vineyards 2004 Vidal Icewine – Icewine drizzled Berries & Cream.
アイスワインの写真を撮るのを又忘れた。だいぶ酔いがまわってきちゃったのかな?(笑)

かなり古い造りのワイナリーだったけど、ワインやワイングラスの値段がとても安かった。普通は一つ45ドルくらいするReadelのピノノアールのクリスタルグラスが29ドルだった。ワインも面白いデザインのグラスの2006年のリースリングがとても美味しくて15ドル以下だったので、1ケース買いたいくらいだった。
長くなったので今日はこの辺で。2日目のツアーは又後ほど。
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2007.10.17 (Wed)
ピノ・ノアール試飲会 Pinot Noir Party
昨日のワインのテーマはピノ・ノアール(Pinot Noir)。

ピノ・ノアールは特にマッシュルーム料理とよく合うのでマッシュルームを使った料理を持ってきた人が多かったんだけどどれもとてもおいしかった。その中で特においしかった「ハム詰めマッシュルーム」のレシピを同僚のクリスティンからいただいたので、後ほどご紹介しよう。

カリフォルニア産、フランス産、カナダ産、ニュージーランド産、オーストリア産の5種類のピノ・ノアールを飲んだ中で、私が一番おいしいなと思ったのが一番最初に飲んだフランシス・コッポラ2006年ピノ・ノアール、シルバーラベル Francis Coppola 2006 Pinot Noir Silver Label。調べてみたら、日本でもこのワインを取り扱っているところがあって、ネットでも買えるみたいだけど、値段が米国で買うのと比べると倍くらいしちゃう。それでも3650円で買えるのでまあまあか。

このワインはその名前から想像した人も多いと思うけど、『ゴッド・ファザー』の監督で知られるフランシス・コッポラ氏が経営しているカリフォルニアはナパ・バリーのワイナリーで作られたワインで、ダイヤモンド・コレクションの中の一つ。

色は透明感のある真っ赤なルビーで、プラムや花や甘いスパイスの香りがする。飲んでみると最初はブラック・チェリー、ダーク・カラント、イチゴの豊かな味がして、最後はサンダル・ウッドの香りで終わる。とてもマイルドだけれど濃厚な口当たりのするピノ・ノアールだった。これまではピノ・ノアールのイメージを180度変えてくれたコッポラダイアモンドコレクションのピノ・ノアールの味は決して忘れられないだろう。

ワインが好きな人には是非オススメの映画「サイド・ウェイ」でも、ピノ・ノアールには好き嫌いがあると言っているけど、やはり、良いワインとの出会いはその品種への固定観念を崩してくれるのかもしれない。

それではクリスティン(上の写真一番左)が教えてくれたマッシュルームのレシピをここに紹介しよう。
材料:
マッシュルーム 16個
削ったチェダーチーズ 1/2カップ
細かく切ったハム 1/2カップ
パン粉 1/4カップ
細かく切ったシャロット 1tbsp(テーブルスプーン)
ディジョン・マスタード 1tbsp
マヨネーズ 1tbsp
よく水切りしたホースラディッシュ 1tsp(ティースプーン)
1.マッシュルームをぬれた布でよく拭いて、茎をはずす。
2.軽くバターを塗ったベーキングシートにマッシュルームを丸みのある方を下にして並べる。
3.ボールにチーズ、ハム、パン粉、シャロット、マスタード、マヨネーズ、ホースラディッシュを入れて混ぜる。
4.マッシュルームに混ぜたものを詰める。
5.375Fのオーブンで8分間焼く。チーズが溶けて、マッシュルームに熱が通ったら出来上がり。

最後にノバスコシア産のマスカットで作られたアイスワインを飲んで終わった。もちろん、このスタッフの中にはなりたての公認ソムリエも約2名ほどいるので、とても詳しいワインのお話が聞けてためになった。月に一度でもこういった試飲会をすると、いろいろなワインが味わえてなかなか面白いと思う。
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Tags : ワイン |
ピノ・ノアール |
フランシス・コッポラ |
サイドウェイ |
2007.09.15 (Sat)
カナダのワイナリー: Vineland Estate

日も短くなり、今までは、9時でも明るかったのに、今は、8時くらいに暗くなり始め、9時になると、真っ暗になってしまう。だから、これまでは、夕食後8時に家を出て30分くらい散歩してもまだ全然明るかったのに、今では、早めに夕食を済ませて、7時くらいには、散歩に出かけなくてはならない。

赤ワイン用の葡萄も7月までは緑色だったのが、8月下旬くらいから、だんだん色づき始め、9月に入ると完全に葡萄色に変わる。色が変わりながら、実も大きくなり、9月下旬には、葡萄の収穫を迎える。東部では葡萄の収穫時に、『葡萄とワイン祭り』(Grape and Wine Festival)が行われ、多くの人でにぎわう。各ワイナリーもイベントを催したりして、忙しくなる。

夏休みにワイナリーでアルバイトしていた学生はすでに大学の新学期に入ったので、ワイナリーでは働いていないけど、この『葡萄とワイン祭り』には、猫の手も借りたいほど忙しくなるので、週末だけ学生に来てもらうワイナリーも多い。
先日、『葡萄とワイン祭り』でにぎわう前に、一足先にヴァインランドというワイナリーでランチを楽しんできたので、そのときの写真を紹介したい。

オンタリオ湖を見渡せる眺めのいいパティオの席

室内にあるレストランから見えるパティオ
このレストランでは一皿に盛ってある料理の量が多いので、前菜、メイン、デザートと全部食べるとお腹が一杯になりすぎるので、ダイエット中ということもあり、この日はサラダと軽いシーフード料理のみを注文した。それでも、かなりお腹にこたえちゃったよ。この日のワインは少し甘めのオフ・ドライのリースリング。このワイナリーは特にリースリングが青りんごや洋梨などのフルーティーな味でオススメ。

ペチュニアの花がかわいいサラダ

シーフード料理
帰りにもう一軒だけ、フラット・ロックというワイナリーに寄ってシャルドネとピノ・ノアールを試飲。

ここは小さなワイナリーだけど、とてもワイナリーの人の感じがよく、又来たくなってしまうようなところだった。
一ヶ月に一度くらいこれからもカナダ東部のワイナリーの紹介をしていきたいと思うので、ワイナリーに興味のある方はお楽しみに♪

社会・経済、動画・フラッシュ、海外生活1~3位
総合9位
2007.08.10 (Fri)
ペニンシュラ・リッジというワイナリーでランチ

オンタリオ湖の南にそって位置するナイアガラのワインベルト
このナイアガラ地域はワインの産地として最近は知られているんだけど、昔はコンコルドやナイアガラと呼ばれているジュース用の葡萄しか育たなかった。それを品種改良して、ワイン用の葡萄も育つようになった。カナダの気候は朝晩涼しくて、日中は暑いため、酸味と糖分のバランスがいい白ワイン用ぶどうが育つ。
五大湖の中ではもっとも深いので真冬でも凍ることのないオンタリオ湖が太陽の熱を吸収して、気温が湖の水温よりも低くなると暖かい空気を上空に噴き出すんだけど、それが、北風に乗って、この地域を循環する。だから、冬、寒さが厳しいカナダでもワインが作られるそうだ。

ビームズビルにあるペニンシュラ・リッジというワイナリー

遠くにオンタリオ湖が見渡せ、とても眺めがいい

とてもこじんまりとしたレストランのテラス
レストランのテラスは広いのに、テーブルは5つしかなくて、こじんまりとしていた。自分がオーナーだったら、空間をもっと有効に使うんだけどなんて思った。そこが日本人らしいところかも(笑)。カナダ人はあまり人が多すぎるのを嫌うのでこういったこじんまりとした雰囲気を好む。

ラムのテンダーロインとシラーズがとてもよく合った
ラム肉はとてもやわらかくておいしかったけど、牛肉はそれほどやわらかくなかった。けっこう高めのレストランで、一人$50くらい。私にしてはめったに行けない場所なのにサービスが遅くて、この日は外はかなり暑かったので、少しいらついた。ワインはとてもスパイスの効いたシラーズで、ほどよい酸味のフル・ボディの赤。なかなかおいしかったので、ワイナリーで買おうと思ったら、もうとっくに売り切れだって。このシラーズ、レストラン専用のワインらしい。

ウェイトレスの一人

ワイナリーの中の棚が一本ずつ区切られていた

ワイナリーの中からすばらしい景色が眺められる
ワイナリーで働いていても、他のワイナリーを見て回るのは楽しい。ワインを飲むだけよりも、レストランで食事をしながらワインを飲むほうがどちらかというと好きだけど、お金がかかる上にダイエットにも悪影響がありそうなのでそうしょっちゅうはいけないのが残念。
Tags : カナダ |
ワイナリー |
ペニンシュラ・リッジ |
ジョーダン |
2007.08.04 (Sat)
平和に向かう日本とカナダのジャズ・コンサート
しかしながら、参議院の民主党の議席が増えたこともあり、民主党の小沢一郎がテロ特措法の延長に反対(天木直人のブログ)したり、公明党からも、「集団的自衛権も法制化に慎重論」(毎日新聞)が出てきたようで、日本もゆっくりだけど、徐々に平和に向かっているような気がするのは、私だけではないだろう。
一安心ということで、今日は参院選の記事を書くのに忙しくて書けなかったワイナリーでの屋外ジャズ・コンサートについて写真を中心に紹介しよう。

7月上旬に友人の勤めるワイナリーで屋外ジャズ・コンサートが開催されたので友人と4人で行ってきた。このジャズ・コンサートは毎年恒例で、$30でグラス4杯のワイン込み、4つのグループによる4時間の演奏(1グループ約1時間)が楽しめるものだ。まあ有名なバンドじゃないからこんなに安くできるのだろうけど、それでも、ワインを飲みながらジャズの生演奏に酔いしれるひとときは露天風呂にのんびりとつかってリラックスするのと同じくらい貴重なものだ。

↑「春馬ゆかりオフィシャルブログ」より
ワイナリーでのコンサートなので、外からのワインの持ち込みは禁止。入場するときにバッグの中にワインを隠していないかチェックされる。ワインを飲みたい人は、会場で買わなければならない。グラス4杯はチケット代に含まれるとは言っても、一杯1オンスの量しか入れてもらえないので、ほんの少しだ。だから、会場でワインを買う人は多い。紙製のワインクーラーに氷を入れて冷やしたワインが1本20ドル。お店でワインだけ買うと15ドルなのでワインクーラーと氷代が5ドル余分にかかる。

こういった屋外コンサートに必要となるのは、折りたたみ式のイスと軽食だ。キャンピング好きのアウト・ドア派にはかかせない折りたたみチェアーだが、特にカナダの国旗のカエデのマークのものは7月1日のカナダ・デー以降、半額セールで10ドル以下で売っている。そして、新聞などでは、どこの折りたたみ式チェアが優れているかなどのランキング付けもやっていた。
ワインは持ち込み禁止だが、軽食はOK。気のせいか、男性が食事を用意して女性が食べるパターンが多いようだった(笑)。中にはお寿司を持って来ているカナダ人もいて、私もこの次はお寿司にしようと思った。酸味のきいた白ワインとお寿司は意外に合う。

カナダの国旗の入った折りたたみチェアー($9.99)

折りたたみチェアーのない人は地べたに座ったり寝転がったり

男性は食事を準備する係

女性は食べる係
この日は雨がいまにも降り出しそうな空だったが、案の定、途中でパラパラと降ってきた。


しかしながら、ワインを軽く飲みながら、気軽に楽しめたコンサートだった。来年も又来ようと思う。

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2007.05.04 (Fri)
ワイナリーでのトレーニングとワインの効果
ワイナリーでのトレーニングは無事今日で4日目を迎え、明日が最終日となる。私はワインが大好きなので、いくらでも飲める方なんだけど、今回のトレーニングではこの私でさえも、悲鳴を上げたくなるほど、本当に毎日たくさんのワインを飲まされた。口に含むだけで吐き出さねばならないので、本当に飲まされたというわけではないから、「飲まされた」という表現は適当ではないかもしれない。ワイン好きの私は、吐き出すのがもったいなくて、口に含んだうち、約半分の量は、吐き出さずに飲み込んでいたので(笑)。
すでに書いたように、初日はランチにワインが飲み放題で、飲みすぎてしまい、2日目は、ワインの味を表現するために、グラスを5つ並べて白ワインを4種類と赤ワインを4種類飲み比べたんだけど、そのとき、口に含むだけで吐き出さなくてはならなかったのに、半分は飲み込んでいたので、けっこう酔っ払ってしまった。
又、3日目はワイナリー探索で、5ヶ所のワイナリーで1ヶ所につき、グラス4杯くらいづつ試飲したので、この日はかなりつらかった。あまりにもたくさん飲むと、今度は味もわからなくなってしまうのだ。その上、自分のワイナリーに戻った後も、スパークリングアイスワインとテーブルワイン(アイスワイン以外の普通のワイン)が待っていたのだ(汗)。

4日目の今日は自分のワイナリーのツアーと、姉妹関係にあるワイナリーのツアーに参加し、最後にそれぞれ、ワインを試飲した。その後、家で試して、どんな食べ物と一緒に飲んだか、味はどうだったかについて明日、報告するようにと赤と白、合計で6本のワインをいただいた。
いつも夕食と一緒にグラス2,3杯のワインを飲む私でも、これだけ昼間からワイン漬けだと、夕食は、ワイン抜きで食べたくなる。それでも試さねばならないんだけど、試してみるとおいしいので、一杯では済まなくなる。おまけにワインは健康にいいと思うと、ついつい飲みすぎてしまう。
定期的に適量のワインを飲むこと(毎日1~3杯が理想的)は身体にいいという結論を導いた初期の研究の一つとして知られているのが1979年に"LANCET"という英国の権威ある医学雑誌で発表されたSt.Legerらによる研究だった。ワインは医薬品ではないんだけど、鉄分の欠乏からなる貧血症や、ミネラルの吸収促進、不眠症や過眠症などの睡眠障害などに効果的だという報告がある。昔から食事時にワインを飲むと消化や栄養の吸収を高めると言われていたが、最近では悪玉コレステロールの値を下げたり、健康な心臓を保つ役割を果たすとも言われている。
そして、過去30年間、世界中で1億人以上の被験者を使って行われた学術的な研究によって、適量のワインを飲む人は全くワインを飲まない人に比べて、寿命が数年長いことがわかった。ワインを飲むことによってさまざまな種類の心臓病や癌などを予防したり、病気の進行を遅らせることができるからだ。
"French Paradox"(「フレンチ・パラドックス」フランスの矛盾)という言葉を聞いたことがあるだろうか。フランス人は大のチーズやクリーム好きで、こういった乳製品は心臓にかなり負担をかけたり、悪影響を与えることで知られているから、心臓病の発生率が高そうなんだけど、なぜか、フランスは世界でも心臓病で亡くなる人が最も低い国の一つになっているという矛盾があるという説。これはフランス人がワインを飲むからだと言われている。
最も最近の研究では、健康をもたらすフラヴォノイドとノン・フラヴォノイド・ポリフェノールという重要なオーガニック成分がワインに含まれることが新たにわかった。この成分は他のアルコールには含まれていない。特にぶどうの皮に含まれるResveratrol(リズヴェラトロール)という成分が心臓病や癌の予防に効くようだ。つまり、この成分はぶどうの皮によって色づけられる赤ワインのみに含まれているらしい。尚、"American Journal of Enology and Viticulture"という『米国ブドウ・ワイン学会の学会誌』によると、1000本のワインを調べたところ、カナダのワインにはこのResveratrol(リズヴェラトロール)が他の有名なワインの原産国によって作られるワインに比べて2,3倍多く含まれていたそうだ。これは、私の想像だけど、カナダは気候が厳しいので、ぶどうの果実を守るために皮が自然と厚くなるからResveratrol(リズヴェラトロール)の量も多くなるんじゃないかなと思う。
最後に、『らくちんランプ』のスパイラルドラゴンさんから、彼も大のワイン好きだということがわかるコメントをいただいたので、最後に勝手に引用させていただこう。
日常の生活の中に「ワイン」があると、生活が豊かになりますね。
私も昨日、東京国際フォーラムで開催されているイベントでの、ルーマニアのある楽団の演奏を聴きながら、ロゼシャンパンとボルドーの赤を楽しみましたが、私は「ワイン」という飲み物は、神が人間に「生きているありがたさ」を実感させるために与えた、最も大切な「食物」だと思っています。
確かに一日の終わりに美味しい食事とワインがあると、とても幸せな気分になれるから他には何もいらないかも・・・・。

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