2008.08.02 (Sat)
『Change』からはほど遠い福田内閣改造

予告どおり8月1日に福田内閣改造があり、その内容はあきれるほど福田総理らしい改造で、国民生活よりも単に自分の保身延命のために派閥の長をバランスよく閣僚に組み込んだだけという内容だ。植草一秀の『知られざる真実』の植草氏は今回の内閣改造を下記のように見ている。
新体制の基本特性は「反小泉」、「財務省基軸」、「派閥均衡」だ。
福田政権樹立に貢献した8つの派閥、町村派、津島派、古賀派、(谷垣派)、山崎派、伊吹派、高村派、二階派の領袖に対する目配りが維持された。古賀氏は4役に残留し、谷垣氏、伊吹氏、高村氏、二階氏は閣内で処遇された。
麻生派は総裁選の敵対派閥で政権の枠組みから外れていたが、麻生派の鈴木恒夫氏初入閣と合わせて、麻生太郎氏が幹事長に就任した。
福田降ろしが本格化する場合、麻生氏が在野の場合、麻生氏が後継首相候補の筆頭になる。麻生氏を政権に取り込むことによって、麻生後継での福田降ろしを予防したいとの意思を読み取ることができる。
社民党のみずほタンも同じような見解を示している。
福田改造内閣の発足に当たって(談話)
本日、福田改造内閣のメンバーが発表された。
しかしながら、多くの閣僚メンバーが留任しており、自民党の役員が異動して入閣するなど、派閥順送りの人事であり、まったく新鮮さに欠けるものである。国民のために何をするかではなく、「自民党の、自民党による、自民党のための」延命内閣である。福田保身内閣としか言いようがない。
この内閣では、小泉内閣から延々と続いてきた国民生活に犠牲を強いる路線を転換することは不可能である。この内閣で、国民の暮らしは良くならない。昨年の発足から10ヵ月間、福田内閣のもとでも社会保障費は削減され、地方自治体への支援を切り縮められたことにより、格差が拡大し続けてきた。非正規労働者が増え続け、派遣労働などの不安定な雇用が増大していることに加え、原油の高騰や食料品など基本的な生活物資の値上げが続き、国民生活はますます厳しさを増している。引き続く地震災害や、原発の事故などに対しても、国民生活の安全を保つために政府は真剣に考えるべきである。
続く・・・・
社民党の保坂議員も今回の内閣改造は、福田組、新学期の「席替え」改造かという程度と述べている。
同じく辻元清美タンもオールスター下げ潮内閣→10%内閣へと福田内閣改造を鋭く批判している。
福田改造内閣の顔ぶれが決まった。唯一のサプライズは町村官房長官の留任という声も多い。
はっきりしているのは、上げ潮派を排除したこと。そして全派閥からまんべんなく入閣させる内向き人事だったこと。福田総理は「政策実現内閣」とよんだ。実現すべき政策とは「増税」に違いないが、さすがに「増税実現内閣」とはいえなかったのだろう。
派閥オールスターを集めたものの、人気も景気も低迷必死。「オールスター下げ潮内閣」では、ただただ国民の暮らしは追いつめられるばかり。
終わってみれば消費税も支持率も「10%」ではしゃれにならない。あらためて一刻も早い解散総選挙をすべき!
国民にとって、何がサプライズかって言ったら、そりゃ、確かにあのアホ町村が官房長官に留任したことだろう。又、Asshole太郎が幹事長になったこともいろいろな意味でサプライズだった。でも、このメンバーの年齢をみただけでも、福田総理を含む22名の全閣僚を足したら1394歳で、平均年齢は63歳。この内閣の中で一番若いのが47歳っていうんだから、いくら老人大国の日本でも、内閣人事の年齢までここまで高くしなくてもいいなじゃない?世界広しといえども、内閣閣僚の年齢がここまで高いのは日本くらいじゃないだろうか。当選回数だって上がるワナぁ~。それだけ長く生きているんだからさ。
ちなみにカナダのハーパー政権では、ハーパー首相が48歳と若いこともあるけど、閣僚の平均年齢は、53歳と日本よりも10歳も若い。ハーパー内閣の閣僚数は27名で、福田内閣の閣僚数よりも5名多い。又、ハーパー内閣の前のマーチン内閣では閣僚は39名だった。それに比べたら17名も減らした末の27名なのだ。
内閣閣僚の年齢層が高いと、やはり、どうしても思い切った政策の『Change』はできないよね。『Change』をスローガンに時期米国大統領をめざすオバマだって、1961年生まれの46歳だし(8月4日で47歳になる)、きっと彼が大統領になったら、組成する内閣は、40代から50代中心になるだろう。北米と比べると、どう見ても、日本の内閣って年齢が高すぎているし、活力や若々しさという魅力に欠けてるような気がする。普通、63歳って言えば、体力、知力とも衰えてきて、そろそろ退職する年齢だよね。町村がちょうど63歳だけど、彼の言動を見ても、言わなけりゃいいようなよけいなことばかり言っているのは、もちろん非常識なせいもあるけど、年齢のせいで、思考力が低下しているってこともあるんじゃないかな。でも、私の知っている人の中には80歳になっても体力、知力とも衰えを見せないような人がいることも事実。だけど、それは、かなり珍しい例かも。
それでは、さっそく新内閣のメンバーを見てみよう。
自民党4役
幹事長 麻生太郎 67(麻生派)
政調会長 保利耕輔 73(無派閥)
総務会長 笹川尭 72(津島派)
選挙対策委員長 古賀誠 67(古賀派)
閣僚
総務 増田寛也 56(留任・民間)
法務 保岡興治 69(山崎派)
外務 高村正彦 66(留任・高村派)
財務 伊吹文明 70(伊吹派)
文部科学 鈴木恒夫 67(初入閣・麻生派)
厚生労働 舛添要一 59(留任・無派閥)
農水 太田誠一 62(古賀派)
経済産業 二階俊博 69(二階派)
国土交通 谷垣禎一 63(古賀派)
環境 斉藤鉄夫 56(初入閣・公明)
防衛 林芳正 47(初入閣・古賀派)
官房 町村信孝 63(留任・町村派)
国家公安委員長・沖縄北方・防災 林幹雄 61(初入閣・山崎派)
消費者 野田聖子 47(無派閥)
金融・行政改革 茂木敏充 52(津島派)
経済財政 与謝野馨 69(無派閥)
少子化・拉致問題 中山恭子 68(初入閣・無派閥)
右派に人気が高かった死に神法務大臣やバカボン石破が突如消えていなくなったけど、無能な舛添が厚生労働大臣としてしぶとく居座ってるね。又、植草氏が言うように、中川秀直、小池百合子、武部勤、渡辺喜美、石原伸晃、猪口邦子など小泉勢力の人脈は、新体制から完全に排除されている一方、郵政民営化に反対した野田聖子や保利耕輔氏が入閣している。
悪評高い小泉カラーを払拭するのが目的なのだろうが、しかし、植草氏が言うように、「小泉一派」があまりにもきれいに取り除かれているところを見ると、大がかりな「偽装」が施されている可能性もあり、今後の「小泉一派」の動向に注視が必要だ。
ところで、いつもは鋭い選挙予測で評判なマツナガさんの今回の内閣改造予測は大ハズレだった。予測が当たった人だけ赤で表示。
現内閣残留組
総務大臣 増田寛也
法務大臣 鳩山邦夫(実は結構、総理の信頼が厚い)
外務大臣 高村正彦(朝鮮問題の継続外交)
防衛大臣 石破 茂
以上は福田康夫総理の信頼が厚い。
厚労大臣 舛添要一・・・横滑りか他に入閣、後任は伊吹文明?
再入閣組には、
副総裁兼任厚労大臣 伊吹文明=>財務大臣
財務大臣 与謝野馨=>経済財政
行革担当・経済政策担当 中川秀直
経産大臣 石原伸晃 甘利明大臣への対抗馬。
官房長官 細田博之
福田総理は「財政再建組」の与謝野と「上げ潮派組」の中川を競わせ、高みの見物か。
細田は手堅いことから町村に代わって官房長官に再任。
初入閣組
少子化担当大臣 小渕優子(最近子供を生んだ。内閣の目玉商品)
町村派 農水大臣 坂本剛二
古賀派 文部科学大臣 逢沢一郎
麻生派 環境大臣 森 英介
参議院枠は前回の積み残し
国家公安委員長 山崎正昭
沖縄・北海道担当 吉村剛太郎
公明党枠
国交大臣 井上義久
国家公安委員長と沖縄・北海道担当は一つにまとめられてしまったんだったね。まあ、今回は残念だったけど、これから衆院解散、総選挙の情報などもいろいろと飛び交うと思うので、引き続き、マツナガ情報にもアンテナを張り続けてみたいと思う。
参考資料:
『晴天とら日和』 カテゴリー:政治フクダ
この記事を書くに当たって、福田内閣改造に関して誰よりも素早くたくさんの情報やニュースを集めてくれたとらちゃんのブログを参考にさせていただきました。ありがとう。とらちゃん♪
『きっこのブログ』焼け石に水の内閣改造
きっこちゃんも、当然この内閣改造に不満を表明していらっしゃいます。
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2008.07.25 (Fri)
福田政権退陣要求デモ
しかし、その裏では国民の福田政権に対する失望は大きくなりつつあり、6月14日には右派によって福田政権退陣要求デモが行われた。
今すぐ辞めろ!福田政権退陣要求デモ行進!
明月氏が作って下さったネット世論調査でも77%の人々が解散総選挙をするべきだという考えを持っているという結果が出ている。
右派からも左派からも嫌われた福田政権が終焉する日は近いだろうと思うのだが、自民党は内閣改造をしてレームダック化した福田内閣をなんとか立て直したいと考えているようだ。しかし、その考えも公明党が難色を示し、最初は福田首相の夏休み直後に内閣改造を予定していたが、9月上旬まで内閣改造を先送りするとの味方が強まってきたようだ。
公明、福田改造に難色…「9月上旬説」強まる 北側幹事長「支持率高くなる保証はない」(ZAKZAK 7月25日)
又、上の記事によると、官邸サイドは、内閣改造が支持率に与える影響の分析を行ってきたそうだが、あまりも考えが甘いのにあきれかえるばかりだ。
改造しない場合、「サミット効果で福田首相の支持率が数%上がり、そのまま8月の五輪に突入して世論の注意が政治から離れ、何もしなくても支持率の上昇傾向が続く」と分析。実際、マスコミ各社の世論調査も総じて支持率が微増した。
改造をした場合も、新顔をそろえて国民にアピールすることで支持率アップが期待できるとする。だが、新閣僚のスキャンダルが表沙汰になる可能性など新たな不安要因を抱える。
まあ、フジの記事だからあまりあてにならないことは皆様ご存知だろうけど、サミット効果も全くなく、その後も福田内閣の支持率は自民党御用達新聞の世論調査では上がったけど、その他の新聞社では下がったのだ。だから、改造しなくても支持率の上昇傾向が続くといった分析はありえない。ましてや、改造をした場合、新顔をそろえて支持率アップできる可能性も低いだろう。もう、国民は自滅等には一刻も早く自滅して欲しいと望んでいるのみ。改造による延命工作は不要だ。
自民党としては低賃金で国民を雇って汗水流して働かせて、思考能力を奪い、その間に無能な首相でも頂点に置いておきながら、自分たちは天下り団体や天下り協力企業を通して莫大な税金や資金を搾取しようって魂胆だろう。国民は早くこの自民党の血税搾取の構図に気がつくべきだ。

BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」のヘンリーさん
が力作バナーを披露してくださいました。
最近ではやたらと公務員の解雇に関するニュースが目立ち、まるで自民党が国民の味方のような錯覚を与えるがこういったニュースにも気をつけた方がいい。
植草一秀の『知られざる真実』一般公務員を標的に定めた「偽装CHANGE」勢力によれば、これらも偽装「CHANGE」の一環であるということだ。
居酒屋タクシー、厚労省ネットカフェ、社保庁懲戒職員解雇、大阪府職員給与カット、公用車運転業務問題、などの一連の公務員問題は、「偽装CHANGE」キャンペーンの一環である。
「偽装CHANGE」勢力が叩くのは「小悪」である。「小悪」を叩くのは「巨悪」を隠すためだ。
「真正CHANGE」勢力は「巨悪」を標的とする。政治を国民の手に取り戻し、国民を幸福にするための政治を実現しなければならない。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
敵の戦略を掴み、その上で戦略を構築しなければならない。
「上げ潮派」、「TPL」、「脱藩官僚の会」、「前原誠司&民主党分断工作派」、「知事グループ」が連携して「偽装CHANGE」勢力を創設する気配が強まっている。
「偽装CHANGE」勢力は自民党別働隊であり、自民党が政治権力、利権を死守するために、総選挙での反自民票の受け皿として創設するグループで、国民の利益ではなく、「政治屋・特権官僚・外国資本・大資本」の利益を追求する勢力と通じる新政治勢力である。
「政治屋・特権官僚・外国資本・大資本」の既得権益勢力は、次期総選挙での権力喪失阻止に向けて総力を結集している。
なるほど、自民党はなんとか権力を維持するためにいろいろと工作しているようだ。植草氏は実に深い洞察力をお持ちのようで、氏のブログを読むと自民党の裏のしくみまで見えてくるからとても参考になる。もちろん、このブログの賢い読者の皆様だったら、こういった工作に騙されることもないだろうと思うけど、次期衆院選では、絶対に自民党に投票しないように今から忠告しておきたい。
「福田政権は今すぐ退陣し、解散総選挙を!」と思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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2008.07.20 (Sun)
消費税と社会保障:日本の増税とカナダの減税

日本は今日で梅雨明けで、暑い日が続いているようだけど、カナダには梅雨がないので冬が終わると突然夏が来る。そして、Cocoちゃんの写真を見ればわかる通り、カナダ東部もこのところ30度近い気温が続いていて蒸し暑い。ただ、今日は午後から珍しく雨だったので、午前中からお昼過ぎまでは30度近くですごく暑かったけど、午後は雨が降り出したとたんに、涼しい風が吹いてきて22度くらいの心地よい気温となった。
今週末は近くにあるモール(ショッピング・センター)でサマーセールが行われているので、本当は今日、ウィンドウ・ショッピングに行こうかなと思ったんだけど、雨だったので行かなかった。私がモールで行くのは、「Home Sense」と「Winners」が多い。この2店で、洋服、靴、アクセサリー、バッグから家庭用品まで幅広くなんでも揃っているからだ。そして、ここでショッピングする一番大きな理由は安いから。
私の住んでいるカナダ・オンタリオ州の消費税は13%だけど、商品の元の値段が安いので、たくさん買っても思ったよりも大きな出費にならない。日本に行ったとき、デパートやファッションビルなどではため息の出るような4万円も、5万円もするワンピースをたくさん見た。この不景気にいったい誰がこんな高価な服を買うのだろうと、不思議だった。日本では確かに国民全体の貧困は進んでいるけれど、同時に富裕層はどんどん豊かになっているのかもしれない。私が唯一カナダと同じように心地よく買い物できたのは、ユニクロぐらいだった(笑)。あとは、高すぎて、手も足も出ないという感じだ。
どうせ、洋服なんて流行もあるし、私の場合は、1年か2年着たら糖尿病協会や癌協会などに寄付しちゃうので、安いもので十分なのだ。一着2千円以上払ったことがないし、高くても3千円止まり。まさにユニクロ・プライス(笑)!
日本にはまだ進出していない「Winners」では、有名ブランドものの1年古いモデルの洋服を元の値段の半額で売っている。メーカーで売れ残った服を「Winners」に安く卸しているようだ。でも、1年遅れの流行でも有名ブランド物は早く流行を取り入れる傾向があるので、ほとんど今年の流行と変わらないデザインで、中には今年のモデルもある。それに流行が1,2年で劇的に変わるというわけでもない。
だから、消費税が13%といっても、商品の値段が半額なので、日本で買い物をするよりもよっぽど安く楽しめるのだ。最近、Home Senseで買ったローラ・アシュレイのキルトのベッド・カバーも元の販売価格の半額だった。これまでは厚めの羽毛のデュヴェ(Duvet:かけぶとん)を使っていたんだけど、夏になって暑くなってきたので、薄めのものに変えたのだ。厚めの羽毛のデュヴェにはカバーがあったけど、薄めのデュヴェは厚みがないので、厚めのデュヴェのカバーは使えない。うちはペットがベッドの上で寝るので、カバーがないとベッドが毛だらけになってしまう。だから、夏でもベッドカバーが必要だった。

ローラ・アシュレイのキルトベッドカバー
さてさて、前置きが長くなってしまったが、植草一秀の『知られざる真実』の「劇場型政治手法の再来」(6月20日)というエントリーの中で、植草氏はずっと前から自民党が劇場型手法を用いて、国民にアピールするだろうと予測していた。
「小泉政権以来の常套手段は、与党内に反対論を存在させ、政府決定がその反対を押し切って決定されたように装うことである。政権が与党内の強い反対を押し切って新制度を導入したとの演出を凝らす。政府御用の報道番組はその装いの上に「報道」の装飾をさらに重ね合わせる
自民党内でこれから「財政再建派=増税派」VS「上げ潮派=歳出削減派」の対立が演出されることになる。「上げ潮派」は消費税の増税よりも歳出削減、「小さな政府」を主張し、財務省とも対立する素振りを示すと考えられる。
財政再建派は社会保障制度の安定性確保のための消費税増税を主張する。だが、総選挙を控えて与党が増税方針を最終的に決定する可能性はゼロである。最後は「歳出削減派」が勝利する。小泉元首相と中川秀直氏を中心とする新しい政治勢力が自民党を最終的に代表することになるだろう。麻生氏が担がれる可能性もある。同時に自民党は選挙に不利な増税も真剣に論じる政党であることをアピールする。」
このところ、自民党内で消費税の議論が活発化するのを見ると、まさに植草氏が書かれた通りになった。財政再建派の谷垣禎一政調会長が、衆議院選挙で、与党側が勝利すれば、税率を引き上げる(NHK ニュース)と言えば、上潮派の中川秀直元幹事長は、福田首相が内閣を改造する場合は、増税回避を目指す「上げ潮派」から閣僚を起用すべきだと言っている。つまり、安倍内閣の内閣改造で閣外に出された自分を閣僚に戻せと主張しているのだ。さらに、伊吹文明幹事長は、消費税率引き上げについて、「上げてから選挙をすれば大変なことになる」と述べ、総選挙前に実施すべきではないとの考えを強調しながら、「(選挙に)勝とうと思うと(有権者に)一種の『目くらまし』をしなければしょうがない」(47News 7月16日)と本音を吐いた。
植草氏はさらに、「偽装CHANGE」VS「真正CHANGE」で他にも多数の反小沢民主党勢力が存在することを暗示している。
国民を侮蔑する政治権力は、政治プロパガンダドラマ「CHANGE」を利用して、国民を誘導しようと企んでいる。
1. 官僚利権打破の旗を掲げる中川秀直氏を軸とする自民党「上げ潮派」、
2. 小池百合子氏を軸とするTPLおよび小泉チルドレン、
3. 竹中氏の影武者である高橋洋一氏を軸とする「脱藩官僚の会」、
4. 橋下徹知事を軸とする知事グループ、
5. 民主党分断工作を担う前原誠司氏を軸とする民主党「凌雲会」グループ、
これらの各勢力を政治プロパガンダドラマ「CHANGE」で連結し、次期総選挙での反自民票の受け皿にしようとの策略が練られている。
自民党政権がこのまま続けば、いずれ早いうちに消費税が上がるのは目に見えている。万一、消費税が上がっても、それが社会保障制度を充実させるためなら国民だって文句はいわないだろうけど、自民党が行おうとしているのは、ただ単に消費税を上げるだけ上げて、大企業の法人税はそのままで国民の負担を増やせるだけ増やして、それを国民ではなく天下り官僚を受け入れる大企業に還元しようとするものだ。
カナダでも「Golden Handshake」と呼ばれる天下り制度のようなものはあることにはあるが、その恩恵を得るためには、新しい就職先にとって有利になる人脈や能力が求められ、日本のように出世コースから外れた無能な官僚にさえも就職先を斡旋するような制度ではない。
又、消費税に関して言えば、日本では消費税を上げようとしているが、カナダでは消費税を下げる傾向にある。2006年には7%だったGST(連邦消費税)は、2007年に1%、2008年にさらにもう1%下げられ、現在では5%となっている。カナダの消費税には2種類あって、カナダ全体で同じ税率のGST(連邦消費税)と州によって税率が違うPST(州税)だ。
1)GST(連邦消費税):5%(全州一律の税率)
2)PST(州税):州ごとに違う物品への消費税
・アルバータ 0%
・サスカチュワン州 5%
・ブリティッシュコロンビア州、マニトバ州 7%
・オンタリオ州 8%
・ケベック州(モントリオールなど) 7.5%
・プリンス・エドワード・アイランド 10%
・ニューブランズウィック、ニューファンドランド、ノヴァ・スコシア 13%
しかし、日本のように全ての物品に対して税金がかかるわけではなく、生活にかかせない必需品である食品などはGSTもPSTも免除される。一方、ものによってはPSTの税率が変わってくる。例えば、オンタリオ州では、宿泊するとき、宿泊税としてPSTは5%に減税され、レストランでの娯楽やアルコールには10%、店で買うアルコールには12%と増税される。
日本でも増税が懸念されているタバコにかかる税はGSTとPST合わせて50%くらいだと思う。というのも一度もタバコを買ったことがないので、タバコの値段がいくらくらいなのかわからないが、かなり高いのではないか。例えば、オンタリオ州政府のサイト"Summary of Tobacco Tax Rules for Retail Dealers"を読んでみると、1カートン$43.79以上のたばこの場合、最低$43、79( $17.00 federal excise duty, $24.70 in provincial tobacco tax and $2.09 GST)の税金が課税され、合計で$87.58となる。
衣類にはGSTとPST両方が課税されるが、子供服ではPSTは免除されるなどなど。

日本とカナダの税率を比べる時、人口や国の面積も考慮すべきだろう。日本のように人口が多ければそれだけ税金を納める人が多いわけだから税収は上がるので、一人当たりが払う消費税は少なくてもやっていけるが、カナダのように人口が日本の四分の一である場合は、税金をやや多めに徴収しないと国として成り立たなくなる。又、カナダの国の面積は日本の26.4倍で、もし、日本のように道路を整備したら、工事費に莫大なお金がかかるわけだから、ガソリン税ももっと高くてもいいはずなのに実際は日本のガソリン税を引いた値段よりもずっと安い。おまけにごく最近作られたものを除いて高速道路は全て無料だ。ちなみに昨日の近所のGSのガソリンの値段は、長い間上がる一方だったが、何ヶ月ぶりかで初めて下がって$1.296(約130円)/1リットルだった。といっても前日に比べて1リットルにつき、1~2円くらい下がった程度。
確かにカナダの消費税は日本の5%に比べると13%と高いけれども、人口が日本の四分の一で、国の面積は26.4倍であることをを考慮し、歯科や美容整形、不妊治療など特殊治療以外の医療費が無料で年金制度も日本のように25年以上勤めなくてももらえること、高速道路は無料、教育費が安いことなどを考えれば、決して高くないと思う。
TBしてくださった『生き抜く力』が『生き抜く力』第12回 日本の無駄遣いはどこなのか - その金銭的インパクト -というエントリーで「GDPと政府歳出との国際間比較の図」を紹介して下さった。

この図を見れば、日本政府がいかに無駄遣いをしているかが一目瞭然だ。
日本政府が無駄遣いさえやめれば、GDP世界第3位を誇る日本が今のまま5%の消費税で、GDP世界第13位のカナダと同じレベルまで社会保障を高めることは不可能ではないだろう。それなのに、税金で私欲を肥やそうという官僚があまりにも多いために日本の社会保障は年金受給さえもままならない状態となっている。万一、日本政府が消費税を5%以上上げる場合は、カナダ以上の充実した社会保障を国民に約束しなければならない。
読者のみなさまも同じだと思うけど、最近のメディアの報道の様子でそろそろ自エンドが近いのを感じる。この感触は安倍政権が参院選で惨敗した時と同じ感触だ。
植草氏もブログで「自End」を訴えかけて下さった。
植草一秀の『知られざる真実』 民主・国民新党合意は「自End」への一歩
権力維持を至上命題とする自民党は、「偽装CHANGE」勢力を準備して、国民を欺き、決戦となる次期総選挙を克服しようとしている。しかし、政権交代なくして真の改革はない。
小沢代表も政権交代に向けて、本腰で臨んでいるようで心強い。

小沢氏 政権交代で政治主導を
(NHKニュース 7月19日 0時40分 )
民主党の小沢代表は、埼玉県志木市で講演し、「日本は不景気の物価高という状況になりつつあり、役所任せの政治では対応できない」として、次の衆議院選挙で政権交代を実現し、政治主導の行政に改める必要があるという考えを強調しました。
この中で、小沢代表は、「日本は、アメリカの好景気と中国の高度成長に頼ってきたが、アメリカでは景気が後退期に入り、中国ではバブル経済がはじけて格差が拡大している。そして原油高をはじめ、食料などの生活必需品が値上がりしており、日本は不景気の物価高という状態になりつつある」と指摘しました。そのうえで、小沢氏は、「こうした危機的な状況の中では『役所任せで、何とか考えろ』という今の政権のやり方では対応できない。政治家が自分の判断と責任で決断し、実行していくというやり方で、国民の生活を守っていく政治を打ち立てなければならない。きたるべき総選挙で政権を代えることで、この国の政治行政のあり方を根本から変えることができる」と述べ、次の衆議院選挙で政権交代を実現し、政治主導の行政に改める必要があるという考えを強調しました。
その他の参考記事:
「官僚国家日本を変える元官僚の会」 設立!「CHANGE!官僚国家日本」
官僚OBらが「脱藩官僚の会」、天下り全廃など提言
政権交代すれば、消費税の増税なしでも社会保障はカナダ並みに充実できると思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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2008.07.13 (Sun)
洞爺湖サミットでの福田総理の評価

洞爺湖ウィンザーホテルの正面
7月10日の「トロント大学のジョン・カートンによる洞爺湖サミットの評価について」というエントリーを書いた時には見つからなかったG8サミットについての評価が11日になって更新され、評価も見つかった。コメント欄でお知らせくださったみなさま、ありがとうございました。
John Kirton: A Summit of Steady Success: The Performance of the 2008 G8" (Updated July 11, 2008)
の中の
A Summit of Substantial Success:The Performance of the 2008 G8
John Kirton, Director, G8 Research Group, University of Toronto (July 11, 2008)
という論文の37ページにGBの結果(G8Results)という項目があり、42ページまでG8の評価が書かれている。
訳:
G8 結果
2008年洞爺湖G8サミットは実質的な成功を収めた。Robert Putnam と Nicholas Bayneによって開発された基準によると、B+か78%の成績に値した。サミットの中心議題であった「気候変動」においては著しい成功を手に入れ、そして開発とアフリカ、食の安全、責任能力とジンバブエ問題、さまざまな問題における管理能力では大きな前進を果たした。しかし、世界経済を統治するという点においては失敗であった。
又、43ページ以降は参考文献や資料となり、77ページにゴミ売りが使ったG8の評価が一目でわかる表(Appendix O: 2008 G8 Summit Grades)がある。Previous Peak(緑で表示)というのは、過去に行われたサミットでの最高点。過去にサミットが何年にどの国で行われたのかを見るのは主要国首脳会議(ウィキペディア)が詳しい。
Appendix O: 2008 G8 Summit Grades
John Kirton, July 9, 2008
Hokkaido Previous Peak
Overall B+ (78%) A (1978)
Climate change and environment A A+ (1979)
Major Economies Meeting B
World economy and energy C– A (1975, 1978, 1979)
Development and Africa A– A (2005)
Food security B+
Political issues B–
Zimbabwe A–
Counterterrorism C+
Reform B+
Prime Minister Fukuda as chair A (85%)
Graded by John Kirton according to the Putnam-Bayne framework, with added emphasis on declared presidency priorities and the core democratic mission of the G8.

2002年にカナダでサミットが行われたときも、ジャン・クレチエンが呼びかけたアフリカに援助することに参加国の首脳が全員一致で同意した例を出して、福田も地球温暖化問題で京都議定書に代わる枠組みを提示し、それに対してG8首脳全員が前向きな姿勢を示したことを評価しているところはまさに甘すぎると言っていいだろう。カナダでサミットが行われたときは、結局サミットではアフリカを援助することに各国の首脳が同意したものの、実際援助は行われなかったという結果となったことからも、今回も前向きな姿勢は見せても、実際に京都議定書に代わる枠組みが守られるかとなると難しいものがあるのではないだろうか。
トロント大学のG8研究グループのスポンサーのページを見てみると、米国や日本政府(Foundation for Advanced Studies on International Development)がついていることから、きっと日本に不利になるようなことは書かなかったのだろう。
最後に、主要国首脳会議を読んだら、日本でサミットが開催される年のジンクスが書かれていたので紹介しよう。
日本で開催される年は、必ず衆議院が解散、総選挙が行われている(1979年東京の大平正芳・1986年東京の中曽根康弘・1993年東京の宮沢喜一・2000年沖縄の森喜朗)。 総選挙が行われる理由として「国際的に注目を浴び、イメージが上昇したところで与党は選挙をやりたいと考えるから」や「サミットの準備がある中で政治的混乱をきたすことが出来ない」などが挙げられる。

(時事通信 6月13日)
これを読んで今年もやはり衆議院が解散されるのではないかとの思いを強めたのだが、時事通信のこれまでの内閣支持率の推移を見ると、サミット後、果たして福田首相のイメージが上昇することになるかどうかは疑問であり、サミット後に支持率が低下することも十分考えられる。今年はこのジンクスを破ることにならなければいいが・・・・。
その他の参考記事:
内閣支持横ばい26% サミット、半数評価せず(神戸新聞News7月12日)
共同通信社が主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)閉幕を受け11、12両日に実施した全国電話世論調査で、福田内閣の支持率は26・8%と、前回6月調査の25・0%にほぼ並ぶ横ばいとなった。不支持率は6・7ポイント減の53・5%。福田康夫首相のサミット議長としての指導力を「評価しない」が51・4%で「評価する」の30・3%を大きく上回った。
支持する政権の枠組みは「民主党中心」が4・9ポイント増の45・3%、「自民党中心」が3・9ポイント減の31・2%。4回連続で民主党中心が上回り、その差は前回の5・3ポイントから14・1ポイントに拡大した。
政党別支持率は、自民党と民主党がともに28・6%で、自民党が0・5ポイント減らし、民主党は5・0ポイント増やした。
北朝鮮に対する経済制裁の一部解除方針に「賛成」は24・2%にとどまり、「反対」が61・9%に及んだ。サミットで地球温暖化対策が「前進したと思う」は37・2%、「前進したとは思わない」は56・2%だった。
経済界、洞爺湖サミットで談話 「指導力に敬意」「成果乏しい」(日経新聞 7月9日)
「2050年半減」盛らず 主要排出国の首脳宣言、ポスト京都へ試練(日経新聞 7月9日)
主役と舞台(読売新聞 7月2日)
福田総理は潔く衆議院解散、総選挙を行うべきだと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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2008.04.09 (Wed)
日銀人事迷走で福田首相の面子丸つぶれ

民主:「勝利の美酒」に幹部ら酔う(毎日jpより)
ガソリン値下げに伴う混乱への風当たりを気にする小沢氏の「浮かれる姿は見せないように」とのお達しがあったそうだが、ガソリン値下げを達成した「勝利の美酒」を飲み干す民主党幹部らは、とても嬉しそうだ。これからの日本を背負っていってくれる大切な顔たち。それにしても、ガソリン税の暫定税率が廃止されただけで、国民に活気が戻ったような気がするのは私だけではないだろう。民主党、社民党、共産党ら野党が一致団結してがんばってくれたおかげだ。野党には、早いうちに政権交代で「勝利の美酒」を飲み交わして欲しい。まあ、その前に日銀人事の問題も残っているが・・・・。
民主党小沢氏とは対照的に、ガソリン税のことにしろ、この日銀人事の混迷にしろ、福田首相の与党内での威厳は失われ、国民の福田内閣支持率もますます落ち込んでいくだろう。
日銀人事:財務省出身者の拒絶3度 首相の威信は一層低下(毎日jp 2008年4月9日)
(前略)
政府関係者によると、首相には自民党の伊吹文明幹事長から、民主党の鳩山由紀夫幹事長との間で「渡辺副総裁」で合意したとの報告が事前に入っており、それが渡辺氏提示に首相が踏み切る原動力になった。
今回の「渡辺副総裁」案をつぶしたのは、民主党の小沢一郎代表。一時は大連立のパートナーと考えた相手だけに、首相は小沢氏の対応に怒り心頭の様子だ。周辺に「わけが分からない。鳩山は『ほとんどまとまった』と言っていたじゃないか」と憤まんを漏らした。
しかし、一連の日銀総裁人事問題を巡っては、首相の民主党に対する「読み」の甘さが混乱を招いた側面も否定できない。元財務次官の武藤敏郎前日銀副総裁の総裁昇格に固執した首相は、民主党の反対で武藤氏が不同意になっても、同じ大蔵(現財務)次官経験者の田波耕治氏を提示。しかし、田波氏もあっさり拒否され、戦後初の総裁空席を許した。
政府高官は「毎度毎度(の不同意)で飽きちゃったよ」とぼやいたが、揮発油(ガソリン)税の暫定税率期限切れと絡んで、今後の政権運営全体に対する首相の意欲が減退しているとの見方が与党内から出始めている。
「総裁空席」が始まった3月20日にも首相のもとを訪れた自民党の中川秀直元幹事長は8日も首相に面会したが、政局の仕掛け人視される同氏だけに、首相の「耐久力」を瀬踏みする狙いがあったともみられる。
一方、武藤、田波氏と元財務(大蔵)省トップを不同意にされた財務省にしてみれば、元々「渡辺副総裁」案は不愉快そのものだった。
「財務省出身者を出して3連敗するとまずい」。額賀福志郎財務相は7日昼、国会内で首相、町村信孝官房長官と人事案を最終調整した際、民主党の出方を読み切れないまま渡辺氏を提示することに難色を示していた。今回、民主党が渡辺氏まで拒絶したことで、財務省が首相の手腕に愛想をつかすのは間違いなさそうだ。
こうした中、7日夜、党神奈川県連のパーティーであいさつに立った小泉純一郎元首相から「そろそろ大事な、何とかという『風』が吹き出した気がする」と「解散風」をあおるかのような際どい発言が飛び出し、これを伝え聞いた自民党内はざわつき始めた。首相に距離を置く自民党幹部は「福田さんが首相として何をしたいのかよくわからないのが、一番の問題」と「政権危機」の本質を指摘した。【中田卓二、犬飼直幸】
もう、これだけもめて決まらないんだから、副総裁2人もいらないでしょ。1人で十分。はたして、副総裁が2人も要る必要が本当にあるのか。そこのところ明確にしてから、もう一人の副総裁を決めて欲しい。
小泉の「解散風」発言は福田首相問責をちらつかせる民主党の動きに、そっちがその気ならこっちにも考えはあると受けて立ったのか、はたまた自民党の日銀人事の提示に難色を示す民主党に脅しをかけたのかわからないけど、世論調査では、世論の過半数が「衆院を解散し、総選挙を行うべきだ」と答えているそうだ。
世論調査:「首相の問責可決なら解散」55%…毎日新聞(毎日新聞 2008年4月9日)
毎日新聞が5、6両日実施した全国世論調査(電話)で、福田康夫首相の問責決議案が参院で可決された場合、首相の取るべき対応を尋ねたところ、「衆院を解散し、総選挙を行うべきだ」との回答が55%で最多だった。問責決議に法的拘束力はないが、世論の過半数が民意を問うべきだとの考えを示した。
「決議に強制力はないので、何もする必要はない」は21%、「内閣を総辞職すべきだ」は19%だった。
政府・与党は、ガソリン税の暫定税率を復活させるため、租税特別措置法改正案を衆院で再可決する構え。民主党は再可決された場合、参院に首相の問責決議案を提出することを検討している。
内閣支持層は(1)「衆院解散」43%(2)「何もする必要はない」42%(3)「総辞職」10%--の順。内閣支持層にも衆院選を求める考えが広がっている。不支持層は「衆院解散」が65%を占め、「総辞職」の22%、「何もする必要はない」の10%を大きく上回った。
支持政党別で「衆院解散」は共産支持層の83%が最も高く、民主支持層も70%。自民支持層は41%、公明支持層は55%、無党派層は53%だった。【川上克己】
もちろん、福田にしてみれば、自分が何をしたいのかわからないにもかかわらず、今の地位だけはキープしたいようで、衆院の早期解散には否定的な見解を示している。それにしても、こんな内閣がだらだらと続く日本って不幸だなぁ。
いつものように、とらちゃんが関連記事をたくさん集めてくれたのでご参考まで。
名ばかりソ~リの面目躍如?日銀副総裁不同意される。ふふふン~♪
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2007.12.27 (Thu)
日本政府が汚染された血液製剤を投与された患者に損害賠償を支払う
日本政府が汚染血液製剤投与の患者に支払い
~1万人が凝固因子製剤によってC型肝炎に感染したと言われている~
昨日、日本の福田康夫総理大臣は与党がC型肝炎で汚染した血液製剤の犠牲者達を全員一律救済するための新しい議員立法を模索していると発表した。
福田総理は司法薬害肝炎訴訟の和解決議が木曜日に決裂した後、被害者から官僚からの圧力に屈服したと非難を浴びていた。
福田総理は、「全ての薬害患者を一律救済するために与党が賠償金のための基金を創設する方針を固めた。」「法案の早期成立に努めたい。」と記者に語った。
少なくとも1万人が出血を止めるために使われたフィブリノゲンを投与された後、肝炎に感染したと推測されている。米国が1977年にその危険性を警告したにもかかわらず、日本では1988年まで全国の病院で手術中や出産後に使われていた。
原告側は政府の動きを慎重ながら歓迎した。
「政治がリーダーシップを見せるときだ。政治的リーダーシップが患者を正当に取り扱うよう大きな期待をかけている。」と山口美智子さんは語った。
もう一人の原告である福田恵理子さんは、「法案が作成されるその日まで注意深く監視しています。」と言った。
大阪高裁が原告側に提示した和解案では、1988年までの3年間に田辺三菱製薬(旧ミドリ十字)が製造した血液製剤を投与された患者への責任を認めるものにすぎなかった。原告側は製薬会社に全ての感染患者への支払いを求めていたため、感染者への責任を日付で線引きしようとする和解案を拒否した。
(英語原文は文末の続きを読むへ)
そりゃそうだよね。米国が1977年に警告していたにもかかわらず、1988年までその汚染された血液製剤が使われていたっていうんだから、1977年から1985年までの患者を無視した和解案なんて拒絶されて当然だよ。原告側はお金のためじゃなくて、人権を無視した政府・与党への態度をたしなめるためにも和解案を蹴って正解だったと思う。なかなかできることじゃないよ。
自エンドにTBされるエントリーを読んでもみんな原告側を支援しているし、『報道2001』でも、80%の国民が「政府は薬剤の投与時期などにかかわらず、被害者全員を一律救済するべきだ」と答えていたから安心してたんだけど、世論調査によっては一律救済に反対する人の方が多いものもあったんだね。びっくりした。
年末休暇中のせいか、大阪府知事選挙に関するアンケートはいまだに調子の悪い『世論調査.ネット』の「薬害肝炎の一律救済に賛成ですか?」
まあ、この調査は設問の説明からして、反対側に偏りすぎているというのも原因の一つなんだろうけど、それにしても、もともとは国が外国では使われない汚染された血液製剤を承認してしまっていたんだから、司法の判断を無視しても患者は救わないといけないっていうのがわからないのかな。そして、副作用と感染は全く別のものなのにいっしょくたにしているし、賠償金額にしたって、適当な知識で書かれている。その設問を読んでみて欲しい。
そして、もっと驚くのが、この調査のコメントだ。
多分、この薬害肝炎問題についての知識がほとんどないからだろうが、まるで原告側が悪いような書き方をしていたり、賠償金が税金で払われることをいやに気にしていたり、とにかく血も凍るような非人間的なコメントが多いのには開いた口がふさがらなっちゃったよ。でも、中にはぴょんきちさんのような人もいたので救われたんだけど。それでも、このコメントの評価がー7になっていたのにはほとほとあきれちまったぜ。
ぴょんきちさんのコメント:
皆さんの意見を読んで、ある人が言った言葉を思い出しました。
「人は自分が相手の立場に陥ることは無いと思いこんでいる」という言葉です。
国家というのはいったいどういう存在なのでしょうか?
皆さんはこの極めて根本的なことを考えてみたことがありますか?
私は、民主主義国家というものは国民の生命、財産を守るために存在するものだと考えています。
皆さんはどうお考えですか?
国が国民の生命を守ることを使命とするのならば、別に責任がない国民を救済しても構わないのではありませんか?
現に身体障害者に対して、国はその人が障害者になったことに何の責任が無なくても等級別に各種の保護政策で救済していますよ。
私の父も心臓発作を起こして4級の障害者認定をしてもらい、年金生活者ですから医療費の減免をしてもらって大変感謝しています。
肝炎は大変怖い病気で、十分な治療を受けられないと肝硬変に進み、さらには肝ガンへと進み死にいたる難病です。それもゆっくりと確実にです。その進行を止めるには多額の治療費が必要です。死への道程が自分の現状からわかってしまう病気で、患者さんの恐怖は非常に強いだろうと思います。
そんな人たちを障害者のようにルールを作って国が援助し、救済したっていいんじゃありませんか?
皆さんはそうは思われませんか?
今の政府は国民に冷たいということをよく聞きます。
皆さんもそう感じておられるのではないですか?
でも、ここの意見を見る限り冷たいのは同じ国民の皆さんだと私は感じますよ。
自分は救われたいが、同じ日本人なのに苦しんでいる人たちであっても他人は自分の払った税金で救われてほしくはない。
そんな都合よくは行かないのではないでしょうか?
日本も情けない国に成り下がったものです。
ぴょんきちさんがおっしゃるとおり、「国が国民の生命を守ることを使命とするのならば、別に責任がない国民を救済しても構わない」と思うよ。本当に。ましてや国の責任で肝炎に感染した人を救うのは当然じゃないだろうか。国民の生命や人権を守るべきである本来の国のあり方という考えや意識が低い人がたくさんいるうちは、日本は変わらないかもね。
今回の薬害肝炎問題ではいろいろと考えさせられちゃったよ。
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Tags : 薬害肝炎 |
2007.12.23 (Sun)
薬害C型肝炎の被害者を一律救済
2007/12/23-12:02 議員立法で一律救済=薬害肝炎問題、今国会成立目指す-福田首相表明
支持率に危機感を持った以外にも、もうすぐTB総数5000を突破しそうな自エンドTBリストでもみんなが怒りを持って訴えたのが与党の議員達に届いたのではないかと思う。
↑『きまぐれな日々』より
自民党以外は公明党も野党もみんな薬害C型肝炎の被害者を一律救済したいという意見で一致しているんだから、年内にもこの法案を可決して欲しい。そして、できれば、この法案がC型肝炎被害者だけではなく、その他の薬害被害者の賠償にもつながるよう祈りたい。
12月20日調査・12月23日放送/フジテレビの『報道2001』によると、
「薬害肝炎問題で、政府は薬剤の投与時期などにかかわらず、被害者全員を一律救済するべきだと思いますか。」
という質問に対して、「80.2%」の人が「するべき」と答えている。
そりゃ、そうだよね。全ては厚生労働省が外国では使用を禁止されている血液製剤の製造を承認したことから始まって、これは事故、怪我、お産、病気などで病院にお世話になる誰もが感染する可能性があることだから、他人事ではすまされない問題だし、感染してしまった患者の方を本当にみんな気の毒に思ってるってことだろうから。
で、福田内閣の支持率がどれだけ下がったかっていうと、『報道2001』の調査では、
いまだに35%もあるよ。
不支持率は56.2%だって。
Asahi.comでは支持率はもう少し低いけど、同時に不支持率も低くなっている。
内閣支持31%に急落、不支持48% 本社世論調査

朝日新聞社の調査による福田内閣支持率・不支持率の推移グラフ
まあ、限られた投票数だからということもあるだろうけど、実際に全国規模で調査をしたら、支持率は一桁台だと思う。
それにしても、なんでもやるやるって言ってきて何もやってないヤルヤル詐欺師の福田総理大臣のことだから、今回の薬害C型肝炎の被害者を一律救済するための法案を作成するっていうこともどこまでが本当かさっぱりわからないんだけど、今度は年金問題のようなヤルヤル詐欺だけはやめて欲しい。
『ひとみちゃんにもちょっと言わせて』「体質なのかね~」で、まさにこのシチュエーションにぴったりの漫画を見つけたよ。
みなさん、*福田らないようにね♪
*福田る:やるやると言って何もやらないこと。

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2007.12.05 (Wed)
自民党・福田内閣をどげんかせんといかん
12月05日 15:41:51現在の結果:
・支持する 38票(8.05%)
・支持しない 415票(87.92%)
・どちらともいえない 14票(2.97%)
・白紙票 5票(1.06%)
■結果画面へはこちらからもどうぞ
http://www.yoronchousa.net/result/3194
支持率がナナナナナント!8%だって~。
でも、なぜか新聞社各社はだんまりを決め込んでいる。安倍政権の時は毎週のように各社がこぞってマメに内閣支持率を発表していたっていうのに、福田政権になってからというもの、支持率が発表されたのは、新政権がスタートしたときくらいで、そのときは異常に高い支持率だった。最近ではほとんど支持率のニュースを聞かなくなった。あまりにも支持率が落ち込んでいるので調査を公開しないようにと圧力がかかっているのだろうか。もし、そうだとしたら、日本もロシア並みだね。
ちなみに、かの自民党にスリスリの報道2001(11月29日調査・12月2日放送/フジテレビ)では、福田内閣の支持率が43.6%、不支持率が46.0%と不自然に高くなっている。
しかしながら、「あなたは次に行われる衆議院選挙では、どの党の候補者に投票したいですか。」という質問に対して下記のような結果がでているくらいなので、今衆院解散総選挙を行ったら、自民党が負けるのは目に見えている。
自民党 19.2%(↓) 国民新党 0.2%(-)
民主党 25.6%(↓) 新党日本 0.0%(-)
公明党 3.8%(↓) 無所属・その他 0.0%
共産党 2.6%(↓) 棄権する 1.4%
社民党 1.2%(↑) まだきめていない 46.0%
衆院選で自民党に投票しようと思っている人が約20%しかいないのに、どうして支持率がここまで高くなるのかはとても不思議だ。
一方、リアヨロの12月政党支持率調査では、今のところ、こんな結果が出ている。
【結果】 -2007年12月04日 17:25:56現在
・自由民主党 51票(19.92%)
・民主党 134票(52.34%)
・公明党 1票(0.39%)
・日本共産党 17票(6.64%)
・社会民主党 4票(1.56%)
・国民新党 7票(2.73%)
・新党日本 5票(1.95%)
・その他の政党 10票(3.91%)
・支持政党なし 26票(10.16%)
・白紙票 1票(0.39%)
■結果画面へはこちらからもどうぞ
http://www.yoronchousa.net/result/3190
----------------------------
Powered by リアヨロ!
http://www.yoronchousa.net
とんでもない結果がでているじゃん。じゃん。じゃん。@@
福田内閣不支持の理由はリアヨロの福田内閣支持率へのアンケートのコメント欄を見れば、よくわかる。なんか、このコメント欄も国民の政治へのストレスや不満の捌け口になっているって感じだよね。読んでてそう思った。国民はもう今の自民党政権にあきあきしているのだ。
年金問題にしても、C型肝炎問題にしても、北朝鮮拉致問題にしても、実行不可能な放言ばかりだし、防衛省問題も80%の国民は額賀を喚問するべきだと言っているのに、そうすると芋づる式にこれまでの汚職の数々が浮かび上がってくるし、もちろん額賀の嘘もばれるから必死で喚問を避けたのだろう。又、格差社会対策も全くなっておらず、この不景気なときに大企業に対する税金はカットしているのに、国民に対しては増税しようとしており、生活保護などの社会保障もカットしようとしている。こんな官僚、政治家、大企業だけに甘く、国民にとっては厳しい社会に誰が不平・不満を持たずに暮らせるだろうか。
今、世界中で政治の大きな動きが注目を浴びている。オーストラリアでは長年続いた保守連合政治に国民があきあきして、リベラル労働党が政権を握った。あ、そういえば、オーストラリアはいよいよ日本の捕鯨船に対して、軍隊を送ったようだ。参照
どうせ、クジラを殺しても、食べられるのは、高級な部位だけで、ほとんどの赤身肉が冷蔵庫に残っている状態だっていうのだから、なんと無駄なことをやっているのだろうか。世界からは避難轟々だというのに。日本は直ちに捕鯨船を引き返すべきだと思う。
又、二つの主な産油国ロシアとベネズエラでも、選挙が行われた。
ロシアの下院選挙では、プーチン大統領率いる与党「統一ロシア」が450議席の3分の2以上を確保して勝利したそうだが、カナダでも言われているのが、この選挙のために野党メンバーに対する脅迫や与党に偏向した報道、国民への与党投票強制などかなり汚い手を使ったらしい。
Putin’s party wins ‘dirty’ parliamentary election(Dec. 2, 2007 MSNBC) プーチンの党が汚ない手を使って選挙に勝利する
又、べネズエラでは憲法改正の是非を問う国民投票があり、反米左派のチャベス大統領による改憲案は改憲反対が約51%、賛成は約49%(投票率は56%)という小差で否決された。
日本にももうすぐ大きな政治の動きがあるだろうけど、自民党・福田内閣だけはどげんかせんといかんね。
関連記事:いつものごとく、とらちゃんが記事を集めて下さっています。
ロシア下院選挙 プーチン大統領率いる与党圧勝へ⇒日本にどんな影響がでるか???
ベネズエラ”終身大統領制”は国民投票で僅差否決・・・。チャベス大統領、核開発を表明。で、哀しいかな世界中は核開発だらけ、・・・・
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2007.11.24 (Sat)
リアヨロ世論調査で福田問責に賛成は80%
今日現在、有効評価数が218名で、
福田首相を問責することに
賛成:79.19%
反対:16.25%
という結果になっている。
年末も迫る忙しい時期に調査に協力してくださった皆様、
ご協力ありがとうございました。
ここで、さっそく賛成、反対のコメントを紹介させていただきたい。
賛成意見から。
賛成 :
福田なんてさっさと退陣! (10代 男性 関東)
賛成 :
消費税の件もあるので早急に日本破壊政党は抹殺すべきです。 (20代 男性 関東)
賛成 :
とにかく政権交代したいので、問責で解散総選挙にして欲しい。 (60代 女性 関東)
賛成 :
今、総選挙が行われれば自民党が勝つのは明白だから。
前回、野党に投票してしまった事の間違いに気づいているはず。
このまま自民党が政権から離れれば、「外国人参政権」も可決され、世界中の笑いものになってしまう。 (50代 男性 関東)
賛成 :
さようなら福田さん。
もうあなたとあなたの仲間達にはうんざりなの。
一番の予想外は福田さんが自民党最後の首相だったってことね。 (20代 男性 関東)
賛成 :
安倍前総理よりも福田総理の方が強かで、小ずるく、陰険な感じがします。
阿部さんも嫌でしたが、福田さんにも日本の将来を任せられません。
速く政権交代をして欲しいです。 (50代 女性 関東)
賛成 :
自公政権の腐敗をなんとかしないかぎり、政治はよくならないと国民は思うようになりました。党首会談とか内閣改造でごまかさないでほしい。 (50代 女性 関東)
賛成 :
新テロ特措法はもう、遺物のようなものです。アメリカの「国益戦争」のために貴重な税金を使った無料GSの役割は終わりました。いいかげんに、アメリカに追随することの愚かしさを思い知るべきです。拉致問題にしても、アメリカは国益優先のために黙殺しようとしているではありませんか。
防衛省がこれほど汚濁しているのに、日米の戦争商人が暗躍しているのに、日米同盟云々など、笑止千万です。大連立問題で傷を負ったかに見えた民主党ですが、支持率は上昇しています。国民はもう、自民党・公明党政権に心底からウンザリしているのです。問責決議案に大賛成。解散すれば政権交代の好機です。 (50代 男性 関東)
賛成 :
一刻も早く解散して与野党逆転させるべきだ。 (20代 男性 関東)
賛成 :
平成になってから国の借金が倍になった。一人あたり約350万が700万円を超えたのだ。政治家が何でもありの手段を執り、役人は組織防衛をはかる。地方は富める中央に恨みを抱き、取り分の変更を叫ぶ。今までの行いを反省することなく、小手先の変更で取り繕うことが蔓延している。前回の選挙で、少し反省する人たちがでてきたようだ。ここは衆院を解散し、総選挙
することが望ましいと思う。いろいろな影響があると思うが、何もしなくても悪くなっていくことは必死だと思うからだ。
追伸:「時効」は役人には当てはまらないと思うのだが、誰か説明してください。 (40代 男性 関東)
賛成 :
ジミントーは去れ (50代 男性 関東)
賛成 :
やりたければ勝手にやれば良い。大義なき問責決議案を。
私は福田内閣は不支持ではあるが、民主党はもっと強硬に不支持。
現行憲法に従い、粛々と法案を通す政府に何の問責決議をするつもりなのか、
ちゃんちゃらおかしい。民主党は自分で自分の首締めなさい
なにせ「鉢路がネクスト外務大臣」だからねぇ (20代 女性 関東)
賛成 :
政治は常に全国民の最大の関心事である。重大な失政には必ず責任を取らせ与党を下野させなければならない。そうした交代の仕組みを定着させなければならない。失政を問わない主権者は無責任である。
(60代 男性 東北)
賛成 :
参院選挙で示した民の意志を無視するなら、問責して当然。 (70代以上 男性 九州)
賛成 :
メシ屋でクソ飯を出されて、客がみんな「うへッ、マズいッ!」と言っているんだ。「ねじれ」もヘチマもない。自公はとっとと失せろということですよ。
だいたい、日本人の多くが会社やらの組織で上の言うことに盲従するだけの人間に育ってしまうというのは、特定の個人やら国家にひれ伏す連中が権力を握って、その卑屈なカルチャーを末端まで浸透させているからだと私自身は睨んでいる。 (40代 男性 関東)
賛成 :
①国民生活を考える事のない「自民党・公明党」政権には直ちに政権の座か ら降りてもらいたい。②そのような国民の多くの願いは結局は「選挙」において野党各党の伸張以 外には実現しないでしょう。③因みに,私は日本の政権が「社民主義的」政策を早く掲げる事を期待する者です。 (60代 男性 九州)
賛成 :
額賀大臣や伊吹幹事長等問題有る議員を選任した責任。新聞記者から額賀大臣に「真相を確認する予定はないのか」と質問され、「貴方は自分の友人にその様なことを聞けますか。」と逆ギレしていたが、個人の問題も公僕の問題の区別もつかない総理は資質の問題からして、辞めさせるべきである。最高責任者である総理は、大臣を直ぐ更迭しなければ必要ない立場であることを知らないのか。情けない総理大臣だ。そんな総理を押し頂いている自民党はもっと情けないね。 (70代以上 男性 近畿)
賛成 :
小泉純一郎が壊した自民党にはあとがない。 (50代 男性 関東)
賛成 :
なんだかんだ言って一番の国賊は自民党。とりあえず、衆議院の2/3以上の議席を自民党が獲得している現状を何とかしなければイケナイ。
民主党を支持しているわけじゃないが、早期解散を望む身としては賛成する。 (30代 男性 東北)
賛成 :
こんなに問題が続出して逮捕者まで出ている防衛省関連の疑惑。給油量も給油先もうそばっかり。はっきりさせて関係者を処分しないで、新テロ特措法など衆院で再議決したら、もう問責決議を出すのは当然でしょう。 (50代 女性 中部)
賛成 :
安陪元総理の責任を放棄した段階からすでに、自民政権は退くべきです。年金、介護、薬害の厚労省、タウンミーティングに始まる教育基本法改悪後の全国学力調査実施の文科省、防衛省の疑獄事件の様相など、度重なる国民不在の私利私欲の自民公明の構造的不祥事をそのまま続いていることは、全く無駄な時間を費やしており、今すぐでも民意を問うようにしてほしい。そうしない福田総理の問責を問うことに大いに賛成です。 (60代 女性 近畿)
やはり、賛成意見の中には自民党の失政を自覚している人や政権交代を望む声が多い。
次に反対意見。
反対 :
なに?この流れ (30代 男性 近畿)
反対 :
スキャンダルだけなら民主党も自民党同様でしょう。まして、民主党の若手議員は新テロ対策特別措置法案に対して一定の理解を示しているし、この法案で足並みが揃っていないのはむしろ民主党のようだけど。
正直、小沢代表の真意がわからず、政権奪取のために、右に左にでは何とも言えない。参議院と違って、衆議院は勝たせて貰えないのでは。 (30代 女性 関東)
反対 :
現状では反対だが、防衛省の問題をまったくの棚上げにするなど、かなり強引な手法をとるのであれば問責もありだと思う。
そのときの状況しだい。 (40代 男性 東北)
反対 :
糞小沢は日本の立場を考えず、ただ自分の野望だけを成し遂げようとしている。ついてゆくバカも多い。やはりマスコミも悪いんだなあ。 (40代 男性 関東)
反対 :
衆議院に優位性が無ければ、二院制を敷いている意味が無い。
民主党は小学生からやり直せ。
(30代 男性 関東)
反対 :
今の状況でこの時期に政府の混乱は国にとって危険に思える。 (50代 女性 近畿)
反対 :
解散ねらいだと公言している時点でおかしい。 (40代 男性 関東)
反対 :
野党の噛み付き癖です。あんな野党はほうっておきましょう。問責決議案は両刃の剣、使い方を誤れば、行使をしたほうにダメージが来るだろう。 (30代 男性 中部)
反対 :
野党の嫌がらせでしょ。 (30代 男性 関東)
反対 :
設問者は「衆院解散で自民が負ける」等の情報操作がしたいのですか? (30代 男性 近畿)
反対 :
何を理由に出すんだ? (20代 男性 関東)
反対 :
理由が無い。
(30代 女性 近畿)
反対 :
現在の日本の置かれた内外の政治状況は解散するような環境にない。また最大野党民主党そのものが 冷静に考えれば 政権担当能力を持ち合わせていない。
いみじくも 党首自身が自覚していると思います。第一 党内の統一が出来ないでしょう。国家国民のことを考えると、そんなギャンブルは許されない。 (70代以上 男性 その他)
反対 :
今、問責を可決して政治に空白を作るべきではない。
今解散しても、2/3に届かないにしても与党が勝つ。
益々、ねじれ現象が悪化し更に政治が混沌・混乱するだけだ。
やるなら、まず予算を通せ。 (30代 男性 関東)
反対 :
国民生活の保護も大事だが、国際貢献も大事。その他に無い。 (30代 男性 関東)
わからないという意見も。
わからない :
正直、日本の政治家といわれる人には何も期待できない。与野党問わず。 (50代 男性 北海道)
わからない :
福田の政策、戦略は嫌いだが、
テロ特措法については良く分からんので、わからないに1票 (20代 男性 関東)
反対意見では、「防衛省問題」の取り扱いによっては賛成にまわるという意見もあるが、今の福田首相の口では額賀にしっかりと説明をしなくてはならないと言いながら、逃げるばかりで何の解決策も打ちだそうとしない腰抜けぶりには、あきれた人も多いだろう。
まずは、以前も問責で辞任させられた額賀を財務大臣に任命したことからしておかしいし、今回の新テロ特措法にしたって、民主党のHPには、『世界』11月号に載った小沢一郎の「今こそ国際安全保障の原則確立を」という論文と共に給油活動継続への反対理由がはっきりと書かれているが、自民党のHPには誰が書いたかわからないような新テロ特措法に関するQ&Qや全く説得力に欠けるひげの隊長、佐藤正久と丸川珠代による動画があるのみ。首相官邸HPにも福田内閣メールマガジンを読んでも、福田首相によってなぜ新テロ特措法を支持したいのかの具体的説明は全くない。
国民にとっては理解し難いことばかり行う不透明な内閣で、だから、こんなに政権交代を望む声が大きくなっているのだ。
しかしながら、福田首相の問責に反対する人の中には、自民党の失政に全く気づいてない人が多いということに驚かされた。アメリカや官僚ばかりを優遇する法案を可決しようとし、国民生活に関する法案には反対しようとする与党と野党が互角にやりあうことによってねじれ現象が生じており、ねじれ現象は、民主主義にとっては当然のことなのに、それを悪いことのように言ったり、何でも政府のいいなりになっていれば生活は安泰すると思っている人が多いようだ。こういう考えを持つ人は自公政権によって恩恵を被っているごく一部の人達なのだろう。
話は変わるが、予想通り、福田・小沢会談は不調に終わったそうで、それにまつわるニュースの中では毎日が一番詳しいようだ。
党首会談:福田・小沢会談、不調に終わる(11月22日 毎日JP)
太田昭宏公明党代表、志位和夫共産党委員長、福島瑞穂社民党党首、綿貫民輔国民新党代表との党首会談についても上の記事に追加という形で毎日が↓に書いている。
党首会談:談話・要旨
日刊ゲンダイによると、福田自民党は、衆院解散・総選挙の代わりに内閣改造を行う気配があるらしい。
額賀「もう持たない」1月内閣改造急浮上
どうせ、額賀はクビにせざるをえなくなるが、それでは福田内閣は強烈なダメージを食らう。だったら、早いうちに内閣改造をして、疑惑の閣僚は総入れ替えすればいい。額賀以外にも鳩山法相など、問題閣僚はゴマンといるのだから、なおさらだ――こうしたウルトラCが自民党内で急浮上しているのだ。
安倍内閣のときもそうだったよね。参院選前から支持率が激減し始め、参院選で惨敗した後も内閣総辞職せずに人心一新するはずが、ほんの一部を変えただけで、内閣改造と呼んでいた。
今度もまたか、福田首相。これでは、政権交代を望む民意を無視した延命作戦にすぎないではないか。国民は今の自民党政治を終わらせたい一身で、最後の力を振り絞って耐えているのだ。それが読めないというのがなんとも自民党らしいというか、自分達が延命するためなら、国民生活なんてどうでもいいと思っているのだろう。
ここは潔く、年内に衆院解散をして、1月に総選挙。そこで、民意を尊重するのがせめてもの国民への償いというものだと思うが・・・・。>福田首相
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2007.11.10 (Sat)
11月福田内閣支持率
それにしても、やはり小沢辞任騒ぎで福田内閣も単に老害3兄弟(ナカソネ、ナベツネ、体は大きいが脳みそはサメ並みのザウルス・モリ)のマリオネットであったことが暴露されたせいか、私が投票する前にすでに不支持率が70%超えていた。国民もやっと姑息な福田内閣の真実の姿に目覚めてきたということか。この調子で、政権交代までなんとか乗り切りたい。
追記:
リアヨロのネット世論調査は混み合っていて、アクセスできない状態が続いているようでご迷惑おかけしています。アクセスできなかった方は後ほど再度投票していただけるよう、お願いします。尚、投票していただいた方のコメントを最後に転載しました。どの意見もとても参考になるので、お読みください。
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