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カナダde日本語

カナダで日本語を教えるdesperateな女教師のブログ。

2008.05.09 (Fri)

安倍晋三が光市母子殺害事件遺族を政治利用したとする文春に抗議

『きっこの日記』アベシンゾーの大ウソがまた発覚!を読まれて、8日発売の「週刊文春」(5月15日号)の「安倍前首相、政治利用に本村さん絶句」という記事を読んだ方も多いと思うけど、今度は安倍晋三大先生が文春に抗議したそうだ。大先生はよほど週刊誌が気になるらしい。

文春記事に抗議=安倍前首相(5月9日 時事通信)

衆院山口2区補欠選挙に関する「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、自民党の安倍晋三前首相の事務所は9日、発行元の文芸春秋に対し、謝罪文掲載などを求める抗議文を送った。

5月8日発売の同誌は、安倍氏が補選の街頭演説で、山口県光市の母子殺害事件の遺族本村洋さんに触れ「お嬢さんを無残に殺された本村さん。そのお嬢さんの遺影を持ってわたしのところにやってきた」と発言、本村さんを「政治利用」したとする記事を掲載した。

 

本村氏が遺影を持って行ったのは、安倍ではなくて、小泉が首相だったときで、理由は当時裁判所に遺影を持って入るのを禁じられていたので、遺影を持って入れるように小泉に頼んだだけだ。それをまるで自分のところに来たかのように語る安倍は、本村氏を「政治利用」している以外のなにものでもないだろう。

確かに下のYouTubeを見ても、安倍が山口補選で自民党候補者だった山本氏を応援していたときも、自民党とは全く関係のない山口県光市の母子殺害事件の被害者遺族である本村洋氏を政治利用しているようだった。


衆議院山口2区 自民党山本しげたろう応援安倍晋三


今回の文春の記事に関しても、告訴ではなく、単に抗議するだけにとどめているところを見ると、体裁をつくろうためのジェスチャーであろう。安倍のように国民に不快感しか与えない政治家は今すぐ政治界を去って欲しい。しかし、これだけ不人気の政治家も前代未聞であろう。自民党の支持率をもっと下げるために廃棄処分よりもしばらく政治利用するべきかも(笑)。


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22:58 |  政治  | TB(5)  | CM(0) | EDIT

2008.05.07 (Wed)

祝・自エンド10000万件TB達成

koinobori6.jpg


『Kojitakenの日記』で子供の日に「自民党トラックバックピープル」、又の名を「自エンドTBP」が1万件のアクセスを達成したことを知った。「自エンドTBP」の配信数は毎日1万以上15000以下をずっと保っており、他のTBPの追随を許さない優位に立っている。

上述の『Kojitakenの日記』にも書いてあるとおり、安倍晋三TBP(又の名をAbEndTBPという言う)は2006年の6月17日に開始され、10ヵ月半後の2007年の5月5日に9千件のTBがあった。そして、その2ヵ月後に安倍晋三を無事、総理の座から引き摺り下ろすことができたのはまだ記憶に新しいことと思われる。

一方、「自エンドTBP」は2007年9月14日に始まり、7ヵ月半後の2008年の5月5日に1万件のTBを達成。一日約50件もの記事がTBされている計算になる。まさに快挙と言えよう。AbEndのときのように「自エンド」も1万件達成2ヶ月後に自民党を政権の座から引き摺り下ろすことができるといいのだが・・・・。

この「自エンド」の成功は、自民党関連の記事を書いたときにTBしてくださるブロガーの方々やこのリンクリストを毎日読んで下さっている読者の方々に支えられているおかげで成り立っているものなので、このTBリンクリストを始めたものとしては、ブロガーや読者のみなさまに感謝してもしきれないほどだ。又、それだけ自民党に対して国民が不満を持っていることのあらわれでもあろう。このみなさまの期待にお答えできるよう、遅くとも今年中にはなんとしてでも自公政権を解散に追い込み、政権交代を実現したい。

できれば、GW明けに政権交代したかった。でも、政権交代後に政権をとる可能性が一番強い民主党が、五月の半ばに予定していた首相問責をまたまた引き伸ばしすることになり、今度は6月の中旬に延期。いろいろと理屈を述べているが、なんともなさけない限りだ。悪名高き後期高齢者医療制度、ガソリン税暫定税率復活、年金制度問題など、これだけ自民党の失政が目立っているときに、問責をせず、ただ指をくわえてみているだけの民主党には心底がっかりだ。これでは、国民の信頼を失ってもしょうがないだろう。民主党には、もっと強気でがんばってもらいたい。メディアがなんといおうと、今、日本の政治を変えられるのは野党を代表する民主党しかない。多くの国民が民主党に期待をかけているのだ。早期の衆議院解散、総選挙が確実に実現するよう、政局を持っていっていただきたい。


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17:22 |  政治  | TB(4)  | CM(3) | EDIT

2008.05.06 (Tue)

日中首脳会談:日中外交失敗の声に学べ

日中外交はさまざまな問題点はあるけれども、お互いの利益を考慮しながらうまくやっていこうというのが「戦略的互恵関係」だそうだ。しかし、表面的にはうまくいったように見えても、その内部に潜むチベットの人権問題、冷凍ギョーザ中毒事件、東シナ海ガス田開発問題に対して、中国側に厳しい姿勢を示せなかった福田首相の弱腰対中外交に不満を持つ声が自民党内の保守派さえからも出ているのも事実だ。同時に長い間両国間で燻っている日中の歴史問題について、日本に何の謝罪も要求しなかった胡錦濤国家主席も、北京オリンピックをなんとか成功させたい思いで一杯で、本音を言わずじまいの感があった。まさか、日本で『靖国』が上映されたことで満足してしまったわけではあるまい。

20080507k0000e010061000p_size5.jpg
写真:日中首脳会談:共同文書で「戦略的互恵関係」の包括的推進(毎日新聞より)


今回の日中首脳会談で話し合われた日中共同声明の要旨は次の通り。

●日中関係が両国のいずれにとっても最も重要な2国間関係の一つであり、お互いに脅威にならないことを確認する。

●日中が相互理解を深め、国際社会でアジアと世界の安定に共同で責任を果たす「大局」的思考を重視する。

●「首脳会談を頻繁に行う」として毎年一方の首脳が相手国を訪問する。

●チベットなどの人権問題については「国際社会が共に認める基本的かつ普遍的価値の一層の理解のために協力する」と抽象的に触れるにとどまる。

●日本が中国に支持を求めている国連安保理常任理事国入りについて「中国側が日本の国連における地位と役割を重視する」と初めて明記された。これまでの文書は「国際社会で大きな役割を果たすことを望む」との表現だった。

●歴史問題では「おわび」や「反省」の表現はなく「歴史を直視し、未来へ向かう」とし、「中国側は日本の戦後の平和国家としての歩みを積極的に評価した」と記された。

●経済分野では、これまで数量限定で行われてきた日本産米の中国向け輸出について、全面解禁することで正式に合意。昨年12月に北京で開かれた閣僚級の日中ハイレベル経済対話の継続も確認した。

●胡主席来日までの決着を目指したガス田開発について、首相は「議論に大きな進展があり、解決のめどが立ったことを確認した」と発言。胡主席も「つっこんだ協議を行い重要な進展があり、本格解決の全景が見えてきた」と述べたが、共に具体的な手順は明言せず、共同開発の対象海域で折り合えないまま結論は先送りされた。

毎日JP「<日中首脳会談>首相がチベットの対話評価 共同文書に署名」より抜粋



こうして見ると、やはり、胡主席と福田首相の会談はお互いの利益を考慮した見せかけだけのものだったというしかないだろう。長野の聖火リレーでの混乱後、胡主席は北京オリンピックをなんとか成功させたいがために、歴史問題を棚上げしてまでも日本におべっかを使いに来日。支持率の落ち込みがひどい福田首相にしてみたら、なんとか日中外交がうまく行っているところを見せて、支持率が少しでもアップすれば儲け物なんて思ったのではないだろうか。ところが、実際は、日中問題はほとんど何も解決のめどがつかないまま終わってしまったのだ。

今回の会談での成果は、雌雄のパンダ一組を借りられることになったことだけとの話もあるが、果たしてレンタル料をパンダ1頭につき年1億円を税金から払ってまでパンダを中国から借りることが成果と言えるのだろうか。

後期高齢医療制度のせいで高齢者の家族を持つ家庭で、高齢の親を殺害して自分も自殺するという悲劇が相次ぐ中、ごく限られた東京の子供が喜ぶという理由だけで厳しい経済状態の続く日本国民の税金から年間2億も使うことが、本当に今の日本に必要なのだろうか。又、中国はそのレンタル料をパンダの研究のために使うと言っているが、本当だろうか。もし、軍需産業のために使われたとしたら....。私はもちろんパンダが大好きなので、その姿が東京の上野動物園で見られると思うと嬉しい。けれども、パンダが見られるのは、ごく限られた東京に住んでいる人か東京に来られる人々に限られるし、パンダの気持ちを考えると、中国のパンダが生息する地域とは異なった環境の東京に連れてこられて迷惑なのではないだろうか。もともと私は動物園の狭い檻の中で動物を見せ物にすることには反対なので、こんなことを考えてしまう。

又、ネットや保守系メディアでは相変わらず中国に対する誹謗中傷が続いている。そんな日本で、胡主席が福田首相と会談し、皇居での晩餐会に招待されて、そのときだけメディアでは丁重に扱われても、そらぞらしいだけなのだ。そんなわけで、日中問題の確執に触れなかった今回の日中会談はみせかけはうまくいったように見えるが、実際は失敗に終わったのではないかと思う。北京オリンピックの弱みに付け込んで、チベット問題でも油田開発の件でも、もっとうまくたちまわることもできたはずなのに、日本の外務省というのは、つくづく外交下手なんだなというのを実感した日中会談だった。

福田内閣が中国に対してこれだけ弱腰外交を行った原因はやはり、自民党のでたらめ政治のために人気がなくなり自信喪失の状態にあったからであろう。又、日本経済の悪化も大きな原因の一つと言えよう。

関連記事(日付順):

『きまぐれな日々』 辺見庸のチベット問題論(月刊「現代」 6月号より)

『亡国魑魅魍魎録』 日中首脳会談〜パンダに隠されたバラマキ外交

『反戦な家づくり』 中国脅威論者の憂鬱

『晴天とら日和』 パンダ2頭の貸与を約束しただけに終わった日中首脳会談:日中共同記者会見(全文掲載+ノーカットで!)情報満載!

『フンニャロメ日記』 パンダを借りるより、いっそ中国から借金でもしたらどうだ



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18:09 |  政治  | TB(3)  | CM(3) | EDIT

2008.04.27 (Sun)

衆院山口2区補選で民主党の平岡秀夫氏はなぜ当選できたのか

自エンドがいよいよ近づいてきたようだ。予想どおり、衆議院山口2区補選で、民主党の平岡秀夫氏が山本繁太郎(しげたろう)氏を破り当選した。


2_20080428k0000m010098002c.jpg投票率は69.00%で、前回05年衆院選の72.45%を下回ったが、補選にしては高水準だった。当日有権者数は30万8017人。


 ◇衆院山口2区補選(確定得票数)

当116,348平岡 秀夫=民前<4>[社]

  94,404山本繁太郎=自新[公]

(右写真、投票率、投票数: 4月28日 毎日新聞 より)

mixiの民主党コミュからの情報で、有権者は何を重視したか、又、支持政党別の得票が載っていた。


●有権者は何を重視したか?
1ガソリン税 19%
2政権交代  16%
3高齢者医療 16%
4年金問題  16%
5地域活性  16%
6所属政党  12%

●平岡氏の支持政党別の得票
1民主党支持層のほとんどの支持を集めた。
2自民党の支持層の10%ほどの支持を集めた。
3無党派の70%あまりの支持を集めた。
4候補を出さなかった共産党の支持層の90%の支持を集めた。




今回の山口補欠選挙では途中まで山本氏がリードという噂もあったが、もしそれが本当だったら、それを逆転できた理由は何だったのだろうか。上の結果も考慮して考えてみたい。

まず、今回の補選では、二人の候補の政策の違いが浮き彫りにされた。平岡氏がガソリン税暫定率廃止で政府の無駄遣いを訴え、「自民党が強行採決で導入した『うば捨て山』の制度」と悪名高き後期高齢者医療制度への批判、消えた年金問題などの3点セットで国民生活に密着した制度の向上を争点としたのに対し、山本氏は、今最も問題とされているこれらのことにはほとんど触れず、地域活性化を訴えたことが一番大きな理由だろう。

又、国民に不人気の福田総理や年金問題を途中で投げ出して辞任したプッツン前総理安倍晋三の応援が逆効果だったということは言うまでもないだろう。

さらに、今回の選挙では支持政党において、民主党が一つにまとまっただけではなく、共産党が候補者を立てず民主党を全面的に応援した上、社民、国民新党や無党派層の支持をがっぽりとつかむことができたのも大きな勝因となった。野党が一つになれたことは、これまで保守政権に支配され続けてきた山口県を変えるチャンスとなるだろう。

平岡氏の人柄も温かみがあって国民のために尽くしてくれるような信頼できるイメージだった。当選直後に「当選できたのは、応援してくださったみなさまのおかげでした」と感謝の意を表明していたことはとても好印象だった。

民主党は衆院選挙に向けて、この「国民生活向上のために政府自民党の悪政を暴く路線」を守りながら、野党と共闘していくべきだと思う。

次の民主党の新たなる目標としては、ガソリン税再増税を阻止し、後期高齢者医療制度廃止をめざしていただきたい。 福田首相の問責が4月30日から5月の中旬に延期ということだが、これだけ支持率の下がった自民党を負かすのは今しかない。できるだけ早く問責を実現し、衆院解散、総選挙へと持ち込んで欲しい。

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00:33 |  政治  | TB(15)  | CM(6) | EDIT

2008.04.26 (Sat)

このところアクセスが多いわけ

今日からゴールデンウィークのお休みに入ってほっとされている方も多いと思う。休日中に十分英気を養っていただきたい。

このところやたらとアクセスが多いなと思ったら、やっと今日その原因がわかった。光市母子殺害事件について「山口県・光市母子殺人事件: 世論が変わるとき」という記事を書いたときに、青山学院の瀬尾佳美准教授からTBをいただいたので、「光市母子殺人事件:本村洋氏の気持ちはわからぬではないが・・・」という記事を彼女の「光市母子殺害事件:元少年に死刑は重すぎる」という記事にTBを送ったんだけど、ナナナナナント!現在彼女のブログが炎上中なのだ。そのTBをたどってこのブログに来る人がすごく多いようで、ここ2,3日で2000件以上を記録している。昨日の彼女のブログへのアクセスは、一日のアクセス数ではこれまで見たこともないような数字で25万件、そして、今日はお昼前なのにすでに42万件を超えている。

これに関して昨日と今日いただいたコメントを読んでもまったく意味がわからなかったんだけど、産経新聞のニュースを読んでやっとわかったのだ。

4月24日付けコメント:

今大人気のブログの大人気な発言記事と絶賛トラバ中ですよね。
悪いことは言わないので、対処された方が…

http://okame21.blog87.fc2.com/blog-entry-109.html




「光市事件の死者は1.5人」 准教授の記述で青山大学長が謝罪4月25日22時33分配信 産経新聞

青学の教授だからといって、個人のHPに書いた意見について青学の学長が謝罪する必要があるのか?これが、大学のHPなら学長が出てきてもおかしくないが、どうして個人のHPに書いた内容を学長が責任をとらなくてはならないのだろうか。個人のHPに青学准教授と書いてあるのがいけなかったのか?

私のことを瀬尾佳美氏と間違えて下記のようなコメントを下さった方もいた(爆)。

08/04/25 渡邊

う”〜ん、軽すぎる

軽すぎるのは、被告に与えられた刑罰ではなく、あなたの意見(?、というより、独り言ですね。)准教授とも呼ばれる方であれば、もっと研究し、深くヒアリングして意見を公表すべきです。あなたの私的ブログとはいえ、大学の准教授なのですから。・・・と思う、とか、評論家さんを呼び捨てはいかん!ですよ。品位が感じられないし、呼び捨てにしている限り、あなたには相手に対する”思いやり”を感じない。”思いやり”を感じさせない=”愛”から語っていない、ということです。青山学院大学って、そういう大学ですか!?

さまざまな意見をブログ上で語るのは結構。しかし、”愛情”から語ることができなければ、あなたに敬意は払えないし、戯言としか心に響かない。この事件を語るには、人のことは言えませんが、修行が必要なのかも知れませんよ。
少なくとも、”相手”の立場を認めるくらいの精神性を身に付けた上で、大見得切りましょうよ。ちょっと、あなた情けないです、人として。



意見はすべて愛情から語るべきだそうだ(笑)。「評論家さんを呼び捨てはいかん!」って評論家に「さん」をつけるのはもっといかんだろ(爆)。

08/04/26 kanyu

人を教える立場から去ってください

あなたは、家族を殺されたことがあるのか?
その気持ちもわからずして、知った様なことを言わないで欲しい。
子供を0.5人という時点で、人として失格だ。
そんな人間が人を教える立場になんかいて欲しくない。

自分の欲望だけで、人を殺せば命をもって償うしかないと思う。
『命は尊いもの』などということは、5・6歳で判ること。
18歳の少年だということが何の意味がある。
反省するなどというのは当たり前のこと。
それと罪を償うことは別のこと。
なぜ被害者を中心に裁判を進めてはいけないのか。
被害者の報復感情を法のもとに、被害者の納得いく結果を
出すことがなぜいけない。

あなたは基本的に人を見下しているんだと思う。そして自分は優れている
と勘違いしている。
もう一度、3歳から人生をやり直した方がいい。
そして、まっとうな人間に育って欲しい。

あなたのもとで学んでいる学生達がかわいそうだ。
学生達のために一刻も早く去った方がいい。



3歳からやり直しってどうして3歳から?(爆)

この瀬尾佳美氏の記事に関して「事実の観測→判断基準→結論 拒否する」さんからとても適切なコメントをいただいたので紹介したい。

瀬尾佳美さんのことを、きちがい、と言っているのはおかしな話だと思います。あくまで事実を客観的にとらえて、何が正しいのか、どちらに社会が向かっていくべきなのかを考えるべきだと思います。

ただ、大変失礼かもしれませんが、以下、瀬尾佳美さんがWeb上で発言した事実から、どのように瀬尾佳美さん自身が、事実と感情と想像をごっちゃにしているのか確認し、反面教師として考えていきたいと思います。

> 私は死刑廃止論者ではない。麻原なんかさっさと首絞めたらいいと思っている。だが、光市の事件に関しては死刑は重すぎるように思えてならない。犯人が少年だからだ。
> 国が死刑という形で犯す殺人には、熟慮が必要だと思うのである。最低でも永山基準くらいをラインにしてほしいものだ。永山事件の死者は4人。対してこの事件は1.5人だ(まったくの個人的意見だが赤ん坊はちょっとしたことですぐ死んでしまうので傷害致死の可能性は捨てきれないと思っている)。
> 20日の本村洋氏の意見陳述も、「死ね」という以外のメッセージは何もなく、同情はするが共感はしない。
> 差し戻した最高裁の判事の妻は、おそらく専業主婦で、TVばっかり見ていたため洗脳され、夫の仕事にも影響したのだろう

たとえば、この方は、赤ちゃんだから0.5人分として評価するといっています。
リスク評価における統計的評価手法を誤って表現しているのでしょうが、はっきりいって0.5人を殺すというような事象は現実には存在しません。殺したか殺していないか、さらに殺した場合、刑法的には意図的か過失か、があるだけです。離散的な事象をどうあつかうかについては、物理学でならったはずではないのでしょうか。

(さらに言えば、人間の命を、少数以下を含めた数字で扱うこと自体が正しいことなのかどうかを考えるべきでしょう。4人殺したかどうかを少年でも死刑にする、しないという議論ははたしてまともな議論でしょうか?今回は被告の精神がどれだけ未熟だったか、ある程度成熟していたとすればどの程度の悪意があったのか、を検討すべきで、焦点がぼやけないようにそれ以外の議論を持ち込むべきではないのではないでしょうか?)

人間の命は赤ちゃんだからといって関係ありません。人を殺したのか、殺してないかのどちらかでしかない話でしょう。赤ん坊はちょっとしたことですぐ死んでしまうかもしれないので、だからこそ、みんな大切にするんだと思います。

それから、最高裁の判事の妻は、おそらく専業主婦、と書かれていますが、これはちゃんとした調べに基づく証明された事実や推論される事実でもありません。もはや、妄想の領域です。最高裁判事になられるくらいですから、そのあたりの倫理観は当然持って叱るべきでしょう。この件に関して、最高裁判事として、名誉毀損で訴えればよろしかろうと思ってしまうくらいです。

それから本村さんは(憎しみに煮えくり返っているはずのなか)相当言葉を選んで発言されていましたよ。もちろん、怒りや憎しみが全く垣間見えなかったわけでもありませんが、それは遺族の立場からしかたないことです。さらに、もし、仮に直接的に「犯人に死んでほしい」、と発言されたとしても理解できます。そして、決して批判するようなことにはならないと思います。自分の恋人や子供、両親などを殺されれば、やはり相手も殺したくなるのが人間だと思います。

問題は、そのような被害者の気持ちと、犯人に対して適切な刑罰や社会への償い、更生の機会をどのように考えるかであると思います。遺族を感情的と批判しながら、著者自身が感情に流されていると思います。

あくまで感情を切り離して、精神的に未熟な少年・少女による犯罪をどのように考えるかについて、議論を展開されればよろしいと思います。少年・少女に死刑を科すべきではないというのは著者の考えであって、客観的事実でも、広く受け入れられている常識でもありません。ただし、社会としてこれからも深く考えていくべきものであります。

具体的事件を例に出してブログで自身の主張を展開されたことは、世の中の注目を集める目的が少なからずあったのでしょう。

ですがその論調は、被害者の感情を逆なでし、また、それに同情する人々をもあざけるようなもので、結局は自身が感情に流されているからと受け取れます。

本当に少年を死刑にしてよいのかどうか、さらに死刑にできるとするなら、その基準はどうあるべきかについて、もっと過去の事件を例に議論を展開されればよろいいと思います。

以上から、瀬尾佳美さんは事実と感情と想像をごっちゃにされていると結論づけされていただきます。 あとは皆さんが判断すればよろしかろうと思います。

それからリスク理論入門ですが、学者らしいタイトルをつけたかったのでしょうが、内容は学者のレベルではありません。タイトルに見合っていないということです。安全と便利のバランスは、リスク削減のコストは誰が負担すべきなのか、このあたりはリスク管理の専門家の間では常識のレベルであり、理論と呼べるようなたぐいのものではないと思います。

よって、この本のタイトルとしては、「ニュースにみるリスク管理の考え方」、くらいがちょうどよいレベルの本と思いました。



「リスク理論入門」というのは、瀬尾佳美氏が書かれた著書だろうか。私はまだ読んでいないのでこのことに関する言及は避けたいと思うが、かなり冷静に瀬尾佳美氏の意見を批判するコメントだと思う。

最後に、とてもよく書かれた毎日新聞の記事をことさんがコメント欄に紹介してくださったので、そのコメントから転載させていただく。

光市事件に関して、いい文章が記事があったので紹介しておきます。
http://mainichi.jp/life/edu/sodachi/news/20080419ddp014070011000c.html

◆光市母子殺害事件を考える

◇厳罰化では何も残らぬ

(中略)
そうした裁判の経緯や騒動とは別に、光市の事件はさまざまな教訓に満ちている。

加害者の元少年は父親に虐待を受けて育っていたといわれる。母親は虐待を受けた末にうつ病になり、自殺している。
対応すべき山口県の児童相談所の働きかけはあったのか。
児童相談所の情報収集能力、予算、人材は十分にあったのか?

逆送したために元少年は8年にわたって拘置所に留め置かれたまま裁判を受けてきた。
その間に贖罪教育や労働訓練は行われなかった。
少年院に送られていれば、少年はなんらかの精神的成長をみせただろう。
被害者遺族に真摯な謝罪ができるような教育が行われなかった司法制度に問題はなかったのか?

現在、法務省は被害者保護のためとして「少年審判を被害者等が傍聴できる」よう少年法を改正しようとしている。
被害者保護と言いつつ、検察官は被害者と遺族の悲しみや無念を、裁判で加害者を責める武器に見立てようとしてはいないか?

そもそも被害者と遺族が、加害者を死刑にしなければ無念が晴れないような状態に追い込んでいるのは誰か? 
判決のはるか前に被害者や遺族の受けた傷が回復するように、経済援助や精神的ケアなどを行うのは国家が最優先すべき仕事ではないのか?

「死刑か、無期懲役か」を語る前に考えなければならない多くの問題が顔をのぞかせている。

なぜかメディアも国民も「もし被害者になったら」という仮定から始まり、国家や警察や検察は「自分と同じ正義の側に立っている」という観点に立ち、なんの疑問も持たず「加害者はまったくの他人」と考えて厳罰化になびいていくようだ。
正義を語る口調が、どこか八つ当たりや嫉妬に似ているのが特徴だ。

もし光市の事件に死刑判決が出て、多くの人の胸がスカッとしたとすれば、その後に残るものはいったい何だろうか? ただの忘却ではないのか? 
死刑は金も知恵もいらない、国家と政治家にとってもっとも安上がりな事件の解決方法だ。テレビをながめる前に、加賀乙彦著『死刑囚の記録』(中公新書)、森達也著『死刑』(朝日出版社)を開いて欲しい。

悲劇が起きるまでに積み重なった被告人の不幸をみつめ、教訓をつかみだし、同じような境遇の子どもを生みださないために、児童相談所・学校・地域などに欠けているものを補っていく。
被害者の死に報いる、事件を風化させない道とは、未来に役立てるために悲劇をみつめ噛みしめる辛抱強さのなかにあるのだと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PS
いまこれを書いている時に、辛坊治朗がテレビ番組(ウェークアップ)でBPO批判をしていました。
彼にとっては、あの偏向報道こそが被害者側の立場に立った報道で、BPOの勧告はそれに反するものと考えてるみたいです。
救いようのないバカとしか言い様がないです。



死刑からいったい何が生まれるのか。自分は死刑になりたくないから罪を犯さないということではなく、罪を犯した後、三浦和義のように、いかにうまく逃げるかということだろう。

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きっこさんの推薦とみなさまの応援のおかげでみごとアルファブロガー・アワード2007を受賞することができました♪ありがとうございました。


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