2011.12.19 (Mon)
金正日総書記が過労死
BBCニュースが金正日総書記死去のニュースを北朝鮮の国営テレビ局の動画と共にいち早く伝えていた。
北朝鮮の金正日総書記、死去
BBC 2011年12月18日 更新 22:29
北朝鮮の金正日総書記(69)が死去されたと北朝の鮮国営テレビ局が伝えた。
1994年に彼の父親、金日成主席が亡くなってから北朝鮮をリーダーとして率いてきた金総書記は、首都ピョンヤン郊外を訪問中に列車の中で死亡したと伝えられている。
2008年に脳卒中で倒れてから、しばらく公の場に姿を見せることはなかった。(このときに死亡説などが飛び交っていた。)
金総書記の後継者は、三男の金正恩(キム・ジョンウン)氏で、年は20代後半とされている。
ソウルのBBCのルーシー・ウィリアムソンは、金総書記の死は北朝鮮に巨大なショック・ウェイヴをもたらすだろうと語った。
金総書記死去のニュース報道では、国営テレビの女性アナウンサーが、感情的に文章を読み上げた。喪服のチマチョゴリ姿で登場したアナウンサーは、金総書記は肉体的、精神的な過労で死去したと伝えた。
報道を受けて韓国は、自国軍に警告を与え、国家安全保障会議は緊急会議を召集しているとヨンハップニュース局が伝えている。
金正恩氏のウィキペディアによると、金総書記の後継者の金正恩氏の実母は、大阪のコリアン・タウン出身の在日朝鮮人、高英姫(コ・ヨンヒ)であるが、2004年に癌で亡くなられた後は、横田めぐみさんが金正恩氏を育てたという噂もあるが、2004年にはめぐみさんはすでに亡くなられていたのではないかと思う。
金総書記が死去したニュースを受けて、横田めぐみさんのお父さんも、「膠着状態打開」のチャンスかもしれないとの声明を発表した。これが、横田めぐみさんの行方を解明するチャンスになればと思う。
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2010.10.01 (Fri)
北朝鮮:キム・ジョンイル(金正日)の後継者、キム・ジョンウン(金正恩)の写真と動画を初公開
9月28日に、キム・ジョンイル氏の三男であるキム・ジョンウン氏が朝鮮労働党の代表者会において党中央委員と党中央軍事委員会副委員長に昇進したと報道された。その時点で、ジョンウン氏がジョンイル氏の後継者としての地位が約束されたのではないかと言われたが、それでもまだ、確定までには至らなかった。
しかし、30日にこれまで非公開だったジョンイル氏の写真や動画が北朝鮮のテレビ局で公開されると、ジョンウン氏が後継者に確定したとの見方が強まった。
ジョンウン氏は、今、27歳と思われるが定かではない。ジョンウン氏の母は在日朝鮮人の故高英姫。ジョンウン氏は、スイスで教育を受け、フランス語が堪能で、中国語、ロシア語、ドイツ語、英語も理解すると言われている。日本語に関しては、理解できるかどうかは不明である。
この親子2人の顔の形を見ると、瓜二つで、ジョンウン氏が確かにジョンイル氏のDNAを受け継いでいることがわかる。

写真:『時事ドットコム』より
撮影日不明 北朝鮮・咸鏡北道清津市の金策製鉄連合企業所を視察する金正日総書記(手前右)=朝鮮中央通信提供。総書記の右隣(写真では左端)の男性について中国国営新華社通信は「正恩(ジョンウン)氏」だと報じた【EPA=時事】

写真:『時事ドットコム』より
2010年09月30日 朝鮮中央テレビが放映した北朝鮮の金正恩氏とみられる男性(韓国のテレビより)【AFP=時事】
BBCでは、テレビで放映された正恩氏の映像を配信している。
2010.07.21 (Wed)
金賢姫来日は菅内閣支持率回復のために仕組まれたのか
大韓航空機爆破事件を実行するため、日本から拉致され、北朝鮮では「李恩恵」と呼ばれていた田口八重子氏にに1981年7月から1983年3月まで日本語教育を受けていたため、田口さん一家と面会し、又、拉致被害者の横田めぐみさんの両親とも面会するという。
小沢幹事長が八丈島で釣りを楽しんでいる間に、あまりにも唐突に行われた金賢姫氏の来日に面食らっている人も多いのではないだろうか。
このことは、2002年9月に電撃的に北朝鮮を訪問し、金正日国防委員長と初の日朝首脳会談を実現させたことによって支持率を上げた小泉政権を思い起こさせる。菅内閣が9月以降も生きながらえる手段の一つとして、支持率を回復させるために仕組んだパフォーマンスに違いない。
2008.07.01 (Tue)
北朝鮮拉致問題を解決するためにも政権交代を!
選挙前や体勢が危なくなると北朝鮮の拉致問題を出してくるのが自民党のいつもの手だから、自民党の中でも最も信用のおけない町村信孝官房長官の言うことなんて、あてにならないと思う。北朝鮮に対する経済制裁の解除についても、再調査への対応を「しっかりと見極めていくつもりだ」と、見極めてどうするの?結局経済制裁解除するんでしょ?と突っ込みたくなるくらい全く意味のないことを述べている。
これはきっと米国でブッシュが北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除したことで、日本も米国に従って経済制裁を解除することに、拉致問題の被害者家族会などから批判が出たので、それをかわす為のポーズではないかと思われる。これまでさんざん何もやってこなかったのだから、今になって拉致問題を解決すると言われても全く信じられないのである。それに自民党は拉致問題を政治的に利用しているので、解決すると困ってしまうし、解決なんてできるわけないのだ。
一方、米国ではこのニュースがどのように伝えられているのだろうか。時事通信によると、27日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米国の北朝鮮に対する緊張緩和の動きが福田総理を退陣に追い込む可能性があると報じている。
米政府が北朝鮮の核申告に合わせ、テロ支援国指定の解除手続きに入った問題を社説で取り上げ、「この緊張緩和の動きは、同盟国である日本にとって困惑させられるものであり、福田康夫首相を退陣に追い込む可能性すらある」と指摘した。
社説は日本が拉致被害者の消息解明を北朝鮮に求めていることに触れた上で、「米国は外交的
『前進』のために裏切ったと日本人が信じても、誰が非難できるだろうか」とブッシュ政権の対応に疑問を呈した。
また、核申告の内容に関して、核兵器が含まれていないなどと指摘、6カ国協議の合意で義務付けられた「すべての核計画の完全な申告」には程遠いと批判した。
『朝鮮日報』には、ワシントン・ポストとNYタイムズの反応が報じられていた。
米紙ワシントン・ポストは28日、北朝鮮が寧辺の核施設の冷却塔を爆破したことについて、「反論する余地がないほど進展したといえるが、これが北朝鮮の核兵器の放棄を意味するものではない」と評した。
同紙は社説で、同冷却塔の爆破について、「並々ならぬ外交努力が、目に見える成果を生んだということを示すものだが、寧辺の核施設はまだ廃棄されておらず、北朝鮮の核廃棄という目標もまだ達成できていない」と指摘した。とりわけ、北朝鮮の核開発計画に関する申告で、ウラン濃縮やシリアへの核技術の提供、これまでに製造した核兵器の量などについての内容が含まれていないという点について、「北朝鮮には核兵器を放棄する意思がないことを示唆するものだ」との見方を示した。その上で、ブッシュ政権は残る任期の間、北朝鮮がこうした疑惑の解明に取り組まない限り、これ以上譲歩することはできないという確固たる原則を示すべきだ、と主張した。
一方、ニューヨーク・タイムズ紙もこの日、冷却塔の爆破について報じる中で、「金正日(キム・ジョンイル)総書記が核兵器を放棄するか否かについては不透明だ」と報じた。同紙は核兵器が北朝鮮にとって、米国と交渉するための唯一の手段であるため、これを放棄せず、米国の次期大統領がどう出るかを見守るだろう、という中国の専門家の見解を紹介した。また、金総書記の非民主的で排他的な統治スタイルには今後もほとんど変化はない、と予想した。さらに同紙は、北朝鮮の冷却塔の爆破が世界に中継された一方で、北朝鮮の朝鮮中央通信がこれを報じず、また北朝鮮の国営テレビでも放送されなかったという点についても指摘した。
尚、CBSニュースも、27日には、北朝鮮の寧辺の核施設にある原子炉の冷却塔が爆破されるのを伝えたが、北朝鮮はすでにプルトニウムから十分な数の核兵器を作ったため、不要になった地上で目立つ冷却塔を爆破して「核放棄への意志」をアピールしたまでで、肝心な核兵器はどこか地下の核施設に移動させたのではないかと伝えている。
N. Korea Trashes Nuke Tower
『反戦な家づくり』が「歴史的な一日 北朝鮮の核施設爆破」という記事の中で、今回の各施設の爆破は、米国が中国との共存を宣言した証(あかし)だと述べている。
一言で言って、今回のショーは「アジアは、中国の下で生きて行きなさい」 というアメリカの意思表示だ。アメリカ国内でも、そんな現実を受け入れられない連中が多い。まだ完全に核の放棄をしていないとか文句をつけられる。それにたいして、わざわざこんなショーを行ってまで、強引に北朝鮮との緊張を無くし、中国との共存を宣言している。
北朝鮮が核を放棄したわけでもないのに、冷却塔を爆破して、まるで核放棄したかのように見せ、ブッシュが北朝鮮に対する経済制裁の緩和を発表した裏には、中国やロシアによる大きな圧力があったのかもしれない。去年の4月に安倍晋三が総理の時に訪米し、ホワイトハウスの記者会見で北朝鮮の拉致問題と経済制裁について米国に協力を求めた時も、ブッシュははっきりと「YES」と言わなかった。北朝鮮が米国が北朝鮮への経済制裁を緩和するなら、核を放棄するというのは、すでに2年前に中国が発表していたことで、今回は、それが実現した形となっただけだ。米国が経済の悪化が進んで利用価値のなくなった日本を見限って、中国についたということだろう。
拉致問題にしても、日本の右派の意見を聞いていると、地球は自分たちを中心に回っているという思いこみが激しいようだが、外国から見た拉致問題の受け取り方は日本で言われているのとは大きな差がある。日本の報道では、日本が第二次世界大戦前に韓国や北朝鮮に対して何をしたかということはあまり報道せず、一方的に北朝鮮を悪者として扱っているが、海外では、北朝鮮が日本人を拉致したのにも当然の理由があったと見ている。
拉致問題が海外のメディアでどのように扱われているか、以前このブログで引用したトロント・スターの横田めぐみさんの拉致事件の記事の要約を紹介しよう。
横田めぐみさんは13歳の時、学校からの帰り道で行方不明になってしまった。めぐみさんがいなくなってから、1年たっても、何の音沙汰がなく、5年たっても、10年たっても何の手がかりもつかめなかった。20年たったとき、一人のジャーナリストが横田家に訪ねてきて、めぐみさんが北朝鮮のスパイに拉致されたというとてもショッキングな出来事を告げた。
最初は誰もがそんな情報を信じられなかったが、2002年に北朝鮮の最高指導者である金正日(キム・ジョンイルKim Jong-il)がめぐみさん他12名の日本人を北朝鮮のスパイが拉致して、北朝鮮に連行したことを認めた。どうして、北朝鮮がこんなことをしたのかの説明はなかったが、一般に信じられているのは、北朝鮮が日本に送るスパイに、日本の言語やマナーや文化などを教育するために、教育係として連れて行かれたということだ。
めぐみさんは、日本人の拉致被害者の中でももっとも若い犠牲者だが、北朝鮮の亡命者によると、暗闇の中で誘拐されたので、大人と間違われたのではないかと言われている。めぐみさんのご両親は他の人質となった家族たちと一緒に出来る限りの力をつくして、何とか拉致被害者を日本に連れ戻すための情報を手に入れようとしている。北朝鮮側によると、人質の13人中めぐみさんを含めた8人はすでに死亡したと伝えているが、めぐみさんのご両親はいまだに信じられないでいる。めぐみさんの父親は普通の銀行員、母親は普通の主婦だが、今では娘を取り戻すために、精力的に活動を続けている。
古い敵対国同士の間に昔の緊張が戻ってきた。日本は朝鮮半島が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と大韓民国(韓国)に分かれる前、1910年から1945年まで朝鮮半島を占領していた。その間、日本の法律の下、韓国人たちは苛酷な状態に服従させられていた。
韓国人たちは船で日本に送られて、強制労働させられたり、日本帝國軍隊の前線で戦わさせられていた。多くの韓国人女性たちは日本軍のために、セックスの奴隷や「慰安婦」として強制的に働かされていた。韓国人たちは韓国名を日本名に変えるように強制され、韓国語を話すことは許されなかった。第二次世界大戦前の日本による韓国市民の拉致事件は、最近の北朝鮮による日本市民の拉致事件を議論する際に、よく話題にのぼるようになった。
道理上、北朝鮮による日本人拉致事件は恐ろしい悲劇であるが、60年前には日本も韓国に対して同じようなことしていたのだ。拉致事件は残りの国々にとって、違った見解を与えている。今、多くの国がいかに北朝鮮に人権の記録を改めさせるか、又、核兵器の開発をやめさせるかということを真剣に考えている。
めったに開催されない日本、北朝鮮、韓国、ロシア、中国、アメリカ間での六カ国協議会では、日本が拉致事件の話題を持ち出すたびに、その場に緊張感と不快感を与え、北朝鮮はすぐに険悪なムードになる。朝鮮半島から核を廃絶するべき会議上で、この話題が出るのは、好ましくない。
北朝鮮側は拉致事件は全て終わったと言っている。日本政府が必要な情報はすべて日本政府に提供したし、これ以上、話し合うことは何もないと言っている。しかし、日本は明らかにこれを否定している。
めぐみさんのご両親は70代で、健康状態も下り坂にさしかかっているが、今では大きな政治的な課題を投げかけた家族として日本国民にとらえられている。
日本のメディアではめぐみさんは生存しているかのような扱いを受けているが、英国の権威ある科学誌『Nature』では3年前に日本政府によるめぐみさんの遺骨のDNA鑑定の信憑性はかなり低いという論文が記載された。日本政府はDNA鑑定で、北朝鮮がめぐみさんの遺骨として日本に手渡した遺骨からめぐみさんのDNAは発見されなかったと結論づけたが、実際はその遺骨はめぐみさんのものであった可能性が高い。私も『Nature』の記事の原文(英語)を読んでみたが、下記の翻訳が原文に忠実に要約されていたので、文は長いけれども興味のある方はぜひ読んでいただきたい。
「横田めぐみさんの遺骨は偽物とする科学的根拠が揺らぐ」
「北朝鮮「遺骨」問題:科学的根拠の不十分な「偽物」断定」
「政治に翻弄される科学者 (横田めぐみさん遺骨事件)」
では、なぜ、日本政府はめぐみさんがまだ生存しているかのように装っているのか?それは、めぐみさんの生存の可能性がある限り、横田夫妻がテレビに登場しつづけ、国民に北朝鮮がいかに危険な国かを訴えつづけ、そうすることによって、国民に北朝鮮への嫌悪感を抱かせ、又、それを持続させることができるからだ。その結果、国民に、北朝鮮が日本と戦争を始めてもおかしくないような錯覚を抱かせることができるからだ。そうすれば、北朝鮮が日本を攻めてくるということで、米軍再編に向けての多大な出費も認めさせることができる。つまり、日本政府は統一協会が不幸な人を利用してお金を巻き上げるのと同じ手法で、横田夫妻までも利用して、国民から奪い取った血税を米国に貢献しているのだ。
しかしながら、米国が経済制裁を緩和したことによって、日本が北朝鮮に対してこれまでのように厳しい態度をとり続けたり、拉致問題を未解決のまま放置し続けることは難しくなってきた。一日も早く、日本と北朝鮮の関係を正常化する日朝国交正常化が進み、拉致事件の真相が解明され、米軍再編や防衛費への負担削減が実現して欲しい。そして、プチ過激かもしれないけど、世界中に日本が平和に戻ったことを知らせるために、日本中にある米軍基地やプルトニウム工場が全て爆破される日が政権交代と同時に訪れて欲しいと思うのだ(笑)。
関連記事 (日付順):
『デヴィの独り言 独断と偏見』北朝鮮のテロ支援国家指定解除について
『きまぐれな日々』 日本の対北朝鮮政策は今後劇的に転換される
『天木直人のブログ』 米国の真意をアレコレ詮索してもはじまらない
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2006.11.03 (Fri)
横田めぐみさんのドキュメンタリー映画が日本でもうすぐ公開

シェリダン氏とその夫人であるパティ・キム氏は一緒に、横田めぐみさん拉致事件のドキュメンタリー映画『横田めぐみストーリー:拉致』を制作し、今年春にトロントで行われたドキュメンタリー映画際『ホット・ドックス』で公開したときも800人の観客を集め、観客賞を受賞している。
この映画はワシントンで11月20日に政治家や外交官を対象に試写会が行われ、その後、米国内で広く公開される予定。日本でも11月25日に公開される予定なんだけど、日本ではそのことについて大々的な宣伝かなんかされているのだろうか。このドキュメンタリーは今年の夏にすでにカナダでは上映されていたのに、なぜ、日本では今頃公開するのだろうか?なぜ、シェリダン夫妻がこのドキュメンタリーを制作する前に、日本で同様なドキュメンタリー映画が作られなかったのだろうか。
又、安倍政権は北朝鮮拉致問題を積極的に解決するために、拉致問題対策本部を設置し、担当補佐官まで配置したはずなのに、いまだに全く何も解決されていない。ごく最近、北朝鮮の拉致問題のニュースが取り上げられてきたようだけど、それがどうしたって内容ばかり。
北朝鮮工作員の記事とか、北朝鮮拉致の非難決議案を国連委に提出(Asahi.com 2006年11月03日11時16分)した記事とか・・・。
それにしても、政府が本当に拉致被害者の方々のことを親身になって思い、彼らを取り戻したいのなら、シェリダン氏のように拉致問題のドキュメンタリー映画を制作して、世界中に配布して、訴えるくらいできるはずなのに、それもせず、めぐみさんのご遺族をブッシュに会わせて、終わりじゃ何の解決にもならないだろう。きっとこのめぐみさんのドキュメンタリー映画がワシントンで上映されるのも、ブッシュがプッシュ(笑)したのかもしれないけど。
政府が担当補佐官まで配置して拉致問題を真剣に考えているというのなら、拉致被害者を生きたまま連れ戻して初めてその効果が表れるというものだろう。政府はそうでないと、無能な安倍政権を再び批判され、来年の参院選に大きく影響することだろう。恐らく、税金の無駄遣いで終わってしまう可能性は十分あるだろうが。
北朝鮮の報告によると、めぐみさんはすでに亡くなられていると伝えられている。以前、このブログにも書いたとおり、『Nature』でも、日本政府がめぐみさんのDNAと北朝鮮から取り寄せためぐみさんの遺骨のDNAが一致しないという結果から、その遺骨がめぐみさんのものではなく、めぐみさんは生きている可能性があると報告したという内容は疑わしいという論文が書かれているにもかかわらず、政府は、その真偽を確認するための調査は一向に進めていない。
Tさんによって、国会でもめぐみさんの遺骨問題について民主党の首藤議員の質疑と町村国務大臣による答弁の様子をメールで送っていただいた。下記のリンクは、Tさんのコメントによって始まる。
第162国会 外務委員会
第1号 平成17年2月23日(水曜日)
「横田めぐみ偽遺骨」問題について
この町村国務大臣の答弁の内容を読んでも、政府はいかにこの問題をはぐらかそうかと必至のようである。
今のお話を聞いておりますと、さらにそれをまた別の機関に、クロス
チェックというんでしょうか、した方がよりよかったのではないかという御意見も、私もそれを否定するものでもございませんが、しかし私どもとしては、警察が最も信頼するものとしての依頼をした帝京大学の結果ということなものですから、まあそれは正しいんであろうな、こう思いまして、直ちに先方に対する反論をしたということでございます。
したがいまして、今からでも遅くないから第三国あるいは第三者機関にもう一度やったらどうかということなのかもしれませんが、それよりも何よりも、私どもとしては、まず北朝鮮側がこういう累次申し上げたような不誠実な対応というものを早く改めることが重要で、余りDNA論争にぐうっと入っていくと肝心の主張そのものがぼやけてしまうのではないか、そんなことも考えるものですから、あえてこれ以上、さらにこれをどこか外国の機関に委託をして、また再検査といいましょうか、再鑑定をしようという考えは、今のところ実はないわけでございます。
はあ?ここでは、帝大講師による遺骨のDNA鑑定の真偽について、議論しているっていうのに、DNA論争に入っていくと肝心な主張そのものがぼやけてしまうだって?北朝鮮の不誠実な対応って何?日本の方が国民を騙して不誠実じゃないの?
横田めぐみさんの遺骨とされるものの一部から別人のDNAが検出されたとする鑑定結果について、本件のネイチャー誌から取材を受けた関係者にも事実関係を確認したところ、取材においては、焼かれた骨によるDNA鑑定の困難性について一般論を述べたものであって、鑑定結果が確定的でない旨や、あるいは汚染された可能性がある旨応答した事実はなかったという返事を受けているということだけちょっと申し添えさせていただきます。
この取材を受けた関係者というのは、帝京大の講師のことなんだろうけど、ネイチャー誌によると、帝京大の講師とは、この後、連絡がとれなくなってしまったということだ。最後にこの国会での質疑応答の後に書かれたネイチャーの記事を紹介する。
2 政治と現実
Politics versus reality
Nature Vol.434(257)/17 March 2005
日本の政治家は、科学的不確実性を正面から受け止める必要がある。
北朝鮮との外交戦では、外交手段を駆使すべきであって、科学的公正を損なってはならない。
Natureのニュース記事に落胆した日本の小泉内閣が「頭を抱えている」と日本の大衆週刊誌が伝えた。
1977年に北朝鮮によって拉致された日本人女性、横田めぐみさん(当時13歳)が生存しているかどうかが現在、問題となっている。2002年、北朝鮮は13人の日本人を拉致した事実を認めた。その中にはデートで海岸にいたカップルも数組含まれていた。その後の北朝鮮による拉致被害者の安否確認作業は十分とは言えず、日朝関係は混沌としている(本号ダイジェストp.7参照)。
北朝鮮は、横田さんを含む拉致被害者のほとんどが死亡していると発表したが、説得力に欠けている。昨年、日本側に引き渡された遺骨について、北朝鮮は横田さんのものだとするが、日本での鑑定では遺骨から採取されたDNAが横田さんとは別人のものであるという結果が出た。そのため、北朝鮮の軍当局が横田さんをスパイ養成に利用し続けているかもしれないという不安が生じている。
北朝鮮の声明ひとつひとつに疑義をさしはさむ日本政府の姿勢は正しい。しかし日本政府は、DNA鑑定結果の解釈にあたって、政治は科学に干渉してはならないという一線を越えてしまっている。NatureはDNA鑑定を行った研究者にインタビューし、遺骨に異物が混入していてDNA鑑定結果が決定的なものとはならない可能性があることを伝えた。北朝鮮の欺瞞に疑いの余地がないことを示したい日本政府にとって、このようなNatureの記事は愉快なものではない。
日本政府はこの記事に厳しく反応した。細田官房長官は記者会見の席で、Natureの記事には「不十分な表現」があり、研究者が言っていないことも書かれていると発言したと報じられている。当該記事に示されている当該研究者の意見は「一般的な知見」であり、今回の事例について語ったものではないという、研究者本人の確認もとってあるという。ところで、この研究者はその後、一切のインタビューに応じられなくなったようである。
遺骨に異物が混入していた可能性があることは、否定できない現実だ。この遺骨のたどった悲劇的な変遷は不明だ。北朝鮮によれば、この遺骨は2年間埋葬されていた本人の遺体を1,200℃で火葬し、夫の家で保管していたもので、そのうちの少量をサンプルとして日本に引き渡したらしい。この点も北朝鮮の完全な捏造かもしれない。だが、日本が頼りにするDNA鑑定で、この点は解明できないのだ。
問題は科学にあるのではなく、政府が科学的な事柄に口をはさんでいるという事実にある。科学は、実験とそれに伴うすべての不確実性を自由に精査できるということを前提に行われる。一部の日本人研究者は、より大規模なチームで今回のDNA鑑定を行うべきだったと主張しており、これには説得力がある。なぜ日本政府は、たった一人の研究者、それもこの件について自由に語れなくなった研究者にDNA鑑定をまかせたのだろうか?
日本政府の対応は、これまでの外交上の失敗、より正確に言えば日米安保体制の機能不全を取り繕うための必死の努力のように思われる。日米安保体制下で、米国は批判の多い基地を日本国内に配置する権利を有している。それと引き換えに、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与する」役割も負うという。
ならば日本政府は、米国の支持のもとで更なる対北朝鮮政策を取り得ただろうか。これに対する明確な答えはない。しかし、次のように問い直したらどうなるだろう。もし、どこかの海岸から米国市民が全体主義国家によって拉致され、その後25年間にわたって英語教育でスパイ養成に関わっていたら、ブッシュ大統領や歴代の大統領は、遺骨の入った袋を手にDNA鑑定結果についての論争をせずにすむだろうか。
実験を行って結論を導き出し、それについての合理的な疑いを示すという使命をまっとうに果たしている科学者にも、日本の政治的、外交的失敗のツケがまわされているのだ。しかし、日朝間の摩擦は、DNA鑑定によっては解決できない。同様に、DNA鑑定結果をどのように解釈するかは、両国の政府が判断すべき事柄ではない。北朝鮮との外交は楽ではないが、だからといって、政治と科学の分離原則を破ることが正当化されるものではない。
これを読んでも判るとおり、このネイチャー誌では、日本政府が日本の外交政策を正当化するために、科学を歪めてしまったことが批判されている。とにかく、めぐみさんの生死を明らかにする為に、めぐみさんの遺骨を第三国あるいは第三者機関で再鑑定することを追求していきたいと思う。
村野瀬玲奈さんから、拉致問題担当官らの連絡先をいただいたので、まずは、この記事を送ってみよう。又、森ゆうこ議員にも、今度はネイチャーの記事を使って是非、もう一度国会で、安倍晋三総理に質疑いただきたい。返事が来たら、ブログで公開する予定。
一部、「教育基本法」のタウンミーティングでの内閣府によるやらせ質問の件でほかのブログに寄付した情報です。拉致問題でこの方々にはっぱをかけて国民のために働いていただきましょう。
塩崎 恭久 ,しおざき やすひさ ,自民,衆議院,愛媛1 ,4(参1),,内閣官房長官 拉致問題担当
http://www.y-shiozaki.or.jp/
shiozaki@y-shiozaki.or.jp
東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館 6F 619号室
TEL:03-3508-7189(直通)
TEL:03-3581-5111(内線5619)
FAX:03-3508-3619
愛媛県松山市三番町4丁目7-19 塩崎恭久松山事務所
TEL:089-941-4843
FAX:089-941-4894
なお、拉致問題対策本部事務局長の中山恭子さんは議員ではないので、励ましのお便りは内閣府宛てでよいのでしょう。
〒100-8914 千代田区永田町1-6-1 内閣府庁舎
大臣官房 拉致被害者等支援担当室
電話番号 03-5253-2111(大代表)
これもまた、以前、村野瀬玲奈さんに送っていただいた森ゆうこ議員のアドレス:
森 ゆうこ [森 裕子],民主,参議院,新潟
http://www.mori-yuko.com/
yuuko_mori01@sangiin.go.jp
100-8962 東京都千代田区永田町二丁目1番1号 参議院議員会館524号 森ゆうこ国会事務所
TEL:( 03 ) 3508 - 8524
FAX:( 03 ) 5512 - 2524
〒956-0864 新潟市新津本町1-3-22 森ゆうこ新津事務所
TEL:( 0250 ) 21- 0222
FAX:( 0250 ) 21- 0888
〒975-0053 新発田市中央町4-1-2 森ゆうこ新発田事務所
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2006.10.25 (Wed)
北朝鮮の核実験が投げかけた波紋 2
明日はナイアガラの滝にでも出かけようか。
そんなわけで、今日は、Ohmy Newsの「ピックアップ」記事の下に「その他の編集済み記事」として記載された2番目の記事をここに転載するのみにとどめたい。
核廃絶へ向けた日本の使命、米国の使命
北朝鮮の核実験が投げかけた波紋 2
北米のニュースでは北朝鮮が今回の核実験でニュークリア・クラブ(核クラブ)の仲間入りを果たしたとして、ニュークラブの新生児(Baby)とも呼ばれ始めている。ニュークリア・クラブとは、いろいろな解釈があるようだが、北米で認知されている意味は、正式に核兵器を保持していることを認められている国々のことだ。
現在核兵器を保持しているのは、米国、イギリス、フランス、ロシア、インド、パキスタン、中国、それに北朝鮮の8カ国とされている。ただ北朝鮮の今回の核実験をめぐっては、その真実性がいまだにいろいろと議論されており、北朝鮮をニュークリア・クラブのメンバーに入れるかどうかは、議論の余地がある。
正式に認められていないけれども核を持っているとされる国としてはイスラエルがあり、その他、イランは核開発を宣言している国だ。
日本には非核三原則があり、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」と決められている。現在の日本は核兵器を保有していないと信じられているが、1年以内に保持国になるのではないかとも言われている。過去、空母ミッドウェーなどの米軍の艦隊によって日本国内の米軍基地の港に持ち込まれたとの疑惑もある。秘密裏に米軍による核の持ち込みを日本政府が許可しているという噂も絶えない。安倍政権になって核を保有することになるのではないかという恐れはますます大きくなっている。
安倍総理は日本は核武装しないと言っているが、報道によると自民党の中川昭一政調会長は「核保有の議論が必要」と述べており、また麻生太郎外務大臣は「政党の議論は妨げない」との意見を示している。安倍氏が来年の参院選を過ぎたら正式に核保有に向けて動き出すのではないかという噂もある。今回のライス米国務長官の来日も表向きは国連の制裁決議など北朝鮮の核問題について協議するためと言われているが、実際は、日本の核保有に向けての準備の可能性もあるのではないかと私は思う。しかし、知識人の中には、米国は日本が核を保有することに反対していると言う人々もいる。
日本でも戦争を知らない世代に核武装するべきだという意見が多いようだが、そんな人たちに聞きたい。被爆国として人類の平和を願い、核廃絶を訴えてきた日本が核武装したら、どういうことになるのか。持っているだけで、使うこともなく、何の役にも立たないどころか、人体に致命的な危険を及ぼす可能性のあるものに国民の血税をつぎ込もうというのはおかしくないだろうか。
日本政府は、経済発展のために米国の軍需産業に加担したいのかもしれないが、経済の発展と国民の命とどちらが大切なのか。核武装する予算があったら国民のために福祉や健康保険などをもっと国民の生活を充実させるために血税を使うべきだろう。また、日本はこれ以上米国の軍需産業を増長させないためにも、米国の「核の傘」も断るべきである。
米国は見かけ上は核軍縮を訴えているが、他の国に訴える前にまず自分の国から核を失くすことを考えるべきであり、そうすれば、北朝鮮も米国に脅威を与えるための核実験などしないだろう。世界中から核がなくなることが私の夢だが、私が生きているうちに実現する可能性はきわめて低そうだ。核がなくなる前に地球がなくなっている可能性の方が高いかもしれない。
関連記事:
姜尚中氏が語る『愛国の作法』(OhmyNews)
市民記者とディスカッション
昨日の記事で最初の記事についたネットウヨのコメントについて励ましのお言葉をいただいたみなさま、ありがとう!ネットウヨのコメントにはかなりの免疫ができているので、軽く受け流せるようになってきた。そして、このブログからOhmyNewsの記事に訪問されて、ためになるコメントを残して下さった方々に感謝したい。
最後にジャンクさんが昨日の記事のコメント欄で、記者を目指す方にとって役立ちそうな講習会のサイトを紹介して下さったので、ここにお知らせする。
まず、OhmyNews反安倍レポーター・通信員養成講座というのは冗談だろう(笑)が、残念ながらOhmyNewsには養成講座のようなものはなさそうだ。ただ、編集部とのやりとりから学ぶことはかなり多いと思う。
OhmyNews反安倍レポーター・通信員養成講座
OhmyNews版:???
「市民記者」養成講座のようなものはどこにあるか分かりません。ミニーさんは「市民記者」登録するに当たって何か目安は示されましたか?
=>特に何の目安も示さなかったが、目安とは例えばどんな目安?
livedoor ニュース:パブリック・ジャーナリスト募集 募集要項
ジャーナリスト講座の受講(有料:1,050円税込です(笑)
http://news.livedoor.com/webapp/project/
=>1,050円を払って見返りがlivedoor point で500pointというのは、ちょっとねぇ。
JanJan版:記事を書くヒント
http://www.janjan.jp/edit-write/0311208746/1.php
参考
平凡社刊: 実践ジャーナリスト養成講座 by ニューズ・ラボ研究会
http://www.iface.ne.jp/tokuyama/jjy/index.html
■EDIT64~知を再編集する道具箱~
http://edit64.jp
私もまだ全部は読んでないけど、ひまなときに読んでみるのも面白いかもね♪
2006.10.24 (Tue)
OhmyNewsに初めて記事が載ったんだけど・・・
核兵器の恐ろしさ訴え続けるのが日本の役割
北朝鮮の核実験が投げかけた波紋
日本国民にも安倍や中川や麻生の
ところで、この記事は、前にこのブログで書いた『北朝鮮はNuclear Clubに仲間入り?』という記事を2つに分けて編集した前半なんだけど、原文に比べて、かな~り、右斜め前に進んだつもりだったんだけど、それでもこれだけウヨから卑しめのコメントをもらうとはねぇ。ネットウヨってどうして、みんな北朝鮮、韓国、中国は日本の敵みたいに思っていて、こういった記事を書く人はみんな韓国人とかって思うんだろうね。韓国人を差別するにもほどがあるよ。第一、私なんて、純粋な日本人だけど、別に韓国人と呼ばれたって何とも思わないけど・・・。
とにかく、編集者の方のするどい突っ込み屋質問に答えながら、この記事(前半と後半)を書くには、かなりの時間を要したんだけど、結局載せられたのは、ピックアップ記事としてで、報酬は300円なり。後半は果たして記載してもらえるかまだわからない状態だし、その上、ネットウヨたちにも弄ばれ、なんだかなぁって感じだね。
ブログは儲けはない代わりに、ストレス解消になるけど、こういった記事を投稿するはストレス解消どころか、ストレスたまっちゃうね。まずは、自分が書いた記事が採用されるかされないか心配になってストレス。それから、単に最低報酬しかもらえないとわかったときのストレス。最後に記事が記載された後にコメント欄を読んで味わうストレス。それでも、OhmyNewsは現在、コメント欄の使用方法を検討中のようなので、その結果、今後記者であり続けるかどうか決めてみようと思う。自分の意見をネットウヨに広めるためには、いいかもしれないね(汗)。
みなさまも物好きな人は、是非、OhmyNewsの記者になって、記事を投稿してみましょう。ネットウヨに癒されたい人は特に(笑)。
2006.10.21 (Sat)
北朝鮮が核実験を謝罪

補選に関して、Sobaさんがネコちゃんのかわいいバナーを作ってくださった。

補選が行われる今週末、もしかしたら、北朝鮮の2度目の核実験が行われるかもしれないという噂があったということをきのうのブログで書いたんだけど、今日のCNNのニュースをテレビで見たら、『金正日がSorry?』というタイトルで金正日が核実験について謝罪していたというのを見てあまりもの展開の速さに驚いた。ネットでCNNのニュースを探してみたら、同じようなことが書いてあったので、ここに報告させていただく。
再度の核実験なしと北朝鮮総書記、北京の外交筋(2006.10.20Web posted at: 20:39 JST- CNN/AP)
ソウル――朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核実験実施の発表の問題で、韓国の聯合ニュースは20日、金正日総書記が平壌で19日に会談した、胡錦濤・中国国家主席の特使である唐家セン国務委員(前外相、副首相級)らの代表団に対し、再度の実験は予定していない、と言明した、と報じた。
北京の外交筋を引用したが、真偽は不明。金総書記が、外国の特使に会うのは、核実験実施の発表後、初めて。唐氏は、胡主席のメッセージを総書記に手渡し、2回目の実験実施への懸念を伝えた、とされている。
韓国紙・朝鮮日報は20日、総書記は唐氏に対し、「米国が一定の譲歩を示せば、こちらも2者協議であれ、6者協議であれ、相応に譲る」と述べた、と報じていた。また、核実験の実施で、中国側に遺憾の意を伝えた、ともしていた。中国外交筋の情報としている。
となると、今週末補選を控えている自民党が北朝鮮の核実験を理由に票をのばそうという作戦は残念ながらオジャンということになる。自民党の中川政調会長も静岡の講演で金正日が糖尿病だから日本を核攻撃するかもなんて嘘をついて、国民を脅してたそうだけど、それも大きな恥をかくことになってしまったね。ハハハ、ざまあみろ。最初にこのニュースを知ったのは、安倍NDのリンクリストにTBしてくださった『タブロイド監視委員会』の「金正日が屈辱の謝罪?東スポの「巨乳食堂」に座布団1枚」という記事。なかなか面白おかしく世の中の出来事を語っていて大爆笑しちゃうようなブログなので、興味があったら、是非訪問してみてね。
このまま北朝鮮がおとなしくなって全ての核を放棄してくれたらいいんだけどね。あとは、凶暴罪の問題がまだ残っているけど、強制的に成立させないようになんとかしなくちゃね。
今週末は補選ということで、今のところどんな展開になっているのかわからないけど、とにかく、神奈川も大阪も自民党(プラス公明党)以外に投票してね♪
2006.10.13 (Fri)
安倍センセー、北朝鮮にも祝電を(笑)!
【核開発】「米日首脳は金総書記に祝電打つべき」 (朝鮮日報 2006/10/13 07:46)
統一協会に祝電打ったんだから、北朝鮮にも祝電送らなきゃ!>安倍センセー(笑)。
北朝鮮「日本の制裁は厳しすぎる」 (朝鮮日報 2006/10/13 08:20)
これには、本当に賛否両論あるだろうね。制裁を厳しくすればするほど、北朝鮮とアルカイダなどのテログループの結束は固まるだろうし・・・。
なぜ米国は対北金融制裁を行っているのか? (朝鮮日報 2006/10/13 06:00)
ほほう・・・こんなしくみだったのか。本当に謎の多い問題だね。
【動画】昭惠夫人、韓国の小学校で詩を朗読 (オーマイニュース2006-10-10 18:01)
彼女の韓国語どうなんでしょう。韓国語全くわからない私にも、かなりたどたどしく聞こえるんだけど・・・。でも、こうやって学校を訪問するってなかなかいいことかも。韓国での安倍の評判はいまいちだけど、昭惠夫人の人気は急上昇中らしい。
2006.10.10 (Tue)
北朝鮮はNuclear Clubに仲間入り?
ブログの更新を怠っていた時に、雑談日記のSobaさんから安倍の恥書である『美しい国』を逆から読むと「にくいしくつう」になるということで、新しいバナーをいただいたので、さっそく使わせていただこう。安倍NDのリンクリストでも多くの人が「憎いし苦痛」というのを取り上げていたので、それだけインパクトが強かったのだろう。本当に誰が見つけたのか知らないけど、偶然とはいえ、逆さ読みをするとまさに安倍政権を言い表しているかのごとくで、かなり面白いね♪

さて、さて、ちまたのニュースは北朝鮮の核実験の話題でもちきりだけど、国会の答弁でおもいっきり恥をかいた安倍が逃げるようにして、中国と韓国を訪問したとたんに突然北朝鮮で核実験が行われ、その後、安倍批判の嵐は北朝鮮の核実験の批判へと移ってしまい、またまた安倍は救われたという何とも言えない絶妙なタイミングだったねぇ。まるで、日本をモンゴルの襲来から救った神風のように北朝鮮の核実験が安倍を救ったのには驚いた。
この北朝鮮の核実験の件はここカナダやアメリカのニュースでも大きく取り上げられていて、アメリカやアメリカ寄りのカナダ政府は、北朝鮮をすごい勢いで非難している。通勤途中の車の中で聞いたラジオのニュースによると、アメリカが一番恐れているのは、このまま北朝鮮の独走が続き、核開発が進んで、アルカイダに核兵器を売ったりして、テロの危険性が増すことだそうだ。テポドンのときもそうだったが、今回の北朝鮮の核実験もはっきりとした情報がないため、果たして本当に実験が行われたのかどうかも定かではなく、真実はわからないのだが、下記の北朝鮮の朴吉淵国連大使の「北朝鮮を祝福すべきだ」(2006年10月10日Kyodo News)という見解がアメリカの意見と対立する北朝鮮を代表する意見なのだろう。
「北朝鮮を祝福すべきだ」 核実験で国連大使
9日、米ニューヨークで、記者団と話す北朝鮮の朴吉淵国連大使(AP=共同) 【ニューヨーク9日共同】北朝鮮の朴吉淵国連大使は9日、ニューヨーク市内で記者団に「地下核実験は非常にうまくいった」と述べ、安全保障理事会は「(制裁決議を採択するより)北朝鮮の科学者や研究者を祝福すべきだ」と語った。
大使は核実験について「北朝鮮の戦争抑止力(向上)に大きく寄与」するとともに、朝鮮半島や北東アジアの平和と安定維持につながるとの認識を強調した。
大使はこの後、国連総会第1委員会(軍縮)で、米国やロシア、中国などの大国だけが核兵器を保有できるというのは「ギャングの理屈」と非難。超大国の核兵器はほかの主権国家への脅しに使われており「強力な武力を手にしたときにのみ国家の威厳は守られる」と演説し、米国の「敵視政策」や「核兵器による先制攻撃戦略」を批判した。
いかにも北朝鮮らしい見解であるが、やはり、アメリカを挑発するのが目的だったのだろう。一方、11日の朝鮮日報では【核開発】北の核実験で怒りに沸く日本列島 という記事で日本のあわてぶりが書かれている。やはり、アメリカに煽られて、政府を中心に反応しているようだ。北朝鮮の標的はアメリカにあるのに、何の事情も政府から知らされていない国民は地理的にも北朝鮮に近いということもあって脅威を感じるのも理解できる。
一方、北米のニュースでは北朝鮮がNuclear Club(核クラブ?)に入ったとしきりに言われている。ニュークリア・クラブとは、正式に核を保持していることを認められている7カ国のことで、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、インド、パキスタン、中国だ。英語ではNuclear Nationsと呼ばれている。正式に認められていないけれども、核を持っている国としては、イスラエルがある。その他、リビア、イラン、イラク、北朝鮮は、核を保持しているという疑惑を抱かれている国であり、その中で、いろいろとその真実性が議論されている中、北朝鮮は、今回の核実験が本当に行われたのであれば、核を保持していることを証明したわけなので、List of states with nuclear weapons(Wikipedia英語)によると、核クラブに入るような感じだ。ブラジルやウクライナ、南アフリカのように以前核を保持していたが、今は廃止したという国も7カ国ある。
日本は現在は核兵器を保有していないと言われているが、一年以内に保持国になるのではないかとも言われている。安倍政権になって核を保有することになるのではないかという恐れは大きくなっている。他の国が核を持っているからうちもというのは、本当にばかげた考えだと思う。持っているだけで、使うこともなく、何の役にも立たないものに国民の血税をつぎ込もうというのはおかしい。核武装する予算があったら国民のために福祉や健康保険をもっと充実させるべきだろう。
それにしても、アメリカは他の国に核廃止を訴える前に自分の国から核を廃絶するべきではないのか。そうすれば、北朝鮮もアメリカに脅威を与えるための核実験なんてしなかっただろうに。世界中から核兵器がなくなることが、私の夢だけど、私が生きているうちに実現する可能性はきわめて低そうだ。
関連記事:
北朝鮮とパキスタンの核実験の違いとは (2006/10/10 17:30 朝鮮日報)
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