2009.01.16 (Fri)
ガザでいよいよ市街戦が始まった

市民社会フォーラムのMLで、岡林氏が「パレスチナ子どものキャンペーン」からのメッセージを転載していたので、紹介したい。事態はますます悪化して、市街戦に突入したようだ。
以下転送文
=============
パレスチナ子どものキャンペーンです。
市街戦が始まっています。
ガザからの緊急の声を一人でも多くの人に伝えてください。
転送転載大歓迎
ガザ 1月15日16:30(日本時間23:30)
--------------
500メートル先に戦車が・・・
--------------
国連の本部が攻撃されました。今、私の家族と一緒に家にいますが、家から500mのところにイスラエル軍の戦車がいて外にでることができません。これまでで最悪の日です。
彼らはテル・アル・ハワ地区に侵入し、次に小麦が保管されていたUNRWA(国連)本部を攻撃して火事が起きました。テル・アル・ハワ地区の人々は、女性も子どもも通りに出て逃げ出しました。この地域は人口密集した住宅地です。男たちが集められ、建物が取り上げられて火がつけられました。あらゆる方向から爆撃と砲火を浴びせ、アブダビのジャーナリスト2人が負傷し、1人は重傷です。
今、新たな空爆が始まりました。(爆発音)
イスラエルは状況をどんどんエスカレートさせています。今、人々は家を離れてあちこちに動き回っています。あらゆる方向から攻撃を受けているので、どこにも行けず、人々はただ動き回るだけです。いろいろな地域が攻撃を受けています。そのような地域から人々は逃げ出しています。
Tags : ガザ |
パレスチナ |
イスラエル兵 |
戦闘 |
拒否 |
市街戦 |
無差別空爆 |
パレスチナ子どものキャンペーン |
2009.01.12 (Mon)
ロンドンのスターバックスがガザ・プロテスターによって破壊される
ロンドンのスタバは、ちょうどイスラエル大使館の向かいにあるので、プロテスターたちにとっては都合のいいターゲットとなった。
「Shame on you!」(恥を知れ!)の大合唱で、イスラエルを罵倒する市民達の声を聞いて欲しい。
破壊される前
London Gaza Protest 10 Jan 2009 - P13,
How to Really Boycott Israeli Products Starnucks
2009.01.07 (Wed)
ガザのバナーを貼って平和を訴えよう
国際署名を訴えて下さったどすのメッキーさんもブログ『sometimes a little hope』で毎日、国連安保理のニュースを翻訳してくださったり、麻生太郎や中曽根弘文外務大臣に陳情文を送ったりと、とても積極的に活動されている。そんなメッキーさんが、今度はブログにGAZA連帯バナーを貼らないかと呼びかけている。
私が選んだのは、『ガザは降参しない』と書かれたこのバナー。
Gaza Won't Surrender by ~MahdyDesigns on deviantART
ガザはまさに戦火の中
犯罪や殺人はいまだに横行している
でも、世界中の全てのイスラム教徒が
最後までガザを支援してくれるだろう
決してガザをあきらめない
ガザを明け渡さない
神はパレスチナの兄弟たちを祝福する
パレスチナはアラブ人の土地だ ・・ 現在も未来もユダヤ人の土地とはならない
他にも戦争の悲惨さを訴えるとても芸術的な作品が多いので、いくつかバナーを紹介しよう。
Tags : ガザ |
イスラエル |
パレスチナ |
アラブ人 |
ユダヤ人 |
イスラム教徒 |
バナー |
ラムゼイ・クラーク |
国際署名 |
麻生太郎 |
2008.12.16 (Tue)
ブッシュに靴を投げつけたザイディ記者を釈放するための市民デモ
民主化の第一歩を歩んだとされる12月14日のこのクツ投げ事件を記念し、イラクでは、この日を『靴の日』として、自分の嫌いな人に靴を投げつけても罪に問われない日とした。
というのは冗談だけど、バグダッドでは、ブッシュに靴を投げつけた勇気あるムンタダール・ザイディ記者(29)が英雄と賞賛される声が広がる一方、いまだに拘束されたままであるため、ザイディ記者の釈放を求めて数千人の市民によるデモ行進が行われた。

あわせて読んで欲しい記事:
『きっこのブログ』靴を投げた英雄
『BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」』国際貢献とは大量殺人幇助のことでした!GO OUT U.S.A!
『今日の喜怒哀楽』 ブッシュが犬なら小泉は?
『晴天とら日和』日銀短観:大企業製造業、過去2番目の下落幅を記録
2008.11.13 (Thu)
オバマがイラク戦争犠牲者と抱き合う戦没者慰霊の日
第一次世界大戦が1918年のこの日に終結したのを記念し、アメリカやイギリス、 そして英連邦のカナダやオーストラリアでもこの日を終戦記念の祝日と定めている。

写真は、次期大統領バラック・オバマが、タミー・ダックワースさんとブロンズ兵士慰霊式に参加したときのもの。ダックワースさんは、イリノイの退役軍人省の部長で、イラク戦争で両足を失い、片方の腕も部分的にしか使えないそうだ。

カナダでもこの日、アフガニスタンのカンダハールで命を失った兵士の家族が、カナダから1万キロ離れたカンダハールの地を訪れ、戦死者の慰霊祭をおこなった。兵士だった肉親が命を落とした場所で目にした光景や気候、経験を実感し、涙する家族達。カナダが6年前にアフガニスタンに兵士を送るようになってから、すでに97名のカナダ兵が亡くなっている。
最後に、1915年5月、カナダがドイツに宣戦布告した翌年に軍医として戦地に赴いたカナダ陸軍少佐ジョン・ マックレイが、その教え子であったヘルマー少尉が戦場で爆死を遂げた時にヘルマー少尉の埋葬場所(ベルギー北部のフランダース、フランス語ではフランドル)一面に咲いていた赤い芥子の花を眺めながら詠んだ詩を紹介しよう。この詩は、『Serena』で訳されたものを少しだけ編集したもの。
フランダースの野に
フランダースの野に芥子の花がそよぐ
列また列と並ぶ十字架
僕たちの場所と印された十字架の野に。
そして空には、勇敢にも歌いながらひばりが飛ぶ、
砲音の真っ只中その声はかき消されて
僕らは死者、昨日まで生きていたのだ
曙を感じ、夕日が輝くのを見ていた
愛し、愛されてもいた。そして今ここに横たわる
フランダースの野に。
戦争を終結させるために僕らの議論を続けてくれ
倒れながら、君たちにたいまつを投げ渡そう
君たちの手で高く掲げてくれ。
死ぬ僕らの信頼を裏切るなら、僕らは眠れない
どんなに芥子の花が育とうと、ここ
フランダースの野に。
この詩がきっかけで世界中で11月11日に赤い芥子の花を胸につけることになり、 それが平和を願う心の象徴となったそうだ。芥子の花からとれる一種の麻薬は兵士達が負傷した時に、その死ぬほどの苦しみをやわらげてくれたとも言われている。
全ての戦死者たちは、口には出せないものの、戦争の悲惨さを物語っている。平和を祈りながら亡くなっている。戦死者達の祈りを裏切ってはならない。
戦争には反対だが、テロリストにも憤りを覚える。テロによって、9・11やアフガンで何の罪も無いのに殺された人々の魂は、どうすれば救えるのだろうか。オバマは、イラクを撤退して、テロリストが隠れているアフガンへ増兵使用としている。テロリスト達を殺せば亡くなった人達はそれで救われるのだろうか。実行犯を逮捕して死刑にしても、きっと彼らの意志を継いで新しいテロリスト達の反逆が始まるに違いない。暴力では人の心を変える事は出来ない。
日本も新テロ特別措置法を採決して承認することになったら、暴力に加担することになる。田毋神氏が国会招致に応じたからといって、民主党は、自民党に協力して、新テロ特別措置法の延期を認めさせてはならない。田毋神問題と新テロ特別措置法案は、全く別問題として取り扱うべきだ。日米同盟は、米国に対等にものを言うためにあるのであって、米国の言うがままに従うためにあるのではない。
参考記事:
Obama, Tammy Duckworth honor Veteran's Day with visit to Bronze Soldiers Memorial at Soldier Field in Chicago
関連記事:
戦争を2度と蘇らせてはならない
戦争への協力には、インド洋での給油にも反対だと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
Tags : 戦没者慰霊祭 |
rememberanceDay |
バラック・オバマ |
イラク戦争 |
アフガニスタン派兵 |
芥子の花 |
フランダースの野に |
2008.11.08 (Sat)
田毋神航空幕僚長の論文発表についてのアンケート

これって、つまり、浜田靖一防衛大臣が嘘の人数を報告していた疑いもでてくるんじゃない?応募者の人数は、これからまだまだ増えるかもしれないね。
それにしても、防衛省空幕長の名前って、変わった読み方名前が多いね。外薗の『薗』だけど、草冠のない『園』なら知ってるけど、くさかんむりのある『薗』なんて、初めて見た。なんか、ネット上で読むと小さいから、バイキンの『菌」かと思った。見た目はどちらかというと、バイキンマンというよりも、アンパンマン系だけど・・・・(笑)。
そんな外薗空幕長も田母神氏の」「チラシの裏の落書き」については、当然ながら、「一読して不適切だと思った。憲法に関する問題もあり、シビリアンコントロール(文民統制)の観点からも適切性を欠いている」と批判している。
又、外薗空幕長によると、空幕長を補佐する庶務室の幹部ら数人が田母神氏の論文提出を事前に知っていたという。つまり、これまで防衛省側が、今回の論文応募については、何も連絡を受けていなかったと言うのは、虚偽報告になるのでは?防衛省ぐるみだったのでは?
Yahoo!で航空幕僚長の論文発表は問題あり?というアンケートが行われています。
航空自衛隊トップの田母神俊雄・前航空幕僚長が歴史認識に関して政府見解に反する論文を公表。幕僚長という立場で、政府見解に反する論文を公表したことに、問題があったと思いますか?(パソコン版ではリンク先で論文が読めます)
(実施期間:2008年11月4日~2008年11月14日)
結果は驚く事に、「まったく問題はない」がもっとも多く、次が「とても問題あり」となっています。こんな結果を許していいのでしょうか。皆様のご協力をお願いします。
投票はこちらから。
最後に田母神氏更迭後もどんどん騒ぎが大きくなるニュースを。
田母神空幕長更迭後も波紋広がる
参考サイト:
『Embassy of the United States Japan』民主主義の原則 文民と軍の関係
関連サイト:
『しんぶん赤旗』前空幕長「靖国」派と危険な癒着 アパ代表と親交10年「小松基地友の会」を接点に(11月8日)
このアンケートがたくさんの方に注目されるためにも、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
Tags : 田毋神俊雄 |
外薗健一朗 |
浜田靖一 |
防衛相 |
空自隊員 |
論文 |
歴史認識 |
シビリアンコントロール |
文民統制問題 |
yahoo!アンケート |
2008.11.01 (Sat)
侵略戦争美化と集団的自衛権行使要求の田母神空幕長の暴論糾弾!11月4日防衛省へ!

田母神航空幕僚長(60)の更迭が閣議で了承されたのだが、普通、更迭といったら辞任を意味するのだろうが、今回の場合、単に航空幕僚監部付に格下げされただけのようだ。朝日のニュースによると、「政府は10月31日深夜の持ち回り閣議で、田母神氏を航空幕僚監部付とする人事を承認した。防衛省設置法の規定により、岩崎茂・航空幕僚副長が当面、航空幕僚長の職務を行う」ということだから、すぐに元の職に戻るに違いない。更迭と言っても、ピンからキリまであるから騙されない方がいいだろう。
昨日のエントリーにflyerさんから考えさせられふコメントをいただいたので、紹介しよう。
スキャンダル性は高い
あまりに不自然な論文だ。
幕僚長の寄稿とあらば『文藝春秋』だって掲載するだろう。
不動産会社のメセナ懸賞論文に、幕僚長が投稿など考えられない。
これになんの権威もなく元谷外志雄個人の出版を記念してという程度のメセナに過ぎない。
この投稿、それ自体が幕僚長として見識が疑われる。
そしてそれは自然と疑惑につながる。動機だ。
なぜ航空幕僚長は不動産会社のメセナ懸賞論文に投稿したのか。
入賞者13人のうち、学術関係者とおぼしきは近現代史研究家、拓殖大学日本文化研究所客員研究員の2名だけ。他に経営者、会社員、パートタイマー、学生。
その中で幕僚長はあまりに唐突、異質である。
航空自衛隊を統括する航空幕僚長が戦前の歴史観を発表するのに、選ばれるかどうかすら分からない懸賞論文という形態は、それにふさわしい発表機会なのか?
そんなわけがない。
問題の焦点は幕僚長と元谷外志雄(地元石川県を舞台に自民森派と関係している)との個人的な関係に絞られるだろう。
この問題は決して論文内容の問題だけではあり得ない。スキャンダル性は高い。
確かに、おかしいと思ったのは、普通、その問題の論文が載っているサイトを閉鎖するべきなのに、そのままだし、まるで、元谷外志雄が新しく出版した本の宣伝に使っているようなところだ。これは、政府幹部らと深い繋がりのあるアパの元谷外志雄の本の宣伝だったのではないか。
そこで、『市民社会フォーラム』MLからお知らせです。
高田健@市民連絡会です。
緊急行動のよびかけです。このままですませてなるものか。転送・転載のご協力をお願いします。ぜひとも防衛庁前にお集まり下さい。複数のメーリングリストに送信します。重複をお許し下さい。
侵略戦争美化と集団的自衛権行使要求の田母神航空幕僚長の暴論糾弾!
田母神罷免だけで終わらせない。政府・防衛省は責任を明確にせよ。
11・4防衛省前市民緊急抗議・要請行動
田母神空幕長は「我が国が侵略国家だったというのは濡れ衣だ」とか「(自衛隊が)集団的自衛権も行使できない(のはおかしい)」などとする論文を公表しました。これは日本国憲法の精神に真っ向から反するものであり、現役自衛官のトップとしての憲法尊重義務に反する、きわめて重大な問題です。田母神空幕長は、先ごろ、空自のイラクでの戦争協力を違憲と判断した名古屋高裁判決に際して「そんなの関係ねぇ」と発言した札付きの人物です。こういう人物をそのまま空自の最高責任者にすえていた防衛省と政府の責任も重大です。その責任は田母神罷免だけでは終わりません。
私たちは下記の次第で緊急に市民の抗議・要請行動を呼びかけます。この行動に一人でも多くの市民や団体の皆さんが駆けつけて下さるようお願いします(参加に際して各団体の抗議・要請文が用意できればベストです)。
憲法を生かす会
平和をつくり出す宗教者ネット
許すな!憲法改悪・市民連絡会
(11月1日午後3時現在)
問い合わせ先03-3221-4668
日時:11月4日(火)午後6時半~
場所:防衛省正門前(市ヶ谷)
-----------------------------------------------------------
許すな!憲法改悪・市民連絡会
高田 健
東京都千代田区三崎町2-21-6-301
03-3221-4668 Fax03-3221-2558
http://www.annie.ne.jp/~kenpou/
田母神罷免だけで終わらせてはならないと思ったら、このメッセージをブログやMLやコメントなどでなるべく多くの方に伝えていただけたらと思います。
関連記事:
『志村建世のブログ』軍国主義の亡霊・田母神論文の深層
『小学校から勉強を』 「低レベル」論文内容 識者らあきれ顔(東京新聞 11月1日 朝刊)
空幕長更迭―ぞっとする自衛官の暴走(朝日新聞 11月2日)

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
2008.11.01 (Sat)
田母神俊雄空幕長が更迭された本当の理由
植草一秀の『知られざる真実』「渋谷事件」と総選挙の争点
植草さんのブログがアクセス禁止になったことについて、とらちゃんが貴重なご意見を表明されている。
『晴天とら日和』植草さんのブログがアク禁にされた件で、「毎日新聞社」側の意趣返しに、あまりにも大人気ないと思う。
なんとも「いつのまに日本も北朝鮮になったんだ!」と憤慨するような『アク禁』という通常考えられない手段を講じた、「毎日新聞」側に、反戦な家づくりの明月さんと共に「断固抗議」致します!
毎日側が、「前後の脈絡から掲載する必然性もなく」と主張しますが、植草さんは「前後の脈絡から掲載する必然性がある」としたから掲載したわけだ。(その部分はは所謂見解の相違なわけで、その相違部分を持ってして圧力を掛けて「アク禁」にするとは、言論界にとって言語道断ではありませんか!)
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内であり、且つ又、出所を明示(著作権法第48条)されておられました。にも関わらず、メールの確認が遅れただけで、ブログへのアクセスが遮断される措置が取られた。って異常やないですか!
毎日新聞は、植草さんには著作権法32条(引用)はないのだ、と言っているに等しいではないか! これこそ甚だしい言論弾圧ではありますまいか!
バナーは、ヘンリーさんから。
毎日ってまさか記事を引用された全てのブログについて、引用記事がエントリーの内容に関連しているかどうかって見張っているわけないよね。植草さんのブログだけ監視しているとしたら、かなり不公平な話じゃない?
この植草さんのブログがアク禁になったことに前後して、麻生内閣の「不景気対策」が発表になったけど、これって、国民のためというか、自分たちが勝つための「選挙対策」だよね、はっきり言って。3年後に10%まで消費税を増税することは、多くの批判をあびてトーンダウンしてきたようだけど、ひどいものだね。とらちゃんがこの問題についてもたくさんのニュース記事を集めて下さって、麻生が記者会見でどんな発表をしたのか、まだ見ていない人にとってはかなり参考になると思う。
『晴天とら日和』 【オレ様内閣】「究極の<忍法バラマキの術>選挙対策」の後に『消費税増税』とは国民を嘗めてるのか、って思う。
前置きがかなり長くなっちゃったけど、さっそく本題に入ろう。『きっこのブログ』田母神航空幕僚長を更迭でも書かれているし、自エンドTBPにもすでにたくさんの方がこの話題についてTBしてくださっていて、日本の歴史を捏造するような論文を書いた田母神俊雄空幕長を批判している。

いきなり更迭されるようなひどい論文とはどんなものなのか、アパのサイトに行って読んでみた。

上の画像をクリックすると、アパのサイトで、論文が読めるよ。
なるほど、『はてな』で「これはひどい」でブックマークされそうな内容だ。
しかし、論文としては、ダブルスペースで9ページと比較的短いものだ。
というか、ここまで捏造していたら、とても論文と呼べる代物ではないだろう。
チラシの裏に書かれた落書き、又は、戯言ほどの価値しかない。
『日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄
アメリカ合衆国軍隊は日米安全保障条約により日本国内に駐留し ている。これをアメリカによる日本侵略とは言わない。二国間で合意 された条約に基づいているからである。我が国は戦前中国大陸や朝鮮 半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留 も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。日本は19 世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めることになるが相手 国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。現在の中国政府 から「日本の侵略」を執拗に追求されるが、我が国は日清戦争、日露 戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守 るために条約等に基づいて軍を配置したのである。これに対し、圧力 をかけて条約を無理矢理締結させたのだから条約そのものが無効だと いう人もいるが、昔も今も多少の圧力を伴わない条約など存在したこ とがない。
という第一パラグラフで始まるこの論文は、次の2つのパラグラフで終わる。
自分の国を自分で守る体制を整えることは、我が国に対する侵略を 未然に抑止するとともに外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では、ごく 普通に理解されているこのことが我が国においては国民に理解が行き 届かない。今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐えがた い苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし私たちは多くのアジ ア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要 がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直 接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接 見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いこと も知っておかなければならない。日本軍の軍紀が他国に比較して如何 に厳正であったか多くの外国人の証言もある。我が国が侵略国家だっ たなどというのは正に濡れ衣である。
日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。 私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければなら ない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自 分の生まれた国を自然に愛するものである。日本の場合は歴史的事実 を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいこと であることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を 向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在の先進国の中 でも暴行や殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本 の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の 一途を辿るのみである。
民主党鳩山幹事長 代表質問(YouTube動画)と麻生の失言というエントリーにも書いたが、この論文に使われている「大東亜戦争」(英語では"Greater East Asia War")という言葉は、当時、日本の侵略戦争を正当化、美化する用語として使われており、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)が公文書での使用を禁止したものだ。英語では、"Pacific War"が使われなければならない。それにもかかわらず、英語にも訳されている論文に「大東亜戦争」という言葉を使っているというのは、全く驚くばかりだ。
麻生もこの論文を「個人的に(論文を)出したとしても、立場が立場だから適切ではない」と述べたそうだが、心の底ではよく書いてくれたと思っているのではないか。なぜなら、9月30日に首相官邸で記者団から日本の過去の戦争観の話が出たとき、麻生も「太平洋戦争」を「大東亜戦争」と呼んでいたし、超A級戦犯を祖父に持つ麻生としては、この論文の内容は彼の立場をよくするからだ。「日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動は、相手国の了承を得た上でのものだった」、「日本は、蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」、又、太平洋戦争開戦に関しても、「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛けたわなにはまり真珠湾攻撃を決行することになる」など、戦争責任者の子孫である麻生には都合のいい主張がてんこ盛りだからだ。まさにカプチーノ泡太郎や安倍晋三などの超A級戦犯の子孫にとって、この「濡れ衣」論文は、「濡れ手にアパ」じゃなくて、「濡れ手に粟」だったと言ってよかろう

それではなぜ、田母神航空幕僚長は、いきなり更迭されたのかと言うと、もちろん、選挙前に野党に弱みを握られたくないという与党の判断ももちろんあると思うが、何よりも、この論文がアメリカ様の逆燐に触れてしまい、夫のごとく日本が慕うアメリカ様から三行半をつきつけられたからではないかと思う。その問題と思われる部分を以下に転載する。
さて日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3 百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカもコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局( N S A )のホームページに載っている。
膨大な文書であるが、月刊正論平成18 年5 月号に青山学院大学の福井助教授(当時)が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンとアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。アメリカは1940 年から1948 年までの8年間これをモニターしていた。当時ソ連は1 回限りの暗号書を使用していたためアメリカはこれを解読できなかった。そこでアメリカは、日米戦争の最中である1943 年から解読作業を開始した。そしてなんと37 年もかかって、レーガン政権が出来る直前の1980 年に至って解読作業を終えたというから驚きである。しかし当時は冷戦の真っ只中であったためにアメリカはこれを機密文書とした。その後冷戦が終了し1995 年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば1933 年に生まれたアメリカのフランクリン・ルーズベルト政権の中には3 百人のコミンテルンのスパイがいたという。その中で昇
りつめたのは財務省ナンバー2 の財務次官ハリー・ホワイトであった。
ハリー・ホワイトは日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領の親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルトは共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリー・ホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機100 機からなるフライイングタイガースを派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1 ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカは日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。
ルーズベルトは戦争をしないという公約で大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第1 撃を引かせる必要があった。日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。さて日米戦争は避けることが出来たのだろうか。日本がアメリカの要求するハル・ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たかもしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第2, 第3 の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。結果として現在に生きる私たちは白人国家の植民地である日本で生活していた可能性が大である。文明の利器である自動車や洗濯機やパソコンなどは放っておけばいつかは誰かが造る。しかし人類の歴史の中で支配、被支配の関係は戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。
さて大東亜戦争の後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2 百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。
つまり、「日本が戦争を始めたのは全て、中国や米国のせいで、日本には全く責任ないよ。」とこの論文は言っているばかりか、「白人国家の支配から近隣諸国を開放してやったんだし、人類の平等は日本がもたらしたんだから、日本に感謝しろよ。」とまで暴言を吐いている。そして、このパラグラフの最後では、「英霊にも感謝しろ。」と戦争美化のネトウヨ的な主張で終わっている。いわゆる、典型的な2ちゃんねる系ネトウヨの主張そのものである。きっと田母神俊雄は言うまでもなく、防衛省の幹部達は、勤務時間中に2ちゃんねるで捏造された歴史観を吹聴し、遊んでいるのだろう。
彼らは、日本の戦争参加や東アジア諸国侵略は米国や中国に仕組まれたものなどと、歴史を捏造することが、日本を愛することだと勘違いしているようだが、本当に日本を愛する事とは、歴史的な真実を追究し、過ちを認め、被害を与えた国々の被害者たちに謝罪することではないのか。そうすれば、日本は世界中から信頼される輝かしい国になれるのだ。
麻生太郎は、「村山談話」を踏襲(



それにしても、こんな捏造論文が最優秀賞で、賞金300万円?アパグループがいかにインチキな会社か、そして、手を抜いて建てた耐震偽装マンションで、その住居者から不当な利益を奪っているかがわかるね。
田母神俊雄空幕長もさすがに今回の更迭に関しては、「そんなの関係ねぇ。」とは言えなかっただろう

これを機に、野党は、参院で審議中の新テロ対策特別措置法改正案成立への反対を強化し、自民党に抗議しようではないか。
関連ニュース:
空幕長更迭 立場忘れた軽率な論文発表(11月2日付・読売社説)
「歴史歪曲に憤り」 前空幕長論文で中国外務省コメント(朝日新聞 11月1日22時44分)
<航空幕僚長>複数の現職自衛官も応募 「更迭」の懸賞論文 (毎日新聞 11月1日)
侵略否定で空幕長更迭表明 集団的自衛権行使も要求(共同通信 11月1日)
今日から11月。日も短くなり、寒さも増しますが、風邪などひかないようにお気をつけ下さい。素敵な週末を♪

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
年次改革要望書(フジTV サキヨミLIVE) Part1
年次改革要望書(フジTV サキヨミLIVE) Part2
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
今日の夕方、保坂議員のトークライブがあるので、興味のある方は、ぜひご参加くださいね♪
<どうする!?格差・非正規雇用問題>
国会で格差や非正規雇用の問題を取り上げてきた保坂のぶとが、
働く非正社員の若者たちと、これらの問題をどう解決すべきか語り
合うスペシャルトーク。
▼日時:11月1日(土) 18:00開場 19:00開演
▼会場:Asagaya/Loft A (JR阿佐ケ谷駅下車徒歩2分)
〒167-0043東京都杉並区阿佐ケ谷南1-36-16 B1F
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/map.html
▼ゲスト:
関根秀一郎さん(派遣ユニオン書記長)
池田一慶さん(ガテン系連帯)
福島みずほ社民党党首
▼入場料:1000円+1オーダー
■【保坂のぶと杉並事務所】
TEL:03-5347-1601 FAX:03-3391-1650
■【保坂展人と元気印の会】
TEL03-5477-7377 FAX03-5477-6067
Tags : 防衛省 |
田母神俊雄航空幕僚長 |
更迭 |
アパ |
論文 |
中国侵略 |
朝鮮半島 |
植民地支配 |
正当化 |
2008.09.24 (Wed)
自民党総裁選と防衛省ミサイル茶番劇で嘘を垂れ流す読売新聞

文末の過去ログを参考にしていただければお分かりの通り、このブログでは、早くからミサイル防衛に莫大な日本の防衛予算が無駄に使われていることを指摘し批判して来た。しかしながら、「豚に口紅」じゃなくて、「豚に真珠」でもなくて、「馬に念仏」だったらしく、日本の防衛省は、全く聞く耳を持たない。つい最近もPAC3の実写訓練について政府御用新聞、ゴミ売りの社説などを使って、無駄遣いばかりする親不孝な放蕩息子よりも価値のないPAC3を、日本には無くてならないモノかのように強調し、国民に誤った情報を与えている。
『大津留公彦のブログ2』「自衛隊PAC3実射訓練終了 こんな事に1兆円使っていいのか?」で、青柳さんからの「PAC3実射訓練中止要請の署名を頂いた皆様へ」と題した集計・活動報告と御礼を紹介していらっしゃったので、ここでもその中の一部、林芳正防衛大臣に宛てた要請書を転載した。
【要請書】防衛大臣・林芳正様
税金無駄使いのPAC3ミサイル実射訓練の中止を求めます
防衛省は、ミサイル防衛(MD)用迎撃ミサイルPAC3の初の実弾による迎撃実験を、9月15日からの週に行います。浜松基地の機材を、米国ニューメキシコ州ホワイトサンズ射場に持ち込み、米軍の協力を得て実施されます。模擬ミサイルを二発のPAC3で迎撃する実験の経費は、米国に支払う役務費も含めて約23億円に達します。
政府は「純粋に防御的」「専守防衛にかなう」としてMD導入を正当化してきました。しかし、MDの本質は、相手の反撃を無力化することで先制攻撃をし易くするという点にあり、「先制攻撃促進装置」と言うべきものです。そのことは、東欧への米国のMD基地建設計画に対してロシアが強硬に反対し、MD基地を核攻撃の対象にすると威嚇したり、アラブ首長
国連邦(UAE)が、米国またはイスラエルがイランの核施設を攻撃した場合に報復対象になることを恐れて、米国から約7500億円に及ぶ最新鋭迎撃ミサイルであるサード(THAAD)ミサイルの購入を求めていることなどに明らかです。
そもそも、日本におけるPAC3の配備は極めてずさんなものです。それは納税者を欺く以下の「三重の詐欺」により成立しており、"偽装兵器"そのものです。
1.「はじめに配備ありき」で性能確認は後回し
性能確認試験という意味合いを持つ今回の実射訓練は、本来配備前に行われるべきものです。しかし、政府は「北朝鮮の脅威」を口実に計画を前倒し、07年3月から首都圏4基地と浜松基地へ次々と配備を強行してきました。米ブッシュ政権が採用した「スパイラル(らせん状)開発」――性能確認がなされずとも配備を先行させ、随時更新を繰り返す――という詐欺的手法をそっくり真似たのです。
2.周辺国からのミサイルは想定外という隠された実験データ
驚くべきことに、米国の国防情報センターが掲げている97年から07年にかけて行われたPAC3の29回の実験リストによれば、PAC3が「合格」したとされる実験は、射程300~500kmの短距離戦術ミサイルや航空機を想定したものに過ぎません。日本政府がMDの対象とする北朝鮮や中国の弾道ミサイルはそもそも想定外なのです。
3・実射訓練の放棄は「無用の長物」の証明
防衛省は、性能確認試験以降、通常は配備後も毎年行っている兵器の実射訓練を「膨大な費用」を理由にMD用ミサイルに限って行わないとの方針を表明しています。これはつまり当てるつもりがないということです。「実射訓練しない武器」をそれでも保有するとは、防衛省自らMDが「無用の長物」であることを白状しているに等しいのです。
貧困と環境破壊が拡大し、食糧危機が叫ばれるこの時代に、利権まみれの偽装兵器に血税を投入することは政府による犯罪です。実験中止とMDからの撤退を要求します。
2008年9月14日 核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
大田区西蒲田6-5-15-7
又、『ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw』の「自衛隊ミサイル迎撃の茶番劇!」では、今回メディアで成功したと騒がれているPAC3の実験は実際は成功でもなんでもなかったと暴いている。
それにしても、総裁選でも茶番劇をまるで国民にとって重要な選挙のように偽装し、つまらないことも大げさに報道していたゴミ売りだが、今回のPAC3の実験に関しても社説でとんでもない嘘を垂れ流している。
ミサイル防衛 空自も迎撃に成功した(9月22日付・読売社説)
どんな高性能の防衛装備でも、保有しているだけでは宝の持ち腐れだ。様々な訓練を重ね、国土防衛の実効性を高める努力が欠かせない。
航空自衛隊の高射部隊が米ニューメキシコ州の米軍射場で、地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)の初の迎撃実験に成功した。日本のミサイル防衛(MD)にとって重要な一歩だ。
海上自衛隊は昨年末、米ハワイ沖で海上発射型迎撃ミサイルSM3の迎撃実験に成功している。
まず海自イージス艦のSM3が大気圏外で敵の弾道ミサイルを迎撃する。さらに地上十数キロの地点でPAC3が迎え撃つ。2段階の防衛網の有効性が確認された。
北朝鮮は、日本全土をほぼ射程に収める中距離弾道ミサイル・ノドンを大量に配備している。
2006年7月には、ノドンと短距離弾道ミサイル・スカッド計6発を移動式発射台から発射し、一定の範囲内に着弾させた。実戦的な運用能力を示すものだ。
北朝鮮のミサイルの脅威に対処するためには、MDの整備は優先度の高い課題である。
金正日総書記の健康不安説が流れるなど、今後の北朝鮮情勢は極めて不透明だ。万一の有事の備えを怠ってはなるまい。
防衛省は10年度までに、イージス艦4隻にSM3を、全国の16空自部隊にPAC3をそれぞれ配備する予定だ。だが、MDは、単に迎撃ミサイルを配備するだけでは有効に機能しない。
ミサイルを探知する警戒管制レーダーFPS5や、防空情報を一元管理する空自の自動警戒管制システムとの適切な連結が不可欠だ。ミサイル発射の事前情報や早期警戒情報を持つ米軍との情報共有や連携強化も重要となる。
より効果的な運用に向けて、米軍との共同訓練などを通じて、問題点を一つ一つ検証し、改良していく作業が大切である。
訓練が重要なのはMDに限ったことではない。
自衛隊は今、燃料高騰の影響で訓練の短縮や規模の縮小を強いられている。08年度予算の見積もりと比べて、燃料の平均単価が6割も上昇し、8月までに244億円を追加支出した結果、燃料費の節減を迫られているためだ。
高知県沖での国籍不明の潜水艦による領海侵犯など、緊急事態はいつ発生するか分からない。
訓練による部隊の練度と士気の維持は自衛隊の生命線だ。政府は必要な訓練が実施できるよう燃料費を早急に手当てすべきだ。
(2008年9月22日02時08分 読売新聞)
はあ?北朝鮮のミサイルの権威って?金正日総書記が病気だっていうのに、誰がミサイルを飛ばすの?それも何の目的で?
そして、高知沖の国籍不明の潜水艦にしても、鯨だって噂があるんだけど、それは確認しないで、こういった国民を脅かすようなことをよく書けるものだ。
日本の今の現状からしても、米国の推進するミサイル防衛に何兆円もの莫大な血税を注ぐべきではない。国民の声を無視して米国に国民の税金を貢ぎ続ける事が自殺行為であることがいまだにわからないKY自公政権は、一度ぶっ壊されるまでわからないのだろう。ここまでのスーパーKYぶりでは、ぶっ壊されてもわからないかもしれないが・・・・。
関連過去ログ:
汚職問題もうやむやな中でイージス艦SM-3迎撃実験に莫大な費用をかける防衛省(2007.12.19)
防衛ミサイルが殺人ミサイルに豹変するとき(2006.12.18)
それでも日本は米国に貢ぎ続けるのか?(2006.05.17)
ミサイル防衛に「NO!」と言える日本人に(2006.04.13)
総選挙で、KY自公政権と一緒にゴミ売り新聞もごみ箱の中に消えろと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

↑このバナーは『わんばらんす』のココロさんからお借りしています。
2008.09.18 (Thu)
沢田研二の『我が窮状』を広めて九条を守ろうよ


写真 左:シングル(価格 1,500円、税込) 右:アルバム (価格 3,500円、税込)
昨日の夜、NHKに出演したので、その画像が見たいなと思ったら、『どこへ行く、日本』。が<映像で伝える熱唱>沢田研二 「我が窮状」【NHK総合 SONGSから】というエントリーで動画をアップしてくれていたので、見ることができた。
最初見た時は、「え?これがあのジュリー?」って感じであまりにも風貌が変わっちゃったんで本当にびっくりしたんだけど、声は昔とあまり変わっていなかった。私が子供の頃にテレビで見ていた沢田研二は、多分、20代半ばくらいだったと思うけど、その後、全く彼の姿を見ないまま35年くらい過ぎちゃったから、浦島太郎が竜宮城から帰ってきて、玉手箱を開けたら、突然、年老いてしまったような感覚そのものだった。
この動画には、歌詞も表示される。それを見ると、沢田が書いた「我が窮状」の歌詞は平和憲法『九条』を「窮状」にひっかけてあり、九条の改憲を危惧し、静かに平和を訴える内容だ。私は特に「(九条は)英霊の涙に変えて 授かった宝だ」という歌詞の部分が好きで、聞きながら、家族のことを思いながら、天皇のため、お国のために死んでいかねばならなかった特攻隊員の無念さが甦り、涙があふれてきた。
「我が窮状」(1番のみ)
麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが
忌まわしい時代に 遡るのは 賢明じゃない
英霊の涙に変えて 授かった宝だ
この窮状 救うために 声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ
コーラスをバックにしたバラード調の曲も最後の盛り上がりがとても感動的で、すばらしい。酒と女に明け暮れていた若い頃の沢田研二とは全く対照的で、改憲前の窮状に置かれた今の世を憂いで、九条を称え、平和を訴える姿に共感を覚えた。そうだ、九条こそが、戦死者が日本に命と引き換えに残してくれた大切な宝物なのだ。私たちは、戦争で亡くなった方々のためにも、子孫のためにも九条を守らねばならない。
『大都留公彦のブログ』沢田研二さんの「わが窮状」 テレビ初出演では、沢田研二を取材した朝日新聞の記事を紹介している。
「60歳になったら、言いたいことをコソッと言うのもいいかな、と。いま憲法は、改憲の動きの前でまさに『窮状』にあるでしょう。言葉に出さないが9条を守りたいと願っている人たちに、私も同じ願いですよというサインを送りたい」
平和への関心は昔から強い。ある時、バンド仲間と戦争の話になり、一人が喧嘩(けんか)にたとえて言った。「攻められたら、守るだろう」
いや、一対一の喧嘩と、国と国の戦争は違う。そう思い至ったときに「少しプチッとはじけた」。戦争には、望まない人まで巻き込まれる。
これまでも「9条を守ろう」という文化人らの意見広告やアピールに時々、目立たないように賛同してきた。大声で呼びかける柄じゃない、と笑う。歌はソフトに終わる。
この窮状 救えるのは静かに通る言葉/我が窮状 守りきりたい 許し合い信じよう
読者の中には、沢田研二を知らない人も多いと思うので、彼の若い頃の動画を最後に紹介しておこう。あの頃は、とにかく女性にすごい人気だった。
沢田研二 (澤田研二) - 危険なふたり (危險的二人) (1973第4回日本歌謠大賞)
この歌の中に、「美しすぎる年上の女性」が出てくるけど、実際、沢田研二は、25歳のとき、7歳年上の「ザ・ピーナッツ」の伊藤エミと結婚している。その後、離婚して今度は7歳年下の田中裕子と再婚した。


写真左:ザ・ピーナッツ 右:田中裕子
ザ・タイガースの頃はまだ生まれていなかったのでよく知らないんだけど・・・・(笑)。
THE TIGERS....花の首飾り
いやあ、こんな時代もあったんだね~。それまでは、演歌中心だった日本の歌謡界にビートルズの影響で洋風なポップスとかロックとかフォークが登場してきた頃。歌謡曲は、海外では、J-Popsって呼ばれているんだけど、沢田研二は本当にその当時、最先端を行くロック・スターだった。着たくない衣装を着て、躍らせられたこともあっただろう。歌いたくない歌を歌わせられたこともあっただろう。そんな彼が60歳を過ぎて、心の中で大切にしてきた気持ちを表現するなんて、すばらしいじゃないか。ぜひ、応援したい。
参考資料:
沢田研二(official HP)
沢田研二 (ウィキペディア)
「東海放送人九条の会」代表委員、大西五郎氏による陳述書(2006年10月11日)より一部抜粋。
私は私自身の戦争中の経験から、「主権在民、人権の尊重、平和主義」の日本国憲法こそ日本の宝だと思っています。日本が二度と戦争を行ってはならないと考えています。自衛隊は世界の常識では軍隊です。イラク派遣は日本の軍隊の海外派遣、憲法の禁止している集団的自衛権の行使を恒久化する道を開きました。イラク派兵によって平和憲法が自国の政府によって踏みにじられたことに私の心は耐え難い痛みを覚えました。私は高齢ですから戦地に駆り出されることはないと思いますが、私の孫や曾孫は戦争の直接的被害を蒙る恐れが出てきました。こんなことはなんとしても防がなくてはならないと思っています。
私は憲法が保障する言論・報道の自由はどんなことがあっても守られなければならないと考えています。それがなかったから、政府によって言論・報道の自由が奪われていたから、あの戦争が始まるときに日本の国民は「戦争はいやだ」という声を上げられず、マスコミも戦争を肯定せざるを得ない状態に追い込まれたのだと思っています。
マスコミが自民党を肯定する中、私たちは、いまこそ「自民党はいやだ」と声を大にして叫ばなければならない。国民を馬鹿にした政治を終わらせるためにも、2度と戦争を起こさないためにも、沢田研二の『我が窮状』を広めたいと思ったら、今日もランキングの応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
Tags : 沢田研二 |
我が窮状 |
憲法九条 |
ザ・ピーナッツ |
伊藤エミ |
田中裕子 |
ザ・タイガース |