2011.03.10 (Thu)
メア氏更迭、沖縄屈辱発言で
これぞ、メア氏にとってはナイトメア(笑)。

差別発言 メア氏更迭 米、反発沈静化図る
沖縄タイムス 2011年3月10日 11時34分
在日米大使館は10日、沖縄の人を「ごまかしとゆすりの名人」と発言したケビン・メア国務省日本部長を更迭し、後任にラスト・デミング元駐日首席公使を充てる人事を発令したと発表した。キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は10日、松本剛明外相と会談し、この人事を伝えた。沖縄の反発など波紋の広がりに、早期の事態沈静化を図るのが狙いだ。
キャンベル氏は同日、松本剛明外相との会談でメア日本部長の沖縄に対する発言について、深い遺憾の意を表明した。ルース米駐日大使も同日中にも沖縄を訪れ謝罪する。メア氏はこの夏にも交代する見通しだったが、早期の対応で米側は誠意を示した格好だ。
県議会や市町村議会で抗議決議が相次ぎ反発が強まっていた。普天間飛行場移設問題の行方がさらに不透明感を増すことは確実だ。
キャンベル氏は9日、今春予定される外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)に向けて同盟深化に関する局長級協議のために来日。防衛省での10日の協議は当初、メア氏も出席予定だったが、日本側の反発拡大を受け取りやめた。
昨年5月の日米合意は普天間飛行場の移設先を名護市辺野古崎地区と隣接する水域と明記している。
認識ゆがんでいる
仲井真弘多知事は10日午前、ケビン・メア氏が差別的発言で更迭されたとの報道を受け、「沖縄の認識、日本の現状のつかみ方がかなりゆがんでいる感じがあるからね」と述べた。更迭という措置に関しては、「ノーコメント。それは外国の政府が自ら決めることだから。けじめも」と述べるにとどまった。
当然のけじめだ
高嶺善伸県議会議長は「当然のけじめだろう。ただ、これを個人的な発言で終わらせることは本質を見失う危険性がある。米政府がメア氏の発言したような認識でないのならば、日米合意を見直して米軍普天間飛行場の辺野古移設を断念すべきだ。そのことが県民への丁寧な対応だと思う」と話した。
[ことば]メア日本部長の発言
米国務省のメア日本部長が昨年末、米大学生らに省内で講義を行った。複数の学生がメモを基に作成した「発言録」によると、メア氏は講義中、日本人は合意重視の和の文化を「ゆすりの手段に使う」「沖縄はごまかしの名人で怠惰」などと差別的な発言をしていた。メア氏は前駐沖縄総領事で、米軍普天間飛行場の移設問題など日米交渉に実務者として深く関与した。
メア氏の発言は矛盾している。沖縄は日本政府からお金をもらうためにゆすり、たかりをしていると批判しながら、実際は、米国も、おなじように日本政府にゆすり、たかりをしていることを告白しているからだ。
メア氏は「憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。」とまで言い切っている。三島由紀夫氏が自決した理由の一つである九条改憲問題をもう一度考え直したほうがいいかもしれない。
三島氏は、自決前、憲法九条を変えないと、日本は米国に乗っ取られてとんでもないことになると訴えていた。あいにく、当時の彼の自決が、日本国民に嫌悪感を抱かせ、九条を改憲すること自体が、彼の自決と同等の危険な行為だと思われてしまった。
しかし、このメア氏の発言を聞いた今となってみると、三島氏の発言がとても説得力をもって響いてくる。日本は、いつまでも米国の属国のままでいいわけがなく、いつかは、独立しなくてはならないのだ。米国に自分の国の防衛を頼るのではなく、自分たちで責任を持って防衛するのだ。そのためには、九条改憲も必要になってくるだろう。
メア氏の発言を広めるために、全文の英文をフェイスブックのウォールにアップしておこう。
2007.11.26 (Mon)
オーストラリア総選挙のように日本でも与野党逆転で政権交代を

総選挙で勝利したKevin Rudd首相
一方、労働党の圧倒的勝利はオーストラリアの政権を10年以上支配したが、口先だけの政策に飽き飽きした国民の心理を読み取れなかった自由党(Liberal Party)ジョン・ハワード(John Howard)(68)による保守時代の屈辱的な終わりをもたらした。おまけに、ジョン・ハワードは、労働党から刺客として送られた公共放送ABCテレビの元人気女性キャスター、マキシン・マキュー(Maxine Mccue)に選挙区シドニー北部のベネロンで敗れ、議員生活に終止符を打った。

屈辱的な敗北を味わったJohn Howard前首相
こんなに大きなニュースなのに、大手の新聞ではあまり詳しい記事がなかったので、地方紙の記事を紹介したい。
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