2011.12.17 (Sat)
日本政府が復興費用23億円を南極海での捕鯨に流用

今日は、ジムでトレーナーのルーシーのしごきを受けてきた。本当は、ジェナというトレーナーだったんだけど、約束の時間に行ったら、突然、「ジェナは、事情があってやめました。」と言われて、その代わりをルーシーが務めてくれることになったのだ。ジェナは、ドラッグ・マートでも働いているって言ってたから、いくらなんでも24時間営業のドラッグ・マートとトレーナーを兼務するのは大変になったのだろう。
ルーシーは、ガラパゴス諸島出身で、英語のほかにスペイン語も話す。この写真ではあまりわからないけど、リース・ウィザースプーンに瓜二つの25歳だ。特に横顔が似ているんだけど、トレーニング中もまるでリースがすぐそばに立っているようで、ドキドキしてしまう。なんか、こんなに若くてきれいなお姉さんにしごかれるって極上の幸せ♪
でも、ジムには鏡が張り巡らされているので、細身のルーシーの横で、必死にトレーニングを受けているチャビーな自分の姿を見るとみじめな気分になってくる。それでも、ルーシーと世間話をしているうちにそんないやな気分も吹き飛んでしまうのだが・・・・。
でも自分一人でジムなんかにいくと、自分の能力以上のトレーニングをして、あとで筋肉痛など苦しい思いをするのだけれども、トレーナーと一緒だと、クライアントの限界をわきまえているみたいで、無理をしなくても済むからいい。
今日はトレッド・ミルで最初と最後にウォーキング。後は、マシーンを使ってウエイト・トレーニングや床でストレッチをした。ウォーキングの間もずっとそばで世間話。ルーシーは、ガラパゴスで生まれ、子供の頃に両親と共にカナダのブリティッシュ・コロンビアに移住した。だから、英語はもちろんネイティブだ。スペイン語のアクセントも全くない。もうすぐ結婚するご主人の仕事がオンタリオ州に移動になったので、一緒に最近移ってきたとか。
「どうなの?BCと今住んでいるところでは、どっちが住みやすい?」と聞いたら、ルーシーはすかさず、「私はオンタリオの方が好き。だって、みんなとってもフレンドリーだから。」と答えた。「BC州の人ってなんとなく冷たいのよね。スノビッシュ(お高く留まっている)というか・・・・。」確かに、私がBC州に行ったときもなんとなく、そんな感じがした。特に日本食を売っているお店に入ったら、なんか、ものすごく店員さんが感じ悪かったのをいまだに覚えている。そのときは、お高く留まっているというか、客を無視して、ニコリともせずに感じが悪かったという印象が強かった。
BC州の人はスノビッシュ。今度カナダの球団、トロント・ブルージェイズに4000万ドル~5000万ドル(約31億~39億円)で落札される可能性があるのが、日本ハムのダルビッシュ選手だ(笑)。報道によると、まだまだどうなるかわからなそうだけど、カナダ人はみんなカナダでブルージェイズのユニフォームを着たダルビッシュ選手のプレイを見たいと思っているようだ。
トロント・ブルージェイズのオーナーはロジャースというインターネットや携帯で大儲けしている会社なので、金銭面でダルビッシュにとっては夢のような契約となるだろう。
話がルーシーからスノビッシュ、そしてダルビッシュへと、とめどなく脱線してしまった。この辺でルーシーに戻さないと。そうそう、ルーシーのお母さんは、東洋人のように見えて、他の兄弟も肌が黒くて髪の毛も真っ黒だとか。ルーシーも子供の頃はブロンドだったけど、今は髪を染めているらしい。そういえば、眉毛がちょっと薄い茶色だったような・・・・。
それで、私も日本から19年前にカナダにやって来たことや家族はみんな日本に住んでいることなどを語ると、ルーシーは日本で原発事故があったことに触れ、海外からの寄付金が福島の被災者にいきわたる前に、南極海での捕鯨の費用として使われていることなどに憤りを感じているようだった。ルーシーも日本の被災者のために義捐金を寄付したのに、まさか、クジラを殺すために使われるとは思っていなかったのだろう。
そんな意味でも、日本政府は、日本国民に情報を隠匿し、被曝被害を広めただけでなく、世界中の善意をも裏切ったのだ。日本政府は、Googleを駆使し、ネットを通じてこれを悪質なデマと反撃中。「復興費用、捕鯨、流用」でググると、トップにくるのは、これが悪質なデマであるという情報ばかり。「復興基金」には、海外からの義捐金は含まれていないとしている。しかし、これまでも「商業捕鯨」を「科学調査」と偽ったり、原発事故についてもさんざん嘘をついて国民を騙してきた日本政府を誰が信じるものか。
特に、3.11の津波と地震は、「クジラのたたり」とまで言われている日本が、「復興基金」というの名の予算の枠組みの中に捕鯨予算が組み込まれたことは、倫理的に許しがたいことだ。そればかりでなく、日本経済が大きなダメージを受けたというのに、被災した福島の住民は放置プレーしておきながら、一方で「科学調査」とは名ばかりの「商業捕鯨」に復興基金から23億円も流用するとは何事か!
調査捕鯨の予算はこれまで、年間約5億~9億円だったが、2011年度は当初の約7億円に今回の約23億円を加えて約30億円と従来の6倍になる。なぜ、このタイミングで捕鯨予算が激増するのか?これだけの予算が余っているなら、福島の子供たちを全員疎開させることだってできただろう。
恥を知れ、日本の官僚ども。次に日本で大災害が起こったときは、今回のように海外からの義捐金は期待するな。
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