2012.04.01 (Sun)
2012年ISU世界選手権でパトリック・チャンがまたもや金メダル
パトリック・チャンが最後のジャンプで転倒したときは、どうなることかと思ったが、4回転を2つとも成功させたこともあって、無事に1位をキープすることができた。
Patrick Chan - 2012 Worlds FS
高橋選手は、すでに王者の風格で、滑りに安定が見られ、安心して見ることができた。ショートで3位だった高橋選手は、フリーで4回転ジャンプを含むすべてのジャンプを成功させた。競技で4回転ジャンプを成功させたのは、今シーズン初めてだった。合計259.66点を獲得。本人は、手術後に銀メダルを取れるとは思っていなかったそうだが、YouTubeでは、本当の優勝者は、パトリック・チャンではなく、高橋選手だという書き込みもあった。
Mar 2012 Daisuke Takahashi 高橋大輔 FS
今回、初の世界選手権への出場を果たした17歳の羽生選手は、緊張のせいか、ショートで失敗が目立ち7位からのスタートだったが、フリーでは、出だしに4回転ジャンプを決め、合計251.06点をマークした。中盤で突然、つまずいて転倒してしまったのが残念。今日の彼の斬新な演技を見て、羽生選手のファンになった人が世界中にいるに違いない。それにしても、初出場で、3位になるなんて、すごい!ルックスも文句なしの羽生選手だが、このまま行けば、パトリック・チャンを超えるオリンピック選手に成長するに違いない。
Mar 2012 Yuzuru Hanyu 羽生結弦 FS
今年は、ペアの高橋成美、マービン・トラン組は189.69点で3位になり、ペアの日本代表としては、史上初のメダルを獲得し、シングルフィギュア女子でも鈴木明子が2位となり、日本の選手の活躍が目立った。スケートリンクの周りの広告も東京エレクトロンやコーセー、シチズン、サトウ製薬、木下工務店、ジャパネットたかたなど、例年に比べ日本の広告が多かった。これが、日本チームの今年のメダル獲得数の多さにも影響しているのかもしれない。
Tags : ISUフィギュアスケート |
2012世界選手権 |
パトリック・チャン |
高橋大輔 |
羽生結弦 |
カロリナ・コストナー |
アリョーナ・レオノワ |
鈴木明子 |
2011.12.13 (Tue)
ISUグランプリ・ファイナル・シングルの結果
さて、今回のISUグランプリ・ファイナルは、真央ちゃんのかわりに高橋大輔選手、鈴木明子選手、そして、12月7日に17歳になったばかりの日本のジャスティン・ビーバー、羽生結弦選手も大活躍してくれた。日本勢は、みんなすばらしい演技をしてくれたが、特に表現力と技術の両方を兼ね備えた羽生選手のパフォーマンスにはうっとりしてしまった。
2011年12月11日に発表されたISU グランプリ・ファイナルの最終結果は次の通り。
男子
順位 名前 国名 得点 SP FS
1.パトリック・チャン カナダ 260.30 1 1
2.高橋大輔 日本 249.12 5 2
3.ジャンヴィエール・フェルナンデス スペイン247.55 3 4
4.羽生結弦 日本 245.82 4 3
5.ジェレミー・アボット 米国 238.82 2 5
6.マイケル・ブリジナ チェコ 218.98 6 6
11.12.2011 13:41:52
女子
順位 名前 国名 得点 SP FS
1.カロリナ・コスナー イタリア187.48 1 1
2.鈴木明子 日本 179.76 2 3
3.アリーナ・レオノヴァ ロシア 176.42 3 4
4.エリザベタ・タクタミシヴァ ロシア 174.51 5 2
5.アリッサ・シズニー 米国 156.97 4 5
欠場 浅田真央 日本
11.12.2011 13:41:52
男女、上位3位までの動画を集めてみた。羽生結弦選手は、4位だったけれども、大健闘してくれたので特別追加した。
2011.10.30 (Sun)
ISUスケート・カナダ結果
競技スケジュール(Competition schedule)によると、昨日がショートプログラムで、今日がフリーだった。
たった今出た結果は次の通り(後ほど日本語に)。
Patrick CHAN CAN Skate Canada 2011 Men FS
Men
Final Results
Pl 名前 国 得点 SP順位 FS順位
1 パトリック・チャン カナダ 253.74 SP3 FS1
2 ハビエル・フェルナンデス スペイン 250.33 SP1 FS2
3 高橋大輔 日本 237.87 SP2 FS3
4 アダム・リポン 米国 217.97 SP4 FS4
5 デニス・テン カザフスタン 212.39 SP5 FS6
6 ロス・マイナー 米国 202.36 SP9 FS5
7 アンドレア ロゴズィン カナダ 193.40 SP6 FS7
8 ケヴィン・ヴァン・ダー・ペレン ベルギー 179.21 SP8 FS8
9 アレクサンダー・マジョロフ スウェーデン 177.84 SP7 FS9
10 エラジ・バルダ カナダ 151.57 SP10 FS10
ショート・プログラムで2位だった高橋大輔選手は、3位に転落。去年優勝したカナダのパトリック・チャンは、ショート・プログラムでは3位だったが、ショート・プログラムで1位だったスペインのハビエル・フェルナンデスをフリーでは抑えて、1位に返り咲いた。ただ、がっかりしたのは、ショート・プログラムの曲が去年と全く同じ『テイク・ファイブ』だったこと。フリーはさすがに去年とは違っていたけれども、転倒したり、バランスを崩したり、ミスがかなり目立った。それでも優勝できたのだから、審査員によほど好かれているのだろう。
Ladies
Final Results
Pl Name Nation Points SP FS
1 Elizaveta TUKTAMISHEVA RUS 177.38 1 2
2 Akiko SUZUKI JPN 172.26 4 1
3 Ashley WAGNER USA 165.48 2 3
4 Alena LEONOVA RUS 152.22 7 4
5 Mirai NAGASU USA 151.72 5 5
6 Amelie LACOSTE CAN 146.40 6 6
7 Cynthia PHANEUF CAN 140.70 8 7
8 Sarah HECKEN GER 130.71 10 8
9 Adriana DESANCTIS CAN 129.48 9 9
10 Rachael FLATT USA 128.22 3 10
30.10.2011 02:21:24
シニアクラス(15歳以上)デビューを飾り、ショート・プログラムで首位にたち注目を集めた14歳のロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワが、他の選手を圧倒する堂々とした演技を見せて優勝。ショート・プログラムで4位だった日本の鈴木明子選手は健闘して2位に。
Elizaveta TUKTAMISHEVA RUS Skate Canada 2011 Ladies SP
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2010.02.19 (Fri)
バンクーバー・オリンピック:フィギュア男子フリー・プログラム

1位 エバン・ライサチェク (米国) 257.67
2位 エフゲニー・プルシェンコ (ロシア)256.36
3位 高橋大輔 (日本)247.23
4位 ランビエール・ステファン (スイス)246.72
5位 パトリック・チャン (カナダ)241.42
ショート・プログラム(SP)で1位だったプルシェンコ選手を抜いて、SPで2位だったライサチェク選手が僅差で1位となった。プルシェンコ選手は、高橋大輔選手が最初に転んだときは、どうなるかと思ったが、金メダルには届かなかったけれども、日本のフィギュア男子で初のメダルを獲得できたのは喜ばしいことだ。カナダのパトリック・チャン選手は、期待が大きすぎて緊張したせいかミスが続き、残念ながら入賞出来なかったが、観客の声援のおかげで、5位になることができた。ミスがなく、すばらしい演技を見せてくれたジョニー・ウィアーの得点がパトリック・チャンよりも低かったのは、あまり納得がいかなかった。
普段から毛皮を身につけたり、毛皮をコスチュームに使用しようとしたジョニー・ウィアーを批判した動物愛護団体がジャッジに圧力を与えたのか、それとも、パトリック・チャンへのカナダの観客の大きな声援があったからなのかわからないけれども、公平な評価とは言えないような気がする。
男子フィギュア(フリー)のスライド・ショウは、こちら=>Vancouver: Men's Free Skate スライド・ショウ
今回のフィギュア男子では唯一の4回転ジャンプを成功させたら、プルシェンコ選手が金メダルを獲得するのではないかという前評判があったので、4回転ジャンプを成功させたのに2位になってしまったのはなぜか。SPでは2位だったライサチェク選手がなぜ1位になれたのか。メダリストのスコアを比較、分析してみよう。
Tags : エバン・ライサチェク |
エフゲニー・プルシェンコ |
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ランビエール・ステファン |
パトリック・チャン |
織田信成 |
小塚崇彦 |
|
2010.02.16 (Tue)
バンクーバー・オリンピック:フィギュア男子ショートプログラム
高橋選手は90.25点の高得点をマークし、90.30点を挙げたエバン・ライサチェク選手(米国)に次いで3位、織田信成(関大)は84.85点で4位、小塚崇彦(トヨタ自動車)は79.59点で8位だった。

各選手のエレメンツやプログラム・コンポーネンツのスコア詳細は、リンク先のチャートのScore右の「+」をクリックすると見ることができる。今回1位だったトリノ五輪の金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)と高橋大輔選手のスコアの詳細を比べると、ブルシェンコ選手は、Quad. Toeloop(4回転トゥー・ループ)とTriple Toeloop(3回転トゥー・ループ)のコンビネーションで得点を稼いだだけで、表現力やフットワークなどその他の得点においては、高橋選手の得点の方が高いことがわかる。
フリーは18日(日本時間19日)に行われる予定だ。フリーで、4回転トゥー・ループの回転不足や失敗など、ブルシェンコ選手がジャンプを失敗し、ライサチェク選手も不調に終わったら、日本勢が金、銀、銅メダルを獲得するチャンスもあるかもしれない。
カナダの期待の星パトリック・チャン選手は今日はミスも多く不調だった。やはり、カナダでの五輪で金メダルを期待されているだけにプレッシャーが大きすぎたのかもしれない。高橋選手がオリンピックに出場するのは、今大会が最後のようなので、あまりメダル獲得は気にせず、いい思い出となるように楽しみながら滑って欲しい。

写真:フィギュアスケート男子(毎日)
【フィギュア男子】ショートプログラムで演技を終え、笑顔を見せる高橋大輔=パシフィックコロシアムで2010年2月16日、須賀川理撮影
Tags : VancouverOlympic |
バンクーバー・オリンピック |
フィギュア |
男子 |
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|
織田信成 |
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2008.03.23 (Sun)
ジェフリー・バトル(カナダ)が世界フィギュア男子で優勝(YouTube動画)
このところ、絶不調だったカナダのジェフリー・バトル選手(25)が調子を取り戻し、世界フィギュア男子で初優勝した。これまで、2006年のトリノ・オリンピックで銅、2005年の世界チャンピオンシップでは銀を獲得したが、その後大きな大会で3位以内に入ることはなかった。カナダの男子シングルで最後に優勝したのは1997年にエルビス・ストイコ以来で9年ぶりになる。ジェフリーにとっても世界大会での金は、これが初めてで感無量だったらしく、涙をみせていた。今回、ショート・プログラムでの1位をフリースタイルでもキープできた。
残念なことに、ショート・プログラムで3位だった高橋大輔選手は、フリー・スタイルでは2度のジャンプのミスにより総合4位に終わった。とても対照的な二人の滑りを比べてみたい。フリースタイルの動画が見つかったら、追加しようと思う。
まずはジェフリー・バトル選手のショート・プログラムから(日本語解説付き)。
Jeffrey BUTTLE 2008 World figure skating champ SP(HQ画質向上版)
次に高橋大輔選手のショート・プログラム(英語)。
Daisuke Takahashi 2008 Worlds SP (British Eurosport)
上の動画の解説者に、ファンキーでエキサイティング、氷上のマ・ケル・ジャクソンと言われてた高橋選手はクラシックでエレガントなスタイルのジェフリー・バトルとは対照的だった。これから大いに期待できる選手だと思う。
カナダの男子には、もう一人、中国系カナダ人のパトリック・チャン(17)という期待の星がいるが、今回は総合で9位に終わった。
Patrick Chan 2008 Worlds LP
おまけ:
安藤ミキが棄権した動画。
Miki Ando 2008 Worlds FS (British Eurosport)
参考記事:
『Mizumizuのライフスタイル・ブログ』
キックアウトの悪夢再び、高橋大輔選手からメダルを奪ったルール
Buttle wins Gothenburg gold
Eurosport - Sat, 22 Mar 18:41:00 2008
Buttle puts Canada top at figure skating worlds(AFP)
ジェフリー・バトル オフィシャル ウェブサイト(英語)
Tags : ジェフリー・バトル |
|
世界フィギュア男子 |
優勝 |
高橋大輔 |
パトリック・チャン |
安藤ミキ |
YouTube動画 |
2007.12.17 (Mon)
浅田真央も高橋大輔もトリノGPファイナルで2位に
Mao Asada FS 2007 GPF Torino
真央ちゃんはショートプログラムでは最下位だったのに、フリーでは1位になったため、総合で2位に。
GP Final 2007 Daisuke Takahashi SP
大輔君は逆にショートプログラムでは1位だったのに、フリーで2位になってしまい、総合ではごくわずかの差で2位に。本当に残念だった。
おまけ:
今回女子で1位になった金妍児(キム・ユナ)
Yu-Na Kim Grand Prix Final Torino-2007 LP
男子で1位になったStephane Lambiel
Stephane Lambiel 2007 Grand Prix Final LP
結果は「ISUグランプリファイナル」(日本語ウィキペディア)で見られるけど、一応、続きを読むにも英語版の結果を転載しておくね。
いつもとても詳しいコメントを下さるMizumizuさんによる得点の解説はプロの視点から書かれていてとても参考になるので、スケートに興味のある人には必読だよ。
07フィギュアグランプリファイナル総括、浅田vsキム
Tags : ISU |
トリノ |
GP |
ファイナル |
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高橋大輔 |
中野友加里 |
キム・ユナ |