2009.02.24 (Tue)
不人気の麻生、オバマ参りで人気挽回をはかるつもりか
問責に値する
盟友の中川前酩酊大臣辞任後、初めての地方講演で、青森の自民党の会合に参加したのはいいんだけど、中川センセの話は全くしなかった。もっとも、明らかに中川センセの非常識な行動が原因で日本国民を卑しめた問題だけに、どんな言い訳をしても、麻生の任命責任を逃れられる理由も無く、話を出さない方が賢明と判断したのだろう。
それにしても、麻生と一緒に写ったポスターを貼っていると、有権者から、あんなポスターを貼っているなら応援できないと言われるまで、自民党の支援者にも嫌われてしまった麻生。地方だけじゃなくて、都内の自民党有力議員たちも、麻生と一緒に写ったのポスターもみんな必死ではがしにかかっているそうじゃないの。
そんな状況を知ってか知らぬか、麻生は、藁をもすがりたい気持ちで、なんとか早いうちに米国にオバマ参りをして、オバマ人気にあやかろうとしているのがありありとわかり、虚しさが伝わってくる。オバマと会えば、支持率が回復するとでも思っているらしい。普通、国民の声に耳を傾けるのが先だと思うんだけど、人気米国大統領に頼ろうというところは、いかにも米国の犬、自民党らしいね。でも、あまりしたでに出ると、いくらオバマでも日本の弱みに付け込まれることもあるので、国益を損なったり、アフガンへ自衛隊派遣することになったなんてことにならないように十分気をつけて欲しい。
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2008.06.19 (Thu)
問責決議案で福田内閣は総辞職するべき
今月11日に民主党が社民、国民新両党と共同で、福田首相に対する問責決議案を参院に提出し、可決された。首相問責決議案の理由要旨は下記の通り。
47ニュース 共同通信 (2008/06/11)より
首相問責決議案 理由要旨
福田康夫首相の問責決議案の理由要旨は次の通り。
一、「平成のうばすて山」とさえ呼ばれる後期高齢者医療制度を廃止すべきだとの声は日本中に満ちているが、首相は拒否している。参院で可決し、衆院に送付した廃止法案も、与党の数の暴力で審議できない状況だ。
一、4月のガソリン値下げは明るいニュースだったが、首相は与党政治家、官僚の利益を優先し、原油高から国民生活を守れとの声を無視した。見逃すことのできない失政だ。
一、ガソリン暫定税率の復活法案について、参院で結論が出ないうちに政府、与党は憲法規定を乱用し、衆院で再可決した。直近の民意を反映している参院に対し、これ以上の侮辱はない。首相の問責決議案を提出しなければ、参院の権威をおとしめることになる。
一、自民党は参院選で「宙に浮いた年金記録5000万件の解決」を公約したが、期限の3月末までに解決されたのは1割に満たない。この公約違反は問責決議に値する。
一、内閣支持率は20%を割り、首相はもはや国民に見放されている。
一、即刻、内閣総辞職か、衆院解散・総選挙で国民の信を問うか、いずれかを選ぶべきだ。
私としては、死刑制度維持に積極的であるという面でも問責したいのだけど、そんなこと言ったら、死刑賛成派から石を投げられそうだから、やめておく。日本の政治史上初の首相問責決議の可決だったが、法的拘束力がないということで、自民党福田内閣はこれを無視し、翌日衆議院で内閣新任決議が可決された。goo-needsさんがこれをパロディで笑わせてくれた。↓Extensionがjpgとなっているのに実際はbmpファイルのためブログ上に表示できないので、リンクをクリックしないと写真は見られないようだ。
■ 自民党「暮らしに安心」=>やらせ信任に安心
http://www.geocities.jp/goo_needs/fkd.jpg
すでに支持率が20%前後であるということは、国民のほぼ80%が支持していないということになり、上の問責理由要旨に書かれている通り、国民から見放されている状態だ。それにもかかわらず、権力の座にしがみついている福田総理はみっともない。なぜここまで国民に見放されてしまったのか考えたことがあるのだろうか。つい最近*1弾劾決議案を出されたブッシュと同じで国民を不幸にしたからだ。
*1. ブッシュの弾劾決議案については『天木直人のブログ』 「ブッシュ大統領弾劾決議の動きを報じない日本のメディア」がわかりやすい。
正確には、福田政権になってから国民が不幸になったということではないが、長年続いた自民党政権の中で特に*2小泉政権が推奨した新自由主義政策によって大企業ばかりを重視した経済政策や日本よりも米国のための経済政策などによって広がった格差を福田内閣は放置しただけでなく、小泉時代に提案された後期高齢者医療制度を可決したり、時代遅れで理不尽なガソリン税を維持したり、年金問題をうやむやのままにしたりして悪化させている。民主党並びに国民は、その責任をとれと言っているのだ。
*2. 改革という名のもとに小泉が広げた格差については、『天木直人のブログ』 「格差社会の根源がここにある」をご参考まで。
少し前の時事通信のアンケートでも同じような結果が出ていたが、Yahoo!によるアンケートでも80%以上の回答者が「衆議院を解散すべき」、または、「内閣総辞職すべき」と答えている。
首相問責決議案可決で福田首相のとるべき道は?
民主、社民、国民新の3党が提出した福田首相に対する問責決議案が可決されました。問責決議案に法的拘束力はないものの、可決されたのは史上初のこと。福田首相は内閣総辞職や衆議院の解散をすべきと思いますか?
(実施期間:2008年6月11日~2008年6月21日)
もちろん、マスコミは、政府の圧力で、問責決議案に関しては肯定的なことは書けないだろう。しかし、だからと言って、国民までが民主党の問責決議案を疑問視していると考えるのは稚拙であり、数々のアンケートによって、国民が野党3党によって提出された福田首相の問責決議案を支持し、衆議院の解散や福田内閣総辞職を求めていることは火を見るよりも明らかである。それなのに、衆議院の数の力だけで、いまの内閣を継続させている与党の態度が問題なのだ。
ペテン師小泉に乗せられて前回の衆議院選挙で自民党に投票してしまった国民も多いと思う。その時に小泉に騙されてしまった国民も今では自民党票を投じるなどという愚かなことをしたと心から反省していることだろう。その国民にもう一度チャンスを与えるためにも、今、衆議院を解散させることは重要なことだと思う。そして、これまでさんざんデタラメな言動を重ねてきた福田内閣閣僚も総辞職するべきだと思う。
政府寄りのマスコミの誘導にのって、民主党が問責決議案を提出したことに難癖をつける人々が左派の中にもいるのは、実に嘆かわしいことだと思う。民主党は、国民の生活を真から考えて行動を起こしたのだ。国民は国会議事堂の前に集結して、首相問責を支持するデモを起こすくらいでないといけない。国民が強く解散、総選挙を求めれば、福田内閣は必ず総辞職する。福田総理には、自分の能力の限界をわきまえ、国民のために福田内閣総辞職することを求める。ほとんどの国民に見放されているにもかかわらず、それでも権力の椅子にしがみつくようなまねだけはして欲しくない。
ねじれも悪いことばかりではない、と分かったのは収穫だ。閉会中も、内外の情勢は深刻の度を増そう。例えば財政。処方箋(せん)は福祉の切り下げか、消費税の引き上げか。どちらでも、格差社会は底から水に没する。原油や穀物相場は天井知らず。
必需品の値上がりはほんの序曲で、お金を積んでも食糧が手に入らない悪夢が、自給率4割の日本を襲いかねない。年金管理や高齢者医療のあり様を見るにつけ、政治への悲観が頭をもたげる。それでも、ねじれのエネルギーと時の流れに希望を託したい。過渡期は、混沌(こんとん)にも刷新にも進みうる。政界再編をガラガラポンという。
小さな出入りや数合わせで、永田町はのべつガラガラ音を立てているが、ついぞ肝心のポンがない。体制が一新しない。本物のリーダーが出ない。そろそろ特大のポンで、内憂(ないゆう)と外患(がいかん)を迎え撃ちたい(08年06月12日付『朝日新聞』-「天声人語」)。
関連記事:
『反戦な家づくり』 問責決議についての世論調査 (2008/06/16)
明月さんが問責決議に関するアンケート調査を作ってくださいました。ご協力お願いします。
参考記事:
『憲法用語解説』 問責決議案
問責決議(ウィキペディア)
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2008.06.11 (Wed)
速報:首相問責を民主、社民、国民新党が今日の午後提出
首相問責、初の可決へ=午後に共同提出-民主、社民
民主、社民両党は11日午後、福田康夫首相に対する問責決議案を参院に共同提出する。同日夕の参院本会議で採決され、野党の賛成多数で可決されるのは確実。首相への問責決議が初めて可決されることになる。
民主、社民両党が首相問責案を共同提出するのは、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の廃止に政府・与党が応じないのが最大の理由だ。提出に先立ち、与野党は国会内で国対委員長会談を開催。この中で野党側は、同制度を廃止する法案の今国会成立を改めて要求するが、与党は拒否する見通しだ。
問責可決を受け、民主党は衆院を解散するか内閣総辞職するよう首相に迫る。これに対し、首相は、問責決議に法的拘束力がないことから、無視するとみられ、民主党は衆参両院での全面審議拒否に入る考えだ。与党側は対抗措置として、同日中に内閣信任決議案を衆院に出し、12日の本会議で可決する方針だ。
その後、国民新党も一緒に問責決議案を提出したことを知る。同じ野党の中でも共産党は、福田内閣は外交と内政の両方において、問責に値する内閣であるという意見には変わらないが、今の時点で問責を出す事には反対している。その理由の一つとして、今日これから衆院の党首会談が始まると言う時に、問責を出したら、党首会談を放棄することになるということ。これは十分な審議なしに自民党が数の力で後期高齢医療制度を可決したに等しい。又、問責の効果が上がるのは、与党を審議と世論でこれ以上逃げられない立場に追い込んだときだが、今はまだその状況にないということを挙げていた。
6/10 民主党の首相問責決議案に対する日本共産党の基本的態度
共産党の言う事も一理あるが、福田内閣は世論でも審議でもすでに、崖っぷちに立っていると思う。いくら審議しても、分かり合えない相手とは話し合いの機会を設けても単に時間の無駄になるだけだ。あとは問責で一押しするだけで、崖から転落するのは目に見えている。国会が終わるこのタイミングで問責するのがベストだと思う。問責は今しかない。
よく、トランプなんかで、ジョーカーを持ってても、あまりにも思慮深すぎてそれを出すタイミングがつかめなくて負けちゃうことがあるけど、このまま問責を出さないとそんな状況になってしまうと思う。政治はもちろん行動を起こす前に戦略を練ったり、熟考することが大切だけど、それと同時に賭け士のように行動を起こすタイミングを読む能力も必要だ。そしてそのタイミングは政治の世界で百戦錬磨してきた小沢一郎が一番よく知っていることと思う。
まずは、参院で史上初の首相問責が可決されるだろう。これをきっかけに、衆院解散、又は内閣総辞職の流れとなることを祈る。これを成功させることができるかどうかは、世論にかかっている。
関連記事:
『恥ずかしい歴史教科書を作らせない会』「ねじれ内閣」への問責決議(6月11日)
■ 「ねじれ」
このように、国民と野党から「問責」を受け、自民党からも「次の選挙までには辞めてほしい」という声が、福田首相とその内閣に突きつけられています。
福田首相は、昨年9月の自民党総裁選に勝ったとき「貧乏くじかも知れんよ。」と笑いましたが、本当に「貧乏くじ」を引かされたのは、小泉内閣から安倍内閣、そして福田内閣という「政権たらい回し」によって、「望まない内閣」が続くことを強いられる国民です。
昨年の参院選以来「ねじれ国会」などと言われてきましたが、本当にねじれているのは「国民の意識」と「政府の意識」であり、「ねじれ内閣」こそ問題があります。
また、その「ねじれ内閣」を、衆議院が圧倒的多数で信任するならば、これも「ねじれ衆議院」と言わねばなりません。
この国の主権は、あくまで国民にあります。こうした「ねじれ」の解消が必要ならば、民意を反映しない内閣や衆議院を再度、国民の側に「ねじり直す」ことこそ必要なのではないでしょうか。
『新三ログ』勝ち組と負け組 (6月11日)
民主党を中心とした野党が、問責決議に意味を持たせるのであれば、民主党所属の衆議院議員が全員辞職するくらいの構えをみせないと意味がない。民主党の全員辞職か解散総選挙かと迫り、参議院での審議拒否を続けることで解散総選挙に持ちこむ覚悟が無いと、政権奪取など到底不可能であろう。
『反戦な家づくり』 なぜ今 問責決議か(6月11日)
ガソリン税も後期高齢者医療もアフガン派兵も,無茶苦茶なことは全部福田がひっかぶって,あとはさらに極悪なヤツラが正義の味方面して伸してくるという筋書きだろう。
そういう空気を醸成されてしまう前に,というか,ポスト福田の利権争いが水面下で決着つかないうちに,政権をグラグラにしてしまおうという,小沢一郎の戦略は正しいと思う。
一ヶ月遅れれば,たぶん,空気は一変する。
今しかない。
参議院の決議である以上,拘束力がないのは周知の通り。
市井のみなみなさんが大騒ぎしなくては,問責の効果は発揮されない。
だから、今問責。そして、みなさまのご協力をお願いします。
参考資料:
内閣総理大臣問責決議(ウィキペディアより)
参議院で首相問責決議が可決されれば、閣僚問責決議と同じく首相が出席する国会審議において野党議員が出席を拒否する事態が想定される[要出所明記]。首相問責決議可決されれば、首相が出席してくる参議院委員会において野党議員が全員欠席すれば、参議院委員会を開くことはできず、首相の参議院委員会での発言権が事実上封じられ、国会審議が混乱する。事実上内閣不信任決議可決と同じ行為があり、首相は内閣総辞職するか衆議院解散するかに追い込まれると考えられている[要出所明記]。
一方で、そのような考えに対し、問責決議に法的拘束力がないことから、首相問責決議可決に対しては憲法で規定された内閣信任決議を衆議院で可決させて、憲法上の内閣信任という効力を持たせ、法的根拠のない首相問責決議効果を打ち消す方法も存在する。また、首相問責決議可決に対して内閣総辞職も衆議院解散もしないために国会が大混乱した場合は衆議院議長と参議院議長が連名で斡旋案を提示する可能性もある。議長の斡旋として、衆議院解散という形で与党に譲歩を求めるか、首相続投を前提にした上で首相の参議院での弁明等で決着という形で野党に譲歩を求める方法がある。ただこれも議長の権威にかかっており、議長斡旋案に対し衆議院解散という斡旋を与党が拒否した場合、又は参議院での首相弁明で決着という斡旋を野党が拒否した場合は、後の制度的手立てが存在しない。首相問責決議が可決されて内閣総辞職も衆議院解散もしない首相(または首相弁明での決着を斡旋する両院議長)、審議拒否で国会審議を停滞させ内閣総辞職か衆議院解散を要求する野党(または国会混乱を理由に衆議院解散を斡旋する両院議長)のどちらを世間が支持するかで、内閣総辞職するか衆議院解散するかに追い込まれるか否かが決まってくるとされる[要出所明記]。
[編集] 脚注
1. ^ 1998年10月16日の額賀福志郎防衛庁長官への問責決議案がある。問責決議可決によって額賀は閣僚辞任に追い込まれた。
おまけ:
こんな時代もあったということで、今の若者があまり知らない曲を紹介したい。この頃は暮らしは今よりも貧しかったかもしれないけど、みんなもっと幸せだった。
神田川 : かぐや姫
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2008.06.06 (Fri)
財務省職員がタクシー接待

目から甘えんぼビームを発射中のティガー
今日の植草一秀の『知られざる真実』、誤解招く「負担減少7割」政府説明と沖縄県議選の関係というエントリーの前半で、財務省職員のタクシー業者からの利益供与のニュースを受けて、植草氏が大蔵省に勤めていらっしゃった1985年から1987年の間のタクシーチケットについて書かれている。
まずは、そのエントリーの冒頭で、植草氏がとても重要なメッセージを送ってくださったのでここに紹介したいと思う。
本当の意味で日本をCHANGEさせるために、心ある者が結束、協働することがとても重要な意味を持つ時期にさしかかっていると思います。それぞれに考え方や主張に違いがあるのは当然だと思いますが、小異を捨てて大同につき、力を合わせて腐敗した現状を打破してゆくことが大切だと思います。私も微力ではありますが、より望ましい社会を構築するために努力してまいる所存です。今後ともご指導ならびにご支援賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
天木直人氏もそうだが、元官僚の立場にいた方が、今の政治のあり方に疑問を持ってそれを国民のために変えていこうと私達と一緒に協力して下さるというのは、私達にとってとても力強いことだと思う。一般の私達ではとても知りえない官僚関連の情報や多種多様なコネクションをお持ちだろうし、情報収集能力にも長けている。又、文章表現もすばらしく、難しいことを読者にとてもわかりやすく書いてくださるからだ。
このところ、民主党の「首相問責サギ」で政治に興味を失いがちだったのを、植草氏が又政治の世界に呼び戻してくれたという感じがする。民主党が首相問責決議案を提出するといいつつ、何かと理由をつけてこれまでに何度となく延期してきたのに失望したのが一番の原因だ。
『kimera25』出せ!やれ!オオカミ民主はもう嫌だ!
によると、今度も又、後期高齢者医療制度廃止法案に抗議するために民主党が6月9日に提出する予定だった首相問責が6月11日以降に延期されたようだ。いつものパターンでこのように次から次へと一ヶ月単位で延期されている。6月11日になると、今度はG8サミットがあるからその後にとでも言うのだろうか。このところ民主党には自公政治を倒そうという気迫が全くかんじられない。どうせ問責しないのだったら、言わなければいいのに、問責する問責するといいつつ永遠に引き伸ばし続けているのだから、これじゃ、問責サギと言われてもしょうがないだろう。
話は財務省職員のタクシー業者からの利益供与のニュースに戻るが、今はどうだか知らないけれど、私が日本で働いていた頃は、夜中の12時を過ぎても、霞ヶ関のオフィス街は蛍光灯が眩しいくらいだった。さぞ忙しいのだろうとその時は思っていたのだが、実際は、自分の残業代を稼ぐため、又タクシーで帰宅するために朝遅く通勤して夜遅くまで働いているとしたら、なんと税金の無駄遣いなのだろう。
おまけに6月6日付けの毎日新聞によると、わかっただけで、タクシー接待を受けていた職員数は13庁502人、接待数は1万2400回にのぼり、財務省職員だけで現金187万5000円を特定のタクシー運転手から受け取っていたというのだから、驚くべき税金の無駄遣いが行われていたことになる。
5日までに接待を受けたことが判明した省庁の職員数と回数は次の通り。▽財務省383人1万1603回▽国土交通省36人249回▽農林水産省13人139回▽金融庁16人計266回▽内閣府9人53回程度▽内閣官房5人23回▽防衛省10人27~31回▽文部科学省10人13回程度▽環境省11人38回程度▽総務省1人約20回▽経済産業省3人5回▽公正取引委員会3人12回▽人事院2人26回。
なぜタクシー会社が省庁の職員に接待をするのかというと、きっと実際職員が乗った距離よりも多目の距離をチケットに書いたり、何も書いてないチケットを渡して、タクシー会社が好きな距離を書いたりしているからだろう。その余剰金のキックバックを受け取っているんだから、これは税金の横領にほかならない。
ヘンリー・オーツさんの「ノーパンしゃぶしゃぶタクシー」があっても不思議ではないでんな!(笑)
にもあったけど、バブルじゃないんだから、会社のお金でタクシーに乗って帰宅するなんて、民間企業ではいくら管理職でもとうてい許されないことだろう。なぜ、国民の血税で給与が支払われる官僚だけが、満員電車を避けて出社することができて、だらだらと仕事をして残業代を稼いだり、タクシーで帰宅できたり、タクシー接待を受けたり、退職後は天下り先が用意されたりするわけ?
これは、蛇足になるが、天下り企業や天下り団体で何をしているかと言えば、ネットで政府寄りのブログを書いて、政府のやることを正当化したり、ランキングではみんなグルになって応援しているのではないかというのが、私の推測だ。そうでなければ、今のように政治部門で政府寄りのブログだけがランキングの上位に集まることは不可能だ。
国民はほとんどが政府に不満を持っていると思うけど、昼は一生懸命働いているので、会社でネットはできないし、帰ってきては疲れきっているので、テレビを見るのが精一杯で、ネットする時間などとうていない。だから、アンチ政府系のブログがいくら政府の不正や格差社会の是正を訴えても読んでいる人はほとんどが政府寄りの大企業の重役か官僚か天下りの職員なので、一番読んでもらいたい層の国民には読んでもらえず、ランキングが停滞しているのではないだろうか。しかし、天下り役人は昼間からネットで発信することが可能だし、内輪でランキングを盛り上げることも可能なのだ。
これまでは、ネットカフェでニートが雇われてやっているのかと思っていたけど、実際は天下り職員が中心となってやっていることなのではないかと思う。今、自公崩壊を目の前にして、彼らはこれまで以上にやっきになっている。それは、人気Blogランキングの政治部門を見れば一目瞭然だ。
アンチ政府系のブログでは、植草氏のブログが10位に入っており、これが最高で、次に『天木直人のブログ』の12位、その後は差が開いて22位の『神州の泉』となっている。このように、このランキングでは政府寄りのブログがほとんど上位を占めている。これだけ政府寄りのブログばかり上位に来ているということは、政府がなんらかの形でこのランキングに参入しているとしか考えられないのである。これら上位の政府系のブログが政府関係者によるブログと証明する方法はないものだろうか。
植草氏の上述のエントリー後半は後期高齢医療制度の問題を指摘しているのだが、関連ニュースをとらちゃんが集めて下さっているので、ご一読を。
『晴天とら日和』「『エセカイカク者』コイズミ&タケナカが恐れる経済エコノミスト・植草一秀氏を読む。」
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2008.05.07 (Wed)
祝・自エンド10000万件TB達成

『Kojitakenの日記』で子供の日に「自民党トラックバックピープル」、又の名を「自エンドTBP」が1万件のアクセスを達成したことを知った。「自エンドTBP」の配信数は毎日1万以上15000以下をずっと保っており、他のTBPの追随を許さない優位に立っている。
上述の『Kojitakenの日記』にも書いてあるとおり、安倍晋三TBP(又の名をAbEndTBPという言う)は2006年の6月17日に開始され、10ヵ月半後の2007年の5月5日に9千件のTBがあった。そして、その2ヵ月後に安倍晋三を無事、総理の座から引き摺り下ろすことができたのはまだ記憶に新しいことと思われる。
一方、「自エンドTBP」は2007年9月14日に始まり、7ヵ月半後の2008年の5月5日に1万件のTBを達成。一日約50件もの記事がTBされている計算になる。まさに快挙と言えよう。AbEndのときのように「自エンド」も1万件達成2ヶ月後に自民党を政権の座から引き摺り下ろすことができるといいのだが・・・・。
この「自エンド」の成功は、自民党関連の記事を書いたときにTBしてくださるブロガーの方々やこのリンクリストを毎日読んで下さっている読者の方々に支えられているおかげで成り立っているものなので、このTBリンクリストを始めたものとしては、ブロガーや読者のみなさまに感謝してもしきれないほどだ。又、それだけ自民党に対して国民が不満を持っていることのあらわれでもあろう。このみなさまの期待にお答えできるよう、遅くとも今年中にはなんとしてでも自公政権を解散に追い込み、政権交代を実現したい。
できれば、GW明けに政権交代したかった。でも、政権交代後に政権をとる可能性が一番強い民主党が、五月の半ばに予定していた首相問責をまたまた引き伸ばしすることになり、今度は6月の中旬に延期。いろいろと理屈を述べているが、なんともなさけない限りだ。悪名高き後期高齢者医療制度、ガソリン税暫定税率復活、年金制度問題など、これだけ自民党の失政が目立っているときに、問責をせず、ただ指をくわえてみているだけの民主党には心底がっかりだ。これでは、国民の信頼を失ってもしょうがないだろう。民主党には、もっと強気でがんばってもらいたい。メディアがなんといおうと、今、日本の政治を変えられるのは野党を代表する民主党しかない。多くの国民が民主党に期待をかけているのだ。早期の衆議院解散、総選挙が確実に実現するよう、政局を持っていっていただきたい。
自エンドめざして、今日もランキングの応援よろしくお願いします♪

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