2009.08.20 (Thu)
靖国神社での田母神の演説(ノーカット)
私はてっきり田母神の靖国神社での発言は上記のYouTubeだけかと思ったら、実際はこの前に、「第二十三回 戦没者追悼中央国民集会」で公式に演説をしていたようだ。今日、その映像を見つけたので紹介しよう。内容はチラシの裏の落書きのような論文をそのまま語っているだけで、日本の侵略戦争を全面的に否定しており、ドイツなら逮捕されていたことだろう。
それにしても、あのチラシの裏の落書きが原因で、防衛省をクビ同然で退職したのに、懲りずに同じ主張を繰り返すとは、あまりにもなさけないではないか。
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田母神敏雄 |
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2009.08.18 (Tue)
自エンドまであと11日:政権交代したら侵略戦争を肯定する軍国主義者を取り締まる法律を

カナダも暑いのニャンノって
『たかしズム「ネトウヨ、バカウヨ、ネット右翼、恥さらし、売国奴、日本の恥」を語るための、たかしのブログ』のたかしさんからいただいた緊急メッセージをアップした昨日の記事には大きな反響があり、たくさんのコメントやTBをいただいた。
上述のたかしさんが、カナダ大使館へジョナサン・T・フリード(Jonathan T. Fried)大使宛の手紙を書かれたので紹介したい。
又、『村野瀬玲奈の秘書課広報室』の玲奈ちゃんがフランス語がカナダでの公用語であることを踏まえて、この事件のいきさつを日米仏の3ヶ国語でアップしてくださった。これもカナダ大使館に送ってみようと思う。
In Japan, the radical right activists and the police act together. /
Au Japon, l’extrême-droite et la police vont de pair.
たかしさんのブログのコメント欄には、「欧米人は日本の文化・歴史についての知識が少ない可能性が高いので、靖国がどのような施設であるかを説明して早急に立ち去って頂いた方が良かったのでは」という意見があったが、欧米人の方が日本人よりも、よほど日本の文化や歴史に関しては詳しい知識があるということを忘れてはならない。海外では、日本国内にありがちな偏った歴史認識とは違う正しい視点から見た日本の歴史認識が常識として広まっている。
南京虐殺事件、慰安婦問題など、日本国内ではタブーとされていることも、海外では著書やネットなどで堂々と議論され、事実の検証が進んでいる。だから、欧米人だから日本の歴史についての知識が少ないというのは間違いである。ましてや、このピエール・パリゾ氏は、何年も前から靖国神社に抗議に来ているとのことで、日本の歴史に関する知識を備えた上での抗議であることは間違いない。
又、同じ人が「どうして日本語が流暢なカナダ人が何のために靖国に来て「ドイツでは違法だ」と日本国内で意見しているのか、意味がよくわかりませんでした。」と疑問を抱いていらしたので、説明したい。
昨日の記事にコメントを下さったパンさまが紹介して下さったサイト、長谷川 雅也 「研究問題 ナチス戦争戦犯」から引用する。
ドイツ基本法では「自由な民主的基本秩序」を侵害する政党を違憲とし、「意見表明の自由」や「集会の自由」についても自由な民主的基本秩序を攻撃する為に乱用した場合にはそれらの基本権を喪失することを規定している。また民衆扇動罪(刑法130条)ではホロコーストを否定する発言を公の場で行うことを禁じている。民衆扇動罪とはナチ支配下で行われた民族殺戮を、公共の平和を乱す形で公然とあるいは集会において容認し、またはこの事実を否定、あるいは矮小化したものは五年以下の自由刑または罰金刑に処すると明文化したものである。
つまり、民主主義国家であるドイツでは、法律によってホロコーストを否定する発言を公の場で行うことを禁じており、ナチ支配下で行われた民族殺戮を、公共の平和を乱す形で公然とあるいは集会において容認し、またはこの事実を否定、あるいは矮小化したものは、民衆扇動罪で五年以下の自由刑または罰金刑に処すると明文化されている。
田母神は、集会において日本の侵略戦争を容認し、「この事実を否定、あるいは矮小化したもの」に当てはまるため、もし、これがドイツだったら逮捕されるということをピエール・パリゾ氏は言いたかったのだ。問題は、靖国神社が政府の戦争犯罪を隠滅するために、戦争犠牲者を英霊として祀っていることだ。犠牲者を英霊として崇めることによって、その遺族の悲しみを喜びに変える感情の錬金術としてその役割を果たしてきたことが、高橋哲也氏の『靖国問題』でも書かれていることは以前紹介した。ピエール氏は、靖国神社が果たしてきた役割を百も承知で、政府の戦争犯罪を擁護し、侵略戦争を正当化する田母神に怒りをぶつけ、抗議したまでだ。
日本だって同じ民主主義国家なんだから、民主党政権になったら、ぜひ日本でも、日本の侵略戦争を容認したり、侵略戦争の事実を否定、あるいは矮小化した者は、逮捕されるような法律を作って欲しい。あと、日本の恥である右翼の宣伝カーも全て禁止して欲しいと思う。
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2009.08.17 (Mon)
靖国神社での田母神の演説に抗議したカナダ人が事情聴取を受ける
<緊急報告>日本の恥!国辱画像!
「米国からの便り」
http://kensirou2001.blog79.fc2.com/blog-entry-517.html
に、<2/3【靖國神社】平成21年8月15日現地レポート>なるとんでもない「チャンネル桜」の映像が紹介されている。
前半はどうでも良いので、19分55秒の少し前から見てほしい。
場所は靖国神社。演説を終えたばかりの田母神に対し、一人の外国人(最後のクレジットによるとカナダ人らしい)が「ドイツでは(憲法違反で)逮捕されますよ。」と、極めて勇気ある「忠告」をした。田母神の演説を妨害したわけではない。演説を終えた後に発言しているのだ。ところが、そのあとの右翼連中の反応たるやすさまじい。
「何を言ってんだぁーお前はっ!」「何で逮捕されるんだーっ!」「ふざけるなよお前!」「バカヤロー」「ここは日本だ!」「バカヤロー帰れ!帰れ貴様!」「この場所がどういう場所かわかってんのか?」「ドイツは犯罪犯してんだよ!日本は犯してないんだよ!」
「帰れ貴様」といったくせに帰ろうとすると「逃げるな貴様!」とくる。「チャンネル桜」の司会者(?)のおじさんは、その場を離れようとする外国人の腕を再三にわたり掴み、またリュックサックを引っ張るなどしている。画像で見る限り外国人は桜おじさんに指一本触れてはいない。
と、そこへやって来たのがお馴染の「警視庁」。ここから後はお決まりの「展開」。「ドイツなら逮捕される」はずの田母神や桜おじさんの方は放っておいて、何と!外国人の方を「逮捕」しちゃった!
これらの一部始終を執拗にビデオに納め続けるチャンネル桜のカメラマン。おかげでこの「不当逮捕」の経緯が克明に記録される結果となってしまった。何たる皮肉、何たる愚かさ。こんなものをYoutubeにUPするなんて自分たちで「墓穴」を掘っているようなものだ、ということすら分からない。全然「逆効果」なのに。まさにネトウヨの頭の悪さ全開である。日本の恥を世界に晒しているということがどうして理解できないのか?警視庁の方々の顔もばっちり映っている。
とにかく見事な映像である。この国辱映像は絶対に全世界の人々にも見てもらわなくてはいけない。誰か英語字幕版作ってUPして欲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=DgmnlWUH26Y&feature=player_embedded
ブロガーの皆さん、この事件はリアリティーツアーの「公妨画像」に勝るとも劣らない「人権弾圧」だと思うがいかがだろうか?是非動画をダウンロードして皆さんのブログにUPして頂きたい。それと英語字幕版を作れる方がいたら宜しくお願いしたい。この実態を全世界に向けて発信しようではありませんか!
<追記>
皆さん、それにしても何というすばしっこい対応でしょうか?。私がこのエントリーをUPしたとたん、奴らは画像を「非公開」にしたらしい(笑)。まったく卑劣ですな。 でもご安心ください。
こちらにアップしました!
http://www.youtube.com/watch?v=zwyB4p8f0Uo
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2008.12.24 (Wed)