2012.02.25 (Sat)
アーニー・ガンダーセン氏が来日し、福島第一原発の真相と展望を語る
Arnie Gundersen "日本政府は東電を守る事を最優先し国民を守るのは二の次"
Uploaded by junebloke on Feb 24, 2012
2012.2.20 ARNIE GUNDERSEN AT THE JAPAN NATIONAL PRESS CLUB
The Japan National Press Club hosts Arnie Gundersen. Over 80 journalists were present where questions were asked regarding the nuclear disaster at Fukushima Daiichi and the ongoing risks associated with the GE Mark 1 BWR nuclear reactors.
http://fairewinds.com/content/arnie-gundersen-japan-national-press-club
*jnpc さんが 2012/02/20 にアップロード分の概要(ミラー)。
Arnie Gundersen, Nuclear engineer
会見で使用した資料
http://www.jnpc.or.jp/files/2012/02/709cb5f939f98575ef2ea7df46455afa.pdf
著者と語る 『福島第一原発~真相と展望』(集英社新書)
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0628-b/index.html
福島第一原発事故の直後、米テレビでメルトダウンが起きていると指摘した原子力技術者、アーニー・ガンダーセンさんが来日し、新著「福島第一原発 真相と展望」(集英社新書)について語り、質問に答えた。
福島第一原発のマークⅠ型原子炉について、設計上の問題を列挙した。さらに①放射能の封じ込めが設計上、最弱②地震・津波の情報無視③東電と規制当局の密接すぎる関係――を指摘し、みな同じことしかいわない「やまびこ効果」で安全神話が広がった、と述べた。住民避難や廃炉、除染の課題をあげ、「日本政府は東電を守ることを最優先し、国民を守ることは第二になっている」と批判した。また、原発建設の3条件として①冷却水の確保②地震③人口密度―をあげ、日本は①は十分だが、②と③からみて、原発は難しい、と述べた。日本の国土面積は世界の0.3%なのに、世界の地震発生数の10%が集中し、世界のどこと比べても30倍の地震が起こる国だ、と説明。「100年に一度、ではなく、1000年に一度のレベルで起こる地震に耐える原発は構造工学上、難しい」と述べ、「ほかの代替エネルギーを探す方が望ましい」と指摘した。使用済み核燃料の処分方法について、「私の学生のころから解決策は5年もあればできるといわれたが、その5年は一度も来なかった」と述べ、ガラス固化法は解決にならない、と説明した。
司会 日本記者クラブ企画委員 井田 由美(日本テレビ)
通訳 長井 鞠子 (サイマル・インターナショナル)
Fairewinds Associates Inc. のホームページ
http://fairewinds.com/
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2012/02/r00023890/
ガンダーセン氏の新著「福島第一原発 真相と展望」(集英社新書)については、下記の通り。
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