2006.12.12 (Tue)
防衛ミサイルよりもワーキングプア

昨日は、藤田東吾氏からメールをいただいたのだが、今日は、「民主党小沢代表に防衛省反対を訴える」という記事の中で紹介した私のメッセージに対して、ワワワワワンと!民主党の小沢一郎代表からお返事をいただいた。少し前に『反戦の家づくり』の明月さんも小沢代表から返事をいただいたことをブログで触れていたんだけど、小沢氏のHPの掲示板に投稿しただけの意見にまで返事をくださるとはとても嬉しいではないか。明月さんのところで読んだ小沢氏からの返事にはがっかりしていただけに、又、民主党を応援しようという気になった。
美爾依様
ご意見有難うございました。自衛隊を小さいものに抑えてきたというのは事実誤認です。防衛に必要な限り装備を整備してきました。実力も省にしてもおかしくないものになっています。
ただ今すぐ昇格しなければならないということはないと思います。
今後は、国民が防衛について十分普段から勉強して、行き過ぎのないように、無駄使いのないように監視を続けなければならないと考えます。また、海外派遣についても更に監視を強める必要があります。
小沢一郎
そうだったね。自衛隊は血税を湯水のように使って、次から次へと使いもしない武器を買い漁っていたんだね。小沢氏は防衛庁省昇格法案に条件付で賛成している。この返信では、「今すぐ昇格しなければならないということはない」とおっしゃっているんだけど、これって「絶対に~するべきではない」という強い否定じゃないから、つまり、今すぐ昇格してもしなくても、どっちでもいいってことだよね。そして、「今後」って、防衛省になった後ってことかな?この文面からいくと、もう、防衛省になることが決まったように思えるのは、私だけ?
国民が防衛について勉強するってどうやって?だって、なんでも極秘で行われているみたいだし、武器を買うときに「国民のみなさん~。今度はSM-3ミサイルを買いますよ~。値段は2億円で~す。いいですかぁ。』なんていちいち教えてくれるわけじゃないから、どうやって防衛について勉強すりゃいいの?
私たちはほとんど防衛について何も知らない。勉強する機会がないし、興味もない人も多いかもしれないからだ。ある読者の方から武器についての情報をいただいたんだけど、その方は高校生時代と、30代の頃、自衛隊はどんな武器持ってるのか調べたので、武器にとても詳しいそうだ。そういう人はかなり珍しいだろう。その方によると、小沢氏も言っている通り、20年くらい前でも、自衛隊はすごい数の武器を持っていたそうで、「軍隊」と呼んでも全くおかしくなかったそうだ。
次の貴重なサイトを紹介してくださった。

『現代兵器を学ぶ Weapons School』
『Hyper Arms』
自分ではめったに見ないサイトだろうな。でもどんな武器を使っているのかがわかって面白かった。
それにしても、使うあてのないこういった殺人兵器に莫大な血税をつぎ込むよりも、もっと国民のために使って欲しい。格差を是正するためとか、医療費の補助のためとか、又、昨日のNHK放送で話題になったワーキングプアのためとか・・・・。生活を豊かにするためなんて大それたことは望まない。ただ、国民が最低限の生活ができるようになって欲しい。だって、「政治とは生活である」なんでしょ、小沢さん。
そんなわけで、小沢氏に伝えたいこと、訴えたいことがあったら、HPの掲示板に書き込みしてみよう。きっとそこから日本の将来が変わるかもしれない・・・・。

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2006.12.06 (Wed)
共謀罪創設法案、防衛庁省昇格法案を廃案へ
まず、共謀罪に反対する人々のリアルでの活動については、『ヘンリー・オーツの独り言』の「嬉し恥ずかし一億二千万 共謀の日3」という記事で見つけた「共謀罪反対署名 <共謀罪新設反対 国際共同署名>」というサイトが詳しい。
又、『保坂展人のどこどこ日記』によると、野党側が共謀罪の「論点整理文書」を与党に提出したそうで、その全文書の内容が転載されている。与党はこの文書に誠意をもって回答した上で、共謀罪創設法案の審議を再開させていただきたい。
次に防衛庁の省昇格法案についてヤマボウシさんから、「オカシイ世の中討論委員会」のMLを通して、下記の天木直人氏と筆坂秀世氏の対談の情報をいただいたので、紹介したい。
我ら言葉のほかに失うものなし
天木・筆坂熱血インターネット対談 (2006・12・04)
NATO首脳会談と「防衛省」昇格法案の衆院通過(天木直人)×
シビリアン・コントロールは幻想(筆坂秀世)
天木直人氏によれば、NATOは、米国の「テロとの戦い」への犠牲をNATO加盟国だけで負担するのは困難になってきたので、NATO以外の米国の従属国(日韓豪)にも負担を要請することに合意したそうだ。負担とは、戦闘が激しいアフガニスタン南部で死傷者が増えている英国、カナダ、オランダの部隊の犠牲の負担のことである。 そして、これと同じ時、日本では自衛隊の海外展開が本来任務になる「防衛省」昇格法案が衆議院を通過したのだが、これは、事実上の自衛隊法改正の成立であり、自衛隊の海外派遣を「本来任務」に格上げし、海外派遣を何時でも可能にする「海外派遣恒久法(一般法)」や集団的自衛権行使への道を開くものだと訴えている。
確かにカナダ軍のアフガンでの死傷者は増加しており、毎日のようにテレビで帰らぬ人となった兵士が棺に入って帰国する姿がテレビの映像に映し出されるのを見るたびに、とても悲しい気分になる。このため、ブッシュのポチであるカナダ首相ステファン・ハーパーの政策に反対する多くの国民が政権交代を訴えている。日本の国民は、自衛隊員が帰らぬ人となって帰国するのがテレビで毎日映し出されるようになったら、どんな思いを抱くだろうか。
「シビリアン・コントロールは幻想」という記事の中で筆坂秀世氏は天木直人氏の意見をサポートしている。シビリアン・コントロール(文民統制)という言葉の裏に隠された真実として、それは、とても危険なものであり、そこに実際にあるのは、シビリアン・コントロールなんかではなくて、アメリカン・コントロールだとしめくくっている。
まさに、今回の防衛庁省昇格法案は、アメリカに要請されたもの以外の何ものでもなく、米国にA級戦犯であった祖父の命を救ってもらった安倍を首相の座につけたのも、ここぞとばかりに米国に都合のいいように法の改悪を次々に展開しているのも、全ては米国からの指令を受けて行われていることにすぎない。こういった事実を踏まえて、日本は米国の属国じゃないんだという認識のもとで、野党には是非、共謀罪創設法案や防衛庁省昇格法案を初めとしたその他もろもろの悪の法案を廃案に導いていただきたい。
おまけ:
YouTubeに対しNHK・民放らが著作権侵害行為の事前防止策を要請

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2006.11.30 (Thu)
戦争を2度と蘇らせてはならない
日本の終戦記念日にあたるカナダの戦没者慰霊の日(Remembrance Day)は11月11日で祝日となっている。第一次世界大戦が1918年のこの日に終結したのを記念し、アメリカやイギリス、 そして英連邦のカナダやオーストラリアでもこの日を終戦記念の祝日と定めている。
カナダでは、11月11日に近くなると、ほとんどの人が胸に芥子(けし)の花のブローチをつけている。これは、戦没者への募金をするともらえるもので、この頃になると、ショッピング・モールの入り口などでスコットランドのキルトスカートをはいたヴェテラン(退役軍人)が募金を呼びかけているのを見かける。だから、日本でも終戦記念日になるとテレビで特集が組まれるように、カナダでは募金活動がなされている。

この芥子の花がどこから来たのかというと、1915年5月、カナダがドイツに宣戦布告した翌年に軍医として戦地に赴いたカナダ陸軍少佐ジョン・ マックレイが、その教え子であったヘルマー少尉が戦場で爆死を遂げた時にヘルマー少尉の埋葬場所(ベルギー北部のフランダース、フランス語ではフランドル)一面に咲いていた赤い芥子の花を眺めながら詠んだ詩から来ている。のちに同僚将校によってマックレイ陸軍少佐の詩がイギリスの新聞社に送られ、これが大いに反響を呼び、この詩は戦争の悲惨さと平和への祈りを象徴するものとして各国へ広まったと言われている。 彼の詩 *「In Flanders Fields」 は、カナダの新10ドル札に印刷されており、 今でもカナダを初め、各国で Remembrance Day に読まれている。
これがきっかけで世界中で11月11日に赤い芥子の花を胸につけることになり、 それが平和を願う心の象徴となったそうだ。又、芥子の花からとれる一種の麻薬は兵士達が負傷した時に、その死ぬほどの苦しみをやわらげてくれたとも言われている。
最後に、日本で英語を教える私の元生徒がこのRemebrance Dayの動画を自分の小学生の生徒に見せるために作ったので、紹介したい。もちろん、この私の元生徒は日本語学習中であり、この字幕の日本語は訂正しなくてはならないところがたくさんあるのだが(訂正箇所は指摘済みなので、そのうち訂正されると思う)、それでも、日本人の心に訴えるものがあると思い、今回ここで紹介することにした。この動画を見て、防衛庁の省昇格法案に反対する人が増えてくれることを願いながら。
Remebrance Day カナダの戦争記念日(動画)
*「In Flanders Fields」に関する関連記事:
『Serena』「フランダースの野に」

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2006.11.29 (Wed)
緊急:防衛省には絶対反対しよう!
防衛省法案に賛成を決定=小沢代表が政調会長と確認-民主 (時事通信 2006/11/29-22:38)
民主党は29日、防衛庁の省昇格関連法案に賛成する方針を決めた。対応を一任された小沢一郎代表と松本剛明政調会長が同日夕会談し、シビリアンコントロール(文民統制)の徹底などを政府に求めた付帯決議を行うことを条件に、賛成することで一致した。同法案は30日午前の衆院安全保障委員会や午後の本会議で与党と民主党、国民新党の賛成多数で可決され、衆院を通過する。
まさかこんなに早く安保委員会で「防衛省昇格法案」が採決されることになるとは思わなかったので、かなりあせった。「防衛庁を防衛省に変えるのは、戦争をしやすくするため?」という記事でも書いたとおり、防衛省になったら、政府が理解する「集団的自衛権」の行使を理由に、日本が攻撃をしかけられなくても、自衛隊(こうなったら、もう軍隊と呼ぶべき)が堂々と他国の戦争に参加できるようになる。つまり、北朝鮮が米国に向けてミサイルを撃ったという理由だけで、北朝鮮を攻撃できる、つまり、北朝鮮と戦争を始めることができる。もちろん、戦争に行かされるのは、一般国民であり、政治家や官僚はただ指揮するだけだ。
少し前に眠り猫さんに下記のコメントをいただいた。
安倍政権のもっとも危険なところは、無思考に軍事主義に突っ走ろうとしている点にあると思っています。その発露が集団的自衛権の行使です。教育基本法も共謀罪もマスコミ統制も、すべてはそのため、及びその後(海外出兵)の反発を押さえ込むための道具です。
まさに、眠り猫さんのおっしゃる通りで、今日「防衛省昇格法案」が通ったら、その後は、共謀罪、教育基本法が成立する可能性が強い。まさに、陰で*アル中の中川昭一が操る安倍独裁政権の誕生である。
共謀罪や教育基本法については、反対の署名が集められているようだが、毎日新聞の記事によると、防衛省反対への署名も民主党「リベラルの会」でなされているようだ。だが、ネットで調べても、その署名とやらは見つからなかった。どなたかご存知でしたら、是非、教えて下さい。
とりあえず、美しい秘書の村野瀬玲奈ちゃんが作って下さった民主党幹部に防衛省反対の意志を伝えようと思う。
過去の経験から言うと、メールでは全く読んでももらえないことが多いので、できれば、電話かファックスが効果的のようだ。時間のあるときは手紙もいいだろう。
民主党 幹部名簿 (2006年11月21日)
なんか、怪しい雲行きになってきた我が身を案じて、独裁政権が行える今のうちに軍国主義への準備を進めようとしている安倍晋三を初めとする右翼自滅党のあせりが見えるが、これだけ一度に国会で採決させられたら、国民の方も目がまわる忙しい毎日を過ごしているうちに、あっという間にとんでもない法律や省が誕生しちゃうことになる。私達だって、意味もなく反対しているわけじゃないんだから、国民の納得いくように説明した上で、これらの法案が採決されることを望む。もし、国民を納得させることができないのだったら、強行採決するべきではない。
*アル中の中川昭一に関する記事:
あの「ビョーキ」が再発? 核論議・中川昭一政調会長 (週刊文春12月7日号THIS WEEKより)
中川昭一 次の狙い 尖閣諸島に視察行 (AERA 2006年11月27日号)
参考記事:
『 ★NEWS★CYBER★CAT★』「◆イラク侵略戦争に加担し続ける危険な日本政府与党◆防衛庁【省】への格上げ」
『評論家・森田敬一郎の発言』防衛庁「省」昇格で問い直すべきこと
『保坂展人のどこどこ日記』「共謀罪、審議入りをめぐり対立続く(追記あり)」
『日録(不定期)』「やはり極めて危険な安倍政権」

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2006.11.25 (Sat)
防衛庁を防衛省に変えるのは、戦争をしやすくするため?
防衛庁を防衛省に変えようという計画はずっと前からあったんだけど、小泉右翼政権下で、防衛省に変える動きが活発になってきて、ウヨウヨウヨだらけの安倍政権になってその計画はますます現実的なものになってきたようだ。
日本は戦後、軍国主義がつくりだしたさまざまな不幸や悲劇を反省して、2度とこのようなことが起こらないように、軍隊を撤退し、本来は、国家を防衛するため役割しかもたない自衛隊に変えた。だから、海外ではほとんどの国が軍隊を所有する中、日本には自衛隊だけしかなかった。そして、自衛隊を所有する防衛庁も極力小さなものに抑えてきた。だから、防衛省じゃなくて、防衛庁だった。しかし、最近では、戦争を体験した人が減少すると共に、戦争の恐ろしさを知らない若者や政治家を中心に、再び、軍国主義へのあこがれのような動きが出てきた。
安倍内閣の整腸浣腸じゃなくて、成長回虫じゃなくて、生長(の家)快調である中川昭一のこれまで平和を守り通してきた国民をばかにした問題発言(核保有議論をすすめたり、非核三原則を考え直すべきだと言ってみたり)や教育基本法に反対するためのデモに参加する教員は免許剥奪だと脅すヤクザまがいの暴言は、お酒を飲みすぎた後の思考能力ゼロのハイな状態で吐いたものとしか思えない。
安倍がこういった中川の暴言を黙認し、支持している背景には、自分の学歴に負い目を感じているせいもあるのではないか。というのも、中川は安倍の祖父である岸信介や父の安倍晋太郎と同じ東京大学出身であるのに対し、安倍は整形大学じゃなくて、成蹊大学出身。つまり、安倍は、自分の学歴にコンプレックスがあるが故に、中川の忠犬晋三に成り下がっていて、中川にやりたい放題やらせているのではないだろうか。つまり、安倍はパペット(あやつり人形)にしかすぎず、実際に安倍内閣で実権を握っているのは中川なのではないだろうか。
こういったアルコール中毒の輩が日本の政治を操っていると考えただけで恐ろしくなるが・・・。アルコールは脳細胞を殺し、思考能力を衰えさせると言われているが、中川が後先も考えずに次から次へと暴言を吐く理由は、これでうまく説明できる。
話はクルリンパと防衛庁の件に戻るが、まず、『防衛庁・自衛隊』というサイトの「防衛庁を省に-危機により強く、世界の平和により役立つ組織に-」を見てみると、つっこみどころ満載のPDFファイルだった。PDFなので、コピペができなくて、ブログを書くのもつらい。今日は、Q1についてだけ、つっこんでみる。
まず、するどい7つの質問が書いてあるんだけど、答えを見ると、国民を騙すための薄っぺらいものだということがよくわかる。
◆Q1 なぜ防衛庁を省にするのですか?(PDF:221k)
◆Q2 庁のままだと何が困るのですか?(PDF:166k)
◆Q3 なぜ今なのですか?(PDF:188k)
◆Q4 わが国の軍事大国化つながりませんか?(PDF:127k)
◆Q5 諸外国の理解を得られますか?(PDF:199k)
◆Q6 省にする法律案はどのような内容にするのですか?(PDF:182k)
◆Q7 防衛施設庁の不祥事にきちんと対応していますか?(PDF:218k)
まず、Q1だが、地震などの天災や北朝鮮の弾道ミサイル発射を理由に、「国民の生命、財産を守り、諸外国と協力して活動することが国政の重要な課題となっています。これらの課題に的確に対応していくために、防衛庁を省にする必要があります。」って書いてあるんだけど、地震から国民の生命や財産を守るのが国政の重要な課題になっているんだったら、まずは、耐震偽装問題を解決しろよ。それとも耐震偽装で国民の安全を脅かしているのも、そのほうが防衛庁から防衛省に変え易いためだったりして(苦笑)?危機管理がうまくできていれば、災害などの緊急の時は、防衛庁のままだって迅速に対処できるだろう。
そして、諸外国と協力して活動って、今でも国連に協力してイラクなどに自衛隊を送っているではないか。つまり、こんなのは、単なる口実であって、実際は戦争を始めやすくするために、集団的自衛権を行使しようとしており、それ故、防衛庁を防衛省に変えたいのだ。
なのだ。集団的自衛権の行使とは、日本が外国から侵略や攻撃を受けたときの「自衛」の話ではなく、軍事同盟を結んでいる相手の国が戦争をする時に共同で戦争行為に参加すること(「集団的自衛権とは?」より)
今年の8月末に「安倍晋三は自衛隊を軍隊に変えようとしている!」という記事でも書いたんだけど、自衛隊を軍隊に変えて、戦争をしやすい国にしており、又、日本や米国の一部の軍需産業企業を儲けさせたいのではないかというのが、私の推測である。政府は縮小されるべきはずなのに、庁から省になることによって、ますます大きくなってしまうじゃないか。さらに、国民の血税をこれ以上無駄にするんじゃない。だって、名前を変えることによって、どれだけ余分な費用がかかると思ってるの?まず、看板を変えて、職員の名刺も変えて、印刷物なんかもみんな変えたら、いったいどのくらいの費用がかかるのか?防衛庁なんて、今以上に縮小されるべきなのに。どうせ名前を変えるんだったら、防衛平和庁にしてよ。北朝鮮が日本を攻めてくることなんて決してないのだから。
関連記事:(日付けの新しい順)
『平和のために小さな声を集めよう』
「「日本版NSC」とは、集団的自衛権行使のための道ならしに過ぎない。」
『きまぐれな日々』
「防衛庁「省」昇格法案についての池田香代子さんのメッセージ」
参考資料:
防衛省(北海道新聞)
集団的自衛権とは?(日本共産党)
「集団的自衛権問題に関する一つの論点整理」 防衛研究所長 柳澤協ニ

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2006.07.08 (Sat)
安倍壷三の思う壺 db その2
それにしても、テポドン2号は本当に発射されたのだろうか?ヘンリーさんの「きっこちゃんパワー炸裂!」という記事にも書かれていたけど、発射された映像が残っていないし、日本海に落ちた落下物を見たという情報もない。日米韓でミサイル発射の際の説明がくい違っている(朝鮮日報 2006/07/08 09:57)そうだし、ロシアのミサイル探知機レーダーにも全く探知されなかった(読売 2006年7月6日22時53分)そうだ。これは、ロシアのミサイル探知レーダーの無力ぶりを指摘した記事だが、もし、ミサイルが打ち上げられなかったら探知できなくて当然だ。
前から言っているけど、このテポドン2号発射の目的は一つ。一刻も早く、国民の世論を日本の軍備拡張と米軍再編にかかる莫大な費用及び9条改悪を容認させる方向に導くことだ。↓はその証拠とも言える記事。
MD配備計画を前倒し=北ミサイル発射で-防衛庁方針 (時事通信- 7月6日23時1分更新)
防衛庁は6日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、米国と協力してミサイル防衛(MD)システムの配備計画を前倒しする方針を固めた。レーダーなど弾道ミサイルを探知・追尾する監視態勢に比べて手薄な迎撃ミサイルに重点を置いて導入を急ぎ、現行計画で2011年度までとなっている配備の完了を可能な限り早める。
一刻も早く迎撃面整備を ミサイル発射で額賀長官 (共同通信) - 7月6日13時54分更新
衆院安全保障委員会は6日午後、麻生太郎外相、額賀福志郎防衛庁長官が出席し、北朝鮮のミサイル発射を受けた緊急の閉会中審査を行った。額賀氏は、ミサイル防衛(MD)について「監視レーダー網整備とともに、迎撃面も米国と協調して一刻も早く形をつくりたい」と強調した。
自民党の岩屋毅氏への答弁。
冒頭、麻生、額賀両氏が事実経過や、政府の取った措置を説明。その後、各党は自民、公明、民主、共産、社民の順で約1時間にわたり、今後の政府の対応や各国との連携などについて質疑。
額賀のタヌキ親爺は、、↑のニュースを強調したいがために、今日、陸自がサマワから撤退する報道を突如キャンセル(読売新聞 2006年7月8日3時1分)したそうで、陸上自衛官たちはこれまでの苦労を無にする行為だと怒りを表わしていた。
安倍と額賀のヤラセ報道のおかげで、読売のアンケートによれば、すでに国民の92%が北朝鮮への制裁措置を「支持」だとか・・・・。G=_l ̄l○
北朝鮮ミサイル、制裁措置「支持」が92%…読売調査
読売新聞社は、北朝鮮がミサイルを相次いで発射したことを受け、6、7の両日、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。北朝鮮の貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」の入港禁止や人的交流の制限など、政府が決定した北朝鮮に対する制裁措置を「支持する」は92%に達し、「支持しない」は5%だった。
多くの国民がミサイル発射に強い衝撃を受け、北朝鮮に強硬姿勢で臨むべきだと考えていることが明らかになった。
政府が国連安全保障理事会で、北朝鮮を非難し、制裁を盛り込んだ決議案の採択を目指していることには、「支持する」が90%で、「支持しない」はわずか4%だった。政府が検討している北朝鮮への送金や貿易を停止・制限する、さらなる経済制裁措置については、「早急に行うべきだ」が65%と多数を占め、「段階的に行うべきだ」28%を大きく上回った。
今回のミサイル発射により、「北朝鮮が脅威だとの認識が強まった」は計77%。「強まらなかった」は計20%だった。
米国と協力して、敵のミサイルを撃ち落とす「ミサイル防衛システム」の整備を急ぐべきかについては、63%が「そう思う」と答え、国民の不安の強さを示した。「そうは思わない」は24%だった。
日朝国交正常化交渉については、「正常化すべきだが急ぐ必要はない」が43%、「正常化する必要はない」は21%。2004年5月に行われた小泉首相の2回目の訪朝後に行った調査(電話方式)と比べ、「正常化すべきだが急ぐ必要はない」が11ポイント減少、「正常化する必要はない」が10ポイント増えた。「できるだけ早く正常化すべきだ」は28%だった。
今回のミサイル発射で、日本人拉致問題の解決が「さらに遅れる」と思う人は78%で、「そうは思わない」が13%だった。
(2006年7月7日23時51分 読売新聞)
まさに安倍壷の思う壷だ。え?もしかして、これって産経新聞?と見間違えるほど安倍支持に突如方向転換した読売新聞。このアンケートも何人に電話したのか明記していないため、ほとんど信用できないが、まるで読売も安倍に買収されたかのような記事を読んでいきなり脱力感が襲ってきた。Kojitakenさんの「ちょっとひといき」という記事に
渡邉恒雄が安倍晋三と対決姿勢をとるか、手打ちをするかで次期総理大臣争いの行方は、大きく変わってくるだろう。
と書かれていたが、福田の煮え切らない態度に失望した渡邉恒雄は、この場に及んで、安倍人気に便乗し、安倍を支持する気になったのか?全くなさけないことだ。それにしても、NHKの連続・朝ドラの放映を緊急ニュースに変えてテポドン報道したら、国民はみんな「北朝鮮が脅威だとの認識が強まる」に決まってるよねぇ。あんなヤラセ報道の後にこんな世論調査を行っても全く意味なしだってわかってないのかな?
それにしても、まさに安倍壷の思う壷だぞ~。このままじゃ、安倍が総理になっちゃうかもね(- -;)。日本国民はメディア攻勢に屈せずにもう一度冷静に考えてみよう。安倍が総理になったら、日本は戦争に巻き込まれるのは間違いないだろう。