2010.12.09 (Thu)
日本振興銀 木村剛前会長 謝罪会見
弘中惇一郎弁護士は、木村剛氏の弁護士も務めていて、特定の日時の検査について忌避行為があったことは認めるが、メール削除は、木村氏がどこまで指示したかについて争う姿勢を示した。
それにしても、弘中弁護士は今日本でも一番有能な弁護士として、次々と大きな事件に登場しているけれども、眠る時間あるのかな。
保釈の元振興銀会長、記者会見し謝罪 起訴内容認める
(朝日 2010年12月9日12時8分)
日本振興銀行(破綻〈はたん〉)が金融庁の立ち入り検査を妨害したとされる事件で、銀行法違反(検査忌避)の罪に問われている元会長の木村剛(たけし)被告(48)が、保釈されて一夜明けた9日記者会見し、「預金者、取引先に多大な迷惑をかけて申し訳なく思ってる」と謝罪した。被告側は、検査に際して不都合なメールを削除したとする起訴内容について大筋で認める考えを示した。
木村元会長は冒頭、深々と頭を下げて陳謝。同銀行の破綻について、木村元会長は「中小企業を保護するという理念は正しいと思う。しかし、私の力不足で失敗した」と述べ、再び頭を下げた。
同席した弘中惇一郎弁護士は起訴内容について「大きな意味では認める。特定の日時の検査について忌避行為があった」と説明。ただ、メール削除は「行員が木村元会長の以前の一定の指示、姿勢を忖度(そんたく)してやったが、元会長がどこまで指示したかについては争う」と話した。木村元会長も「私自身はメールの内容を確認するように指示したのは覚えている」と話した。
外部の調査委員会が「不適切」と指摘した親密な取引先でつくるネットワークをめぐる融資について、木村元会長は「違法性のある取引があったとは認識していない」と述べた。
起訴状によると、木村元会長や元社長西野達也被告(55)らは、金融庁の立ち入り検査直前の2009年6月と検査中の同年8月、振興銀のサーバーに接続して計723件の業務メールを削除するなどしたとされる。
この事件の概要については、植草さんが、木村剛氏が逮捕される1ヶ月ほど前に『日本振興銀行をめぐる黒い霧』というエントリーを書かれていて、参考になるので、以下転載させていただきたい。
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竹中平蔵 |
2010.07.14 (Wed)
木村剛氏が銀行法違反容疑で逮捕される

『週刊!木村剛』より
木村剛・振興銀前会長を銀行法違反容疑で逮捕
(2010年7月14日09時29分 読売新聞)
中小企業向け融資を専門とする日本振興銀行(本店・東京都千代田区)の検査妨害事件で、警視庁は14日朝、同行の木村剛・前会長(48)を銀行法違反(検査忌避)容疑で逮捕した。
木村前会長は日本銀行出身。2004年4月、東京青年会議所のメンバーらと振興銀を開業し、05年1月から社長、同6月に会長に就任したが、今年5月、経営責任をとって会長を辞任した。
あら?木村剛って自民党がバックについていたのに逮捕されちゃったの?と思ったら、民主党政権になってから、小沢系に転向してたって?さすが、その場その場で一番有利な立場を見極められる変わり身の早い人だこと。
それにしても、検査妨害事件で銀行法違反って何?詳しくはわからないけれども、『ステイメンの雑記帖』が要点のかかれた読売の記事を紹介している。
ステイメンさんは、「これをアリの一穴としてコイズミ・ケケ中一味による似非「構造改革」の真相を解明に繋げてほしいものだ!」と締めくくっているけれども、捜査が小泉や竹中に及ぶことはまずないであろう。
追記:
植草さんが、木村剛氏の事件について詳しくまとめられているので、ご参考まで。
木村剛氏逮捕『売国者たちの末路』を見定める
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