2012.03.28 (Wed)
原発再稼動に反対する子供たちの切実な訴えを野田首相に届けよう byグリーンピース
日本のマスコミではほとんど伝えられなかったが、一昨日の3月25日、カナダのスティーヴン・ハーパー首相が日本とカナダ間の自由貿易の交渉で、東京を訪問した。その後、仙台の津波で生徒が行方不明になった小学校などを訪問した。その時の写真とヴィデオは、下のサイトで見られる。
ヴィデオ:Video: Harper tours Japan's tsunami devastation
機内から廃墟と化した福島第一原発を見下ろすハーパー首相の表情はとても険しいものだった。テレビで被災地を見るのと、実際に自分がその地に立つのとでは、全く違うと述べ、その被害の大きさをまざまざと実感していたようだった。
今日の朝日新聞の朝刊にグリーンピースが、子どもたちの再稼働反対への声を代弁した全面意見広告を掲載し、話題になっている。
掲載されたのは今日の関東版で明日の関西・北陸・中国・四国版の朝刊にも記載される予定だ。
意見広告には、福島から県外へ避難している小学生が、野田首相に宛てて、原発再稼動に反対する切実な訴えをつづった手紙が掲載されている。
「のだ首相、げんぱつを「さいかどう」しようとしてるって本当ですか?ぼくたちはまだ元の生活にもどれていません。」
「外であそびたい。なんで原発をこんなにたくさん作ったのですか。死にたくないです。(早く)友達とはなれるのがいやです。福島市五年」
http://www.greenpeace.org/japan/asahi/
原発は本当に安全ですか?
野田首相に「ちょっとまって」のメッセージを送りましょう。
政府は現在、原発の再稼働を急いでいます。
でも、ちょっとまって!
本当のところ、いま、再稼動などできる状況なのでしょうか?
原発事故という悲劇を繰り返さないために、次世代に安心で安全な社会を引き継ぐために、いますぐこのページのフォームで、あなたの考えを送ってみませんか?
グリーンピースがあなたに代わって、メッセージを首相に届けます。
「ちょっとまって、再稼働!」メッセージ送信フォーム
どんなに多くの人が野田首相宛てにフォームを送っても、思考停止してしまったメタボドジョウに国民の思いが伝わるかどうか。立教大学の吉岡知哉総長が、今年の3月24日の大学院学位授与式で「卒業生の皆さんへ」というメッセージを贈ったのだが、そこでは、卒業生に「徹底的に考える」ことを続けるようアドヴァイスしている。これをメタボにもぜひ、読んでもらいたいものだ。吉岡総長の挨拶から、一部転載させていただく。
東日本大震災が崩したのは、日常世界の物質的基盤だけではありません。深刻なのは、水や食料から社会制度まで、日常世界を構成しているさまざまな要素に対する「信用」が失われてしまったことです。
今回の事故では、原子力発電所の安全性の神話が崩れただけでなく、原子力工学や放射線医学など、現代科学の最先端領域の「専門家」たちの事故後の発言が事態の混乱を深めるばかりであったのは、記憶に新しいところです。
また、私たちは、既存の政治機構が機能不全を起こし、政治家の言動やマスメディアの報道が、事態をますます悪化させているのを目の当たりにしています。
高度な研究を行っている専門家や、著名な大学の出身者である政治家への不信が広がる中で、大学という研究・教育機関への信頼が失墜していったのは不思議ではありません。いま私たちは、大学の存在根拠自体が問われていることに自覚的であらねばならないのです。
では、大学の存在根拠とはなにか。
一言で言えばそれは、「考えること」ではないかと思います。
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2012.01.24 (Tue)
シロアリの退治もせずに増税叫ぶ野田政権
天下りの根絶!(麻生内閣不信任の野田佳彦演説)
書き起こし:植草一秀の『知られざる真実』スローガンは「天下り根絶なき巨大消費増税粉砕」より
「天下り根絶無き巨大消費増税」は絶対に認められない。
「私どもの調査によって、ことしの五月に、平成十九年度のお金の使い方でわかったことがあります。二万五千人の国家公務員OBが四千五百の法人に天下りをし、その四千五百法人に十二兆一千億円の血税が流れていることがわかりました。その前の年には、十二兆六千億円の血税が流れていることがわかりました。消費税5%分のお金です。先の首都決戦の一般会計、特別会計合わせて十二兆八千億円でございました。
これだけの税金に、一言で言えば、シロアリが群がっている構図があるんです。そのシロアリを退治して、働きアリの政治を実現しなければならないのです。残念ながら、自民党・公明党政権には、この意欲が全くないと言わざるを得ないわけであります。
わたりも同様であります。年金が消えたり消されたりする組織の社会保険庁の長官、トップは、やめれば多額の退職金をもらいます。六千万、七千万かもしれません。その後にはまた、特殊法人やあるいは独立行政法人が用意されて、天下りすることができる。そこでまた高い給料、高い退職金がもらえる。また一定期間行けば、また高い給料、高い退職金がもらえる。またその後も高い給料、高い退職金がもらえる。六回渡り歩いて、退職金だけで三億円を超えた人もおりました。
まさに天下りをなくし、わたりをなくしていくという国民の声にまったく応えない麻生政権は、不信任に値します。」
注.緑色文字は、筆者によって追加。
昨日のエントリーにも書いたが、天下りや渡りを廃絶すれば、消費税の5%は増税しなくても済むことをドジョウが証明してくれた。野党のときはかなりまともなことを言っていた野田氏だが、なぜか、政権交代で民主党が与党になり、特に自分が首相になると、上の動画で野田氏が批判した当時の麻生政権と全く同じことをやっているではないか。
野田氏の言葉を借りて言うなれば、
「まさに天下りをなくし、渡りをなくしていくという国民の声にまったく応えない野田政権は、不信任に値します。」
ということになる。消費税を増税させて、これ以上シロアリに血税を食い荒らさせてはならない。
さらに、Twitterですでに広めたドジョウの街頭演説の動画だが、すでに24万回視聴されているので、このブログの読者ならもうご覧になったと思うが、もしまだ見ていない方のためにブログでも広めたいと思う。今となっては、マニフェスト違反の張本人だが、野党の当時は、命がけでマニフェストに書いてあることは実行すると街頭演説で強調していた。
野田総理 マニフェスト 書いてあることは命懸けで実行
『日刊SPA!』に植草さんの関連記事が載っていたので、紹介させていただきたい。
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2011.09.25 (Sun)
野田首相を国連の前で罵倒した佐藤幸子さんを応援したい
福島の市民グループ NYで脱原発訴え
福島県川俣町の農家の佐藤幸子さんは
ニューヨークの国連本部前で眼前に現れた野田首相に痛切に訴えた。
「野田首相、福島の子供達を守れないで原発の安全を世界中に言うなんて卑怯だ」
「去年と何も変わっていない美しい福島の風景の中に
確実に放射能は存在しています。
3月11日を境にして一変してしまいました。
農民が農地を捨てなければいけないこのつらさが
皆さんにお分かりになるでしょうか。
安全な原発は一つもないのだということを学んで下さい。
子供達の命のことを思えたら
今やらなければならないことは自ずと分かるはずです」
福島の市民グループ NYで脱原発訴え
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4833981.html(削除)
NY 福島の女性が原発廃止訴え
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110923/k10015799751000.html
http://megalodon.jp/2011-0923-1457-45/www3.nhk.or.jp/news/html/20110923/k1001...(魚拓なし)
福島の団体 NYで反原発訴える 国連本部前でデモ集会
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092301000202.html
さて、野田首相は、国連で原子力エネルギーに依存し続けなくてはならないと語るスピーチをするかの情報は事前に海外のネットでは出回っていたが、実際はどのようなスピーチをしたのだろうか。