2009.05.11 (Mon)
民主党細野豪志議員が天下りを温存する補正予算の無駄を指摘
民主党の細野豪志議員は8日午後に開かれた衆院予算委員会で質問に立ち、09年度補正予算案における天下りを温存する内容について厳しく追及した。国民の税金をムダにする予算に対し「絶対認めるわけにはいかない」と強く抵抗した。細野氏の質疑によって、いかに、自民党が官僚に言われるままにひどい補正予算を提出したかが暴露された。それを国会で問われても、のらりくらりと意味のない答弁をする麻生太郎や与謝野ら自民党閣僚らの不誠実な姿勢を見ていると、自分たちの利権しか頭にないこんなを政治家が税金でノホホンと遊んで暮らしているという現実に怒りを覚えずにはいられない。
とらちゃんが、この補正予算案に天下りを温存する莫大な予算が組み込まれているという内容の情報をたくさん集めてくださっている。
『晴天とら日和』 麻生政権「約15兆円補正」で"天下り"大復活!!!
民主党、細野議員の調査で明らかになった天下り予算は次の通り。
参考資料:民主党ウェブサイト ・ 中日新聞
独立行政法人、公益法人などの天下り先に総額14兆7千億円の補正予算案のうち、2割近くの2兆8500億円余りが投入される。
■独立行政法人(49機関) 1兆5610億円
◇住宅金融支援機構
◇都市再生機構の都市再生事業に1000億円
◇「私の仕事館」で有名な雇用・能力開発機構に145億円
◇文部科学省所管の科学技術振興機構(65人が天下り)に725億円
■公益法人 1兆2944億円
◇中央職業能力開発協会
*↑の役員名簿には、公務員OB他、オムロン、新日鐵、パナソニック、トヨタ、日産、東芝、日立、三菱電機などの大企業の幹部らが名前を連ねている。
ちなみに常勤役員本俸の月額表によると、この不況の中で、一般のサラリーマンに比べたらとんでもない額の月給が支払われていることがわかる。それも、この「中央職業能力開発協会」だけで、理事長が1名、常務理事が3名、常任理事が32名、理事が100名近くもいる。
これを見ても分かるとおり、まさに天下りを温存するためだけの予算だ。中央省庁所管の法人から業界団体やファミリー企業に資金が流れるているだけであることが容易に想像できる。細野議員が民間の国内需要の自律的な回復を促すとした補正予算案の効果に疑問を抱くのは当然のことだ。
細野議員は、国会で質疑するとき、下調べの調査も完璧にしており、答弁を求められた自民党議員もあたふたとしてしまうほど、説得力ある議論を進めていて、とても好感が持てた。彼の議論を聞いているととても理路整然としているので、わかりやすいし、コミュニケーション能力も抜群だ。前原誠司と同じ京都大学法学部出身ということで、民主党の中でも前原と同じ派閥に属しているのだろうが、細野議員が小沢代表の続投に異議を申し出たというのは聞いたことがないし、少し前には、サンプロでも小沢代表を擁護していたし、前原と一緒にしない方がいいだろう。

写真:【衆院予算委】天下りを温存、税金をムダにする予算だと指摘 細野議員
(民主党ウェブサイト 5月8日)
『衆議院TV』より
開会日 : 2009年5月8日 (金)
会議名 : 予算委員会
細野豪志(民主党・無所属クラブ) 13時 57分 35分
細野議員の質疑時間は、35分とそれほど長くないので、ぜひご覧いただけたらと思う。
この後、馬渕澄夫議員も自公政権の道路利権を厳しく追及しているので、こちらも必見だ。
馬淵澄夫(民主党・無所属クラブ) 14時 32分 53分
とらちゃんが、この補正予算案に天下りを温存する莫大な予算が組み込まれているという内容の情報をたくさん集めてくださっている。
民主党、細野議員の調査で明らかになった天下り予算は次の通り。
参考資料:民主党ウェブサイト ・ 中日新聞
独立行政法人、公益法人などの天下り先に総額14兆7千億円の補正予算案のうち、2割近くの2兆8500億円余りが投入される。
■独立行政法人(49機関) 1兆5610億円
◇住宅金融支援機構
◇都市再生機構の都市再生事業に1000億円
◇「私の仕事館」で有名な雇用・能力開発機構に145億円
◇文部科学省所管の科学技術振興機構(65人が天下り)に725億円
■公益法人 1兆2944億円
◇中央職業能力開発協会
*↑の役員名簿には、公務員OB他、オムロン、新日鐵、パナソニック、トヨタ、日産、東芝、日立、三菱電機などの大企業の幹部らが名前を連ねている。
ちなみに常勤役員本俸の月額表によると、この不況の中で、一般のサラリーマンに比べたらとんでもない額の月給が支払われていることがわかる。それも、この「中央職業能力開発協会」だけで、理事長が1名、常務理事が3名、常任理事が32名、理事が100名近くもいる。
理事長 942,400円
常務理事 799,600円
監事 723,500円
○退職金の額は、在職期間1月につき、その者が退職した日における本俸月額に100分の12.5を乗じて得た額の範囲内の額とする。
これを見ても分かるとおり、まさに天下りを温存するためだけの予算だ。中央省庁所管の法人から業界団体やファミリー企業に資金が流れるているだけであることが容易に想像できる。細野議員が民間の国内需要の自律的な回復を促すとした補正予算案の効果に疑問を抱くのは当然のことだ。
細野議員は、国会で質疑するとき、下調べの調査も完璧にしており、答弁を求められた自民党議員もあたふたとしてしまうほど、説得力ある議論を進めていて、とても好感が持てた。彼の議論を聞いているととても理路整然としているので、わかりやすいし、コミュニケーション能力も抜群だ。前原誠司と同じ京都大学法学部出身ということで、民主党の中でも前原と同じ派閥に属しているのだろうが、細野議員が小沢代表の続投に異議を申し出たというのは聞いたことがないし、少し前には、サンプロでも小沢代表を擁護していたし、前原と一緒にしない方がいいだろう。

写真:【衆院予算委】天下りを温存、税金をムダにする予算だと指摘 細野議員
(民主党ウェブサイト 5月8日)
『衆議院TV』より
開会日 : 2009年5月8日 (金)
会議名 : 予算委員会
細野豪志(民主党・無所属クラブ) 13時 57分 35分
細野議員の質疑時間は、35分とそれほど長くないので、ぜひご覧いただけたらと思う。
この後、馬渕澄夫議員も自公政権の道路利権を厳しく追及しているので、こちらも必見だ。
馬淵澄夫(民主党・無所属クラブ) 14時 32分 53分
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