2012.06.14 (Thu)
あまりにもタイムリーな小沢ダブル・スキャンダル
小沢氏に関してのスキャンダルは、かなり昔の出来事なので、なぜいまさらと首をひねってしまった。
『週刊文春』(6月21日号)が、13日、民主党の小沢一郎元代表(70)の妻、和子夫人(67)の自筆と思われる手紙の写しと共に去年11月に地元・岩手県の複数の支援者あてに送った「離婚しました」という内容を綴った手紙をすっぱ抜いたのだ。

小沢一郎夫人が支援者に「離婚しました」
「愛人」「隠し子」も綴られた便箋11枚の衝撃
週刊文春 2012.06.13 18:03より
全文を読んだわけではないが、簡単に内容をまとめると、小沢一郎氏と和子夫人は去年11月以前に離婚していた。理由は、小沢氏が国のためになる人だと信じて支えてきた和子夫人だが、3.11が起こると小沢氏が放射能が怖くて地元を見捨てて秘書と一緒に逃げたからだという。この記事では、小沢氏に愛人や隠し子がいることもほのめかされている。
小沢氏は、インタビューでもめったに奥さんのことは語らなかったので、あまりうまくいってないのではと思っていたが、夫婦仲がうまくいってない場合は、お互いに相手のことを悪く言うのは当然だと思う。確かに福島の原発事故が起こった後、小沢氏はほとんどメディアの前に姿を現さなかったが、それは、検察審査会によって不当に起訴され、民主党の党員資格停止処分を受けていたからだと思っていた。
しかし、放射能は誰もが怖いと思うし、放射能が怖くて逃げていたと言っても、逃げるところなんてないのだと思うが、どうなのだろうか。政治家が放射能が怖くて地元を見捨てるといっても、どうすれば、見捨てられるのだろうか。地元に見舞いにいかなかったことを意味するのなら、地元に行かなくとも、復興支援することはいくらでもできるだろう。それにしても、こんな個人的な手紙を週刊誌に売りつけるとは、和子夫人から手紙をもらった人は、本当に小沢氏の支持者だったのだろうか。
一方の、細野豪志環境相と山本モナさんの路チュー写真を思い起こさせるような、田中美恵子議員が駅で国交省キャリアとキスをしていた写真を記載したのは、『週刊新潮』(6月21日号)だった。ハニー・トラップ?
ちょうど、その日、6月5日は、消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」法案をめぐり、民主、自民、公明3党の初会談が行われた当日だったと産経系のネットニュースが伝えていることから、「増税反対」を掲げて徹底抗戦の構えの小沢一郎元代表のグループに対するいやがらせに違いない。いくら小沢派が増税に反対しているからといって、こんなプライベートな報道を流させて、増税反対派を賛成に向かせようとする野田政権の卑怯ないやらしさを感じたのは、私だけではないだろう。
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2011.06.24 (Fri)
西山英彦審議官が不倫を謝罪
【原発】西山審議官を厳重注意 不倫報道で(11/06/24)
上のYouTubeはANNニュースが伝える2011年6月23日の原子力安全・保安院会見の様子だが、週刊誌で報道された不倫問題について、西山英彦審議官は、こういう記事が出ること自体、「私の至らなさであり、深く反省し、身を正して参りたい」と謝罪している。事実関係については、「個人的なことでもあるのでコメントしない」としている。
西山氏はまた、この問題で海江田万里経産相から厳重な注意を受けたことを明らかにした。そのうえで、「被災者の方のお気持ちなども踏まえて、事故の収束およびそれに関連する情報提供のために職務に当たりたい」と強調した。
2010.10.26 (Tue)
仙谷vs産経のバトルが凄まじい件

写真:「(仙谷氏は)救いがたいお馬鹿さん」 安倍氏が痛烈批判
産経(2010.10.25 20:49)
救いがたいお馬鹿さんの安倍にこんなこと言われちゃおしまいよ。
21日発行の『週刊新潮』10月28日号で「『黒い人脈』と因縁があった」などの表現で、暴力団と関係があるかのように報じた「特集『仙谷由人』の研究【前編】」のまだ後編が出ないうちに「名誉棄損」で新潮社を提訴した仙谷だが、産経による仙谷批判が日増しに激しくなってきているので、今日は産経vs仙谷バトルについて勝手にその特集を組んでみたいと思う(笑)。
少し前までは、小沢バッシングが凄まじかった産経だが、今では完全に小沢から仙谷へと攻撃の矛先が変わったようだ。
補選敗北に仙谷氏「あの選挙区は産経の影響力が強いのか」
2010.10.25 23:20
仙谷由人官房長官は25日の記者会見で、衆院北海道5区補欠選挙での民主党候補の落選と自身の国会での不適切答弁の関係について「(答弁を報じた)その種の報道に反応された方が、まったくいないとは断言しない」とマスコミ報道に矛先を向けつつ、一定の影響があったことを認めた。その上で、こう皮肉を付け加えることも忘れなかった。
「あの選挙区は、産経新聞の影響力が強いということかもしれませんね」
また、現在の国会は仙谷氏が目指す「熟議の国会」とほど遠いと記者が質問すると、「コメントしない」と開き直り、「皆さん方があるがままに受け止め、評価されて、紙面にされたらいかがでしょうか!」と食ってかかった。
これまでも仙谷氏は新聞報道に度々反発してきた。14日付本紙が同氏を政権の「顔」と報じると、「産経新聞で私は憤懣(ふんまん)やる方ない報道のされ方をしている」と批判した。
仙谷氏 産経報道に「憤懣やる方ない」 参院予算委
2010.10.14 19:52
参院予算委員会で自民党の山本一太氏の質問に対する菅首相の答弁で紛糾。委員長席に詰め寄る理事の後ろで考え込む?仙谷由人官房長官=14日午前、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影)
「産経新聞で私は憤懣(ふんまん)やるかたない報道のされ方をしている」。仙谷由人官房長官は14日の参院予算委員会で、同日付朝刊で同氏を「政権の『顔』 独演会」と報じた産経新聞に不快感を示した。仙谷氏はこの答弁の直前に「新聞記事について論評しない」と述べていたが、よほど腹に据えかねたようだ。
仙谷氏は産経新聞の別の記事にも注文を付けた。仙谷氏は6月16日の記者会見で自民党の西田昌司参院議員を念頭に「罵詈(ばり)雑言を投げつける質問をした参院の人がいた」と述べたが、8月4日の参院予算委では、この記者会見の発言を「非公式な雑談」での発言と説明。産経新聞は8月5日付朝刊で仙谷氏の“虚偽答弁”を報じた。
西田氏は14日の予算委で、これを取り上げ「ウソだ」と謝罪を求めたのだが、仙谷氏は明確な謝罪を行わない上に、なぜか8月5日付の記事についても「そのことを面白がって書く新聞がある」と論評した。
【小沢氏「強制起訴」】「仙谷の差し金だ」と小沢側近 生き残りかけ党内闘争再び
2010.10.5 00:24
(前略)
議決日が波紋を呼んだ。民主党代表選で小沢が首相の菅直人に敗れた「9月14日」だったからだ。「検察審査会は代表選の結果を見て議決したのか」(小沢周辺)と疑心暗鬼は募る。
小沢は東京地検が2回にわたり不起訴処分としたため「検察審の方々も理解してくれると思う」と語っていたが、「強制起訴」が全くの想定外というわけではなかった。
「特捜部が(公判維持が難しいと)起訴できなかった。強制起訴になっても、裁判で無罪になる可能性は極めて高い」。小沢周辺は自信を示す。
小沢の処遇をめぐる、小沢グループと反小沢グループの党内闘争は再び始まっている。
4日夕、民主党役員会の終了間際、幹事長代理の枝野幸男の携帯電話に議決を知らせる電子メールが届いた。枝野が「小沢さんに強制起訴の結果が出た」と報告すると、幹事長の岡田が「そうなのか」と声を上げた。
反小沢の代表格、国対委員長代理の牧野聖修はすぐさま反応した。国会内で記者団に「自ら身を引くべきだ。(離党しなければ)離党勧告か除名処分になると思う」とぶち上げた。
「仙谷の差し金だ」
これに小沢側近のベテラン議員が猛反発した。
「これは(官房長官の)仙谷(由人)の差し金だ。いつも菅がいない時に重要なことが起きる。尖閣問題から国民の目をそらそうとしている」。怒りに声はふるえていた。
(後略)
【小沢氏「強制起訴」】仙谷氏が産経新聞の「差し金」報道に「憤慨」「怒り」と抗議
2010.10.5 11:25
仙谷由人官房長官は5日午前の記者会見で、民主党の小沢一郎元幹事長への「起訴議決」をめぐる産経新聞の報道について、「産経新聞の大見出しは、日本の法制度そのものに対する挑戦だ。憤慨にたえない。こういう誤解を与える見出しをつくるセンスに、怒りをもって抗議したい」と指摘した。
本紙5日付朝刊は1面で、小沢氏側近のベテラン議員が東京第5検察審査会の議決公表に関し、「これは仙谷の差し金だ」と語ったことを見出しにした。
一方、仙谷氏は小沢氏への離党勧告については「党と国会内のことを私の立場で申し上げることは、これからの国会運営、党運営によからぬ影響を与えかねない」と言及を避けた。
2009.05.13 (Wed)
鴻池祥肇が不倫スキャンダルで辞任

それなのに、辞表の表向きは、健康上の理由で辞任するとの内容で、鴻池元官房副長官は東京都内の病院に入院したという。病名は、不倫が止まらない不倫病だろうか。今思えば、健康上の理由で総理の座を投げ出し、入院した安倍晋三は、本当に病気だったのだろうか。あの頃は、週刊誌やマスコミで、安倍晋三の重病説が流れたが、今はその重病もなんのその。ピンピンしている。
「お盛んですことぉ。」という言葉がぴったりの鴻池元官房副長官は、今年の1月15日発売の週刊新潮にも、鴻池官房副長官の「議員宿舎」に泊まる超一流企業の「美人妻」と題した写真付きの記事が報じられたのは、記憶に新しいだろう。しかし、この時は、鳩山由紀夫氏らから辞任を迫られたにもかかわらず、ボスの河村建夫官房長官に首相官邸に呼び出されてお説教されただけで、辞任には至らなかった。

そして、5月13日発売の週刊新潮に4月28日から30日のGWに、JR無料パスを不倫相手との熱海温泉旅行に使ったという今回の報道に至る。ちなみにJR無料パスは、国会議員全員に与えられるもので、使用範囲は、国会議員の公務用に限られるとの事。
公私混同も甚だしい。最初に不倫が問題になったときに辞任させないから、調子に乗って同じ事を繰り返したのだろう。麻生の任命責任が大きく問われる問題だ。
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2008.04.07 (Mon)
映画『靖国 Yasukuni』:これまでのいきさつとその背景(備忘録)
映画『靖国』をめぐるこれまでのいきさつは、
「靖国」上映中止 何が起きた「靖国」派の圧力 手貸した文化庁
(2008年4月5日「しんぶん赤旗」)
にとても詳しく書かれているので、その記事から引用させていただきたい(文型など多少短く変更)。
異例の国会議員試写会
ことの発端は、昨年末、『週刊新潮』が、この映画に政府出資の芸術文化振興基金から助成金が出ていることを疑問視する記事を掲載。それを受け二月、自民党の稲田朋美衆院議員らが、文化庁を通じ、製作者に映画を見たいと要請し、三月十二日に異例の国会議員試写会が開かれた。
対応した配給協力・宣伝会社のアルゴ・ピクチャーズらは、協議のすえ、特定の議員に限定せず、全国会議員を対象にした試写会をアルゴ主催で開くことを決定し、文化庁の要請で国会議員のみを対象とした極めて異例の試写会が開かれた。
当日は約八十人の議員らが出席。稲田議員は試写後、「靖国神社が国民を侵略戦争に駆り立てる装置だったという政治的メッセージを感じた」と感想を述べ、翌日には、自身が会長を務める「伝統と創造の会」と、「平和靖国議連」のメンバーで文化庁を呼び、公的助成は不当だと声をあげた。両団体とも、日本の侵略戦争を正当化する議員の集まり。
上映予定だった新宿バルト9が、今後起こりうるトラブルや他のテナントへの迷惑を懸念し、上映中止を決定したのは、この試写会の後。ほかの東京・大阪の四館も、これに続き上映中止を決めた。
助成口実に国会質問
試写後、自民党の水落敏栄参院議員、有村治子参院議員が、この映画が助成対象にふさわしくないとして、映画への公的助成の返還を求める国会質問をした。
水落議員の理由:
●監督が中国人で、スタッフにも中国人が多い。
●タイトルに「YASUKUNI」と英語表記がある。
「靖国」は日中合作の映画だが、「基金」は一定の条件のもとで、合作映画も助成対象になると規定している。
ほかに、製作者が「映画の製作活動を行うことを主たる目的とする団体」であり「日本映画を製作した実績」があることなどが、助成を受ける条件だが、同映画は当然、いずれの条件も満たしているからこそ、審査を通過した。文化庁も審査は「所定の手続き」で審査されたと説明している。
*有村議員の理由:
●靖国神社とは「本来、御霊(みたま)と静かに向き合う場所」で「イデオロギー論争の場であり続けるのは、極めて御霊や御遺族に対して不遜(ふそん)」。
映画を助成した「文化行政の過失は決して小さくない」と述べ、助成審査の中身をただし、審査の具体的内容を書面で提出するよう文化庁に求めた。
会場手配・資料も提供
見過ごせないのは、映画の内容に介入しようとする議員らに、文化庁が手を貸し、公開前に、事前試写や資料提供の協力を図ったことだ。
文化庁は、稲田議員らの「見たい」との要求にこたえ、製作・配給側に繰り返し話を持ちかけました。製作・配給側は当初、特定議員にだけ見せることはできないと主張。それでも文化庁は食い下がり、製作・配給側も次善の策として、全議員むけの試写会を開くことに合意した。
もとは、文化庁が稲田議員らのためにおさえていた会場を使い、費用も文化庁負担で進められていた話だったが、試写の対象が、一部議員から全議員に変わったことで、文化庁は製作・配給側に費用負担を求めてきた。
文化庁はまた、「靖国」の製作者が助成を受けるため、基金に提出した交付要望書などを、議員の求めに応じて提供。国会質問も、それらの書類をもとに、審査過程を問題にしている。
*その他、有村議員の意見は、前編・映画「靖国」上映中止と参院内閣委での有村議員の質問(read moreにも有村議員インタビュー部分を転載)を参考にしていただきたいのだが、とにかく自分の偏った思想や考えを尾山文化部長に有無を言わせずに押し付ける言葉の暴力はまるでヤクザの脅しのようで、知性のかけらも感じられない。彼らがいかに中国を差別しているか、偏見を抱いているか、又いかに誤った歴史認識の上に暴論を重ねているかがよくわかるインタビューである。
Sohyaさまに教えていただいたDoblogの『悪口雑言罵詈讒謗ブログ』の稲田朋美という議員という記事では、稲田の過去について詳しく書かれている。この記事で稲田朋美が「安倍親衛隊」の一人であったことを知る。
(前略)
そして、この記事を書く下調べをしているときに“出会った”のが稲田朋美衆院議員である。稲田は2005年の9.11「郵政」総選挙の際、安倍晋三の要請を受け、郵政民営化法案に反対した自民党議員への「刺客」として福井県第1区から出馬して当選した議員である。
そして2006年2月には自民党の初当選組の半数を集めて「伝統と創造の会」というグループを立ち上げ、その会長に就任している。このグループは同年8月の自民党総裁選では安倍晋三の応援団役を務め、“安倍親衛隊”とも呼ばれていた。稲田議員は、総裁選予定者討論会の後、「一番感慨深く聴いたのは、安倍官房長官が政策として戦後体制の是正と自主憲法の制定をまっさきに掲げられたことです。誰もできなかったことに安倍官房長官は挑戦しようとされているのです」と述べ、安倍晋三を絶賛している。
稲田議員はまた、同年8月15日の福井新聞に掲載された加藤紘一氏との対談では、「(靖国神社問題は)憲法改正に伴いこれから自衛戦争や国際協力戦争で亡くなった人が出たら、どこで慰霊するのかも含めて議論が必要」と述べており、月刊誌「WiLL」の同年9月号では、「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」と語っている。さらに、同年8月29日に開かれたシンポジウム「新政権に何を期待するか?」においては、「教育基本法に愛国心を盛り込むべきだ」と強調したかと思えば、次のようなことも語っている。
「真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない」
さて、このような“香ばしい”発言を繰り返す稲田議員が所属するグループは「伝統と創造の会」だけではない。それ以外にも以下のような団体に所属している。
・ 自由主義史観研究会・日本「南京」学会会員
・ 中国の抗日記念館から不当な写真の撤廃を求める国会議員の会事務局長
・ 日本会議国会議員懇談会事務局次長
・ 正しい日本を創る会会員
・ みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会
・ 神道政治連盟国会議員懇談会
スバラシイではないか!(笑) 極右団体にはすべて顔を出しているわけである。さらに、Wikipediaによれば、彼女は「南京大虐殺否定派」であり、弁護士としては、靖国神社参拝関連訴訟の国側の弁護を手がけるほか、「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判の原告側弁護人」(大阪地方裁判所で原告の敗訴)や「南京百人斬り競争名誉毀損裁判の原告側弁護人」(最高裁判所で原告の敗訴)を務めているそうだ。
(後略)
鈴木邦男をぶっとばせ!:靖国が危ない!
鈴木邦男氏というのは、コメント欄でやっしゃんに教えていただいて初めて知ったのだが、政治活動家、新右翼団体「一水会」顧問でいらっしゃるそうだ。こういった右翼の方でも今回の靖国を国民に見せないことに対しては、意義を唱えている。一水会(いっすいかい)は、ウィキペディァによると、「1972年に創設された民族派政治団体。所謂新右翼といわれる政治団体の一つ。発足当時、それまでの右翼団体とは一線を画す、「理論派右翼」であるとして警察(公安)からマークされた」そうだ。
⑤「国民に見せない」のは、よくない
又もや、映画「靖国」だ。実は、内容についての反対は余りない。8.15の左右の集会、靖国刀をつくる刀鍛冶の仕事が紹介されて、貴重なドキュメントだ。文句のつけようがない。ただ、ラストに、南京事件の「写真」が出る。数十秒か、数分か。「それがけしからん」と言う。それと日本芸術文化振興会から750万円が出てるという。「反日映画に金を出すとは何事か!」というのだ。
しかし、多くの映画に出している。こうした真面目なドキュメントに金を出すのはいいことだ。たとえ、日本に対し批判的だろうと、(そんなことはないのだが)、それに金を出すなんて、日本の寛容さを示すことだ。いいことだ。世界に誇るべきことだ。
又、最後に「ニセ写真」を流したというが、まだ論議されている写真があるのなら、その点をクレジットで付けたらどうですかと、監督に言った。しかし、「確信があります」と言う。それ以上は、こちらも言えない。あとは公開した後に皆で話し合ったらいい。又、そのための〈場〉を作ったらいい。何度も言うように国民に見せないで、「上映中止しろ!」はおかしい。
又、新聞、テレビもだらしがない。こんな大きな騒ぎがあるのだ。ちゃんと関係者に取材して報道すべきだ。街宣をかける右翼の言い分も聞けばいい。映画制作側の言い分も聞けばいい。右翼が恐くて上映をやめた映画館の言い分も聞けばいい。そして、堂々と、討論させたらいい。今は、吉野VS浪人会の大正時代よりも、ずーっと言論が不自由になっている。勇気がない。
いや、平成の時代になってからでも、少しは自由な報道があった。嘘だと思うなら、ネットの「You Tube」を見たらいい。かつてTVで放映された右翼の映像が随分と流されている。「曲がり角に立つ平成の右翼」とか、「密着・少年右翼」などだ。又、右翼が車に火をつけて首相官邸に突っ込む衝撃の映像も流されている。島田紳介にインタビューされて私が答えている。又、一水会の若き活動家・徳弘三十四が街宣をやって人々を引き付けている様子も映っている。これを見て、「おーっ、右翼は立派だ」と思う人もいるだろう。又、「右翼は横暴だ」と思う人がいてもいい。見る人の自由だ。そして、多くの人に考えさせたらいい。
映画「靖国」の中でも、右翼の活動はかなり紹介されている。これだけでも、多くの人に見てもらう価値はあるだろう。
今の日本は、稲田朋美、水落敏栄、有村治子のような極右と言われる思想の偏った者が政治権力を握り、映画などの芸術を通しての表現の自由が奪われたり、国民が見たい映画を鑑賞する権利まで奪われる状況になってしまった。もっと恐ろしいのは、旧日本軍の行いを反省することなく、愛国心を教育の場で子供に押し付けたり、祖国のために命をささげる覚悟があるものこそが真のエリートであるなどと恥ずかしげもなく語る政治家が言論の自由を規制していることだ。
あまりにも右翼化してしまった日本。嘆くべき現実である。
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