2010.07.13 (Tue)
菅首相、公明党とみんなの党に連携呼びかける
参院選:枝野幹事長続投へ、小沢系議員は責任追及の構え (毎日)
それも承知の上なのだろうけど、中身が空っぽの空き菅は、民主党代表選での再選を確実にするために、今度は、連立政権参加もにおわせながら、公明党とみんなの党に国会運営での連携を求めるそうだ。
菅首相、公明・みんなに連携打診へ
(2010年7月13日03時01分 読売新聞)
菅首相は、与党が参院で過半数割れしたことを受けて、公明党とみんなの党に対し、国会運営での連携を求めていく方針を固めた。
首相が12日、周辺に伝えた。当面、政策や法案ごとに賛成を求める「部分連合」を念頭に協力を要請するが、将来の連立政権参加も視野に入れている。首相は9月の民主党代表選までに政権安定の枠組みにめどを付け、再選を確実にしたい考えだ。
公明党と連立なんてしようものなら、自民党政権と全く同じ道を歩むことになる。みんなの党なんかと連立したら、民主党支持者離れは避けられないだろう。しかしながら、下の動画やニュースを読む限り、公明党もみんなの党も連立は全く考えていないようだ。
山口代表のインタビュー:
みんな・渡辺代表、首相退陣を要求
(2010年7月12日12時02分 読売新聞)
みんなの党の渡辺代表は12日午前、国会内で記者会見し、参院選の結果について、「衆参両院で(多数派が異なる)ねじれが起きたのが直近の民意であり、潔く菅首相が退陣するのが選挙結果に沿う政治行動だ。菅内閣は退陣すべきだ」と述べ、首相の退陣を求めた。
また、民主党との連立を重ねて否定した上で、「『首相が代われば解散すべきだ』というのが菅さんの持論だったのに、逃げまくってこの有り様だ。辞めないなら早急に衆院を解散するのが憲政の常道だ」とし、首相が退陣しない場合には、早期に衆院解散・総選挙を行うべきだと主張した。
次期衆院選の時期について、渡辺氏は11日夜、「来年(4月)、統一地方選があるので、一緒にやったらいい」と語った。
空き菅の増税発言はジェラルド・チンカス、じゃなくて、カーティスの入れ知恵だったという情報もあり、国民のためではなく、自分が少しでも長く首相であるために、長期政権であった小泉政権を模倣するつもりなのではないかと思う。それゆえ、小泉と深くつながっているチンカスを公邸に招き、いろいろなアドバイスや情報を得ているのだろう。
しかし、ここまでくると、政治理念もへったくれもない菅首相は、民主党の自民党化を促進させるために、米国や経団連に都合よく利用されているとしか考えられない。民主党よ、空き菅は、とっととゴミ箱へ。そうすれば、ゴミ売りがどこかに売り飛ばしてくれるだろう。
2007.11.16 (Fri)
朝日のインタビューに答えた民主党小沢一郎代表の連立に対する考えについて
朝日のインタビューに答えた記事(Asahi.com)(消されると困るので、全文は続きを読むにコピペしておく。)
について私がどう考えるのかというコメントをいただいた。まず、そのコメントを紹介し、その後、コメント中に質問があればそれにお答えし、私なりの小沢氏に対する考えを述べたい。
Ryota54さんからのコメント:
朝日新聞のインタヴューで小沢氏は、大連立構想は間違っていなかったと明確に述べています。小沢氏は騙されたり、罠に陥れられたりしたのではなくて、自主的に自民党と連立を組もうとしたし、また、今でもそれが正しかったと考えているようです。小沢氏は国民に謝罪などしていません。民主党議員とマスコミに「ちょっと独断でやりすぎてごめん」と言っただけです。それでも、小沢民主党を支持すべきであると考えますか?小沢氏は自民党の一員であると私は考えます。
小沢氏は確かに連立には乗り気でしたが、それとマスコミによって罠に陥れられそうになったことは別の問題です。まずは、今回の小沢辞任劇の全容がJANJANの佐藤弘弥記者によってとても詳しく書かれているので、読んでみて下さい。
「大連立構想」は小沢失脚狙いの罠? 民主主義の成熟を妨げる黒い影(上) (11月7日)
大連立構想」は小沢失脚狙いの罠? 民主主義の成熟を妨げる黒い影(中) (11月8日)
小沢氏が罠に陥れられたというのは、読売など大手新聞社が「連立政権の話を持ちかけたのが小沢氏の方からだった」という虚報を流したことです。上の記事に、マスコミに嵌められたことに対する小沢氏の憤りが下記のようにまとめられております。
「特に11月3、4両日の報道はまったく事実に反する……私の方から党首会談を呼びかけたとか、私が自民・民主両党の連立を持ちかけた、連立構想……小沢首謀説は……事実無根……。朝日新聞、日経新聞等を除き、ほとんどの報道機関が政府・自民党の情報を垂れ流し、自ら世論操作の一翼を担っているとしか、考えられません。それにより、私を政治的に抹殺し、民主党のイメージを決定的にダウンさせることを意図した、明白な誹謗中傷報道であり、強い憤りを感ずる……。このようなマスメディアのあり方は明らかに、報道機関の役割を逸脱しており、民主主義の危機である。」
朝日のインタビューで小沢氏が「政治判断は今でも正しいと思っている」というのは、朝日のインタビューでも言っている通り、密室党首会談で福田首相が連立するなら、特措法をあきらめてもいいし、憲法解釈も180度転換しても構わないと、言い切ったからです。あくまでも国民の生活を第一に考えた民主党の政策が実現できるならという条件付きであることを忘れてはなりません。
小沢氏は朝日のインタビューで「大連立の狙いは。」という質問に下記のように答えています。
首相は連立なら特措法さえも譲って構わない、憲法解釈も180度転換しても構わないと、そこまで言い切った。農業政策、年金、子育て、高速道路無料化など、我々の目玉政策ものむかもしれない。画期的なものが民主党の主張で実現できれば、選挙に絶対有利だ。だが、みんなどうせ実現できないと思っていて民主党議員でさえそんな気がある。それは権力を知らないからだ。僕は権力をとれば簡単にできることを知っている。(朝日インタビューより)
ところが実際は、福田首相はそんなことは言っていないと否定しています。福田首相が、連立すれば特措法や改憲もあきらめるというようなことを言わなければ、小沢代表は連立にはその場で反対したでしょう。小沢代表自身の口から連立に対する考えを否定している証拠もあります。Ozawa Ichiro Websiteの『再起の辞』では下記のように連立という方法をとらずに総選挙で最善を尽くすことを誓っています。
先ほど申し上げたもう1つの思いは、衆議院では依然として自民党が圧倒的多数を占めている「衆参ねじれ国会」において、私たちが参院選マニフェストで国民に約束した「国民の生活が第一」の政策を、どうやって実現するかということであります。
参議院の同僚議員が一生懸命努力して法案を作り、参議院で可決して衆議院に送付しても、「ねじれ国会」では、年金改革、子育て支援、農業再生をはじめとする民主党の主要政策は、このままでは成立させることが困難であります。
それで本当に、国民の皆様にお許しいただけるのだろうか。内外の情勢が切迫している今日、「次の総選挙に勝利して“ねじれ”を解消するまでお待ちいただきたい」と言い続けられるのだろうか。実際に臨時国会が始まると、国会の責任の半分を担う民主党の代表として、その思いが私の心の中で日に日に重くなって参りました。
その2つの課題を同時に解決する方法はないものだろうか。自民党との政策協議で「国民の生活が第一」の政策が取り入れられ、場合によっては政権の一翼を担えば、私たちの主要政策がいま実現できる。政権担当能力を目に見える形で示すことができる。それで日常活動を補うこともでき、総選挙で勝つ可能性が高まるのではないか、とも考えました。
福田総理から党首会談を呼びかけられ、政策協議の最難関である安全保障政策で総理が最大限の譲歩を示し、最後に民主党との連立政権樹立を要請された時、私は2つの課題を同時に解決する1つの方法かもしれない、政策協議に応じたらどうかと考え、役員会で提案いたしました。
しかし、役員会では、政策協議に応じないで、あくまでも総選挙での勝利によって政策実現を目指す―との意見が大勢でありました。それを受けて私は直ちに、福田総理に連立政権はもちろん、政策協議も受け入れられないと回答いたしました。
今にして思うと、あのとき役員会で、「もはや政策協議や連立という方法はとらずに、今後、日常活動を強化して、総選挙での必勝のために頑張ろう。私もその先頭に立つ」と取りまとめればよかったと、反省いたしております。
以上のことから、余程、民主党に有利な条件がない限り、小沢代表は自民党との連立(彼の意味する連立とは、政策協議のことだと思います)に対しては、否定的な考えを持っていると見ていいかと思います。
次にイオンさんからのコメントだが、少し長いので、区切りながら答えたいと思う。
イオンさんからのコメント:
美爾依様は如何なのですか?(お願いしますよ、本当に…)
今日は。しつこいようですが、この小沢問題についてはもう一言だけ。これが最後です。
本日の『朝日新聞』の小沢代表インタヴュー記事は一読の価値があります。彼は御自身の政治判断は今でも正しいことだと言っております。これは 政権交代という公約を自分の判断ミスで反古にしかけたことをまだ正当化しようとしたことを意味します。今でも正しいと思っているとは、状況次第でまたぞろやり出すかもしれないということです。このことを美爾依様はどうお考えになりますか?
この質問に関しては、前述した意見を参考にしていただけたらと思う。小沢氏が今でも政治判断が正しかったと思っていることを無条件で自民党との連立を肯定し、政権交代という公約を投げ出したと考えるのはあまりにも短絡的だと思います。
さて今朝の朝日の一面は本当に象徴的な紙面構成になっています。片や守屋氏の証言「宴席に額賀・久間氏」という見出し、片や自己の判断を正当化する小沢氏の言葉の引用。美爾依様が述べておられるように確かに福田政権はスキャンダルまみれで死の床にあるかもしれません。しかしまだ延命しているのは何故か、また国会現場の民主党を始め野党議員が頑張っているのにそれがこの一週間ほどそれ程インパクトがないように見えるのは何故か。それは私は小沢問題が尾を引き、国民の目くらましになっている、指導者の躓きで攻撃の勢いが弱まったためのように思います。確かに読売の渡辺氏や中曽根氏、森氏や福田首相自身を、談合政治の故をもって断罪するのは正当です。でもそんな謀議に乗ってしまった小沢氏の責任はどうなるのか。しかるに彼は未だに連立の判断は正しかったとする有様で、私はまたまた、怒りと深い失望を禁じ得ませんでした。彼は本当に自分のやったことを理解して謝罪したのか、これについて美爾依様は如何思われますか?
野党議員ががんばっているというインパクトはありますよ。今回の辞任劇で、福田内閣の支持率が大幅に下がり、民主党の支持率はそれほど変わっていないことからしても、国民の小沢氏に対する信頼は薄れていないと見ていいのではないでしょうか。小沢氏に悪意を持った記事もたまに見かけますが、そういった記事はほとんどが自民党、又は他の政党寄りの人間によって書かれたものであり、その辺を見抜くことが重要になってくると思います。
確かに彼は政治的天才かもしれません。しかしその天才は謀議・談合に乗ってしまい、自分の案を役員会で否定されるや、「選任した役員たちからの反対は自分への不信任に等しい」という驚くべき非民主的な言葉を吐きました。彼は民主主義がわかっていない古いタイプの政治家で、しかもその天才は緊張するとぷっつんしてしまう不安定さをも抱え込んでいます。確かに人の緊張の糸は切れることがあります。しかしともかくも総理を目指す人で、国民の代表でその意味では「ノブレス・オブリージュ」(高貴な地位には義務が伴う)を貫徹すべき立場にあり、やはり精神的強さを庶民は期待するでしょう。私もそうでした。
また批判するなら建設的な意見を述べよと言われますが、森田実氏などは既に述べているようです。つまり民主党は小沢氏に頼るのを止めて、新しい代表を選び直せ、自立せよと訴えることです。(本当に民主党がこれが出来て、小沢氏を止めさせたら見上げた根性です。大向こうをうならせるでしょう。)
「そんなのは無理」かもしれません。しかし少なくとも小沢氏から自立せよと民主党に喝を入れ続けることは出来ます。また注文を小沢氏にも、民主党議員たちにもどんどん付けることは出来るでしょう。もっと現実的方法や技術論を出せと言われるかもしれない。しかしここ一番のときは原理原則を繰り返し相手に言うことは必要です。つまり君たちの理想「政権交代で日本を変える」はどうなったのか、君たちの理想を自分たちの指導者が否定しているのをどう思うのか、また自分たちの理想を否定する人物に自分たちと国の未来を丸投げしてもよいのか、これは党の大方の意見を(そして党に期待して投票した国民のそれを)自ら葬り去ることではないか、「民主党」という党名が泣くではないか、と。
また美爾依様は本当に今の民主党に満足なのですか、小沢代表に満腔の信頼を捧げきれるのですか、彼らに注文はないのですか、と聞きたいです。やはり庶民一人一人が政治にどんどん注文をつけていかなければ日本の政治はおろか、民主党さえ変わらず、小沢氏におんぶにだっこの頼りない連中で終わってしまいます。美爾依様、是非この機会にあらためて、本当に民主党がどんな政党であって欲しいのか、小沢氏はリーダーとしてどうあって欲しいか、彼らに日本をどう変えて欲しいか考えて頂きたいのです。お願いしますよ、本当に… 長文駄文で、釈迦の耳に説法で失礼しました。(なお私の見る所、小沢氏はその都度誠実を尽くしておられるとは思います。だからこそ困ると言えます。)
小沢氏は天才というよりも、みんなの意見を上手に聞いて、それを政策にうまく取り入れることに長けている人と見ています。いくら知的で政治的思考力が優秀でも実行力や人をひっぱっていく統率力や他人とうまくやっていくコラボレーションの能力に欠けていたのでは政治家として優れているとは言えません。一人より、二人、二人より三人の頭脳が集まれば、それだけいいアイディアが浮かぶというものです。知性では並みでも、実行力があって、誠実で(あくまでもそう見せることが大切)、人から信頼され、社会で何が起こっているかに敏感に敏感で、党内をうまくまとめることができれば、党首として優れているということが言えると思います。
日本の政治家の場合、知性は党内の優秀な議員や支援者から借りることも可能です。例えば、討論会などがあっても議題は決まっているので、前もって党内や支援者の意見を聞いておくことができ、それを討論会で自分の意見のように発表できるということです。又、日本の場合は公開討論の場が非常に少ないので、各党首がどのような知識や意見を持っているのかということを全体的に把握するのが困難だからです。選挙制度の違いもありますが、アメリカでは来年11月の総選挙に向けて大統領候補者たちが少し前から政策について日夜テレビで高度な公開討論をしています。
民主党には今の路線のまま、国民の生活に重点をおいた政策を実践しつつ、庶民を経済的に救援してほしいし、日本の経済を立て直していって欲しいです。又、外交に関しては、米国だけが貿易相手国ではないという自覚を持って、世界中のどの国も平等に扱って欲しいです。小沢代表には、菅代表代行、輿石代表代行、鳩山幹事長をはじめとする執行部の方と一緒に党をうまくまとめていって欲しいです。そして、あまり無理をしないように健康にも十分注意を払いながら、政権交代に向けて最善を尽くしていただきたいというのが、私の小さな願いです。
追記:
とらちゃんの『晴天とら日和』で知ったんだけど、『報道2001』でさえ、ついに自民党と民主党の支持率が逆転し、福田内閣の支持率も、不支持が支持を上回ったって?それにしても、リアヨロと比べたら、まだまだ支持率が高すぎるけど・・・・。
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