2009.05.17 (Sun)
スー・チー女史が追訴された理由

写真左:5月14日に裁判所に出廷したスー・チーさんとメイドの1人The Washington Post
事の詳細はまだよくわかっていないが、イエットー氏は、英雄についての「奉仕活動の本」を書いていると言われている。5月初旬にタイとビルマを観光ビザで訪問し、タイでスー・チー氏の支援者らに会った。ビルマへは5月2日に入国し、翌日、サンダルに足ひれをつけて、インヤ湖畔にあるスー・チー氏の自宅に1.6キロ泳いでたどりつくための準備をしたと言う。

写真上は、民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏のヤンゴン自宅に侵入し、スー・チーさん訴追の原因となった米国籍のジョン・ウィリアム・イエットー氏とサンダルにつけられた足ひれ
Aung San Suu Kyi intruder is Mormon and Vietnam vet ( May 14, guardian.co.uk)
イエットー氏がスー・チー氏宅で発見されたとき、家から出るように命じられたにもかかわらず、長い距離を泳いで疲れきってしまったと訴え、結局、家の一階で寝てしまった。彼は2日目の夜もそのまま居座り、その後湖を泳いで帰ろうとしたところを当局に拘束された。
ビルマの法律では、個人宅に外国人が滞在するのを禁じているらしい。スー・キー氏は自宅軟禁中のため、認可されていない訪問者を迎えることは許可されていなかった。
あと2週間でスー・チー氏が自宅軟禁から開放されるというときに、起こった悲劇だけに、ビルマ政府による陰謀ではないかという声もある。この件で、スー・チーさんは、先週初めに逮捕され、イエットー氏を自宅に滞在させた罪で、5年の禁固刑が言い渡された。裁判は5月18日に始まる。ビルマ政府にスー・チー氏をあと5年間拘束する機会を与えてしまったイエットー氏だが、なぜこの時期にスー・チー氏を訪ねたのか理由は不明なままだ。
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