2009.07.02 (Thu)
『カナダde日本語』 6月アクセス解析2009

今月は野菜を植えた農地の雑草との壮絶な闘いで疲れたせいか、先月に比べて記事数も少なかった。特に、月初めに落雷による停電でパソコンが逝ってしまったのは、ショックだった。不幸中の幸いで、ハード・ドライブは助かった。それにもかかわらず、今月も先月とほぼ同じくらいのアクセスを維持できたので、まあまあだったと思う。これも、いつも『カナダde日本語』を読みにきてくださる読者のみなさまコメントを残してくださるみなさまや、記事を紹介してくださったり、TBを下さるブロガーのみなさまのおかげだと思う。いつも、多くのアクセスをいただき、ありがとうございます♪
FC2アクセス解析 UA:ユニークアクセス TA:トータルアクセス
6月 (記事数 48)
UA 158,345 (5,278/日) TA 416,034 (13,868/日)
5月 (記事数 54)
UA 158,284 (5,105/日) TA 411,816 (13,284/日)
4月 (記事数 52)
UA 172,375 (5,746/日) TA 422,141 (14,071/日)
3月 (記事数 43)
UA 147,327 (4,752/日) TA 385,209 (12,426/日)
2月 (記事数 43)
UA 113,513 (3,784/日) TA 224,120 (7,470/日)
1月 (記事数 37)
UA 105,506 (3,517/日) TA 218,463 (7,282/日)
先月の逆アクセスランキングは、Google Analyticsを使っていたんだけど、ブログのテンプレを変えたときに、HTML編集画面からGoogle Analyticsのタグを削除してしまったようで、何週間か作動していなかったため、正確な数値がでないので、今月は、ACR WEBの結果を使ってみた。
Tags : カナダde日本語 |
6月 |
アクセス解析 |
GoogleAnalytics |
ACRWEB |
デメロール |
辻井伸行 |
ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール |
マイケル・ジャクソン |
東国原知事 |
2009.06.14 (Sun)
辻井伸行さんが帰国後初の岩手公演でラマニノフを披露
8日に米国のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初めて優勝したというニュースが流れると、チケットを求める電話が殺到し、翌9日の午前中に全1406席分のチケットが完売になったという。
下の動画は、辻井さんがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで弾いたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(前半)。目が見えないのに、まるで指揮者が見えるかのようにオーケストラと息がぴったりとあった辻井さんの演奏はすばらしい。鍵盤も見えないのに、間違いがないというのもすごい。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの参加者が演奏した曲は、公式サイトで"Click here to launch the Cliburn Competition Webcast"をクリックすると見ることができる。このWebcastを見るには、ブラウザはIEで、”silverlight2”というプラグインをダウンロードする必要がある。”silverlight2”は、上述の公式サイトでダウンロードできる。
後半はこちら=>Pianist 辻井伸行さん演奏Rachmaninoff ピアノ協奏曲第2番ハ短調(後半)
それにしても、世の中には、こんなにすばらしい演奏さえもけなす人がいるっていうんだから、驚きだ。『Nothing Ventured, Nothing Gained.』のESQさんによると、ウォールストリートジャーナルの記者が辻井さんがコンクールで優勝したことや上のオーケストラとの演奏についていちゃもんをつけているそうだ。
これに対し、金融危機の発信源となったアメリカの保守系ウォールストリートジャーナル紙は手厳しい。
「審査員は何を考えているんだ?(What Was the Jury Thinking?) 」と題した記事では、辻井さんの演奏レベルについて、学生レベル、2位の中国人演奏者は才能があるがまだ未完成と批判しており、審査結果が不透明だという記事を書いている。
さらに、記事には、辻井さんのオーケストラとの共演について触れ、その演奏を「惨事(Disaster)」と称し、指揮者の指揮が見えないソリストは演奏すべきではないとまで断じている。
Tags : 辻井伸行 |
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ショパン |
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隅田川 |
WhisperoftheRiver |
2009.06.09 (Tue)
全盲の辻井伸行さんが第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝

写真:時事通信
昨日からネット界でちょっとした話題を巻き起こしているkimeraさんのブログで知ったんだけど、辻井伸行さん(20)という、生まれたときから全盲のピアニストが、中国出身のHaochen Zhangと共に、米テキサス州フォートワースで開催された第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンペティションで優勝した。
その辻井伸行さんのピアノがこれまた感動的で、聞いているうちに涙があふれてくるような名演。
下のリストのカンパネラは辻井さんが予選で弾いたもの。
Lisztの La Campanellaを第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンペティションで弾く辻井さん
私も一応、4歳の頃からピアノを習っていて、それなりにピアノ曲は詳しいけれども、リストの「ラ・カンパネラ」でこれほどまでに感動したのは初めてだった。ちなみに私の手は小さすぎて指が届かないからこの曲の楽譜は持っているけれども、最初の出だしでギブアップした覚えがある。世界広しと言えども、この曲をここまで感情移入して感動的に弾ける人は数少ないと思う。
産婦人科医の父と、元フリーアナウンサーの母の間に生まれた辻井さんは、2歳の時から母親のいつ子さん(49)の歌に合わせ、おもちゃのピアノを弾き、優れた音楽的才能を発揮していたそうだ。
4歳から本格的に始めたピアノのレッスンでは、点字の楽譜を使うこともあったが、多くの曲は耳で聴いてすべて覚えていったとか。目が見えない分、辻井さんの聴力はかなり優れていて、どんなに複雑な音でも一度聴いたら忘れないという。耳で聴いただけでここまで演奏できるなんてすごいよね。でも、耳で覚えてここまで弾けるようになるには、楽譜を見て弾くのとは比べ物にならないほど、多くの時間が必要だっただろう。
辻井伸行さんが弾くピアノを聴いていると、これまでの彼の苦労や辛かったであろう練習の日々が浮かんできて、思わず涙が出てきちゃったんだけど、それと同時に彼が奏でるピュアなピアノの音に全盲であっても必死で生きてきた彼の清らかな思いが心の奥深く響いてそれが涙腺を緩めてしまったのもあるかもしれない。でも、彼はピアノを弾いていて辛い思いはしたことないっていうから、根っからピアノが好きで練習してきたのだと思う。
彼のこれまでの練習の成果を100%このコンクールで発揮できて、本人をずっと支援されてきたご家族の方々もさぞ嬉しいことだろうと思う。
辻井さん、ご家族のみなさま、本当におめでとうございました♪

写真:ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール公式サイト
左より、第2位のYeol Eum Son(韓国)、第1位:辻井伸行(日本)、Haochen Zhang(中国)
Tags : 辻井伸行 |
第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール |
リスト |
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