2020.05.22 (Fri)
安倍内閣は総辞職して国民に土下座して謝罪すべき
昨日は、660人の弁護士が安倍事務所が主催した「桜を見る会」の前夜祭で参加者の有権者らに飲食代を提供し、公選法違反(寄付行為)と政治資金規正法違反の疑いで、首相と後援会幹部の計三人に対する告発状を東京地検に提出した。
さらに広島の河井夫妻の公選法違反への検察の捜査もあり、だんだんと追い込まれていく安倍首相だが、今後の展開が楽しみだ。それにしても、森友、加計問題、コロナ対策の失敗などなど、やることなすこと全てがやばいほどに国民から不評すぎる安倍政権だが、ここにきて、森法務大臣の辞任の可能性という新たな火種が登場した。
22日の国会で、質問に立ったすべての野党議員が法務大臣に辞任するように迫ったが、森法務相は、昨晩安倍総理に進退伺いをしたら、安倍総理に国民の信頼を取り戻す責任があると強く慰留されたなどと目に涙を浮かべながら淡々と語っていた。そのところだけは、自分の言葉で言っていたみたいだが、こんな無責任な大臣が、どうやって、国民の信頼を取り戻せるのだろうか。黒川氏の後任選びにしても、安倍が指名した人を承認するだけの官邸の操り人形大臣なので、また、第二の黒川氏公認として任命されるだろう。
22日衆院法務委員会での国会での森法務大臣の受けごたえも、いつものように全く質問に答えておらず、官僚が作った原稿を読むだけ。それも、質問に合っていない原稿を読んでいるので、意味がチンプンカンプンなのだ。本当にこんな人が法務大臣だなんて、日本も落ちたものだ。安倍政権にしてみれば、なんでも官邸の意のままになる大臣のほうが都合がいいのかもしれないが、彼女の答弁はひどすぎる。違法賭博をこれまで長期的に繰り返してきた黒川氏を「訓戒」で済ませたのも、国民を愚弄している。
【懲戒処分と訓告】違いや内容、将来の影響について詳しく解説
https://job-q.me/articles/5232
訓告とは公務員の実務上の処分の一つで厳重注意
「訓告」とは教えを告げること・戒め告げることを示します。
また、国家公務員・地方公務員の「懲戒処分」のひとつとされていますが、国家公務員法・地方公務員法では処罰にならない軽い処分になります。
訓告の処分を科させたとき、昇給・昇格への影響は無いようです。
そして、このサイトによれば、国家公務員・地方公務員の懲戒処は軽い順番に、
訓告
戒告
譴責
減給処分
出勤停止(停職)
降格
諭旨解雇(懲戒解雇を緩やかにした解雇)
懲戒解雇(重大な違反行為に対する解雇)
と規定されていることが一般的だそうだ。
黒川氏は確か、法を司る法務省に属する組織である東京高検検事長だったよね。そんな人が法律で禁じられている賭博麻雀を、新聞記者らと定期的に行っていたのだ。記者らは、わざと負けて、黒川氏をいい気分にさせ、機密情報を黒川氏から聞き出す狙いがあったかもしれない。検事長としては、あまりにもわきが甘い人だったと言えよう。これは、重大な違反行為と言えないだろうか。当然、懲戒解雇となるべきだ。
ここまで国民からの信用をなくしきった内閣を自民党はいつまで維持するつもりなのか。国民の信用を失った安倍内閣はいますぐ総辞職して国民に土下座して謝罪するべきだ。
【国会中継】衆院法務委 黒川氏辞任で森法務相ただす(2020年5月22日)
THE PAGE(ザ・ページ)
◎2020年5月22日「衆議院法務委員会」
【関連記事】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20...
《質疑予定者》(カッコ内は会派)
・階猛(立国社)9時00分~
・逢坂誠二(立国社)9時20分~
・日吉雄太(立国社)9時45分~
・山尾志桜里(立国社)10時10分~
・藤野保史(共産)10時30分~
・串田誠一(維新)10時45分~
※中継内容等は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
2020.05.21 (Thu)
賭け麻雀認めた黒川検事長は「辞任」ではなく「懲戒免職に」
安倍政権が「検察庁法改正案」を早めに見送ったその裏には、すでに黒川氏の賭けマージャンの情報が届いていたせいかもしれない。通常なら、いくら国民が反対しても、自民党が推し進めている法案を簡単に見送ったりしないはずだ。これほど展開が早いということは、きっと裏で情報を得ていたに違いない。
今回の不祥事に加えて、安倍政権がこれまで行ってきた悪事やコロナ対策への失敗など、その責任は大きく、今すぐ安倍総理は責任をとって辞任するべきだ。
黒川検事長辞職なら「定年後勤務延長」閣議決定は取消しか
郷原信郎 | 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士 5/21(木) 8:42
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200521-00179545/
今回も、勤務延長を認めた閣議決定を取り消すことになるだろうが、その際、閣議決定取り消しが決定時に遡及するのか、取り消すまでは有効なのかが問題となる。「公務の運営への著しい支障」による勤務延長の必要性について、当初の判断は誤っていなかったが、現時点では異なる判断をしたというのであれば、その点についての内閣の説明が必要だ。その点について、合理的な説明がなければ、黒川氏の勤務延長は、閣議決定の取り消しにより決定の時点に遡って無効とならざるを得ないだろう。それによって、黒川検事長の指揮を受けて行われた高検検察官の職務の適法性にも重大な疑問が生じることになる。
検事長は、国務大臣と同様に、内閣が任命し、天皇が認証する「認証官」だ。これまで、大臣の失言や不祥事で総理大臣の判断による「首のすげ替え」が簡単に行われてきたが、黒川検事長については、「退職により公務の運営に著しい支障が生ずる」として閣議決定によって「勤務延長」を行ったことによって、その検事長職が根拠づけられているのであり、大臣辞任の場合のように、安倍首相が「任命責任は総理大臣の私にある」と述べただけで済まされるような問題でない。
黒川検事長の辞任は、安倍内閣に重大な責任を生じさせることになる。
2011.09.11 (Sun)
鉢呂吉雄経済産業大臣辞任:原子力村に嵌められて
まず、福島第一原発の周辺を「死の町」と言ったのは、本当のことを言ったまであり、実際に、5ヶ月ぶりに福島へ帰郷した避難者の話を読むと、人も動物もいない草だけがぼうぼうに生えた自宅やそのまわりの町の様子にショックを隠せない様子がありありと滲み出ていた。
「家の中には草が生え、もう住める感じではない」「クモの巣だらけ」「コミュニティが完全に破壊されてしまった」
つまり、避難者もいままで住んでいた場所が、人の住めない危険な場所「死の町」と化してしまったことを認めているのだ。一番の問題は、実際は、誰も住めない「死の町」なのに、それを政府が認めないことにある。
もし、「死の町」と呼ばれることによって住民が傷ついたとしても、それは、原発の誘致を福島に許可した県や住民にも責任がある。誘致した当時は、政府や東電から安全だと言われていたので、まさか人間がコントロールできない大惨事になるとは想像もしていなかったのだろうが・・・・。それを鉢呂氏の言葉が福島の人々を傷つけたと、鉢呂氏一人を責めるのは、おかしい。
「放射能がうつった」というのも本人は否定している。もし、その発言があったとしても、毎日新聞記者とのオフレコでの記者に親しみを込めた冗談であろうし、通常は、オフレコ発言が辞任につながることはない。それなのに、今回、このような発言が辞任につながったとしたら、それは、記者クラブに代表される大手メディアを含む原子力村が、鉢呂氏が経産相となって、菅首相の脱原発をさらに進めた「ゼロ原発」発言をしたことに反感を持ったからであろう。
鉢呂氏は、東京電力福島第1原発事故を受けた今後の原子力政策について、「基本的に原発はゼロになる」「耐用年数の過ぎた原子炉を廃炉にし、新規の原発は難しい」と述べていた。また、中長期のエネルギー政策を議論する「総合資源エネルギー調査会」に原発に批判的なメンバーも加える意向を表明していた。
また、Twitter上には、「福島の子供達の年間許容放射能20ミリシーベルトを1ミリに変えさせたのは鉢呂氏だった。さらに学校にいる8時間だけでなく、全生活圏で年間1ミリでなければだめだと、会見で明確に述べてます。やる気があったために辞任させらようにみえます。子供達を守ろうとしていた。」という意見もリツイートされていた。
そんな鉢呂氏の辞任を即座に認めてしまった野田総理の決断は残念な限りだ。
9.10鉢呂吉雄経済産業大臣辞任記者会見-1
それにしても、上の動画の6:40くらいから始まる命令口調のチンピラ記者の態度にはあきれさせられた。辞任会見の席で、社名も名前も名乗らずに鉢呂氏を罵倒しヤクザのように質問した記者は、どこの社の者なのだろうか。その記者の態度をたしなめる発言がそのすぐ後に続くが、どうやらそれは田中龍作氏だったようだ。
ジャーナリストの田中龍作さんも、鉢呂氏は、記者クラブによって「藪の中のオフレコ懇」と「言葉狩り」の犠牲になっただけではないかと述べている。
大臣を辞任に追い込んだ記者クラブの面々は鼻高々だ。記者会見室には哄笑が響く。得意絶頂のあまりヤクザ言葉で鉢呂氏に答を迫る記者もいた。社名も名乗らずに無礼千万な態度で質問するのである。同業者として恥ずかしい。
筆者はその記者をドヤシ付けてやった。後で名刺交換し社名を聞こうと思っていたが、輩は記者会見が終わるとソソクサと記者室に逃げ帰った。大手メディアの記者であることだけは確かなようだ。
社会人としてもお粗末な連中だが、「藪の中のオフレコ懇」と「言葉狩り」で国務大臣の進退をも左右することが可能なのである。記者クラブが国を滅ぼすことを確信した会見だった。
鉢呂氏は、民主党の中では反小沢派に属していた。その鉢呂氏が、小沢一郎氏のように国民のために働いた途端、記者クラブと官僚に目障りになる政治家として葬られたのは皮肉なことだ。私が鉢呂氏の立場だったら、国民が納得するまで自分の発言を説明し、辞任は絶対に避けただろう。
鉢呂氏の後任は、原発ゼロを訴え、自然エネルギーの推進を積極的に進める福島瑞穂タンのような議員であるのが理想的だと思う。
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2011.09.01 (Thu)
テクノロジーの発展に貢献したスティーブ・ジョブズに感謝
最初は地元の電気ショップに行ってみたら、20インチでCAN$89+税金のLCD(LEDではない)モニターがあり、安いので買ってみた。でも、使ってみると、20インチでは、いままで使っていたモニターよりも小さく、画面解像度もいまひとつだったので、もう少し使い心地のいいモニターを探すことにした。
ネットでリサーチしてみたら、今、PCのデスクトップモニターはすっかりタブレットやラップトップに押されてしまって、売り上げが伸びないせいか、2年前に比べて半額以下の値段になっていた。新し物好きなので、どうせなら、以下の条件を満たすモニターが欲しかった。
-24インチ以上の大きなスクリーン
-通常の50%の省エネが可能で、長くもち、影像がきれいで薄型のLED(light-emitting diode)
-HDMI(High-Definition Multimedia Interface デジタル映像・音声入出力インターフェイス規格)
-FullHD(ハイディフィニションのワイドスクリーン)
-スピーカー内蔵
-動画応答速度は2ms
-CAN$200(日本円で約1万5千円)以下
理想は27インチのiMacだけど、モニターだけは買えないし、オール・イン・ワンだととても手がでないほど高い。そこで、理想に近いモニターを何日かかけて徹底的にいくつかのオンラインショップや地元の電気店で探してみた。日本だと『価格.com』という便利なサイトがあるので、一発で一番安いお店を見つけることができるけど、カナダにはいまのところそんな便利なサイトはないので、自分で調べるしかない。
まずは、オンラインショップのレビュー(評価)から調べなくてはならない。そこで、カナダのオンラインショップの中でも一番安いとされていたTigerDirectに私の条件を満たすモニターがあって、値段も税・送料込み・3年間保証付きでCAN$207と一番安かったので、そこで買うことにした。まあ、予算は多少オーバーしてしまったけれども、その他の条件をすべて満たすモニターが見つかったので、よかった。ちなみに地元のショップでは、同じモデルのViewSonicモニターが全て込みで$250くらいだった。郵送料込みでもオンラインショップの方が安いって言うのに驚いた。
私が調べたときは、25インチ以上で全部込みでCAN$200で買えるモニターはなかった。でも、きっと何ヶ月先には出てくるだろう。
それからクビを長くして待っていたら、1週間後にそのモニターが届いた。24インチの画面は今まで使っていたものよりも大きく、LEDなので、モニターの裏が熱で熱くなることもなく、反応が早く、影像がとてもくっきりしてきれいだった。心配していたドット抜けもなかった。

ViewSonic VG2436wm-LEDモニター
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2011.07.05 (Tue)
松本龍復興相辞任で首相の任命責任は?

産経7月5日号外 松本復興相辞任
松本龍復興担当相は5日午前、首相官邸に菅直人首相を訪ね、東日本大震災の被災地に対する「暴言」の責任を取り、復興相を辞任する考えを伝えて辞表を提出した。6月27日の就任からわずか9日目での目玉閣僚の辞任は、ただでさえ求心力を失っている菅内閣の“落日”を象徴しており、首相の任命責任も問われることになる。
次の復興相には、小沢一郎氏が適任だと思うが、いったい誰がなるのか。その前に、松本氏共々、被災地や被災者の人々に対して全く何もしてこなかった菅内閣は、総辞職して欲しい。
松本氏の発言に対する被災地の反応は?
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内閣府特命担当大臣(防災担当)菅内閣 |
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2011.04.16 (Sat)
小沢一郎が震災後初のネット出演!今度は市民とガチトーク

写真:47News 2011/04/15 02:02【共同通信】
小沢氏、震災対応で首相に直談判 倒閣視野、来週にも
今日の午後3時から、「ネットメディアと主権在民を考える会」ネットメディア分科会主催の番組で、小沢氏がネットで市民と議論を交わすという。下のサイゾーの記事では、3月16日(土)となっているが、4月16日の間違いだと思う。
小沢一郎が震災後初のネット出演! 今度は市民とガチトーク
未曽有の国難に見舞われる日本において、あの東北出身の大物政治家は何を考えているのか? 小沢一郎元民主党代表に「東日本大震災」と「福島原発事故」について、一般市民が議論を投げかけるという画期的な番組が3月16日(土)に放送されることが決まった。
小沢氏といえば、ネットメディアを積極的に活用している代表的な政治家だが、今回は、一般市民が企画したネット番組に出演するという。番組を企画したのは、「ネットメディアと主権在民を考える会」。ネットメディアと駆使することで、情報発信と政治参加を市民主体で推し進めていこうという組織だ。
既存のメディアやプロの記者たちにはない市民目線の言説が、小沢一郎という一癖も二癖もある政治家とどのような反応を起こすのか? 震災以降、公の場で多くを語ることがなかった小沢氏が、政府の現状の対応や日本の再建に向けたビジョンをどう考えいるのか? 注目度が高まる生放送は、16日(土)午後3時から、ニコニコ生放送およびUstreamで配信される。
詳細は以下より。
■小沢一郎元民主党代表vsフツーの市民
~「東日本大震災」と「福島原発大事故」、第三の建国に向け二つの国難にどのように立ち向かうか~
■配信日時
4月16日(土) 午後3時
■配信先
ニコニコ生放送 http://live.nicovideo.jp/watch/lv46671523
Ustream http://www.ustream.tv/channel/apfnews-live
■主催
「ネットメディアと主権在民を考える会」ネットメディア分科会
http://netshuken.blog103.fc2.com/
■制作・運営協力
株式会社APF通信社、株式会社サイゾー
共同の記事を読むと、来週中にも、小沢氏が日本に最大不幸の災難を招いた「嫌な悪菅」(イヤなオカン)に直談判する予定だとか。ぜひ、強く退陣を迫って欲しい。一刻をも争う時に、菅のような能無し首相が日本のトップでは、今も放射能を空から海から撒き散らす原発問題は一向に解決できないし、そればかりか、国民をますます混乱させるばかり。原発事故が発生してから1ヶ月たつが、唯一評価されたのが、福島地方の野菜を食べてみせるパフォーマンスとは、あまりにもなさけないではないか。それも、どうせなら、もうちょっとおいしそうに食べるべきなのに、なんか、いやいや食べているというのが、はっきりと顔に表れていた。こんなんじゃ、逆効果だと思う。


写真:菅首相、ついに食のパフォーマンス解禁 キュウリ食べる
産経 2011.4.15 23:54
民主党は、すみやかにトップを変えて、東電や不安院の嘘を追究して一刻も早く透明な情報を国民に伝え、日本も含めた世界中の反原発派の学者から意見を聞いて、ここ1ヶ月間くすぶり続けている原発問題を解決するべきだ。そして、同時に、復興政策に全身全霊をささげるべきである。
トップは小沢氏が望ましいが、もし、裁判の都合上無理だというなら、裁判で無実が証明されるまでの間、原口一博氏に任せてもいいではないか。
2011/04/15 原口一博衆議院議員・緊急記者会見
とにかく、国民のストレスや不満が爆発する前に、菅内閣を倒閣し、新しい内閣を作ることが民主党に早急に求められている。
2011.04.13 (Wed)
震災や原発事故をも政治利用する菅と岡田は早く辞任しろ!
「先ほど首相は「辞任をするのか」という時事通信記者の質問には答えなかった。現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっていると思う。一体、なんのためにその地位にしがみついていらっしゃるのか考えを聞かせてほしい。」と質問する産経新聞の阿比留氏の質問(下の動画10分くらいから始まる)に答える菅のアタフタぶりには笑ってしまった。
「阿比留さん(産経新聞記者)の物の考え方がそうだということと、私は客観的にそうだということは必ずしも一致しないと思っています。先ほどらい、申しあげていますように、震災が発生して、即座に自衛隊の出動をお願いし、多くの方を救済をいただきました。また、原子力事故に対しても、大変な事故でありますから、それに対してしっかりとした態勢を組んで全力をあげて取り組んできているところでありまして、私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申しあげようがありません」と憮然として答える菅。
だが、ちょっと待て。阿比留氏の「現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっていると思う。一体、なんのためにその地位にしがみついているのか。」という見解は、ほとんどの国民、野党、民主党内の意見を反映している。とすると、菅1人が違う意見を持っていることになり、一億人の国民の声を代表する阿比留氏の意見が、自分の意見と違うからおかしいというようなものの言い方は、通用しない。
菅は、「全力をあげて取り組んできた」と言っていたが、本当にそう評価している国民、野党、民主党議員はどれだけいるだろうか。国民を騙すことに全力をあげて取り組んできたというなら、わかる。多くの国民は、原発事故の評価が、いまだに「レベル4」か「レベル5」だと信じ込んでおり、いきなり昨日になってチェルノブイリと同じ「レベル7」になったので、びっくりしたのではないか。「レベル4」であることは、日本のマスコミで大きく報道されたが、その後、「レベル5」に引き上げられたことはほとんど報道されなかったからだ。
海外のメディアでは、3週間前くらいに自己評価が「レベル6」か「レベル7」に達していると報じられていたが、日本のメディアではほとんど無視されていたため、海外のニュースを見たり読んだりしない人には、伝わっていなかった。
なぜ、「レベル7」への引き上げの報道が日本では、こんなに遅れたのか。統一地方選があったからではないだろうか。選挙前に引き上げると、投票に響くと見たのだろう。結局は、選挙前に引き上げても同じだったような負け方をしたのであり、菅総理と岡田幹事長は、その責任をとって、すみやかに辞任するべきだと思う。
日本に最大不幸をもたらした菅が首相のままでは、民主党のイメージが悪くなるばかりでなく、世界に対する日本のイメージが失墜してしまう。また、岡田幹事長になってからというもの、民主党は、選挙で敗北を続けている。今回は、岡田幹事長の地元で、民主党王国とされていた三重県の知事選でも敗北した。
その背景には、福島第一原発の注水作業で活躍した50m以上のアームを持つ生コン圧送車をめぐる「政治的駆け引き」があったようだ。最初に提供を申し出たのは日本にある3台のうち2台を保有する三重・四日市の「中央建設」だが、それが、三重県知事選に出馬した自民推薦の鈴木候補の後援企業で、岡田にとってはライバルだ。同社の機械が使われれば敵の手柄になることを恐れた岡田は、現地入りして待機していた生コン圧送車を引き返させ、輸出のため横浜港にあった独企業所有の圧送車を“徴用”したそうだ。
そのため、ずいぶん早くから準備が整っていたにもかかわらず、冷却作業が遅れてしまい、福島第一原発の1号機と3号機が水蒸気爆発を起こした後も、迅速に対応できなかったのだ。
この危機の中、小沢一郎元代表も都内で鳩山由紀夫前首相と会談し、動き出したようだ。国民に嫌われ、迷惑がられているのがわかっていて知らないふりをしているのか、それとも本当にドン菅で気づいていないのかわからないが、いつまでも総理と幹事長のイスにしがみついて離れない菅首相と岡田幹事長に、1日も早く引導を渡して欲しい。
2011.03.08 (Tue)
前原後任人事:キャバクラ性事家を外相に?
前原君の北朝鮮に関する発言は、先日のエントリーで紹介したCSISの動画でも見られる。北朝鮮問題で、韓国と日本の対応についての質問を受け、前原君が質問の意味があまりわからなかったとしながらも、答えた場面で、41分30秒くらいに質問が始まる。テクノロジーの進化で、前原君は英語の質問の同時通訳をイヤホンから聞き、日本語で答えると、英語で話しているように同時通訳されるといった具合だ。その質問も前原君の答えの同時通訳された英語もあまりはっきりと聞き取れなかったけど、日米韓の協議を尊重しつつも、確かに、韓国と北朝鮮は対話を再開するべきだとか、南北が和解して朝鮮半島に平和をもたらすべきだとか、その根底には、北朝鮮との融和政策を推奨するべきという意味をはらんでいるような発言があった。
前原君としては、こういった裏をとられる前に、スタコラサッサと逃亡したわけだ。どうりでいくらピテ菅が長時間かけて慰留しても聞く耳を持たずにとっとと辞任してしまったわけだよね(笑)。
その「黒い外相」だった前原君の後任人事が今週中にも決定されそうなんだけど、名前があがっているのは、「川端達夫文部科学相はニューハーフがお好き?」というエントリーでも紹介したことのある松本剛明外務副大臣とか直嶋正行元経済産業相とか、どいつもこいつも公費をキャバクラや飲み代に使ったことが判明したやつばかり。
無能無策の管政権で「クリーンな政治」しかセールスポイントがない菅内閣が、このようなエロい政治資金の使い方をする議員を閣僚として迎えるとは思えないけど、実際、この性事家の中で、江田五月は法務大臣になっているし、もしかしたら、ピテ菅トロプス直立猿人は、この際だから、性事家で閣僚を固め、内閣総辞職までの短期間に、税金をキャバクラ通いや高級料亭での飲み食いで使い切ろうとしているのかもしれない(笑)。

写真:『Siete Pronti!』より
左から、直嶋正行、江田五月、川端達夫、松野頼久、松本剛明 (敬称略)
後任外相に松本、直嶋氏らを検討 近く決定 岡田氏推す声も
2011/03/07 13:33 【共同通信】
菅直人首相は7日、前原誠司氏の外相辞任を受け、後任人事を本格化させた。松本剛明外務副大臣の昇格や直嶋正行元経済産業相の起用が取りざたされているほか、首相周辺から前外相の岡田克也民主党幹事長の起用も選択肢から排除すべきではないとの声が出ている。その場合は、後任幹事長が大きな焦点になるため、首相は慎重に検討する。一両日中には新たな人事を確定させ、早期に態勢立て直しを図りたい考えだ。
首相は7日、枝野幸男官房長官を外相の臨時代理として兼務させることを決めた。参院での2011年度予算案審議を優先した形で、同日午前の持ち回り閣議で決定した。また輿石東参院議員会長と官邸で後任人事をめぐり意見交換した。対米、対中関係などで複雑な案件が山積し、外交日程が立て込んでいる現状を踏まえ、外交に精通し即戦力となる人材が望ましいとの見方が強まっている。
首相は参院予算委員会で前原氏について「かなり強く慰留したが、法的な問題がないとしても政治的に責任を取りたいという強い申し出で、残念ながらそれ以上の慰留はかなわなかった」と説明した。また「外交は極めて重要なのでしっかりとした態勢をつくっていきたい」と強調した。
NHKの司会者からオカマ大臣とバカにされた岡田は、以前も外相だったことがあったけど、短期間だったからまだよかった。米国追従、外公オンチで、融通がきかなくて、身内ならどんなに違法なことをしてもかばい、敵なら合法なことでも違法と言い放つ岡田を外相にするのだけはかんべんしてほしい。事態を把握する能力が欠乏しているため、いつもトンチンカンな受け答えしかできず、自分の私的感情だけで動くようなこんな男が外相となったら、日本の外交はめちゃくちゃになる。それにこの男に外相が務まるだけの言語能力もない。
キャバクラ事件でしか松本剛明氏と直嶋正行氏を知らなかったので、両者のプロフィールをウィキペディアで改めて調べてみた。プロフィールからすると、松本氏は伊藤博文の孫ということだが、こういった偉人の子孫ってろくなヤツがいないんだよね。「日本外交の8~9割は日米関係機軸を機軸とし、深化させていくべきという日米同盟論者」であり、親戚に米国大使もおり、それこそ、属国丸出しの従米害務大臣になりそうな気配だ。また、鈴木宗男の証言を偽証として告発することに賛成しており、人間として尊敬できそうもない。
一方の直嶋正行氏は、松本氏ほどの家柄や学歴はなく、普通の人って感じだけど、こういった人の方がよく仕事をするのだ。2009年の衆議院選挙において、当時の政策調査会長として民主党のマニフェストの立案に深く関わり、鳩山由紀夫内閣で経済産業大臣に就任した。経済政策も米国重視の偏向したものではなく、アジア重視となっている。この2人だったら、直嶋正行氏の方に好感がもてるけど、なにしろ、米国さまの属国日本なので、米国が閣僚の人事も決定するのだろう。米国にとっては、松本剛明氏の方が好ましいに違いない。
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2011.03.07 (Mon)
前原外相辞任で菅内閣崩壊前夜 (YouTube動画あり)
マニフェスト詐欺に加え、今回も暴力団フロント企業や外国人から違法献金をもらっていた閣僚が続出し、国民はまたもや菅政権に裏切られることになった。前原の後任を決める前に、菅首相を初めとした蓮舫行政刷新相、野田財務相、岡田幹事長ら菅内閣議員は、即刻内閣総辞職し、いちはやく国民に信頼される民主党を再建しなくてはならない。
カナダでも外国人からの政治献金は禁じられているというのは一般常識だ。日本では、そんな常識も知らない男が、外務大臣を務めていた。本人は在日外国人から献金があったことを知らなかったといっているが、誰からどれだけ献金をもらっているかを把握しない政治家がどこの世にいるだろうか。つまり、単なる言い訳にすぎないのだ。
政治資金規正法には、政治献金を収支報告に記載する際は、「年間5万円を超えるものは寄附者の氏名を記載する」と書いてある。つまり、前原がこの事実を知っていれば、5万円もらったら、寄附者に1円のおつりを渡せば、氏名を記載する必要はなかったのである。
要するに、前原は、外国人からの寄附が違法であることと、5万円以上の寄附のみ寄附者の氏名を書かなくてはならないという事実を知らなかったものと思われる。または、実際はもっと多額な寄附をもらっていて、年間の寄附制限額である5万円のみを収支報告に記載し、残りはポケットマネーとしたのかもしれない。
そもそも前原が辞任したのは、外国人から寄附をもらったというのが直接の原因のように語られているが、実際は、暴力団のフロント企業からの寄附をその社長名と住所をダブル虚偽記載した責任をとったと見るほうが正しいだろう。つまり、まだ同情の余地がある外国人からの寄附という原因で今辞任すれば、暴力団フロント企業からの寄附を虚偽記載したことの説明責任から逃れられる上に、2.3年後に民主党が与党としてまだ存在していれば、再び閣僚として活躍できる可能性もあり、後々の行動を考えれば、有利だからだ。
しかし、暴力団フロント企業からの寄附の虚偽記載が明らかになれば、議員生命を失うことになる。菅がいくらかばっても、自分から辞任すると言い張って聞く耳を持たなかった根拠には、虚偽記載の説明責任を回避する意図があると思われる。これまでも、「政治家自らが襟を正すことは大事なこと」とか「疑惑にしっかり答えることは、大変重要」とかエラソーに言ってきた前原は、辞任して逃げるのではなく、黒い企業とのつながりの説明責任を果たさねばならない。
追記:前原が辞任した原因の一つとして、米国が前原に見切りをつけたのではないかと主張する人もいるが、『スロウ忍ブログ』の情報を読む限り、マイケル・グリーン初め、米国側にとって米国の犬、前原の突然の辞任はかなりショッキングな出来事だったようであり、米国が仕掛けたものではないことがわかる。
「一刻も早くけじめつける方がプラス」 会見要旨
産経 2011.3.6 22:52
前原誠司外相の6日夜の会見要旨は次の通り。
◇
自らの政治資金の問題に関し熟慮し、外相の職を辞することとした。政治とカネの問題で国民の不信を招いたことをおわびしたい。菅直人首相に決意を伝え了解を得た。
在日外国人の方は中学の時より親交があり、政治を志してからは支援をしてもらっていたが、発覚するまで献金をもらっていることは承知していなかった。外相の地位にあるものが、外国人から献金をもらっていたことは重く受け止めざるを得ない。政治資金の管理責任は私自身にある。
私の政治献金をめぐる問題で、国会審議を停滞させるわけにはいかない。海外から疑念を持ってみられると国益を損ねる。経済外交や日米同盟深化などが、道半ばとなることはざんきに堪えない。菅首相には慰留してもらったが、外交の空白が生じるより一刻も早くけじめをつける方がプラスになると判断した。
とらちゃんが、前原辞任に関する情報をほとんど集めてくださっているので、興味のある方は、どうぞ。
■『晴天とら日和』
マエハラ辞任。(893のフロント企業から献金虚偽記載は単なる記載ミスでは済まされない。)

閣僚ドミノ倒しで政権崖っぷち
2011.3.7 01:11 (1)
前原前外相との会談の後、厳しい表情を見せたピテ菅トロプス直立猿人。
そして、いつもどおり産経がいちはやく、外務省での前原辞任会見の書き起こし記事を記載していたので、転載させていただきたい。
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2011.02.24 (Thu)
松木農水政務官の大義ある辞任に続け
「半兵卒で頑張る」松木農水政務官が辞意(11/02/24)
上の動画にあるように、松木農水政務官は、辞任を決意した理由として、「人としてどうしても小沢さんに対してのああいうやり方は僕には納得できなかった。」と語り、民主党常任幹事会が22日に、小沢氏を裁判の判決確定まで党員資格停止処分とする決定をしたことや増税やTPPなど菅政権の政策に対する不満を挙げた。
松木氏のプロフィールを読むと、今の地位を築くまでの道のりは長く、過去に何度も落選してきており、決してたやすいものではなかったことがわかる。それでも、人としての道をはずれた菅内閣のやり方に抗議して辞意を決意したということは、松木氏が自分を犠牲にしてまでも、国民のために国民主権政治をめざす小沢氏の正当性を訴えるというとても重要な役割を果たしており、立派なことだと思う。
2月22日は松木氏の誕生日であった。その記念すべき日の翌日に辞任を決意するということは、養う家族もいることだろうし、並大抵のことではない。松木氏のこの行為は、辞任と自決との大きな差さえあれ、大義のために自分の誕生日の11月25日に自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決した三島由紀夫を思い起こさせた。
松木氏が辞意を表明したことに対して、公明党の山口那津男代表は「大義名分のない行動だ」と断じ、社民党の福島瑞穂党首は「何のために辞任するのか。国民に分かりにくい」と疑問を呈したそうだが、本当にそうだろうか。
「大義名分」とは、国語辞典によると二つの意味があって、一つは、「君国に対する臣下の忠義と分限」、もう一つは「正しい、りっぱな理由」となっている。松木氏が辞意を表明したのは、国を米国に売り渡そうとしている菅政権に対して、君国である日本に、半兵卒として忠義を尽くしたものであり、官僚のいいなりのまま、日本国民に裏切り行為を働く菅政権に抗議するというりっぱな理由があるではないか。国民には非常にわかりやすいと思うが・・・・。松木氏の行為を理解できないようでは、山口氏や瑞穂タンは日本の政治家として失格である。最近の瑞穂タンはどうもおかしい。
それでも、人間の生命というのは不思議なもので、自分のためだけに生きて自分のためだけに死ぬというほど人間は強くない。というのは、なんか人間は理想なり何かのためということを考えているので、生きるのも自分のためだけに生きることにはすぐ飽きてしまう。すると、死ぬのも何かのためということがかならず出てくる。それが昔言われた“大義”というものです。そして、大義のために死ぬということが、人間のもっとも華々しい、あるいは英雄的な、あるいは立派な死に方と考えられていた。
しかし今は大義がない。これは民主主義の政治形態というものは大義なんてものがいらない政治形態ですから当然なんですが、それでも心の中に自分を超える価値が認められなければ、生きていることすら無意味であるというような心理状態がないわけではない。
三島は、戦争で自分が一兵卒として死ねなかったことに対して、コンプレックスをもっていたと思われる。三島が言及しているとおり、戦時中は、「大義のために死」んで、靖国神社に英霊として祀られることが、名誉であった。そう国民を洗脳することによって、日本軍が兵士をいくらでも徴兵できるようにしていたのだ。三島は戦時中に子供時代を過ごしたため、かなり軍部の影響を受けていたといえよう。三島のような天才をも愚弄してしまった戦争とは恐ろしいものだ。
しかし、時代が変わって現代では、政府に抗議するために焼身自殺した1人の青年の死が中東の市民革命を引き起こした。チュニジアの貧しい1人の青年が大学を卒業した後も職がなく、生活のためにしかたなく、路上で果物や野菜を街頭で販売し始めたところ、販売の許可がないとして女性警察官が商品と秤を没収、さらにはその警官から暴行を受けた。この事件で生きることに絶望した青年は、政府に抗議するために同日午前11時30分、県庁舎前で石油をかぶり火をつけ、焼身自殺を図った。この事件は「ジャスミン革命」と呼ばれ、インターネットを通して広がり、中東の市民革命のきっかけとなった。
その後、エジプトで市民革命が起こり独裁政治を30年以上も行っていたムバラク大統領を辞任させることに成功した。今、リビアで45年にもわたって独裁政治を行っていたカダフィー大佐が失脚しようとしている。
日本でも、党内や野党や国民から見放された菅直人がムバラク化、カダフィー化し、居座るつもりらしいが、いいかげん、国民や会派離脱届や辞任届を提出した議員らの気持ちを読んで、一刻も早く辞任して欲しい。