2006.12.09 (Sat)
植草一秀氏の保釈はなぜ取り消されてしまったのか?
職業柄、大学でみんながいっせいに揃うことはめったにないので、こうしていままで会話をかわしたこともない人と話すことができて、面白かった。大学ではいつもしかめっ面の人がランチでは、笑顔で人が変わったようだった。そう、やはり、大学教授だって一人の人間だから、大学での顔と違った顔を持っていてもおかしくないはずだ。特に酔っ払ってしまった場合、電車の中で痴漢したいという願望を抱いていてもおかしくないし、それで、実際にその願望を実行したかどうかはまだはっきりしないが、たまたま運悪く捕まっちゃった経済学者の植草一秀氏のように政府の陰謀にはまってしまった人もアリエールだろう。

↑バナーは、『雑談日記』のsobaさんから
植草氏の場合は最初痴漢行為で捕まったときは、軽蔑してたんだけど、そのうち、『雑談日記』の記事やその関連ブログなどを読んでこれは政府がしかけた罠なんじゃないかって思うようになってきた。それで、Sobaさんが6日に植草氏の裁判を傍聴された様子を書かれているんだけど、それを読んだら、ますます怪しいなと思ったんだよね。
おまけに、今日のニュースには、東京地裁が600万円の保釈金で保釈を決定したにもかかわらず、東京高裁がそれを取り消し、保釈請求を却下したって書いてあるんだけど、肝心な「何故」という説明が抜けているので、納得がいかないと思っている人も多いのではないのだろうか。保釈が一旦認められたのに、それを取り消すからには、余程の理由があるに違いないんだけど、その理由はなんだったのか?阿修羅には「植草事件:検察の長期拘留の理由はこれ?」という記事もあるけど、本当のところはどうなんだろうね。
『神州の泉』「国思う者を救うのは今(植草先生は無罪)」によると、植草氏は「小泉(元)総理や竹中(元)経済財政政策担当大臣と直接会って、彼らの間違った政策を正すべく、日本の国益にかなうまっとうな経済政策の考え方を具申していたそうで、最終的にはそれが直接竹中を失脚させる原因の一つとなったのは明らかであろう。そう言えば、少し前にネットで広まっていた小泉と竹中が莫大な金儲けをする話ももしかしたら、植草氏の情報からではなかったのか?
つまり、植草氏は御用学者と対極をなす御無用学者だったのである。政府は政府案を支援する御用学者は重んじるが、政府の政策を批判する御無用学者はブタ箱に入れて口封じをしようとしているのか?そういえば、つい最近も政府に不利な判決を下した裁判官が首つり自殺した事件があった。実際に自殺したのか又は殺害されたのか、我々には知るすべもないが、かなり怪しい事件だと思う。だから、植草氏も保釈された後、護衛を常時つけるようにして、身の安全には気をつけていただきたい。
とにかく謎の深い事件が多い今日この頃だが、国民の言論の自由を奪う政府による圧力に屈してはならない。

現在第3位-政治ランキング

現在第1位-社会・経済、海外生活、ダイエット
ランキングの応援もよろしく♪
*この記事は『安倍晋三 - トラックバック・ピープル』にトラックバックしています。
安倍晋三についての記事を書いたとき、下記のURLにTBを送るだけで参加できます。あなたも参加してみませんか。
http://member.blogpeople.net/tback/06610
*『AbEndフォーラム』にも参加中。
Tags : 植草一秀 |
小泉総理 |
北朝鮮 |
言論の自由 |
竹中経済財政政策担当大臣 |
御用学者 |
御無用学者 |
2006.09.04 (Mon)
BlogPeopleの無理なお願い
1.2006年6月16日 最初は日本の次期総理に安倍がなったらいかに危険かということを世間に知らしめるためにトラックバックピープルに『STOP ABE』というテーマを作ろうとしたのだが、失敗した。なんでも、片寄った政治思想のテーマはいけないのだとか。国民を不幸のどん底に貶めた小泉改革を継承し、対米依存を追従し、アジア諸国にはナショナリズムを誇示し、日本を戦争に導こうとする安倍を批判することが片寄った政治思想だって?
そのくせ、トラックバックピープルの政治テーマの中には、「靖国神社」というテーマで「小泉首相の靖国神社参拝を求め、日本という国の礎を確固と築く。それが、中国や韓国になめられない道です。 」なんていうものが存在している。これは右に片寄ってないと言えるのか?結構矛盾している。こういったテーマこそ削除されるべきではないのだろうか。
2.2006年6月18日「安倍晋三」というテーマで「次期総理有力候補の安倍晋三官房長官についての記事を書かれたときにトラックバックしてください。」として再びTBPに申請したら、承認された。
3.8月28日にSobaちゃんの記事の削除依頼があった(詳細は「ついにトラックバックピープルから記事の削除依頼が来た!」を参考のこと)。「当方が話題の承認をさせていただいた主旨からずれているように思われます。」という理由からで、その記事を見てみると確かにその通りだったので、Sobaちゃんにメールで安倍のリンクリストからはずすと断った上、リンクからはずし、8月29日にファン・コミュニケーションズの社長である柳澤安慶氏に記事をリンクからはずしたとのメールを書いた。
これがこれまでの経過だが、まだ続きがあって、ここからは、まだ、これまでのブログに書いていなかったことだ。
4.Blog Peopleからの要請でSobaちゃんの記事を安倍NDリンクリストから削除した後に実は柳澤安慶氏から再び下記のようなメールが来た(実際は「美爾依」の代わりにメールアドレスが書かれていた)。
美爾依さま
削除いただいたのはどちらのURLの記事になりますでしょうか?
以下のURLにまだ承認させていただいた主旨と違う利用を促進するような
記述があるのですが。
> http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/06/noabend_fba0.html
こちらでお願いしておりますのは、「2006/06/30
安倍晋三にNO!AbEndキャンペーンに参加しよう。」のエントリー内の
BlogPeopleに関する利用方法の記述の削除です。
よろしくお願いいたします。
BlogPeople事務局
やなぎさわ
ちょっと待ってよ。BlogPeopleのリンクリストから削除しろっていうならわかるけど、その記事自体を削除するなんてなんの権利があって言っているのか。それで、下記のように返事を書いた。
やなぎさわさん、
安倍晋三についてのリンクリストから削除したということです。
私にできるのはリンクリストからの削除で、リンクリストから削除した時点で、その記事はBlog Peopleとは全く関係のない別の記事となっています。記事自体の削除をお願いすることは私にはできません。その作者に直接お願いしてください。
美爾依
その後、柳沢氏からは何の音沙汰もなし。相手はこれで納得したのか、又は、考え中なのかわからない。Sobaちゃんに柳沢氏から削除依頼のメールが行ったかどうかは不明である。
そんな折にTBされた『季節』の「柳澤 安慶さんへのお尋ね」というブログを読んでみたら、ナナナナナント柳沢氏にメールを書いてくださっていたのだ。前にも書いたが、私がSobaさんの記事をリンクからはずしたのは、Blog Peopleに承認された話題の主旨からずれていたからであって、それが安倍晋三を誹謗・中傷していると思われたからではない。しかし、『季節』が主張しているように、批判と誹謗・中傷の違いをはっきりとBlog People側に明確に伝える必要があった。
又、BlogPeopleの会員規約を読んでみると、BlogPeopleが記事の削除を強制できるという規約は全くなかった。つまり、柳沢氏の「当方が話題の承認をさせていただいた主旨からずれているように思われます。」という指摘は理解できたが、その後の「こちらでお願いしておりますのは、「2006/06/30安倍晋三にNO!AbEndキャンペーンに参加しよう。」のエントリー内のBlogPeopleに関する利用方法の記述の削除です。」というリクエストは規約からはずれていることになる。その記事自体の削除を要請するのは越権行為である。たぶん、本人もそれがわかったのかそれ以降はメールがないが、返事をくれてもよさそうなものである。
最後に『BLOG BLUES』が今回の騒動をうまく語っていたので、引用させていただく。
今回の騒動は、表層的には、「世に倦む日日」による「改革ファシズムを止めるブロガー同盟」独裁専横の果ての暴走自爆だが、深層は、「AbEnd」キャンペーンへの妨害、言論の自由への陰湿な干渉である。
関連記事:
『雑談日記』「アホらしくて論評するのもカッタルイのだが、、。」
『季節』「柳澤 安慶さんへのお尋ね」
『BLOG BLUES』「世に倦む日日」は言論人失格
Tags : BlogPeople |
言論の自由 |
AbEnd |
安倍ND |
2006.07.07 (Fri)
安倍が「言論の自由」を破壊する
2006.7.5(その2)
森田実の言わねばならぬ[198]
安倍晋三氏を支持し、「安倍首相」を待望している愚かなる大新聞社の編集者、記者に問う――君たちは安倍晋三官房長官を次の自民党総裁にし、内閣総理大臣にしようとして、世論を安倍支持の方向へ巧みに誘導しているが、本当に日本国民にとって「安倍首相」がよいと考えているのか。それとも、今の政治権力と安倍首相を求める内外の勢力に脅されたり、買収されたりして、安倍首相づくりを推進しているのか。諸君はあまりにも愚かである。
「人間は、何を滑稽だと思うかによって、何よりもよくその性格を示す」(ゲーテ)
大新聞社の編集者、記者の諸君、君たちも読んでいると思うが、『選択』という情報誌がある。『選択』06年7月号の「交差点」(59ページ)下段の「裏通り」の一文を読んだ人は多いだろう。これを読んでもなお、諸君は安倍首相を実現するために働くのか。
『選択』は書店では販売されていない。このため、本ホームページの読者には読んでいない人のほうが多いだろう。その方々のために、以下、「選択」より大切な部分を引用する。
《記事への告訴や抗議が絶えないのは小誌の定めですが、今も次期首相最有力の安倍晋三氏から執拗な訴訟攻勢をかけられています。前編集長時代の六つの記事に対して名誉毀損で訴えてきたのが始まり。損害賠償金として五千万円を支払うとともに、すべての全国紙に謝罪広告を掲載せよと要求してきたのです。裁判官による調停に対しても極めて強硬で、判決まで持ち込まれました(今四月)。内容は、(1)五十万円を支払え、(2)その余の請求はいずれも棄却する――というもの。
当方はこれで手仕まいするつもりでいました。ところが、原告側からこれを不服として控訴してきたのです。それでいま第二回戦をやっているのですが、この裁判の過程で強く感じたことは、安倍氏側のメディアに対する挑戦的、高圧的な姿勢です。全国紙での謝罪を本気でやらせようというのですから尋常ではありません。最近の安倍氏関連記事に対する抗議文も「まだ懲りないのか」といわんばかりの脅迫まがいです。
故竹下登氏はとくに首相在職中、週刊誌から金権などで波状攻撃を受けたものですが、七通とかの訴状を用意して断固告訴を迫った側近に対し、「権力者というものはそういうことをすべきではない」と一蹴したと伝えられています。統治者たる者のひとつの見識。なんたる違いか。(Y)》
「言論の自由」は民主主義の社会において最も大切なものの一つである。政治権力者が、独裁的な考えに立って「言論の自由」を封殺しようとすれば、民主政治は成り立たない。
政治権力者が、独裁政治を求めるのか、民主政治をめざすのか――その境は、言論の自由を認めるのか否かにある。
安倍晋三氏はどちらか。 『選択』の記事を読むと、安倍晋三氏が、「言論の自由」の擁護者ではなく、「言論の自由」の破壊者であり、激しい独裁政治志向の持ち主であることがわかる。
大新聞社の編集者、記者のほとんどは「安倍支持」である。大新聞の記者たちは、安倍氏を首相にしようとしていろいろ画策している。だが、それで本当にいいのか。安倍氏を首相にした瞬間、日本の言論の自由が殺されてしまうおそれ大である。ジャーナリズムは、安倍氏の真の姿を知らせる努力をすべきではないのか。
安倍が裏でこんなことをしているから、道理で統一協会の件もあまりメディアで騒がれなかったわけだね。でも、ブログは政府と癒着することはないので、言いたいことはどんどん書いていいと思う。ただ、『反戦な家づくり』が名誉毀損の警告を受けたように、「言論の自由」を奪おうとする波は、ブログの世界にも押し寄せてきているのも事実だ。『反戦な家づくり』に関しては、相手が悪かっただけかもしれないが、なるべく個人を誹謗・中傷するときは、自分の意見を言うのではなく、本、雑誌、2ちゃんねるなどネットからの引用文を使うようにしようね(笑)。