2011.11.05 (Sat)
西岡武夫参議院議長が肺炎で死去
あまりにも突然、悲報が舞い込んできた。西岡武夫参議院議長が5日未明、肺炎で死去された。突然の悲報とは言っても、9月30日の参議院本会議で、議長席に上る階段でつまずいて転倒しそうになられた西岡議長の体調を心配する声もあった。本人は、帯状疱疹の痛みと睡眠不足による体調不良と説明していた。議会で話すときに、聞き取りにくい部分があったのは、口内にできた帯状疱疹や口内炎のせいだったのかもしれないが、息を切らせながら苦しそうに話していた様子からすると、このときすでに肺炎にかかっていたのかもしれない。
このような状態でも、職務を果たそうとした西岡議長の責任感の強さには、感心させられた。裸の王様に裸であるとはっきりと伝えた子供のように、無能の菅に、無能であることを認めさせて辞任させたのも、西岡議長の功績が大きかった。民主党は、又一人、日本を良い方向に導こうとした有能な政治家を失ってしまった。
下の動画では、西岡議長がテレビのインタビューで、菅内閣不信任案の投票のいきさつについて語っているが、小沢氏が投票場に現れないので、電話で連絡をし、そのときの会話について話している。長い政治活動の中でも、信念を貫き通した気骨ある政治家だった。
2011.05.20 (Fri)
日本政府の隠匿体質
しかし、今日の時事の報道によると、3月12日朝に首相が第1原発を視察する前に、長く公表されなかったSpeediの予測図を放射性物質の流れを知るために利用した可能性があるという。つまり、政府は、128億円もの税金で開発されたSpeediの放射性物質拡散予測図を、国民を放射性物質から守り、避難させるために使ったのではなく、首相の身の安全のためだけに使ったようだ。
オリーブニュースの資料によると、3月15日に2号機が爆発した後、かなり広範囲にわたって高濃度の放射線物質が拡散された様子が伺える。このとき、Speediの情報が公開されていたら、国民も事の重大さを理解して、ただちに避難できただろうが、どのくらいの放射線物質がどこまで拡散したかが政府によって隠匿されていたため、知らずに被曝した人も多くいるだろう。
政府は、福島第一原発事故後、ずっとSpeediデータをリアルタイムで持っていたにもかかわらず、国民がパニックに陥ることを恐れてこの重要な情報を隠していた。もしこれが事実なら、政府の隠匿行為は殺人と同等の犯罪である。たとえ、政府が情報を隠そうとしても、それを国民に公開させるのが、首相の役目である。そして、福島第一原発事故直後に、原子力村からの攻撃などものともせず、原発の全廃を明確に宣言するのが、国民から信頼、尊敬される首相というものである。
菅首相は、どうか。政府の原発事故情報の隠匿に手を貸し、国民の安全は無視して自分の安全のことだけを考える。本来なら、国民から石を投げられて当然の人物が、いまだに首相の地位にしがみつき、のうのうと暮らしている。日本国民はどこまでお人よしなのか。政治家でも、菅首相に面と向かって早期退陣を求めているのは、小沢一郎氏と西岡武夫参院議長くらいしかいないというのもまたなさけない。野党も腰抜けばかりで、指をくわえてみているだけ。こんなことだから、日本の政治家は国民から信用されないのだ。
そんな中で、京大原子炉実験所の小出裕章教授が、5月23日(月)に参議院の行政監視委員会に、孫正義氏、後藤政志氏、石橋克彦氏と共に招かれているという。政府のこれまでの隠匿体質を批判し、ぜひ、真実を追究していただきたい。
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2009.03.11 (Wed)
小沢元秘書、石川知裕衆院議員(北海道11区で中川昭一の対抗馬)が事情聴取
今度は、小沢代表秘書を10年間勤めたことのある石川知裕衆院議員が、当時、陸山会の事務担当で、取り調べ中の小沢秘書、大久保氏を補佐する立場にあったという理由だけで東京地検から、参考人聴取された。『国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行』によると、そんな小さなことが大々的に夕刊の一面に記載されたそうだ。
小沢代表元秘書・石川衆院議員から参考人聴取…東京地検
小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は10日、陸山会の事務担当者を務めていた小沢代表の元秘書で民主党の石川知裕衆院議員(35)(比例北海道)から参考人として事情聴取した。
陸山会での会計処理の手続きや、同法違反容疑で逮捕された小沢代表の公設第1秘書・大久保隆規容疑者(47)の役割について確認したとみられる。関係者によると石川議員は当初、特捜部の出頭要請を拒んでいたという。
石川議員は2000~04年、陸山会の事務担当者を務め、当時、同会の会計責任者だった大久保容疑者を補佐する立場にあった。
(2009年3月11日03時49分 読売新聞)
このゴミ売り偏向新聞の記事を読むと、石川議員が出頭を拒んでいたことを批判しているみたいだけど、石川議員にしたら、もっと悪質な献金を受け取っていた二階や森は放置プレーなのに、どうして自分が彼らよりも先に聴取されなくちゃならないんだって思うのも当然だろう。
『きっこのブログ』の「自分の頭で考えるということ」というエントリーでは、東京地検特捜部が石川議員に出頭を求めた裏には、次の衆院選で石川議員と同じ「北海道11区」から出馬する泥酔大臣アル中川を当選させるために対抗馬である石川議員をいまのうちに潰しておこうということがあるのではないかと書いているが、私も今回の事情聴取がこれだけすばやく政府御用新聞から公にされた裏には、検察のリークを垂れ流して、少なくとも、石川議員に汚れたイメージを植えつけておこうという魂胆があるのだと思う。
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