2009.06.24 (Wed)
東国原知事はジョークでなく、本気で自民党総裁になろうとしていた
まあ、東国原知事がその気になるのも当然だろう。麻生のやり方を見て、麻生が務まるんだから、俺だってと思うのも不思議はない。でも、衆院選後は政権交代だから、総理になれるとは思えない。せいぜい自民党総裁どまりだろう。
東国原知事は、古賀との会談後の記者会見で、「どの党からの依頼も同じような回答か。」という質問に、「私の提案、提言をのんでいただけるなら、政党は関係ない。」と答えているが、民主党が依頼するわけないだろっちゅうの(爆)。
この件に対する与野党議員の意見をニュースからまとめてみた。
まずは、民主党の反応から。
「知事の1期目も終えていない中で、政党を救うために知事の職を投げ捨てるみたいな発想が、県民や国民に理解されるのか。疑問があるのではないか」
東国原氏の力量については「宮崎県の宣伝マンとしての活躍は素晴らしいが、国会議員にふさわしいかはコメントする状況ではない」(鳩山由紀夫代表)
「(総裁候補にと)言う方も言う方だが、言われる方も言われる方だ。自民党はピエロだ」(選対幹部)
「ポピュリズムの極みだ。古賀氏ははらわたが煮えくり返っているだろう。首相も哀れだ」(民主党国対幹部)
「同知事が総裁候補とすることを出馬の条件に挙げたことには「自民党の値打ちが下がったということだ」(岡田克也幹事長)
次に自民党の反応。
「東国原氏から『次期総裁に』と言われると、やはり自民党は麻生首相では戦えない、というメッセージになりかねない」(首相に近い党幹部)
「麻生では駄目だと知事に言わせたのでは」(山崎派ベテラン)
「自民党がこけにされた。結果としてなめられたというか、足元を見透かされた感じがする」(鳩山邦夫前総務相)
「おちょくったような気持ちで言っておられるとは思わない」(麻生首相)
「本当に情けない。(党には)人材はいっぱいいる。古賀さんの責任をきちんと追及すべきだ。場合によっては(古賀氏には)即刻辞任してもらうようなことがあっていい」(丸山和也参院議員)
「東国原氏も(出馬を)考えていないという代わりに、ジョークみたいな感じで答えたわけだから。『出馬しない』という言い方がそういう言い方になった」(細田幹事長)
「(東国原氏は)直ちに麻生太郎首相の交代を求めるとかでなく、どのくらい本気で候補者の選別を行っているのか、(古賀氏に)覚悟を聞いたのではないか」(河村建夫官房長官)
公明党の反応。
「今の段階ではプラスにならない」(漆原良夫国会対策委員長)
橋下知事の反応。
「本当に言ったんですか? しゃれとしか思えない」(橋下知事)と笑い飛ばすだって。
でも、東国原知事本人の弁を聞いてみると、ジョークでもしゃれでもこけにしたのでもなめたのでもなく、本気で総理になろうとしていたのだった(爆)。
「この国をどうにかしないといけない。地方が抱える諸問題、行政課題は大変だ。それを考える党になってほしい。党の自浄能力が欠落しているように映る。だから、党の内部を変えるのではなくて外部から新しい風を入れて、血液を入れ替える覚悟が必要だ。そういう覚悟を国民に示すべき時期じゃないか。党の内部でのマイナーチェンジはもう通用しない。」
さて、この件で、古賀は辞任に追い込まれるのか。なわけないよね。もう本当に自民党は人材不足だから、わらをもつかみたいと切実に思ったのだろう。古賀氏が出馬要請のため宮崎に向かったことは少なくとも麻生は知っていたということだから、これは、古賀氏の個人プレーでもなんでもなくて、麻生が河村官房長官らと相談して古賀氏に依頼したのではないかと思う。ということは、麻生は、自分の思い通りになりそうな後任者を模索中ということか?
Tags : 東国原知事 |
自民党総裁 |
衆議院選挙 |
解散 |
総選挙 |
民主党 |
自民党 |
麻生太郎 |
2009.05.04 (Mon)
衆院選:自民が落選危機の67激戦区
「北海道では町村信孝、中川昭一、武部勤の大物3人が落選危機で、このうち、どうにかピンチを脱したのは町村ひとりです。岩手の鈴木俊一、山形の遠藤利明も苦戦中。いずれも大臣、副大臣経験者ですから、ゾッとします」(与党選挙対策関係者)
福島2区の根本匠は政調副会長だが民主の元キャバ嬢、太田和美に引き離されている。15兆円のバラマキで、どこまで挽回できるか。茨城1区の元絆創膏(ばんそうこう)大臣、赤城徳彦もヤバイ。3区の葉梨も実は苦戦が伝えられている。さらに党総務会長の笹川堯、元農相の谷津義男も、このままではアウトだ。
「共産党が候補者を立てないことで、自民候補が一転ピンチになった選挙区も多い。相手の民主党候補に共産票が上乗せされるからです。埼玉14区の三ツ林なんかは学会・公明票がフル稼働しないと逆転負けです」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)
文科相をやった小坂憲次の長野1区も激戦。元首相、森喜朗の石川2区も「自民がヤバイ」激戦区だ。
「対立候補の田中美絵子さんは民主党の名古屋市長選候補、河村たかし氏の秘書上がりで、参院・民主党の基礎票がある上に、美人で評判がすごくいい。母親の介護経験もあり、社会福祉政策が評価されています」(ジャーナリスト・横田一氏)
そのほか、海部俊樹、川崎二郎、中馬弘毅、渡海紀三朗、山崎拓、太田誠一、久間章生、保岡興治ら、大臣経験者が軒並み討ち死にしそうなのだ。
時事通信の5月2日付けの記事、「チェンジ」の風に揺らぐ地盤=自民、実力者も危機感-衆院選 という記事でも、愛媛1区で、塩崎恭久が、地元では塩崎よりもよほど知名度の高い元アナウンサーの永江孝子氏に、又、石川2区ではサメの脳みそしかないザウルス・森が民主党の美人刺客、元河村たかし秘書の田中美絵子氏にかなりの危機感を感じているらしいと書かれている。

田中美絵子氏って、少し前に美しすぎる政治家として話題になった青森の議員並みかそれ以上に美人だね。果たして、「姫のトラ退治」ならぬ「姫のサメ退治」となるか!(笑)
Tags : 衆議院選挙 |
民主党 |
永江孝子 |
田中美絵子 |
自民党 |
塩崎恭久 |
森喜朗 |
愛媛1区 |
石川2区 |
ごくせん |
2008.09.15 (Mon)
民主党小沢代表が国替えを決心した理由

台風の前触れか、今日は蒸し暑い一日だった
やっと台風が去ったようなので、ゆっくりブログを書けそうだ(安堵)。
選挙の達人、小沢代表が大きな勝負に出たようだ。次期衆院選で岩手から出馬せずに、公明党の太田昭宏代表の地元、東京12区か又は関東のどこかで出馬することを決めたようだ。
前回(2005年)の衆議院選挙の東京ブロックでの当選者のリストを作ってみて、驚いたのだが、小選挙区では、自民党が圧勝していたのだ。民主党で勝利したのは、第18区(武蔵野市、府中市、小金井市)で菅直人氏のみ。12区で公明党の太田氏が当選しているが、あとは、ずらっと自民党議員の名前が並ぶ。小沢代表が東京から出馬しようと思ったのもうなずける。
しかし、3年前と今の国民感情や国民の生活状況は全く異なる。得票数を見てみると、自民党が勝利した全ての選挙区で民主党候補者がわずかな差で次点となっていることからも、今、衆院選をやれば、自民党と民主党の地位は逆転するのは間違いないだろう。
東京ブロック
小選挙区選出議員
定数25 ‐ 自由民主党23、民主党1、公明党1
選挙区 区域 2005年衆院選当選者
第1区 (千代田区、港区、新宿区) 与謝野馨(自民党)
第2区 (中央区、文京区、台東区) 深谷隆司(自民党)
第3区 (品川区、大田区の一部、島嶼部) 石原宏高(自民党)
第4区 (大田区、第3区に属しない区域) 平将明(自民党)
第5区 (目黒区、世田谷区の一部) 小杉隆(自民党)
第6区 (世田谷区、第5区に属しない区域) 越智隆雄(自民党)
第7区 (渋谷区、中野区) 松本文明(自民党)
第8区 (杉並区) 石原伸晃(自民党)
第9区 (練馬区、第10区に属しない区域) 菅原一秀(自民党)
第10区(豊島区、練馬区の一部) 小池百合子(自民党)
第11区(板橋区) 下村博文(自民党)
第12区(北区、足立区の一部) 太田昭宏(公明党)
第13区(足立区(第12区に属しない区域) 鴨下一郎(自民党)
第14区(墨田区、荒川区) 松島みどり(自民党)
第15区(江東区) 木村勉(自民党)
第16区(江戸川区、第17区に属しない区域)島村宜伸(自民党)
第17区(葛飾区、江戸川区、江戸川区小岩事務所管内) 平沢勝栄(自民党)
第18区(武蔵野市、府中市、小金井市) 菅直人(民主党)
第19区(小平市、国分寺市、国立市、西東京市) 松本洋平(自民党)
第20区(東村山市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市)木原誠二(自民党)
第21区(立川市、昭島市、日野市) 小川友一(自民党)
第22区(三鷹市、調布市、狛江市、稲城市) 伊藤達也(自民党)
第23区(町田市、多摩市) 伊藤公介(自民党)
第24区(八王子市) 萩生田光一(自民党)
第25区(青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、西多摩郡)井上信治(自民党)
民主党は、田中真紀子氏を10区に送って、恥知らずなマダム寿司をつぶし、小沢氏は1区で与謝野と闘うべきだ。12区のナンミョ-など、どうでもいいではないか。今回は、自民党の征伐に絞るべきだ。そうでなくても、すでに官僚や道路族、大企業などを敵に回しているのだ。その上、公明党まで敵に回したら、いくら選挙の達人と言われる小沢代表でも、かなわないだろう。
麻生太郎が総理になった暁には、麻生内閣で高い地位が約束された偽装総裁候補者たちが衆院選で落選して、閣僚に入れなかったら面白いじゃないか。国民生活を破壊した麻生も含む小泉総裁選茶番劇の5人衆を落選させるために国民は団結するべきだ。
比例代表選出議員
定数17 ‐ 自由民主党7、民主党6、公明党2、日本共産党1、社会民主党1
自民党:猪口邦子、土屋正忠(東京18区)、愛知和男、安井潤一郎、若宮健嗣、大塚拓、清水清一朗
民主党:松原仁(東京3区)、長妻昭(東京7区)、長島昭久(東京21区)、小宮山洋子(東京6区)、加藤公一(東京20区)、末松義規(東京19区)
公明党:高木陽介 高木美智代
共産党:笠井亮
社民党:保坂展人
前回、比例代表として、又その前は第6区から出馬していた保坂展人氏も、社民党と民主党との「選挙協力」のための話し合いの末、第8区から出馬することになった。私腹を肥やすことしか頭にない極右爺、石原都知事の息子、石原伸晃の選挙区だ。石原も小泉と同じように日本経済をだめにした新自由主義の最たる主導者である。その上、戦争を美化するような映画も作っている。そんな悪のDNAを受け継いだ石原伸晃を落選させるべく、がんばっていただきたい。
岩手県
1区 階猛(民主党)
2区 鈴木俊一(自民党)
3区 黄川田徹(民主党)
4区 小沢一郎(民主党)
一方、岩手では、4区のうち、3区を民主党が勝ち取った。政権交代のため、命をかけて今回の衆議院選挙に挑む小沢代表の気持ちを、地元の人はきっと理解してくれるだろう。小沢代表のかわりに新人が出馬しても、小沢代表の地盤が固い岩手なら、きっと勝てるはずだ。
参考資料:
衆議院議員一覧(ウィキペディア)
Yahoo!みんなの政治(小選挙区)
植草一秀の『知られざる真実』「茶番の自民党総裁選」解説
退路を絶って、選挙に賭ける小沢代表を応援したいと思ったら、今日もランキングの応援、よろしくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
Tags : 衆議院選挙 |
東京ブロック |
小選挙区 |
比例代表 |
12区 |
民主党 |
小沢一郎 |
国替え |
保坂展人 |